JP2000193819A - プラズマディスプレイパネル用フィルター - Google Patents

プラズマディスプレイパネル用フィルター

Info

Publication number
JP2000193819A
JP2000193819A JP10368126A JP36812698A JP2000193819A JP 2000193819 A JP2000193819 A JP 2000193819A JP 10368126 A JP10368126 A JP 10368126A JP 36812698 A JP36812698 A JP 36812698A JP 2000193819 A JP2000193819 A JP 2000193819A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
infrared absorbing
filter
layer
display panel
plasma display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10368126A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomomi Nakano
智美 中野
Yasushi Kawazoe
寧 河添
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP10368126A priority Critical patent/JP2000193819A/ja
Publication of JP2000193819A publication Critical patent/JP2000193819A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Filters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望の近赤外線吸収性能を得ると共に鮮明な
画像を得るために所定の可視光線透過率を得ることので
きる近赤外線吸収手段を備えるプラズマディスプレイパ
ネル用フィルターを提供すること。 【解決手段】 プラズマディスプレイパネルの前面に取
り付けられるフィルターであって、少なくとも近赤外線
吸収手段を備え、この近赤外線吸収手段が複数の近赤外
吸収色素層13a、13bから構成されていることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラズマディスプレ
イパネル用フィルターに関し、更に詳細にはプラズマデ
ィスプレイパネルの前面に取り付けて使用するフィルタ
ーに関する。
【0002】
【従来の技術】軽量且つ薄型でありながら輝度が高く、
しかも大画面が得られるプラズマディスプレイパネル
(以下、PDPと称する)は、すでによく知られてい
る。このPDPについて簡単にその構造を説明すると、
この種のPDPは、間隔をあけて配置された前面ガラス
基板と後面ガラス基板(以下、管と称する)のその間隔
部内に多数のセルを形成すると共にその管内にキセノン
ガスを封入し、前面ガラス基板の内面に形成した誘電体
層及び保護層の表面で面放電を起こしてキセノンガス分
子を励起し、紫外線を発生させてセル内の蛍光体を発光
させる構造となっている。
【0003】管内にキセノンガスを封入したこの種のP
DPにおいては、蛍光体を発光させるために発生させる
紫外線と共に近赤外線及び電磁波も発生し、その一部が
管外へ放出する。そのため、従来のPDPの前面には近
赤外線カット性能(近赤外線吸収性能)、電磁波シール
ド性能、傷付き防止性能、反射防止性能などを備えたフ
ィルターが取り付けられていた。
【0004】近赤外線吸収層は、PDPの駆動時に放出
される特に相対強度の高い波長(800〜1100n
m)の近赤外線をカットして、家庭電化製品や家庭用設
備、或いは光通信などの誤動作を防止するために設けら
れる。しかし、近赤外線吸収層を設けることによって可
視光線の透過率が低下すると画像の鮮明度や再現性能が
失われるため、特に前述した波長の近赤外線を有効にカ
ットしながら、可視光線の透過率を低下させない近赤外
線吸収層が要求されている。
【0005】従来、この種のフィルターにおいて、近赤
外線吸収層は近赤外吸収色素を溶剤に溶かし、これにバ
インダーとなるアクリル樹脂などを加えて色素塗工液を
調整し、これを支持フィルムなどにコーティングして形
成されていた。
【0006】一般的に、この種の近赤外線吸収層は、前
述したような要求を満たすために2以上の近赤外吸収色
素を混合することによって相対強度の高い波長の近赤外
線を有効にカットしながら、可視光線の透過率を上げる
ように調整されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近赤外
吸収色素には溶剤に対する溶解性能を異にするものがあ
り、そのため混合して1つの色素塗工液とするには難し
い場合がある。また、近赤外吸収色素は、錯体或いはイ
オンの状態になっているものが多いので、混合すること
によって塩置換が起こって反応し、又は反応することで
性能が劣化したり吸収が変化することがある。
【0008】このように、混合すると結果的に個々の近
赤外吸収色素の初期性能を維持できずに近赤外吸収性能
又は可視光線透過性能の低下を起こす近赤外吸収色素を
便宜的に「相互干渉近赤外吸収色素」と称することにす
る。
【0009】そのため、複数の相互干渉近赤外吸収色素
におけるそれら固有の近赤外吸収性能及び可視光線透過
性能に基づき、その合成結果を得ようとして混合して
も、混合して得られた色素塗工液による近赤外線吸収層
が、予定した近赤外線吸収性能や可視光線透過性能を発
揮しないという問題があった。
【0010】このようなことから、従来では、混合する
と個々の初期性能を維持できない相互干渉近赤外吸収色
素については、それぞれの初期性能が有用であってもそ
の使用をあきらめ、相互の干渉を起こさない近赤外吸収
色素を選んで混合し、可能な限り近赤外吸収率及び可視
光線透過率を目標に近づけるようにした色素塗工液を調
整して近赤外線吸収層を形成していた。
【0011】言い換えれば、このような技術的な問題が
あるために、近赤外線吸収性能及び可視光線透過率をよ
り向上させて、家庭電化製品や家庭用設備或いは光通信
などの誤動作をほぼ完全に防止し、しかも鮮明な画像を
得られるようなプラズマディスプレイパネル用フィルタ
ーが得られ難いという問題があった。
【0012】本発明の目的は、かかる従来の問題点を解
決するためになされたもので、所望の近赤外線吸収性能
を得ると共に鮮明な画像を得るために所定の可視光線透
過率を得ることのできる近赤外線吸収手段を備えるプラ
ズマディスプレイパネル用フィルターを提供することに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明はプラズマディス
プレイパネル用フィルターであり、前述の技術的課題を
解決するために以下のような構成とされている。すなわ
ち、本発明は、プラズマディスプレイパネルの前面に取
り付けられるフィルターであって、少なくとも近赤外線
吸収手段を備え、この近赤外線吸収手段が複数の近赤外
吸収色素層から構成されていることを特徴とする。
【0014】<本発明における具体的構成>本発明のプ
ラズマディスプレイパネル用フィルターは、前述した必
須の構成要素からなるが、その構成要素が具体的に以下
のような場合であっても成立する。その具体的構成要素
とは、各近赤外吸収色素層が単一の近赤外吸収色素又は
相互に干渉しない複数の異なる近赤外吸収色素を混合し
て構成されていることを特徴とする。
【0015】また、本発明のプラズマディスプレイパネ
ル用フィルターでは、各近赤外吸収色素層を、その間に
バリア層を間に介在させて設けるようにすることが好ま
しい。その際、バリア層を透明樹脂層から形成すること
が好ましい。
【0016】更に、本発明のプラズマディスプレイパネ
ル用フィルターは、両面に反射防止層が設けられ、これ
ら反射防止層の間に、複数の近赤外吸収色素層からなる
近赤外線吸収手段及び電磁波遮蔽層を少なくとも備え、
各近赤外吸収色素層が単一の近赤外吸収色素又は相互に
干渉しない複数の異なる近赤外吸収色素を混合して構成
され、且つ各近赤外吸収色素層がバリア層を間に介在さ
せて設けられていることを特徴とする。
【0017】本発明のプラズマディスプレイパネル用フ
ィルターによると、個々には近赤外吸収性能及び可視光
線透過率が高く、しかしそれらを混合した時、相互に干
渉して近赤外線吸収性能や可視光線透過率が低下する近
赤外吸収色素を別々な層に分けて近赤外線吸収手段を形
成したことにより、個々の近赤外吸収色素の性能に基づ
いた近赤外吸収性能及び可視光線透過性能が得られる。
【0018】従って、このプラズマディスプレイパネル
用フィルターでは、前述した特に相対強度の高い波長の
近赤外線が有効にカットされて家庭電化製品や家庭用設
備或いは光通信などの誤動作がほぼ完全に防止され、更
に可視光線の透過率が高いことから鮮明な画像を得られ
る。
【0019】更に本発明のプラズマディスプレイパネル
用フィルターによると、近赤外線吸収手段を構成する複
数の近赤外吸収色素層が、その間にバリア層を介在させ
て形成されているため、近赤外吸収色素層同士の接触に
よる経時的劣化を発生することがなく長期間に亘って初
期性能を維持することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明のプラズマディスプ
レイパネル用フィルターをその実施形態について更に詳
細に説明する。本発明の一実施形態に係るプラズマディ
スプレイパネル用フィルターは、プラズマディスプレイ
パネル即ちPDPの前面に取り付けて使用される。
【0021】このPDP用フィルターは、基本的には、
少なくとも近赤外線吸収手段を備え、好ましくは電磁波
遮蔽層も備える。近赤外線吸収手段は、複数の近赤外吸
収色素層から構成され、各近赤外吸収色素層は、単一の
近赤外吸収色素又は複数の近赤外吸収色素が混合されて
形成されている。
【0022】このようなPDP用フィルターの層構成と
して好ましい3つの例が図1〜3に示されている。図1
に示される本実施形態のPDP用フィルター10では、
透明な樹脂基板11の一方の表面(PDP側)に粘着剤
層12を介して第2の近赤外吸収色素層13bが設けら
れ、その表面に電磁遮蔽層14、更にその表面に支持フ
ィルム15、第1の近赤外吸収色素層13a及び反射防
止層16が順次積層して設けられ、透明な基板11の他
方の表面には反射防止層17が設けられている。
【0023】このようなPDP用フィルター10は、実
際的には例えば次のようにして形成することができる。
すなわち、支持フィルム15である透明樹脂フィルムの
一方の表面に近赤外線吸収剤塗工液をコーティングして
第1の近赤外吸収色素層13aを形成し、他方の表面に
は電磁波遮蔽層14を形成した後、近赤外線吸収剤塗工
液をコーティングして第2の近赤外吸収色素層13bを
形成し、この表面に粘着剤層12を形成することによ
り、透明な機能性フィルムFを製造する。
【0024】次いで、この機能性フィルムFを、その粘
着剤層12を利用して透明樹脂基板11に貼り合わせ、
これにより得られた機能性フィルム付き基板の両面に反
射防止層16、17を設け、これによりPDP用フィル
ター10が形成される。PDP用フィルターの層構成は
上述に限られず、種々の構成があり得る。
【0025】例えば、電磁波遮蔽層が、内又は外表面側
に設けられるもの、反射防止層が片面のみに設けられて
いるもの等用途に応じ適宜変化し得る。すなわち、複数
の色素層が別々の位置に設けられていれば、その他の層
構成は、用途、PDPの構造、必要性能によって任意で
ある。
【0026】ここで各層を構成する材料について簡単に
説明すると、支持フィルム15である透明樹脂フィルム
は、実質的に透明であって、吸収、散乱が大きくない樹
脂フィルムであればよく、特に制限はない。透明樹脂フ
ィルムに使用される樹脂の具体的な例としては、ポリオ
レフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネー
ト系樹脂、ポリ(メタ)アクリル酸エステル系樹脂、ポ
リスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリア
リレート樹脂、ポリエーテルサルホン樹脂等をあげるこ
とができる。
【0027】これらの中では、特に非晶質のポリオレフ
ィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート樹
脂、ポリ(メタ)アクリル酸エステル樹脂、ポリアリレ
ート樹脂、ポリエーテルサルホン樹脂が好ましく、非晶
質ポリオレフィン系樹脂の中では環状ポリオレフィン
が、ポリエステル系樹脂の中ではポリエチレンテレフタ
レートが特に好ましい。
【0028】上記樹脂には、一般的に公知である添加
剤、例えばフェノール系、燐系などの酸化防止剤、ハロ
ゲン系、燐酸系等の難燃剤、耐熱老化防止剤、紫外線吸
収剤、滑剤、帯電防止剤等を配合することができる。透
明樹脂フィルムは、上記樹脂を公知のTダイ成形、カレ
ンダー成形、圧縮成形などの方法や、有機溶剤に溶解さ
せてキャスティングする方法等を用いて成形される。
【0029】フィルムの厚みとしては、目的に応じて、
10μm〜1mmの範囲が望ましい。該透明樹脂フィル
ムは、未延伸でも延伸されていても良い。また、他のプ
ラスチック基材と積層されていてもよい。更に該透明樹
脂フィルムは、コロナ放電処理、火炎処理、プラズマ処
理、グロー放電処理、粗面化処理、薬品処理等の従来公
知の方法による表面処理や、プライマー等のコーティン
グを片面あるいは両面に施してもよい。
【0030】次に、支持フィルム15の一表面に形成さ
れる第1の近赤外吸収色素層13aは、例えば近赤外線
吸収剤塗工液をコーティングすることにより得られる。
近赤外線吸収剤塗工液は、近赤外吸収色素を有機溶剤に
分散あるいは溶解させてバインダー樹脂を添加したも
の、又は近赤外吸収色素を例えば、ポリウレタンアクリ
レートやエポキシアクリレート等の単官能または多官能
アクリレートと、光重合開始剤および有機溶剤を含むハ
ードコート剤、イソシアネート系、ポリウレタン系、ポ
リエステル系、ポリエチレンイミン系、ポリブタジエン
系又はアルキルチタネート系などの、アンカーコート剤
や接着剤、等に添加したもので、該塗工液を支持フィル
ム15の表面上にコーティングする。
【0031】用いられる近赤外吸収色素としては、有機
物質であるニトロソ化合物及びその金属錯塩、シアニン
系化合物、スクワリリウム系化合物、チオールニッケル
錯塩系化合物、フタロシアニン系化合物、ナフタロシア
ニン系化合物、トリアリルメタン系化合物、イモニウム
系化合物、ジイモニウム系化合物、ナフトキノン系化合
物、アントラキノン系化合物、又はアミノ化合物、アミ
ニウム塩系化合物、あるいは無機物であるカーボンブラ
ックや、酸化インジウムスズ、酸化アンチモンスズ、周
期表4A、5A又は6A族に属する金属の酸化物、もし
くは炭化物、又はホウ化物などが挙げられる。これらの
うち少なくとも2種類を用いる。
【0032】更に、少なくとも1種は、イモニウム系化
合物、ジイモニウム系化合物、あるいはアミニウム塩系
化合物から選ばれる近赤外吸収色素を用いることが好ま
しい。より好ましくは、イモニウム系化合物、ジイモニ
ウム系化合物及びアミニウム塩系化合物以外の、上記近
赤外線吸収剤より選ばれる少なくとも1種を併用する。
また、フィルターの色調の調整、或いはPDPの画質を
向上させるための可視光線透過率の制御の目的で、可視
光線にのみ吸収のある色素を添加することもできる。
【0033】他方、支持フィルム15の他表面には電磁
波遮蔽層14が形成される。この電磁波遮蔽層14とし
ては、導電性繊維のメッシュを貼り合わせる方法が知ら
れているが、この方法では、ディスプレイの前面にメッ
シュがあるため、画面の視認性が悪くなるという間題点
がある。本発明のPDP用フィルターにおける電磁波遮
蔽層14は、例えば導電性物質を蒸着して得られ、視認
性を悪化させるという間題は生じない。
【0034】支持フィルム15に蒸着される導電性物質
は、PDPより放出される電磁波を遮蔽する目的で蒸着
されるもので、金属又は金属酸化物などが用いられる
が、400〜700nmの可視光線領域を70%以上透
過し、表面固有抵抗値が50Ω/口以下であれば、いか
なるものであっても良い。
【0035】好ましくは、酸化スズ、酸化インジウムス
ズ(以下、ITOという)、酸化アンチモンスズ(以下
ATOという。)等の金属酸化物、あるいは金属酸化物
と金属を交互に積層させる。金属酸化物と金属の積層
は、表面固有抵抗を低くできるので、より好ましい。金
属酸化物としては、酸化スズ、ITO、ATOであり、
金属としては銀あるいは銀ーパラジウム合金が一般的で
あり、通常金属酸化物層より始まり3乃至11層程度積
層する。
【0036】また、電磁波遮蔽層14を形成する導電性
物質としては、更にアルミニウム酸化亜鉛(以下、AZ
Oという)をスパッタリングにより蒸着して構成するこ
とも好ましい。このAZOは、電磁波を遮蔽する性能だ
けではなく、紫外線を吸収する性能があることから、電
磁波遮蔽層14をこのAZOで構成すれば、紫外線遮蔽
性能を持たせることもできる。
【0037】導電性物質の膜厚は、要求される物性、用
途などにより異なるが、透明性から10〜500nm、
好ましくは50〜300nmが好ましい。膜厚は膜の各
部分が均一であることが望ましい。電磁波遮蔽層は、通
常、前述の導電性物質が蒸着されている透明フィルムか
らなる。また、導電性物質を透明樹脂フィルムに直接蒸
着して構成することもできる。その際には、相互の密着
性を向上させるため、予め透明樹脂フィルムの被蒸着面
にべースコート剤をコーティングしておくことが望まし
い。
【0038】電磁波遮蔽層14の表面には更に第2の近
赤外吸収色素層13bが形成される。この近赤外吸収色
素層13bは、前述した第1の近赤外吸収色素層13a
と基本的には同じである。ただし、独立して形成された
各近赤外吸収色素層に含まれる近赤外吸収色素として
は、複数の近赤外吸収色素を混合した場合に溶剤溶解性
の相違や色素混合による凝集の発生などにより個別の近
赤外吸収色素における初期性能が得られなくなるような
所謂相互干渉タイプの近赤外吸収色素である。
【0039】従って、複数の近赤外吸収色素を混合した
場合に、前述したような相互干渉を起こさない近赤外吸
収色素であれば、各近赤外吸収色素層を複数の近赤外吸
収色素を混合したもので形成することができる。また、
第2の近赤外吸収色素層にも、第1の近赤外吸収色素と
同様に、フィルターの色調の調整、或いはPDPの画質
を向上させるための可視光線透過率の制御の目的で、可
視光線にのみ吸収のある色素を添加することもできる。
【0040】基板11は、実質的に透明であって、吸
収、散乱が大きくない樹脂基板であればよく、特に制限
はない。用いる樹脂の具体的な例としては、ポリオレフ
ィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系
樹脂、ポリ(メタ)アクリル酸エステル系樹脂、ポリス
チレン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリ
レート樹脂、ボリエーテルサルホン樹脂等をあげること
ができる。
【0041】これらの中では、特に非晶質のポリオレフ
ィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート樹
脂、ポリ(メタ)アクリル酸エステル樹脂、ポリアリレ
ート樹脂、ポリエーテルサルホン樹脂が好ましい。上記
透明樹脂基板用樹脂には、一般的に公知である添加剤、
例えばフエノール系、燐系などの酸化防止剤、ハロゲン
系、燐酸系等の難燃剤、紫外線吸収剤、耐熱老化防止
剤、滑剤、帯電防止剤等を配合することができる。
【0042】透明樹脂基板は、公知の射出成形、Tダイ
成形、カレンダー成形、圧縮成形などの方法を用い、シ
ート(板)状に成形される。シート状の厚みとしては、
目的に応じて、1mm〜8mmの範囲が望ましい。かか
る透明な基板11は、他のプラスチック基材と積層され
ていても良い。前述した機能性フィルムFはその粘着剤
層12を利用してこの透明樹脂基板の一方の面に貼り合
わされる。
【0043】最後に、前述したようにして得られた機能
性フィルム付き基板の両面に反射防止層16、17を形
成する。この機能性フィルム付き基板の両面に反射防止
層16、17を設けることにより、PDP前面に本発明
のPDP用フィルター10を設置した場合、PDP側の
反射防止層16は、PDPからの光の透過率を上げ、逆
側(人の目の近い方)の反射防止層17は、蛍光灯など
の外光の写り込みを防ぐ効果があり、画像の視認性が向
上する。
【0044】反射防止層16、17は、比較的低屈折率
である酸化ケイ素、酸化ジルコニウム、酸化チタン、フ
ッ化マグネシウム、フッ化カルシウム、酸化アルミニウ
ム、あるいは特開平2ー19801号公報に開示されて
いるような非晶性含フッ素重合体から構成される。形成
方法としては、金属アルコキシドを塗布後焼成する方
法、真空蒸着法、スパツタリング法、イオンプレーティ
ング法、CVD法、あるいはロールコート法、浸漬塗装
法等が挙げられる。経済性、ハンドリングの点より、非
晶性含フッ素重合体をフッ素系溶剤に溶解させた溶液
を、浸漬塗装によりコーティングすることが好ましい。
コーティングの膜厚は、10〜1000nm、好ましく
は20〜500nmである。
【0045】本発明のPDP用フィルターは、400〜
700nmの可視光線透過率が50%以上、好ましくは
65%以上、また800〜1000nmの近赤外線透過
率が15%以下、好ましくは10%以下であり、更に3
0〜100MHzの電磁波シールド性能が30dB以上
の性能を有し、PDP用フィルターとして好適なもので
ある。
【0046】なお、前述したPDP用フィルター10の
層構成は、単なる一例であって、本発明はこのような層
構成に限定されるものではなく、図2及び図3に示され
るような構成とすることもできる。図2に示される他の
実施形態のPDP用フィルター20では、第1の近赤外
吸収色素層13aが支持フィルム15のPDP側とは反
対側の表面に設けられている。そして、第1の近赤外吸
収色素層13aと第2の近赤外吸収色素層13bとの間
には電磁波遮蔽層14が介在されている。
【0047】第1及び第2の近赤外吸収色素層13a、
13bを支持フィルム15の同一表面側に設ける場合に
は、このように電磁波遮蔽層14をその間に介在させる
ことが好ましい。その理由は、2つの近赤外吸収色素層
が直接重なり合っていると、相互の接触による反応等に
よって経時的劣化を発生する恐れがあるためである。本
実施形態に係るPDP用フィルターでは、両近赤外吸収
色素層13a、13b間に電磁波遮蔽層14が配置され
たが、これに限定されるものではなく、透明樹脂層であ
ればどのようなものでもよい。
【0048】この第1の近赤外吸収色素層13aの配置
位置以外の他の構成要素は、図1に示されるPDP用フ
ィルター10と同じである。従って、このPDP用フィ
ルター20では、図1のPDP用フィルター10の構成
部分と同一又は相当する部分については同一の参照符号
を付してその説明を省略する。
【0049】更に、図3に示される他の実施形態に係る
PDP用フィルター30では、図1及び図2に示される
実施形態のように、第1の近赤外吸収色素層を単独では
形成せず、この第1の近赤外吸収色素層に含まれる近赤
外吸収色素を支持フィルム15を形成する際にその素材
に混入したものである。この場合でも、電磁波遮蔽層1
4を間に介在させて第2の近赤外吸収色素層13bが形
成されている。
【0050】前述した各実施形態に係るPDP用フィル
ターは、第1及び第2の近赤外吸収色素層13a、13
b、及び電磁波遮蔽層14等の代表的な配置例について
のものであり、本発明はこのような層構成に限定される
ものではないことはいうまでもない。本発明のPDP用
フィルターでは、例えば、酸素バリア層(図示せず)を
近赤外吸収色素層13a、13bの各片面側又は両面側
に形成してもよい。また、第1及び第2の近赤外吸収色
素層13a、13bと電磁波遮蔽層14との間には接着
層(図示せず)等を設けることも可能である。
【0051】更に、本発明のPDP用フィルターでは、
既に説明したように支持フィルム15を形成する際に酸
素透過率の低い樹脂を混合して当該支持フィルム15に
酸素バリア性能を持たせるようにしてもよい。また、本
発明のPDP用フィルターでは、透明基板11に機能性
フィルムFを貼り付けて構成されているが、この機能性
フィルムFを直接PDPの表面に貼り付けて使用するこ
ともできる。
【0052】
【実施例】次に、本発明におけるプラズマディスプレイ
パネル用フィルターの実施例について説明する。 (実施例) <近赤外吸収色素塗工液A(第1の近赤外吸収色素層1
3aの形成)の調整>下記の(化1)に示される日本カ
ーリット社製の製品名「CIR−1081」、
【化1】 を溶媒(メチルエチルケトン(MEK):トルエン=
1:1)に6重量%の濃度で溶解させた溶液(2重量
部)と、バインダーとして三菱レーヨン社製アクリル樹
脂(商品名「ダイヤナールBR−80」を溶媒(メチル
エチルケトン(MEK):トルエン=1:1)に25重
量%の濃度で溶解させた溶液(8重量部)とを混合して
近赤外吸収色素塗工液Aを調整した。
【0053】<近赤外吸収色素塗工液B(第2の近赤外
吸収色素層13bの形成)の調整> 近赤外吸収色素、
【化2】 を溶媒(メチルエチルケトン(MEK):トルエン=
1:1)に1重量%の濃度で溶解させた溶液(2重量
部)と、バインダーとして三菱レーヨン社製アクリル樹
脂(商品名「ダイヤナールBR−80」を溶媒(メチル
エチルケトン(MEK):トルエン=1:1)に25重
量%の濃度で溶解させた溶液(8重量部)とを混合して
近赤外吸収色素塗工液Bを調整した。
【0054】<フィルターの製造>厚み50μmのポリ
エステルフィルムの片面に酸化インジウム/銀/酸化イ
ンジウムをそれぞれ厚み40mm、12mm、30mm
で積層した。その上に更に前述した近赤外吸収色素塗工
液Aをコーティングした。乾燥後の厚みは2μmであっ
た。
【0055】前記ポリエステルフィルムの他の片面(近
赤外吸収色素塗工液Aをコーティングした面とは反対側
の面)には前述した近赤外吸収色素塗工液Bをコーティ
ングした。乾燥後の厚みは2μmであった。このように
して得られたフィルムの近赤外吸収色素塗工液Aの塗工
面と、厚み3mmのポリカーボネート板とを貼り合わ
せ、その両面に反射防止コーティングを実施し、プラズ
マディスプレイパネル用フィルターを得た。
【0056】<近赤外線透過率及び可視光線透過率>得
られたプラズマディスプレイパネル用フィルターの近赤
外線透過率及び可視光線透過率を調べたところ、図4及
び図5にそれぞれ示される曲線R、Eのような特性を得
た。
【0057】(比較例) <近赤外吸収色素塗工液Cの調整>日本カーリット社製
の製品名「CIR−1081」を溶媒(メチルエチルケ
トン(MEK):トルエン=1:1)に6重量%の濃度
で溶解させた溶液(2重量部)と、上記化2で表される
近赤外吸収色素を溶媒(メチルエチルケトン(ME
K):トルエン=1:1)に6重量%の濃度で溶解させ
た溶液(2重量部)と、バインダーとして三菱レーヨン
社製アクリル樹脂(商品名「ダイヤナールBR−80」
を溶媒(メチルエチルケトン(MEK):トルエン=
1:1)に40重量%の濃度で溶解させた溶液(5重量
部)と、MEK/トルエン(1/1)の混合溶媒(1重
量部)を混合して近赤外吸収色素塗工液Cを調整した。
【0058】<フィルターの製造>実施例と同様にポリ
エステルフィルム(厚み50μm)の片面に酸化インジ
ウム/銀/酸化インジウムを積層し、その上に近赤外吸
収色素塗工液Cをコーティングした。乾燥後の厚みは2
μmであった。得られたフィルムを実施例と同様にポリ
カーボネート板に貼り合わせた後、両面に反射防止コー
ティングを実施した。 <近赤外線透過率及び可視光線透過率>このプラズマデ
ィスプレイパネル用フィルターの近赤外線透過率及び可
視光線透過率は図4及び図5にそれぞれ示される曲線
Q、Pのようになった。ここで、特に、前述した2つの
近赤外吸収色素を従来のように混合して近赤外線吸収層
を形成したプラズマディスプレイパネル用フィルターの
可視光線透過率特性曲線Pと本実施例のプラズマディス
プレイパネル用フィルターにおける可視光線透過率特性
曲線Eとを図5において比較すると、本実施例のプラズ
マディスプレイパネル用フィルターにおける可視光線透
過率が、特に波長400〜500nmの範囲で向上して
いることが分かる。
【0059】なお、参考までに、上記化1で表される日
本カーリット社製の製品名「CIR−1081」と上記
化2で表される近赤外吸収色素とにおけるそれぞれ単独
での可視光線透過率を図6に曲線S、Tで示す。曲線S
は、上記化1で示される近赤外吸収色素の可視光線透過
率であり、曲線Tは上記化2で示される近赤外吸収色素
の可視光線透過率である。前述した色素を混合した場合
の可視光線透過率特性曲線Pと図6に示される各色素単
独での可視光線透過率特性曲線を比べてみると、混合し
た場合にその性能が低下していることが分かる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプラズマ
ディスプレイパネル用フィルターによれば、近赤外線吸
収手段として、相互に干渉する複数の近赤外吸収色素を
混合しないで独立した近赤外吸収色素層として形成した
ことから、近赤外線吸収性能を向上させながらも、可視
光線透過率が高く画像の鮮明度を高めたプラズマディス
プレイパネル用フィルターを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るプラズマディスプレ
イパネル用フィルターの部分的な断面図である。
【図2】本発明の他の実施形態に係るプラズマディスプ
レイパネル用フィルターの部分的な断面図である。
【図3】本発明の更に他の実施形態に係るプラズマディ
スプレイパネル用フィルターの部分的な断面図である。
【図4】本発明の一実施例についてのプラズマディスプ
レイパネル用フィルターと比較例として挙げたプラズマ
ディスプレイパネル用フィルターとの近赤外線透過率を
示す特性図である。
【図5】本発明の一実施例についてのプラズマディスプ
レイパネル用フィルターと比較例として挙げたプラズマ
ディスプレイパネル用フィルターとの可視光線透過率を
示す特性図である。
【図6】本発明の一実施例についてのプラズマディスプ
レイパネル用フィルターに使用された近赤外吸収色素に
おける個別の可視光線透過率を示す特性図である。
【符号の説明】
10、20、30 プラズマディスプレイパネル用フィ
ルター 11 基板 12 粘着剤 13a 第1の近赤外吸収色素層 13b 第2の近赤外吸収色素層 14 電磁波遮蔽層 15 支持フィルム 16 反射防止層 17 反射防止層 F 機能性フィルム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマディスプレイパネルの前面に取
    り付けられるフィルターであって、 少なくとも近赤外線吸収手段を備え、前記近赤外線吸収
    手段が複数の近赤外吸収色素層から構成されていること
    を特徴とするプラズマディスプレイパネル用フィルタ
    ー。
  2. 【請求項2】 前記各近赤外吸収色素層が単一の近赤外
    吸収色素又は相互に干渉しない複数の異なる近赤外吸収
    色素を混合して構成されていることを特徴とする請求項
    1に記載のプラズマディスプレイパネル用フィルター。
  3. 【請求項3】 前記各近赤外吸収色素層がバリア層を間
    に介在させて設けられていることを特徴とする請求項1
    又は2に記載のプラズマディスプレイパネル用フィルタ
    ー。
  4. 【請求項4】 前記バリア層が透明樹脂層から形成され
    ていることを特徴とする請求項3に記載のプラズマディ
    スプレイパネル用フィルター。
  5. 【請求項5】 プラズマディスプレイパネルの前面に取
    り付けられるフィルターであって、 複数の近赤外吸収色素層からなる近赤外線吸収手段、電
    磁波遮蔽層、及び反射防止層を少なくとも備え、前記各
    近赤外吸収色素層が単一の近赤外吸収色素又は相互に干
    渉しない複数の異なる近赤外吸収色素を混合して構成さ
    れ、且つ前記各近赤外吸収色素層がバリア層を間に介在
    させて設けられていることを特徴とするプラズマディス
    プレイパネル用フィルター。
JP10368126A 1998-12-24 1998-12-24 プラズマディスプレイパネル用フィルター Pending JP2000193819A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10368126A JP2000193819A (ja) 1998-12-24 1998-12-24 プラズマディスプレイパネル用フィルター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10368126A JP2000193819A (ja) 1998-12-24 1998-12-24 プラズマディスプレイパネル用フィルター

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000193819A true JP2000193819A (ja) 2000-07-14

Family

ID=18491035

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10368126A Pending JP2000193819A (ja) 1998-12-24 1998-12-24 プラズマディスプレイパネル用フィルター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000193819A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004006336A1 (ja) * 2002-07-09 2004-01-15 Toppan Printing Co., Ltd. 固体撮像素子及びその製造方法
JP2005181933A (ja) * 2003-12-24 2005-07-07 Nisshinbo Ind Inc 光学フィルター
US7084472B2 (en) 2002-07-09 2006-08-01 Toppan Printing Co., Ltd. Solid-state imaging device and manufacturing method therefor
US7884900B2 (en) 2005-05-26 2011-02-08 Toshiba Matsushita Display Technology Co., Ltd. Liquid crystal display device with partition walls made of color filter layers as a dam for the light shielding material
JP2012018230A (ja) * 2010-07-06 2012-01-26 Dainippon Printing Co Ltd 光学シート及び映像表示装置
JPWO2017051512A1 (ja) * 2015-09-24 2018-08-30 日本板硝子株式会社 赤外線吸収層用組成物、赤外線カットフィルタ、及び撮像装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004006336A1 (ja) * 2002-07-09 2004-01-15 Toppan Printing Co., Ltd. 固体撮像素子及びその製造方法
JPWO2004006336A1 (ja) * 2002-07-09 2005-11-10 凸版印刷株式会社 固体撮像素子及びその製造方法
US7084472B2 (en) 2002-07-09 2006-08-01 Toppan Printing Co., Ltd. Solid-state imaging device and manufacturing method therefor
CN100440518C (zh) * 2002-07-09 2008-12-03 凸版印刷株式会社 固体摄像元件及其制造方法
JP4622516B2 (ja) * 2002-07-09 2011-02-02 凸版印刷株式会社 固体撮像素子及びその製造方法
JP2005181933A (ja) * 2003-12-24 2005-07-07 Nisshinbo Ind Inc 光学フィルター
US7884900B2 (en) 2005-05-26 2011-02-08 Toshiba Matsushita Display Technology Co., Ltd. Liquid crystal display device with partition walls made of color filter layers as a dam for the light shielding material
JP2012018230A (ja) * 2010-07-06 2012-01-26 Dainippon Printing Co Ltd 光学シート及び映像表示装置
JPWO2017051512A1 (ja) * 2015-09-24 2018-08-30 日本板硝子株式会社 赤外線吸収層用組成物、赤外線カットフィルタ、及び撮像装置
JP2020112802A (ja) * 2015-09-24 2020-07-27 日本板硝子株式会社 赤外線吸収層用組成物、赤外線カットフィルタ、及び撮像装置
US10745541B2 (en) 2015-09-24 2020-08-18 Nippon Sheet Glass Company, Limited Composition for infrared-absorbing layers, infrared-cut filter, and imaging apparatus
US11873385B2 (en) 2015-09-24 2024-01-16 Nippon Sheet Glass Company, Limited Infrared-cut filter

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI359280B (ja)
KR20030010501A (ko) 평면형 디스플레이 패널
US8143771B2 (en) Filter and display device having the same
JP2007226239A (ja) ディスプレイフィルタおよびディスプレイ装置
JP2008186021A (ja) ディスプレイ装置用フィルター及びこれを含んだディスプレイ装置
US20040160186A1 (en) Plasma display panel filter
JP2000162431A (ja) プラズマディスプレイパネル用フィルター
WO2000053552A1 (fr) Composes de squarylium, filtres pour panneaux d'ecrans a plasma fabriques a partir de tels composes et panneaux d'ecrans a plasma
JP2001183522A (ja) プラズマディスプレイパネル用フィルター
CN101604039A (zh) 滤光片及具有滤光片的显示设备
JP2000193819A (ja) プラズマディスプレイパネル用フィルター
JPH11249576A (ja) プラズマディスプレイパネル用フィルター
JP2003058064A (ja) 平面型ディスプレイパネル
JPH11282363A (ja) プラズマディスプレイパネル用フィルター
JP2000250420A (ja) 画像表示装置用の前面板
US8102104B2 (en) Front-side filter and plasma display panel device including the front-side filter
JP2002187229A (ja) 光学特性を備えたフィルム及びプラズマディスプレイ前面保護フィルター
JPH11167350A (ja) プラズマディスプレイパネル用前面フィルターおよびその製造方法
KR100707501B1 (ko) 반사방지성 복합기능필름, 이를 포함하는 플라즈마 디스플레이 패널용 광학 필터 및 상기 광학필터를 포함하는 플라즈마 디스플레이 패널
JP2002189423A (ja) プラズマディスプレーパネル直貼り用フィルター
JPH10105076A (ja) 電子ディスプレイ用近赤外線遮蔽フィルター
JP2001083889A (ja) プラズマディスプレイパネル用フィルター
KR101052527B1 (ko) 전도성 고분자 필름층을 포함하는 pdp 필터 및 이를포함하는 pdp 장치
JP2001192350A (ja) スクアリリウム系化合物、これを用いたプラズマディスプレイパネル用フィルター及びプラズマディスプレイパネル表示装置
JP2001051610A (ja) ディスプレイ用フィルター