JP5690571B2 - 硬化性樹脂組成物 - Google Patents
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Description
また、本発明の他の目的は、硬化後に、高温耐熱性、柔軟性、透明性、耐熱黄変性、耐光黄変性等の物性を保有する封止剤を提供することにある。
さらにまた、本発明の他の目的は、高温耐熱性、柔軟性、透明性、耐熱黄変性、耐光黄変性等の物性を保有する硬化物を提供することにある。
前記フッ素含有化合物(B)が、下記式(B1’)
下記式(B3)
で表される2価のフッ素化炭化水素基である。n個の括弧内の基は、同一であっても異なっていてもよい。R1〜R3は、同一又は異なって、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、アリール基又は下記式(B2)
で表される基を示す。但し、R1〜R3の少なくとも1つは、水素原子又は上記式(B2)で表される基である。]
で表されるフッ素含有化合物である硬化性樹脂組成物を提供する。
なお、硬化性樹脂組成物中に、ラダー型シルセスキオキサン(A)を10〜90wt%含むことが好ましい。
また、硬化性樹脂組成物中に、フッ素含有化合物(B)を1〜50wt%含むことが好ましい。
さらに、ラダー型シルセスキオキサン(A)100重量部に対して、フッ素含有化合物(B)の量が1〜30重量部であることが好ましい。
なお、本明細書では、上記発明のほか、ラダー型シルセスキオキサン(A)と、フッ素含有化合物(B)と、ヒドロシリル化触媒(C)とを含むことを特徴とする硬化性樹脂組成物についても説明する。
本発明の硬化性樹脂組成物は、ラダー型シルセスキオキサン(A)と、フッ素含有化合物(B)と、ヒドロシリル化触媒(C)とを含むことを特徴とする。本発明の硬化性樹脂組成物は、好ましくは、互いに反応してヒドロシリル化により炭素−ケイ素結合を形成可能なラダー型シルセスキオキサン及びフッ素含有化合物と、又は、架橋剤とのヒドロシリル化反応により炭素−ケイ素結合を形成可能なラダー型シルセスキオキサン及びフッ素含有化合物と、ヒドロシリル化触媒とを含んでいる。
一般に、ラダー型シルセスキオキサンは、架橋された三次元構造を有するポリシロキサンである。ポリシロキサンは、シロキサン結合(Si−O−Si)で構成された主鎖を有する化合物であり、その基本構成単位は、下記式(M)、(D)、(T)、(Q)(以下、それぞれM単位、D単位、T単位、Q単位という)に分類される。
で表される加水分解性シラン化合物の1種又は2種以上を、又は前記式(1)で表される加水分解性シラン化合物の1種又は2種以上と下記式(3)若しくは(3′)
で表されるシラン化合物の1種又は2種以上とを、加水分解・縮合反応(ゾルゲル反応)に付すことにより得ることができる。
ビニル型ラダーシルセスキオキサンとしては、前記ラダー型シルセスキオキサンのうち、末端又は側鎖に脂肪族炭素−炭素二重結合を有する基を持つ化合物であれば特に限定されず、例えば、前記式(L)で表されるラダー型シルセスキオキサンにおいて、末端のRの少なくとも1つ及び/又は側鎖のRの少なくとも1つが脂肪族炭素−炭素二重結合を有する基である化合物が挙げられる。
で表されるシラン化合物(S1)の1種又は2種以上とを反応させることにより製造できる。
Si−H型ラダーシルセスキオキサンとしては、前記ラダー型シルセスキオキサンのうち、末端又は側鎖にSi−H結合を有するものであれば特に限定されず、例えば、前記式(L)で表されるラダー型シルセスキオキサンにおいて、末端のRの少なくとも1つ及び/又は側鎖のRの少なくとも1つが水素原子又はSi−H結合を有する基である化合物が挙げられる。Si−H結合を有する基としては、例えば、前記式(1)で表される基において、3つのRのうち少なくとも1つが水素原子である基などが挙げられる。
で表される1種又は2種以上のシラン化合物(S2)とを反応させることにより製造できる。
本発明の硬化性樹脂組成物に含まれるフッ素含有化合物(B)としては、特に限定されないが、具体的には、CF3(CH2)2Si(OCH3)3、C6F13C2H4Si(OCH3)3、C7F15CONH(CH2)3Si(OC2H5)3、C8F17C2H4Si(OCH3)3、C8F17C2H4SiCH3(OCH3)2、C9F19C2H4Si(OCH3)3、C9F19C2H4Si(C2H5)(OCH3)2、(CH3O)3SiC2H4C8F16C2H4Si(OCH3)3、(CH3O)2(CH3)SiC9F18C2H4Si(CH3)(OCH3)2などのフルオロアルキル基とアルコキシ基を有するシラン化合物、及び下記式(B1)
上記式(B1)中、Rfで示されるフッ素化炭化水素基における炭化水素基としては、例えば、1価又は多価の脂肪族炭化水素基、1価又は多価の脂環式炭化水素基、1価又は多価の芳香族炭化水素基、及びこれらが2以上結合した1価又は多価の基などが挙げられ、好ましくは、炭素数1〜20の1〜4価の直鎖状の脂肪族炭化水素基、炭素数2〜20の1〜4価の分枝鎖状の脂肪族炭化水素基、炭素数3〜20の1〜4価の脂環式炭化水素基、炭素数6〜20の1〜4価の芳香族炭化水素基、及びこれらの基の2以上が酸素原子又は硫黄原子を介して若しくは介することなく結合した総炭素数が4〜22の1〜4価の基などが挙げられる。さらに好ましくは、炭素数3〜10の2〜3価の直鎖状の脂肪族炭化水素基、炭素数4〜10の2〜3価の分枝鎖状の脂肪族炭化水素基、炭素数5〜10の2〜3価の脂環式炭化水素基、炭素数8〜10の2〜3価の芳香族炭化水素基、及びこれらの基の2以上が酸素原子又は硫黄原子を介して若しくは介することなく結合した2〜3価の基などが挙げられる。
上記式(B1)で表されるフッ素含有化合物は、塩基の存在下、下記式(B4)
式(B4)で表されるヒドロキシ化合物としては、上記Rfを有する1価又は多価のアルコールが使用でき、目的とする式(B1)で表されるフッ素含有化合物に対応するヒドロキシ化合物を使用できる。式(B4)で表されるヒドロキシ化合物は公知の方法で製造でき、また市販品を用いることもできる。具体的には、2,2−ジフルオロプロパンジオール、2,2,3,3−テトラフルオロブタンジオール、2,2,3,3,4,4−ヘキサフルオロペンタンジオール、2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロヘキサンジオールが好ましく例示できる。
式(B4)で表されるヒドロキシ化合物と、前記式(4)で表されるシラン化合物(S1)又は前記式(5)で表されるシラン化合物(S2)との反応は、溶媒の存在下又は非存在下で行われる。前記溶媒としては、前記ビニル型ラダーシルセスキオキサン、Si−H型ラダーシルセスキオキサンの合成で例示した溶媒を使用できる。
式(B1)で表されるフッ素含有化合物の製造は、塩基の存在下で行う。反応系に塩基を存在させることにより一般に反応速度が著しく増大する。塩基としては、前記ビニル型ラダーシルセスキオキサン、Si−H型ラダーシルセスキオキサンの合成で例示した塩基を使用できる。なかでも、トリエチルアミン、4−ジメチルアミノピリジンなどの3級アミン;ピリジン、ルチジン、ピコリンなどの窒素含有芳香族性複素環化合物などが好ましい。
ラダー型シルセスキオキサン及びフッ素含有化合物とヒドロシリル化反応により炭素−ケイ素結合を形成可能な架橋剤としては、分子内にSi−H結合、及び/又は、脂肪族炭素−炭素二重結合を有する基を1以上有する化合物で有れば良く、例えば、上記ラダー型シルセスキオキサン(A)以外のポリシロキサンであって、分子内にSi−H結合、及び/又は、脂肪族炭素−炭素二重結合を有する基を1以上有するポリシロキサン(D)が挙げられる。以下、分子内にSi−H結合を有する基を1以上有するポリシロキサン(D)をSi−H型ポリシロキサン、分子内に脂肪族炭素−炭素二重結合を有する基を1以上有するポリシロキサン(D)をビニル型ポリシロキサンと称する。ポリシロキサンとしては、シロキサン結合(Si−O−Si)で構成された主鎖を有する化合物であれば、特に限定されず、種々のポリシロキサンを使用できる。ポリシロキサンとしては、具体的には、直鎖状、分岐鎖状又は環状のシロキサン、架橋された三次元構造を有するシリコーン樹脂などが挙げられる。
本発明の硬化性樹脂組成物に含まれるヒドロシリル化触媒(C)としては、白金系触媒、ロジウム系触媒、パラジウム系触媒等の周知のヒドロシリル化反応用触媒が例示され、具体的には、白金微粉末、白金黒、白金担持シリカ微粉末、白金担持活性炭、塩化白金酸、塩化白金酸とアルコール、アルデヒド、ケトン等との錯体、白金のオレフィン錯体、白金−カルボニルビニルメチル錯体などの白金のカルボニル錯体、白金−ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体や白金−シクロビニルメチルシロキサン錯体などの白金ビニルメチルシロキサン錯体、白金−ホスフィン錯体、白金−ホスファイト錯体等の白金系触媒、ならびに上記白金系触媒において白金原子の代わりにパラジウム原子又はロジウム原子を含有するパラジウム系触媒又はロジウム系触媒が挙げられる。これらは1種で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。なかでも、白金ビニルメチルシロキサン錯体が、反応速度が良好であることから好ましい。
シリル化反応時にトルエン、ヘキサン、イソプロパノール、メチルイソブチルケトン、シクロペンタノン、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート等の従来公知の溶媒を使用してもよい。
本発明の硬化性樹脂組成物は、上記触媒を使用したヒドロシリル化反応により硬化できる。ヒドロシリル化反応の条件は特に限定されず、上記触媒を使用して従来公知の条件で行なえばよいが、反応速度の点から、室温〜180℃、より好ましくは60℃〜150℃で、5〜300分程度行なうのが好ましい。得られた硬化物は、高温耐熱性、柔軟性、透明性、耐熱黄変性、耐光黄変性等の物性に優れている。
本発明の封止材は、上記硬化性樹脂組成物を含んでいる。本発明の封止材は、高温耐熱性、柔軟性、透明性、耐熱黄変性、耐光黄変性等の物性に優れ、光半導体素子等の封止材として好適に使用できる。
300ml四つ口フラスコに、ラダー型末端エトキシ基フェニルメチルシルセスキオキサン(重量平均分子量Mw2200、1分子当たりのエトキシ基の含有量(平均)は1.5重量%、フェニル/メチル(モル比)=1/1)10gと、10重量%水酸化テトラメチルアンモニウム3.0g、メチルイソブチルケトン200g、ジメチルエトキシビニルシラン5.5gを仕込んだ。45℃で1時間加熱し、反応終了とした。酢酸エチル100gを加えた後に、500gの水で、5回水洗浄を行った。洗浄後の上層をエバポレータで濃縮した後に真空ポンプで30分減圧に引いた。得量7.8gで、液体のラダー型ビニルフェニルメチルシルセスキオキサン[本発明のラダー型シルセスキオキサン(A)に相当する化合物]が得られた。重量平均分子量Mwは1700、1分子当たりのビニル基の含有量(平均)は5.6重量%であった。
[ラダー型ビニルフェニルメチルシルセスキオキサンの1H−NMRスペクトル]
1H−NMR(CDCl3)δ0.1 ppm (br)、δ5.4-6.2 ppm (br)、δ6.8-7.8 ppm (br)
300ml四つ口フラスコにヘキサフルオロベンタンジオール(20g)とピリジン(22.3g)とトルエン(160g)を仕込んだ。室温中、マグネチックスターラーで攪拌しながら、クロロジメチルビニルシラン(25.0g)を30分間かけて滴下漏斗で滴下した。滴下終了後、オイルバスで50℃に加熱して1時間熟成した。
水(100g)を入れて攪拌した後、静置して下層(水層)を抜取った。さらに上層に5%HCl(60ml)を入れて攪拌した後静置して下層を抜取った。上層に5%重曹水を30ml入れて攪拌し、静置して下層を抜取った。
エバポレータで上層を濃縮した後、真空ポンプで減圧に引くとジビニルシラン誘導体が27g得られた。
1H−NMR(CDCl3) δ0.25 ppm (s,12H)、δ4.04 ppm (s,4H)、δ5.80 ppm (dd,4H) δ6.12 ppm (t,2H)
合成例1で得られたラダー型ビニルフェニルメチルシルセスキオキサン(0.320g)と合成例2で得られたヘキサフルオロペンタンジオールのジビニルシラン誘導体(0.150g)と1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン(0.056g)とを6mlのスクリュー管に秤量し、1時間室温で攪拌したところ、相溶性が良好で、透明で均一な溶液が得られた。得られた混合液に白金ビニルメチルシロキサン錯体(和光純薬製;白金1.6wt%)を0.5μL仕込み、再度攪拌し、硬化性樹脂組成物1を得た。
得られた硬化性樹脂組成物1をガラスプレートに塗布し、ホットプレート上で60℃、10分間加熱すると無色透明な硬化物1が得られた。
合成例1で得られたラダー型ビニルフェニルメチルシルセスキオキサン(0.400g)と合成例2で得られたヘキサフルオロペンタンジオールのジビニルシラン誘導体(0.040g)とH末端ポリジメチルシロキサン(アズマックス社製、分子量400〜500、0.182g)とを6mlのスクリュー管に秤量し、1時間室温で攪拌したところ、相溶性が良好で、透明で均一な溶液が得られた。得られた混合液に白金ビニルメチルシロキサン錯体(白金1.6wt%)を1.0μL仕込み、再度攪拌し、硬化性樹脂組成物2を得た。
得られた硬化性樹脂組成物2をガラスプレートに塗布し、ホットプレート上で60℃、10分間加熱すると無色透明な硬化物2が得られた。
合成例1で得られたラダー型ビニルフェニルメチルシルセスキオキサン(0.200g)と合成例2で得られたヘキサフルオロペンタンジオールのジビニルシラン誘導体(0.020g)と1,1,3,3,5,5−ヘキサメチルトリシロキサン(0.550g)とを6mlのスクリュー管に秤量し、1時間室温で攪拌したところ、相溶性が良好で、透明で均一な溶液が得られた。得られた混合液に白金ビニルメチルシロキサン錯体(白金1.6wt%)を0.5μL仕込み、再度攪拌し、硬化性樹脂組成物3を得た。
得られた硬化性樹脂組成物3をガラスプレートに塗布し、ホットプレート上で60℃、10分間加熱すると無色透明な硬化物3が得られた。
合成例1で得られたラダー型ビニルフェニルメチルシルセスキオキサン(0.200g)と合成例2で得られたヘキサフルオロペンタンジオールのジビニルシラン誘導体(0.020g)と1,1,3,3,5,5,7,7−オクタメチルテトラシロキサン(0.752g)とを6mlのスクリュー管に秤量し、1時間室温で攪拌したところ、相溶性が良好で、透明で均一な溶液が得られた。
得られた混合液に白金ビニルメチルシロキサン錯体(白金1.6wt%)を0.4μL仕込み、再度攪拌し、硬化性樹脂組成物4を得た。
得られた硬化性樹脂組成物4をガラスプレートに塗布し、ホットプレート上で60℃、10分間加熱すると無色透明な硬化物4が得られた。
実施例1〜4で得られた硬化物1〜4を、180℃で168時間、オーブン中で加熱したところ、変色は見られなかった。
Claims (7)
- ラダー型シルセスキオキサン(A)と、フッ素含有化合物(B)と、ヒドロシリル化触媒(C)とを含む硬化性樹脂組成物であって、
前記フッ素含有化合物(B)が、下記式(B1’)
下記式(B3)
で表される2価のフッ素化炭化水素基である。n個の括弧内の基は、同一であっても異なっていてもよい。R1〜R3は、同一又は異なって、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、アリール基又は下記式(B2)
で表される基を示す。但し、R1〜R3の少なくとも1つは、水素原子又は上記式(B2)で表される基である。]
で表されるフッ素含有化合物である硬化性樹脂組成物。 - 硬化性樹脂組成物中に、ラダー型シルセスキオキサン(A)を10〜90wt%含む請求項1に記載の硬化性樹脂組成物。
- 硬化性樹脂組成物中に、フッ素含有化合物(B)を1〜50wt%含む請求項1又は2に記載の硬化性樹脂組成物。
- ラダー型シルセスキオキサン(A)100重量部に対して、フッ素含有化合物(B)の量が1〜30重量部である請求項1〜3の何れか1項に記載の硬化性樹脂組成物。
- さらに、前記ラダー型シルセスキオキサン(A)以外のポリシロキサン(D)を含有する、請求項1〜4の何れか1項に記載の硬化性樹脂組成物。
- 請求項1〜5の何れか1項に記載の硬化性樹脂組成物を硬化して得られる硬化物。
- 請求項1〜5の何れか1項に記載の硬化性樹脂組成物を含む封止剤。
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