JP5689154B2 - 寝具 - Google Patents

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Description

本発明は、敷き布団またはマットレスとして使用される寝具に関するものである。
敷き布団やマットレス等の寝具に関する技術として、例えば、下記特許文献1に開示される「マットレス」がある。この開示技術では、使用者が仰向け(仰臥位)にマットレスに横たわった場合に、当該使用者の両肩が触れる部分に溝部を設ける。これにより、当該使用者が胎児型や半胎児型と称される横向き姿勢(側臥位)で就寝しても、肩部や上腕部がマットレスの弾発力等により押圧されない。そのため、当該使用者は、熟睡することができ、また肩こりを解消することができる。
実開平1−61163号公報
ところで、人間は睡眠中に何度も寝返りを打つ。例えば、図8(A)に示すように就寝時には王様型やヒトデ型と称される仰向け姿勢(仰臥位)Hであっても、寝返りの後には胎児型等の側臥位をとっている場合がある。この場合の側臥位は、上述した就寝当初から側臥位をとる姿勢と異なり、図8(B)に示す側臥位H’や図8(C)に示す側臥位H”のように、マットレスMの長手方向の中心軸Iに対して傾斜した軸J,Kに沿うような姿勢になり易いことが本願発明者の知見により確認されている。
即ち、図8(A)に示す仰臥位Hから、図8(B)に示す側臥位H’や図8(C)に示す側臥位H”の姿勢に転位する場合、殿部(臀部)Wを軸にして上半身が回転するように姿勢が変化する。例えば、仰臥位Hから、右肩がマットレスMに接するように、左肩を上方に向けて体を回転させ寝返りを打った場合には、殿部Wを中心に図8の紙面において反時計回り方向に体が移動する。そのため、寝返り後の側臥位H’は、マットレスMの中心軸Iに対して反時計回り方向に傾いた軸Jに沿った姿勢になる。
これに対して、図8(A)に示す仰臥位Hから、左肩がマットレスMに接するように、右肩を上方に向けて体を回転させる寝返りを打った場合には、殿部Wを中心に図8の紙面において時計回り方向に体が移動する。そのため、寝返り後の側臥位H”は、マットレスMの中心軸Iに対して時計回り方向に傾いた軸Kに沿った姿勢をとる。
このように、睡眠中の寝返りにおいては、図8(B)や図8(C)に示すような傾いた軸J,Kに沿う側臥位H’,H”を使用者がとる。そのため、睡眠中の寝返りについては上記特許文献1の開示技術を適用しても、予定した溝部に使用者の肩部や上腕部が収まるとは限らない。また、特許文献1のマットレスには、殿部の腸骨等による張り出した部位に対応する溝部は存在しない。そのため、使用者の殿部に対するマットレスの弾発力等による影響は考慮されていない。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたもので、側臥位で横たわっても使用者の身体に悪影響を与え難くし得る寝具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲に記載された請求項1の技術的手段を採用する。この手段によると、寝具に横たわった使用者の頭部が位置する当該寝具の一端側から他端側に向かって逆ハ字形状に延びる2本の長溝を備え、使用者が仰臥位で当該寝具に横たわった場合、2本の長溝のうち、一方の長溝は、使用者の右肩甲骨の肩峰外端または右上腕大結節と右大腿骨の大転子とを結んだ線を当該寝具の表面に投射した一方の線を含んで位置しており、他方の長溝は、使用者の左肩甲骨の肩峰外端または左上腕大結節と左大腿骨の大転子とを結んだ線を当該寝具の表面に投射した他方の線を含んで位置している。
ここで、本願発明者により、図8(A)に示す仰臥位Hからの寝返りの後に図8(B)に示す側臥位H’をとった場合、側臥位H’が沿う軸Jは、仰臥位で当該寝具に横たわった使用者の右肩甲骨の肩峰外端または右上腕大結節と右大腿骨の大転子とを結んだ線に相当することが確認されている。また、寝返りの後に図8(C)に示す側臥位H”をとった場合、側臥位H”が沿う軸Kは、仰臥位で当該寝具に横たわった使用者の左肩甲骨の肩峰外端または左上腕大結節と左大腿骨の大転子とを結んだ線に相当することが確認されている。つまり、寝返りを打つ場合、殿部(骨盤)は左右方向に移動し難いのに対し、上半身は左右の肩甲骨の肩峰外端または左右の上腕大結節を支承にして左右方向に移動し易い。そのため、寝返り後の側臥位H’,H”は、軸J,Kに沿った姿勢になり易いことを本願発明者は臨床時の知見等により確認している。
これにより、当該寝具の使用者が、睡眠中に仰臥位から寝返りをして側臥位をとったとしても、当該寝具は、そのような寝返り後の側臥位が沿う軸の位置に長溝を備えている。そして、この長溝は、肩部において左右両側に最も張り出している左右の肩甲骨の肩峰外端または左右の上腕大結節と、殿部において左右両側に最も張り出している左右の大腿骨の大転子と、を結んだ線を含んで位置している。そのため、寝返りによる側臥位において、肩部から殿部に至る使用者の左右両側がこのような長溝内に収容される。
また、特許請求の範囲に記載された請求項2の技術的手段を採用する。この手段によると、一方の線および他方の線において、2本の長溝のうち少なくとも一方は、仰臥位の使用者の肋骨最外部位と大転子との間には形成されていない不連続溝である。これにより、肋骨最外部位と大転子との間、つまり人体の左右両側において張り出していない(くびれている)部分に対しては、当該寝具が当接する。
また、特許請求の範囲に記載された請求項3の技術的手段を採用する。この手段によると、2本の長溝は、当該寝具の表裏を貫通する貫通溝である。これにより、長溝が貫通していない場合に比べて、当該寝具の加工作業や縫製作業が容易になる。
請求項1の発明では、肩部において左右両側に最も張り出している左右の肩甲骨の肩峰外端または左右の上腕大結節と、殿部において左右両側に最も張り出している左右の大腿骨の大転子と、を結んだ線を含んで位置する長溝内に、肩部から殿部に至る使用者の左右両側が収容される。このため、(1)使用者の頸部が当該寝具に接近することから、側臥位における枕の高さが仰臥位に合わせた枕の高さに近づく。そのため、使用者の頸椎に歪みが生じ難い。(2)使用者の肩部においては上腕部も長溝内に収容されることから、上腕部が当該寝具に圧迫され難くなる。そのため、当該使用者の上位胸椎における腕の痺れが生じ難い。(3)使用者の殿部においては腸骨や大腿骨の大転子も長溝内に収容されることから、これらが当該寝具に圧迫され難くなる。そのため、当該使用者の腰椎に歪みが生じ難い。したがって、側臥位で横たわっても使用者の身体に悪影響を与え難くすることができる。
請求項2の発明では、人体の左右両側において張り出していない(くびれている)部分に対しては、当該寝具が当接する。そのため、長溝が連続して形成されている場合に比べて、人体の左右両側に張り出しのない(くびれ)部位において隙間ができ難い。したがって、側臥位における安定感やフィット感を使用者に与えることができる。
請求項3の発明では、長溝が貫通していない場合に比べて、当該寝具の加工作業や縫製作業が容易になる。そのため、長溝が貫通していない場合に比べて、短期間に当該寝具を製造することが可能になる。したがって、製造コストの低減につながる。
本発明の寝具の構成例(連続溝の場合)を示す図で、図1(A)はその平面図、図1(B)は図1(A)に示す1B−1B’線による断面図、図1(C)は長溝を貫通させた場合の1B−1B’線による断面図、である。 本発明の寝具の構成例を示す図(不連続溝の場合)で、図2(A)はその平面図、図2(B)は図2(A)に示す2B−2B’線による断面図、図2(C)は長溝を貫通させた場合の2B−2B’線による断面図、である。 本実施形態の寝具における長溝の配置関係を示す図で、図3(A)は寝具の平面図、図3(B)は使用者の背中側から見た骨格の例を示す説明図、図3(C)は使用者の左側から見た骨格の例を示す説明図、である。 本実施形態の寝具の使用者が側臥位になったときにおける平面視による説明図で、図4(A)は寝具の中心軸に背を向ける姿勢をとる場合、図4(B)は寝具の中心軸に顔を向ける姿勢をとる場合、である。 図5(A)は、本実施形態の寝具の使用者が側臥位になったときにおける側面による説明図で図1に示す長溝(連続溝)の場合、図5(B)は同様の説明図で図2に示す長溝(不連続溝)の場合、である。また、図5(C)は、使用者の頸部と枕の位置関係を示す説明図で側臥位の場合、図5(D)は同様の説明図で仰臥位の場合、である。 本実施形態の寝具に試用者が仰臥位になったときにおける説明図で、図6(A)は平面視によるもの、図6(B)は図1(B)に相当する断面図である。 本発明の寝具の他の例を示す図で、図7(A)は図1(A)に相当する平面図、図7(B)は図4に相当する平面視による説明図、である。 寝相の例を示す説明図で、図8(A)は王様型またはヒトデ型の寝相、図8(B)および図8(C)は胎児型の寝相、をそれぞれ示す。
以下、本発明の寝具の実施形態について図を参照して説明する。本発明の寝具は、使用者が横たわって使用するもので、典型的には、敷き布団やマットレスがこれに相当する。
図1に示すように、寝具10は、主に、カバー11と本体部12により構成されている。寝具10は、図1(A)に示すように、一般的には、長方形状をなしており、使用者の身長に合わせた長さに設定されている。成人の標準体型用の場合、例えば、幅方向(短手方向)が100cm(センチメートル)、長さ方向(長手方向)が210cmである。なお、同図に示す座標系を用いて、以下、幅方向のことを「X軸方向」、長さ方向のことを「Y軸方向」、厚さ方向のことを「Z軸方向」、と称する。
カバー11は、本体部12の周囲を覆ってそれを収納する包皮体で、例えば、1枚の布からなるものや、2枚の布の間に綿等を挟み込んでキルティング加工したもの等がある。なお、カバー11の表側は、外部に露出することから、特許請求の範囲に記載の「寝具の表面」に相当し得るものである。
本体部12は、横たわった使用者の全身を支える支持体である。例えば、当該寝具10が敷き布団の場合には、布団綿がこれに相当する。また当該寝具10がマットレスの場合、3層構造のものでは、ソフト層、支持層およびクッション層がこれに相当する。
本実施形態では、Y軸方向に沿って有底の長溝20,30が寝具10に形成されている。即ち、寝具10は、それに横たわった使用者の頭部が位置する一端部10aから、他端部10bに向かって逆ハ字形状に延びる長溝20,30を2本備えている。長溝20,30は、寝具10のY軸方向に沿ってX軸方向中心に位置する中心軸Pを挟んで、両側に対称形状をなすように位置している。寝具10の一端部10aに向いた長溝20,30の一端側は、使用者100が枕に頭を載せたときに肩が触れる範囲の近傍に位置している(図4〜図7参照)。また、寝具10の他端部10bに向いた長溝20,30の他端側は、寝具10のY軸方のほぼ中央(中心軸Qの付近)に位置している。
図1(A)や図1(B)に示すように、長溝20,30の溝幅wや溝深さdは、使用者100の体格や骨格に基づいて適宜定められる。成人の標準体型用では、例えば、溝幅wが約70mm(ミリメートル)、溝深さdが約50mmにそれぞれ設定される。この場合、寝具10の厚さtは、例えば約80mmである。なお、溝幅wは、成人の標準的な肩部の厚さ(上腕骨大結節の幅(約50mm)に軟部組織の厚さ(約10mm)の2倍を加えた値)に相当するものであり、最低必要な値よりも広く(例えば1.5倍〜2倍)設定しても良い。これにより、使用者100の寝返り位置に対する許容幅や体格の違いによる骨格の個人差等を吸収することが可能になる。
図2に示すように、長溝20,30は、複数の溝に分割しても良い。この場合、例えば、長溝20は上側溝21および下側溝23により、また長溝30は上側溝31および下側溝33により、それぞれ構成する。即ち、長溝20,30は、図1に示すように、連続した1本の溝でも良いし、また図2に示すように一部において溝が存在しない溝無し部位22,32を含む不連続溝にしても良い。長溝20,30の溝の形態およびその組み合わせは任意であり、例えば、次に説明をする図3(A)に示すように、2本の長溝20,30のうち、一方を上側溝21、溝無し部位22および下側溝23からなる不連続な長溝20、他方を連続した長溝30、というようにそれぞれ別々に設定しても良い。
なお、上側溝21,31を長溝20,30の一端側の溝、下側溝23,33を長溝20,30の他端側の溝、とすると、本実施形態では、図2(A)に示すように、他端側の下側溝23,33は、この寝具10のY軸方向ほぼ中央まで延びているが、長溝20,30の長さや、逆ハ字形状の開き角度は、次に図3を参照して説明するように、使用者100の骨格に基づいて設定されている。図1(A)や図2(A)に示す軸Qは、寝具10のY軸方向中心に位置している。
本実施形態では、長溝20,30は底のある有底の溝に構成したが、例えば、図1(C)や図2(C)に示すように、寝具10の表裏を貫通した溝、つまり底のない長溝20’,21’,23’で構成しても良い。これにより、有底の長溝20,30に比べて、寝具10’の加工作業や縫製作業が容易になるため、短期間に寝具10’を製造することができ製造コストが安くなる。
次に、図3を参照して長溝20,30の配置例を説明する。図3(A)に示すように、長溝20,30は、寝具10の一端部10aから他端部10bに向かって逆ハ字形状に延びており、原則として、寝具10の中心軸Pを中心に線対称に配置されている。長溝20,30は、枕を置く位置のやや下側(紙面下方)から始まっている。
このような逆ハ字形状の配置は、図3(B)に示すように、使用者100の骨格に基づくもので、例えば、長溝20,30のそれぞれ中心を通る傾斜軸R,Sは、寝具10の中心軸Pに対して角度θr,θsで傾いている。これらθrとθsの和が逆ハ字形状の開き角度になる。傾斜軸Rは、図8(B)を参照して説明をした軸Jに相当し、また傾斜軸Sは、図8(C)を参照して説明をした軸Kに相当する。
例えば、傾斜軸Rの角度θrは、使用者100が仰臥位で寝具10に横たわった場合、使用者100の右肩甲骨102の肩峰外端102aと右大腿骨108の大転子108aとを結んだ(または右上腕大結節102bと右大腿骨108の大転子108aとを結んだ)結線rの傾きに一致しており、この結線rを寝具10の表面に投射した投射線r’上に投射線r’を含んで長溝20が位置している。つまり、投射線r’の長さが長溝20の長さになる。
また、傾斜軸Sの角度θsは、使用者100が仰臥位で寝具10に横たわった場合、使用者100の左肩甲骨103の肩峰外端103aと左大腿骨109の大転子109aとを結んだ(または左上腕大結節103bと左大腿骨109の大転子109aとを結んだ)結線sの傾きに一致しており、この結線sを寝具10の表面に投射した投射線s’上に投射線s’を含んで長溝30が位置する。投射線s’の長さが長溝30の長さになる。本実施形態では、長溝20,30は同じ長さに設定されており、成人の標準体型用の場合、例えば80cmに設定されている。
長溝20と長溝30の間隔も、使用者100の骨格に基づいている。即ち、寝具10の一端部10aの側の端部距離α’は、右肩甲骨102の肩峰外端102aと左肩甲骨103の肩峰外端103aとの(または右上腕大結節102bと左上腕大結節103bとの)間隔αの大きさ相当に設定されている。また、寝具10の他端部10bの側の端部距離β’は、右大腿骨108の大転子108aと左大腿骨109の大転子109aとの間隔βの大きさ相当に設定されている(図3(B)参照)。本実施形態では、成人の標準体型用の場合、端部距離α’は例えば50cm、また端部距離β’は35cm、にそれぞれ設定されている。図3(C)には、使用者100の左側方から見た骨格と結線s(または結線r)との位置関係が図示されている。
このように寝具10を構成することにより、[発明が解決しようとする課題]の欄で述べたように、睡眠中の使用者100が、左肩が寝具10に接するように右肩を上方に向けて体を回転させる寝返りを打った場合(図8(A)に示す仰臥位Hから図8(C)に示す側臥位H”)、殿部140を中心に体が移動する。そのため図4(A)に示す側臥位の姿勢になる。つまり、中心軸Pに対してほぼ角度θsで傾いた傾斜軸Sに沿うような姿勢の側臥位をとる。このため、図5(A)に示すように、使用者100の左側の肩部130Lは、長溝30の一端部10a側に入り、また左側の殿部140Lは、長溝30の他端部10b側に入り込む。なお、肩部130および殿部140においては、左右を区別する場合、「L」や「R」の添え字を付すことにする。
また、睡眠中の使用者100が、右肩が寝具10に接するように、左肩を上方に向けて体を回転させる寝返りを打った場合にも(図8(A)に示す仰臥位Hから図8(B)に示す側臥位H’)、殿部140を中心に体が移動する。そのため、使用者100’は、図4(A)に二点鎖線で示す側臥位の姿勢をとり、中心軸Pに対してほぼ角度θrで傾いた傾斜軸Rに沿うような姿勢になる。このため、図示されていないが、使用者100’の右側の肩部130Rは、長溝20の一端部(上端)側に入り、また右側の殿部140Rは、長溝20の他端部(下端)側に入り込む。
なお、図4(A)においては、左右両側の足部150を折り曲げた(両股関節や膝関節を曲げた)姿勢の側臥位を例示しているが、寝具10に接する側の足部150(使用者100では左足、使用者100’では右足)を折り曲げることなく伸ばした(両股関節や膝関節を伸展した)姿勢の側臥位においても、上述と同様に、使用者100,100’の肩部130や殿部140が長溝20,30に入り込み得ることは言うまでもない。また、図4(B)に示すように、中心軸Pに顔を向ける姿勢の側臥位をとる使用者100”についても、長溝20,30に肩部130や殿部140が入り込み得ることは同様である。
これらは、[課題を解決するための手段]の欄で述べたように、使用者100が寝返りを打つ場合、殿部(骨盤)140は左右方向に移動し難いのに対し、上半身は左右の肩甲骨102,103の肩峰外端102a,103a(または左右の上腕大結節102b,103b)を支承にして左右方向に移動し易い。つまり、寝返り時においては、殿部140よりも肩部130の方が振れ幅が大きいため、寝返り後の側臥位が傾斜軸R,Sに沿った姿勢になることに基づく。
即ち、使用者100の肩部130において左右両側に最も張り出している左右の肩甲骨102,103の肩峰外端102a,103a(または左右の上腕大結節102b,103b)と、使用者100の殿部140において左右両側に最も張り出している左右の大腿骨108,109の大転子108a,109aと、を結んだ結線r,s上に結線r,sを含んで位置する長溝20,30内に、肩部130から殿部140に至る使用者100の左右両側が収容される。これにより、使用者100の肩部130においては上腕部も長溝20,30の上端側内に収容されることから、上腕部が寝具10に圧迫され難くなる。そのため使用者100の上位胸椎における腕の痺れが生じ難い。また、使用者100の殿部140においては左右の腸骨106,107や大腿骨108,109の大転子108a,109aも長溝20,30の下端側内に収容されることから、これらが寝具10に圧迫され難くなる。そのため、使用者100の腰椎に歪みが生じ難い。また、長溝20,30がそれぞれ連続した1本の溝で構成されていることにより、長溝20,30の上下端の間にも空間が形成される。この間には、使用者100の肩部130と殿部140の間、つまり側臥位においては左右の肋骨104,105が位置するが、このような空間が形成されることで、個人差により胸椎の長さが異なったり、また呼吸運動による肋骨104,105の位置変動を吸収することが可能になる。
なお、長溝20を上側溝21と下側溝23に分割し、また長溝30を上側溝31と下側溝33に分割した場合には、図5(B)に示すように、図3(B)に示す左肩甲骨103の肩峰外端103a(または左上腕大結節103b)や左肋骨105の最外部が長溝30の上側溝31内に入り込み、また同図に示す左大腿骨109の大転子109aや左腸骨107が長溝30の下側溝33内に入り込む。図示されていないが、同様に、右肩甲骨102の肩峰外端102a(または右上腕大結節102b)や右肋骨104の最外部が長溝20の上側溝21内に入り込み、また同図に示す右大腿骨108の大転子108aや右腸骨106が長溝20の下側溝23内に入り込む。
即ち、使用者100の肩部130においては上腕部も上側溝21,31内に収容されることから、上腕部が寝具10に圧迫され難くなる。そのため、使用者100の上位胸椎における腕の痺れが生じ難い。また、使用者100の殿部140においては左右の腸骨106,107や大腿骨108,109の大転子108a,109aも下側溝23,33内に収容されることから、これらが寝具10に圧迫され難くなる。そのため、使用者100の腰椎に歪みが生じ難い。
また、長溝20や長溝30を分割して構成したことによって、上側溝21,31と下側溝23,33との間には、溝無し部位22,32が位置する。この溝無し部位22,32には、肋骨と腸骨との間、つまり使用者100の左右両側に張り出す骨がない部位(くびれ部位)が当接する。具体的には、溝無し部位22には、図3(B)に示す右肋骨104と右腸骨106の間が当接し、また溝無し部位32には、図3(B)に示す左肋骨105と左腸骨107の間が当接する。これにより、図1に示す長溝20,30のように、連続した長溝が形成されている場合に比べて、使用者100の左右両側に張り出していない、くびれ部位においては、寝具10の表面との間に隙間ができ難い。よって、安定感やフィット感を使用者100に与えることができる。
図5(C)に示すように、左肩甲骨103の肩峰外端103aまたは左上腕大結節103bが長溝30内に入り込んだ場合には、そのぶん、使用者100の左側の肩部130Lが長溝30内に沈み込む。そのため、使用者100の頭部110と寝具10との離隔距離が縮まることから、このような長溝30が寝具10に形成されていない場合と比べて、側臥位における頭部110の負担を軽減することができる。即ち、長溝30の溝深さを調整することにより、使用者100の側臥位における枕50の高さhを、図5(D)に示す仰臥位で就寝した場合(使用者200)の最適な枕50の高さh’に近づけることが可能になり、頸椎に歪みを生じ難くすることができる。長溝20についても同様であり、また長溝20,30を分割した場合の上側溝21,31についても同様である。
本実施形態の寝具10では、長溝20,30の配置を使用者100の骨格に基づき、仰臥位で寝具10に横たわった使用者200の右肩甲骨102の肩峰外端102aまたは右上腕大結節102bと右大腿骨108の大転子108aとを結んだ結線rを寝具10の表面に投射した投射線r’上に投射線r’を含んで長溝20を位置させ、また当該使用者200の左肩甲骨103の肩峰外端103aまたは左上腕大結節103bと左大腿骨109の大転子109aとを結んだ結線sを寝具10の表面に投射した投射線s’上に投射線s’を含んで長溝30を位置させている。また、長溝20,30の溝幅wを幅広の約70mm(または最低必要な値よりも広く(例えば1.5倍〜2倍))に設定している。
これにより、図6(A)に示すように、使用者200が正中線(背骨101)を中心軸Pに沿った仰臥位で寝具10に横たわった場合には、右肩甲骨102の肩峰外端102aまたは右上腕大結節102bを中心とした右側の肩部130Rや右大腿骨108の大転子108aを中心とした右側の殿部140Rが長溝20内に位置し、また左肩甲骨103の肩峰外端103aまたは左上腕大結節103bを中心とした左側の肩部130Lや左大腿骨109の大転子109aを中心とした左側の殿部140Lが長溝30内に位置する。そのため、使用者200の背中側が寝具10に密着することから、殿部140が安定して仙骨101p(図3参照)の部分が寝具10に当接することによる不安定感を解消することが可能になる。
なお、本実施形態では、長溝20を上側溝21と下側溝23に、また長溝30を上側溝31と下側溝33に、それぞれ2分割したが、前述した結線r,sを寝具10の表面に投射した投射線r’,s’上で投射線r’,s’の一部を含む位置であれば、(a)肩甲骨の左右の肩峰が入る溝、(b)肋骨の左右の最外部が入る溝、(c)左右の腸骨が入る溝、および(d)大腿骨の左右の大転子が入る溝、をそれぞれ独立して設けても良い。図1に示す長溝30のように連続した1本の溝であっても、これら(a)〜(d)の各溝の形成位置の溝深さを深く、(a)〜(d)の各溝の形成位置以外の溝深さを浅く設定した連続溝を構成しても良い。これにより、これら(a)〜(d)の各溝に、肩峰等が適切に位置した場合には、さらなる安定感やフィット感を使用者100に与えることができる。
また、図7に示すように、中心軸Pに沿った長溝40を寝具10’に設けても良い。例えば、図7(A)に示すように、長溝20と長溝30の間に中心軸Pに沿う長溝40を形成する。これにより、図7(B)に示すように、寝具10’の中心軸Pに沿った側臥位の姿勢で就寝した場合においても、使用者100の肩部130L,130Rや殿部140L,140Rが長溝40内に入り込む。そのため、上述した長溝20,30と同様に、側臥位における使用者100の上位胸椎での腕の痺れや、腰椎および頸椎の歪みを生じ難くすることが可能になる。また、図示していないが、例えば、長溝20の上側溝21と長溝30の上側溝31との間に長溝40の一部を構成する上側溝を形成し、また長溝20の下側溝23と長溝30の下側溝33との間に長溝40の一部を構成する下側溝を寝具10’に形成する。この場合には、使用者100の肩部130L,130Rが長溝40の上側溝内に入り、また殿部140L,140Rが長溝40の下側溝内に入り込む。そのため、上述した長溝20,30と同様に、側臥位における使用者100の上位胸椎での腕の痺れや、腰椎および頸椎の歪みを生じ難くすることが可能になる。
以上説明したように本実施形態に係る寝具10によると、寝具10に横たわった使用者100の頭部110が位置する一端部10a側から他端部10b側に向かって逆ハ字形状に延びる2本の長溝20,30を備える。そして、一方の長溝20は、使用者100が仰臥位で寝具10に横たわった場合において、使用者100の右肩甲骨102の肩峰外端102aまたは右上腕大結節102bと右大腿骨108の大転子108aとを結んだ結線rを使用者100の表面に投射した一方の投射線r’を含んで位置し、他方の長溝30は、使用者100の左肩甲骨103の肩峰外端103aまたは左上腕大結節103bと左大腿骨109の大転子109aとを結んだ結線sを寝具10の表面に投射した他方の投射線s’を含んで位置する。
これにより、使用者100が睡眠中に寝返りを打って、図8(A)に示す仰臥位Hから、図8(B)に示す側臥位H’や図8(C)に示す側臥位H”の姿勢をとった場合、肩部130R,130Lにおいて左右両側に最も張り出している左右の肩甲骨102,103の肩峰外端102a,103aまたは左右の上腕大結節102b,103bと、殿部140において左右両側に最も張り出している左右の大腿骨108,109の大転子108a,109aと、を結んだ結線r,sを含んで位置する長溝20,30内に、肩部130から殿部140に至る使用者100の左右両側が収容される。
このため、(1)使用者100の頸部120が寝具10に接近することから、側臥位における枕50の高さh’が仰臥位に合わせた枕の高さhに近づく。そのため、使用者100の頸部120に歪みを生じ難くする。また、(2)使用者100の肩部130においては、上腕部も長溝20,30の上側溝21,31内に収容されることから、上腕部が寝具10に圧迫され難くなる。そのため、使用者100の上位胸椎における腕の痺れを生じ難くする。さらに、(3)使用者100の殿部140においては、左右の腸骨106,107や左右の大腿骨108,109の大転子108a,109aも長溝20,30の下側溝23,33内に収容されることから、これらが寝具10に圧迫され難くなる。そのため、使用者100の腰椎に歪みを生じ難くする。したがって、寝具10は、側臥位で横たわっても使用者100の身体に悪影響を与え難くすることができる。
なお、上述した寝具10は、成人の標準体型用の場合を例示して説明したが、使用者100の体型や骨格に合わせて、上記の結線r,sを測定して投射線r’,s’を求め、当該使用者100に専用の寝具10を構成しても良い。個人差によって長溝20と長溝30の長さが異なる場合もあり得る。これにより、当該使用者100の体型や骨格に整合させてカスタマイズした当該使用者100に専用の寝具10を構成することが可能になる。したがって、当該使用者100の身体に悪影響をより与え難くすることができる。
また、上述した寝具10では、中心軸Pを中心に線対称に長溝20,30を配置したが、これに限られることはなく、例えば、中心軸Pに対して、長溝20が長溝30よりも接近する位置関係や、逆に長溝30が長溝20よりも接近する位置関係で長溝20,30を配置しても良い。これにより、長溝20や長溝30が中心軸Pに対して偏心した位置に設けられることになるので、寝返りの癖等の使用者100のニーズに合わせた寝具10を構成することができる。
上述した実施形態の寝具10を上下逆にして使用しても良い。即ち、寝具10の他端部10bの側に使用者100の頭部110が位置するように、また寝具10の一端部10aの側に使用者100の足部150が位置するように、寝具10の上下を反転させて使用する。これにより、使用者100の殿部140よりも下側、つまり足部150に長溝20,30がハ字形状に開いて位置する。そのため、例えば、図6(A)に示す仰臥位の姿勢で就寝する使用者200の左右足が長溝20,30内に入り込むことから、下腿骨付近の脹脛(ふくらはぎ)や踵骨付近の踵(かかと)の高さが低くなり、使用者200を楽な気分にさせることができる。また、寝具10に接する側の足部150(図4(A)に示す使用者100では左足、使用者100’では右足)を折り曲げることなく伸ばした姿勢の側臥位で就寝した場合には、寝具10に接する側の足部150が長溝20,30内に入り込む。そのため、大腿骨付近の太股(ふともも)の高さが低くなり、この場合にも使用者200を楽な気分にさせることができる。
10…寝具
10a…一端部(一端側)
10b…他端部(他端側)
20…長溝(2本の長溝、一方の長溝)
30…長溝(2本の長溝、他方の長溝)
50…枕
100,100’,100”,200,200’…使用者
101p…仙骨
102…右肩甲骨
102a…肩峰外端(右肩甲骨の肩峰外端)
102b…上腕大結節(右上腕大結節)
103…左肩甲骨
103a…肩峰外端(左肩甲骨の肩峰外端)
103b…上腕大結節(左上腕大結節)
104…右肋骨
105…左肋骨
108…右大腿骨
108a…大転子(右大腿骨の大転子)
109…左大腿骨
109a…大転子(左大腿骨の大転子)
110…頭部
120…頸部
130,130L,130R…肩部
140,140L,140R…殿部
150…足部
H…仰臥位
H’,H”…側臥位
P,Q…中心軸
R,S…傾斜軸
r…結線(右肩甲骨の肩峰外端または右上腕大結節と右大腿骨の大転子とを結んだ線)
r’…投射線(一方の線)
s…結線(左肩甲骨の肩峰外端または左上腕大結節と左大腿骨の大転子とを結んだ線)
s’…投射線(他方の線)

Claims (3)

  1. 敷き布団またはマットレスとして使用される寝具であって、
    当該寝具に横たわった使用者の頭部が位置する当該寝具の一端側から他端側に向かって逆ハ字形状に延びる2本の長溝を備え、
    使用者が仰臥位で当該寝具に横たわった場合、前記2本の長溝のうち、
    一方の長溝は、前記使用者の右肩甲骨の肩峰外端または右上腕大結節と右大腿骨の大転子とを結んだ線を当該寝具の表面に投射した一方の線を含んで位置しており、
    他方の長溝は、前記使用者の左肩甲骨の肩峰外端または左上腕大結節と左大腿骨の大転子とを結んだ線を当該寝具の表面に投射した他方の線を含んで位置している、
    ことを特徴とする寝具。
  2. 前記一方の線および前記他方の線において、前記2本の長溝のうち少なくとも一方は、前記仰臥位の使用者の肋骨最外部位と前記大転子との間には形成されていない不連続溝であることを特徴とする請求項1に記載の寝具。
  3. 前記2本の長溝は、当該寝具の表裏を貫通する貫通溝であることを特徴とする請求項1または2に記載の寝具。
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