JP6172259B2 - 電力伝送システム、送電装置、受電装置、及び電力伝送方法 - Google Patents

電力伝送システム、送電装置、受電装置、及び電力伝送方法 Download PDF

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Description

本発明は、媒体中の電力伝送システム、送電装置、受電装置、及び電力伝送方法に関する。
近年、海中の資源探査用機器や、地震の早期発見のための海底地震センサ網の普及が進み、これらの機器へ電力供給を行う装置の需要が高まっている。電力供給を行う装置には、周囲が海水であることから海水中でも効率よく電力を伝送できる無線電力伝送技術を用いる必要がある。無線電力伝送技術としては、電力供給用の金属プラグを露出させる必要がなく、4S/m程度の導電率を有する海水中であってもショートする恐れのない技術である必要がある。
一般的に、電力を無線で送受電する送電装置は、複数巻きした導線からなるコイルを有する。このコイルに交流電力を印加することで、コイルに鎖交する磁束が発生する。この磁束が、受電装置のコイルと鎖交することで受電装置のコイルに誘導電流を生じさせ、電力の伝送が行われる。
無線技術については、例えば、特許文献1には、無線のミリ波信号を利用して、端末装置本体とメモリーカード等の着脱可能の電子デバイスとが電磁誘導方式の通信を行う技術が開示されている。
特許文献2には、磁性体を用いて、送電装置と受電装置のインダクタンス値を増大させ、電力伝送の長距離化を図る電磁誘導を用いた技術が開示されている。
特許文献3には、Q値の高いコイルを用いて、同一の周波数で共鳴(磁界共鳴)させることで、送電装置と受電装置の間の相互インダクタンスを向上させ、電力伝送の長距離化を図る電磁誘導を用いた技術が開示されている。
日本国特開2011−022640号公報 日本国特許第4772744号公報 日本国特表2012−504387号公報
しかしながら、特許文献1〜特許文献3の電磁誘導技術を用いた無線電力伝送技術において、効率よく電力伝送を行うためには、送電装置のコイルと受電装置のコイルとの間の距離をほぼ密接させる必要があった。例えば海水中で電力伝送を行う対象が潜水艇である場合を想定する。この場合、潜水艇へ電力を供給する際に、潜水艇と電力供給元装置との位置合わせを高精度に行わなければならない。よって、安定的に電力供給することが困難である。
また、特許文献2と特許文献3に記載されている電力伝送の長距離化技術を、大気中での電力伝送の長距離化技術を海水中に適用しようとしても、わずかな電力伝送効率しか得られないことが明らかとなっている。その理由は、空気と海水とでは、その導電率と誘電率が著しく異なり、大気中の電力伝送と海水中の電力伝送とでは、その媒質中における電力伝送のメカニズムが異なるためである。空気の導電率は0S/m、比誘電率は約1である。一方、海水の導電率は約4S/m、比誘電率は約81である。
無線電力が大気中を伝搬する場合と、海水中を伝搬する場合の物理的相違点について簡単に説明する。
大気中の電力伝送の場合、その媒質(大気)自身による電力消費はほとんどない。この場合の電力伝送効率の低下の要因は、主に、コイルでの導体損失、送電装置と受電装置の間の整合損、漏れ磁束などの反射損、そして放射損から成る。特に、特許文献2に記載されている技術では、Q値の高いコイルを用いて、送受電装置近傍にエネルギを溜める非放射現象とすることで、この放射損を効果的に抑制している。
海水中の電力伝送の場合、その媒質(海水)が一定の導電性を有しているため、媒質による電力消費がエネルギ損失となる。このエネルギ損失の要因は、海水中の導電率と海水中に発生した電界に基づく。すなわち、この導電率と電界の積に比例した電位勾配が海水中で発生することで損失が生じる。また、海水は導電性が高いため、その海水中において、送電装置から無指向にエネルギを出力すると、対向する受電装置に到達せずに消失するエネルギが増加してしまう。したがって、海水中で効率よく電力伝送を行うためには、対向するコイル面同士を繋ぐような指向性を持たせ、両方のコイル面に対してほぼ垂直なエネルギの流れを形成する必要がある。
ここでのコイル面は、コイルを流れる電流により形成されるループを外形として含む面のことである。
上述した大気中と海水中のエネルギの伝搬メカニズムの相違を考慮すると、特許文献1に記載されている技術を用いて海水のような良導体媒質中でミリ波信号を伝送させることは特に困難である。例えば、60GHzのミリ波の場合、海水中での伝搬においてエネルギが4分の1に減衰する距離は100μm以下となる。よって、海水中において10cm以上の伝搬を行うことは非常に困難である。
特許文献2に記載されている磁性体や共鳴を用いた技術により、海水中の電力供給の長距離化を行う場合、磁束が増加する一方で、その増加する磁束に付随して、海水中に放射する電界成分も増加する。結果として、電力伝送効率は上昇しない。さらに特許文献2に記載されている磁性体や共鳴を用いた技術は非放射現象を用いる技術である。このため、導電性の高い媒質中で、電力伝送の長距離化を実現することが根本的に難しい。
また、特許文献3に示すような、関連する磁界共鳴技術の場合、大気中では、送電装置のコイルと受電装置のコイルの共振周波数を等しくするだけで、効率のよいエネルギ伝送を行うことができた。しかしながら、海水中においては、その比誘電率が81と大きいため、共振周波数は、送電装置と受電装置の間にある媒質のインピーダンスの影響を大きく受け、単純な送受電装置の共鳴現象を用いるだけでは、エネルギ伝送を行うことが困難である。また、磁界共鳴技術は非放射現象を用いる技術であるため、導電性の高い媒質中で、電力伝送の長距離化を実現することが根本的に難しい。
図35の表に示すような各種媒質も、比較的高い導電率と比誘電率を有している。したがって、海水中のほか、このような媒質中を無線で電力伝送しようとする場合にも、同様の問題が生じ得る。
特許文献1〜特許文献3に記載されている技術は、電力伝送または通信の何れか一方のみを行う技術である。電力伝送と通信の両方を行うことができる技術が求められている。
この発明の目的の一例は、上記課題を解決する電力伝送システム、送電装置、受電装置、及び電力伝送方法を提供することである。
様は、送電装置と受電装置とを備える電力伝送システムであって、前記送電装置は、第1アンテナと、前記第1アンテナを介して、前記送電装置と前記受電装置との間に介在する海水のインピーダンスと前記第1アンテナのインピーダンスと第2アンテナのインピーダンスとで定まる第1の共振周波数を有する電力を出力する第1電力伝送回路とを備え前記受電装置は、前記第2アンテナと、前記第2アンテナを介して、前記送電装置によって出力された電力を受け取る第2電力伝送回路とを備え、前記送電装置は、前記第1アンテナを介して、前記海水のインピーダンスと前記第1アンテナのインピーダンスと前記第2アンテナのインピーダンスとで定まる第2の共振周波数を有する通信信号を出力する第1無線通信回路をさらに備え、前記受電装置は、前記第2アンテナを介して、前記送電装置によって出力された通信信号を受け取る第2無線通信回路をさらに備え、前記第1アンテナは、第1コイルと、前記第1コイルを覆う誘電体を有する第1包含部とを有し、前記第1コイルを覆う誘電体は、前記第1コイルの周囲を覆う第一誘電体と前記第一誘電体の周囲を覆う第二誘電体とを有し、前記第2アンテナは、第2コイルと、前記第2コイルを覆う誘電体を有する第2包含部とを有し、前記第二誘電体の誘電正接は、前記第一誘電体の誘電正接よりも大きい、電力伝送システムである。
また別の様は、送電装置と受電装置との間に介在する媒体を介して送電するための送電装置であって、前記送電装置に備えられる第1アンテナと、前記第1アンテナを介して、前記海水のインピーダンスと前記第1アンテナのインピーダンスと前記受電装置に備えられる第2アンテナのインピーダンスとで定まる第1の共振周波数を有する電力を前記受電装置に出力する電力伝送回路とを備え、前記第1アンテナは、第1コイルと、前記第1コイルを覆う誘電体を有する第1包含部とを有し、前記第1コイルを覆う誘電体は、前記第1コイルの周囲を覆う第一誘電体と前記第一誘電体の周囲を覆い前記第一誘電体の誘電正接よりも大きい誘電正接を有する第二誘電体とを有し、前記第2アンテナは、第2コイルと、前記第2コイルを覆う誘電体を有する第2包含部とを有する、送電装置である。
また別の様は、送電装置と受電装置との間に介在する海水を介して受電するための受電装置であって、前記受電装置に備えられる第2アンテナと、前記第2アンテナを介して、前記送電装置から、前記海水のインピーダンスと前記送電装置に備えられる第1アンテナのインピーダンスと前記第2アンテナのインピーダンスとで定まる第1の共振周波数を有する電力を受け取る電力伝送回路とを備え、前記第1アンテナは、第1コイルと、前記第1コイルを覆う誘電体を有する第1包含部とを有し、前記第1コイルを覆う誘電体は、前記第1コイルの周囲を覆う第一誘電体と前記第一誘電体の周囲を覆い前記第一誘電体の誘電正接よりも大きい誘電正接を有する第二誘電体とを有し、前記第2アンテナは、第2コイルと、前記第2コイルを覆う誘電体を有する第2包含部とを有する、受電装置である。
また別の様は、送電装置と受電装置とのための電力伝送方法であって、前記送電装置に備えられ、第1コイルと、前記第1コイルを覆う誘電体を有する第1包含部とを備える第1アンテナであって、前記第1コイルを覆う誘電体が前記第1コイルの周囲を覆う第一誘電体と前記第一誘電体の周囲を覆い前記第一誘電体の誘電正接よりも大きい誘電正接を有する第二誘電体とで構成される前記第1アンテナを介して、前記送電装置と前記受電装置との間に介在する海水のインピーダンスと前記第1アンテナのインピーダンスと前記受電装置に備えられ、第2コイルと、前記第2コイルを覆う誘電体を有する第2包含部とを備える第2アンテナのインピーダンスとで定まる第1の共振周波数を有する電力を出力し、前記第2アンテナを介して、前記出力された電力を受け取ることを含む電力伝送方法である
また別の様は、送電装置と受電装置との間に介在する海水を介して送電する送電装置のための電力伝送方法であって、前記送電装置に備えられ、第1コイルと、前記第1コイルを覆う誘電体を有する第1包含部とを備える第1アンテナであって、前記第1コイルを覆う誘電体が前記第1コイルの周囲を覆う第一誘電体と前記第一誘電体の周囲を覆い前記第一誘電体の誘電正接よりも大きい誘電正接を有する第二誘電体とで構成される前記第1アンテナを介して、前記海水のインピーダンスと前記第1アンテナのインピーダンスと前記受電装置に備えられ、第2コイルと、前記第2コイルを覆う誘電体を有する第2包含部とを備える第2アンテナのインピーダンスとで定まる第1の共振周波数を有する電力を出力することを含む電力伝送方法である
また別の態様は、送電装置と受電装置との間に介在する海水を介して受電する受電装置のための電力伝送方法であって、前記受電装置に備えられ、第2コイルと、前記第2コイルを覆う誘電体を有する第2包含部とを備える第2アンテナを介して、前記海水のインピーダンスと前記第2アンテナのインピーダンスと前記電装置に備えられ、第1コイルと、前記第1コイルを覆う誘電体を有する第1包含部とを備える第1アンテナであって、前記第1コイルを覆う誘電体が前記第1コイルの周囲を覆う第一誘電体と前記第一誘電体の周囲を覆い前記第一誘電体の誘電正接よりも大きい誘電正接を有する第二誘電体とで構成される前記第1アンテナのインピーダンスとで定まる第1の共振周波数を有する電力を受け取ることを含む電力伝送方法である。
本発明の実施形態によれば、送電装置のコイルと受電装置のコイルがほぼ密接した状態から離れた場合に、良導体媒質に拡散して消滅してしまう電磁エネルギを低減することができる。結果として、海水等の良導体媒質中で無線電力伝送の長距離化が可能となる。さらに、共振周波数で通信信号を出力する送電側無線通信回路を備えることで通信も行うことができる。
本発明の実施形態による電力伝送システムを示す図である。 本発明の第一の実施形態による電力伝送システムの構成を示す図である。 本発明の第一の実施形態による電力伝送システムの変形例の構成を示す図である。 送電装置から出力された無線電力が受電装置へ伝搬する際の第一の実施形態による電力伝送システムの等価回路の一部を示す図である。 第一の実施形態による電力伝送システムにおける、送電側アンテナ、受電側アンテナの容量成分及び送受電装置間に生じる容量成分が電力伝送効率に与える影響を示す図である。 第一の実施形態による電力伝送システムにおける、送電側コイルの外径と送電側包含部の寸法との比が電力伝送効率に与える影響を示す図である。 第一の実施形態による電力伝送システムにおける、送電側コイルの外径と送電側包含部の寸法との比が電力伝送効率に与える影響を示す図である。 第一の実施形態による電力伝送システムにおける電界ベクトルと磁界ベクトルを示す図である。 第一の実施形態による電力伝送システムにおける電界ベクトルと磁界ベクトルに基づいて生じるポインティングベクトル(エネルギの流れ)を示す図である。 第一の実施形態による電力伝送システムにおける、比(通信周波数/電力伝送周波数)と(効率×通信レート)との関係を示す図である。 本発明の第二の実施形態による電力伝送システムの構成を示す図である。 本発明の第二の実施形態による電力伝送システムにおける、第一誘電体の誘電正接及び第二誘電体の誘電正接の比が電力伝送効率に与える影響を示す図である。 本発明の第二の実施形態による電力伝送システムにおける、第一誘電体の比誘電率及び第二誘電体の比誘電率が電力伝送効率に与える影響を示す図である。 本発明の第三の実施形態による電力伝送システムの構成を示す図である。 本発明の第三の実施形態の送電側アンテナの変形例の構成を示す図である。 本発明の第四の実施形態による電力伝送システムの構成を示す図である。 本発明の第五の実施形態による電力伝送システムの構成を示す図である。 本発明の第六の実施形態による電力伝送システムの構成を示す図である。 本発明の第一の実施形態による電力伝送システムの効果を実証するためのシミュレーションモデルを示す図である。 本発明の実施例1における送電装置の上面概略図である。 本発明の実施例1における電力伝送効率のシミュレーション結果を示す図である。 本発明の実施例1の三次元電磁界シミュレーションにおける送電装置と受電装置近傍の電界を示す図である。 本発明の実施例1の三次元電磁界シミュレーションにおける送電装置と受電装置近傍の電界を示す図である。 本発明の実施例1の三次元電磁界シミュレーションにおける送電装置と受電装置近傍の磁界を示す図である。 本発明の実施例1の三次元電磁界シミュレーションにおける送電装置と受電装置近傍の磁界を示す図である。 本発明の実施例1の三次元電磁界シミュレーションにおける送電装置と受電装置近傍のポインティングベクトルを示す図である。 本発明の実施例1の三次元電磁界シミュレーションにおける送電装置と受電装置近傍のポインティングベクトルを示す図である。 本発明の実施例1による電力伝送システムで使用した媒質を海水から大気に変更した場合のポインティングベクトルのシミュレーション結果を示す図である。 本発明の実施例1による電力伝送システムで使用した媒質を海水から大気に変更した場合のポインティングベクトルのシミュレーション結果を示す図である。 関連する磁界共鳴技術を用いた場合の大気中におけるポインティングベクトルのシミュレーション結果を示す図である。 関連する磁界共鳴技術を用いた場合の大気中におけるポインティングベクトルのシミュレーション結果を示す図である。 本発明の第一の実施形態による電力伝送システムの効果を実際に海水中で実験した結果を示す図である。 本発明の第一の実施形態による電力伝送システムの効果を実際に海水中で実験した結果を示す図である。 本発明の第三の実施形態による電力伝送システムの効果を実証するためのシミュレーションモデルを示す図である。 本発明の実施例2における送電装置の側面概略図である。 本発明の実施例2における送電装置の送電側下部コイルを受電装置側から見た図である。 本発明の実施例2における送電装置の送電側上部コイルを受電装置側から見た図である。 本発明の実施例2における受電装置の受電側下部コイルを送電装置側から見た図である。 本発明の実施例2における受電装置の受電側上部コイルを送電装置側から見た図である。 本発明の実施例2における電力伝送効率のシミュレーション結果を示す図である。 本発明の実施例2におけるSパラメータ(S21)のシミュレーション結果を示す図である。 各種媒質の導電率と比誘電率をまとめた表を示す図である。
図1は、本発明の実施形態に係る電力伝送システム1を示す図である。
本発明の電力伝送システム1は、図1で示すように、少なくとも送電装置11及び受電装置12を備える。
送電装置11は、送電側アンテナ111、送電側電力伝送回路112、送電側無線通信回路113を備える。送電側アンテナは、第1アンテナと称する場合がある。送電側電力伝送回路は、第1電力伝送回路と称する場合がある。送電側無線通信回路は、第1無線通信回路と称する場合がある。
受電装置12は、受電側アンテナ121、受電側電力伝送回路122、受電側無線通信回路123を備える。受電側アンテナは、第2アンテナと称する場合がある。受電側電力伝送回路は、第2電力伝送回路と称する場合がある。受電側無線通信回路は、第2無線通信回路と称する場合がある。
第1アンテナ111及び第2アンテナ121は、良導体媒質(媒体)13に覆われている。
<第一の実施形態>
図2は、本発明の第一の実施形態による電力伝送システム1の構成を示す図である。
以下、本発明の第一の実施形態による電力伝送システム1を、図面を参照して説明する。
電力伝送システム1は、図1に示すように、送電装置11及び受電装置12を備える。送電装置11は、第1アンテナ111、第1電力伝送回路112、第1無線通信回路113、送電側制御回路114を備える。送電側制御回路は、第1制御回路と称する場合がある。
受電装置12は、第2アンテナ121、第2電力伝送回路122、第2無線通信回路123、受電側制御回路124を備える。受電側制御回路は、第2制御回路と称する場合がある。
第1アンテナ111及び第2アンテナ121は、良導体媒質13に覆われている。第1アンテナ111は、送電側コイル116及び送電側コイル116を覆う誘電体から成る送電側包含部117とを備える。送電側コイルは、第1コイルと称する場合がある。送電側包含部は、第1包含部と称する場合がある。受電側アンテナ121は、第1アンテナ111と同じく、受電側コイル126及び受電側包含部127を備える。受電側コイルは、第2コイルと称する場合がある。受電側包含部は、第2包含部と称する場合がある。第1コイル116、第2コイル126は、複数回巻いた銅線などの導体である。第1コイル116および第2コイル126は、ヘリカルコイルやスパイラルコイルであってもよい。しかしながら、第1コイル116および第2コイル126は、これらに限定されない。
電力伝送システム1は、図2に示すように、二次電池125を備えている。しかしながら、電力伝送システム1は、二次電池125を備えていなくてもよい。
また、第1コイル116と第2コイル126各々は、例えば、後述する図13のように上部コイルと下部コイルに分割されていてもよい。
本実施形態においては、電力伝送システム1における第1アンテナ111及び第2アンテナ121を総称して電力伝送部とする。第1コイル116及び第2コイル126を総称して電力伝送用コイルとする。電力伝送部は送電装置11から受電装置12へ電力を伝送すると共に、送電装置11と受電装置12との間で通信を行うアンテナとしても機能する。
図3は、本発明の第一の実施形態による電力伝送システム1の変形例の構成を示す図である。
送電側切替回路118は、図3で示すように、第1アンテナ111、第1電力伝送回路112、及び第1無線通信回路113の3つの機能部に接続されている。送電側切替回路は、第1切替回路と称する場合がある。
受電側切替回路128は、第2アンテナ121、第2電力伝送回路122、及び第2無線通信回路123の3つの機能部に接続されている。受電側切替回路は、第2切替回路と称する場合がある。
第1切替回路118および第2切替回路128は、スイッチやフィルタであってもよい。しかしながら、第1切替回路118および第2切替回路128は、本実施形態においては、これらに限定されない。電力伝送システム1は、第1切替回路118や第2切替回路128を備えていなくてもよい。
第1包含部117と第2包含部127は、ポリエチレン、ポリイミド、ポリアミド、フッ素樹脂、アクリルなどの、比誘電率が2〜20程度で、誘電正接が0.01以下の誘電体で構成されていてもよい。
ここでは、各実施形態における良導体媒質は海水である場合について説明する。しかしながら、良導体媒質は海水に限定されない。良導体媒質は、例として、図35の表に示す河川、淡水、水道水、土、コンクリートのように、導電率が1×10−4S/m以上で、比誘電率が1より大きな物質であってもよい。
図4は、送電装置11から出力された無線電力が受電装置12へ伝搬する際の電力伝送システム1の等価回路の一部を示す図である。
第1電力伝送回路112は、さらに、第1アンテナ111のインピーダンスを調整する送電側インピーダンス調整部119を備えている。送電側インピーダンス調整部は、第1インピーダンス調整部と称する場合がある。第2電力伝送回路122は、さらに、第2アンテナ121のインピーダンスを調整する受電側インピーダンス調整部129を備えている。受電側インピーダンス調整部は、第2インピーダンス調整部と称する場合がある。
第1アンテナ111における第1コイル116のインピーダンスは、主に、誘導成分(インダクタンス成分)L1と、第1コイル116と第1包含部117で形成される容量成分(キャパシタンス成分)C1から成る。誘導成分L1と容量成分C1は、コイルの形状、巻き数、銅線の太さ、及び、第1包含部117を構成する誘電体の誘電率やそのサイズ等によって一意に定まる。同様に、第2アンテナ121における第2コイル126のインピーダンスは、誘導成分L2と、第2コイル126と第2包含部127で形成される容量成分C2とから成る。
本実施形態においては、第1インピーダンス調整部119及び第2インピーダンス調整部129を総称して、単にインピーダンス調整部とする。
第1電力伝送回路112から第2電力伝送回路122へ供給された交流電力は、上述したL10、L20、C10、C20と、L3、C3から成る等価回路を伝搬する。ここで、“L3”は、第1コイル116と第2コイル126における相互インダクタンス成分である。“C3”は、第1アンテナ111と第2アンテナ121及び良導体媒質13で構成される容量成分である。
伝搬する際の伝送効率を上げるために、その伝搬路において、伝搬する交流電力の周波数でインピーダンス整合を採ることが肝要である。図4に示すように、第1インピーダンス調整部119は可変容量の容量成分C1’を備える。また、第2インピーダンス調整部129は可変容量の容量成分C2’を備える。容量成分C1’およびC2’を調整することにより、任意の周波数でインピーダンス整合が得られる。さらに、第1インピーダンス調整部119はインピーダンスを調整可能なインダクタL1’を備える。また、第2インピーダンス調整部129はインピーダンスを調整可能なインダクタL2’を備える。インダクタL1’およびL2’を用いてインピーダンスを調整することにより、可変容量C1’、C2’のみでインピーダンス整合を行うよりも、インピーダンスの調整範囲を広げることができる。このようにすれば、送電中に送電装置11と受電装置12の位置関係が変わり、C3の値が変動したとしても、その変動を補償するようにC1’、C2’、L1’、L2’を適宜調整することができる。その結果、共振を維持して安定的な電力を供給することができる。
容量の可変手段には、バラクタダイオード(可変容量ダイオード)を用いることができるし、複数の容量をスイッチトランジスタと組み合わせて構成することもできる。インピーダンスを調整するインダクタL1’とL2’としては、移相器や、可変インダクタなどを用いることができる。
以降においては、第1アンテナ111自身が有する容量成分と可変容量や移相器などのインピーダンス調整回路の容量成分の合成容量成分をC10と称し、合成容量成分C10を、第1アンテナ111のインピーダンスを構成している容量成分C10として説明する。さらに、第1アンテナ111自身が有するインダクタンス成分と可変容量や移相器などのインピーダンス調整回路のインダクタンス成分の合成インダクタンス成分をL10と称し、合成インダクタンス成分L10を、第1アンテナ111のインピーダンスを構成しているインダクタンス成分L10として説明する。同様に、第2アンテナ121自身が有する容量成分と可変容量や移相器などのインピーダンス調整回路の容量成分の合成容量成分をC20と称し、合成容量成分C20を、第2アンテナ121のインピーダンスを構成している容量成分C20として説明する。さらに、第2アンテナ121自身が有するインダクタンス成分と可変容量や移相器などのインピーダンス調整回路のインダクタンス成分の合成インダクタンス成分をL20と称し、合成インダクタンス成分L20を、第2アンテナ121のインピーダンスを構成しているインダクタンス成分L20として説明する。
本実施形態の電力伝送システム1においては、容量成分C10、容量成分C20、容量成分C3、および距離dが所定の条件を満たす場合に、特に高い電力伝送効率を得ることができる。距離dは、第1アンテナと第2アンテナとの間隔を示す。
図5は、第1アンテナ111、第2アンテナ121の容量成分及び送受電装置間に生じる容量成分が電力伝送効率に与える影響を示す図である。図5の縦軸は、電力供給効率(arb.unit)を示す。図5の横軸は、「送受電装置11および送受電装置12間に生じる容量成分C3」×「送受電装置11および送受電装置12間の距離d」/(「送受電装置11の容量C10」+「送受電装置12の容量CC20」)を示す。
図5によると、インピーダンス整合がとられている場合に、上記C10[pF]、C20[pF],C3[pF],d[cm]が式(1)の条件を満たすときに、特に高い電力伝送効率が得られることがわかる。

インピーダンス整合がとれていればインピーダンス調整回路が無くてもよい。その場合は、「30>C3×d/(C1+C2)>0.5」の関係を満たすときに、特に高い電力伝送効率が得られる。
本実施形態において数100kHz〜1MHz程度の周波数帯の電力を考えた場合、第1コイル116、第2コイル126の外形面積が10cm〜30cm程度、第1アンテナ111と第2アンテナ121の距離dが5cm〜60cm程度の条件で、式(1)を満たすことができる。
本実施形態においては、第1コイル116の外径と第1包含部117の寸法との比、及び、第2コイル126の外径と第2包含部127の寸法との比が所定の条件を満たす場合に、特に高い電力伝送効率を得ることができる。
図6Aおよび図6Bは、第1コイル116の外径と第1包含部117の寸法との比が電力伝送効率に与える影響を示す図である。
図6Bは、第1包含部117のコイル面に沿う方向の大きさd1、および第1コイル116の外径d2を示す。図6Aによると、大きさd1を固定し、外径d2を可変して、比(d1/d2)を1.2以上にすることで、作製可能な最小比である1よりも5%以上の高い電力伝送効率を得ることができる。さらに、最小比よりも10%以上の高い電力伝送効率を得たい場合には、比(d1/d2)の値は1.4以上が好ましい。ただし、第2アンテナ121における第2コイル126の外径と第2包含部127の寸法についても第1コイル116の外径と第1包含部117の寸法と同様の変更を行った場合である。また、第1アンテナ111、第2アンテナ121ともに上記の条件を満たせば、より高い効果を得ることができる。
次に、本実施形態による電力伝送システム1の具体的な動作について順を追って説明する。
まず、電力伝送時の動作について述べる。電力伝送時には、第1切替回路118は、第1アンテナ111と第1電力伝送回路112を繋ぐ。この切替の制御は第1制御回路114が行う。第2切替回路128は、第2アンテナ121と第2電力伝送回路122を繋ぐ。この切替の制御は第2制御回路124が行う。その後、第1電力伝送回路112の交流電源(図示せず)が所定の周波数で交流電力を出力する。次に、出力された交流電力は、第1電力伝送回路112内の第1インピーダンス調整部119、および第1切替回路118を介して、第1コイル116に供給される。第1アンテナ111は、その交流電力を、電磁エネルギとして外部(良導体媒質13)へと出力する。受電装置12の第2アンテナ121は、出力された電磁エネルギを受け取る。ここで、第1インピーダンス調整部119及び第2インピーダンス調整部129は、第1アンテナ111、第2アンテナ121、良導体媒質13の各インピーダンスの合成インピーダンスが、伝送電力の周波数で共振するように調整されている。第2アンテナ121、すなわち、第2コイル126によって受け取られた電力は、第2切替回路128、第2電力伝送回路122内の第2インピーダンス調整部129、第2電力伝送回路122内のコンバータ(図示せず)に順に流入する。このコンバータによって交流から直流に変換されたエネルギが、二次電池125に供給される。以上により、電力伝送が完了する。
本実施形態による電力伝送システム1では、第1アンテナ111、第1インピーダンス調整部119、第2アンテナ121、第2インピーダンス調整部129、良導体媒質13の各インピーダンスの合成インピーダンスで定まる共振周波数で電力を出力させることで、第2アンテナ121に入力される電力を最大とすることができる。また、第1包含部117及び第2包含部127は、良導体媒質13中への電界の拡がりを抑える。これにより、良導体媒質13中に拡散して消滅する電磁エネルギを抑える効果がある。
図7は、第一の実施形態による電力伝送システム1における電界ベクトルと磁界ベクトルを示す図である。図7において、“E”は電界を表し、“H”は磁界を表す。
図8は、第一の実施形態による電力伝送システム1における電界ベクトルと磁界ベクトルに基づいて生じるポインティングベクトルV(エネルギの流れ)を示す図である。
図7は、電力伝送時において、第1アンテナ111と第2アンテナ121の間に生じる電界と磁界のシミュレーション結果を模式的に示した図である。図7に示すように、本実施形態の電力伝送システム1では、第1包含部117及び第2包含部127が良導体媒質13中への電界の拡がりを抑える。所定の良導体媒質13とコイルに流れる電流により発生する磁界が良導体媒質13に渦電流を生じさせる。その渦電流が新たな磁界を作り出す。このような現象が繰り返すことで、コイル面に対して電界と磁界をほぼ平行にすることができる。その結果、図8に示すように、第1アンテナ111から第2アンテナ121へのポインティングベクトルV(電磁エネルギの流れ)をコイル面に対してほぼ垂直に生じさせることが可能となる。
次に、通信時の動作について述べる。ここでは、送電装置11から受電装置12へ通信する場合について記述する。受電装置12から送電装置11への通信でも、動作は同じである。通信時には、第1切替回路118、第2切替回路128は、電力伝送部と無線通信回路を繋ぐ。この切替の制御は、第1制御回路114および第2制御回路124が行う。その後、第1無線通信回路113から、所定の周波数で通信信号を出力する。出力された通信信号は、第1切替回路118、第1コイル116を通して、第1アンテナ111から、電磁エネルギとして外部(良導体媒質13)へと出力する。受電装置12の第2アンテナ121は、出力された電磁エネルギを受け取る。第2アンテナ121、すなわち、第2コイル126によって受け取られた通信信号は、第2切替回路128を介して、第2無線通信回路123に入力される。以上により、通信信号の伝送が完了する。
通信に用いた周波数は、電力伝送の時と同様に、第1アンテナ111と第2アンテナ121と良導体媒質13の各インピーダンスの合成インピーダンスで定まる共振周波数である。
図9は、比(通信周波数/電力伝送周波数)と(効率×通信レート)との関係を示す図である。
図9で示すように、電力伝送に用いる周波数(f1)よりも、通信に用いる周波数(f2)を高くすることで、高い電力供給効率と、高い通信レートを得ることができる。特に、「1000>比(f2/f1)>10」の関係とすることで、高い電力供給効率と、高い通信レートを得ることができる。これは、電力伝送に用いる周波数(f1)を下げることで電力供給効率が高くなる一方で、通信に用いる周波数(f2)を下げると受信信号レベルが上がりS/N比は向上するが比帯域が減少するためである。
以上より、本実施の形態による電力伝送システム1は、送電装置11と受電装置12が比較的離れた近傍界であっても、良導体媒質に拡散して消滅してしまう電磁エネルギを最小限に抑えることができる。結果として、海水等の良導体媒質中における無線電力伝送で長距離化と通信が可能となる。
<第二の実施形態>
図10は、本発明の第二の実施形態による電力伝送システム2の構成を示す図である。
第二の実施形態による電力伝送システム2を、図面を参照しながら説明する。
図10において、電力伝送システム2は、送電装置21及び受電装置22を備えている。送電装置21は、第1アンテナ211、第1電力伝送回路212、第1無線通信回路213、第1制御回路214、第1切替回路218を備える。受電装置22は、第2アンテナ221、第2電力伝送回路222、第2無線通信回路223、第2制御回路224、第2切替回路228を備える。受電装置22は、さらに二次電池225は有していてもよい。
第1アンテナ211は、第1コイル216、第1コイル216を覆う第一誘電体から成る送電側一次包含部2171、及び送電側一次包含部2171を覆う第二誘電体から成る送電側二次包含部2172を備えている。送電側一次包含部は、第1の一次包含部と称する場合がある。送電側二次包含部は、第1の二次包含部と称する場合がある。第2アンテナ221は、第1アンテナ211と同様の構成を有する。すなわち、第2アンテナ221は、第2コイル226、受電側一次包含部2271、および受電側二次包含部2272を備えている。受電側一次包含部は、第2の一次包含部と称する場合がある。受電側二次包含部は、第2の二次包含部と称する場合がある。第1アンテナ211及び第2アンテナ221は、良導体媒質23に覆われている。
本実施形態においては、第1の一次包含部及び第2の一次包含部を総称して一次包含部とする。また、第1の二次包含部及び第2の二次包含部を総称して二次包含部とする。
第1の一次包含部2171、第1の二次包含部2172、第2の一次包含部2271及び第2の二次包含部2272は、ポリエチレン、ポリイミド、ポリアミド、フッ素樹脂、アクリルなどの、比誘電率が2〜10程度で、誘電正接が0.01以下の誘電体で構成してもよい。
第1の一次包含部2171を構成する第一誘電体の比誘電率は、第1の二次包含部2172を構成する第二誘電体の比誘電率と異なっていてもよいし、同一であってもよい。第1の一次包含部2171を構成する第一誘電体の誘電正接は、第1の二次包含部2172を構成する第二誘電体の誘電正接と異なっていてもよいし、同一であってもよい。第2の一次包含部2271を構成する第一誘電体及び第2の二次包含部2272を構成する第二誘電体についても同様である。
図10に示すように、第1アンテナ211及び第2アンテナ221の両方が、一次包含部及び二次包含部を有しているが、この構成に限られない。本実施形態においては、第1アンテナ211および第2アンテナ221の一方のみが一次包含部及び二次包含部を有していてもよい。
本実施形態の電力伝送システム2は、第一の実施形態で説明したインピーダンス調整部を備えていてもよい。
本実施形態の電力伝送システム2においては、第1の一次包含部2171及び第1の二次包含部2172を構成する各誘電体の誘電正接が所定の条件を満たす場合に、さらに高い電力伝送効率を得ることができる。
図11は、第一誘電体の誘電正接及び第二誘電体の誘電正接の比が電力伝送効率に与える影響を示す図である。図11の縦軸は、電力供給効率(arb.unit)を示す。図11の横軸は、第1の一次包含部2171の誘電正接に対する第1の二次包含部2172の誘電正接の比を示す。図11は、第1の一次包含部2171の比誘電率が10であり、第1の二次包含部2172の比誘電率が2.1である場合を示す。
図11によると、第二誘電体の誘電正接を第一誘電体の誘電正接よりも大きくすることで、より高い電力伝送効率が得られることがわかる。これは、第1の二次包含部2172(第2の二次包含部2272)を構成する第二誘電体によって、良導体媒質23への電界の拡がりを抑制する効果を得るとともに、第1の一次包含部2171(第2の一次包含部2271)を構成する第一誘電体の誘電正接を小さくすることで、送電側コイル216(受電側コイル226)近傍における誘電損失を低減させることができる効果に基づく。
本実施形態の電力伝送システム2においては、第1の一次包含部2171及び第1の二次包含部2172を構成する各誘電体の誘電率が所定の条件を満たす場合に、さらに高い電力伝送効率を得ることができる。
図12は、第一誘電体の比誘電率及び第二誘電体の比誘電率が電力伝送効率に与える影響を示す図である。
図12の縦軸は、電力供給効率(arb.unit)を示す。図12の横軸は、第1の一次包含部2171の比誘電率に対する第1の二次包含部2172の比誘電率の比を示す。図11は、第一誘電体の誘電正接および第二誘電体の誘電正接が一定である場合を示す。
図12によると、第二誘電体の比誘電率を第一誘電体の比誘電率よりも大きくすることで、より高い電力伝送効率が得られることがわかる。
次に、本実施形態による電力伝送システム2の具体的な動作について順を追って説明する。
まず、電力伝送時の動作について述べる。電力伝送時には、第1切替回路218、第2切替回路228は、電力伝送部と電力伝送回路を繋ぐ。この切替の制御は第1制御回路214および第2制御回路224が行う。その後、第1電力伝送回路212の交流電源(図示せず)が、所定の周波数で交流電力を出力する。出力された交流電力は、第1電力伝送回路212内の第1インピーダンス調整部219、および第1切替回路218を介して、第1コイル216に供給される。第1アンテナ211は、その交流電力を、電磁エネルギとして外部(良導体媒質23)へ出力する。受電装置22の第2アンテナ221は、出力された電磁エネルギを受け取る。ここで、第1インピーダンス調整部219及び第2インピーダンス調整部229は、第1アンテナ211、第2アンテナ221、良導体媒質23の各インピーダンスの合成インピーダンスが、伝送電力の周波数で共振するように調整されている。第2アンテナ221、すなわち、第2コイル226によって受け取られた電力は、第2切替回路228、第2電力伝送回路222内の第2インピーダンス調整部229、および第2電力伝送回路222内のコンバータ(図示せず)に順に流入する。このコンバータで交流から直流に変換されエネルギが、二次電池225に供給される。以上により、電力伝送が完了する。
本実施形態による電力伝送システム2では、第1アンテナ211、第1インピーダンス調整部219、第2アンテナ221、第2インピーダンス調整部229、良導体媒質23の各インピーダンスの合成インピーダンスで定まる共振周波数で電力を出力させることで、第2アンテナ221に入力される電力を最大とすることができる。
第1の二次包含部2172及び第2の二次包含部2272は、良導体媒質23中への電界の拡がりを抑える。これにより、良導体媒質23中に拡散して消滅する電磁エネルギを最小限に抑えることができる。
第1の一次包含部2171及び第2の一次包含部2271は、第1コイル216及び第2コイル226近傍における誘電損失を低減させることができる。
次に、通信時の動作について述べる。ここでは、送電装置21から受電装置22へ通信する場合について記述する。受電装置22から送電装置21への通信でも、動作は同じである。通信時には、第1切替回路218および第2切替回路228は、電力伝送部と無線通信回路を繋ぐ。この切替の制御は第1制御回路214および第2制御回路224が行う。その後、第1無線通信回路213は、所定の周波数で通信信号を出力する。出力された通信信号は、第1切替回路218、第1コイル216を通して、第1アンテナ211から、電磁エネルギとして外部(良導体媒質23)へと出力する。受電装置22の第2アンテナ221は、出力された電磁エネルギを受け取る。第2アンテナ221、すなわち、第2コイル226によって受け取られた通信信号は、第2切替回路228を介して、第2無線通信回路223に入力される。以上により、通信信号の伝送が完了する。
ここで、通信に用いた周波数は、電力伝送の時と同様に、第1アンテナ211と第2アンテナ221と良導体媒質23の各インピーダンスの合成インピーダンスで定まる共振周波数である。
以上より、本実施の形態による電力伝送システム2は、第一の実施形態による電力伝送システム1よりもさらに高い電力伝送効率を得ることができる。
<第三の実施形態>
図13は、本発明の第三の実施形態による電力伝送システム3の構成を示す図である。
第三の実施形態による電力伝送システム3を、図面を参照しながら説明する。
図13において、電力伝送システム3は、送電装置31及び受電装置32を備えている。送電装置31は、第1アンテナ311、第1電力伝送回路312、第1無線通信回路313、第1制御回路314、および第1切替回路318を備える。受電装置32は、第2アンテナ321、第2電力伝送回路322、第2無線通信回路323、第2制御回路324、および第2切替回路328を備える。受電装置32は、二次電池325をさらに有していてもよい。
第1アンテナ311は、送電側下部コイル3161、送電側上部コイル3162、第1の一次包含部3171、および第1の二次包含部3172を備えている。送電側下部コイルは、第1下部コイルと称する場合がある。送電側上部コイルは、第1上部コイルと称する場合がある。第1の一次包含部3171は、第1下部コイル3161と第1上部コイル3162を覆う第一誘電体から成る。第1の二次包含部3172は、第1の一次包含部3171を覆う第二誘電体から成る。第2アンテナ321は、受電側下部コイル3261、受電側上部コイル3262、第2の一次包含部3271、および第2の二次包含部3272を備えている。受電側下部コイルは、第2下部コイルと称する場合がある。受電側上部コイルは、第2上部コイルと称する場合がある。第2の一次包含部3271は、第2下部コイル3261と第2上部コイル3262を覆う第一誘電体から成る。第2の二次包含部3272は、第2の一次包含部3271を覆う第二誘電体から成る。第1アンテナ311及び第2アンテナ321は、良導体媒質33に覆われている。
本実施形態においては、第1の二次包含部及び第2の二次包含部を総称して、被覆部とする。
第1の一次包含部3171、第1の二次包含部3172、第2の一次包含部3271及び第2の二次包含部3272は、ポリエチレン、ポリイミド、ポリアミド、フッ素樹脂、アクリルなどの、比誘電率が2〜10程度で、誘電正接が0.01以下の誘電体で構成してもよい。
第1下部コイル3161および第1上部コイル3162の一方または両方が、第1の一次包含部3171と第1の二次包含部3172の両方に包含されていてもよい。同様に、第2下部コイル3261、および第2上部コイル3262の一方または両方が、第2の一次包含部3271と第2の二次包含部3272の両方に包含されていてもよい。
第1下部コイル3161と第1上部コイル3162には、正負の異なる交流信号が印加される。同様に、第2下部コイル3261と第2上部コイル3262には、正負の異なる交流信号が印加される。
図14は、本発明の第三の実施形態の第1アンテナの変形例の構成を示す図である。
図14で示すように、第1アンテナ311において、第1下部コイル3161、および第1上部コイル3162の一方または両方が、第1の二次包含部3172にのみに包含されていてもよい。同様に、第2アンテナ321において、第2下部コイル3261、および第2上部コイル3262の一方または両方が、第2の二次包含部3272のみに包含されていてもよい。
第1の一次包含部3171を構成する第一誘電体の比誘電率は、第1の二次包含部3172を構成する第二誘電体の比誘電率と異なっていてもよいし、同一であってもよい。第1の一次包含部3171を構成する第一誘電体の誘電正接は、第1の二次包含部3172を構成する第二誘電体の誘電正接の誘電正接と異なっていてもよいし、同一であってもよい。第2の一次包含部3271を構成する第一誘電体、第2の二次包含部3272を構成する第二誘電体についても同様である。
図13に示すように、第1アンテナ311及び第2アンテナ321の両方が、上記に説明した一次包含部、および二次包含部を有しているが、この構成に限られない。本実施形態においては、第1アンテナ311および第2アンテナ321の一方のみが第一包含部、および第二包含部を有していてもよい。
本実施の形態による電力伝送システム3は、第一の実施形態で説明したインピーダンス調整部を備えていてもよい。
図13に示したように、第1コイル、もしくは、第2コイルを分割することで、コイルの容量成分(C1、C2)がより高まり、第二誘電体による良導体媒質中への電界の拡がりを抑える効果が高まる。
次に、本実施形態による電力伝送システム3の具体的な動作について順を追って説明する。
まず、電力伝送時の動作について述べる。電力伝送時には、第1切替回路318および第2切替回路328は、電力伝送部と電力伝送回路を繋ぐ。この切替の制御は第2制御回路324が行う。その後、第1電力伝送回路312の交流電源(図示せず)が所定の周波数で交流電力を出力する。出力された交流電力は、第1電力伝送回路312内の第1インピーダンス調整部319、および第1切替回路318を介して、第1コイル316に供給される。第1アンテナ311は、その交流電力を、電磁エネルギとして外部(良導体媒質33)へ出力する。受電装置32の第2アンテナ321は、出力された電磁エネルギを受け取る。ここで、第1インピーダンス調整部319及び第2インピーダンス調整部329は、第1アンテナ311、第2アンテナ321、良導体媒質33の各インピーダンスの合成インピーダンスが、伝送電力の周波数で共振するように調整されている。第2アンテナ321、すなわち、第2コイル326によって受け取られた電力は、第2切替回路328、第2電力伝送回路322内の第2インピーダンス調整部329、および第2電力伝送回路322内のコンバータ(図示せず)に順に流入する。このコンバータで交流から直流に変換されエネルギが、二次電池325に供給され、電力伝送が完了する。
本実施形態による電力伝送システム3では、第1アンテナ311、第2アンテナ321、良導体媒質33の各インピーダンスの合成インピーダンスで定まる共振周波数で電力を出力させることで、第2下部コイル3261と第2上部コイル3262に入力される電力を最大とすることができる。
第1の二次包含部3172及び第2の二次包含部3272は、良導体媒質33中への電界の拡がりを抑える。これにより、良導体媒質33中に拡散して消滅する電磁エネルギを最小限に抑えることができる。
第1の一次包含部3171及び第2の一次包含部3271は、コイルの容量成分である、第1下部コイル3161と第1上部コイル3162の間の容量成分、そして、第1下部コイル3161と第1上部コイル3162の間の容量成分を高めつつ、コイル近傍の誘電損失を低減させる効果がある。
次に、通信時の動作について述べる。ここでは、送電装置31から受電装置32へ通信する場合について記述する。受電装置32から送電装置31への通信でも、動作は同じである。通信時には、第1切替回路318および第2切替回路328は、電力伝送部と無線通信回路を繋ぐ。この切替の制御は第1制御回路314および第2制御回路324が行う。その後、第1無線通信回路313は、所定の周波数で通信信号を出力する。出力された通信信号は、第1切替回路318を介して、第1アンテナ311から、電磁エネルギとして外部(良導体媒質33)へと出力する。受電装置32の第2アンテナ321は、出力された電磁エネルギを受け取る。第2アンテナ321によって受け取られた通信信号は、第2切替回路328を介して、第2無線通信回路323に入力される。以上により、通信信号の伝送が完了する。
ここで、通信に用いた周波数は、電力伝送の時と同様に、第1アンテナ311と第2アンテナ321と良導体媒質33の各インピーダンスの合成インピーダンスで定まる共振周波数である。
以上より、本実施の形態による電力伝送システム3は、第一の実施形態による電力伝送システム1及び第二の実施形態による電力伝送システム2よりもさらに高い電力伝送効率を図ることができる。
<第四の実施形態>
図15は、本発明の第四の実施形態による電力伝送システム4の構成を示す図である。
図15に示すように、第四の実施形態による電力伝送システム4において、潜水艇15は送電装置11を備え、センサ14は受電装置12を備えている。本実施形態の技術を用いることで、潮流が起こってセンサ14と潜水艇15の位置関係がほぼ密接した状態から変動した場合であっても、第1包含部117及び第2包含部127が良導体媒質13中への電界の拡がりを抑える。また、所定の良導体媒質13とコイルに流れる電流により発生する磁界が良導体媒質13に渦電流を生じさせる。さらに、その渦電流が新たな磁界を作り出す。このような現象を繰り返すことで、コイル面に対して電界と磁界をほぼ平行にすることができる。その結果、電力伝送効率のよい安定した電力供給と通信を行うことが可能になる。
<第五の実施形態>
図16は、本発明の第五の実施形態による電力伝送システム5の構成を示す図である。
図16に示すように、第五の実施形態による電力伝送システム5において、潜水艇16は送電装置11を備え、潜水艇17は受電装置12を備えている。本実施形態の技術を用いることで、潮流が起こって潜水艇16と潜水艇17の位置関係がほぼ密接した状態から変動した場合であっても、第1包含部117及び第2包含部127が良導体媒質13中への電界の拡がりを抑える。また、所定の良導体媒質13とコイルに流れる電流により発生する磁界が良導体媒質13に渦電流を生じさせる。さらに、その渦電流が新たな磁界を作り出す。このような現象を繰り返すことで、コイル面に対して電界と磁界をほぼ平行にすることができる。その結果、電力伝送効率のよい安定した電力供給と通信を行うことが可能になる。
潜水艇16と潜水艇17は、送電装置11を受電装置として用い、受電装置12を送電装置として用いることで、双方向に電力供給を行うことが可能である。別法として、潜水艇16及び潜水艇17各々は、送電装置11と受電装置12の両方を備えていてもよい。
送電装置11を備える潜水艇16は、船舶または海底に敷設された電力供給源等であってもよい。
<第六の実施形態>
図17は、本発明の第六の実施形態による電力伝送システム6の構成を示す図である。
図17に示すように、第六の実施形態による電力伝送システム6において、送電装置11は電源ケーブル18の接続部に備えられ、受電装置12は電源ケーブル19の接続部に備えられている。本実施形態の技術を用いることで、海水(良導体媒質13)の中であっても、無線で電力供給を行うことができる。その結果、電源ケーブル間を非接触で接続することが可能になり、電源ケーブルの交換が容易で、磨耗することなく信頼性も向上する。
電源ケーブル18と電源ケーブル19は、送電装置11を受電装置として用い、受電装置12を送電装置として用いることで、双方向に電力供給を行うことが可能となる。電源ケーブル18と電源ケーブル19各々は、送電装置11と受電装置12の両方を備えていてもよい。送電装置11及び受電装置12は無線で情報通信する機能を搭載している。このため、無線通信用の機構を別途設ける必要がなく、電力伝送と共通の機構を使用することにより、小型で低コストのシステムとすることができる。
図18は、本発明の第一の実施形態による電力伝送システム1の効果を実証するためのシミュレーションモデルを示す図である。
図18に示すシミュレーションモデルを用いた第一の実施形態による電力伝送システム1の効果を実証したシミュレーションについて説明する。
第一の実施形態による電力伝送システム1は、図18に示すように、送電装置41及び受電装置42を備えている。送電装置41及び受電装置42は、良導体媒質として作用する海水43で覆われている。送電装置41は第1アンテナ411を備えている。第1アンテナ411は第1コイル416と第1包含部417を備えている。受電装置42は第2アンテナ421を備えている。第2アンテナ421は第2コイル426と第2包含部427を備えている。第1コイル416と第2コイル426は、スパイラルコイルから成る。
図19は、本発明の実施例1における送電装置41の上面概略図である。
第1コイル416は、図19に示すように、直径2mmの導線を外径220mm、内径100mmで29巻きした単層スパイラルコイル2個を、距離3mm離して対向させた構造をしている。給電ポートPは、コイルに電界を発生させるための電力印加端子である。この対向させたヘリカルコイルに対して給電ポートPから交流電力を印加する。内部誘電体(第1包含部)417はフッ素樹脂で構成されている。被覆誘電体(送電装置)41はアクリルで構成されている。被覆誘電体41のサイズは、縦255mm、横255mm、高さ19mmである。電力伝送システム1の共振周波数は約1MHzである。本実施例では、スパイラルコイルの外径のサイズd2と、被覆誘電体のサイズd1の比(d1/d2)が、1より大きい1.16であっても、充分高い電力伝送効率が得られている。比(d1/d2)を、1.16より大きくすれば、さらに高い電力伝送効率が得られる。
受電装置42の構成は、送電装置41と同一である。ただし、ここで示した構成は一例であって、送電装置41と受電装置42が同一の構成でなくても、同様の効果が得られる。
図20は、本発明の実施例1における電力伝送効率のシミュレーション結果を示す図である。
送電装置41と受電装置42との距離dを10cmとし、海水中において電力伝送効率のシミュレーションを行った。その結果、電力伝送効率は、図20に示すように、伝送電力の周波数(f)が1MHz付近において、40%以上と高い値となった。
図21Aおよび21Bは、本発明の実施例1の三次元電磁界シミュレーションにおける送電装置41と受電装置42近傍の電界を示す図である。図21Aは側断面図を示す。図21Bは平面断面図を示す。
図22Aおよび22Bは、本発明の実施例1の三次元電磁界シミュレーションにおける送電装置41と受電装置42近傍の磁界を示す図である。図22Aは側断面図を示す。図22Bは平面断面図を示す。
図23Aおよび23Bは、本発明の実施例1の三次元電磁界シミュレーションにおける送電装置41と受電装置42近傍のポインティングベクトルを示す図である。図23Aは側断面図を示す。図23Bは平面断面図を示す。
実施例1の三次元電磁界シミュレーションにおける送電装置41と受電装置42近傍の電界は、図21Aおよび21Bに示すように、コイル面と平行な面に沿って回転している。磁界は、図22Aおよび22Bに示すように、コイル面と平行な面に沿って放射状に生成されている。ポインティングベクトル(エネルギの流れ)は、このような電界と磁界の流れに基づいて、図23Aおよび23Bに示すように、コイル面とほぼ垂直な方向に発生する。この結果、送電装置41と受電装置42との距離が10cm程度離れた海水中であっても、コイル面に対してほぼ垂直な方向にエネルギの流れが形成され、海水中での長距離化が可能となる。
図24Aおよび24Bは、本発明の実施例1による電力伝送システム1で使用した媒質を海水から大気に変更した場合のポインティングベクトルのシミュレーション結果を示す図である。図24Aは側断面図を示す。図24Bは平面断面図を示す。
図24Aおよび24Bは、大気中において、本実施例による電力伝送システム1の送電装置41と受電装置42を10cm離したときのポインティングベクトルのシミュレーション結果を示している。
図24Aおよび24Bからわかるように、実施例1による電力伝送システム1で使用した媒質を海水から大気に変更した場合、送受電装置面に対して垂直なエネルギの流れは生じず、エネルギは螺旋を描くような流れとなっている。すなわち、コイル面に対してほぼ垂直なエネルギの流れが生じる現象は、良導体媒質中を伝搬するエネルギ特有の現象であり、大気中を伝搬する際には生じない現象である。本発明の実施形態は、良導体媒質中を伝搬するエネルギ特有のコイル面に対してほぼ垂直なエネルギの流れが生じるという現象を利用している。
図25Aおよび25Bは、関連する磁界共鳴技術を用いた場合の大気中におけるポインティングベクトルのシミュレーション結果を示す図である。図25Aは、送電装置1001および受電装置1002の側断面図を示す。図25Bは平面断面図を示す。
図25Aおよび25Bからわかるように、関連する磁界共鳴技術を用いた場合も、図24Aおよび24Bの場合と同様、コイル面に対して垂直なエネルギの流れは生じず、エネルギは螺旋を描くような流れとなっている。しかしながら、図25Aおよび25Bの場合における電力伝送効率は90%である。既に述べたように、この関連する技術による電力伝送システムを用いて、海水中において、無線電力伝送を試みても高い電力伝送効率は得られない。具体的には、シミュレーションの結果では、10cmの距離で10%程度の電力伝送効率しか得られないことがわかった。
送電装置1001の第1コイルと第2コイルの受電装置1002を貫く鎖交磁束が最大となる位相条件における磁界は、図22Aおよび22Bで示した本実施例の三次元電磁界シミュレーションにおける送電装置41と受電装置42近傍の磁界と同一である。
関連する磁界共鳴技術と、本実施例による電力伝送システム1との物理的な相違点について、以下で説明する。
本実施例による電力伝送システム1では、図22Aおよび22Bで示したように、送電装置41の第1コイル416を貫く鎖交磁束と、受電装置42の第2コイル426を貫く鎖交磁束が互いに逆方向の向きとなることで、磁界が最大となり、コイル面に対して平行な磁界を生成する。
一方、関連する磁界共鳴を用いた無線電力伝送技術では、密結合にした場合に共振周波数が2つに分割し、高い方の共振周波数において、送電装置1001と受電装置1002のコイルを貫く鎖交磁束の位相が逆相となることが一般に知られている。また、同技術において、共振周波数が分割しない疎結合の状態においては、送電装置41と受電装置42のコイルを貫く鎖交磁束の位相が同相となることが一般に知られている。
本実施例が関連する磁界共鳴技術との本質的に違う点は、密結合状態ではなく、共振周波数が分割しない疎結合の状態で、送電装置41の第1コイル416と受電装置42の第2コイル426を貫く鎖交磁束の位相が逆相となることである。
図26Aおよび26Bは、本発明の第一の実施形態による電力伝送システム1の効果を実際に海水中で実験した結果を示す図である。図26Aは、低周波(給電用途)の場合の結果を示す。図26Bは、高周波(通信用途)の場合の結果を示す。図26Bにおいて、矢印R1は通信用途の部分を示している。矢印R2はノイズレベルを示している。
送電装置41と受電装置42との距離dは10cmである。給電が低周波(約1MHz)で行われた場合、電力伝送効率は30%以上の高い値となった。また、通信が高周波(約90MHz)で行われた場合、ノイズレベルよりも30dB以上高い信号強度が得られ、また、比帯域も数MHz以上取れる。このため、高い通信レートの通信を行うことができる。
図27は、本発明の第三の実施形態による電力伝送システム3の効果を実証するためのシミュレーションモデルを示す図である。
図27のシミュレーションモデルを用いた第三の実施形態による電力伝送システム3の効果を実証したシミュレーションについて説明する。
第三の実施形態による電力伝送システム3は、図27に示すように、送電装置51及び受電装置52を備えている。送電装置51及び受電装置52は、良導体媒質53で覆われている。送電装置51は第1アンテナ511を備えている。第1アンテナ511は、第1下部コイル5161、第1上部コイル5162、第1の一次包含部5171、および第1の二次包含部5172を備えている。第1の一次包含部5171は、第1下部コイル5161と第1上部コイル5162とを覆う第一誘電体から成る。第1の二次包含部5172は、第1の一次包含部5171を覆う第二誘電体から成る。受電装置52は第2アンテナ521を備えている。第2アンテナ521は、第2下部コイル5261と第2上部コイル5262、第2の一次包含部5271、および第2の二次包含部5272を備えている。第2の一次包含部5271は、第2下部コイル5261と第2上部コイル5262とを覆う第一誘電体から成る。第2の二次包含部5272は、第2の一次包含部5271を覆う第二誘電体から成る。
本実施例におけるシミュレーションモデルは、図27で示すように、第1の二次包含部5172が、第1の一次包含部5171の上面及び下面(コイル面と平行な面)のみを覆う構造となっている。すなわち、第1の一次包含部5171は、2つの第1の二次包含部5172で挟み込まれている。一方、第1の一次包含部5171の側面(コイル面と垂直な面)は、直接、送電装置51によって覆われている。また、本実施例におけるシミュレーションモデルは、第2の二次包含部5272が、第2の一次包含部5271の上面及び下面のみを覆っている。すなわち、第2の一次包含部5271は、2つの第2の二次包含部5272で挟み込まれている。一方、第2の一次包含部5271の側面は、直接、受電装置52によって覆われている。
図28は、本発明の実施例2における送電装置51の側面概略図である。図28において、長さL1は260mm、長さL2は250mm、長さL3は0.5mm、長さL4は2.5mm、長さL5は1mm、長さL6は5mmである。
第1の一次包含部5171の寸法は、縦250mm、横250mm、高さ0.5mmである。第1の一次包含部5171は、フッ素樹脂からなる。第1の一次包含部5171の比誘電率は6.2であり、誘電正接は0.0019である。
第1の二次包含部5172は、寸法が縦250mm、横250mm、高さ2.5mmのフッ素樹脂を2つ用いて構成される。第1の二次包含部5172の比誘電率は10.2、誘電正接は0.0024である。
送電装置51の寸法は、縦260mm、横260mm、高さ26.5mm、厚さ5mmである。送電装置51はアクリルからなる。アクリルの比誘電率は3.3、誘電正接は0.04である。
本実施例においては、受電装置52も、上述した送電装置51と同一の構成としてシミュレーションを行っている。
図29は、本発明の実施例2における送電装置51の第1下部コイル5161を受電装置52側から見た図である。第1下部コイル5161は給電ポートP1を有する。図29において、長さL11およびL12は208mmである。
また、図30は、本発明の実施例2における送電装置51の第1上部コイル5162を受電装置52側から見た図である。第1上部コイル5162は給電ポートP2を有する。図30において、長さL21およびL22は208mmである。
第1下部コイル5161は、外周辺208mm、50巻の導体から成る配線で構成されたスパイラルコイルである。第1下部コイル5161の配線の直径は1mm、配線の間隔は1mmである。
第1上部コイル5162は、第1下部コイル5161と同サイズとした。第1下部コイル5161と第1上部コイル5162は、0.5mm離して配置されている。第1下部コイル5161の最外周の端部と第1上部コイル5162の最外周の端部とが、高周波電力の給電ポートP1、P2となる。第1下部コイル5161の螺旋の向きと第1上部コイル5162の螺旋の向きは、給電ポートP1、P2を介して、同一方向に磁界が発生する向きで構成する。
図31は、本発明の実施例2における受電装置52の第2下部コイル5261を送電装置51側から見た図である。第2下部コイル5261は受電ポートP3を有する。図29において、長さL31およびL32は208mmである。
図32は、本発明の実施例2における受電装置52の第2上部コイル5262を送電装置51側から見た図である。第2上部コイル5262は受電ポートP4を有する。図32において、長さL31およびL32は208mmである。
第2下部コイル5261は、外周辺208mm、50巻の導体から成る配線で構成されたスパイラルコイルである。第2下部コイル5261の配線の直径は1mm、配線の間隔は1mmである。
第2上部コイル5262は、第2下部コイル5261と同サイズとした。第2下部コイル5261と第2上部コイル5262は、0.5mmの距離を離して配置されている。第2下部コイル5261の最外周の端部と第2上部コイル5262の最外周の端部とが、高周波電力の受電ポートP3、P4となる。第2下部コイル5261の螺旋の向きと第2上部コイル5262の螺旋の向きは、受電ポートP3、P4を介して、同一方向に磁界が発生する向きで構成する。
図33は、本発明の実施例2における電力伝送効率のシミュレーション結果を示す図である。
送電装置51と受電装置52とが海水中で10cm離れている場合、電力伝送効率のシミュレーション結果は、図33に示すように、72%以上の高い値となった。なお、共振周波数は約140kHzである。
本実施例における受電装置52の構成は、送電装置51と同一の構成である。ただし、ここで示した構成は一例であって、送電装置51と受電装置52とが同一の構成でなくてもよい。
図34は、本発明の実施例2におけるSパラメータ(S21)のシミュレーション結果を示す図である。矢印R10はノイズレベルを示している。
SパラメータのS21は、比(入力端から反射された電力/入力端に入射する電力)で定義される。図34は、給電の周波数(f11)と共に、通信の周波数(f21)も示している。給電周波数(f11)に対して、10〜1000倍の周波数帯域(f11×10〜f11×1000の帯域)の通信周波数(f12)で高いS/N比が得られている。これらの給電周波数(f11)と通信周波数(f12)を利用することで、電力伝送システム3は、高い電力伝送効率の給電と高い通信レートの通信を行うことができる。
本実施例によるシミュレーションで示されたように、コイルを被覆する誘電体を複数で構成することで、誘電体内の損失を増加させずに、低周波化することが可能になり、高い電力伝送効率が得られる。
以上、実施形態及び実施例を参照して本願発明を示し説明したが、本願発明は上記実施形態及び実施例に限定されない。当業者であれば、請求項によって画定される本願発明の範囲を逸脱しないで、構成や詳細に様々な変更をすることができることが理解されるであろう。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記の用にも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)送電装置と受電装置とを備える電力伝送システムであって、
前記送電装置は、
第1アンテナと、
前記第1アンテナを介して、前記送電装置と前記受電装置との間に介在する媒体のインピーダンスと前記第1アンテナのインピーダンスと第2アンテナのインピーダンスとで定まる第1の共振周波数を有する電力を出力する第1電力伝送回路と、
を備え、
前記受電装置は、
前記第2アンテナと、
前記第2アンテナを介して、前記送電装置によって出力された電力を受け取る第2電力伝送回路と、
を備える電力伝送システム。
(付記2)前記送電装置は、前記第1アンテナを介して、前記媒体のインピーダンスと前記第1アンテナのインピーダンスと前記第2アンテナのインピーダンスとで定まる第2の共振周波数を有する通信信号を出力する第1無線通信回路をさらに有し、
前記受電装置は、前記第2アンテナを介して、前記送電装置によって出力された通信信号を受け取る第2無線通信回路をさらに有する
付記1に記載の電力伝送システム。
(付記3)前記第1アンテナは、第1コイルと、前記第1コイルを覆う誘電体を有する第1包含部と有し、
前記第2アンテナは、第2コイルと、前記第2コイルを覆う誘電体を有する第2包含部とを有する
付記1に記載の電力伝送システム。
(付記4)前記第1の共振周波数に対する前記第2の共振周波数の比は、10よりも大きく1000よりも小さい
付記2に記載の電力伝送システム。
(付記5)前記第1アンテナのインピーダンスを構成するキャパシタンス成分をC1で表し、前記第2アンテナのインピーダンスを構成するキャパシタンス成分をC2で表し、前記第1アンテナと前記第2アンテナと前記第1アンテナおよび前記第2アンテナの間に存在する前記媒体とで形成される容量のキャパシタンス成分をC3で表し、前記第1アンテナと前記第2アンテナとの距離をdで表す場合、
30cm>C3×d/(C1+C2)>0.5cmの関係を満たす
付記1から4のいずれか一に記載の電力伝送システム。
(付記6)前記第1電力伝送回路は、前記第1電力伝送回路のインピーダンスを可変するように構成されたインピーダンス調整部
を備える付記1から4のいずれか一に記載の電力伝送システム。
(付記7)前記第2電力伝送回路は、前記第2電力伝送回路のインピーダンスを可変するように構成されたインピーダンス調整部
を備える付記1から4のいずれか一に記載の電力伝送システム。
(付記8)前記第1電力伝送回路は、前記第1電力伝送回路のキャパシタンス成分を可変するように構成された第1のインピーダンス調整部を備え、
前記第2電力伝送回路は、前記第2電力伝送回路のキャパシタンス成分を可変するように構成された第2のインピーダンス調整部を備え、
前記第1アンテナのインピーダンスを構成するキャパシタンス成分と前記第1電力伝送回路のキャパシタンス成分との合成容量成分をC10と表し、前記第2アンテナのインピーダンスを構成するキャパシタンス成分と前記第2電力伝送回路のキャパシタンス成分との合成容量成分をC20で表す場合、
30cm>C3×d/(C10+C20)>0.5cmの関係を満たす
付記1から4のいずれか一に記載の電力伝送システム。
(付記9)前記第1コイルの外径に対する前記第1包含部のコイル面に沿う方向の大きさの比が1.2よりも大きい
付記3に記載の電力伝送システム。
(付記10)前記第2コイルの外径に対する前記第2包含部のコイル面に沿う方向の大きさの比が1.2よりも大きい
付記3に記載の電力伝送システム。
(付記11)前記第1包含部は、
前記第1コイルを覆う第一誘電体を有する第1の一次包含部と、
前記第1の一次包含部を覆う第二誘電体を有する第1の二次包含部と、
を備え、
前記第2包含部は、
前記第2コイルを覆う第一誘電体を有する第2の一次包含部と、
前記第2の一次包含部を覆う第二誘電体を有する第2の二次包含部と、
を備える付記3に記載の電力伝送システム。
(付記12)前記第一誘電体の誘電正接は、前記第二誘電体の誘電正接よりも低いか、または、同一である
付記11に記載の電力伝送システム。
(付記13)前記第一誘電体の比誘電率は、前記第二誘電体の比誘電率よりも低いか、または、同一である
付記11または付記12に記載の電力伝送システム。
(付記14)前記媒体は、
導電率が1×10−4より高く、かつ、比誘電率が1より高い
付記1から付記13の何れか一に記載の電力伝送システム。
(付記15)前記媒体が、海水、河川、淡水、水道水、土、コンクリートの何れかである
付記1から付記14の何れか一に記載の電力伝送システム。
(付記16)前記媒体の中に発生した電界の少なくとも一部が、前記送電装置の第1コイル面または前記受電装置の第2コイル面に対してほぼ平行に回転しており、かつ、前記媒体の中に発生した磁界の少なくとも一部が、前記送電装置の第1コイル面または前記受電装置の第2コイル面に対してほぼ平行に向いている
付記1から付記15の何れか一に記載の電力伝送システム。
(付記17)前記送電装置の第1コイルを貫く鎖交磁束と、前記受電装置の第2コイルを貫く鎖交磁束が、磁界が最大となる位相条件で、互いに逆方向の向きとすることで、コイル面に対して平行な磁界を生成する
付記16に記載の電力伝送システム。
(付記18)前記送電装置は、
前記第1アンテナに前記第1電力伝送回路と前記第1無線通信回路のどちらを接続するかを制御する第1制御回路
を備え、
前記受電装置は、
前記第2アンテナに前記第2電力伝送回路と前記第2無線通信回路のどちらを接続するかを制御する第2制御回路
を備える付記2に記載の電力伝送システム。
(付記19)前記送電装置は、
電力伝送を行う際には、前記第1アンテナに前記第1電力伝送回路を接続する第1切替回路と、
無線通信を行う際には、前記第1アンテナに前記第2無線通信回路を接続する第2切替回路と、
を備え、
前記受電装置は、
電力伝送を行う際には、前記第2アンテナに前記第2電力伝送回路を接続する第1切替回路と、
無線通信を行う際には、前記第2アンテナに前記第2無線通信回路を接続する第2切替回路と、
を備える付記2または18に記載の電力伝送システム。
(付記20)送電装置と受電装置との間に介在する媒体を介して送電するための送電装置であって、
アンテナと、
前記送電装置のアンテナを介して、前記媒体のインピーダンスと前記送電装置のアンテナのインピーダンスと前記受電装置のアンテナのインピーダンスとで定まる第1の共振周波数を有する電力を出力する電力伝送回路と
を備える送電装置。
(付記21)送電装置と受電装置との間に介在する媒体を介して受電するための受電装置であって、
アンテナと、
前記受電装置のアンテナを介して、前記送電装置から、前記媒体のインピーダンスと前記送電装置のアンテナのインピーダンスと前記受電装置のアンテナのインピーダンスとで定まる第1の共振周波数を有する電力を受け取る電力伝送回路と
を備える受電装置。
(付記22)送電装置と受電装置とのための電力伝送方法であって、
前記送電装置のアンテナを介して、前記送電装置と前記受電装置との間に介在する媒体のインピーダンスと前記送電装置のアンテナのインピーダンスと前記受電装置のアンテナのインピーダンスとで定まる第1の共振周波数を有する電力を出力し、
前記受電装置のアンテナを介して、前記出力された電力を受け取る
ことを含む電力伝送方法。
(付記23)送電装置と受電装置との間に介在する媒体を介して送電する送電装置のための電力伝送方法であって、
前記送電装置のアンテナを介して、前記媒体のインピーダンスと前記送電装置のアンテナのインピーダンスと前記受電装置のアンテナのインピーダンスとで定まる第1の共振周波数を有する電力を出力する
ことを含む電力伝送方法。
(付記24)送電装置と受電装置との間に介在する媒体を介して受電する受電装置のための電力伝送方法であって、
前記受電装置のアンテナを介して、前記媒体のインピーダンスと前記送電装置のアンテナのインピーダンスと前記受電装置のアンテナのインピーダンスとで定まる第1の共振周波数を有する電力を受け取る
ことを含む電力伝送方法。
この出願は、2013年2月20日に出願された日本国特願2013−031024を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、電力伝送システム、送電装置、受電装置、及び電力伝送方法に適用し得る。
1、2、3、4・・・電力伝送システム
11、21、31、51・・・送電装置
12、22、32、42、52・・・受電装置
13、23、33、53・・・良導体媒質(媒体)
14・・・センサ
15、16、17・・・潜水艇
18、19・・・電源ケーブル
41・・・送電装置(被覆誘電体)
43・・・海水
111、211、311、411、511・・・送電側アンテナ(第1アンテナ)
112、212、312・・・送電側電力伝送回路(第1電力伝送回路)
113、213、313・・・送電側無線通信回路(第1無線通信回路)
114、214、314・・・送電側制御回路(第1制御回路)
116、216、416・・・送電側コイル(第1コイル)
117・・・送電側包含部(第1包含部)
118、218、318・・・送電側切替回路(第1切替回路)
119、219、319・・・送電側インピーダンス調整部(第1インピーダンス調整部)121、221、321、421、521・・・受電側アンテナ(第2アンテナ)
122、222、322・・・受電側電力伝送回路(第2電力伝送回路)
123、223、323・・・受電側無線通信回路(第2無線通信回路)
124、224、324・・・受電側制御回路(第2制御回路)
125、225、325・・・二次電池
126、226、326・・・受電側コイル(第2コイル)
127・・・受電側包含部(第2包含部)
128、228、328・・・受電側切替回路(第2切替回路)
129、229、329・・・受電側インピーダンス調整部(第2インピーダンス調整部)
417・・・送電側一次包含部(第1の一次包含部、内部誘電体)
427、2271、3271、5271・・・受電側一次包含部(第2の一次包含部)
2171、3171、5171・・・送電側一次包含部(第1の一次包含部)
2172、3172、5172・・・送電側二次包含部(第1の二次包含部)
2272、3272、5272・・・受電側二次包含部(第2の二次包含部)
3161、5161・・・送電側下部コイル(第1下部コイル)
3162、5162・・・送電側上部コイル(第1上部コイル)
3261、5261・・・受電側下部コイル(第2下部コイル)
3262、5262・・・受電側上部コイル(第2上部コイル)

Claims (12)

  1. 送電装置と受電装置とを備える電力伝送システムであって、
    前記送電装置は、
    第1アンテナと、
    前記第1アンテナを介して、前記送電装置と前記受電装置との間に介在する海水のインピーダンスと前記第1アンテナのインピーダンスと第2アンテナのインピーダンスとで定まる第1の共振周波数を有する電力を出力する第1電力伝送回路と、
    を備え、
    前記受電装置は、
    前記第2アンテナと、
    前記第2アンテナを介して、前記送電装置によって出力された電力を受け取る第2電力伝送回路と、
    を備え、
    前記送電装置は、前記第1アンテナを介して、前記海水のインピーダンスと前記第1アンテナのインピーダンスと前記第2アンテナのインピーダンスとで定まる第2の共振周波数を有する通信信号を出力する第1無線通信回路をさらに備え、
    前記受電装置は、前記第2アンテナを介して、前記送電装置によって出力された通信信号を受け取る第2無線通信回路をさらに備え、
    前記第1アンテナは、第1コイルと、前記第1コイルを覆う誘電体を有する第1包含部とを有し、
    前記第1コイルを覆う誘電体は、前記第1コイルの周囲を覆う第一誘電体と前記第一誘電体の周囲を覆う第二誘電体とを有し、
    前記第2アンテナは、第2コイルと、前記第2コイルを覆う誘電体を有する第2包含部とを有し、
    前記第二誘電体の誘電正接は、前記第一誘電体の誘電正接よりも大きい
    電力伝送システム。
  2. 前記第2コイルを覆う誘電体は、
    前記第2コイルの周囲を覆う第三誘電体と前記第三誘電体を覆う第四誘電体とを有し、
    前記第四誘電体の誘電正接は、前記第三誘電体の誘電正接よりも大きい
    請求項1に記載の電力伝送システム。
  3. 前記第1の共振周波数に対する前記第2の共振周波数の比は、10よりも大きく1000よりも小さい
    請求項1または2に記載の電力伝送システム。
  4. 前記第1アンテナのインピーダンスを構成するキャパシタンス成分をC1で表し、前記第2アンテナのインピーダンスを構成するキャパシタンス成分をC2で表し、前記第1アンテナと前記第2アンテナと前記第1アンテナおよび前記第2アンテナの間に存在する前記海水とで形成される容量のキャパシタンス成分をC3で表し、前記第1アンテナと前記第2アンテナとの距離をdで表す場合、
    30cm>C3×d/(C1+C2)>0.5cmの関係を満たす
    請求項1から3のいずれか一項に記載の電力伝送システム。
  5. 前記第1電力伝送回路は、前記第1電力伝送回路のインピーダンスを可変するように構成されたインピーダンス調整部
    を備える請求項1から3のいずれか一項に記載の電力伝送システム。
  6. 前記第2電力伝送回路は、前記第2電力伝送回路のインピーダンスを可変するように構成されたインピーダンス調整部
    を備える請求項1から3のいずれか一項に記載の電力伝送システム。
  7. 前記第1電力伝送回路は、前記第1電力伝送回路のキャパシタンス成分を可変するように構成された第1のインピーダンス調整部を備え、
    前記第2電力伝送回路は、前記第2電力伝送回路のキャパシタンス成分を可変するように構成された第2のインピーダンス調整部を備え、
    前記第1アンテナのインピーダンスを構成するキャパシタンス成分と前記第1電力伝送回路のキャパシタンス成分との合成容量成分をC10と表し、前記第2アンテナのインピーダンスを構成するキャパシタンス成分と前記第2電力伝送回路のキャパシタンス成分との合成容量成分をC20で表し、前記第1アンテナと前記第2アンテナと前記第1アンテナおよび前記第2アンテナの間に存在する前記海水とで形成される容量のキャパシタンス成分をC3で表し、前記第1アンテナと前記第2アンテナとの距離をdで表す場合、
    30cm>C3×d/(C10+C20)>0.5cmの関係を満たす
    請求項1から3のいずれか一項に記載の電力伝送システム。
  8. 送電装置と受電装置との間に介在する海水を介して送電するための送電装置であって、
    前記送電装置に備えられる第1アンテナと、
    前記第1アンテナを介して、前記海水のインピーダンスと前記第1アンテナのインピーダンスと前記受電装置に備えられる第2アンテナのインピーダンスとで定まる第1の共振周波数を有する電力を前記受電装置に出力する電力伝送回路と、
    を備え、
    前記第1アンテナは、第1コイルと、前記第1コイルを覆う誘電体を有する第1包含部とを有し、
    前記第1コイルを覆う誘電体は、前記第1コイルの周囲を覆う第一誘電体と前記第一誘電体の周囲を覆い前記第一誘電体の誘電正接よりも大きい誘電正接を有する第二誘電体とを有し、
    前記第2アンテナは、第2コイルと、前記第2コイルを覆う誘電体を有する第2包含部とを有する、
    送電装置。
  9. 送電装置と受電装置との間に介在する海水を介して受電するための受電装置であって、
    前記受電装置に備えられる第2アンテナと、
    前記第2アンテナを介して、前記送電装置から、前記海水のインピーダンスと前記送電装置に備えられる第1アンテナのインピーダンスと前記第2アンテナのインピーダンスとで定まる第1の共振周波数を有する電力を受け取る電力伝送回路と、
    を備え、
    前記第1アンテナは、第1コイルと、前記第1コイルを覆う誘電体を有する第1包含部とを有し、
    前記第1コイルを覆う誘電体は、前記第1コイルの周囲を覆う第一誘電体と前記第一誘電体の周囲を覆い前記第一誘電体の誘電正接よりも大きい誘電正接を有する第二誘電体とを有し、
    前記第2アンテナは、第2コイルと、前記第2コイルを覆う誘電体を有する第2包含部とを有する、
    受電装置。
  10. 送電装置と受電装置とのための電力伝送方法であって、
    前記送電装置に備えられ、第1コイルと、前記第1コイルを覆う誘電体を有する第1包含部とを備える第1アンテナであって、前記第1コイルを覆う誘電体が前記第1コイルの周囲を覆う第一誘電体と前記第一誘電体の周囲を覆い前記第一誘電体の誘電正接よりも大きい誘電正接を有する第二誘電体とで構成される前記第1アンテナを介して、前記送電装置と前記受電装置との間に介在する海水のインピーダンスと前記第1アンテナのインピーダンスと前記受電装置に備えられ、第2コイルと、前記第2コイルを覆う誘電体を有する第2包含部とを備える第2アンテナのインピーダンスとで定まる第1の共振周波数を有する電力を出力し、
    前記第2アンテナを介して、前記出力された電力を受け取る
    ことを含む電力伝送方法。
  11. 送電装置と受電装置との間に介在する海水を介して送電する送電装置のための電力伝送方法であって、
    前記送電装置に備えられ、第1コイルと、前記第1コイルを覆う誘電体を有する第1包含部とを備える第1アンテナであって、前記第1コイルを覆う誘電体が前記第1コイルの周囲を覆う第一誘電体と前記第一誘電体の周囲を覆い前記第一誘電体の誘電正接よりも大きい誘電正接を有する第二誘電体とで構成される前記第1アンテナを介して、前記海水のインピーダンスと前記第1アンテナのインピーダンスと前記受電装置に備えられ、第2コイルと、前記第2コイルを覆う誘電体を有する第2包含部とを備える第2アンテナのインピーダンスとで定まる第1の共振周波数を有する電力を出力する
    ことを含む電力伝送方法。
  12. 送電装置と受電装置との間に介在する海水を介して受電する受電装置のための電力伝送方法であって、
    前記受電装置に備えられ、第2コイルと、前記第2コイルを覆う誘電体を有する第2包含部とを備える第2アンテナを介して、前記海水のインピーダンスと前記第2アンテナのインピーダンスと前記電装置に備えられ、第1コイルと、前記第1コイルを覆う誘電体を有する第1包含部とを備える第1アンテナであって、前記第1コイルを覆う誘電体が前記第1コイルの周囲を覆う第一誘電体と前記第一誘電体の周囲を覆い前記第一誘電体の誘電正接よりも大きい誘電正接を有する第二誘電体とで構成される前記第1アンテナのインピーダンスとで定まる第1の共振周波数を有する電力を受け取る
    ことを含む電力伝送方法。
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