JP2022008197A - ベルト取付治具及びベルトの取付方法 - Google Patents
ベルト取付治具及びベルトの取付方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2022008197A JP2022008197A JP2021102355A JP2021102355A JP2022008197A JP 2022008197 A JP2022008197 A JP 2022008197A JP 2021102355 A JP2021102355 A JP 2021102355A JP 2021102355 A JP2021102355 A JP 2021102355A JP 2022008197 A JP2022008197 A JP 2022008197A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulley
- belt
- mounting jig
- winding
- ribbed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 48
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims abstract description 77
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 52
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims abstract description 19
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims abstract description 9
- 230000008602 contraction Effects 0.000 claims description 7
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 8
- 239000000463 material Substances 0.000 description 6
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 4
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 4
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 2
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 2
- 239000004952 Polyamide Substances 0.000 description 1
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 1
- 239000004615 ingredient Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 229920002647 polyamide Polymers 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
Images
Abstract
Description
図21及び図22に示すように、2軸レイアウトと3軸レイアウトとでは、ベルトと第2プーリとの巻付角度の違いにより、2軸レイアウトに比べて3軸レイアウトでは、第2プーリにおいて、プーリ径方向内側へのベルトの押し付ける力が小さいために、第1プーリと第2プーリとの間で、例えばベルトが捩れた場合などには、第2プーリ(図22のポイントX2)からベルトが外れやすくなる。
図21及び図22に示すように、2軸レイアウトと3軸レイアウトとでは、ベルト取付治具の第1プーリへの取り付け時において、ベルト取付治具の後方における、第1プーリとベルトとの接触領域(図21のポイントY1及び図22のポイントY2参照)の違い(第1プーリへのベルト取付治具の取り付け位置の自由度の違い)により、2軸レイアウトに比べて3軸レイアウトでは、第1プーリにベルトを巻き掛け始めた状態では、第1プーリとベルトとの接触領域が充分に確保できない場合がある(接触領域がゼロの場合もある)。この場合、第1プーリにベルトを巻き掛け始めた状態では、ベルトにはほとんど張力が掛からない状態であるので、ベルト取付治具のすぐ後方側(第1プーリの回転方向と反対側)の部位が第1プーリから浮き上がり易く、ベルトが第1プーリのフランジを乗り越えて外れやすくなる。
巻き掛かったベルトの内周面と接する部位(保持面8、導入面9)が、巻き掛かって屈曲したベルトが沿うような曲面状ではなく、角部(保持面8と導入面9の境界)がある形状になっている。そうすると、ベルトが保持面8や導入面9を通る時には、ベルトはこの角部で屈折する状態になる。また、保持面8や導入面9を通るベルトは、プーリとベルト取付治具との嵌合が外れないように、ベルトがベルト取付治具を押える役割もしている。しかし、ベルトの内周面が保持面8や導入面9と沿うような全面接触ができない場合は、ベルトがベルト取付治具を押える効果が小さくなり、ベルト取付治具の嵌合が外れる虞がある。そのため、ベルト取付治具が外れないように強く押えるには、ベルトに過度の張力を掛けて、無理な曲げを与える必要がある。
押え部19は、その突き出し長さが、プーリ溝5に嵌ったベルト4を押え部19で確実に抑えるよう、突出片18aよりも長く設定されています(段落[0056]参照)。このように押え部の突き出し長さが長いと、ベルトを確実に押えられる反面、ベルトの巻き掛け動作が完了する状態になっても、ベルトが押え部と干渉しすぎる余り、ベルトとベルト取付治具とが離れにくくなる。あるいは、作業者がプーリからベルト取付治具を取り外す場合にも、押え部が邪魔になって取り外し難くなるなど、作業性に課題が生じる。
このベルト取付治具を、3軸レイアウトに使用した場合には、前述のように、ベルト取付治具の直ぐ後方の部位が、プーリ外周面の外側に向かって浮き上がる距離(離間距離)が大きくなる。そのとき、ベルトに強力な浮き上がりの力が作用すると、ベルト取付治具の押え部が押し上げられてしまい、その結果、ベルト取付治具本体の後方が浮き上がってしまう。そうすると、ベルト取付治具の押え部によるベルトをプーリに押さえ付ける機能が発揮されず、ベルトがプーリのフランジに乗り上げたり、ベルト取付治具がプーリから外れ落ちたりする虞がある。
ベルト取付治具を取り付ける、プーリの側面に円筒状の凹部が形成されている場合、プーリフランジ側面とプーリの側面の凹部との間に段差(本願の図11の段差D参照)が形成される。このような凹部が形成されたプーリにベルトを巻き掛ける場合、ベルトがプーリフランジ側面を通過する際に、段差にベルトのエッジが引っ掛かり、ベルトが裏返ってしまう場合がある。そして、そのまま無理にプーリを回すとベルトのエッジが損傷する虞がある。
本体部と、
前記本体部に設けられており、当該ベルト取付治具が取付対象のプーリに取り付けられた状態で、前記プーリの外周上に配置され、前記ベルトが掛けられて、当該ベルトの張力によって前記プーリの外周側に押圧される、巻掛部と、
前記巻掛部に巻き掛けられた前記ベルトの側面を案内するガイド部と、
当該ベルト取付治具が前記プーリに取り付けられた状態で、前記プーリの外周に対して対向するように配置され、前記プーリに巻き掛けられる前記ベルトを前記プーリの外周側に押圧する、押え部と、
前記プーリの側面を覆うカバー部と、を備え、
前記巻掛部及び前記カバー部は、前記プーリの外周に沿わされた前記ベルトを、前記プーリの径方向外側に案内し、前記プーリの径方向外側に案内された前記ベルトを、前記プーリの軸方向外側に屈曲させつつ、前記プーリの径方向内側にも屈曲させて、前記プーリの側面に沿わせるように案内し、且つ、案内される過程で屈曲する前記ベルトの内周面から、均一に圧力がかかるように接触する、3次元曲面を有し、
前記カバー部は、前記プーリの側面に沿って、前記プーリの回転方向前方に向かって、前記ベルトの幅方向長さよりも長く延在しており、
前記押え部は、前記プーリの軸方向外側から軸方向内側へ突出する長さが、前記巻掛部の、前記プーリの軸方向外側から軸方向内側へ突出する長さよりも小さいことを特徴としている。
また、押え部がベルトをプーリの外周側に押圧することで、ベルトをプーリに巻き掛け始めた状態での、ベルト取付治具のすぐ後方側(プーリ回転方向と反対側)の部位がプーリから浮き上がり、ベルトがプーリの縁(フランジ部分)を乗り越えて外れることを防止することができる。
また、押え部の突出長さが、巻掛部の突出長さより小さくしていることにより、ベルトのプーリへの巻き掛け動作が完了する状態で、ベルト取付治具がベルトから離れやすくすることができる。あるいは、作業者がプーリからベルト取付治具を取り外す場合にも、取り外しやすくなる。
また、カバー部が、プーリの側面に沿って、プーリの回転方向前方に向かって、ベルトの幅方向長さよりも長く延在していることにより、ベルトが巻掛部を通る時に、ベルトの内周面とプーリの側面との間に、ベルトの幅方向長さよりも長く延在したカバー部が入り込む構成にすることができる。そうすることで、ベルトの内周面とプーリの側面とが、延在したカバー部の厚み分だけ離間して直接接触することがなくなり、この離間は、ベルトの一連の巻き掛け動作において、他のプーリとプーリ(取付対象のプーリ)との間に掛け渡されたベルトが、プーリの径方向内側から外側に向かって移動していく際に、ベルトがプーリの凹部とプーリの側面との間の段差を通過し終えるまで、維持することができる。その結果、ベルトは段差をスムーズに通過し、段差へのベルトの引っ掛かりによる、捩れや損傷を防止することができる。
前記補助具は、
径方向に伸縮可能な輪状部分を有する、有端形状をしており、
前記輪状部分の外径は、外力が掛かっていない状態で、前記プーリの側面に設けられた、有底の円筒状の凹部の内径よりも大きく、
前記輪状部分は、径方向に収縮した状態で、前記凹部の底部に当接した状態で前記凹部の内壁を押圧可能とし、
一方側の端には、前記本体部が取付可能とされていてもよい。
前記取付対象のプーリ以外の他のプーリに前記ベルトを巻き掛ける手順と、
前記押え部が前記ベルトの外周に対向し、前記巻掛部が前記ベルトの内周に対向させた状態の、前記ベルトを、前記巻掛部の表面から前記ガイド部で案内しつつ前記カバー部の表面に沿わせて、前記ベルトの内周面が前記プーリの側面に対向した状態で当該プーリに仮掛けする手順と、を含むことを特徴としている。
前記輪状部分を収縮させた状態で、前記取付対象のプーリの側面に設けられた、有底の円筒状の凹部の底部に当接させた後、前記輪状部分の収縮を開放することにより、当該輪状部分を前記凹部の内壁に押圧させ、前記巻掛部を前記プーリの外周に沿わせた状態で固定する手順と、
前記取付対象のプーリ以外の他のプーリに前記ベルトを巻き掛ける手順と、
前記ベルトの内周面を前記プーリの側面に向けた状態で、前記ベルトを前記プーリの側面から前記カバー部へ沿わせ、更に、前記ベルトを前記ガイド部で案内しつつ前記巻掛部に沿わせ、前記押え部と前記プーリの外周との間を通すことで前記ベルトを仮掛けする手順と、
前記プーリを回転させる手順と、を含むことを特徴としている。
以下、図面を参照しつつ、本願発明の第1実施形態を説明する。第1実施形態に係る、ベルト取付治具6(補助具は使用しない)は、図3に示す、互いの軸間距離が全て固定された状態の、第1プーリ1(取付対象のプーリに相当)と、第2プーリ2と、第3プーリ3との間(3軸レイアウト)に、周長方向に伸縮可能なVリブドベルト4を巻き掛ける際に使用する。
第1プーリ1は、図11に示すように、外周に、後述するVリブドベルト4の内周面に形成された4つのリブ4a(不図示)と嵌合可能な4つのプーリ溝(第1プーリ1の外周に設けられた嵌合溝:不図示)と、このプーリ溝を第1プーリ1の軸方向で挟む一対のフランジ13とを有している。
Vリブドベルト4は、その周長方向において若干伸縮可能な所謂低モジュラスベルトである。低モジュラスベルトは、心線にポリアミド繊維を用いることで、弾性率を比較的低くしたものであり、高弾性率のもの(所謂高モジュラスベルト)と比較して急激な張力低下が抑制される。また、Vリブドベルト4の内周面には、周長方向に延在する、幅方向断面V形状のリブ4aが複数設けられている。この複数のリブ4aが、第1プーリ1、第2プーリ2、及び第3プーリ3のそれぞれの外周部に設けられたプーリ溝に嵌合可能とされる。
次に、本実施形態で使用するベルト取付治具6の構成を説明する。
次に、図3~図8を参照しつつ、ベルト取付治具6を使用したVリブドベルト4の取付方法を説明する。なお、第1プーリ1のボス部11にクランクを連結し、第1プーリ1を手動で自由に回転できるようにしている。
まず、Vリブドベルト4を第2プーリ2及び第3プーリ3に巻掛ける。そして、図3に示すように、第2プーリ2及び第3プーリ3に巻掛けられた状態のVリブドベルト4を手作業で引張り、Vリブドベルト4が第1プーリ1の側面上から外周上に掛け渡されるように配置し、この状態を維持する。
次に、図3に示すように、Vリブドベルト4の内周面が第1プーリ1の外周に対向した状態で、ベルト取付治具6の押え部64がVリブドベルト4の外周に対向し、巻掛部62がVリブドベルト4の内周に対向するように、ベルト取付治具6をVリブドベルト4の側面から差し入れる。
そして、図4に示すように、Vリブドベルト4の側面に差し入れたベルト取付治具6を、第1プーリ1の外周に沿って回転方向Aにスライドさせる。これにより、ベルト取付治具6は、Vリブドベルト4の張力により、第1プーリ1の外周とVリブドベルト4との間に挟まれた状態で固定される。即ち、ベルト取付治具6が第1プーリ1に固定された状態で、Vリブドベルト4が第1プーリ1に仮掛けされた状態になる。
次に、第1プーリ1のボス部11にクランクを連結し(不図示)、図4の状態から図5の状態となるように、第1プーリ1を、回転方向Aに回転させる。すると、Vリブドベルト4には、伸張されることにより高い張力が発生する。上記Vリブドベルト4の張力は、巻掛部62を第1プーリ1の外周に対して押圧する押圧作用として働き、巻掛部62の裏面に設けられた3つのリブ67と第1プーリ1の外周に設けられたプーリ溝との嵌合をより強固にする。これにより、ベルト取付治具6と第1プーリ1との密着が安定する。
以下、図面を参照しつつ、本願発明の第2実施形態を説明する。第2実施形態は、図9に示すように、第1実施形態に係るベルト取付治具6に補助具7を取り付けた治具であり、第1実施形態同様に、図10に示す、互いの軸間距離が全て固定された状態の、第1プーリ1と、第2プーリ2と、第3プーリ3との間(3軸レイアウト)に、周長方向に伸縮可能なVリブドベルト4を巻き掛ける際に使用する。なお、第1プーリ1と、第2プーリ2と、第3プーリ3によって構成される3軸レイアウトの構成は第1実施形態と同じである。
次に、第2実施形態で使用するベルト取付治具6の構成を説明する。このベルト取付治具6は、後述する補助具7に装着される以外の構成は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
補助具7は、図14に示すように、第2プーリ2及び第3プーリ3に巻き掛けた状態のVリブドベルト4を、最後に残した第1プーリ1に、第1プーリ1の回転を利用して巻き掛ける際に使用する、ベルト取付治具6を、第1プーリ1に固定するために使用する。
次に、図10、図14~図19を参照しつつ、補助具7を有するベルト取付治具6を使用したVリブドベルト4の取付方法を説明する。なお、第1プーリ1のボス部11にクランクを連結し、第1プーリ1を手動で自由に回転できるようにしている。
まず、図10に示すように、補助具7の棒状の嵌合部72を、ベルト取付治具6の嵌合孔66に圧入して、ベルト取付治具6を補助具7に取り付ける。
次に、図10に示すように、補助具7の輪状部分71を径方向に収縮させた状態(輪状部分71の外径が弾性変形して小さくなるような負荷を与えた状態)で、L字状の係合部73の先端を、第1プーリ1の貫通孔12cの縁に係合させる。そして、収縮させた輪状部分71を、第1プーリ1の凹部12の底面12aに当接させた後、輪状部分71の収縮を開放することにより、輪状部分71を凹部12に嵌合させて、輪状部分71によって凹部12の内壁12bを押圧させる。その結果、補助具7は、第1プーリ1の凹部12の底面12aに接したまま内壁12bに強く当接した状態となり、第1プーリ1に強固に嵌合される(固定される)。また、補助具7に取り付けられたベルト取付治具6は、第1プーリ1の外周に当接された状態で配置される。即ち、ベルト取付治具6の巻掛部62の裏面に設けられた3つのリブ67が、第1プーリ1の外周に設けられたプーリ溝に嵌合した状態になる。
また、第1プーリ1の凹部12の底面12aに輪状部分71を当接させることで、嵌合部72に取り付けられたベルト取付治具6の、軸(軸1c)方向への移動も拘束することができる。これによりベルト取付治具6の、軸(軸1c)方向の適切な位置決めが可能となる。
また、L字状の係合部73の先端を、第1プーリ1の貫通孔12cの縁に係合させることにより、補助具7自体の第1プーリ1の回転方向の動きを拘束することができるため、後述のVリブドベルト4の取付動作の途中で、ベルト取付治具6に対してVリブドベルト4から反力が作用した場合でも、ベルト取付治具6が第1プーリ1からズレたり、スリップしたりすることを防止することができる。
次に、ベルト取付治具6が取付られた補助具7が、第1プーリ1に固定された状態で、Vリブドベルト4を第2プーリ2及び第3プーリ3に巻掛ける。
次に、図14に示すように、Vリブドベルト4の内周面を第1プーリ1の側面に向けた状態で、Vリブドベルト4を第1プーリ1の側面から、ベルト取付治具6のカバー部65の表面へ沿わせ、更に、Vリブドベルト4をガイド部63で案内しつつ巻掛部62の表面に沿わせ、押え部64と第1プーリ1の外周との間を通すことでVリブドベルト4を第1プーリ1に仮り掛けする。この時点では、Vリブドベルト4には張力がほとんど掛かっていないが、補助具7を介してベルト取付治具6が第1プーリ1に強固に固定されているため、Vリブドベルト4をベルト取付治具6に仮掛けする場合でも、ベルト取付治具6が第1プーリ1から脱落することなく、Vリブドベルト4をベルト取付治具6に確実に仮掛けすることができる。
次に、第1プーリ1のボス部11にクランクを連結し(不図示)、図14の状態から図15の状態となるように、第1プーリ1を、回転方向Aに回転させる。すると、Vリブドベルト4には、伸張されることにより高い張力が発生する。上記Vリブドベルト4の張力は、巻掛部62を第1プーリ1の外周に対して押圧する押圧作用として働き、巻掛部62の裏面に設けられた3つのリブ67と第1プーリ1の外周に設けられたプーリ溝との嵌合をより強固にする。これにより、ベルト取付治具6と第1プーリ1との密着が安定する。
本実施形態の補助具7は、一本の鉄鋼製の棒状素材を曲げ加工することにより、輪状部分71、嵌合部72、及び、係合部73のそれぞれの構成を形成しているが、輪状部分71、嵌合部72、及び、係合部73のそれぞれの構成を別の部材として、組み合わせることにより補助具7を製造してもよい。
11 ボス部
12 凹部
12a 底面
12b 内壁
12c 貫通孔
13 フランジ
2 第2プーリ
3 第3プーリ
4 Vリブドベルト
6 ベルト取付治具
61 本体部
62 巻掛部
63 ガイド部
64 押え部
65 カバー部
66 嵌合孔
67 リブ
68 係合溝
7 補助具
71 輪状部分
72 嵌合部
73 係合部
A 回転方向
B 逆回転方向
D 段差
Claims (4)
- 複数のプーリ間に周長方向に伸縮可能なベルトを巻き掛ける際に用いるベルト取付治具であって、
本体部と、
前記本体部に設けられており、当該ベルト取付治具が取付対象のプーリに取り付けられた状態で、前記プーリの外周上に配置され、前記ベルトが掛けられて、当該ベルトの張力によって前記プーリの外周側に押圧される、巻掛部と、
前記巻掛部に巻き掛けられた前記ベルトの側面を案内するガイド部と、
当該ベルト取付治具が前記プーリに取り付けられた状態で、前記プーリの外周に対して対向するように配置され、前記プーリに巻き掛けられる前記ベルトを前記プーリの外周側に押圧する、押え部と、
前記プーリの側面を覆うカバー部と、を備え、
前記巻掛部及び前記カバー部は、前記プーリの外周に沿わされた前記ベルトを、前記プーリの径方向外側に案内し、前記プーリの径方向外側に案内された前記ベルトを、前記プーリの軸方向外側に屈曲させつつ、前記プーリの径方向内側にも屈曲させて、前記プーリの側面に沿わせるように案内し、且つ、案内される過程で屈曲する前記ベルトの内周面から、均一に圧力がかかるように接触する、3次元曲面を有し、
前記カバー部は、前記プーリの側面に沿って、前記プーリの回転方向前方に向かって、前記ベルトの幅方向長さよりも長く延在しており、
前記押え部は、前記プーリの軸方向外側から軸方向内側へ突出する長さが、前記巻掛部の、前記プーリの軸方向外側から軸方向内側へ突出する長さよりも小さい、ベルト取付治具。 - 前記取付対象のプーリに固定する補助具を有し、
前記補助具は、
径方向に伸縮可能な輪状部分を有する、有端形状をしており、
前記輪状部分の外径は、外力が掛かっていない状態で、前記プーリの側面に設けられた、有底の円筒状の凹部の内径よりも大きく、
前記輪状部分は、径方向に収縮した状態で、前記凹部の底部に当接した状態で前記凹部の内壁を押圧可能とし、
一方側の端には、前記本体部が取付可能とされている、請求項1に記載のベルト取付治具。 - 請求項1に記載のベルト取付治具を使用して、複数のプーリ間に周長方向に伸縮可能なベルトを巻き掛ける、ベルトの取付方法であって、
前記取付対象のプーリ以外の他のプーリに前記ベルトを巻き掛ける手順と、
前記押え部が前記ベルトの外周に対向し、前記巻掛部が前記ベルトの内周に対向させた状態の、前記ベルトを、前記巻掛部の表面から前記ガイド部で案内しつつ前記カバー部の表面に沿わせて、前記ベルトの内周面が前記プーリの側面に対向した状態で当該プーリに仮掛けする手順と、
を含む、ベルトの取付方法。 - 請求項2に記載の補助具を有するベルト取付治具を使用して、複数のプーリ間に周長方向に伸縮可能なベルトを巻き掛ける、ベルトの取付方法であって、
前記輪状部分を収縮させた状態で、前記取付対象のプーリの側面に設けられた、有底の円筒状の凹部の底部に当接させた後、前記輪状部分の収縮を開放することにより、当該輪状部分を前記凹部の内壁に押圧させ、前記巻掛部を前記プーリの外周に沿わせた状態で固定する手順と、
前記取付対象のプーリ以外の他のプーリに前記ベルトを巻き掛ける手順と、
前記ベルトの内周面を前記プーリの側面に向けた状態で、前記ベルトを前記プーリの側面から前記カバー部へ沿わせ、更に、前記ベルトを前記ガイド部で案内しつつ前記巻掛部に沿わせ、前記押え部と前記プーリの外周との間を通すことで前記ベルトを仮掛けする手順と、
前記プーリを回転させる手順と、
を含む、ベルトの取付方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020110385 | 2020-06-26 | ||
JP2020110385 | 2020-06-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022008197A true JP2022008197A (ja) | 2022-01-13 |
JP7384857B2 JP7384857B2 (ja) | 2023-11-21 |
Family
ID=80110073
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021102355A Active JP7384857B2 (ja) | 2020-06-26 | 2021-06-21 | ベルト取付治具及びベルトの取付方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7384857B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009115150A (ja) | 2007-11-05 | 2009-05-28 | Gates Unitta Asia Co | ベルト取り付け及び取り外し兼用治具 |
JP5166081B2 (ja) | 2008-03-14 | 2013-03-21 | ゲイツ・ユニッタ・アジア株式会社 | ベルト取付治具 |
JP5416294B1 (ja) | 2012-07-13 | 2014-02-12 | ゲイツ・ユニッタ・アジア株式会社 | ベルト取付治具 |
JP6324227B2 (ja) | 2013-06-19 | 2018-05-16 | 三ツ星ベルト株式会社 | ベルト取付治具 |
JP6145145B2 (ja) | 2014-09-30 | 2017-06-07 | 三ツ星ベルト株式会社 | ベルト取付治具 |
-
2021
- 2021-06-21 JP JP2021102355A patent/JP7384857B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7384857B2 (ja) | 2023-11-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4028846B2 (ja) | ベルト装着用具 | |
JP5271930B2 (ja) | ベルト取付治具と、このベルト取付治具を用いたベルト取付方法 | |
JP4444907B2 (ja) | ベルト取付治具 | |
US9568073B2 (en) | Belt attachment jig | |
US9009936B2 (en) | Belt attachment jig | |
JP4819390B2 (ja) | ベルト取付治具 | |
JP6672408B2 (ja) | 摩擦減少部付き従動プーリーを備えた自動ドア装置 | |
JP2022008197A (ja) | ベルト取付治具及びベルトの取付方法 | |
JP2022008196A (ja) | ベルト取付治具及びベルトの取付方法 | |
JP5009885B2 (ja) | ベルト取付治具 | |
JP5416294B1 (ja) | ベルト取付治具 | |
JP6906118B1 (ja) | ベルト取付治具の補助具及びベルトの取付方法 | |
JP6294201B2 (ja) | ベルト取付治具 | |
JP5090961B2 (ja) | ベルト取付治具及びベルト取付方法 | |
JP5695463B2 (ja) | ベルト取付治具 | |
WO2012008062A1 (ja) | ベルト取付治具 | |
JP2017223310A (ja) | ベルト取付治具及びベルト取付方法 | |
JP5918068B2 (ja) | ベルト取付治具 | |
JP3926267B2 (ja) | ベルト取付具 | |
JP2009115149A (ja) | ベルト取り外し治具 | |
JP6543060B2 (ja) | ベルト伝動機構及びベルト組み付け方法 | |
JP2012219896A (ja) | プーリ | |
JP2011231891A (ja) | 動力伝達機構および動力伝達機構におけるベルト組み付け方法 | |
JP2007278442A (ja) | プーリ | |
JP2008260508A (ja) | ホイールのランフラット装置及びその押力維持機構 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230227 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20231025 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20231031 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20231109 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7384857 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |