JP5685766B2 - 無線電力トランシーバー及び無線電力システム - Google Patents

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Description

本発明は、無線電力トランシーバー及び無線電力システムに関し、より詳細には、ソース共振器とターゲット共振器との間に位置して無線電力の伝送効率を向上させる無線電力トランシーバー及び無線電力システムに関する。
IT技術の発展と共に様々な携帯用の電子製品が発売され、その数も増加している。携帯用の電子製品の特性上、携帯用の電子製品のバッテリ性能が主な問題として浮び上がっている。
携帯用の電子製品だけではなく、生活家電製品においても無線でデータを送信する機能が提供されるが、このとき電力は電力線を介して提供される。
最近、無線で電力を供給することのできる無線電力伝送(wireless power transmission)技術が研究されている。無線環境の特性上、ソース共振器(source resonator)とターゲット共振器(target resonator)との間の距離が大きくなるほど電力伝送の効率は低下するという問題がある。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、ソース共振器とターゲット共振器との間に位置して無線電力の伝送効率を向上させ、ソース共振器とターゲット共振器との間で無線伝送される電力を分配し、ソース共振器の無線電力送信カバレッジを増大させる無線電力トランシーバー及び無線電力システムを提供することにある。
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様による無線電力トランシーバーは、ソース共振器からインバウンド電力を受信する受信共振器を含む電力受信部と、ターゲット共振器にアウトバウンド電力を送信する送信共振器を含む電力送信部と、前記ターゲット共振器と前記送信共振器との間の結合周波数を制御するカップリング制御部と、を備える。
前記無線電力トランシーバーは、前記電力受信部と前記電力送信部とを電気的に離隔するアイソレーターを更に備えてもよい。
前記カップリング制御部は、前記送信共振器から前記ターゲット共振器に送信される送信信号の反射波が最小の振幅を有するように周波数を制御し、該制御した周波数を前記結合周波数として設定してもよい。
前記カップリング制御部は、前記送信共振器から前記ターゲット共振器に送信される送信信号の反射波が前記送信信号の位相と同じになるように周波数を制御し、該制御した周波数を前記結合周波数として設定してもよい。
前記カップリング制御部は、前記送信共振器から前記ターゲット共振器に送信される送信信号の反射波が最小の電力を有するように周波数を制御し、該制御した周波数を前記結合周波数として設定してもよい。
前記カップリング制御部は、反射波の電力を測定するパワー検出器を含んでもよい。
前記電力送信部は、前記アウトバウンド電力の大きさを制御する電力分配回路を更に含んでもよい。
前記電力送信部は、前記アウトバウンド電力の方向を制御する指向性制御部を更に含んでもよい。
前記カップリング制御部は、前記結合周波数を制御する位相ロックループ(PLL)回路を含んでもよい。
前記無線電力トランシーバーは、前記インバウンド電力の伝送距離及び前記アウトバウンド電力の伝送距離を調整する負荷を更に備えてもよい。
前記ソース共振器、前記ターゲット共振器、前記受信共振器、及び前記送信共振器のうちの少なくとも1つは、第1信号導体部分及び第2信号導体部分と、該第1信号導体部分及び第2信号導体部分に対応するグラウンド導体部分とを含む伝送線路と、前記第1信号導体部分と前記グラウンド導体部分とを電気的に接続する第1導体と、前記第2信号導体部分と前記グラウンド導体部分とを電気的に接続する第2導体と、前記第1信号導体部分と前記第2信号導体部分との間を流れる電流に対して直列に前記第1信号導体部分と前記第2信号導体部分との間に挿入された少なくとも1つのキャパシタと、を備えてもよい。
前記伝送線路、前記第1導体、及び前記第2導体は、ループ構造を形成してもよい。
前記伝送線路、前記第1導体、及び前記第2導体は、方形のループ構造を形成してもよい。
前記無線電力トランシーバーは、前記伝送線路、前記第1導体、及び前記第2導体によって形成されたループの内部に一体化されて位置し、無線電力共振器のインピーダンスを決定する整合器を更に備えてもよい。
前記整合器は、方形の形状であってもよい。
前記整合器は、コントローラによって生成された制御信号に基づいて、前記無線電力共振器のインピーダンスを調整するために該整合器の物理的な形状を変更してもよい。
前記コントローラは、前記無線電力共振器から電力を受信し、また前記無線電力共振器に電力を送信する、相対する共振器の状態に基づいて前記制御信号を生成してもよい。
前記コントローラは、前記無線電力共振器と無線電力受信装置の無線電力共振器との間の距離、前記無線電力共振器から前記無線電力受信装置の無線電力共振器に送信された電波の反射係数、前記無線電力共振器と前記無線電力受信装置の無線電力共振器との間の電力伝送利得、及び前記無線電力共振器と前記無線電力受信装置の無線電力共振器との間のカップリング効率のうちの少なくとも1つに基づいて前記制御信号を生成してもよい。
前記整合器は、前記グラウンド導体部分と一体化された形状で、前記グラウンド導体部分から所定の距離だけ離隔されたインピーダンスマッチングのための導体を含み、前記無線電力共振器のインピーダンスは、前記グラウンド導体部分と前記インピーダンスマッチングのための導体との間の距離に基づいて調整されてもよい。
前記整合器は、コントローラによって生成された制御信号に基づいて前記無線電力共振器のインピーダンスを調整する少なくとも1つの能動素子を含んでもよい。
前記少なくとも1つのキャパシタは、集中素子として前記第1信号導体部分と前記第2信号導体部分との間に挿入されてもよい。
前記少なくとも1つのキャパシタは、分布素子として形成されてジグザグ構造を有してもよい。
前記少なくとも1つのキャパシタのキャパシタンスは、前記無線電力共振器がメタ物質の特性を有する前提、前記無線電力共振器がターゲット周波数で負の透磁率を有する前提、及び前記無線電力共振器がターゲット周波数でゼロ次共振特性を有する前提のうちの少なくとも1つに基づいて設定されてもよい。
前記第1信号導体部分の表面及び前記第2信号導体部分の表面には複数の導体ラインが並列的に配置され、該複数の導体ラインは、前記第1信号導体部分及び前記第2信号導体部分のそれぞれの終端で互いに接続されてもよい。
前記第1信号導体部分と前記グラウンド導体部分とは継ぎ目なく互いに接続され、前記第2信号導体部分と前記グラウンド導体部分とは継ぎ目なく互いに接続されてもよい。
前記第1信号導体部分、前記第2信号導体部分、及び前記グラウンド導体部分のうちの少なくとも1つは内部に中空の空間を含んでもよい。
前記無線電力トランシーバーは、前記第1信号導体部分及び前記第2信号導体部分と前記グラウンド導体部分との間の空間を貫通するマグネチックコアを更に備えてもよい。
前記無線電力共振器が少なくとも2つの伝送線路を含む場合、該少なくとも2つの伝送線路は、直列、並列、又は螺旋状に接続され、該少なくとも2つの伝送線路のそれぞれに含まれる第1信号導体部分と第2信号導体部分との間に少なくとも1つのキャパシタが挿入されてもよい。
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様による無線電力システムは、少なくとも1つのソース共振器と、少なくとも1つのターゲット共振器と、前記少なくとも1つのソース共振器からインバウンド電力を受信し、前記少なくとも1つのターゲット共振器にアウトバウンド電力を送信し、前記少なくとも1つのソース共振器と前記少なくとも1つのターゲット共振器との間の結合周波数を制御する無線電力トランシーバーと、を備える。
本発明による無線電力トランシーバーによれば、ソース共振器とターゲット共振器との間に位置して無線電力の伝送効率を高めることができ、ソース共振器とターゲット共振器との間で無線伝送される電力を分配することができ、ソース共振器の無線電力送信カバレッジを増大させることができる。
無線電力システムの一例を示す図である。 無線電力システムの一例を示す図である。 無線電力トランシーバーの位置に基づく無線電力の伝送効率の一例を示す図である。 無線電力トランシーバーの位置に基づく無線電力の伝送効率の一例を示す図である。 無線電力トランシーバーの個数に基づく無線電力の伝送効率及び伝送距離の一例を示す図である。 無線電力トランシーバーの個数に基づく無線電力の伝送効率及び伝送距離の一例を示す図である。 無線電力トランシーバーの大きさに基づく無線電力の伝送距離の一例を示す図である 無線電力トランシーバーの大きさに基づく無線電力の伝送距離の一例を示す図である。 2個の共振器が挿入された場合の共振器カップリングの等価回路の一例を示す図である。 ターゲット共振器が2個であり3個の共振器が挿入された場合の共振器カップリングの等価回路の一例を示す図である。 無線電力トランシーバーの一例を示す図である。 無線電力トランシーバーで送信される電力の方向を制御する一例を示す図である。 無線電力トランシーバーで送信される電力の方向を制御する他の例を示す図である。 2次元(2D)構造の共振器の一例を示す図である。 3次元(3D)構造の共振器の一例を示す図である。 無線電力伝送のためのバルキータイプ(bulky−type)共振器の一例を示す図である。 無線電力伝送のためのホロータイプ(hollow−type)共振器の一例を示す図である。 パラレルシートを用いた無線電力伝送のための共振器の一例を示す図である。 分布キャパシタを含む無線電力伝送のための共振器の一例を示す図である。 図14に示す2次元構造の共振器で提供される整合器の一例を示す図である。 図15に示す3次元構造の共振器で提供される整合器の一例を示す図である。 図14に示すキャパシタが挿入された伝送線路の等価回路の一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態の具体例を、図面を参照しながら詳細に説明する。しかし、本発明が実施形態によって制限されたり限定されたりすることはない。各図面に提示された同一の参照符号は同一の部材を示す。
図1及び図2は、無線電力システムの一例を示す図である。図1は、第1無線電力トランシーバー100を備える無線電力システムを含む。図2は、第2無線電力トランシーバー200を備える無線電力システムを含む。図1及び/又は図2を参照して説明する無線電力トランシーバーは、モバイル端末、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、PDA、MP3プレーヤーなどのような端末であってもよく、端末に含まれてもよい。
図1を参照すると、第1無線電力トランシーバー100は、ソース共振器110とターゲット共振器120との間に位置する。図2を参照すると、第2無線電力トランシーバー200は、ソース共振器110とターゲット共振器120との間に位置する。第1無線電力トランシーバー100及び第2無線電力トランシーバー200のそれぞれはソース共振器110から無線送信された電力を受信し、受信した電力をターゲット共振器120に送信する。
一例として、第1及び第2無線電力トランシーバー100、200は、例えばソース共振器110からターゲット共振器120に送信される電力の伝送効率を向上させるためにソース共振器110とターゲット共振器120との間で最適化された位置に配置される。
図1に示す第1無線電力トランシーバー100は、第1無線電力トランシーバー100に接続された負荷130を調整してソース共振器110から送信された無線電力の伝送効率又は伝送距離を制御する。例えば、負荷130は、有線又は無線コネクタ(図示せず)を介して第1無線電力トランシーバー100に接続される。
図2に示す第2無線電力トランシーバー200は、負荷130を用いることなく、ソース共振器110から送信された無線電力の伝送効率又は伝送距離を制御する。
図1及び図2に示す第1及び第2無線電力トランシーバー100、200は、様々な方式で応用され得る。
図1及び図2に示すように、第1及び第2無線電力トランシーバー100、200のそれぞれは、ソース共振器110とターゲット共振器120との間に配置され、これらの例で、ソース共振器110とターゲット共振器120との間の無線電力の伝送効率は向上し、ソース共振器110から送信される無線電力の伝送距離も増加する。無線電力は、第1及び第2無線電力トランシーバー100、200の位置及び大きさに基づいて、少なくとも1個のデバイス、例えばターゲット共振器120にそれぞれ送信される。また、第1及び第2無線電力トランシーバー100、200の位置、大きさ、個数等は無線電力の伝送量に影響を及ぼす。
共振器間の結合係数は共振器間の距離の3乗に反比例し、同時に無線電力の伝送効率は結合係数に比例する。即ち、第1及び第2無線電力トランシーバー100、200のそれぞれがソース共振器110とターゲット共振器120との間に配置されることによって、ソース共振器110からターゲット共振器120に送信される電力の伝送効率は高くなる。
例えば、第1無線電力トランシーバー100がソース共振器110とターゲット共振器120との間に挿入された場合、ソース共振器110と第1無線電力トランシーバー100との間の結合係数と、第1無線電力トランシーバー100とターゲット共振器120との間の結合係数は増加する。従って、第1無線電力トランシーバー100が挿入されない場合よりも高い伝送効率を得ることができる。例えば、第1無線電力トランシーバー100の共振器(図示せず)の共振周波数は、ソース共振器110とターゲット共振器120の共振周波数と同一であってもよい。
図3及び図4は、無線電力トランシーバーの位置に基づく無線電力の伝送効率の一例を示す図である。
図3を参照すると、第1無線電力トランシーバー100の位置に応じて第1無線電力トランシーバー100とソース共振器110との間の距離d1と、第1無線電力トランシーバー100とターゲット共振器120との間の距離d2は変更される。図4を参照すると、第2無線電力トランシーバー200の位置に応じて第2無線電力トランシーバー200とソース共振器110との間の距離d1と、第2無線電力トランシーバー200とターゲット共振器120との間の距離d2は変更される。
図3に示すように、例えば第1無線電力トランシーバー100の位置は、ターゲット共振器120又はターゲット共振器120の負荷120a、及び負荷130に送信される無線電力の量に影響を及ぼす。図4に示すように、例えば第2無線電力トランシーバー200の位置は、ターゲット共振器120に送信される無線電力の量に影響を及ぼす。従って、第1及び第2無線電力トランシーバー100、200の位置を調整することで結合係数及び送信される無線電力の量が制御され、それぞれの例において無線電力は分配されて送信される。例えば、図3に示すように、第1無線電力トランシーバー100とターゲット共振器120との間の距離d2が近接するほどターゲット共振器120に送信される無線電力の送信量は増大し、負荷130に送信される無線電力の量が減少するように第1無線電力トランシーバー100は無線電力を分配する。
図5及び図6は、無線電力トランシーバーの個数に基づく無線電力の伝送効率及び伝送距離の一例を示す図である。
図1及び図2にはソース共振器110とターゲット共振器120との間に配置された第1及び第2無線電力トランシーバー100、200が1個である場合を示しているが、2つ以上の無線電力トランシーバーがソース共振器110とターゲット共振器120との間に配置されるようにしてもよい。ソース共振器110とターゲット共振器120との間に配置される第1及び第2無線電力トランシーバー100、200の数は無線電力の伝送効率に影響を及ぼす。また、第1無線電力トランシーバー100は、負荷130の値を調整して電力を効果的に分配することができる。
図5では、2つの第1無線電力トランシーバー100、101がソース共振器110とターゲット共振器120との間に配置される。図6では、2つの第2無線電力トランシーバー200、201がソース共振器110とターゲット共振器120との間に配置される。
図5を参照すると、2つの第1無線電力トランシーバー100、101は、より効率的に電力を分配するために、それぞれの第1及び第2負荷130、131に対するマッチング条件(Matching Condition)を調整する。
例えば、ソース共振器110から第1無線電力トランシーバー100に送信された無線電力の伝送効率をA%、第1無線電力トランシーバー100から他の第1無線電力トランシーバー101に送信された無線電力の伝送効率をB%、第1無線電力トランシーバー101からターゲット共振器120に送信された無線電力の伝送効率をC%とする場合、A%≒B%+C%である。全体の無線電力の伝送効率は、第1及び第2無線電力トランシーバー100、200のポートインピーダンス(Port Impedance)が変更されても実質的に不変である。即ち、入力された無線電力と消費される無線電力の観点から、全体の無線電力の伝送効率はA%である。
図6を参照すると、2つの第2無線電力トランシーバー200、201は無負荷状態である。この例で、第2無線電力トランシーバー200、201は、より効率的に電力を分配するために、それぞれの共振器に対するマッチング条件を調整する。第2無線電力トランシーバー200、201はそれぞれ少なくとも一個の共振器を備える。従って、第2無線電力トランシーバー200、201が無負荷状態である場合にも、第2無線電力トランシーバーの個数(又は量)に応じて伝送効率及び電力分配が調整され得る。
図5及び図6に示す例では、ソース共振器とターゲット共振器との間に位置する無線電力トランシーバーの数は2個である。しかし、無線電力トランシーバーの数が2個にのみ限定されることはない。例えば、ソース共振器とターゲット共振器との間に位置する無線電力トランシーバーの数は1個であってもよく、2個以上であってもよい。
図7及び図8は、無線電力トランシーバーの大きさに基づく無線電力の伝送距離の一例を示す図である。
図7及び図8に示すように、第1及び第2無線電力トランシーバー100、200の物理的な大きさ、即ち面積を増加させた場合、伝送効率及び伝送距離が向上する。例えば、第1無線電力トランシーバー100に備えられた共振器の大きさがソース共振器110よりも小さい場合、結合係数は増加するため、全体的な伝送効率も向上する。また、第1無線電力トランシーバー100に備えられた共振器の大きさがソース共振器110よりも大きい場合、無線電力の伝送距離及び伝送効率は向上する。
例えば、複数のデバイスに無線電力を送信する場合に伝送効率を向上させるためには、第1及び第2無線電力トランシーバー100、200の個数を増加させることがより効率的である。また、無線電力の長い伝送距離を維持しながら高い効率で無線電力を送信するためには、第1及び第2無線電力トランシーバー100、200の大きさを増大させることがより効率的である。また、無線電力トランシーバーの個数及び大きさの両方を増やすことがより効率的である。
第1無線電力トランシーバー100は、図1に示す負荷130のマッチング条件を制御することによって効率的な電力分配を行うことができる。例えば、ターゲット共振器120が複数存在する場合、ソース共振器110、第1無線電力トランシーバー100、及びターゲット共振器120の間のマッチング条件を制御することによって、第1無線電力トランシーバー100は、各ターゲット共振器120に接続された負荷(図示せず)で要求される消費電力を効率的に伝達することができる。例えば、マッチング条件は、ソース共振器110、第1無線電力トランシーバー100、及びターゲット共振器120のそれぞれのポートインピーダンス値を調整することにより制御される。
例えば、インピーダンスマッチングは、ソース共振器110とターゲット共振器120との間の相互誘導係数(Mutual Inductance)によって決定され、また相互誘導係数の値は、ソース共振器110とターゲット共振器120との間の距離と、2つの共振器の大きさに基づいて決定される。例えば、少なくとも1つの共振器(図示せず)(例えば、第1又は第2無線電力トランシーバー100、200)がソース共振器110とターゲット共振器120との間に設置された場合、少なくとも1つの共振器(図示せず)の挿入によって相互誘導係数の値は変更される。
従って、インピーダンスは変化し得る。例えば、変化したインピーダンスをマッチングすることによって、伝送効率を向上させ、電力をより効率的に分配することができる。例えば、少なくとも1つの共振器(図示せず)の位置、距離、個数、方向、及び大きさ等のうちの少なくとも1つを調整して相互誘導係数及びインピーダンスを制御し、結果的に伝送効率と電力分配を決定することができる。
図9は、2個の共振器が挿入された場合の共振器カップリング(resonance coupling)の等価回路の一例を示し、数式1は等価回路において共振器の挿入又は除去によって変わるインピーダンスを算出するための式である。
Figure 0005685766
図9及び数式1を参照すると、Zinはインピーダンス、R及びRは抵抗、M及びMは相互誘導係数である。例えば、相互誘導係数は、無線電力トランシーバーの共振器の個数、位置、大きさなどの影響を受ける。従って、このような因子によって変化するインピーダンスのマッチングを通して伝送効率と電力分配を決定してもよい。
図10は、ターゲット共振器が2個であり、3個の共振器が挿入された場合の共振器カップリングの等価回路の一例を示す図であり、数式2は等価回路において共振器の挿入又は除去によって変わるインピーダンスを算出するための式である。
Figure 0005685766
図10及び数式2を参照すると、Zinはインピーダンス、R、R、R、R′、R′、及びR′は抵抗、M、M、M、M12、及びM23は相互誘導係数、Z及びZは負荷である。例えば、相互誘導係数は、無線電力トランシーバーの共振器の個数、位置、大きさなどの影響を受ける。従って、このような因子によって変化するインピーダンスのマッチングを通して伝送効率と電力分配を決定してもよい。
図11は、無線電力トランシーバーの構成の一例を示す図である。
図11に示す無線電力トランシーバー600は、例えば、負荷130が接続された第1無線電力トランシーバー100(図1参照)であってもよい。図11を参照すると、無線電力トランシーバー600は、電力受信部610、カップリング制御部630、及び電力送信部620を含み、負荷、例えば負荷600aが接続されている。負荷600aが接続されていない場合、無線電力トランシーバー600は、第2無線電力トランシーバー200(図2参照)であってもよい。
この例において、電力受信部610は、ソース共振器又は他の無線電力トランシーバーにマッチングされ、ソース共振器又は他の無線電力トランシーバーからインバウンド(inbound)電力を受信する受信共振器611を備える。
また、電力送信部620は、電力受信部610で受信されたインバウンド電力を用いてターゲット共振器又は他の無線電力トランシーバーにアウトバウンド(outbound)電力を送信する送信共振器621を備える。電力送信部620は、電力送信部で送信されるアウトバウンド電力の大きさを制御する電力分配回路622及び送信されるアウトバウンド電力の方向を制御する指向性制御部623を更に備えてもよい。
上述した電力受信部610に含まれる受信共振器611及び電力送信部620に含まれる送信共振器621は、機能的に区分しただけであって、物理的に1つの共振器として実現してもよい。また、図11では受信共振器611及び送信共振器621が機能的にそれぞれ1つとして示したが、無線電力トランシーバー600は、複数のソース共振器から電力を受信し、複数のターゲット共振器に電力を送信する少なくとも2つ以上の共振器を含んでもよい。即ち、図11は、無線電力トランシーバー600の一例であり、従って無線電力トランシーバー600に応用される様々な変形が実現できることは自明であろう。
カップリング制御部630は、ターゲット共振器又は他の無線電力トランシーバーと送信共振器621との間の結合周波数を制御する。例えば、カップリング制御部630は、結合周波数を制御する位相ロックループ回路(phase locked loop circuit:PLL circuit)(図示せず)を備えてもよく、位相ロックループ回路を用いて、送信共振器621を介してターゲット共振器又は他の無線電力トランシーバーに送信される無線電力の送信周波数を制御してもよい。
例えば、カップリング制御部630は以下の説明のような様々な方式で結合周波数を制御することができる。
例えば、第1の方式として、ソース共振器又は他の無線電力トランシーバーから受信共振器611に送信信号が送信された場合、送信信号の一部が反射されてソース共振器又は他の無線電力トランシーバーに戻ることがある。反射された送信信号の一部は反射波と呼ばれる。無線電力トランシーバー600のカップリング制御部630は、反射波の振幅を測定し、測定した振幅に基づいて、反射波の振幅が最小になるように送信信号の周波数を調節して制御し、調節した周波数を結合周波数として設定することができる。
カップリング制御部630は、電力送信が最大である場合、又は反射波の振幅が最小であり且つ電力送信が最大である場合の周波数を結合周波数として設定するように制御してもよい。ここで、電力送信が最大である場合は、測定された電流値が最大値を有する。例えば、最大電力送信は、無線電力トランシーバーから引き出される最大出力電力能力を意味しないが、代わりに反射波が最小になる周波数を維持しながら、送信される能力の最大で達成し得る電力量を意味する。
他の例として、反射波の振幅を測定する外部端末から結合周波数に関する情報を受信して、該当する結合周波数を送信周波数に設定してもよく、他の例として、カップリング制御部630が反射波の振幅を測定して結合周波数を決定するように実現してもよい。
例えば、第2の方式として、カップリング制御部630は、反射波の位相が送信信号の位相になる(in−phase)周波数を結合周波数に設定するように制御してもよい。他の例として、反射波の位相を測定する外部端末から結合周波数に関する情報を受信して、該当する結合周波数を送信周波数に設定してもよく、他の例として、カップリング制御部630が反射波の位相を測定して結合周波数を決定するように実現してもよい。
例えば、第3の方式として、カップリング制御部630は、反射波の電力の測定結果に基づいて、反射波の電力が最小になる周波数を結合周波数に設定するように制御してもよい。他の例として、反射波の電力を測定する外部端末から結合周波数に関する情報を受信して、該当する結合周波数を送信周波数に設定してもよい。他の例として、カップリング制御部630が反射波の電力を測定して結合周波数を決定するように実現してもよい。この場合、カップリング制御部630は、反射波の電力を測定するパワー検出器(図示せず)を更に備えてもよい。
従って、上述した方式を用い、カップリング制御部630は、ターゲット共振器又は他の無線電力トランシーバーと送信共振器621との間の結合周波数を決定し、決定した結合周波数を送信信号の送信周波数として設定してターゲット共振器又は他の無線電力トランシーバーに電力を無線送信するように制御する。
電力送信部620は、上述したように、電力分配回路622及び指向性制御部623を更に備えてもよい。電力分配回路622は、送信共振器621を介して無線送信される電力を分配するよう設計される。例えば、指向性制御部623は、ソース共振器とターゲット共振器をカップリングし、ターゲット共振器又は他の無線電力トランシーバーが位置する方向に無線電力をビームフォーミングすることによって電力伝送の効率を高めることができる。例えば、指向性制御部623は、送信共振器621の方向をメカニカル的に制御して電力の送信方向を制御してもよい。
図12は、無線電力トランシーバーで送信される電力の方向を制御する一例を示す図である。
図12を参照すると、例えばターゲット共振器670の用途、位置、方向、必要電力、及び形態等に基づいて、無線電力トランシーバー600の指向性制御部623は、送信共振器621の送信方向を制御する。図12で、ソース共振器650とターゲット共振器670の方向は互いに垂直をなす。例えば、指向性制御部623は、送信共振器621の方向をθだけ傾けるように制御することによって、ターゲット共振器670に送信される電力の伝送効率を向上させることができる。ここで、ソース共振器650と無線電力トランシーバー600との間の距離はD1であり、ソース共振器650とターゲット共振器670との間の距離はDである。
図13は、無線電力トランシーバーで送信される電力の方向を制御する他の例を示す図である。
図13を参照すると、ターゲット共振器680は、ソース共振器650に対してθだけ傾いている。例えば、指向性制御部623は、送信共振器621の方向をθだけ傾けるように制御することによって、送信共振器621とターゲット共振器680の方向が略平行になるようにしてもよい。従って、ソース共振器650は、無線電力トランシーバー600を介してターゲット共振器680に送信される電力の伝送効率を向上させることができる。
他の例として、電力の送信方向は、ユーザによって手動で制御されてもよい。例えば、ユーザは、無線電力トランシーバー600の位置、傾きなどを調整して、電力の方向を制御することができる。
また、無線電力トランシーバー600は、接続された負荷600aを用いて、インバウンド電力及びアウトバウンド電力のうちの少なくとも1つの伝送距離、伝送効率を調整する。
一実施形態において、図11に示すように、無線電力トランシーバー600は、電力受信部610と電力送信部630を電気的に離隔させるアイソレーター640を更に備えてもよい。例えば、アイソレーター640は、インバウンド電力を受信する受信共振器611とアウトバウンド電力を送信する送信共振器621を電気的に離隔させることによって、受信共振器611と送信共振器621との間の干渉を減らし得る。
上述したように、無線電力トランシーバーは様々な方式で応用され得る。無線電力トランシーバーは、ソース共振器又は他の無線電力トランシーバーから送信される電力を受信し、ターゲット共振器又は他の無線電力トランシーバーに電力を送信するため、ソース共振器の電力送信カバレッジを増やすことは勿論、ソース共振器とターゲット共振器との間の無線電力の伝送効率も向上させることができる。
一例として、無線電力トランシーバーは、壁(wall)との間に設置され、インビルディング環境で様々な障害物に起因する無線電力伝送が困難であるという問題を解決することができる。例えば、壁の中間に無線電力トランシーバーが設置された場合、ソース共振器から無線送信された電力を壁の向かい側に位置するターゲット共振器120に送信することができる。
他の例として、無線電力トランシーバーは、様々な家電製品の一側に設けられ、複数のターゲット共振器に電力を無線送信することができ、各ターゲット共振器の所要電力に応じて電力を効率的に分配して送信することができる。
以下、図14〜図21を参照して共振器の様々な構造を説明する。上述したソース共振器、ターゲット共振器、受信共振器、及び送信共振器は、図14〜図21に示す共振器のうちの1つで構成され得る。
図14は、2次元(2D)構造の共振器700の一例を示す図である。
図14を参照すると、2次元構造の共振器700は、第1信号導体部分711、第2信号導体部分712、及びグラウンド導体部分713を含む伝送線路、キャパシタ720、整合器730、及び導体741、742を備える。
例えば、キャパシタ720は、第1信号導体部分711と第2信号導体部分712との間に直列に挿入され、それによって電界はキャパシタ720に閉じ込められるようになる。一般的に、伝送線路は、上部に少なくとも1つの導体を含み、下部に少なくとも1つの導体を含む、一例として、伝送線路の上部に設けられた導体を通して電流が流れ、下部に設けられた導体が電気的に接地(グラウンド)される。本明細書では、伝送線路の上部に設けられた導体を第1信号導体部分711と第2信号導体部分712に分離して呼び、伝送線路の下部に設けられた導体をグラウンド導体部分713と呼ぶことにする。
図14に示すように、共振器700は2次元構造を有する。伝送線路は、その上部に第1信号導体部分711及び第2信号導体部分712を含み、その下部にグラウンド導体部分713を含む。例えば、第1信号導体部分711及び第2信号導体部分712とグラウンド導体部分713とは互いに向かい合うように配置される。電流は第1信号導体部分711及び第2信号導体部分712を通じて流れる。
第1信号導体部分711の一端は導体742に短絡され、他端はキャパシタ720に接続される。そして、第2信号導体部分712の一端は導体741に接地され、他端はキャパシタ720に接続される。従って、第1信号導体部分711、第2信号導体部分712、グラウンド導体部分713、及び導体741、742が互いに接続されることによって、共振器700は電気的に閉じたループ構造を有する。ここで、「ループ構造」は、例えば円形構造、方形構造のような多角形の構造などを含み、「ループ構造」を有することは電気的に閉じていることを意味する。
キャパシタ720は伝送線路の中間部に挿入される。例えば、キャパシタ720は、第1信号導体部分711と第2信号導体部分712との間の空間に挿入される。例えば、キャパシタ720は、集中素子(lumped element)、分布素子(distributed element)などの形態を有してもよい。一例として、分布素子の形態を有する分布キャパシタは、ジグザグ形態の導体ライン及びその導体ラインとの間に相対的に高い誘電率を有する誘電体を含む。
例えば、キャパシタ720が伝送線路に挿入された場合、共振器700はメタ物質の特性を有し得る。メタ物質とは、自然に発見されることのできない特別な電気的な性質を有する物質であり、人工的に設計された構造を有する。自然界に存在する全ての物質の電磁気特性は固有の誘電率又は透磁率を有し、大部分の物質は正の誘電率及び正の透磁率を有する。大部分の物質において、電界、磁界、及びポインティング・ベクトルには右手の法則が適用されるため、このような物質をRHM(Right Handed Material)という。しかし、メタ物質は、自然界で存在しない誘電率又は透磁率を有する物質であり、誘電率又は透磁率の符号により、例えばENG(epsilon negative)物質、MNG(mu negative)物質、DNG(double negative)物質、NRI(negative refractive index)物質、LH(left−handed)物質などに分類される。
集中素子として挿入されたキャパシタ720のキャパシタンスが適切に決定された場合、共振器700はメタ物質の特性を有する。キャパシタ720のキャパシタンスを適切に調整することによって、共振器700が負の透磁率を有することができるため、共振器700はMNG共振器とも呼ばれる。
キャパシタ720のキャパシタンスを定める前提(criterion)は様々であり得る。例えば、共振器700がメタ物質の特性を有する前提、共振器700がターゲット周波数で負の透磁率を有する前提、共振器700がターゲット周波数でゼロ次共振(Zeroth−Order Resonance)の特性を有する前提などの様々な前提があり、例えば上述した前提のうちの少なくとも1つの前提でキャパシタ720のキャパシタンスを決定してもよい。
共振器700、即ちMNG共振器700は、例えば伝搬定数が「0」であるときの周波数を共振周波数として有するゼロ次共振の特性を有する。MNG共振器700はゼロ次共振特性を有するため、共振周波数は、MNG共振器700の物理的なサイズに対して独立的であり得る。キャパシタ720を適切に設計することで、MNG共振器700を共振周波数に変更することができるため、MNG共振器700の物理的なサイズを変更しなくてもよい。
近接フィールドにおいて、電界は伝送線路に挿入されたキャパシタ720に集中するため、キャパシタ720によって、近接フィールドでは磁界がドミナント(dominant)になる。例えば、MNG共振器700は、集中素子のキャパシタ720を用いて高いQ−ファクター(Q−Factor)を有するため、電力伝送の効率を向上させることができる。この例で、Q−ファクターは、無線電力伝送における抵抗損失の程度又は抵抗に対するリアクタンスの比を表し、Q−ファクターが大きいほど無線電力伝送の効率は高いものと理解される。
MNG共振器700はインピーダンスマッチングのための整合器730を備えてもよい。整合器730は、MNG共振器700の磁界の強度を適切に調整することができ、整合器730によってMNG共振器700のインピーダンスが決定される。電流はコネクタを介してMNG共振器700に流入し、MNG共振器700から流出される。コネクタはグラウンド導体部分713又は整合器730と物理的に接続される。
例えば、図14に示すように、整合器730は、共振器700のループ構造によって形成されるループ内に一体化されて位置してもよい。例えば、整合器730は、その物理的な形状を変更することによって共振器700のインピーダンスを調整する。即ち、整合器730は、ループの寸法を変化させることができる様々な形態に形成され得る。例えば、整合器730は、グラウンド導体部分713と一体化された形状で、距離hだけ離れた位置にインピーダンスマッチングのための導体731を含んでもよく、共振器700のインピーダンスは距離hを調整することによって変更され得る。
図14には示していないが、整合器730を制御するコントローラが存在する。例えば、整合器730は、コントローラによって生成される制御信号によって、整合器730の物理的な形状を変更してもよい。例えば、制御信号によって、整合器730の導体731とグラウンド導体部分713との間の距離hを増加させるか又は減少させる。従って、整合器730の物理的な形状が変更されることで、共振器700のインピーダンスが調整される。コントローラは、様々なファクターに基づいて制御信号を生成し、これについては下記で説明する。
図14に示すように、整合器730は、導体731のような受動素子で実現してもよく、例えばダイオード、トランジスタなどのような能動素子で実現してもよい。能動素子が整合器730に含まれる場合、能動素子はコントローラによって生成される制御信号によって駆動され、その制御信号によって共振器700のインピーダンスが調整される。例えば、整合器730にはダイオードのような能動素子が含まれてもよく、ダイオードが「on」の状態であるか又は「off」の状態であるかに応じて、共振器700のインピーダンスが調整される。
図14に示していないが、MNG共振器700を貫通するマグネチックコアを更に含んでもよい。マグネチックコアは電力伝送距離を増加させる機能を行う。
図15は、3次元(3D)構造の共振器800の一例を示す図である。
図15を参照すると、3次元構造の共振器800は、第1信号導体部分811、第2信号導体部分812、及びグラウンド導体部分813を含む伝送線路、及びキャパシタ820を備える。キャパシタ820は、伝送線路の第1信号導体部分811と第2信号導体部分812との間に直列に挿入され、電界はキャパシタ820に閉じ込められる。
図15に示すように、共振器800は3次元構造を有する。伝送線路は、共振器800の上部に第1信号導体部分811及び第2信号導体部分812を含み、共振器800の下部にグラウンド導体部分813を含む。第1信号導体部分811及び第2信号導体部分812とグラウンド導体部分813とは互いに向かい合うように配置される。例えば、電流は第1信号導体部分811及び第2信号導体部分812を通じてx方向に流れ、このような電流によって−y方向に磁界H(w)が形成される。代わりに、図15に示すものとは異なり、+y方向に磁界H(w)が形成され得る。
第1信号導体部分811の一端は導体842に短絡され、他端はキャパシタ820に接続される。そして、第2信号導体部分812の一端は導体841に接地され、他端はキャパシタ820に接続される。従って、第1信号導体部分811、第2信号導体部分812、グラウンド導体部分813、及び導体841、842が互いに接続されることによって、共振器800は電気的に閉じたループ構造を有する。ここで、「ループ構造」は、例えば円形構造、方形構造のような多角形の構造などを含み、「ループ構造」を有することは電気的に閉じていることを意味する。
図15に示すように、キャパシタ820は、第1信号導体部分811と第2信号導体部分812との間の空間に挿入される。例えば、キャパシタ820は、集中素子、分布素子などの形態を有してもよい。例えば、分布素子の形態を有する分布キャパシタは、ジグザグ形態の導体ライン及びその導体ラインとの間に相対的に高い誘電率を有する誘電体を含む。
キャパシタ820が伝送線路に挿入されることによって、共振器800はメタ物質の特性を有し得る。
例えば、集中素子として挿入されたキャパシタ820のキャパシタンスが適切に決定された場合、共振器800はメタ物質の特性を有する。キャパシタ820のキャパシタンスを適切に調整することによって、共振器800が特定の周波数帯域において負の透磁率を有することができるため、共振器800はMNG共振器とも呼ばれる。キャパシタ820のキャパシタンスを定める前提は様々であり得る。例えば、共振器800がメタ物質の特性を有する前提、共振器800がターゲット周波数で負の透磁率を有する前提、共振器800がターゲット周波数でゼロ次共振の特性を有する前提などの様々な前提があり、例えば上述した前提のうちの少なくとも1つの前提でキャパシタ820のキャパシタンスを決定してもよい。
共振器800、即ちMNG共振器800は、例えば伝搬定数(propagation constant)が「0」であるときの周波数を共振周波数として有するゼロ次共振の特性を有する。MNG共振器800はゼロ次共振の特性を有するため、共振周波数は、MNG共振器800の物理的なサイズに対して独立的であり得る。キャパシタ820を適切に設計することで、MNG共振器800を共振周波数に変更することができるため、MNG共振器800の物理的なサイズを変更しなくてもよい。
図15に示すMNG共振器800を参照すると、近接フィールドにおいて、電界は伝送線路に挿入されたキャパシタ820に集中するため、キャパシタ820によって、近接フィールドでは磁界がドミナントになる。例えば、ゼロ次共振の特性を有するMNG共振器800は、磁気双極子(magnetic dipole)に類似の特性を有するため、近接フィールドでは磁界がドミナントになる。キャパシタ820の挿入により形成された相対的に少ない量の電界はそのキャパシタ820に集中するため、近接フィールドでは磁界がよりドミナントになる。MNG共振器800は、集中素子のキャパシタ820を用いて高いQ−ファクターを有するため、電力伝送の効率を向上させることができる。
MNG共振器800はインピーダンスマッチングのための整合器830を備えてもよい。整合器830は、MNG共振器800の磁界の強度を適切に調整することができ、整合器830によってMNG共振器800のインピーダンスが決定される。電流はコネクタ840を介してMNG共振器800に流入し、MNG共振器800から流出される。コネクタ840はグラウンド導体部分813又は整合器830に接続される。
例えば、図15に示すように、整合器830は、共振器800のループ構造によって形成されるループの内部に一体化されて位置する。例えば、整合器830は、その物理的な形状を変更することによって共振器800のインピーダンスを調整する。即ち、整合器830は、ループの寸法を変化させることのできる様々な形態に形成され得る。例えば、整合器830は、グラウンド導体部分813と一体化された形状で、距離hだけ離隔された位置にインピーダンスマッチングのための導体831を含んでもよく、共振器800のインピーダンスは距離hを調整することによって変更され得る。
図15には示していないが、整合器830を制御するコントローラが存在する。例えば、整合器830は、コントローラによって生成される制御信号によって、整合器830の物理的な形状を変更してもよい。例えば、制御信号によって、整合器830の導体831とグラウンド導体部分831との間の距離hを増加させるか又は減少させる。従って、整合器830の物理的な形状が変更されることで、共振器800のインピーダンスが調整される。整合器830の導体831とグラウンド導体部分813との間の距離hは様々な方式で調整されてもよい。一例として、整合器830には複数の導体が含まれてもよく、その導体のうちのいずれか1つを適応的に活性化することによって距離hが調整され得る。他の例として、導体831の物理的な位置を上下に調整することによって距離hが調整される。距離hはコントローラの制御信号によって制御されてもよく、コントローラは様々なファクターを用いて制御信号を生成してもよい。コントローラが制御信号を生成する一例については下記で説明する。
図15に示すように、整合器830は、導体831のような受動素子で実現してもよく、例えばダイオード、トランジスタなどのような能動素子で実現してもよい。能動素子が整合器830に含まれる場合、能動素子はコントローラによって生成される制御信号によって駆動され、その制御信号によって共振器800のインピーダンスが調整される。例えば、整合器830にダイオードのような能動素子が含まれてもよく、ダイオードが「on」の状態であるか又は「off」の状態であるかに応じて、共振器800のインピーダンスが調整される。
図15に示していないが、MNG共振器800を貫通するマグネチックコアを更に含んでもよい。このようなマグネチックコアは電力伝送距離を増加させる機能を行う。
図16は、無線電力伝送のためのバルキータイプ(bulky−type)共振器の一例を示す図である。
図16を参照すると、第1信号導体部分911と導体942は個別に製造された後、互いに接続されて一体化されて形成される。同様に、第2信号導体部分912と導体941も一体化されて製造される。
第2信号導体部分912と導体941が個別に製造された後で互いに接続された場合、例えば継ぎ目950による導体損失が発生し得る。第2信号導体部分912と導体941が分離した継ぎ目を用いることなく、即ち継ぎ目なしに(seamless)互いに接続されることで、継ぎ目950に起因する導体損失を減らすことができる。例えば、第2信号導体部分912とグラウンド導体部分913は継ぎ目なしに一体化されて製造される。同様に、第1信号導体部分911とグラウンド導体部分913が継ぎ目なしに一体化されて製造される。
図16を参照すると、少なくとも2つの部分(partition)を一体化して接続する継ぎ目なしの接続を「bulky type」と呼ぶ。
図17は、無線電力伝送のためのホロータイプ(hollow−type)共振器1000の一例を示す図である。
図17を参照すると、共振器1000の第1信号導体部分1011、第2信号導体部分1012、グラウンド導体部分1013、及び導体1041、1042のそれぞれは、内部に空いている空間又は中空の空間(hollow space)を有する。
所定の共振周波数において、有効電流は、第1信号導体部分1011、第2信号導体部分1012、グラウンド導体部分1013、及び導体1041、1042のそれぞれの全ての部分を介して流れるのではなく、一部の部分のみを介して流れるものとしてモデリングしてもよい。例えば、所定の共振周波において、第1信号導体部分1011、第2信号導体部分1012、グラウンド導体部分1013、及び導体1041、1042のそれぞれの厚さが表皮深さ(skin depth)よりも過度に厚いことは効率的ではない。過度に厚い厚さは、共振器1000の重さ又は製造費用を増加させ得る。
従って、所定の共振周波数において、第1信号導体部分1011、第2信号導体部分1012、グラウンド導体部分1013、及び導体1041、1042のそれぞれの表皮深さに基づいて、第1信号導体部分1011、第2信号導体部分1012、グラウンド導体部分1013、及び導体1041、1042のそれぞれの厚さを適切に決定する。第1信号導体部分1011、第2信号導体部分1012、グラウンド導体部分1013、及び導体1041、1042のそれぞれが該当する表皮深さよりも厚いながらも適切な厚さを有する場合、共振器1000は軽くなり、共振器1000の製造費用も減少され得る。
例えば、図17に示すように、第2信号導体部分1012の厚さは「d」mmに決定してもよく、dは
Figure 0005685766
によって決定される。ここで、fは周波数、μは透磁率、σは導体定数を表す。一例として、第1信号導体部分1011、第2信号導体部分1012、グラウンド導体部分1013、及び導体1041、1042が銅(copper)で作られ、5.8x10S・m−1(siemens per meter)の導電率を有する場合、共振周波数が10kHzに対しては表皮深さが約0.6mmであり、共振周波数が100MHzに対しては表皮深さが約0.006mmである。
図18は、パラレルシート(parallel−sheet)を用いた無線電力伝送のための共振器の一例を示す図である。
図18を参照すると、共振器1100に含まれる第1信号導体部分1111及び第2信号導体部分1112のそれぞれの表面にはパラレルシートが適用される。
例えば、第1信号導体部分1111及び第2信号導体部分1112は、完ぺきな導体ではないことから、抵抗成分を有し、その抵抗成分によって抵抗損失が発生することがある。抵抗損失は、Qファクターを減少させ、カップリング効率を低下させる。
第1信号導体部分1111及び第2信号導体部分1112のそれぞれにパラレルシートを適用することによって、抵抗損失を減らすことができ、Qファクター及びカップリングの効率を向上させることができる。円で示す部分1170を参照すると、パラレルシートが適用された場合、第1信号導体部分1111及び第2信号導体部分1112のそれぞれは複数の導体ラインを含む。例えば、複数の導体ラインは、並列的に配置され、第1信号導体部分1111及び第2信号導体部分1112のそれぞれの先端部で互いに接続される。
上述したように、第1信号導体部分1111及び第2信号導体部分1112のそれぞれにパラレルシートを適用した場合、複数の導体ラインが並列的に配置されるため、導体ラインが有する抵抗成分の合計は減少する。結果として、抵抗損失は減少し、Qファクター及びカップリング効率は向上する。
図19は、分布キャパシタを含む無線電力伝送のための共振器の一例を示す図である。
図19を参照すると、無線電力伝送のための共振器1200に含まれるキャパシタ1220は、分布キャパシタであってもよい。集中素子としてのキャパシタは相対的に高い等価直列抵抗(Equivalent Series Resistance:ESR)を有し得る。集中素子のキャパシに含まれるESRを減らすための様々な方式が提案されている。分布素子としてのキャパシタ1220を用いることによってESRを減らすことができる。ESRに起因する損失はQファクター及びカップリング効率を低下させ得る。
図19に示すように、分布素子としてのキャパシタ1220は、ジグザグ構造を有してもよい。例えば、キャパシタ1220はジグザグ構造を有する導体ライン及び誘電体で形成される。
図19に示すように、分布素子としてのキャパシタ1220を用いることによって、ESRに起因する損失を減らすことができる。また、複数の集中素子としてのキャパシタを配置することによって、ESRに起因する損失を減らすことができる。なぜなら、集中素子としてのキャパシタのそれぞれの抵抗成分が並列接続によって小さくなるため、並列的に接続された集中素子としてのキャパシタの有効抵抗も小さくなり、ESRに起因する損失を減らすことができる。例えば、10pFの1個のキャパシタを用いる代わりに1pFの10個のキャパシタを用いることによって、ESRに起因する損失を減らすことができる。
図20は、図14に示す2次元構造の共振器700で提供される整合器730の一例を示し、図21は、図15に示す3次元構造の共振器800で提供される整合器830の一例を示す。
例えば、図20は、整合器730を含む2次元共振器の一部を示し、図21は、整合器830を含む図15の3次元共振器の一部を示す。
図20を参照すると、整合器730は、導体731、導体732、及び導体733を含み、導体732及び導体733は、伝送線路のグラウンド導体部分713及び導体731に接続される。例えば、導体731とグラウンド導体部分713との間の距離hに基づいて2次元共振器のインピーダンスが決定され、導体731とグラウンド導体部分713との間の距離hはコントローラによって制御される。例えば、導体731とグラウンド導体部分713との間の距離hは様々な方式で調整されてもよく、導体731、732、733のいずれか1つを適応的に活性化することによって距離hを調整する様々な方式、導体731の物理的な位置を上下に調整することで距離hを調整する方式などがあり得る。
図21を参照すると、整合器830は、導体831、導体832、及び導体833を備え、導体832及び導体833は、伝送線路のグラウンド導体部分813及び導体831に接続される。例えば、導体831とグラウンド導体部分813との間の距離hに基づいて3次元共振器800のインピーダンスが決定され、導体831とグラウンド導体部分813との間の距離hはコントローラによって制御される。2次元構造の共振器に含まれる整合器730と同様に、3次元構造の共振器に含まれる整合器830でも、導体831とグラウンド導体部分813との間の距離hは様々な方式で調整されてもよい。例えば、導体831、832、833のいずれか1つを適応的に活性化することによって距離hを調整する様々な方式、導体831の物理的な位置を上下に調整することで距離hを調整する方式などがあり得る。
図20及び図21に示していないが、整合器は能動素子を含んでもよく、能動素子を用いて共振器のインピーダンスを調整する方式は上述した通りである。例えば、能動素子を用いて整合器を通じて流れる電流の経路を変更することによって、共振器のインピーダンスを調整することができる。
図22は、図14に示すキャパシタが挿入された伝送線路の等価回路の一例を示す図である。
無線電力送信のための共振器700は、図22に示す等価回路にモデリングされ得る。図22に示す等価回路において、Cは図14に示す伝送線路の中間部に集中素子の形態で挿入されたキャパシタを表す。
この例で、共振器700はゼロ次共振特性を有する。例えば、伝搬定数が「0」である場合、共振器700は、
Figure 0005685766
を共振周波数として有するものと仮定する。共振周波数
Figure 0005685766
は下記数式3のように表される。数式3で、MZRはMu Zero Resonatorを意味する。
Figure 0005685766
数式3を参照すると、共振器700の共振周波数
Figure 0005685766

Figure 0005685766
によって決定され、共振周波数
Figure 0005685766
と共振器700の物理的なサイズは、互いに独立的であることが分かる。共振周波数
Figure 0005685766
と共振器の物理的なサイズが互いに独立的であるため、共振器700の物理的なサイズは十分に小さくなり得る。
上述したように、本発明を限定された実施形態と図面によって説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明が属する分野における通常の知識を有する者であれば、このような実施形態から多様な修正及び変形が可能である。従って、本発明の範囲は、開示した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲だけではなく特許請求の範囲と均等なものなどによって定められるものである。
100、101 第1無線電力トランシーバー
110、650 ソース共振器
120、670、680 ターゲット共振器
120a、130、131、600a 負荷
200、201 第2無線電力トランシーバー
600 無線電力トランシーバー
610 電力受信部
611 受信共振器
620 電力送信部
621 送信共振器
622 電力分配回路
623 指向性制御部
630 カップリング制御部
640 アイソレーター
700、800、900、1000、1100、1200 共振器
711、811、911、1011、1111 第1信号導体部分
712、812、912、1012、1112 第2信号導体部分
713、813、913、1013、1113 グラウンド導体部分
720、820、920、1020、1120、1220 キャパシタ
730、830、930、1030、1140 整合器
731、732、733、741、742、831、832、833、841、842、941、942、1041、1042 導体
840 コネクタ
950 継ぎ目

Claims (28)

  1. ソース共振器からインバウンド電力を受信する受信共振器を含む電力受信部と、
    ターゲット共振器にアウトバウンド電力を送信する送信共振器を含む電力送信部と、
    前記ターゲット共振器と前記送信共振器との間の結合周波数を制御するカップリング制御部と、
    前記電力受信部と前記電力送信部とを電気的に離隔するアイソレーターと、
    を備えることを特徴とする無線電力トランシーバー。
  2. 前記カップリング制御部は、前記送信共振器から前記ターゲット共振器に送信される送信信号の反射波が最小の振幅を有するように周波数を制御し、該制御した周波数を前記結合周波数として設定することを特徴とする請求項1に記載の無線電力トランシーバー。
  3. 前記カップリング制御部は、前記送信共振器から前記ターゲット共振器に送信される送信信号の反射波が前記送信信号の位相と同じになるように周波数を制御し、該制御した周波数を前記結合周波数として設定することを特徴とする請求項1に記載の無線電力トランシーバー。
  4. 前記カップリング制御部は、前記送信共振器から前記ターゲット共振器に送信される送信信号の反射波が最小の電力を有するように周波数を制御し、該制御した周波数を前記結合周波数として設定することを特徴とする請求項1に記載の無線電力トランシーバー。
  5. 前記カップリング制御部は、反射波の電力を測定するパワー検出器を含むことを特徴とする請求項に記載の無線電力トランシーバー。
  6. 前記電力送信部は、前記アウトバウンド電力の大きさを制御する電力分配回路を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の無線電力トランシーバー。
  7. 前記電力送信部は、前記アウトバウンド電力の方向を制御する指向性制御部を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の無線電力トランシーバー。
  8. 前記カップリング制御部は、前記結合周波数を制御する位相ロックループ(PLL)回路を含むことを特徴とする請求項1に記載の無線電力トランシーバー。
  9. 前記インバウンド電力の伝送距離及び前記アウトバウンド電力の伝送距離を調整する負荷を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の無線電力トランシーバー。
  10. 前記ソース共振器、前記ターゲット共振器、前記受信共振器、及び前記送信共振器のうちの少なくとも1つは、
    第1信号導体部分及び第2信号導体部分と、該第1信号導体部分及び第2信号導体部分に対応するグラウンド導体部分とを含む伝送線路と、
    前記第1信号導体部分と前記グラウンド導体部分とを電気的に接続する第1導体と、
    前記第2信号導体部分と前記グラウンド導体部分とを電気的に接続する第2導体と、
    前記第1信号導体部分と前記第2信号導体部分との間を流れる電流に対して直列に前記第1信号導体部分と前記第2信号導体部分との間に挿入された少なくとも1つのキャパシタと、を備えることを特徴とする請求項1に記載の無線電力トランシーバー。
  11. 前記伝送線路、前記第1導体、及び前記第2導体は、ループ構造を形成することを特徴とする請求項10に記載の無線電力トランシーバー。
  12. 前記伝送線路、前記第1導体、及び前記第2導体は、方形のループ構造を形成することを特徴とする請求項10に記載の無線電力トランシーバー。
  13. 前記伝送線路、前記第1導体、及び前記第2導体によって形成されたループの内部に一体化されて位置し、無線電力共振器のインピーダンスを決定する整合器を更に備えることを特徴とする請求項12に記載の無線電力トランシーバー。
  14. 前記整合器は、方形の形状であることを特徴とする請求項13に記載の無線電力トランシーバー。
  15. 前記整合器は、コントローラによって生成された制御信号に基づいて、前記無線電力共振器のインピーダンスを調整するために該整合器の物理的な形状を変更することを特徴とする請求項13に記載の無線電力トランシーバー。
  16. 前記コントローラは、前記無線電力共振器から電力を受信し、また前記無線電力共振器に電力を送信する、相対する共振器の状態に基づいて前記制御信号を生成することを特徴とする請求項15に記載の無線電力トランシーバー。
  17. 前記コントローラは、前記無線電力共振器と無線電力受信装置の無線電力共振器との間の距離、前記無線電力共振器から前記無線電力受信装置の無線電力共振器に送信された電波の反射係数、前記無線電力共振器と前記無線電力受信装置の無線電力共振器との間の電力伝送利得、及び前記無線電力共振器と前記無線電力受信装置の無線電力共振器との間のカップリング効率のうちの少なくとも1つに基づいて前記制御信号を生成することを特徴とする請求項15に記載の無線電力トランシーバー。
  18. 前記整合器は、前記グラウンド導体部分と一体化された形状で、前記グラウンド導体部分から所定の距離だけ離隔されたインピーダンスマッチングのための導体を含み、
    前記無線電力共振器のインピーダンスは、前記グラウンド導体部分と前記インピーダンスマッチングのための導体との間の距離に基づいて調整されることを特徴とする請求項13に記載の無線電力トランシーバー。
  19. 前記整合器は、コントローラによって生成された制御信号に基づいて前記無線電力共振器のインピーダンスを調整する少なくとも1つの能動素子を含むことを特徴とする請求項13に記載の無線電力トランシーバー。
  20. 前記少なくとも1つのキャパシタは、集中素子として前記第1信号導体部分と前記第2信号導体部分との間に挿入されることを特徴とする請求項10に記載の無線電力トランシーバー。
  21. 前記少なくとも1つのキャパシタは、分布素子として形成されてジグザグ構造を有することを特徴とする請求項10に記載の無線電力トランシーバー。
  22. 前記少なくとも1つのキャパシタのキャパシタンスは、前記無線電力共振器がメタ物質の特性を有する前提、前記無線電力共振器がターゲット周波数で負の透磁率を有する前提、及び前記無線電力共振器がターゲット周波数でゼロ次共振特性を有する前提のうちの少なくとも1つに基づいて設定されることを特徴とする請求項10に記載の無線電力トランシーバー。
  23. 前記第1信号導体部分の表面及び前記第2信号導体部分の表面には複数の導体ラインが並列的に配置され、該複数の導体ラインは、前記第1信号導体部分及び前記第2信号導体部分のそれぞれの終端で互いに接続されることを特徴とする請求項10に記載の無線電力トランシーバー。
  24. 前記第1信号導体部分と前記グラウンド導体部分とは継ぎ目なく互いに接続され、前記第2信号導体部分と前記グラウンド導体部分とは継ぎ目なく互いに接続されることを特徴とする請求項10に記載の無線電力トランシーバー。
  25. 前記第1信号導体部分、前記第2信号導体部分、及び前記グラウンド導体部分のうちの少なくとも1つは内部に中空の空間を含むことを特徴とする請求項10に記載の無線電力トランシーバー。
  26. 前記第1信号導体部分及び前記第2信号導体部分と前記グラウンド導体部分との間の空間を貫通するマグネチックコアを更に備えることを特徴とする請求項10に記載の無線電力トランシーバー。
  27. 前記無線電力共振器が少なくとも2つの伝送線路を含む場合、該少なくとも2つの伝送線路は、直列、並列、又は螺旋状に接続され、該少なくとも2つの伝送線路のそれぞれに含まれる第1信号導体部分と第2信号導体部分との間に少なくとも1つのキャパシタが挿入されることを特徴とする請求項10に記載の無線電力トランシーバー。
  28. 少なくとも1つのソース共振器と、
    少なくとも1つのターゲット共振器と、
    前記少なくとも1つのソース共振器からインバウンド電力を受信する受信共振器を含む電力受信部、前記少なくとも1つのターゲット共振器にアウトバウンド電力を送信する送信共振器を含む電力送信部、前記送信共振器と前記少なくとも1つのターゲット共振器との間の結合周波数を制御するカップリング制御部、及び前記電力受信部と前記電力送信部とを電気的に離隔するアイソレーターを有する無線電力トランシーバーと、
    を備えることを特徴とする無線電力システム。
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