JP5686288B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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請求項2の発明は、請求項1の定着装置において、前記加圧受け部材は、前記定着部材の内周面における前記定着ニップ部以外の二箇所で摺接するように複数の摺接部を有し、前記加圧受け部材の前記連結部は、前記定着部材の軸方向と交差する断面において前記ニップ形成部から前記複数の摺接部それぞれに至るように略コの字形状を有することを特徴とするものである。
請求項3の発明は、可撓性を有する無端状の回転可能な定着部材と、前記定着部材に対向するように設けられ該定着部材の外周面に対して加圧される回転駆動可能な加圧部材と、前記定着部材を介して前記加圧部材からの加圧を受けることにより、記録媒体が通過する定着ニップ部を形成する加圧受け部材と、前記定着部材の内周面に囲まれた内部空間に設けられ該定着部材の内周面を加熱する熱を発生する熱源と、を備えた定着装置であって、前記加圧受け部材は、前記定着ニップ部を形成するように前記定着部材を介して前記定着ニップ部に対向するニップ形成部と、前記定着部材の内周面における前記定着ニップ部以外の少なくとも一箇所で摺接する摺接部と、前記定着部材を張架するように前記ニップ形成部と前記摺接部とを連結する連結部とを有し、前記定着部材の内周面に囲まれた内部空間に設けられ、前記定着部材の軸方向と交差する断面において該定着部材が略長円形状又は略楕円形状になり、その長辺方向の一方の端部が前記定着ニップ部に位置するように、前記定着部材を張架し、前記加圧受け部材の前記摺接部は、前記定着部材の内周面上で前記定着ニップから最も離れた位置で該定着部材の内周面に摺擦することを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれかの定着装置において、前記加圧受け部材は、前記ニップ形成部と、前記摺接部及び前記連結部とが、別部材で構成されていることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれかの定着装置において、前記加圧受け部材の前記定着部材と摺接する部分を、摺動抵抗を低下させる形状及び材質の少なくとも一方で構成したことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれかの定着装置において、前記加圧受け部材の前記連結部は、前記定着部材の軸方向と交差する断面において前記ニップ形成部から前記摺接部に直線的に延在する形状を有することを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、記録媒体に対して画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部で形成された前記記録媒体上の画像を定着させる定着装置と、を備えた画像形成装置において、前記定着装置として、請求項1乃至6のいずれかの定着装置を用いたことを特徴とするものである。
図1は、本発明の一実施形態に係る定着装置を備えた画像形成装置の概略構成図である。図1に示すように、本実施形態における画像形成装置1はタンデム型のカラープリンタである。画像形成装置本体1の上方にあるボトル収容部101には、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した4つのトナーボトル102Y、102M、102C、102Kが着脱自在(交換自在)に設置されている。ボトル収容部101の下方には中間転写ユニット85が配設されている。その中間転写ユニット85の中間転写体としての中間転写ベルト78に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部4Y、4M、4C、4Kが並設されている。これらの作像部4Y、4M、4C、4K及び中間転写ユニット85、並びに後述の露光部3、第1転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79K、2次転写バックアップローラ82及び2次転写ローラ89等により、記録媒体P上のトナー像を形成するトナー像形成手段が構成される。
また、本実施形態によれば、ヒータ25は、定着ベルト21の内周面の一部分に熱輻射を照射して加熱するものであり、定着ベルト21の温度を検出する温度検出手段としての温度センサ26を、加圧受け部材22によってヒータ25からの熱輻射が遮断された定着ベルト21の内周面側に設けている。この構成により、ヒータ25からの熱輻射を直接受けることによる定着ベルト21の温度誤検出を回避しつつ、温度センサ26を定着ベルト21の内周面側に設けることで定着装置20全体を小型化できる。
また、本実施形態によれば、加圧受け部材22を、形状が比較的複雑なニップ形成部材(ニップ形成部)220と、比較的簡素な構造のステー部材221、223(摺接部及び連結部)とを用いて、別部材で構成することにより、所定形状の定着ニップ部Nを形成しつつ、加圧受け部材22の生産時のコスト(加工費、運送費等)を抑えることができる。
また、本実施形態によれば、加圧受け部材22の定着ベルト21と摺接する部分を、摺動抵抗を低下させる形状及び材質の少なくとも一方で構成することにより、定着ベルト21を回転させるためのトルクを低減でき、定着ベルト21や加圧受け部材22の寿命も向上する。
また、本実施形態によれば、加圧受け部材22の連結部22cは、定着ベルト21の軸方向(幅方向、長手方向)と交差する断面においてニップ形成部22aから摺接部22bに直線的に延在する形状を有することにより、断面二次モーメントを高めて加圧ローラ31からの加圧を受けるときの強度を確保し、定着ベルト21の軸方向(幅方向、長手方向)において均一な定着ニップ部Nを安定して形成することができる。
また、本実施形態によれば、加圧受け部材22の摺接部22bは、定着ベルト21の内周面上で定着ニップ部Nから最も離れた位置で定着ベルト21の内周面に摺擦することにより、加圧ローラ31からの加圧を受けるときの強度に寄与する加圧受け部材22の断面長さを最も稼ぐことができる。
また、本実施形態によれば、加圧受け部材223は、定着ベルト21の内周面における定着ニップ部N以外の二箇所で摺接するように複数の摺接部223a、223bを有し、加圧受け部材223の連結部は、定着ベルト21の軸方向(幅方向、長手方向)と交差する断面においてニップ形成部Nから複数の摺接部223a、223bそれぞれに至るように略コの字形状を有することにより、断面二次モーメントの低下を抑えつつ、定着ベルト21の内周面で囲まれた内部空間にヒータ25を設けた構成においてヒータ25の設置スペースの確保が容易になる。
また、本実施形態によれば、加圧受け部材22は、定着ベルト21の軸方向(幅方向、長手方向)と交差する断面において定着ベルト21が略長円形状又は略楕円形状になり、その長辺方向の一方の端部が定着ニップ部Nに位置するように、定着ベルト21を張架することにより、真円の定着ベルト21の場合に比して、定着ベルト21の定着ニップ部Nの出口における曲率が大きく(曲率半径を小さく)することができるので、記録媒体Pの分離性が向上し、光沢ムラなどの不具合も防止することができる。
また、本実施形態によれば、加圧受け部材22の強度の確保によって定着ニップ部Nが安定するため定着性が良好で、定着ニップ部Nの出口における曲率が大きい(曲率半径が小さい)ため記録媒体Pの紙分離性も良く、定着ニップ部Nだけでトナー加熱が行われるため光沢ムラなどの不具合が生じない高品質の画像形成装置1を提供できる。
3 露光部
4Y、4M、4C、4K 作像部
20 定着装置
21 定着ベルト
22 加圧受け部材
22a ニップ形成部
22b 摺接部
22c 連結部
220 ニップ形成部材
221 ステー部材
222 ローラ
223 ステー部材
25 ヒータ
26 温度センサ
31 加圧ローラ
78 中間転写ベルト
79Y、79M、79C、79K 第1転写バイアスローラ
82 2次転写バックアップローラ
85 中間転写ユニット
89 2次転写ローラ
Claims (7)
- 可撓性を有する無端状の回転可能な定着部材と、
前記定着部材に対向するように設けられ該定着部材の外周面に対して加圧される回転駆動可能な加圧部材と、
前記定着部材を介して前記加圧部材からの加圧を受けることにより、記録媒体が通過する定着ニップ部を形成する加圧受け部材と、
前記定着部材の内周面に囲まれた内部空間に設けられ該定着部材の内周面を加熱する熱を発生する熱源と、を備えた定着装置であって、
前記加圧受け部材は、
前記定着ニップ部を形成するように前記定着部材を介して前記定着ニップ部に対向するニップ形成部と、前記定着部材の内周面における前記定着ニップ部以外の少なくとも一箇所で摺接する摺接部と、前記定着部材を張架するように前記ニップ形成部と前記摺接部とを連結する連結部とを有し、
前記定着部材の軸方向と交差する断面において該定着部材が略長円形状又は略楕円形状になり、その長辺方向の一方の端部が前記定着ニップ部に位置するように、前記定着部材を張架し、
前記加圧受け部材は、前記定着部材の内周面に囲まれた内部空間を前記熱源がない第1の内部空間と前記熱源がある第2の内部空間とに区画するように設けられ、
前記定着部材の温度を検出する温度検出手段を、前記第1の内部空間における前記定着部材の内周面側に設けたことを特徴とする定着装置。 - 請求項1の定着装置において、
前記加圧受け部材は、前記定着部材の内周面における前記定着ニップ部以外の二箇所で摺接するように複数の摺接部を有し、
前記加圧受け部材の前記連結部は、前記定着部材の軸方向と交差する断面において前記ニップ形成部から前記複数の摺接部それぞれに至るように略コの字形状を有することを特徴とする定着装置。 - 可撓性を有する無端状の回転可能な定着部材と、
前記定着部材に対向するように設けられ該定着部材の外周面に対して加圧される回転駆動可能な加圧部材と、
前記定着部材を介して前記加圧部材からの加圧を受けることにより、記録媒体が通過する定着ニップ部を形成する加圧受け部材と、
前記定着部材の内周面に囲まれた内部空間に設けられ該定着部材の内周面を加熱する熱を発生する熱源と、を備えた定着装置であって、
前記加圧受け部材は、
前記定着ニップ部を形成するように前記定着部材を介して前記定着ニップ部に対向するニップ形成部と、前記定着部材の内周面における前記定着ニップ部以外の少なくとも一箇所で摺接する摺接部と、前記定着部材を張架するように前記ニップ形成部と前記摺接部とを連結する連結部とを有し、
前記定着部材の内周面に囲まれた内部空間に設けられ、
前記定着部材の軸方向と交差する断面において該定着部材が略長円形状又は略楕円形状になり、その長辺方向の一方の端部が前記定着ニップ部に位置するように、前記定着部材を張架し、
前記加圧受け部材の前記摺接部は、前記定着部材の内周面上で前記定着ニップから最も離れた位置で該定着部材の内周面に摺擦することを特徴とする定着装置。 - 請求項1乃至3のいずれかの定着装置において、
前記加圧受け部材は、前記ニップ形成部と、前記摺接部及び前記連結部とが、別部材で構成されていることを特徴とする定着装置。 - 請求項1乃至4のいずれかの定着装置において、
前記加圧受け部材の前記定着部材と摺接する部分を、摺動抵抗を低下させる形状及び材質の少なくとも一方で構成したことを特徴とする定着装置。 - 請求項1乃至5のいずれかの定着装置において、
前記加圧受け部材の前記連結部は、前記定着部材の軸方向と交差する断面において前記ニップ形成部から前記摺接部に直線的に延在する形状を有することを特徴とする定着装置。 - 記録媒体に対して画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部で形成された前記記録媒体上の画像を定着させる定着装置と、を備えた画像形成装置において、
前記定着装置として、請求項1乃至6のいずれかの定着装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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