JP5699529B2 - 3dディスプレイ用フィルム - Google Patents

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Description

本発明は、3次元(3D)表示のプラズマディスプレイパネル(PDP)や液晶ディスプレイパネル(LDP)に適用され、表示時の輪郭のボヤケがなく、画像をくっきりさせることができる3Dディスプレイ用フィルムに関する。
近年、プラズマディスプレイパネル、液晶ディスプレイパネル等の電子画像表示装置(電子ディスプレイ)は、テレビやモニター用途として著しい進歩を遂げ、広く普及している。これら電子ディスプレイは、光の三原色である赤、青、緑の組み合わせでカラー画像を表示するものであるが、色の鮮明性や再現性に基づく画像の明確性が従来から課題となっている。例えば、一般的な電子ディスプレイにおける発光スペクトルでは、上記光の三原色に相当する波長のピークの他に、これらとは異なる色の波長ピークも含まれている。このような光の三原色とは異なる波長ピークは、赤、青、緑の鮮明性を阻害し画像ボヤケの要因となるノイズであり、電子ディスプレイにおいては不要な発光波長である。したがって、このような不要発光波長の光を抑えるために、その波長の光を選択的に吸収する色素を含有する光学フィルタを用いることが有効である。
そこで、例えば特許文献1では、二次元(2D)表示のPDPの表面に、570〜600nmに吸収極大波長を有する色素を含有する層を備える光学フィルタを設けている。これによれば、オレンジ色に近い570〜600nmの発光波長を選択的に吸収することで、2D表示のPDPより発せられる各色の鮮明性や再現性の向上に寄与することができるとされている。
特開2001−228323号公報
また、さらに近年では、左右の眼にそれぞれ異なる画像を見せることで画像を三次元立体的に知覚させる3D画像表示装置(3Dディスプレイ)も開発されている。当該3Dディスプレイでは、左右の画像が切り替わる際の画像のちらつきによる画像のボヤケ(フリッカー)や、左右の映像が他方への混入することによる画像のボヤケ(クロストーク)が問題となっている。
一方、画像のボヤケに関しては、視聴者の眼球に付着したタンパク質も要因となり得る。当該タンパク質は、眼球の表面へ一時的に付着したもののほか、加齢とともに眼球の水晶体に付着するものもある。加齢に伴うタンパク質の付着は避けることができず、これが多量に蓄積されて悪化したのが白内障である。なお、当該タンパク質の大きさは、直径約585nmであることがわかっている。そして、眼球にタンパク質が付着していると、当該タンパク質によって波長585nmの光が散乱することで、画像の明確性に悪影響を及ぼし得る。しかし、左右両眼で1つの画像を視認する2Dディスプレイにおいては、白内障を発症していない限り、当該タンパク質による悪影響は殆ど無視できる程度に小さい。
しかしながら、3Dディスプレイにおいては、左右の眼でそれぞれ異なる画像を視認するという特有の機構により、各眼における負荷が大きい。そのため、眼球に付着したタンパク質の影響は大きく、例え白内障を発症していなくても、3Dディスプレイにおいてはタンパク質に起因する画像のボヤケが2Dディスプレイに比して顕著となる。
これに対し特許文献1では、2Dディスプレイの発光スペクトルにおいて特定の不要な発行波長を選択的に吸収しているが、3Dディスプレイに特有の問題に関しては着目していない。すなわち、タンパク質に起因する画像のボヤケに対しては対応していない。したがって、特許文献1の光学フィルタを3Dディスプレイに適用したとしても、3Dに特有の画像のボヤケであるフリッカーやクロストークを的確に抑制することはできない。
そこで、本発明の目的とするところは、3D表示のディスプレイにおいて画像のボヤケを抑制し、画像をくっきり見せることができる3Dディスプレイ用フィルムと、これを用いた光学フィルタを提供することにある。
本発明の上記目的は、次の手段により達成できる。
(1)透明基材フィルムに、極大吸収波長が585±1nmの色素を含有する層が積層されて成り、前記色素の含有量が0.129〜0.150g/m 2 であり、前記色素の極大吸収波長における透過率が2%以下である、視聴者の眼球に付着したタンパク質による画像のボヤケを抑制するための3Dディスプレイ用フィルム。
(2)透明な基材上に(1)に記載の3Dディスプレイ用フィルムを備えた光学フィルタ。
本発明によれば、3Dディスプレイ用のフィルムないしこれを用いた光学フィルタに、極大吸収波長が585±1nmの色素を有する層を設けているので、眼球に付着したタンパク質による光の散乱が抑制される。しかも、当該効果は左右双方の眼においてそれぞれ発揮される。これにより、右目と左目にそれぞれ異なる画像を見せることで立体感を与えることで、タンパク質に起因した画像のボヤケが2Dディスプレイより顕著な3Dディスプレイにおいて、画像のボヤケを的確に抑制することができる。而して、視聴者はくっきりした3D画像を知覚することができる。
以下、本発明について詳しく説明する。本発明のフィルムは、透明基材フィルムと極大吸収波長が585±1nmの色素を含有する層とを有し、本発明の光学フィルタは、当該フィルムを透明な基材上に積層してなる。これらフィルムないし光学フィルタは、3Dディスプレイ用として使用される。詳しくは、3次元(3D)表示のプラズマディスプレイパネル(PDP)や液晶ディスプレイパネル(LDP)に適用される。
<3Dディスプレイ>
本発明の適用対象である3Dディスプレイとは、3次元画像を知覚させる装置であり、左右の眼に別々の画像を見せることで立体感(3D)を与えるものである。左右の眼に別々の画像を見せるために眼鏡を利用するものと、眼鏡を必要とせずに裸眼のままで立体感を与えるものの2種に大別できる。本発明は裸眼、眼鏡を利用するもの両タイプに適用できる。
眼鏡を利用するものとしては、アクティブ眼鏡方式(左右用画像を交互に切り替える方式)及びパッシブ眼鏡方式(パネルに偏光フィルターを貼り合わせ、隣り合う画素に左右用の画像を表示する方式)が挙げられる。一方、裸眼のまま利用できるものとしては、レンチキュラーレンズ方式(レンチキュラーレンズシートを通すことで視線が変化し左右で異なる画像を視認する方式)、パララックスバリア方式(バリア層(スイッチ液晶あるいは視差バリアフィルム)を用いて左右の画像を分ける方式)、裸眼時差分割方式(バックライトからの光を左右方向に制御し、これに同期させて表示用液晶ディスプレイに時分割で視差画像を表示する方式)、液晶2枚方式(一定距離を置いた2枚のパネルを配置し、色の濃淡や物理的距離により奥行き感を表示する方式)、フローティングビジョン方式(ディスプレイ前面にマイクロレンズアレイを用いて空間に実像を結像させる方式)等が挙げられる。
<ディスプレイ用フィルム>
本発明のフィルムの基本的構成自体は、従来から公知のものを特に制限なく使用できる。具体的には、透明基材フィルムの表面及び/又は裏面に各種機能層が積層されて成る。透明基材フィルムの表面に積層される機能層としては、例えばハードコート層、反射防止層(低屈折率層)、干渉防止層(高屈折率層)などが挙げられる。透明基材フィルムの裏面に積層される機能層としては、例えば粘着層、近赤外線遮蔽(NIRA)層、電磁波遮蔽層、または近赤外線遮蔽機能を付与した粘着(NIRA粘着)層などが挙げられる。これらの機能層は、表面及び/又は裏面において単層(1種)のみでもよいし、複数(2層以上)積層することもできる。これら各種機能層のうち、少なくとも透明基材フィルムの裏面へ粘着層又はNIRA粘着層を設ける。
透明基材フィルムの表面に機能層を積層する場合は、ハードコート層を必須の構成とし、反射防止層や干渉防止層は必要に応じて積層することが好ましい。複数の機能層を積層する場合、反射防止層はハードコート層の上層(表面側)に設ける。干渉防止層も設ける場合は、干渉防止層は反射防止層の下層(透明基材フィルム側)に設ける。一方、透明基材フィルムの裏面に積層させる機能層では、粘着層又はNIRA粘着層を必須の構成とし、NIRA層や電磁波遮蔽層は必要に応じて積層することが好ましい。複数の機能層を積層する場合、基本的には粘着層又はNIRA粘着層が最裏層となるように積層する。但し、光学フィルタとして使用する場合は、各機能層の積層順は問わない。例えば、粘着層又はNIRA粘着層を透明基材フィルムの直裏面に設ける一方、電磁波遮蔽層は光学フィルタの基材上に形成することもできる。
そのうえで、本発明のフィルムには、上記いずれかの機能層中に、極大吸収波長が585±1nmの色素を含有している。
<透明基材フィルム>
透明基材フィルムは、透明性を有している限り特に制限されない。そのような透明基材フィルムを形成する材料としては、例えばポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリアリレート、トリアセチルセルロース、ポリエーテルスルフォンなどである。これらのうち、ポリエステル、特にポリエチレンテレフタレートが成形の容易性及び、コストの点で好ましい。
透明基材フィルムの厚みは、好ましくは25〜400μm程度、より好ましくは50〜200μm程度である。透明基材フィルムの厚みが25μmより薄い場合や400μmより厚い場合には、ディスプレイ用フィルムの製造時及び使用時における取り扱い性が低下する。
<ハードコート層>
ハードコート層は、フィルムに表面硬度を付与し、表面の傷や汚れ等を防止するための層であり、この種のフィルムにおいて従来から一般的に設けられている公知のものでよく、特に制限されない。ハードコート層は、紫外線(UV)や電子線(EB)等の活性エネルギー線を照射することにより硬化反応を生じる活性エネルギー線硬化型樹脂や熱硬化性の反応性珪素化合物等を含んで成る。活性エネルギー線硬化型樹脂としては、単官能(メタ)アクリレートや多官能(メタ)アクリレートが挙げられる。ここで、本明細書における「(メタ)アクリレート」とは、アクリレートとメタクリレートの双方を含む総称を意味する。単官能(メタ)アクリレートとしては、例えば(メタ)アクリル酸アルキルエステル、(メタ)アクリル酸(ポリ)エチレングリコール基含有(メタ)アクリル酸エステル等が挙げられる。多官能(メタ)アクリレートとしては、多価アルコールと(メタ)アクリル酸とのエステル化合物、ウレタン変性アクリレート等の(メタ)アクリロイル基を2個以上含む多官能重合性化合物等が挙げられる。反応性珪素化合物としては、テトラエトキシシランが挙げられる。これらのうち生産性及び硬度を両立させる観点より、紫外線硬化性多官能アクリレートを主成分として含む組成が好ましい。
<反射防止層>
反射防止層(低屈折率層)は、透明基材フィルムよりも光の屈折率が相対的に低い層であり、この種のフィルムにおいて従来から一般的に設けられている公知のものでよく、特に制限されない。反射防止層は、ディスプレイの画像表示に影響を与える蛍光灯などの外光の反射や映り込みを防止する層である。反射防止層の屈折率は少なくとも1.50以下であり、好ましくは1.25〜1.45である。屈折率が1.50を超える場合には、低屈折率層が十分な反射防止性能を発現することができなくなる。
反射防止層は、単官能(メタ)アクリレートや多官能(メタ)アクリレート等の活性エネルギー線硬化型樹脂を主体成分とする。また、反射防止層には、光の屈折率を積極的に低下させる無機微粒子が含有されていることが好ましい。当該無機微粒子としては、例えば屈折率が1.20〜1.40程度のコロイダルシリカや中空シリカ等が挙げられる。無機微粒子の平均粒子径は、10〜100nm程度が好ましい。
<干渉防止層>
干渉防止層(高屈折率層)は、低屈折率層よりも光の屈折率が相対的に高い層であり、透明基材フィルムと反射防止層の密着性を高めたり、反射防止層の反射防止機能を向上する層である。当該干渉防止層も、この種のフィルムにおいて従来から一般的に設けられている公知のものでよく、特に制限されない。干渉防止層も、反射防止層と同様に活性エネルギー線硬化型樹脂を主体成分とするが、反射防止層より屈折率が0.1以上高いことが好ましい。
上記のハードコート層、反射防止層、干渉防止層は、溶剤にこれらの主体を成す活性エネルギー線硬化型樹脂、重合開始剤、及び必要に応じて添加されるその他の添加剤等を含む塗布液を、塗布、乾燥、硬化して形成される。
<近赤外線遮蔽層>
近赤外線遮蔽層は、ディスプレイより発せられる近赤外線によるリモートコントローラ等の周辺機器の誤作動を防止する層である。近赤外線遮蔽層も、この種のフィルムにおいて従来から一般的に設けられている公知のものでよく、特に制限されない。近赤外線遮蔽層は、バインダー樹脂に近赤外線遮蔽(NIRA)色素を含有させた層であり、有機溶剤で希釈した近赤外線遮蔽層塗布液を、塗布、乾燥して作成される。近赤外線遮蔽層に含まれるバインダー樹脂は、透明性を有していれば特に限定されない。そのようなバインダー樹脂として、例えばポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、メラミン樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリビニル樹脂、ポリビニルアルコール樹脂などである。中でも、近赤外線吸収色素の分散性や、近赤外線遮蔽層自体の透明性、耐久性の観点から、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂が好ましい。
近赤外線遮蔽層に含まれる近赤外線遮蔽色素は、近赤外領域に吸収を有する色素であるならば、特に限定されない。そのような色素として、例えばポリメチン系、シアニン系、フタロシアニン系、ナフタロシアニン系、ジチオール金属錯塩系、ナフトキノン系、アントロキノン系、トリフェニルメタン系、アミニウム系、ジインモニウム系などである。これらの近赤外線遮蔽色素は、一種ののみを単独で用いてもよいし、必要に応じて二種以上を併用しても良い。この中でも、安定性の観点よりジイモニウム系の色素が好ましい。
<電磁波遮蔽層>
電磁波遮蔽層は、ディスプレイより発せられる人体に有害な電磁波の漏洩を防止する層であり、この種のフィルムにおいて従来から一般的に設けられている公知のものでよく、特に制限されない。電磁波遮蔽層は、一般に表面抵抗が10Ω/□以下、好ましくは0.001〜5Ω/□の範囲、より好ましくは0.005〜5Ω/□となるように設定される。表面抵抗が10Ω/□より大きいと、電磁波遮蔽層を厚膜とする必要があり、透過率が低下してしまう。電磁波遮蔽層としては、メッシュ状の導電層としたり、或いは、気相成膜法等により得られる平膜層とすることもできる。平膜層としては、代表的には錫ドープ酸化インジウム(ITO)等の金属酸化物からなる透明導電薄膜が挙げられる。さらに、ITO等の金属酸化物の誘電体膜とAg等の金属層との交互積層体とすることもできる。メッシュ状の導電層としては、金属繊維及び金属被覆有機繊維の金属を網状にしたもの、透明フィルム上の銅箔等の層を網状にエッチング加工し、開口部を設けたもの、透明フィルム上に導電性インクをメッシュ状に印刷したもの、等を挙げることができる。
<粘着層>
粘着層は、上記各種機能層を備えるフィルムを、透明な基材へ貼合して光学フィルタとしたり、当該フィルムを3Dディスプレイパネルへ直接貼着するための層であり、粘着樹脂組成物から成る。粘着樹脂組成物もこの種のフィルムにおいて従来から一般的に使用されている公知のものでよく特に限定されないが、被着体(光学フィルタの基材)との接着力の観点から(メタ)アクリル系樹脂を主成分とする(メタ)アクリル系粘着樹脂組成物が好ましい。(メタ)アクリル系樹脂としては、例えばメチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート等のアルキル(メタ)アクリレートと(メタ)アクリル酸とを重合した重合体等を用いることができる。(メタ)アクリル系樹脂を形成する単量体は特に制限されず、従来公知の単量体を用いることができる。
粘着樹脂組成物には架橋剤が含まれていることが好ましい。この架橋剤は特に限定されないが、例えばイソシアネート系架橋剤等が好適に用いられる。粘着樹脂組成物にはフィルムの機能を損なわない限りにおいて、その他の添加剤が添加されていても良い。その他の添加剤としては、例えば酸化防止剤、紫外線吸収剤等が挙げられるが、これらに制限されない。また、その他の添加剤は従来公知の化合物を用いることができる。上記近赤外線遮蔽層記載の色素を粘着層に含有させてもよい。
<光学フィルタ>
上記のように、ディスプレイ用フィルムは3Dディスプレイパネルに直接貼着することもできるが、透明な基材にディスプレイ用フィルムを積層した光学フィルタとしたうえで、当該光学フィルタを3Dディスプレイパネルに貼着することもできる。光学フィルタ用の透明な基材としては、代表的にはガラスが挙げられる。光学フィルタも、これの裏面に設けられた上記と同様の粘着層を介して、3Dディスプレイパネルに貼着される。
<極大吸収波長が585±1nmの色素>
極大吸収波長が585±1nmの色素は、上記いずれかの機能層に含有されていれば良い。本発明で使用できる色素としては、極大吸収波長が585±1nmであれば特に限定されず、シアニン系色素やテトラアザポルフィリン系色素が挙げられる。代表的にはシアニン系色素である1,1- ジ(4-イソプロポキシフェニルエチル)-3,3,3’,3’テトラメチル-5,5’-ジニトロインドカーボシアニン・パークロレートが挙げられる。市販のものとしては、アデカアークルズTY-15(ADEKA社製、極大吸収波長:586nm)、NK-5451(林原生物化学研究所製、極大吸収波長:585nm)等のシアニン系色素や、PD-311F(山本化成製、極大吸収波長:585nm)、TAP-12(山田化学製、極大吸収波長:585nm)、TAP-45(山田化学製、極大吸収波長:585nm)等のテトラアザポルフィリン系色素がある。
当該色素の含有量は、過度に少ないと画像のボヤケを抑制する効果が十分得られず、逆に過度に多いとフィルムないし光学フィルタとしての透過率が低くなる。したがって、当該色素の含有量は、単位面積における存在量で0.005〜0.150g/m2程度が好ましい。また、極大吸収波長における透過率は0〜50%であることが好ましい。当該色素は、各種機能層用の塗布液に添加しておけばよい。
以下、実施例及び比較例を挙げて前記実施形態をさらに具体的に説明する。
《製造例1−1》反射防止層用塗布液の調整
中空シリカ50質量部と、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(DPHA)50質量部と、光重合開始剤〔チバスペシャルティケミカルズ(株)製、イルガキュア907〕4質量部と、イソプロピルアルコール4000質量部とを混合して反射防止層用の塗布液を得た。
《製造例1−2》色素含有反射防止層用塗布液の調整
中空シリカ50質量部と、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(DPHA)50質量部と、色素(山本化成製、PD-311F、極大吸収波長:585nm)1質量部と、光重合開始剤〔チバスペシャルティケミカルズ(株)製、イルガキュア907〕4質量部と、イソプロピルアルコール4000質量部とを混合して色素含有反射防止層用の塗布液を得た。
《製造例2−1》ハードコート層用塗布液の調整
DPHA30質量部と、酸化ジルコニア70質量部と、光重合開始剤〔チバスペシャルティケミカルズ(株)製、イルガキュア907〕4質量部と、イソプロピルアルコール100質量部とを混合してハードコート層用の塗布液を得た。
《製造例2−2》色素含有ハードコート層用塗布液の調整
DPHA30質量部と、酸化ジルコニア70質量部と、色素(山本化成製、PD-311F、極大吸収波長:585nm)1質量部と、光重合開始剤〔チバスペシャルティケミカルズ(株)製、イルガキュア907〕4質量部と、イソプロピルアルコール4000質量部とを混合してハードコート層用の塗布液を得た。
《製造例3−1》NIRA粘着層用塗布液の調整
n−ブチルアクリレート95.5質量部と、アクリル酸4.5質量部と、2−ヒドロキシエチルメタクリレート1質量部と、アゾビスイソブチロニトリル0.4質量部と、酢酸エチル90質量部と、トルエン60質量部とを混合し、窒素雰囲気下で混合物を65℃に加温して10時間重合反応を行い、アクリル樹脂組成物を調製した。このアクリル樹脂組成物にコロネートL〔日本ポリウレタン(株)製ポリイソシアネート〕1質量部、および固形分濃度が20質量%となるように酢酸エチルを加えることにより、粘着樹脂組成物Aの固形分濃度20質量%溶液を得た。
次に、ガラス容器に下記一般式(1)で示されるビス[ビス(トリフルオロメタンスルホン)イミド酸]−N,N,N’,N’−テトラキス[p−ジ(イソプロピルオキシエチル)アミノフェニル]−p−フェニレンジアミン(一般式(1)におけるR〜Rは全てイソプロピルオキシエチル)(これを色素Aと称す)0.2質量部と、トルエン3.8質量部と、平均粒子径0.8mmのガラスビーズとをそれぞれ加えてペイントシェイカーで3時間撹拌振とうした後、ガラスビーズを濾別して、微粒子分散液A(固形分濃度5質量%、平均粒子径0.015μm)を得た。続いて、粘着樹脂組成物Aの固形分濃度20質量%溶液500質量部に上記微粒子分散液A26質量部(固形分換算1.3質量部)を加えて撹拌混合することにより、NIRA粘着層用の塗布液を得た。
Figure 0005699529
《製造例3−2》色素含有NIRA粘着層用塗布液の調整
n−ブチルアクリレート95.5質量部と、アクリル酸4.5質量部と、2−ヒドロキシエチルメタクリレート1質量部と、アゾビスイソブチロニトリル0.4質量部と、酢酸エチル90質量部と、トルエン60質量部とを混合し、窒素雰囲気下で混合物を65℃に加温して10時間重合反応を行い、アクリル樹脂組成物を調製した。このアクリル樹脂組成物にコロネートL〔日本ポリウレタン(株)製ポリイソシアネート〕1質量部、および固形分濃度が20質量%となるように酢酸エチルを加えることにより、粘着樹脂組成物Aの固形分濃度20質量%溶液を得た。
次に、ガラス容器にビス[ビス(トリフルオロメタンスルホン)イミド酸]−N,N,N’,N’−テトラキス[p−ジ(イソプロピルオキシエチル)アミノフェニル]−p−フェニレンジアミン(一般式(1)におけるR〜Rは全てイソプロピルオキシエチル)(これを色素Aと称す)0.2質量部と、トルエン3.8質量部と、平均粒子径0.8mmのガラスビーズとをそれぞれ加えてペイントシェイカーで3時間撹拌振とうした後、ガラスビーズを濾別して、微粒子分散液A(固形分濃度5質量%、平均粒子径0.015μm)を得た。続いて、粘着樹脂組成物Aの固形分濃度20質量%溶液500質量部に上記微粒子分散液A26質量部(固形分換算1.3質量部)及び色素(山本化成製、PD-311F、極大吸収波長:585nm)1質量部を加えて撹拌混合することにより、色素含有NIRA粘着層用の塗布液を得た。
《製造例3−3》色素含有NIRA粘着層用塗布液の調整
山本化成製色素PD-311Fを1質量部の山田化学製の色素(TAP-2、極大吸収波長:585nm)に代えた以外は、製造例3−2に準じて色素含有NIRA粘着層用の塗布液を調整した。
《製造例3−4》色素含有NIRA粘着層用塗布液の調整
山本化成製色素PD-311Fを1質量部のADEKA製の色素(アデカアークルズTY-15、極大吸収波長:586nm)に代えた以外は、製造例3−2に準じて色素含有NIRA粘着層用の塗布液を調整した。
《比較製造例3−5》色素含有NIRA粘着層用塗布液の調整
山本化成製色素PD-311Fを1質量部の山田化学製の色素(TAP-5、極大吸収波長:578nm)に代えた以外は、製造例3−2に準じて色素含有NIRA粘着層用の塗布液を調整した。
《比較製造例3−6》色素含有NIRA粘着層用塗布液の調整
山本化成製色素PD-311Fを1質量部の山本化成製の色素(PD-320、極大吸収波長:590nm)に代えた以外は、製造例3−2に準じて色素含有NIRA粘着層用塗布液を調整した。
上記各製造例で調整した塗布液を使用して製造した下記実施例及び比較例のディスプレイ用フィルム及び光学フィルタを3Dディスプレイ上に設置し、目視にて画像を観察し、画像輪郭のボヤケ度合いの強弱により5段階で評価した。
ボヤケ無し5⇒4⇒3⇒2⇒1ボヤケ有り
参考例1-1》
厚み100μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム[東洋紡績(株)製、商品名:A4300]の表面に製造例2−1で調製したハードコート層用塗布液を膜厚5μmとなるようにグラビアコート法で塗布し、乾燥後、窒素雰囲気下で400mJ/cm2の出力にて紫外線を照射して硬化させた。次いで、ハードコート層上に製造例1−2で調整した反射防止層用塗布液に、光学膜厚がkλ/4(k:1、λ:550nm)になるようにグラビアコート法で塗布し、乾燥後、窒素雰囲気下で400mJ/cmの出力にて紫外線を照射して硬化させた。続いて、本フィルムの裏面に製造例3−1で調整したNIRA粘着層用塗布液を乾燥後の厚みが25μmとなるようにオートアプリケーターを用いて塗布し、90℃で2分間乾燥し、30℃で5日間保存した。色素の極大吸収波長585nmの透過率は59%であった。そのうえで、得られたフィルムの裏面に粘着層を設けて、パナソニック製3DモデルVIERA TH-P50VT2(眼鏡使用タイプ)の最表面へセットし、画像のボヤケ度合いを評価した。
参考例1-2》
ハードコート層用塗布液を製造例2−2記載の色素含有ハードコート層用塗布液にした以外は、実施例1-1に準じてフィルムを得た。色素の極大吸収波長585nmの透過率は11%であった。得られたフィルムの裏面に粘着層を設けて、パナソニック製3DモデルVIERATH-P50VT2(眼鏡使用タイプ)の最表面へセットし、画像のボヤケ度合いを評価した。
《実施例1-3》
NIRA粘着層用塗布液を製造例3−2の色素含有NIRA粘着層用塗布液にした以外は、実施例1-1に準じてフィルムを得た。色素の極大吸収波長585nmの透過率は1%であった。得られたフィルムの裏面に粘着層を設けて、パナソニック製3DモデルVIERATH-P50VT2(眼鏡使用タイプ)の最表面へセットし、画像のボヤケ度合いを評価した。
《実施例1-4》
NIRA粘着層用塗布液を製造例3−3の色素含有NIRA粘着層用塗布液にした以外は、実施例1-3に準じてフィルムを得た。色素の極大吸収波長585nmの透過率は2%であった。得られたフィルムの裏面に粘着層を設けて、パナソニック製3DモデルVIERATH-P50VT2(眼鏡使用タイプ)の最表面へセットし、画像のボヤケ度合いを評価した。
《実施例1-5》
NIRA粘着層用塗布液を製造例3−4の色素含有NIRA粘着層用塗布液にした以外は、実施例1-3に準じてフィルムを得た。色素の極大吸収波長586nmの透過率は1%であった。得られたフィルムの裏面に粘着層を設けて、パナソニック製3DモデルVIERATH-P50VT2(眼鏡使用タイプ)の最表面へセットし、画像のボヤケ度合いを評価した。
《実施例2-1》
ガラス基材上に、銀微粒子を含む導電ペースト(太陽インキ製造社製、AF5100)をスクリーン印刷後、200℃で30分乾燥させて電磁波遮蔽層を形成したうえで、実施例1-3記載のフィルムをNIRA粘着層を介して貼り合わせ、光学フィルタとした。色素の極大吸収波長585nmの透過率は2%であった。得られた光学フィルタの裏面に粘着層を設けて、パナソニック製3DモデルVIERA TH-P50VT2(眼鏡使用タイプ)の最表面へセットし、画像のボヤケ度合いを評価した。
《実施例2-2》
厚み100μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム[東洋紡績社製、商品名:A4300]の表面に製造例2−1で調製したハードコート層用塗布液を膜厚5μmとなるようにグラビアコート法で塗布し、乾燥後、窒素雰囲気下で400mJ/cm2の出力にて紫外線を照射して硬化させた。ハードコート層上に製造例1−1で調整した反射防止層用塗布液を、光学膜厚がkλ/4(k:1、λ:550nm)になるようにグラビアコート法で塗布し、乾燥後、窒素雰囲気下で400mJ/cmの出力にて紫外線を照射して硬化させた。本フィルムの裏面に直接銀微粒子からなる導電ペースト(太陽インキ製造社製、商品名;AF5100)をスクリーン印刷後、200℃で30分乾燥させ、電磁波遮蔽層を形成した。さらに、電磁波遮蔽層上に製造例3−2の色素含有NIRA粘着層用塗布液を、厚みが25μmとなるようにオートアプリケーターを用いて塗布し、90℃で2分間乾燥し、30℃で5日間保存した。得られたフィルムの色素の極大吸収波長585nmの透過率は2%であった。そのうえで、得られたフィルムの裏面に粘着層を設けて、パナソニック製3DモデルVIERATH-P50VT2(眼鏡使用タイプ)の最表面へセットし、画像のボヤケ度合いを評価した。
《実施例3》
実施例1-3で得られたフィルムをシャープ製3DモニターLL-151D(眼鏡不要タイプ)の最表面へセットし、画像のボヤケ度合いを評価した。
《比較例1-1》
NIRA粘着層用塗布液を製造例3−5の色素含有NIRA粘着層用塗布液にした以外は、実施例1-3に準じてフィルムを得た。色素の極大吸収波長578nmの透過率は2%であった。得られたフィルムの裏面に粘着層を設けて、パナソニック製3DモデルVIERATH-P50VT2(眼鏡使用タイプ)の最表面へセットし、画像のボヤケ度合いを評価した。
《比較例1-2》
NIRA粘着層用塗布液を製造例3−6の色素含有NIRA粘着層用塗布液にした以外は、実施例1-3に準じてフィルムを得た。色素の極大吸収波長590nmの透過率は3%であった。得られたフィルムの裏面に粘着層を設けて、パナソニック製3DモデルVIERA TH-P50VT2(眼鏡使用タイプ)の最表面へセットし、画像のボヤケ度合いを評価した。
上記各実施例及び比較例の構造やホヤケ度合いの結果を表1に纏めて示す。なお、各実施例及び比較例の構成パターンは表2を参照。
Figure 0005699529
Figure 0005699529
参考例1−1〜1−2及び実施例1−〜実施例3と比較例1−1,1−2との比較から、極大吸収波長が585±1nmの色素を添加することで、3Dディスプレイにおける画像のボヤケが改善されることがわかる。また、実施例1−4〜2−1と比較例1−1,1−2との比較から、極大吸収波長が585±1nmでさえあれば、色素の種類によらず3Dディスプレイにおける画像のボヤケが改善されることがわかる。また、実施例3と比較例1−1,1−2との比較から、3Dテレビのタイプ(眼鏡有あるいは裸眼)によらず、3Dディスプレイにおける画像のボヤケが改善されることがわかる。さらに、各実施例の結果から、極大吸収波長が585±1nmの色素を添加する層は特に制限されないことがわかる。

Claims (2)

  1. 透明基材フィルムに、極大吸収波長が585±1nmの色素を含有する層が積層されて成
    前記色素の含有量が0.129〜0.150g/m 2 であり、
    前記色素の極大吸収波長における透過率が2%以下である、
    視聴者の眼球に付着したタンパク質による画像のボヤケを抑制するための3Dディスプレイ用フィルム。
  2. 透明な基材上に請求項1に記載の3Dディスプレイ用フィルムを備えた光学フィルタ。
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