JP5695397B2 - 防カビ剤、それを用いる防カビ方法、生育阻止剤およびそれを用いる生育阻止方法 - Google Patents

防カビ剤、それを用いる防カビ方法、生育阻止剤およびそれを用いる生育阻止方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5695397B2
JP5695397B2 JP2010262158A JP2010262158A JP5695397B2 JP 5695397 B2 JP5695397 B2 JP 5695397B2 JP 2010262158 A JP2010262158 A JP 2010262158A JP 2010262158 A JP2010262158 A JP 2010262158A JP 5695397 B2 JP5695397 B2 JP 5695397B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
agent
antifungal
amide compound
carboxylic acid
same
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010262158A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012111714A (ja
Inventor
飯沼 宗和
宗和 飯沼
慎治 ▲吉▼田
慎治 ▲吉▼田
小林 綾子
綾子 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Enviro Chemicals Ltd
Original Assignee
Japan Enviro Chemicals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Enviro Chemicals Ltd filed Critical Japan Enviro Chemicals Ltd
Priority to JP2010262158A priority Critical patent/JP5695397B2/ja
Publication of JP2012111714A publication Critical patent/JP2012111714A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5695397B2 publication Critical patent/JP5695397B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、防カビ剤およびそれを用いる防カビ方法、詳しくは、木材などをカビや腐朽から保護するための防カビ剤、および、その防カビ剤を用いた防カビ方法に関する。
従来、一般工業用材料や土木工業用材料などに使用される木材などを、カビや腐朽から保護するために、防カビ剤を用いることが広く知られている。
このような防カビ剤としては、例えば、水難溶性木材防腐防カビ剤として、2−(4−クロロフェニル)−α−(1−シクロプロピル−エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−エタノール(シプロコナゾール)(例えば、特許文献1参照)が提案されている。
特開2000−281502号公報
しかしながら、特許文献1に記載の防カビ剤は、その化学構造が複雑であり、このような防カビ剤を製造するには、多段階の合成工程が必要となるため、製造コストが増大するという不具合がある。
そこで、本発明は、優れた防カビ効果を発現し、かつ、製造コストの低減を図ることのできる防カビ剤、および、その防カビ剤を用いる防カビ方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明者らは、防カビ剤として用いることができる有効成分について鋭意検討したところ、特定のアミド化合物が、簡単な構造でありながら、十分な防カビ効果を有する知見を見出し、さらに研究を進めた結果、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
(1)下記一般式(1)で示されるアミド化合物を含有することを特徴とする、防カビ剤。
一般式(1):
(式中、XおよびXのいずれか一方は、炭素数3〜7の分岐アルキル基を示し、他方は、水素原子を示す。または、XおよびXは、相互に結合して、置換基を有してもよい飽和または不飽和5〜6員環を形成してもよい。Yは、炭素数4〜7のアルキレン基を示す。Zは、メチル基またはビニル基を示す。)
(2)前記一般式(1)において、XおよびXのいずれか一方が、イソブチル基であり、他方が水素原子であるか、または、XおよびXが、相互に結合して、飽和5〜6員環を形成することを特徴とする、前記(1)に記載の防カビ剤、
(3)前記一般式(1)において、Yが、炭素数6または7のアルキレン基であることを特徴とする、前記(1)または(2)に記載の防カビ剤、
(4)前記(1)〜(3)のいずれか一つに記載の防カビ剤を用いることを特徴とする、防カビ方法、
(5) 下記化学式(2)で示されるアミド化合物
化学式(2):
を提供するものである。
本発明の防カビ剤は、有効成分として、上記一般式(1)で示されるアミド化合物を含有している。上記一般式(1)で示されるアミド化合物は、十分な防カビ効果を有し、かつ、安価な原料から簡便な方法により合成することができる。そのため、本発明の防カビ剤は、優れた防カビ効果を発現することができることに加え、製造コストの低減を図ることができる。
本発明の防カビ剤は、下記一般式(1)で示されるアミド化合物を含有する。
一般式(1):
(式中、XおよびXのいずれか一方は、炭素数3〜7の分岐アルキル基を示し、他方は、水素原子を示す。または、XおよびXは、相互に結合して、置換基を有してもよい飽和または不飽和5〜6員環を形成してもよい。Yは、炭素数4〜7のアルキレン基を示す。Zは、メチル基またはビニル基を示す。)
上記一般式(1)において、XまたはXで示される分岐アルキル基としては、例えば、イソプロピル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、イソペンチル、sec−ペンチル、イソヘキシル、sec−ヘキシル、イソヘプチル、sec−ヘプチルなどの炭素数3〜7の分岐状アルキル基が挙げられる。
これらアルキル基のなかでは、好ましくは、イソブチル基が挙げられる。
上記一般式(1)において、XおよびXは、相互に結合して、置換基を有してもよい飽和または不飽和5〜6員環を形成してもよい。
飽和または不飽和5〜6員環は、XおよびXが結合する共通の窒素原子を含むヘテロ環であり、その他にヘテロ原子(例えば、窒素原子、酸素原子、硫黄原子)を含んでもよく、また、置換基として、炭素数1〜4のアルキル基、ニトロ基、ハロゲン原子を有してもよい。
炭素数1〜4のアルキル基としては、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチルなどの直鎖状または分岐状のアルキル基が挙げられる。
ハロゲン原子としては、例えば、臭素、塩素、フッ素、ヨウ素などが挙げられる。
このような置換基は、飽和または不飽和5〜6員環に、例えば、1〜4置換される。
このような置換基を有してもよい飽和または不飽和5〜6員環としては、例えば、ピロリジン環、ピロール環、ピラゾリジン環、イミダゾリジン環、ピラゾール環、イミダゾール環、チアゾリジン環、オキサゾリジン環、2−メチルピロリジン環、3−クロロピロリジン環、ピペリジン環、ピペラジン環、モルホリン環、チオモルホリン環、2−メチルピペラジン環、3−クロロピペリジン環などが挙げられる。
このような飽和または不飽和5〜6員環のなかでは、好ましくは、ピペリジン環が挙げられる。
上記一般式(1)において、Yで示されるアルキレン基としては、例えば、ブチレン、イソブチレン、sec−ブチレン、ペンチレン、イソペンチレン、sec−ペンチレン、へキシレン、イソへキシレン、ヘプチレン、イソヘプチレンなどの炭素数4〜7のアルキレン基が挙げられる。
これらアルキレン基のなかでは、好ましくは、へキシレン、イソへキシレン、ヘプチレン、イソヘプチレンなどの炭素数6または7のアルキレン基が挙げられる。
このような上記一般式(1)で示されるアミド化合物としては、例えば、N−イソブチルデック−9−エンアミド(下記化学式(2))、N−イソブチルオクタンアミド(下記化学式(3))、1−(ピペリジン−1−イル)オクタン−1−オン(下記化学式(4))などが挙げられる。
化学式(2):
化学式(3):
化学式(4):
次いで、上記一般式(1)で示されるアミド化合物の合成方法について説明する。
上記一般式(1)で示されるアミドは、特に制限されないが、例えば、下記反応式(1)で示されるようにカルボン酸(5)と、ハロゲン化剤とを、反応させ、カルボン酸ハロゲン化物(6)を調製した後、カルボン酸ハロゲン化物(6)と、アミン(7)とを、縮合反応させることによって、合成される。
反応式(1):
(式中、Xは、ハロゲン原子を示す。X、X2、YおよびZは、上記一般式(1)のX、X2、YおよびZと同意義を示す。)
上記一般式(1)で示されるアミドを合成するには、まず、カルボン酸(5)と、ハロゲン化剤とを、反応させ、カルボン酸ハロゲン化物(6)を調製する。
カルボン酸(5)としては、例えば、ヘキサン酸、ヘプタン酸、オクタン酸、ノナン酸などの炭素数6〜9の飽和モノカルボン酸、例えば、6−ヘプテン酸、7−オクテン酸、8−ノネン酸、9−デセン酸などの炭素数7〜10の不飽和モノカルボン酸などが挙げられる。
これらカルボン酸(5)のなかでは、好ましくは、オクタン酸、9−デセン酸が挙げられる。
ハロゲン化剤としては、例えば、塩化チオニール、塩化オキサリル、塩化ホスホリル、塩化スルフリル、三塩化リン、五塩化リン、三臭化リンなどが挙げられる。
これらハロゲン化剤のなかでは、好ましくは、塩化チオニールが挙げられる。
ハロゲン化剤の使用量は、例えば、カルボン酸(5)1質量部に対して、1〜8質量部、好ましくは、2〜6質量部である。
カルボン酸(5)と、ハロゲン化剤との反応条件としては、常圧下、温度が、例えば、20〜120℃、好ましくは、60〜80℃、時間が、例えば、0.5〜5時間、好ましくは、1〜3時間である。
また、カルボン酸(5)と、ハロゲン化剤との反応は、還流下で実施してもよい。
また、大気雰囲気または不活性ガス(窒素ガス、アルゴンガス)雰囲気のいずれにおいても実施できる。
このように調製されるカルボン酸ハロゲン化物(6)としては、例えば、ヘキサン酸クロリド、ヘプタン酸クロリド、オクタン酸クロリド、ノナン酸クロリドなどの炭素数6〜9の飽和モノカルボン酸塩化物、例えば、6−ヘプテン酸クロリド、7−オクテン酸クロリド、8−ノネン酸クロリド、9−デセン酸クロリドなどの炭素数7〜10の不飽和モノカルボン酸塩化物などが挙げられる。
次いで、必要により、過剰のハロゲン化剤を、例えば、減圧下で留去した後、調製されたカルボン酸ハロゲン化物(6)と、アミン(7)とを、反応溶媒中で、縮合反応させることによって、上記一般式(1)で示されるアミド化合物が合成される。
より具体的には、例えば、カルボン酸ハロゲン化物(6)と、アミン(7)とをそれぞれ反応溶媒に溶解して、カルボン酸ハロゲン化物溶液およびアミン溶液を調製し、アミン溶液に、カルボン酸ハロゲン化物溶液を滴下する。
アミン(7)は、一級または二級のアミンであって、例えば、イソプロピルアミン、イソブチルアミン、sec−ブチルアミン、tert−ブチルアミン、イソペンチルアミン、sec−ペンチルアミン、イソヘキシルアミン、sec−ヘキシルアミン、イソヘプチルアミン、sec−ヘプチルアミンなどの炭素数3〜7の一級アミン、例えば、ピロリジン、ピロール、ピラゾリジン、イミダゾリジン、ピラゾール、イミダゾール、チアゾリジン、オキサゾリジン、2−メチルピロリジン、ピペリジン、ピペラジン、モルホリン、チオモルホリン、2−メチルピペラジンなどの炭素数4〜18の二級アミンが挙げられる。
これらアミン(7)のなかでは、好ましくは、イソブチルアミン、ピペリジンが挙げられ、さらに好ましくは、イソブチルアミンが挙げられる。
反応溶媒としては、例えば、ジエチルエーテル、クロロホルム、酢酸エチル、塩化メチレンなどの低極性溶媒、テトラヒドロフラン(THF)、アセトニトリル、プロピオニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドなどの非プロトン性極性溶媒などが挙げられる。
これら反応溶媒は、単独で使用してもよく、あるいは、併用することもできる。
また、これら反応溶媒のなかでは、好ましくは、テトラヒドロフラン(THF)が挙げられる。
カルボン酸ハロゲン化物溶液に対する反応溶媒の使用量は、カルボン酸ハロゲン化物の原料となるカルボン酸(5)1molに対して、例えば、300〜4000mL、好ましくは、500〜2000mLである。
アミン溶液に対する反応溶媒の使用量は、アミン(7)1molに対して、例えば、500〜3000mL、好ましくは、700〜1500mLである。
また、アミン溶液の濃度は、例えば、0.1〜5mmol/mL、好ましくは、0.5〜3mmol/mLである。
カルボン酸ハロゲン化物溶液およびアミン溶液に対する反応溶媒の使用量は、例えば、カルボン酸(5)およびアミン(7)の総和100質量部に対して、100〜3000質量部、好ましくは、200〜2000質量部である。
カルボン酸ハロゲン化物(6)とアミン(7)との反応条件としては、常圧下、温度が、例えば、20〜120℃、好ましくは、50〜80℃、時間が、例えば、0.5〜5時間、好ましくは、1〜4時間である。
また、カルボン酸ハロゲン化物(6)と、アミン(7)との縮合反応は、還流下で実施してもよい。また、大気雰囲気または不活性ガス(窒素ガス、アルゴンガス)雰囲気のいずれにおいても実施できる。
カルボン酸(5)とアミン(7)との配合割合は、例えば、カルボン酸(5)100質量部に対して、アミン(7)が、30〜300質量部、好ましくは、40〜200質量部である。
また、カルボン酸が有するカルボキシル基とアミン(7)との割合は、例えば、カルボキシル基1当量に対して、アミン(7)が、1〜4当量、好ましくは、1〜2当量である。
上記の合成反応により得られた反応生成物(粗生成物)は、上記一般式(1)で示されるアミド化合物の他、不純物を含むが、そのまま用いることができ、また、単離精製を経た上で用いることもできる。
反応生成物は、例えば、濃縮、減圧濃縮、蒸留、分留、溶媒抽出、液性変換、転溶、クロマトグラフィー、結晶化、再結晶などの公知の分離手段により(必要に応じて、単一の分離手段による分離精製を繰り返し、または、2以上の分離手段による分離精製を組み合わせることにより)、単離精製することができる。
このように合成されたアミド化合物の収率は、反応に使用されたカルボン酸(5)に対して、例えば、50〜100%、好ましくは、60〜100%である。
そして、このように合成された、上記一般式(1)で示されるアミド化合物は、防カビ効果を発現するため、本発明の防カビ剤の有効成分として用いることができる。
このようなアミド化合物を、本発明の防カビ剤の有効成分として用いる場合には、特に限定されず、上記したアミド化合物を単独で配合してもよく、2種以上を併用して配合してもよい。
また、本発明の防カビ剤は、公知の方法により、適宜製剤化されていてもよい。
製剤形態としては、例えば、溶液剤、水和剤、懸濁剤、分散剤、乳化用油製剤、油性製剤、ローションなどの液剤、例えば、粉末状または粒状の担体の表面に付着、担持させた粉剤、粒剤などの固形剤、例えば、マイクロカプセル剤、例えば、ペースト剤、クリームなどの半固形剤、例えば、噴霧剤、エアゾール剤などが挙げられる。
例えば、本発明の防カビ剤を液剤(溶液剤、水和剤、懸濁剤、分散剤、乳化用油製剤、油性製剤、ローションなど)として調製するには、例えば、上記アミド化合物を、後述する含有割合となるように、溶媒中に配合し、必要により、液剤の形態に合わせて、分散安定剤、乳化剤などを配合し、さらに必要により、増粘剤、凍結防止剤、防腐剤、比重調節剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、熱安定剤、防錆剤、pH調整剤、軟化剤などの公知の添加剤を適宜配合すればよい。
液剤の調製に用いられる溶媒は、上記アミド化合物を溶解、または、分散することができるものであればよく、特に限定されないが、例えば、水、例えば、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノールなどのアルコール類、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテルなどのグリコール類、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン類、例えば、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン(THF)などのエーテル類などが挙げられる。これら溶媒は、単独で使用してもよく、あるいは、併用することもできる。
これら溶媒のなかでは、好ましくは、アセトン、ジエチレングリコールモノメチルエーテルが挙げられる。
また、防カビ剤を乳化用油製剤、油性製剤、ローションなどに調製する場合の溶媒には、例えば、アジピン酸ジアルキルエステル(具体的に、例えば、アジピン酸ジオクチル、アジピン酸ジイソオクチル、アジピン酸ジノニル、アジピン酸ジイソノニル、アジピン酸ジデシル、アジピン酸ジドデシル、アジピン酸ジテトラデシル、アジピン酸ジヘキサデシル、アジピン酸ジオクタデシル、アジピン酸デシルイソオクチルなど。)、クエン酸エステル(具体的に、例えば、クエン酸アセチルトリブチル、クエン酸アセチルトリエチル、クエン酸トリエチル)、酢酸アルキルエステル(具体的に、例えば、酢酸エチル、酢酸ブチルなど。)などのカルボン酸アルキルエステル類、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、オクタン、デカンなどの脂肪族炭化水素類、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテートなどのアルキレングリコール系エステル類、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン類、例えば、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン(THF)などのエーテル類、例えば、ヘキサノール、オクタノール、ベンジルアルコール、フルフリルアルコールなどのアルコール類、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテルなどのグリコール類、例えば、四塩化炭素、クロロホルム、ジクロロメタン、1,1,1−トリクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼンなどのハロゲン化炭化水素類、例えば、N−メチルピロリドン、N,N−ジメチルアニリン、ピリジン、アセトニトリル、ジメチルホルムアミドなどの含窒素化合物類、例えば、アルキルシクロパラフィン類などの石油系溶媒、なたね油などの油類、例えば、エクソンナフサNo.7、エクソンナフサNo.6、エクソールD80、アイパ−L、アイパ−M、アイパ−H(以上、エクソン化学社製)などの脂肪族系有機溶剤類、例えば、ソルベッソ150、ソルベッソ200(以上、エクソン化学社製)、日石ハイゾールSAS296、日石ハイゾールSAS−LH、アルケンL(以上、日本石油化学社製)、PAD(日鉱石油社製)などの芳香族系有機溶剤類などが挙げられる。これら溶媒は、単独で使用してもよく、あるいは、併用することもできる。
これら溶剤のなかでは、好ましくは、アジピン酸ジイソノニル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、アルケンL、なたね油が挙げられ、さらに好ましくは、アジピン酸ジイソノニル、エチレングリコールモノメチルエーテル、および、アルケンLまたはなたね油の併用が挙げられる。
懸濁剤、分散剤、乳化用油製剤などの調製に用いられる分散安定剤、乳化剤としては、例えば、ノニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、アニオン界面活性剤などの、従来公知の界面活性剤が挙げられる。
ノニオン界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル(例えば、商品名:レオドールTW−O120V(「レオドール」は登録商標)、花王社製)、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル(例えば、商品名:ナロアクティーCL100(「ナロアクティー」は登録商標)、三洋化成社製)、ポリエチレンオキサイド・ポリプロピレンオキサイド共重合体(例えば、商品名:ナロアクティーNH100、三洋化成社製)、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレンスチリルフェニルエーテル(例えば、商品名:ニューカルゲンCP80(「カルゲン」は登録商標)、ニューカルゲンCP120、竹本油脂社製)、脂肪族多価アルコールエステル、脂肪族多価アルコールポリオキシエチレン、ショ糖脂肪酸エステル、酸化エチレンと酸化プロピレンとのブロック共重合体などが挙げられる。
これらノニオン界面活性剤のなかでは、好ましくは、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル(例えば、商品名:ナロアクティーCL100、三洋化成社製)が挙げられる。
カチオン界面活性剤としては、主として四級アンモニウム塩が挙げられ、具体的には、例えば、オクチルトリメチルアンモニウムクロライド、ドデシルトリメチルアンモニウムクロライド、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロライド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライドなどのアルキル(C8〜C18)トリメチルアンモニウムハライド類、例えば、オクタデシルジメチルアンモニウムクロライド、ジオクチルジメチルアンモニウムクロライド、オクチルドデシルジメチルアンモニウムクロライドなどのジアルキル(C8〜C18)ジメチルアンモニウムハライド類などが挙げられる。
また、油脂に由来する混合アルキル基を有する混合物、例えば、アルキル(C8〜C18)トリメチルアンモニウム塩、ジアルキル(C8〜C18)ジメチルアンモニウム塩、アルキル(C8〜C18)ジメチルベンジルアンモニウム塩(例えば、商品名:サニゾールC(「サニゾール」は登録商標)、花王社製)なども挙げられる。
アニオン界面活性剤としては、例えば、金属石鹸類、硫酸アルキルナトリウムなどの硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムなどのアルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウムなどのアルキルナフタレンスルホン酸塩、2−スルホコハク酸ジアルキルナトリウムなどの2−スルホコハク酸ジアルキル塩、ポリカルボン酸型界面活性剤、α−オレフィンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンジスチレン化フェニルエーテルサルフェートアンモニウム塩、リグニンスルホン酸ナトリウム、リグニンスルホン酸カリウムなどが挙げられる。
上記の界面活性剤は、単独で使用してもよく、あるいは、併用することもできる。
界面活性剤の配合割合は、特に限定されないが、例えば、上記防カビ剤100質量部に対して、50質量部以下、好ましくは、10〜30質量部である。
増粘剤としては、特に限定されないが、例えば、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル類、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、キサンタンガムなどが挙げられる。
増粘剤の配合割合は、特に限定されないが、例えば、上記防カビ剤100質量部に対して、50質量部以下、好ましくは、10〜30質量部である。
凍結防止剤、防腐剤、比重調節剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、熱安定剤、防錆剤、pH調整剤、軟化剤などは、特に限定されず、それぞれの用途に用いられている公知の添加剤が挙げられる。
上記防カビ剤を固形剤(粉剤、粒剤など)として調製するには、例えば、上記アミド化合物を、後述する含有割合となるように、粉状または粒状の担体と攪拌混合する。または、上記アミド化合物を、後述する含有割合となるように、溶媒中に配合し、さらに必要により、増粘剤、凍結防止剤、防腐剤、比重調節剤などの公知の添加剤を適宜配合して、懸濁液を調製後、得られた懸濁液を乾燥する。また、上記懸濁液をスプレードライによって粉剤化、粒剤化してもよい。
粉末または粒状の担体としては、例えば、樹脂微粒子(例えば、ガンツ化成社製の合成樹脂微粒子「ガンツパール」シリーズ(「ガンツパール」は登録商標)など。)、微粉末シリカ、パーライト(黒曜石や真珠岩を高温で熱処理して生成する白色粒状の発泡体)、ゼオライト、珪藻土、クレー、タルク、酸性白土、活性炭、炭酸カルシウム、木粉、粉末セルロース、デンプン、糖類などが挙げられる。
上記防カビ剤をマイクロカプセル剤として調製するには、上記アミド化合物を、例えば、界面重合法、in situ重合法(界面反応法)、コアセルベーション法、液中乾燥法、融解分散冷却法、液中硬化皮膜法、コーティング法(気中懸濁法)、スプレードライ法、静電合体法、真空蒸着法などの方法により、マイクロカプセル化すればよい(例えば、特開昭61−249904号公報、特公平6−92282号公報、特公平6−92283号公報、特開平10−114608号公報、特開2000−247821号公報参照)。
こうして得られたマイクロカプセルを含む分散液に、必要により、増粘剤、凍結防止剤、防腐剤、比重調節剤などの公知の添加剤を適宜配合することにより、マイクロカプセルを含有する液剤またはペーストとしての防カビ剤を得ることができる。また、マイクロカプセルを含む分散剤を乾燥させることにより、マイクロカプセルからなる粉剤または粒剤としての防カビ剤を得ることができる。
上記防カビ剤を半固形剤(ペースト剤、クリームなど)として調製するには、上記アミド化合物を、後述する含有割合となるように、ペーストやクリームを形成するための賦形剤中に配合し、さらに必要により、増粘剤、凍結防止剤、防腐剤、比重調節剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、熱安定剤、防錆剤、pH調整剤、軟化剤などの公知の添加剤を適宜配合すればよい。
上記防カビ剤を噴霧剤として調製するには、上記アミド化合物を、後述する含有割合となるように、溶媒中に配合し、さらに必要により、増粘剤、凍結防止剤、防腐剤、比重調節剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、熱安定剤、防錆剤、pH調整剤、軟化剤などの公知の添加剤を適宜配合して、噴霧器、スプレー容器などの容器に収容すればよい。
上記防カビ剤をエアゾール剤として調製するには、上記アミド化合物と、さらに必要により、増粘剤、凍結防止剤、防腐剤、比重調節剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、熱安定剤、防錆剤、pH調整剤、軟化剤などの公知の添加剤とを、溶媒中に配合し、噴射剤とともに、エアゾール容器に収容すればよい。
固形剤、マイクロカプセル剤、エアゾール剤などの調製に用いられる溶媒としては、例えば、液剤の調製に用いられる溶媒として、上記した溶媒と同様の溶媒が挙げられる。
分散安定剤、乳化剤、増粘剤、凍結防止剤、防腐剤、防かび剤、比重調節剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、熱安定剤、防錆剤、pH調整剤、軟化剤などは、特に限定されず、それぞれの用途に用いられている公知の添加剤が挙げられる。
また、上記防カビ剤を担持剤として調製するには、上記のアミド化合物と、粉末または粒状の担体と、さらに必要により、増粘剤、凍結防止剤、防腐剤、比重調節剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、熱安定剤、防錆剤、pH調整剤、軟化剤などの公知の添加剤とを、上記アミド化合物が後述する含有割合となるように配合し、これら配合成分を、攪拌、混合すればよい。
上記防カビ剤において、アミド化合物の含有量は、特に限定されないが、防カビ剤全体の0.1質量%以上、好ましくは、0.1〜80質量%、より好ましくは、1〜20質量%である。
上記防カビ剤は、木材などをカビや腐朽の予防などの用途に広く使用できる。
液剤、固形剤、マイクロカプセル剤、半固形剤、噴霧剤またはエアゾール剤または担持剤として製剤化された防カビ剤の使用方法は、特に限定されるものではないが、例えば、公知の塗布方法によって、例えば、処理対象である木材などに塗布、浸透させればよい。
より具体的には、例えば、有効成分としての上記アミド化合物が1〜20質量%の割合で含有され、液剤として調製された防カビ剤の場合、動力噴霧器または手動噴霧器を用いて、木材の表面に対して50〜300g/mで塗布すればよい。
有効成分としての、上記アミド化合物が1〜20質量%の割合で含有された固形剤、マイクロカプセル剤、半固形剤、噴霧剤、エアゾール剤または担持剤を、木材の表面に塗布、浸透させる場合も、上記した分量で塗布すればよい。
防カビ剤を土壌に散布する場合には、散布状況と製剤形態により異なるが、全面散布の場合は、約0.5〜5L/mで、帯状散布の場合は、約3〜10L/mで散布すればよい。
本発明の防カビ剤は、有効成分として、上記一般式(1)で示されるアミド化合物を含有している。
上記一般式(1)で示されるアミド化合物は、例えば、カルボン酸を、カルボン酸ハロゲン化物に誘導後、単離精製することなく、カルボン酸ハロゲン化物とアミンとを縮合反応させることにより、合成される。
すなわち、上記一般式(1)で示されるアミド化合物は、中間生成物の単離精製することなく、一段階の合成工程により簡便に合成することができる。
そのため、容易に合成することができ、かつ、中間生成物の単離精製に伴う収率の低下が発生せず、収率の向上を図ることができる。
また、上記一般式(1)で示されるアミド化合物の原料は、いずれも安価な、カルボン酸、ハロゲン化剤およびアミンである。
従って、本発明の防カビ剤は、優れた防カビ効果を発現することができることに加え、製造コストの低減を図ることができる。
次に、合成例、実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの合成例および実施例により限定されるものではない。
合成例1
9−デセン酸(2.9g、0.017mol)に、塩化チオニール(8mL)を加え、水浴上で2時間還流した。その後、過剰の塩化チオニールを減圧下で留去し、9−デセン酸クロリドを得た。
次いで、9−デセン酸クロリドを、テトラヒドロフラン(THF)(20mL)に溶解し、カルボン酸クロライド溶液を調製した。
一方、イソブチルアミン(2.5g、0.034mol)を、THF(30mL)に溶解した。
そして、イソブチルアミン溶液を、カルボン酸クロライド溶液に滴下し、反応液とした。
反応液は水浴上で3時間還流された後、減圧下において、反応液中のTHFが留去された。
次いで、反応液に水と酢酸エチルを加えて分配し、酢酸エチル層を分取した。酢酸エチル層を、一度水洗した後、酢酸エチルを留去することにより、粗生成物を得た。
粗生成物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:クロロホルム)により精製して、N−イソブチルデック−9−エンアミド(上記化学式2に相当)(C1427NO)を、無色針状結晶として得た。
分子量(MW):225、収量:3.2g、収率:84%、融点:21〜25℃
電子衝突質量スペクトル(EIMS) m/z(%):225(M,39)、182(27)、128(46)、115(100)
合成例2
オクタン酸(5.2g、0.036mol)に、塩化チオニール(12mL)を加え、水浴上で2時間還流した。その後、過剰の塩化チオニールを減圧下で留去し、オクタン酸クロリドを得た。
次いで、オクタン酸クロリドを、テトラヒドロフラン(THF)(20mL)に溶解し、カルボン酸クロライド溶液を調製した。
一方、イソブチルアミン(2.6g、0.036mol)を、THF(30mL)に溶解した。
そして、イソブチルアミン溶液を、カルボン酸クロライド溶液に滴下し、反応液とした。
反応液は水浴上で3時間還流された後、減圧下において、反応液中のTHFが留去された。
次いで、反応液に水と酢酸エチルを加えて分配し、酢酸エチル層を分取した。酢酸エチル層を、一度水洗した後、酢酸エチルを留去することにより、粗生成物を得た。
粗生成物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:クロロホルム)により精製して、N−イソブチルオクタンアミド(C1225NO)(上記化学式3に相当)を、淡褐色油状物質として得た。
分子量(MW):199、収量:4.8g、収率:67%
EIMS m/z(%):199(M,14)、144(37)、127(51)、125(51)、115(100)
合成例3
オクタン酸(4.4g、0.031mol)に、塩化チオニール(12mL)を加え、水浴上で2時間還流した。その後、過剰の塩化チオニールを減圧下で留去し、オクタン酸クロリドを得た。
次いで、オクタン酸クロリドを、テトラヒドロフラン(THF)(20mL)に溶解し、カルボン酸クロライド溶液を調製した。
一方、ピペリジン(2.6g、0.031mol)を、THF(30mL)に溶解した。
そして、ピペリジン溶液を、カルボン酸クロライド溶液に滴下し、反応液とした。
反応液は水浴上で3時間還流された後、減圧下において、反応液中のTHFが留去された。
次いで、反応液に水と酢酸エチルを加えて分配し、酢酸エチル層を分取した。酢酸エチル層を、一度水洗した後、酢酸エチルを留去することにより、粗生成物を得た。
粗生成物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:クロロホルム)により精製して、1−(ピペリジン−1−イル)オクタン−1−オン(C1325NO)(上記化学式4に相当)を、淡褐色油状物質として得た。
分子量(MW):211、収量:4.8g、収率:73%、
EIMS m/z(%):211(M,11)、140(32)、127(100)、84(26)
実施例1
合成例1で合成されたN−イソブチルデック−9−エンアミドを、アセトンで希釈して、濃度が、10mg/mL(10000ppm)となるように調製し、防カビ剤(液剤)を得た。
実施例2
合成例2で合成されたN−イソブチルオクタンアミドを、アセトンで希釈して、濃度が、10mg/mL(10000ppm)となるように調製し、防カビ剤(液剤)を得た。
実施例3
合成例3で合成された1−(ピペリジン−1−イル)オクタン−1−オンを、アセトンで希釈して、濃度が、10mg/mL(10000ppm)となるように調製し、防カビ剤(液剤)を得た。
試験例(ハロー試験)
実施例1〜3で調製された防カビ剤を、それぞれ、直径8mmのろ紙(ペーパーディスク抗生物質検定用)に対して、40μLずつ滴下し、風乾させた。
次いで、試験対象としてのカビであるアスペルギルス ニガー(Aspergillus niger)およびペニシリウム フニクロサム(Penicillium funiculosum)を懸濁させたバレイショ・ブドウ糖寒天培地(PDA培地)を、シャーレに10mL分注し固化させた後、実施例1〜3で調製された防カビ剤を、それぞれ含有するろ紙を固化したPDA培地上に配置し、26℃で6日間培養後の生育阻止帯直径(ペーパーディスク直径8mmを含む)を計測した。ハロー試験結果を表1に示す。
なお、表1には、各カビ剤を含有しないろ紙を用いた結果も、コントロールとして併せて示している。

Claims (5)

  1. 下記化学式(2)で示されるアミド化合物および/または下記化学式(4)で示されるアミド化合物を有効成分として含有することを特徴とする、防カビ剤。
    化学式(2):

    化学式(4):
  2. 請求項に記載の防カビ剤を用いることを特徴とする、防カビ方法。
  3. 下記化学式(3)で示されるアミド化合物を有効成分として含有することを特徴とする、アスペルギルス ニガーおよび/またはペニシリウム フニクロサムの生育阻止剤。
    化学式(3):
  4. 請求項3に記載の生育阻止剤を用いることを特徴とする、アスペルギルス ニガーおよび/またはペニシリウム フニクロサムの生育阻止方法。
  5. 下記化学式(2)で示されるアミド化合物。
    化学式(2):
JP2010262158A 2010-11-25 2010-11-25 防カビ剤、それを用いる防カビ方法、生育阻止剤およびそれを用いる生育阻止方法 Active JP5695397B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010262158A JP5695397B2 (ja) 2010-11-25 2010-11-25 防カビ剤、それを用いる防カビ方法、生育阻止剤およびそれを用いる生育阻止方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010262158A JP5695397B2 (ja) 2010-11-25 2010-11-25 防カビ剤、それを用いる防カビ方法、生育阻止剤およびそれを用いる生育阻止方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012111714A JP2012111714A (ja) 2012-06-14
JP5695397B2 true JP5695397B2 (ja) 2015-04-01

Family

ID=46496338

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010262158A Active JP5695397B2 (ja) 2010-11-25 2010-11-25 防カビ剤、それを用いる防カビ方法、生育阻止剤およびそれを用いる生育阻止方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5695397B2 (ja)

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3223708A (en) * 1962-05-24 1965-12-14 Robert R Mod N-decanoyltetrahydroquinoline
US3481958A (en) * 1965-12-30 1969-12-02 Gulf Research Development Co 5,10-dihydrophenarsazine esters
DE1642004A1 (de) * 1967-07-20 1971-04-29 Dynamit Nobel Ag Verwendung neuer cyclischer N.O-Acetale als Bakteriestatica und Fungistatica
JPS5218822A (en) * 1976-07-15 1977-02-12 Ajinomoto Co Inc Germicides for agricultural and gardening use
CH653675A5 (en) * 1983-05-26 1986-01-15 Ciba Geigy Ag Microbicides
JPS63301812A (ja) * 1987-06-01 1988-12-08 Nichibai Boeki Kk 抗齲蝕剤
GB8929331D0 (en) * 1989-12-29 1990-02-28 Shell Int Research Piperidine derivatives
DE4341986A1 (de) * 1993-12-09 1995-06-14 Bayer Ag Verwendung von Carbonsäure-amiden als Kristallisationsinhibitoren
WO1996028022A2 (en) * 1995-03-08 1996-09-19 Mycogen Corporation Fatty acid based compositions and methods for the control of plant infections and pests
JP4868570B2 (ja) * 2005-09-13 2012-02-01 国立大学法人帯広畜産大学 抗カビ剤
US7909094B2 (en) * 2007-07-06 2011-03-22 Halliburton Energy Services, Inc. Oscillating fluid flow in a wellbore
EP2260032A2 (en) * 2008-01-25 2010-12-15 E. I. du Pont de Nemours and Company Fungicidal hetercyclic compounds
WO2009139729A1 (en) * 2008-05-16 2009-11-19 National University Of Singapore Antifouling compounds and use thereof
KR20120101019A (ko) * 2009-10-30 2012-09-12 바이엘 크롭사이언스 아게 헤테로아릴피페리딘 및 -피페라진 유도체

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012111714A (ja) 2012-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3296490B2 (ja) 殺菌・殺カビ性インドール誘導体
US5475132A (en) Antifungal agents based on amides containing a phenyl group
RO112869B1 (ro) Derivati de triazolopirimidine, procedeu pentru preparare, compozitii si metoda de combatere a fungilor
EP0341954B1 (en) Biocidal compositions for industrial materials
HU194481B (en) Fungicide composition containing ethane derivatives and process for producing the active agents
US3792994A (en) Anilide carbamates as algicidal agents
JP5695397B2 (ja) 防カビ剤、それを用いる防カビ方法、生育阻止剤およびそれを用いる生育阻止方法
IL96269A (en) Thyroboxylic esters and their use as fungicides
JP5993066B2 (ja) アミド化合物、防カビ剤およびそれを用いる防カビ方法
JP5836086B2 (ja) アミド化合物、防カビ剤およびそれを用いる防カビ方法
US4169949A (en) Isothiazolidin-3-ones
US2914536A (en) Novel 3-acylamino triazoles
JPS5978163A (ja) 殺菌活性を有する化合物
IE58812B1 (en) Imidazole derivatives, their preparation and their use as fungicides
US4851396A (en) Fungicidal compositions based on nicotinic acid derivatives, new nicotinic acid derivatives and preparation thereof
JP5689293B2 (ja) 防蟻剤およびそれを用いる防蟻方法
JPS6140665B2 (ja)
JPH05201980A (ja) メトキシイミノ酢酸誘導体およびこれを有効成分とする農園芸用殺菌剤
CA1310013C (en) 1-ethylpropyl-n-(2,4-dichlorophenyl)-1-methyl imidazole-5-carboximidate
JPS61271276A (ja) ジクロロシクロプロピルアルキル−ヒドロキシアルキル−アゾ−ル誘導体
JP3090995B2 (ja) 3,4−トランス−4−エチル−3−(置換フェニル)−1−(3−イソプロピルフェニル)−2−ピロリジノン誘導体、
US4590198A (en) Fungicidal isonicotinanllide retals, their compositions and method of using them
JP2004123617A (ja) 微生物防除剤
US3629252A (en) 3-arylimino-4-chloro-5-amino-1 2-dithiols
US4230704A (en) Isothiazolidin-3-ones

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130802

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140902

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150127

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5695397

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250