JPWO2018221221A1 - ケイ素化合物及びその製造方法 - Google Patents

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雅史 海野
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Abstract

下記一般式(I)で表される構造単位を有する、ケイ素化合物である。一般式(I)中、mは1〜30の整数を表し、nは重量平均分子量5,000〜1,000,000を満たす数字を表し、R1〜R4はそれぞれ独立的に炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜14のアリール基を表し、R5及びR6はそれぞれ独立的に炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜14のアリール基を表し、R7〜R10はそれぞれ独立的に炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜14のアリール基を表し、n個の構造単位において、m、R1〜R10の組み合わせは、全て同一であっても、一部又は全て異なってもよい。

Description

本発明の一実施形態は、ケイ素化合物及びその製造方法に関する。
3つの加水分解性基を有する有機ケイ素化合物を加水分解した後、縮合して得られる化合物として、(RSiO1.5で表されるシルセスキオキサンが知られている。シリコーン樹脂とガラスの中間とも言える化学構造をもち、耐熱性や透明性、耐候性など優れた特徴を持つことから、光学、半導体や電子材料として注目され、数多くの研究が報告されている。
このシルセスキオキサンには、特定の構造がないランダム構造、構造を決定できるダブルデッカー構造、ラダー構造やかご型構造が知られている。いずれも優れた特性をもつものの、精密な材料設計と特性発現との相関という観点からは、構造が決定できるラダー型やかご型が優れている。
しかしながら、これらシルセスキオキサンは凝集性が強く、既存樹脂を改質するために混合すると相分離を起こし、期待しているような特性が得られないことがある。そこで、シルセスキオキサンを高分子の主鎖に導入して凝集を抑制する手法が開発されている。例えば、ダブルデッカー型シルセスキオキサンを主鎖に導入した例として特許文献1が提案されており、かご型シルセスキオキサンを主鎖に導入した例として非特許文献1が提案されている。いずれのシルセスキオキサンも立体的な多面体構造をもち、ケイ素原子を10個もしくは8個使用している。
特開2008−280420号公報
Polymer Chemistry,(2015),6,7500〜7504
本発明の一実施形態では、従来の多面体構造をもつシルセスキオキサンと比較してケイ素数が6個と少なく、低コストで耐熱性の優れたラダー型のシルセスキオキサンを主鎖に導入したポリマーを提供することを一課題とする。
前記課題を達成するための具体的手段は以下の通りである。
[1]下記一般式(I)で表される構造単位を有する、ケイ素化合物。
[一般式(I)中、mは1〜30の整数を表し、nは重量平均分子量5,000〜1,000,000を満たす数字を表し、R〜Rはそれぞれ独立的に炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜14のアリール基を表し、R及びRはそれぞれ独立的に炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜14のアリール基を表し、R〜R10はそれぞれ独立的に炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜14のアリール基を表し、n個の構造単位において、m、R〜R10の組み合わせは、全て同一であっても、一部又は全て異なってもよい。]
[2]下記一般式(I)で表される構造単位を有するケイ素化合物の製造方法であって、下記一般式(II)で表される化合物を用いて製造される工程を含む、ケイ素化合物の製造方法。
[一般式(I)中、mは1〜30の整数を表し、nは重量平均分子量5,000〜1,000,000を満たす数字を表し、R〜Rはそれぞれ独立的に炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜14のアリール基を表し、R及びRはそれぞれ独立的に炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜14のアリール基を表し、R〜R10はそれぞれ独立的に炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜14のアリール基を表し、n個の構造単位において、m、R〜R10の組み合わせは、全て同一であっても、一部又は全て異なってもよい。]
[一般式(II)中、R〜Rはそれぞれ独立的に炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜14のアリール基を表し、R及びRはそれぞれ独立的に炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜14のアリール基を表す。]
[3]下記一般式(III)で表される化合物を用いて製造される工程を含む、[2]に記載のケイ素化合物の製造方法。
[一般式(III)中、mは1〜30の整数を表し、R〜R10はそれぞれ独立的に炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜14のアリール基を表す。]
本発明の一実施形態によれば、低コストで耐熱性に優れたラダー型シルセスキオキサン主鎖導入ポリマーを提供できる。
一般式(Z)で表される化合物の3種幾何異性体のH NMRスペクトル。 一般式(Z)で表される化合物の3種幾何異性体の13C NMRスペクトル。 一般式(Z)で表される化合物3の種幾何異性体の13C NMRスペクトル拡大図。 一般式(Z)で表される化合物3の種幾何異性体の29Si NMRスペクトル。
以下、本発明の一実施形態について説明するが、以下の例示によって本発明は限定されない。
「ケイ素化合物」
一実施形態によるケイ素化合物は、下記一般式(I)で表される構造単位を有することを特徴とする。
一般式(I)中、mは1〜30の整数を表し、nは重量平均分子量5,000〜1,000,000を満たす数字を表し、R〜Rはそれぞれ独立的に炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜14のアリール基を表し、R及びRはそれぞれ独立的に炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜14のアリール基を表し、R〜R10はそれぞれ独立的に炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜14のアリール基を表し、n個の構造単位において、m、R〜R10の組み合わせは、全て同一であっても、一部又は全て異なってもよい。
一般式(I)において、R、R、R、及びRはそれぞれ独立的にアルキル基又はアリール基を表し、炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜14のアリール基であることが好ましい。
〜Rで表されるアルキル基は、炭素数1〜8であることが好ましく、より好ましくは炭素数1〜4であり、直鎖又は分岐鎖を有してもよく、非環式又は環式であってもよい。
〜Rで表されるアリール基は、炭素数6〜14であることが好ましく、より好ましくは炭素数6〜8である。この炭素数の範囲内で、アリール基は、炭素環を形成する少なくとも1つの炭素原子に直鎖又は分岐鎖を有するアルキル基が結合していてもよい。
〜Rとしては、それぞれ独立的に、例えば、メチル基、エチル基、イソブチル基、シクロヘキシル基、イソオクチル基、フェニル基、アルキル基置換フェニル基等を挙げることができ、炭素数6〜8の無置換又は置換のフェニル基であることが好ましい。
一般式(I)において、R及びRはそれぞれ独立的にアルキル基又はアリール基を表し、炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜14のアリール基であることが好ましい。
及びRで表されるアルキル基は、炭素数1〜8であることが好ましく、より好ましくは炭素数1〜4であり、直鎖又は分岐鎖を有してもよく、非環式又は環式であってもよい。
及びRで表されるアリール基は、炭素数6〜14であることが好ましく、より好ましくは炭素数6〜8である。この炭素数の範囲内で、アリール基は、炭素環を形成する少なくとも1つの炭素原子に直鎖又は分岐鎖を有するアルキル基が結合していてもよい。
及びRとしては、それぞれ独立的に、例えば、メチル基、エチル基、イソブチル基、シクロヘキシル基、イソオクチル基、フェニル基、アルキル基置換フェニル基等を挙げることができ、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数6〜8の無置換又は置換のフェニル基であることが好ましい。
一般式(I)において、R、R、R、及びR10はそれぞれ独立的にアルキル基又はアリール基を表し、炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜14のアリール基であることが好ましい。
〜R10で表されるアルキル基は、炭素数1〜8であることが好ましく、より好ましくは炭素数1〜4であり、直鎖又は分岐鎖を有してもよく、非環式又は環式であってもよい。
〜R10で表されるアリール基は、炭素数6〜14であることが好ましく、より好ましくは炭素数6〜8である。この炭素数の範囲内で、アリール基は、炭素環を形成する少なくとも1つの炭素原子に直鎖又は分岐鎖を有するアルキル基が結合していてもよい。
〜R10としては、それぞれ独立的に、例えば、メチル基、エチル基、イソブチル基、シクロヘキシル基、イソオクチル基、フェニル基、アルキル基置換フェニル基等を挙げることができ、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数6〜8の無置換又はアルキル基置換のフェニル基であることが好ましい。
nは重量平均分子量5,000〜1,000,000を満たす数であることが好ましい。
nが小さく、重量平均分子量が5,000未満の場合、5%熱重量減少温度が低下し、400℃を超えるような耐熱性を得ることが難しくなる。また、重量平均分子量が1,000,000を超えると相溶性が低下し、組成物の原料として使用が難しくなる。耐熱性と相溶性の観点から、nは重量平均分子量が3,000〜500,000となる数字であることがより好ましく、重量平均分子量が4,000〜100,000となる数字であることがさらに好ましい。
mは1〜30の整数であることが好ましい。
ラダー型シルセスキオキサン同士を繋ぐシロキサン主鎖はソフトセグメントとして高温時に激しく運動する。一方、ラダー型シルセスキオキサン同士は凝集性が強く、分子間や分子内で凝集力が働く。従って、ラダー型シルセスキオキサンをソフトセグメントで繋いだ高分子主鎖が高温時に特異な分子鎖運動を行うことによって、一実施形態のポリマーは耐熱性が向上すると考えられる。しかし、mが30を超えると、ラダー型シルセスキオキサンのシロキサン主鎖に及ぼす影響が小さくなるため、耐熱性の効果は著しく減少してしまう。耐熱性を向上させる特異な分子鎖運動はmが1〜25であることがより好ましく、mが1〜20であることがさらに好ましい。
一般式(I)のn個の構造単位において、各構造単位間のR〜R10の組み合わせ、及びmは、全て同一であっても、一部又は全て異なってもよい。
「ケイ素化合物の製造方法」
以下、一般式(I)で表される構造単位を有するケイ素化合物の製造方法の一例について説明する。なお、一般式(I)で表される構造単位を有するケイ素化合物は、以下の製造方法によって製造されたものに限定されない。
一般式(I)で表される構造単位を有するケイ素化合物の製造方法としては、例えば、下記一般式(II)で表される化合物を用いて製造される工程を含むことが好ましい。さらに、下記一般式(III)で表される化合物を用いて製造される工程を含むことが好ましい。より好ましくは、一般式(II)で表される化合物と一般式(III)で表される化合物とを反応させる工程を含むことが好ましい。
一般式(II)中、R〜Rはそれぞれ独立的に炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜14のアリール基を表し、R及びRはそれぞれ独立的に炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜14のアリール基を表す。
一般式(II)において、R〜Rはそれぞれ独立的にアルキル基又はアリール基を表し、炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜14のアリール基であることが好ましい。
〜Rで表されるアルキル基は、炭素数1〜8であることが好ましく、より好ましくは炭素数1〜4であり、直鎖又は分岐鎖を有してもよく、非環式又は環式であってもよい。
〜Rで表されるアリール基は、炭素数6〜14であることが好ましく、より好ましくは炭素数6〜8である。この炭素数の範囲内で、アリール基は、炭素環を形成する少なくとも1つの炭素原子に直鎖又は分岐鎖を有するアルキル基が結合していてもよい。
〜Rとしては、それぞれ独立的に、例えば、メチル基、エチル基、イソブチル基、シクロヘキシル基、イソオクチル基、フェニル基、アルキル基置換フェニル基等を挙げることができ、炭素数6〜8の無置換又は置換のフェニル基であることが好ましい。
一般式(II)において、R及びRはそれぞれ独立的にアルキル基又はアリール基を表し、炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜14のアリール基であることが好ましい。
及びRで表されるアルキル基は、炭素数1〜8であることが好ましく、より好ましくは炭素数1〜4であり、直鎖又は分岐鎖を有してもよく、非環式又は環式であってもよい。
及びRで表されるアリール基は、炭素数6〜14であることが好ましく、より好ましくは炭素数6〜8である。この炭素数の範囲内で、アリール基は、炭素環を形成する少なくとも1つの炭素原子に直鎖又は分岐鎖を有するアルキル基が結合していてもよい。
及びRとしては、それぞれ独立的に、例えば、メチル基、エチル基、イソブチル基、シクロヘキシル基、イソオクチル基、フェニル基、アルキル基置換フェニル基等を挙げることができ、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数6〜8の無置換又は置換のフェニル基であることが好ましい。
一般式(I)で表される構造単位を有するケイ素化合物の製造方法において、一般式(II)で表される化合物は、上記R〜Rの組み合わせが異なる複数の化合物の中から少なくとも1種、又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
一般式(III)中、mは1〜30の整数を表し、R〜R10はそれぞれ独立的に炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜14のアリール基を表す。
一般式(III)において、R〜R10はそれぞれ独立的にアルキル基又はアリール基を表し、炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜14のアリール基であることが好ましい。
〜R10で表されるアルキル基は、炭素数1〜8であることが好ましく、より好ましくは炭素数1〜4であり、直鎖又は分岐鎖を有してもよく、非環式又は環式であってもよい。
〜R10で表されるアリール基は、炭素数6〜14であることが好ましく、より好ましくは炭素数6〜8である。この炭素数の範囲内で、アリール基は、炭素環を形成する少なくとも1つの炭素原子に直鎖又は分岐鎖を有するアルキル基が結合していてもよい。
〜R10としては、それぞれ独立的に、例えば、メチル基、エチル基、イソブチル基、シクロヘキシル基、イソオクチル基、フェニル基、アルキル基置換フェニル基等を挙げることができ、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数6〜8の無置換又はアルキル基置換のフェニル基であることが好ましい。
mは1〜30の整数であることがよい。耐熱性を向上させる特異な分子鎖運動を作用させるために、mは1〜25であることがより好ましく、mは1〜20であることがさらに好ましい。
一般式(I)で表される構造単位を有するケイ素化合物の製造方法において、一般式(III)で表される化合物は、上記R〜R10、及びmの組み合わせが異なる複数の化合物の中から少なくとも1種、又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
一般式(I)で表させる構造単位を有するケイ素化合物を、一般式(II)で表される化合物及び一般式(III)で表される化合物の少なくとも一方を用いて製造する場合、溶剤中で反応を行うことが好ましい。用いる溶剤は、特に制限されないが、具体的には、トルエン、エチルベンゼン、キシレン、ヘキサン、ヘプタン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロペンタノン、テトラヒドロフラン、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、酢酸エチル、酢酸イソブチル等を挙げることができる。
一般式(I)で表させる構造単位を有するケイ素化合物を、一般式(II)で表される化合物及び一般式(III)で表される化合物の少なくとも一方を用いて製造する場合、白金系触媒を用いることが好ましい。白金系触媒としては、例えば、塩化白金酸、塩化白金酸とアルコール、アルデヒド、ケトン等との触媒、白金−オレフィン錯体、白金−カルボニルビニルメチル錯体(Ossko触媒)、白金−ジビニルテトラメチルシロキサン錯体(Karstedt触媒)、白金−シクロビニルメチルシロキサン錯体、白金−オクチルアルデヒド錯体、白金−ホスフィン錯体であるPt[P(C、PtCl[P(C、Pt[P(C、白金−ホスファイト錯体であるPt[P(OC,Pt(OC、ジカルボニルジクロロ白金等が挙げられる。
一般式(II)で表される化合物は幾何異性体を有する。具体的にはビニル基同士が内側に向き合った位置になる場合、ビニル基同士が外側に向いた位置になる場合、ビニル基の一方が内側に向き、残りが外側に向いた位置になる場合ある。例えば、一般式(II)においてR〜Rがフェニル基(C)、R、Rがメチル基(CH)の場合は、下記に示す3種類の幾何異性体が考えられる。一般式(I)で表される構造単位を有するケイ素化合物の製造方法において、一般式(II)で表される化合物には、これら異性体のいずれか1種を単独で用いてもよいし、2種又は3種を組み合わせて用いてよい。
「一般式(II)で表される化合物の製造方法」
以下、一般式(II)で表される化合物の製造方法の一例について説明する。なお、一般式(II)で表される化合物は、以下の製造方法によって製造されたものに限定されない。
一般式(II)で表される化合物の製造には、例えば、下記一般式(IV)で表される化合物及び下記一般式(V)で表される化合物の少なくとも一方を用いることができる。
一般式(IV)中、R〜Rはそれぞれ独立的にアルキル基又はアリール基を表す。
一般式(V)中、R〜Rはそれぞれ独立的にアルキル基又はアリール基を表し、Xは1価の金属元素を表し、4つのXは全て同一であっても一部又は全て異なってもよい。
一般式(IV)及び一般式(V)においてR〜Rは、一般式(II)で表される化合物においてR〜Rとして導入される基であり、詳細については上記一般式(II)において説明した通りである。
一般式(V)において、Xは1価の金属元素を表し、Li、Na、Kaからなる群より選択される金属元素であることが好ましく、4つのXは全て同一であっても一部又は全て異なってもよい。
一般式(V)で表される化合物において、OX基の向きは、例えばAngewandt Chemie International Edition,(2016),55,9336〜9339で説明されているように、シロキサン環に対して同一方向であることが好ましい。一般式(IV)で表される化合物のOH基も同様に同一方向であることが好ましい。これは、これらの化合物に下記一般式(VI)で表されるシラン化合物を作用させて、一般式(II)で表される化合物を製造するためである。
一般式(VI)中、R及びRはそれぞれ独立的にアルキル基又はアリール基を表す。
一般式(VI)においてR及びRは、一般式(II)で表される化合物においてR及びRとして導入される基であり、詳細については上記一般式(II)において説明した通りである。
一般式(IV)で表される化合物及び一般式(V)で表される化合物の少なくとも一方と、一般式(VI)で表される化合物とは、トリエチルアミン等の塩基の存在下で溶剤中で反応させることが好ましい。用いる溶剤は、特に制限されないが、具体的にはトルエン、エチルベンゼン、キシレン、ヘキサン、ヘプタン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロペンタノン、テトラヒドロフラン、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、酢酸エチル、酢酸イソブチル等を挙げることができる。
一般式(IV)で表される化合物及び一般式(V)で表される化合物は、それぞれ3つの加水分解性基を有する有機シラン化合物を加水分解し、縮合することで得ることができる。
例えば、3つの加水分解性基を有する有機シラン化合物をX(OH)表される塩基と反応させることで、一般式(V)で表される化合物を得ることができる。ここで、Xは1価の金属元素を表す。そして、一般式(V)で表される化合物を塩酸等の酸と反応させることで、一般式(VI)で表される化合物を得ることができる。
一例として、一般式(V)で表される化合物は、下記一般式(VII)で表される化合物を用いて製造することができる。
一般式(VII)中、R〜Rはそれぞれ独立的にアルキル基又はアリール基を表し、R11はアルキル基を表す。
一般式(VII)においてR〜Rは、一般式(V)においてR〜Rとして導入され、さらに一般式(II)で表される化合物においてR〜Rとして導入される基であり、詳細については上記一般式(II)において説明した通りである。
一般式(VII)において、R11は炭素数1〜8のアルキル基が好ましく、炭素数1〜4のアルキル基であることがより好ましい。具体的にはメチル基、エチル基、イソブチル基を挙げることができる。
一般式(V)で表される化合物を一般式(VII)で表される化合物から製造する場合、反応を促進する目的で塩基を用いることができる。塩基に特に制限はないが、X(OH)で表される塩基性化合物を用いることができ、具体的には水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等を挙げることができる。
一般式(V)で表される化合物は、一般式(VII)で表される化合物を水及び塩基の存在下で溶剤中で反応させて得ることが好ましい。用いる溶剤は、特に制限されないが、具体的にはトルエン、エチルベンゼン、キシレン、ヘキサン、ヘプタン、2−プロパノール、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロペンタノン、テトラヒドロフラン、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、酢酸エチル、酢酸イソブチル等を挙げることができる。
一般式(IV)で表される化合物は、一般式(V)で表される化合物を水及び酸の存在下で溶剤中で反応させれ得ることが好ましい。一般式(IV)で表される化合物は溶剤に溶解しやすく、用いる溶剤に制限はないものの、具体的にはトルエン、エチルベンゼン、キシレン、ヘキサン、ヘプタン、2−プロパノール、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロペンタノン、テトラヒドロフラン、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、酢酸エチル、酢酸イソブチル等を挙げることができる。
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
得られた化合物の構造及び純度は、H NMR、13C NMR及び29Si NMRのNMRを用いて決定した。H NMR、13C NMR及び29Si NMRの測定条件は、それぞれ以下のとおりである。
H NMR)
機種:Avance300(Bruker製)
観測核:1H
共鳴周波数:300MHz
測定温度:25℃
13CNMR)
機種:Avance300(Bruker製)
観測核:1H
共鳴周波数:75MHz
測定温度:25℃
29Si NMR)
機種:Avance300(Bruker製)
共鳴周波数:60MHz
測定温度:40℃
(一般式(X)で表される化合物の合成)
下記一般式(X)で表される化合物を以下の手順で合成した。一般式(X)においてCはフェニル基を示す(以下の各式においても同じである。)。特に説明のない成分については和光純薬工業株式会社製の試薬を用い、同じ表記の成分は実施例を通して同じ成分を用いている(以下同じである。)。
500mLなすフラスコに、粉砕した水酸化ナトリウムを6.00g、精製水を2.71g、2−プロパノールを117.61g加えた。マグネチックスターラーで激しく撹拌しながら、フェニルトリメトキシシラン(信越化学工業株式会社製「KBM−103」)29.98gをゆっくり滴下した。そのまま撹拌を続けるとフラスコ内容物は一旦、均一透明化した後に白濁した。18時間後に内容物を桐山ロートでろ過し、白色固体をろ別した。この固体をヘキサンで洗浄した後、減圧乾燥したところ、白色粉末状の固体を24.71g得た。一般式(X)で表される化合物の構造はNMRで決定した。
H NMR(300MHz、DMSO−d)δ=7.76(br、8H)、7.20(br、12H)。13C NMR(75NHz、DMSO−d)δ=145.45、135.35、127.21。29Si NMR(60NHz、DMSO−d)δ=−67.77。
(一般式(Y)で表される化合物の合成)
下記一般式(Y)で表される化合物を以下の手順で合成した。
1Lなすフラスコに、上記一般式(X)で表される化合物を8.53g、テトラヒドロフランを85mL加え、氷水バスに浸し、マグネチックスターラーで撹拌した。ポリ瓶に1N塩酸溶液48.81g、精製水448.24gを秤取し、氷水バスに浸して冷却した。この塩酸溶液を前述のなすフラスコに5分間かけて加えた。そのまま10分間撹拌した後、飽和炭酸水素ナトリウム溶液をゆっくり加え、PH試験紙でPHを評価しながら中和した。酢酸エチル180mLを加え、内容物を分液ロートに移して激しく振った。水性下層を除き、上層に精製水100mLを加え分液して下層の除く操作を3回繰り返した後、上層に無水硫酸ナトリウムを加えた。ろ紙で硫酸ナトリウムを除き、ロータリーエバポレーター、さらにオイルポンプで減圧乾燥して白色結晶を5.48g得た。一般式(Y)で表される化合物の構造はNMRで決定した。
H NMR(300MHz、THF−d)δ=7.64〜7.57(m、8H)、7.40〜7.32(m、4H)7.27〜7.20(m、8H)、6.61(s、4H)。13C NMR(75NHz、THF−d)δ=135.35、135.22、130.64、128.36。29Si NMR(60NHz、THF−d)δ=−71.86。
(一般式(Z)で表される化合物の合成)
下記一般式(Z)で表される化合物を以下の手順で合成した。
ジムロース冷却管、滴下ロートを備えた200mL3口フラスコに、上記一般式(Y)で表される化合物を8.01g加えて窒素雰囲気に置換した。テトラヒドロフラン80mLを加えて撹拌したところ、溶解して透明溶液となった。氷水バスで0℃に冷却した。別の200mLにジクロロメチルビニルシラン(東京化成工業株式会社製)を4.40g、トリエチルアミン(和光純薬工業株式会社製)を6.00g、テトラヒドロフランを80mL加え透明溶液を調製し、滴下ロートに移した。約1時間かけて氷水バスで冷却しながら透明溶液をゆっくり滴下した。滴下後そのまま氷水バスで冷却しながら30分間撹拌した後、氷水バスを外した。次にオイルバスに浸して加熱し10時間還流した。オイルバスを外して放冷し、飽和塩化アンモニウム水溶液を50mL、酢酸エチルを80mL加えて内容物を分液ロートに移した。分液した後、下層水層を除き、上層を精製水50mLで2回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。硫酸ナトリウムをろ紙でろ別し、ロータリーエバポレーターで溶剤留去、さらにオイルポンプで減圧乾燥して粘性液体12.11gを得た。この液体にヘキサン10mLを加え激しく振り、2500回転/分の条件で遠心分離して上澄みをフラスコに移した。さらに、残った粘性液体にヘキサン10mLを加え激しく振り、2500回転/分の条件で遠心分離して上澄みを先のフラスコに合一した。ロータリーエバポレーターで溶剤留去し粘性液体7.22gを得た。メタノール20mLを加え激しく振り、2500回転/分の条件で遠心分離して上澄みを除いた。さらに、メタノール4mLで2回洗浄した後、オイルポンプで減圧乾燥し、白色結晶1.97gを得た。一般式(Z)で表される化合物は、3種の幾何異性体の混合物であることをNMRで決定した。推定される異性体の構造を下記に示す。
得られた一般式(Z)で表される化合物のH NMRスペクトルを図1に示し、13C NMRスペクトルを図2、その拡大図を図3に示し、29Si NMRのNMRスペクトルを図4に示す。図1、図2、図4において、下段はスペクトル全体図であり、上段はその部分拡大図である。
(一般式(P)で表される構造単位を有するケイ素化合物、m=2の合成)
下記一般式(P)で表される構造単位を有するケイ素化合物(m=2)を以下の手順で合成した。
30mL二口フラスコに、上記方法で得られた一般式(Z)で表される化合物を0.678g秤量し、ジムロート冷却器を備えて窒素雰囲気とした。シリンジでトルエンを8mL、1,1,3,3,5,5−ヘキサメチルトリシロキサン(東京化成工業株式会社製)を0.332mL、白金(0)−2,4,6,8−テトラメチルー2,4,6,8−テトラビニルシクロテトラシロキサン錯体溶液を0.030mLを加えた。還流条件で12時間加熱し、エバポレーターで溶剤を留去してオイルポンプで減圧乾燥し、薄褐色透明液体0.99gを得た。YMCテクノス株式会社製LC−forte/Rを用いて上記薄褐色透明液体を0.75g分GPCで分取し、0.40g無色固体を得た。重量平均分子量は10,400であった。
<比較例1>
比較例1として、耐熱性シリコーンオイルのメチルフェニルポリシロキサン(信越化学工業株式会社製「KF−54」)を用いた。
(5%熱重量減少温度の比較)
耐熱性の評価方法として加熱時の5%熱重量減少温度を比較した。株式会社島津製作所製示差熱・熱重量同時測定装置「DHG−60H」を用い、窒素雰囲気下、昇温速度10L/minの条件で測定を行い、5%熱重量減少温度を記録した。結果を表1に示す。
本願の開示は、2017年5月31日に出願された特願2017−108038号に記載の主題と関連しており、それらのすべての開示内容は引用によりここに援用される。
既に述べられたもの以外に、本発明の新規かつ有利な特徴から外れることなく、上記の実施形態に様々な修正や変更を加えてもよいことに注意すべきである。したがって、そのような全ての修正や変更は、添付の請求の範囲に含まれることが意図されている。

Claims (3)

  1. 下記一般式(I)で表される構造単位を有する、ケイ素化合物。
    [一般式(I)中、
    mは1〜30の整数を表し、
    nは重量平均分子量5,000〜1,000,000を満たす数字を表し、
    〜Rはそれぞれ独立的に炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜14のアリール基を表し、
    及びRはそれぞれ独立的に炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜14のアリール基を表し、
    〜R10はそれぞれ独立的に炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜14のアリール基を表し、
    n個の構造単位において、m、R〜R10の組み合わせは、全て同一であっても、一部又は全て異なってもよい。]
  2. 下記一般式(I)で表される構造単位を有するケイ素化合物の製造方法であって、下記一般式(II)で表される化合物を用いて製造される工程を含む、ケイ素化合物の製造方法。
    [一般式(I)中、
    mは1〜30の整数を表し、
    nは重量平均分子量5,000〜1,000,000を満たす数字を表し、
    〜Rはそれぞれ独立的に炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜14のアリール基を表し、
    及びRはそれぞれ独立的に炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜14のアリール基を表し、
    〜R10はそれぞれ独立的に炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜14のアリール基を表し、
    n個の構造単位において、m、R〜R10の組み合わせは、全て同一であっても、一部又は全て異なってもよい。]
    [一般式(II)中、
    〜Rはそれぞれ独立的に炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜14のアリール基を表し、
    及びRはそれぞれ独立的に炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜14のアリール基を表す。]
  3. 下記一般式(III)で表される化合物を用いて製造される工程を含む、請求項2に記載のケイ素化合物の製造方法。
    [一般式(III)中、
    mは1〜30の整数を表し、
    〜R10はそれぞれ独立的に炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜14のアリール基を表す。]
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