JP5696590B2 - 光走査装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光走査装置およびその製造方法に関する。
レーザプリンタなどの画像形成装置には、静電潜像が形成される感光体を露光するために、光源から出射され、ポリゴンミラーなどの偏向器により偏向されたレーザ光を感光体の表面(被走査面)上で走査する光走査装置が設けられている。
このような光走査装置としては、レーザ光を出射する光源と、レーザ光を反射して主走査方向に偏向する偏向器と、偏向されたレーザ光が通過する走査レンズと、光源や偏向器、走査レンズを収容するハウジング部材とを備えた構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−251308号公報
近年、画像形成装置など、光走査装置が設けられる機器の小型化を目的として、光走査装置(ハウジング部材)も小型化が図られているため、これに伴って、ハウジング部材の側壁と走査レンズとの間隔が狭くなってきている。走査レンズが光硬化性樹脂によってハウジング部材に固定される構成では、光走査装置の組み立ての際に、光硬化性樹脂に光を照射する必要があるが、ハウジング部材の側壁と走査レンズとの間隔が狭くなっていることで、特に光硬化性樹脂に対して光を均一に照射することが難しくなっている。
光硬化性樹脂に対して光を均一に照射できないと、硬化の際の収縮などが均一にならないため、走査レンズの向きが所望の向きからずれてしまうおそれがあった。そうすると、被走査面上でのレーザ光の結像状態が変化するので、例えば、画像形成装置では、感光体を所望の精度で露光できなくなり、結果として、画質が低下するおそれがあった。
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、光走査装置の小型化を可能としつつ、走査レンズの取り付け精度を向上させることを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の光走査装置は、光源と、光源からのレーザ光を反射して主走査方向に偏向する偏向器と、偏向器で偏向されたレーザ光が通過する走査レンズと、光源、偏向器および走査レンズを収容するケーシングとを備えている。
ケーシングは、偏向器を支持する支持壁と、支持壁から立設する側壁とを有している。
支持壁は、走査レンズを光硬化性樹脂により固定するための固定面が走査レンズを介し側壁と対向して設けられたレンズ固定部を有している。
側壁のレンズ固定部と対向する部分には、ケーシングの内外を連通させる開口が設けられている。
光走査装置は、さらに、側壁に取り付けられて開口を塞ぐ、光学部品、レーザ光を検出する光検出ユニット、および、光学部品または光検出ユニットをケーシングに保持させる保持部材のいずれかを備えている。
このような構成によれば、側壁のレンズ固定部と対向する部分にケーシングの内外を連通させる開口が設けられているので、光硬化性樹脂を硬化させるための光を当該開口を通して照射することで、固定面上の光硬化性樹脂に光を均一に照射することができる。これにより、光硬化性樹脂が硬化する際の収縮が均一となるので、走査レンズの位置ずれが抑制されるため、走査レンズの取り付け精度を向上させることができる。
そして、上記のような構成により、側壁を走査レンズにより近づけることが可能となるので、ケーシングを小型化することができ、結果として、光走査装置自体の小型化を図ることが可能となる。
また、側壁に設けられた開口は、光走査装置の構成部品である、光学部品、光検出ユニットおよび保持部材のいずれかが取り付けられることによって塞がれるので、開口を塞ぐためだけの部材を取り付ける場合と比較して、組み立て性を向上させることができる。
なお、換言すると、本発明の光走査装置は、光学部品や光検出ユニットを取り付けるための、側壁に設けられた開口を利用して、固定面上の光硬化性樹脂に光を均一に照射することができるようになっている。
前記した光走査装置は、ケーシングに収容され、走査レンズを通過したレーザ光を被走査面に向けて反射する反射鏡を備えていてもよい。
この場合、反射鏡は、開口が設けられた部分を含む側壁と走査レンズとの間で側壁に沿うように配置され、開口とレンズ固定部との間に位置する部分が少なくとも光硬化性樹脂を硬化させるための光を透過可能に構成されていることが好ましい。
これによれば、ケーシングに反射鏡を組み付けた状態で、固定面上の光硬化性樹脂に光を照射し、走査レンズの固定を行うことができる。これにより、反射鏡の位置が確定した状態で、被走査面に対応する位置での結像状態を確認しながら走査レンズの位置を調整することが可能となるので、走査レンズの取り付け精度をさらに向上させることができる。
前記した各光走査装置において、開口は、固定面に直交する方向から見て、少なくとも固定面の全範囲を含む範囲で設けられていることが好ましい。
これによれば、固定面の全範囲に対して光を垂直に照射することが可能となるので、光硬化性樹脂が硬化する際の収縮がより均一となり、走査レンズの取り付け精度をさらに向上させることができる。
また、前記した目的を達成するため、本発明の光走査装置の製造方法は、光源と、光源からのレーザ光を反射して主走査方向に偏向する偏向器と、偏向器で偏向されたレーザ光が通過する走査レンズと、偏向器を支持する支持壁と、支持壁から立設する側壁とを有し、光源、偏向器および走査レンズを収容するケーシングと、を備え、支持壁に、走査レンズを介して側壁と対向する固定面を有するレンズ固定部が設けられ、側壁のレンズ固定部と対向する部分に、ケーシングの内外を連通させる開口が設けられた光走査装置の製造方法である。
そして、光硬化性樹脂を介して走査レンズを固定面に対向配置するレンズ配置工程と、開口および走査レンズを通して光を光硬化性樹脂に照射して硬化させるレンズ固定工程と、側壁に、光学部品、レーザ光を検出する光検出ユニット、および、光学部品または光検出ユニットをケーシングに保持させる保持部材のいずれかを取り付けて開口を塞ぐ部品組付工程とを有する。
このような方法によれば、側壁のレンズ固定部と対向する部分に設けられた開口を通して、光を光硬化性樹脂に照射するので、側壁と走査レンズとの間隔が狭い小型化された光走査装置においても、光硬化性樹脂に光を均一に照射することができる。これにより、光硬化性樹脂が硬化する際の収縮が均一となるので、走査レンズの位置ずれが抑制されるため、走査レンズの取り付け精度を向上させることができる。また、上記のような方法によれば、より小型化された光走査装置の製造が可能となる。
さらに、部品組付工程では、側壁に、光走査装置の構成部品である、光学部品、光検出ユニットおよび保持部材のいずれかを取り付けて開口を塞ぐので、開口を塞ぐためだけの部材を取り付ける工程と、光検出ユニットなどを取り付ける工程の両方を有する場合と比較して、組み立て性を向上させることができる。
前記した光走査装置の製造方法において、レンズ固定工程では、固定面に対して光を垂直に照射することが好ましい。
これによれば、光硬化性樹脂が硬化する際の収縮がより均一となるため、走査レンズの取り付け精度をさらに向上させることができる。
前記した各光走査装置の製造方法において、レンズ配置工程では、光源からレーザ光を出射して、被走査面に対応する位置での結像状態を確認しながら走査レンズの位置を調整する工程を有していてもよい。
これによれば、走査レンズの取り付け精度をさらに向上させることができる。
本発明によれば、光走査装置の小型化を可能としつつ、走査レンズの取り付け精度を向上させることができる。
実施形態に係る光走査装置の平面図である。 図1のII−II断面図である。 光走査装置の拡大平面図である。 図3のA方向から見た斜視図(a)と、(a)のB方向から見た側面図(b)である。 レンズ配置工程の説明図(a),(b)である。 レンズ固定工程の説明図(a),(b)である。 部品組付工程の説明図(a),(b)である。 保持部材を側壁に取り付けることで開口を塞ぐ変形例に係る光走査装置の拡大斜視図(a)と拡大断面図(b)である。 光学部品としての反射鏡を側壁に取り付けることで開口を塞ぐ変形例に係る光走査装置の拡大平面図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明において、「主走査方向」とは、被走査面の一例としての感光体D(図2参照)の表面でのレーザ光L1〜L4の走査方向である。本明細書においては、この走査のためにレーザ光L1〜L4を偏向する方向を(空間的に異なる方向であっても)すべて主走査方向とする。また、「副走査方向」とは、主走査方向およびレーザ光L1〜L4の進行方向に直交する方向である。
また、以下の説明において、前後上下左右は、図1,2に示されている状態における前後上下左右をいうものとする。すなわち、以下の説明における前後上下左右は、必ずしも、光走査装置1が画像形成装置などに設けられたときの前後上下左右に対応するわけではない。
図1,2に示すように、光走査装置1は、光源の一例としての光源装置20(20A〜20D)と、第1シリンドリカルレンズ30と、偏向器の一例としてのポリゴンミラー40と、fθレンズ50と、走査レンズの一例としての第2シリンドリカルレンズ60と、反射鏡71〜75と、光検出ユニット80と、ケーシング100とを主に備えている。
図1に示すように、光源装置20(20A〜20D)は、光束に変換したレーザ光L1〜L4を出射する装置であり、光走査装置1が走査露光する4つの感光体Dに対応して4つ設けられている。光源装置20Aと光源装置20Bは、左右方向に並んで配置されており、光源装置20Cと光源装置20Dは、左右方向において互いに向かい合った状態で、出射するレーザ光L3,L4が、光源装置20A,20Bが出射するレーザ光L1,L2に対して略直交するように配置されている。
各光源装置20A〜20Dは、それぞれ、符号を省略して示す半導体レーザと、コリメートレンズとを主に備えている。半導体レーザは、レーザ光L1〜L4を出射する公知の素子である。また、コリメートレンズは、半導体レーザからのレーザ光L1〜L4を集光して光束に変換するレンズである。なお、本発明において、コリメートレンズによって変換されて得られた光束は、平行光、収束光および発散光のいずれであってもよい。
反射鏡71は、光源装置20Cからのレーザ光L3または光源装置20Dからのレーザ光L4をポリゴンミラー40に向けて反射する部材であり、光源装置20A,20Bとポリゴンミラー40との間に配置されている。なお、光源装置20Aからのレーザ光L1と光源装置20Bからのレーザ光L2は、それぞれ、反射鏡71の上を通過してポリゴンミラー40に入射される。
第1シリンドリカルレンズ30は、ポリゴンミラー40の面倒れを補正するため、レーザ光L1,L3またはレーザ光L2,L4を屈折させて副走査方向に収束し、ポリゴンミラー40の反射面上で主走査方向に長い線状に結像させるレンズである。この第1シリンドリカルレンズ30は、光源装置20A,20Bとポリゴンミラー40との間に配置されている。
なお、反射鏡71と第1シリンドリカルレンズ30との間に設けられたケーシング100の壁151には、複数の開口(破線参照)が設けられており、この壁151の開口は、通過するレーザ光L1〜L4の上下および左右の幅を規定している。
ポリゴンミラー40は、回転軸から等距離に設けられた6つのミラー面(反射面)を有し、ミラー面が回転軸を中心に一定速度で回転することで、第1シリンドリカルレンズ30を通過したレーザ光L1〜L4を反射して主走査方向に偏向する。このポリゴンミラー40は、ケーシング100のほぼ中央で、前後方向において光源装置20A,20Bと対向して配置されている。
fθレンズ50は、ポリゴンミラー40によって等角速度で走査されたレーザ光L1〜L4を感光体Dの表面で主走査方向に等速度で走査するように変換するレンズであり、ポリゴンミラー40の左右に1つずつ、合計2つ設けられている。
第2シリンドリカルレンズ60は、ポリゴンミラー40の面倒れを補正するため、レーザ光L1〜L4を屈折させて副走査方向に収束し、感光体Dの表面上に結像させるレンズである。この第2シリンドリカルレンズ60(60A〜60D)は、4つの光源装置20A〜20Dから出射されるレーザ光L1〜L4に対応して4つ設けられている。
図2に示すように、ポリゴンミラー40で偏向され、fθレンズ50を通過したレーザ光L1,L2が通過する第2シリンドリカルレンズ60A,60Bは、fθレンズ50の上方に配置されている。また、ポリゴンミラー40で偏向され、fθレンズ50を通過したレーザ光L3,L4が通過する第2シリンドリカルレンズ60C,60Dは、fθレンズ50とケーシング100の後述する側壁120との間で、側壁120と対向して配置されている。
反射鏡72〜75は、ポリゴンミラー40で偏向され、fθレンズ50を通過したレーザ光L1〜L4を反射する部材である。この反射鏡72〜75は、例えば、ガラス板の表面(反射面となる面)にアルミニウムなどの反射率が高い材料を蒸着することにより形成されている。
反射鏡72(72A,72B)は、fθレンズ50と第2シリンドリカルレンズ60C,60Dとの間に配置されており、fθレンズ50を通過したレーザ光L1,L2を第2シリンドリカルレンズ60A,60Bに向けて反射する。また、反射鏡73(73A,73B)は、fθレンズ50の上方に配置されており、第2シリンドリカルレンズ60A,60Bを通過したレーザ光L1,L2を感光体Dの表面(被走査面)に向けて反射する。
反射鏡74(74C,74D)は、第2シリンドリカルレンズ60C,60Dとケーシング100の側壁120との間で、側壁120に沿うように配置されており、第2シリンドリカルレンズ60C,60Dを通過したレーザ光L3,L4を反射鏡75に向けて反射する。また、反射鏡75(75C,75D)は、第2シリンドリカルレンズ60C,60Dの上方に配置されており、反射鏡74で反射されたレーザ光L3,L4を感光体Dの表面に向けて反射する。
以上のような構成により、図1に示すように、光源装置20A,20Bからのレーザ光L1,L2は、第1シリンドリカルレンズ30を通過して、ポリゴンミラー40で主走査方向に偏向される。また、光源装置20C,20Dからのレーザ光L3,L4は、反射鏡71で反射されて進路をポリゴンミラー40に向けた後、第1シリンドリカルレンズ30を通過して、ポリゴンミラー40で主走査方向に偏向される。
そして、図2に示すように、ポリゴンミラー40で偏向されたレーザ光L1,L2は、fθレンズ50を通過し、反射鏡72で反射され、第2シリンドリカルレンズ60を通過した後、反射鏡73で反射されて感光体Dの表面を走査露光する。また、ポリゴンミラー40で偏向されたレーザ光L3,L4は、fθレンズ50および第2シリンドリカルレンズ60を通過し、反射鏡74で反射された後、反射鏡75で反射されて感光体Dの表面を走査露光する。
図3に示すように、光検出ユニット80は、レーザ光L3を検出するビームディテクタ81と、ビームディテクタ81が組み付けられる回路基板82とを主に備えている。この光検出ユニット80は、ケーシング100の側壁120の後述する開口121を塞ぐように、側壁120に対して外側から取り付けられており(図7も参照)、これにより、ビームディテクタ81が検出面をケーシング100の内側に向けた状態で配置されている。光検出ユニット80は、ビームディテクタ81がレーザ光L3を検出したときに走査開始のタイミング(光源装置20の発光タイミング)を決定するための信号を出力する。
なお、反射鏡74Cは、開口121が設けられた部分を含む側壁120と、第2シリンドリカルレンズ60Cとの間で側壁120に沿うように配置されており、その長手方向の端部が光(レーザ光L3や後述する硬化光LC)を透過可能に構成されている。より具体的に、ガラス板の表面に反射率が高い材料を蒸着することにより形成された反射鏡74Cは、側壁120の開口121と後述するレンズ固定部115との間に位置する部分に、図3にドットをつけて示したミラー層Mが形成されていない。これにより、レーザ光L3が反射鏡74Cの端部を通過してビームディテクタ81で検出可能となっている。
図1に示すように、ケーシング100は、光源装置20やポリゴンミラー40、第2シリンドリカルレンズ60、反射鏡71〜75などを収容する部材である。このケーシング100は、本発明の特徴部分に関わる構成として、支持壁110と、側壁120とを主に有している。
支持壁110は、ケーシング100の下側の壁(底壁)であり、光源装置20やポリゴンミラー40、fθレンズ50、第2シリンドリカルレンズ60C,60D、反射鏡72,74などを支持している。図2に示すように、この支持壁110には、反射鏡73,75で反射して感光体Dの表面に向かうレーザ光L1〜L4をそれぞれ通過させる4つの露光口111〜114が形成されている。
また、図3,4に示すように、支持壁110には、第2シリンドリカルレンズ60Cを固定するための壁状のレンズ固定部115が形成されている。レンズ固定部115は、第2シリンドリカルレンズ60Cの端部61を介して側壁120と対向する固定面116を有している。
固定面116は、第2シリンドリカルレンズ60Cを固定するための接着剤としての光硬化性樹脂190(図5(a)参照)が塗布される面である。なお、固定面116には、塗布された光硬化性樹脂190が良好に保持されるように、溝117が設けられている。
ここで、注意的に記載しておくと、本実施形態は、説明の簡便のため、本発明を、図3,4に示す第2シリンドリカルレンズ60Cの前側の端部61の周辺にのみ適用した構成となっているが、当然これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、第2シリンドリカルレンズ60Cの後側の端部の周辺や、第2シリンドリカルレンズ60Dの周辺にも適用することができることはいうまでもない。
側壁120は、支持壁110の露光口111〜114(図2参照)が並ぶ左右方向の両端部で支持壁110から立設するように設けられている。第2シリンドリカルレンズ60Cや反射鏡74Cが配置される側の側壁120には、レンズ固定部115と対向する部分に、ケーシング100の内外を連通させる側面視略矩形状の開口121(貫通孔)が設けられている。
図4(b)に示すように、開口121は、固定面116に直交する方向(図4(a)のB方向)から見て、固定面116の全範囲を含む範囲で設けられている。言い換えると、固定面116は、当該固定面116に直交する方向から開口121を覗いたときに、その全範囲が見えるようになっている。
また、側壁120の外側の面には、開口121の下側に、ネジ85(図7参照)により光検出ユニット80を側壁120に固定するための穴122が設けられている。
<光走査装置の製造方法>
次に、光走査装置1の製造方法、より詳細には、本発明の特徴部分に係るケーシング100への第2シリンドリカルレンズ60Cおよび光検出ユニット80の組み付けについて、適宜図面を参照しながら説明する。
なお、以下の説明においては、少なくとも、光源装置20C、反射鏡71、第1シリンドリカルレンズ30、ポリゴンミラー40、fθレンズ50および反射鏡74Cは、すでにケーシング100に組み付けられているものとする。
図5(a)に示すように、まず、光硬化性樹脂190をレンズ固定部115の固定面116に塗布する。次に、光硬化性樹脂190を介して第2シリンドリカルレンズ60Cの端部61を固定面116に対向するように配置する(レンズ配置工程)。
より詳細に、本実施形態のレンズ配置工程では、まず、保持具200により第2シリンドリカルレンズ60Cの端部61(実際には両端部)を挟持し、第2シリンドリカルレンズ60Cを保持した状態で、端部61が固定面116と対向する位置まで持っていく。
その後、図5(b)に示すように、光源装置20Cからレーザ光L3を出射して、感光体Dの表面に対応する位置での結像状態を確認しながら、第2シリンドリカルレンズ60Cを図のX方向、Y方向、Z方向およびθ方向に動かして第2シリンドリカルレンズ60Cの位置を調整する。
なお、本実施形態において、第2シリンドリカルレンズ60Cの位置調整は、感光体Dの表面(被走査面)上で直接結像状態を確認(測定)しながら行っているのではなく、レーザ光L3の光量分布を感光体Dの表面と同等の光学的位置において測定可能なセンサを有する測定装置を使用して行っている。
次に、図6(a),(b)に示すように、照射装置300から、光硬化性樹脂190を硬化させるための硬化光LCを、側壁120の開口121および第2シリンドリカルレンズ60Cの端部61を通して固定面116上の光硬化性樹脂190に照射する。これにより、光硬化性樹脂190が硬化し、第2シリンドリカルレンズ60Cが固定面116(レンズ固定部115)に固定される(レンズ固定工程)。
本実施形態のレンズ固定工程では、図6(b)に示すように、固定面116に対して硬化光LCを、その光軸が固定面116に対し垂直となるように照射している。そして、この垂直に照射される硬化光LCは、前記したとおり、固定面116が当該固定面116に直交する方向から開口121を覗いたときにその全範囲が見えるようになっていることで、固定面116に塗布された光硬化性樹脂190の全範囲に対して当たることとなる。
これにより、硬化光LCが光硬化性樹脂190の全範囲に対して略均一に照射されることになるので、光硬化性樹脂190が硬化する際の収縮を略均一とすることができる。その結果、第2シリンドリカルレンズ60Cの位置ずれを抑制できるので、第2シリンドリカルレンズ60Cの取り付け精度を向上させることができるようになっている。
また、本実施形態では、先に組み付けられている反射鏡74Cの端部が硬化光LCを透過可能に構成されているので、ケーシング100に反射鏡74Cを組み付けた状態で、固定面116上の光硬化性樹脂190に光を照射し、第2シリンドリカルレンズ60Cの固定を行うことができるようになっている。これにより、反射鏡74Cの位置を確定した上で第2シリンドリカルレンズ60Cの位置を調整することが可能となるので、第2シリンドリカルレンズ60Cの取り付け精度を向上させることができるようになっている。
その後、図7(a),(b)に示すように、側壁120の開口121を塞ぐように、側壁120に対して外側から光検出ユニット80をネジ85で取り付ける(部品組付工程)。これにより、光検出ユニット80がケーシング100に組み付けられるとともに、光走査装置1内(開口121)からレーザ光L3などが漏れ出てくることや、光走査装置1内への塵埃の侵入を防止することができる。
以上説明した本実施形態の光走査装置1によれば、側壁120のレンズ固定部115と対向する部分に開口121が設けられているので、前記した製造方法のように、硬化光LCを開口121を通して照射することで、固定面116上の光硬化性樹脂190に硬化光LCを均一に照射することができる。これにより、光硬化性樹脂190が硬化する際の収縮が略均一となるので、第2シリンドリカルレンズ60Cの位置ずれが抑制され、第2シリンドリカルレンズ60Cの取り付け精度を向上させることが可能となっている。
そして、上記したような構成により、側壁120を第2シリンドリカルレンズ60Cにより近づけることが可能となる、すなわち、ケーシング100の小型化が可能となるので、光走査装置1自体の小型化を図ることが可能となっている。
また、側壁120の開口121は、光走査装置1の構成部品である光検出ユニット80が取り付けられることによって塞がれるので、開口121を塞ぐためだけの部材を取り付ける場合と比較して、組み立て性を向上させることができる。
また、本実施形態の光走査装置1の製造方法によれば、側壁120の開口121を通して硬化光LCを光硬化性樹脂190に照射するので、側壁120と第2シリンドリカルレンズ60Cとの間隔が狭い小型化された光走査装置1においても、光硬化性樹脂190に光を均一に照射することができる。これにより、前記したとおり、第2シリンドリカルレンズ60Cの取り付け精度を向上させることが可能となる。さらに、本実施形態の光走査装置1の製造方法を採用することで、より小型化された光走査装置1の製造が可能となる。
また、部品組付工程では、側壁120に光検出ユニット80を取り付けて開口121を塞ぐので、開口121を塞ぐためだけの部材を取り付ける工程と、光検出ユニット80を取り付ける工程の両方を有する場合と比較して、組み立て性を向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態では、側壁120に取り付けられて開口121を塞ぐ、光走査装置1の構成部品として光検出ユニット80を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図8(a),(b)に示すように、光学部品としての反射鏡74Cをケーシング100(側壁120)に保持させるための保持部材90であってもよい。
補足すると、保持部材90は、金属や樹脂などから形成された側面視略U形状をなすクリップ状の部材であり、ケーシング100に対し、側壁120の開口121が設けられた部分と反射鏡74Cとを挟持するように取り付けられる。これにより、反射鏡74Cがケーシング100に保持(固定)されるとともに、開口121が塞がれることとなる。なお、このような保持部材は、前記実施形態の光検出ユニット80をケーシング100に保持させるような構成のものであってもよい。
また、側壁に取り付けられて開口を塞ぐ光走査装置の構成部品としては、図9に示すような、光学部品としての反射鏡76であってもよい。補足すると、図9に示す変形例に係る光走査装置1は、ケーシング100内に光検出ユニット80が配置されており、反射鏡76は、第2シリンドリカルレンズ60Cを通過したレーザ光L3を、光検出ユニット80のビームディテクタ81に向けて反射する光学部品である。
反射鏡76は、側壁120の内面に設けられた取付部123に挟持される(取り付けられる)ことで、開口121を塞いでいる。なお、反射鏡76の固定は、図9に示す構成に限定されず、例えば、側壁の内側または外側から開口を塞ぐようにして接着剤などで固定されていてもよい。
前記実施形態では、レンズ固定工程において、硬化光LCを固定面116に対して垂直に照射したが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、硬化光の照射は、光硬化性樹脂の硬化の際の収縮が不均一とならないのであれば、硬化光(光軸)が固定面に垂直な方向に対してある程度の角度を有していてもよい。
前記実施形態では、レンズ配置工程において、光硬化性樹脂190をレンズ固定部115の固定面116に塗布したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、光硬化性樹脂は、固定面ではなく走査レンズ(前記実施形態の第2シリンドリカルレンズ60C)に塗布してもよいし、走査レンズを固定面に対向配置した後に走査レンズと固定面との間に流し込んでもよい。
前記実施形態では、レンズ配置工程において、第2シリンドリカルレンズ60C(走査レンズ)の位置を調整したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、被走査面上における結像状態の調整を走査レンズ以外の光学部品の位置調整により行う光走査装置であれば、走査レンズは位置を調整せずにケーシングに固定してもよい。また、レンズ配置工程における調整は、走査レンズの位置を大まかに決める粗調整であってもよい。
前記実施形態では、反射鏡74Cの端部が硬化光LCを透過可能に構成されていたので、ケーシング100に反射鏡74Cを組み付けた状態で、開口121から光硬化性樹脂190に硬化光LCを照射したが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、前記実施形態において、反射鏡74Cを組み付ける前に、ケーシング100に対し第2シリンドリカルレンズ60Cを組み付けてもよい。この場合、反射鏡74Cは、反射面となる面の全面にミラー層Mが形成されていてもよい。
前記実施形態では、側壁120に設けられた開口121(貫通孔)が略矩形状であったが、本発明はこれに限定されず、例えば、円形状や楕円形状、長円形状などであってもよいし、矩形を除く多角形状であってもよい。また、前記実施形態では、側壁120に設けられた開口121が貫通孔であったが、本発明はこれに限定されず、例えば、切欠形状などであってもよい。
前記実施形態では、偏向器としてのポリゴンミラー40が6つのミラー面を有していたが、本発明はこれに限定されず、例えば、ミラー面は4つであってもよい。また、前記実施形態では、偏向器として、回転することでレーザ光を偏向するポリゴンミラー40を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、揺動することで光を偏向する振動ミラーなどであってもよい。
前記実施形態では、走査レンズとして第2シリンドリカルレンズ60(シリンドリカルレンズ)を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、fθレンズなどであってもよい。
前記実施形態では、複数の光源装置20(光源)を備えたマルチビーム型の光走査装置1を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、1つの光源を備えたシングルビーム型の光走査装置であってもよい。なお、マルチビーム型の光走査装置の場合、レーザ光を出射する素子は、複数の発光点を有し、複数のレーザ光を出射するものであってもよい。
前記実施形態では、本発明の光走査装置1をレーザプリンタなどの画像形成装置に設けた例を示したが、本発明は、これに限定されず、例えば、測定装置や検査装置などに設けてもよい。
1 光走査装置
20C 光源装置
40 ポリゴンミラー
60C 第2シリンドリカルレンズ
74C 反射鏡
76 反射鏡
80 光検出ユニット
90 保持部材
100 ケーシング
110 支持壁
115 レンズ固定部
116 固定面
120 側壁
121 開口
190 光硬化性樹脂
D 感光体
L3 レーザ光
LC 硬化光

Claims (6)

  1. 光源と、
    前記光源からのレーザ光を反射して主走査方向に偏向する偏向器と、
    前記偏向器で偏向されたレーザ光が通過する走査レンズと、
    前記光源、前記偏向器および前記走査レンズを収容するケーシングと、を備え、
    前記ケーシングは、前記偏向器を支持する支持壁と、前記支持壁から立設する側壁とを有し、
    前記支持壁は、前記走査レンズを光硬化性樹脂により固定するための固定面が前記走査レンズを介し前記側壁と対向して設けられたレンズ固定部を有し、
    前記側壁の前記レンズ固定部と対向する部分には、前記ケーシングの内外を連通させる開口が設けられ、
    さらに、前記側壁に取り付けられて前記開口を塞ぐ、光学部品、レーザ光を検出する光検出ユニット、および、前記光学部品または前記光検出ユニットを前記ケーシングに保持させる保持部材のいずれかを備えたことを特徴とする光走査装置。
  2. 前記ケーシングに収容され、前記走査レンズを通過したレーザ光を被走査面に向けて反射する反射鏡を備え、
    前記反射鏡は、前記開口が設けられた部分を含む前記側壁と前記走査レンズとの間で前記側壁に沿うように配置され、前記開口と前記レンズ固定部との間に位置する部分が少なくとも前記光硬化性樹脂を硬化させるための光を透過可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記開口は、前記固定面に直交する方向から見て、少なくとも前記固定面の全範囲を含む範囲で設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光走査装置。
  4. 光源と、
    前記光源からのレーザ光を反射して主走査方向に偏向する偏向器と、
    前記偏向器で偏向されたレーザ光が通過する走査レンズと、
    前記偏向器を支持する支持壁と、前記支持壁から立設する側壁とを有し、前記光源、前記偏向器および前記走査レンズを収容するケーシングと、を備え、
    前記支持壁に、前記走査レンズを介して前記側壁と対向する固定面を有するレンズ固定部が設けられ、
    前記側壁の前記レンズ固定部と対向する部分に、前記ケーシングの内外を連通させる開口が設けられた光走査装置の製造方法であって、
    光硬化性樹脂を介して前記走査レンズを前記固定面に対向配置するレンズ配置工程と、
    前記開口および前記走査レンズを通して光を光硬化性樹脂に照射して硬化させるレンズ固定工程と、
    前記側壁に、光学部品、レーザ光を検出する光検出ユニット、および、前記光学部品または前記光検出ユニットを前記ケーシングに保持させる保持部材のいずれかを取り付けて前記開口を塞ぐ部品組付工程と、を有することを特徴とする光走査装置の製造方法。
  5. 前記レンズ固定工程では、前記固定面に対して光を垂直に照射することを特徴とする請求項4に記載の光走査装置の製造方法。
  6. 前記レンズ配置工程では、前記光源からレーザ光を出射して、被走査面に対応する位置での結像状態を確認しながら前記走査レンズの位置を調整することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の光走査装置の製造方法。
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