JP5695463B2 - ベルト取付治具 - Google Patents
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Description
そして、ベルト保持部が、取付部の第一プーリの一方の側面側において、第一プーリ外周よりも内径側で突設されているため、ベルトをベルト保持部を介して第一プーリの外周に導入する際に、ベルトの内周面がベルト保持部に当たり、ベルトの側面が第一フランジ部に当たって、ベルト保持部に保持されたベルトの位置と第一プーリの外周部に導入されたベルトの位置との間で段差を形成するようにして第一プーリの外周に導入することができる。
これによれば、特許文献1や特許文献2に挙げたように、ベルト保持部が第一プーリの外周よりも径外方向に張り出した形状をしているベルト取付治具に比べて、ベルトを第一プーリ及び第二プーリに巻掛ける際のベルトの張力を下げることができる。これにより、ベルトを第一プーリ及び第二プーリに巻掛ける際に必要な力を低減して、ベルトを巻掛け易くすることができる。
また、当該ベルト取付治具は、第一プーリの外周に設置した状態で、ベルト保持部が第一プーリの径外方向に張り出していないので、第一プーリの外周側に物理的空間の余裕がない場合でも使用が可能である。
また、ベルトをベルト保持部に巻掛けた際に、ベルト保持部に過度の力がかかり折損の恐れがある。しかし、補強部を設けることで、ベルト保持部にかかる過度の力を分散することができ、ベルト保持部の折損を防止することができる。
以下、図面を参照しつつ、本願発明の第1実施形態を説明する。本実施形態に係るベルト取付治具9は、クランクプーリ2とオルタネータのオルタネータプーリ3との間にVリブドベルト4を巻掛けする際に使用する。先ず、図1を参照しつつ、クランクプーリ2とオルタネータプーリ3に対するVリブドベルト4の巻掛けを説明し、図2を参照しつつ、クランクプーリ2の構造を説明する。
図2に示すように、クランクプーリ2は、Vリブドベルト4の内周面に形成されるリブ4a(ベルトの内周面に設けられたリブ)と嵌合可能なプーリ溝2a(第一プーリの外周面に設けられた溝)を有し、このプーリ溝2aをプーリ軸方向で挟む一対のプーリフランジ2b・2c(第一プーリの縁)を備えている。このプーリフランジ2b・2cは、図2の断面視で、上記プーリ溝2aよりクランクプーリ2の径外方向へ若干、突出して形成されている。また、クランクプーリ2のボス部5には、エンジンの図示しないクランク軸が挿入される。符号2d・2eは、クランクプーリ2の側面を示す。なお、上記のVリブドベルト4は、その周長方向において若干伸縮可能な所謂低モジュラスベルトである。低モジュラスベルトは、心線にポリアミド繊維を用いることで、弾性率を比較的低くしたものであり、高弾性率のもの(所謂高モジュラスベルト)と比較して急激な張力低下が抑制される。
次に、図3〜4を参照しつつ、本実施形態に係るベルト取付治具9の構成を説明する。図3は、本発明の第1実施形態に係るベルト取付治具9の斜視図である。図3(a)〜(d)は、夫々、上記ベルト取付治具9を異なる方向から見た斜視図である。図4は、本発明の第1実施形態に係るベルト取付治具9の六面図である。図5は、ベルト取付治具9をクランクプーリ2に装着した図である。
次に、図6〜図9を参照しつつ、上記のベルト取付治具9の使用方法を説明する。図6は、ベルト取付治具9の使用方法の第一説明図である。図7は、ベルト取付治具9の使用方法の第二説明図である。図8は、ベルト取付治具9の使用方法の第三説明図である。図9は、ベルト取付治具9の使用方法の第四説明図である。
次に、図5に示すように、ベルト取付治具9の外周部13がクランクプーリ2の外周に沿うように、第一フランジ部14及び第二フランジ部15をクランクプーリ2の側面2d・2eに当接させる。
この状態で、図6に示すように、Vリブドベルト4をオルタネータプーリ3に巻掛けする。そして、Vリブドベルト4をクランクプーリ2の側面2d上を通ってベルト保持部12の縁12bで屈曲させてVリブドベルト4の内周面がベルト保持部12の保持面12cに当接するように巻掛ける。更に、Vリブドベルト4の側面を第一フランジ部14に当接させた後、損傷防止部16を跨がせたうえで外周部13上を交差させてクランクプーリ2の外周に沿わせる。詳しくは、オルタネータプーリ3に巻掛けしたVリブドベルト4は、Vリブドベルト4の移動方向と反対の方向に順に、即ち、ベルト取付治具9、クランクプーリ2のプーリ溝2aに対してこの順番で巻掛けられる。この結果、Vリブドベルト4は、ベルト保持部12とクランクプーリ2の外周との間で段差が形成されるように巻掛けられることになる。
次に、図7に示すように、レンチ37を用いてクランクプーリ2を第一回転方向Aに回転させる。
次に、図12及び図13を参照しつつ、第2実施形態に係るベルト取付治具209の構成を説明する。第1実施形態に係るベルト取付治具9は面対称構造をしていたが、第2実施形態に係るベルト取付治具209は面対称構造とはせずに、しかも、損傷防止部を設けない構造としている。なお、第1実施形態と同様の箇所は説明を省略して説明する。図12(a)〜(b)は、夫々、上記ベルト取付治具209を異なる方向から見た斜視図である。図13は、第2実施形態に係るベルト取付治具209の六面図である。
次に、図16及び図17を参照しつつ、第3実施形態に係るベルト取付治具309の構成を説明する。なお、第1実施形態及び第2実施形態と同様の箇所は説明を省略して説明する。図16は、上記ベルト取付治具309の斜視図である。図17は、第3実施形態に係るベルト取付治具309の六面図である。
次に、図18及び図19を参照しつつ、第4実施形態に係るベルト取付治具409の構成を説明する。なお、第1実施形態と同様の箇所は説明を省略して説明する。図18(a)〜(b)は、夫々、上記ベルト取付治具409を異なる方向から見た斜視図である。図19は、第4実施形態に係るベルト取付治具409の六面図である。
図18及び図19に示されるように、ベルト取付治具409は、クランクプーリ2の外周及び両側面2d・2eを覆って取り付けられる取付部411と、取付部411から突設されたベルト保持部412とを主たる構成として備える。このベルト取付治具409は、クランクプーリ2幅に略等しく、クランクプーリ2の外周に当接して使用するものであって、ベルト保持部412がクランクプーリ2の側面2d側に位置するように向きを定めて用いる。
次に、図20〜図23を参照しつつ、上記のベルト取付治具409の使用方法を説明する。
次に、ベルト取付治具409の外周部413がクランクプーリ2の外周に沿うように、第一フランジ部414及び第二フランジ部415をクランクプーリ2の側面2d・2eに当接させる。
この状態で、図20に示すように、Vリブドベルト4をオルタネータプーリ3に巻掛けする。そして、Vリブドベルト4をクランクプーリ2の側面2d上を通ってベルト保持部412の縁412bで屈曲させてVリブドベルト4の内周面がベルト保持部412の保持面412cに当接するように巻掛ける。更に、Vリブドベルト4の側面を第一フランジ部414に当接させた後、第一フランジ張出部414aを跨がせたうえで切欠部413dを通らせてクランクプーリ2の外周に沿わせる。詳しくは、オルタネータプーリ3に巻掛けしたVリブドベルト4は、Vリブドベルト4の移動方向と反対の方向に順に巻掛けられる。この結果、Vリブドベルト4は、ベルト保持部412とクランクプーリ2の外周との間で段差が形成されるように巻掛けられることになる。
次に、図21に示すように、レンチ37を用いてクランクプーリ2を第一回転方向Aに回転させる。
2 クランクプーリ
2a プーリ溝
2b・2c プーリフランジ
2d・2e クランクプーリ2の側面
3 オルタネータプーリ
4 Vリブドベルト
4a リブ
9 ベルト取付治具
11 取付部
12 ベルト保持部
12a・12b ベルト保持部の縁
12c 保持面
13 外周部
14 第一フランジ部
15 第二フランジ部
16・17 損傷防止部
A 第一回転方向
B 第二回転方向
Claims (4)
- 第一プーリと第二プーリの間に、周長方向に伸縮可能なベルトを、前記第一プーリと前記第二プーリの軸間距離を固定したまま巻掛けるに際し、前記第一プーリの外周に設置して使用する、ベルト取付治具であって、
前記第一プーリの外周及び両側面を覆って取り付けられる取付部と、
前記取付部から前記第一プーリの一方の側面方向であって、前記第一プーリ外周よりも内径側で突設され、ベルトを保持するベルト保持部と、
を備え、
前記取付部は、前記第一プーリの外周に沿う外周部と、前記外周部の一端から前記第一プーリ側面に沿う第一フランジ部と、前記外周部の他端から前記第一プーリ側面に沿う第二フランジ部と、から成り、
前記ベルト保持部は、前記ベルトの側面が前記第一フランジ部に当たって前記第一プーリの外周に導入される際に、前記ベルト保持部に保持された前記ベルトの位置と前記第一プーリの外周部に導入された前記ベルトの位置との間に段差が形成されるように突設されており、
更に、前記取付部において、前記外周部の外周方向の一方の端部には、前記ベルトを前記第一プーリの外周に導入する切欠部が設けられ、前記第一フランジ部及び前記第二フランジ部は、前記切欠部を挟むように張り出しており、
前記ベルト保持部は、前記取付部の中央よりも前記切欠部側に突設されていることを特徴とするベルト取付治具。 - 前記ベルト保持部は、前記第一プーリの側面に対して、垂直又は前記第一プーリの径外方向に鋭角を成すように傾斜していることを特徴とする請求項1に記載のベルト取付治具。
- 前記第一プーリの側面に当接する当接面が前記第一フランジ部よりも内径側に配置された補強部を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のベルト取付治具。
- 前記外周部の裏面に設けられ、前記第一プーリの外周面に設けられた溝に嵌合する嵌合部を備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のベルト取付治具。
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