JP5691328B2 - インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置 - Google Patents
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Description
そのような状況のなかで、より一層の画質向上、コストダウン、小型、軽量化が要求されている。
但し、100μm程度の薄板を加工する場合のように、加工時間が短く設定できれば、コスト高はある程度回避できる。
前記液体供給基板に前記インク供給溝を加工形成する際に生じたテーパ状開口の開口面積又は開口幅が小さい面が、前記液室基板に前記インク導入路を加工形成する際に生じたテーパ状開口の開口面積又は開口幅の小さい面に対向して接合され、前記液体供給基板には前記液室基板の配設側の面と反対側の面に前記インク供給溝に連通する共通液室を有するフレームが設けられ、前記共通液室を加工形成する際に生じたテーパ状開口の開口面積が大きい側の面が、前記インク供給溝を加工形成する際に生じたテーパ状開口の開口面積が大きい側の面に接合されていることを特徴とする。
請求項3に記載のインクジェット記録ヘッドは、前記液体供給基板が、ガラス又はシリコン基板から構成されていることを特徴とする。
請求項5に記載のインクジェット記録ヘッドは、前記配線部材が、ワイヤーボンディング手段により接合されていることを特徴とする。
請求項6に記載のインクジェット記録ヘッドは、前記配線部材が、フリップチップ手段により接合されていることを特徴とする。
請求項8に記載のインクジェット記録装置は、請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のインクジェット記録ヘッドが搭載され、記録メディアに画像を記録することを特徴とする。
さらには、液室を有する液室基板にインク導入路を加工形成する際に生じたテーパ状開口と液体供給基板にインク供給溝を加工形成する際に生じたテーパ状開口との開口面積が小さい側の面同士を対向させて液室基板と液体供給基板とを振動板を介して接合することにより、より小型化、軽量化、コストダウンを図ることのできるインクジェット記録ヘッドを提供できる。
その模式図3(a)に示すように、請求項1に係る発明では、複数のノズルが形成されたノズル基板1と、ノズル基板1と接合されかつ側壁2dと振動板3とにより区切られた複数の液室2aと液室2aにインクを導入するインク導入路2bとが形成された液室基板2と、振動板3と一体的に形成されて振動板3を振動させることにより液室2aに発生した圧力によりノズルからインクを吐出させる電気機械変換素子(図示を略す)と、振動板3を介して液室基板2に接合されかつインク導入路2bにインクを供給するインク供給溝4aを有する液体供給基板4と、電気機械変換素子に配線部材を介して接合されかつ電気機械変換素子を駆動する駆動回路部材とを備えたインクジェット記録ヘッドにおいて、液体供給基板4にインク供給溝4aを加工形成する際に生じたテーパ状開口の開口面積又は開口幅が小さい面が液室基板2のインク導入路2bに対向させて接合されている。
その模式図3(a)では、液室基板2のインク導入路2bは、ドライエッチングにより加工形成され、インク導入路2bの構成壁は直状開口となっている。
インク導入路2bやインク供給溝4aを加工形成するのに、ドライエッチング法を用いるとエッチングに時間を要するため、厚さの厚い部材を加工するのに時間をかなり要することになるが、液室基板2の厚さは通常100μm以下であるので、ドライエッチング法を用いて加工したとしても、コストアップとならないのが現状であるので、ウエハの大きさAを小さくしつつ応答周波数の低下要因となるインク供給量を十分に確保するための必要最小幅Lを確保できる。
その模式図3(b)では、液室基板2にインク導入路2bを加工形成する際に生じたテーパ状開口の開口面又は開口幅の小さい面がインク供給溝4aを加工形成する際に生じたテーパ状開口の開口面積又は開口幅が小さい面に接合されている。
すなわち、液室基板2にインク導入路2bを加工形成する際に生じたテーパ状開口と液体供給基板4にインク供給溝4aを加工形成する際に生じたテーパ状開口との開口面積が小さい側の面同士を対向させて液室基板2と液体供給基板4とが振動板3を介して接合されているので、ウエハの大きさAを小さくしつつ応答周波数の低下要因となるインク供給量を十分に確保するための必要最小幅Lを確保できる。
なお、フレーム基板5をガラスで構成した場合、たとえば、サンドブラスト工法で加工することにより、より一層のコストダウンが可能となる。
また、なお、フレーム基板5を樹脂で構成する場合、液晶ポリマー等の耐熱樹脂を用いれば、駆動回路部材(駆動IC)の接合時に高温となったとしても、接合不良を解消できる。
請求項6に係る発明によれば、配線部材にフリップチップ手段を用いることにしたので、より一層小型化、軽量化を図ることができる。
(実施例1)
図4は本発明の実施例1に係るインクジェット記録ヘッドの断面図を示し、図5は図4に示すインクジェット記録ヘッドの天板配設前の平面図である。
ノズル基板1には、図4に示すように、複数のノズル1aが形成されている。液室基板2には、複数の液室2aと複数のインク導入路2bと複数の流体抵抗部2cと複数の側壁2dが形成されている。
緩衝基板7には薄板8の変位を許容する変位許容空間7aと開口8aに対向する開口7bとが形成されている。
この実施例1によれば、FPC9から駆動IC10に画像信号が入力されると、駆動IC10が画像信号に基づく電圧を各圧電素子6に印加し、これにより、振動板3が変形し、この振動板3の変形により、液室2a内のインクに圧力が加えられ、ノズル1aから液室2a内のインクが吐出され、記録紙(記録メディア)に画像が記録される。
なお、図3(a)の原理図に模式的に示したように、液室基板2のインク導入路2bを、ドライエッチングにより加工形成し、インク導入路2bの構成壁を直状開口としても良い。
インク導入路2bやインク供給溝4aを加工形成するのに、ドライエッチング法を用いるとエッチングに時間を要するため、厚さの厚い部材を加工するのに時間をかなり要することになるが、液室基板2の厚さは通常100μm以下であるので、ドライエッチング法を用いて加工したとしても、コストアップとならないのが現状であるからである。
一方、液室供給基板4、フレーム基板5はインクジェットヘッド全体の強度を得るために、通常、数百μm〜数ミリの厚みがあり、コスト低減のため、ウエットエッチング等の工法を取っているため、テーパ形状が形成されている。
図6は本発明の実施例2に係るインクジェット記録ヘッドの断面図を示し、図7は図6に示す天板と緩衝部材とフレーム基板とを取り除いて液室基板と振動板と液体供給基板と圧電素子と駆動回路部材との関係を説明するための平面図である。
この実施例2において、実施例1と同一構成要素には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
このように駆動IC10をフリップチップ実装することにより、より一層小型化、軽量化を図ることができる。
2…液室基板
3…振動板
4…液体供給基板
1a…ノズル
2a…液室
2b…インク導入路
4a…インク供給溝
Claims (8)
- 複数のノズルが形成されたノズル基板と、該ノズル基板と接合されかつ側壁と振動板とにより区切られた複数の液室と該液室にインクを導入するインク導入路とが形成された液室基板と、前記振動板と一体的に形成されて該振動板を振動させることにより前記液室に発生した圧力により前記ノズルからインクを吐出させる電気機械変換素子と、前記振動板を介して前記液室基板に接合されかつ前記インク導入路にインクを供給するインク供給溝を有する液体供給基板と、前記電気機械変換素子に配線部材を介して接合されかつ前記電気機械変換素子を駆動する駆動回路部材とを備えたインクジェット記録ヘッドにおいて、
前記液体供給基板に前記インク供給溝を加工形成する際に生じたテーパ状開口の開口面積又は開口幅が小さい面が、前記液室基板に前記インク導入路を加工形成する際に生じたテーパ状開口の開口面積又は開口幅の小さい面に対向して接合され、前記液体供給基板には前記液室基板の配設側の面と反対側の面に前記インク供給溝に連通する共通液室を有するフレームが設けられ、前記共通液室を加工形成する際に生じたテーパ状開口の開口面積が大きい側の面が、前記インク供給溝を加工形成する際に生じたテーパ状開口の開口面積が大きい側の面に接合されていることを特徴とするインクジェット記録ヘッド。 - 前記駆動回路部材は、前記フレームに、FPCを介して接合されていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録ヘッド。
- 前記液体供給基板は、ガラス又はシリコン基板から構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のインクジェット記録ヘッド。
- 前記フレームは、ガラス又は樹脂により構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のインクジェット記録ヘッド。
- 前記配線部材は、ワイヤーボンディング手段により接合されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のインクジェット記録ヘッド。
- 前記配線部材は、フリップチップ手段により接合されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のインクジェット記録ヘッド。
- 前記フレームの前記液体供給基板の配設側の面とは反対側の面に、薄板を介して緩衝用基板を接合し、前記フレーム基板の開口面積が小さいテーパ状開口と対向する前記緩衝用基板の箇所に前記共通液室に充填されるインクの圧力変動を前記薄板の変形により緩和する凹部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のインクジェット記録ヘッド。
- 請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のインクジェット記録ヘッドが搭載され、記録メディアに画像を記録することを特徴とするインクジェット記録装置。
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JP2010206198A JP5691328B2 (ja) | 2010-09-15 | 2010-09-15 | インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置 |
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