JP5684783B2 - 負荷に電力を供給するための電源、方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

負荷に電力を供給するための電源、方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、パルス幅変調電源の設計及び制御に関する。
磁気共鳴撮像(MRI)において、3つの勾配増幅器及び3つの付随する磁場勾配コイルは、磁場に位置する原子スピンの三次元空間符号化を供給するために通常用いられる。
これらの勾配増幅器は、通常は、高いピーク電力(現在の見本では数百kWから2MWまで)及び生成された電流波形の高い精度により特徴づけられる。パルス幅変調(PWM)を使用している直列接続のフルブリッジからなる回路が、勾配増幅器を構成するために用いられてきた。
この回路トポロジは、「スタックHブリッジ」、「カスケードHブリッジ」又は「カスケードマルチセルコンバータ」のような幾つかの名前で知られている。この回路の厳しくも不利な点は、各ブリッジが低周波及び高周波に対してよく絶縁している個別の浮動電源を必要とすることである。この基本的なテーマ上のバリエーションは可能であるが、増大された複雑さの犠牲を払っても複数の絶縁された電源の必要性を維持している。
米国特許7,116,166B2は、磁気共鳴画像装置用の勾配電源の構成のためのフルブリッジ回路の使用を開示する。
本発明は、独立請求項において、電源、電源を動作するための方法、及び電源を動作するための方法を実施するためのコンピュータプログラムを供給する。本発明の実施例は、従属請求項において与えられる。
本発明の実施例は、高価な直流電源の一つ以上を「浮動キャパシタ」で置き換えることによりこの前述の課題に対処する。キャパシタ上の電荷は、フルブリッジ回路の動作のために必要な電流を供給可能である。ブリッジ回路内でスイッチの変調を制御することにより、キャパシタ上の電荷のレベルが制御でき、連続的に本発明の実施例を動作させることが可能である。直流電源の排除は、電源の製造コストを減らす。
電子回路の基本的な回路は、標準的な切換セルである。標準的な切換セルは、通常は、理想的なスイッチを使用して説明される。しかしながら、より実際的な実行は、スイッチとして逆並列ダイオードを持つ絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(InsulatedGateBipolarTransistors)(IGBT)を使用している。
標準的な切換セルは、電力フローを制御し、これにより2つのシステム間でのエネルギーの交換を制御するために用いられる。2つのスイッチは、負荷が電圧源の正又は負の端子に接続されるように動作される。スイッチは、これらのうちの正確に1つがいつでも閉じるように動作される。両方のスイッチ共閉じることは禁止されている。両方とも閉じた場合、電圧源間の短絡を引き起こし、これにより無制限の電流を生じ得る。両方のスイッチを開くことは電流源から電流が流れようとするのを妨げ、無制限の電圧上昇を引き起こし得る。2つのトリガー信号は、トリガー信号が1のときスイッチが閉じられ、トリガー信号が0のときスイッチが開くように、2つのスイッチの状態を制御する。上記制約のため2つのトリガー信号は、互いに論理的に逆である。これは、非常に一般的であって概念上の回路であり、電圧V及び電流Iの極性に依存して、電力フローは、いずれかの方向にあり得ることに留意されたい。
スイッチングセルの実際的な実行のために、電圧源、電流源及び2つのスイッチは、物理的に実現可能な装置により置き換えられ得る。理想的な電圧源は、キャパシタと並列の電源により置き換えられ、これは高周波に対する低インピーダンス経路を供給する。理想的なスイッチは、(「フリーホイール」とも呼ばれる)逆並列ダイオードを持つIGBTスイッチにより置き換えられ得る。これらのダイオードの存在により、供給電圧は、ここで正の値に限定され、負荷として使用されるコイルに流れる電流は、依然両方向に流れる。IGBTをスイッチオンオフするために有限時間かかるので、いずれの信号も活性でない短い時間間隔(待ち時間)が、両方のIGBTスイッチが(部分的に)導通する短絡を防止するために導入されなければならない。結局、我々は、プレゼンテーションをできるだけ簡潔にするために、この待ち時間間隔を無視するだろう。
2つのIGBTスイッチの組合せが、フェーズレグとして定義され、この名前の由来は、これらの回路の3つが、中程度の電力(約100W〜1MW)誘導モーターを駆動するための現在好ましい回路である三相電圧源インバータを構成するのに必要であるということである。
単一のフェーズレグが用いられる最も一般的な態様は、パルス幅変調(PWM)を用いて2つの取付けられたシステム間の電力の流れを制御することである。PWMで最も単純な例は、2つのゲート信号が時間について反復パターンを示すことにある。第1のゲート信号がオンされ、間隔δTkの間導通し、第2のゲート信号が相補的間隔(1―δ)Tkの間オンされ、ここで、Tkは反復間隔を示す。
ゲート信号パターンは、幾つかの態様で生成できる。主にアナログ回路で作られた最も初期の実行は、三角形状(いわゆる自然にサンプリングされた)又は鋸歯状の搬送信号を使用した。実際値δを持つ信号をこの搬送信号と比較することは、ゲート信号を生成する。より最近のモジュレータでは、同様の方法が用いられるが、現在はデジタル装置(DSP又はマイクロコントローラのタイマー、FPGA、ASIC)で実行される。
2本のフェーズレグを結合することは、フルブリッジ又はHブリッジとして知られている回路を作る。フルブリッジ回路では、負荷間の平均電圧は、2つの切換えノード上の平均電圧の差として確立される。すなわち、以下の式である。
Vloadav=Vn+δVsupply-δVsupply=(δ)Vsupply (1)
ここで、Vloadavは平均負荷電圧であり、Vsupplyは供給電圧である。ここでの説明では、Vsupply>0とみなされる。2つのデューティサイクルδ及びδの適当な選択により、―Vsupplyから+Vsupplyまでのフルレンジをカバーする正負両方の負荷電圧が生成できることになる。これが、フルブリッジという名前の由来であり、実際、単一のフェーズレグは、しばしばハーフブリッジと呼ばれている。
原則として、フルブリッジを構成する2本のフェーズレグに対するPWM信号を生成するため個別の三角形状又は鋸歯状キャリアを使用できるが、両方のレグに対して同じキャリアを使用することは、しばしば便利でリソースをあまり使わない。式(1)の検討で、Vloadavに対する単一の値がδ及びδの複数の組合せで生成できることが分かる。2つの切換えノードの間で最も対称の電圧を発生して、負荷を流れる電流に最も低いリップルを導くような、これらのデューティサイクルの1つの特定の組合せが多くの場合に使われる。この特定の組合せのためのデューティサイクルは、以下のように導かれる。
Vloadavを負荷間に所望の平均的電圧であるとする(明らかに、|Vloadav|<(Vsupply))。フルブリッジに対するデューティサイクルδは、このとき以下により定められる。
δ=Vloadav/Vsupply (2)
個々のフェーズレグに対するデューティサイクルは、ここで、以下により得られる。
δ=(1+δ)/2及びδ=(1-δ)/2 (3)
式(1)にこれらの値を代入することは、実際、Vloadavのための所望の値が実現されるだろうことを示す。
本発明の実施例は、負荷に電力を供給するために適合した電源を供給する。電源は、少なくとも一つの給電フルブリッジ回路を有する。給電フルブリッジ回路は、直流電圧源により給電されるのに適合している。直流電圧源は、給電フルブリッジ回路の部品でもよいし、又は別個の直流電圧源であり得る。多くの実施例では、給電フルブリッジ回路とは別の直流電圧源を有することは有利である。例えば、磁気共鳴撮像では、電源が、磁場勾配コイルを給電するために使われる。磁場勾配コイルは、動作中、磁気共鳴撮像システムの電力を最も大きく消費する。一つの実施例では、電源及び直流電圧源は、一緒に集積される。他の実施例では、それらは別々である。
フルブリッジ回路の各々は、第1の出力接続部を有する。フルブリッジ回路は、出力接続部への電力の付与を制御するための第1の切換手段を有する。電源は、更に、少なくとも一つの浮動フルブリッジ回路を有する。各浮動フルブリッジ回路は、浮動フルブリッジ回路を給電するために適合されるキャパシタを有する。キャパシタの使用は、直流電圧源を回路から除去できるので、有利である。これは、電源のコストを減らす。
各浮動フルブリッジ回路は、第2の出力接続部を有する。各浮動フルブリッジ回路は、出力接続部への電力の付与を制御するための第2の切換手段を有する。電源は、更に、少なくとも一つの給電フルブリッジ回路及び少なくとも一つの給電フルブリッジ回路を有するブリッジ回路のスタックを有する。第2の出力接続部及び第1の出力接続部は、直列に接続される。スタックは、第3の出力接続部を持つ。給電フルブリッジ回路及び浮動フルブリッジ回路は、任意の順で直列に接続できる。第1、第2及び第3の出力接続部はコネクタであり得るし、又はブリッジ回路は、ワイヤ、回路基板、ソリッド銅ストリップ若しくはバスバー(母線)と一緒の配線もあり得る。電源は、更に、第3の出力接続部間の電圧を平均化するための受動フィルタを有する。受動フィルタは、第3の出力接続部に接続されている。電源は、第3の出力接続部で電圧出力を制御するため第1及び第2のスイッチング手段を切り換えることにより動作する。これがスイッチング電源であるので、電圧は一定ではなくて、滑らかに変化しない。受動フィルタは、第3の出力接続部の電圧を平滑化し、平均化する。電源は、更に、受動フィルタを負荷に接続するために適合した負荷コネクタを有する。電源が磁場勾配コイルを給電するために用いられる磁気共鳴撮像のような幾つかの実施例では、負荷が、受動フィルタを部分的に又は完全に形成する。例えば、これらの磁場勾配コイルは、大きなインダクタンスを持つ。このインダクタンスが、受動フィルタの部品として用いられる。負荷コネクタが負荷を受動フィルタに接続するための接続システムであるか、又はフィルタが負荷に配線でき、負荷が受動フィルタの一部を形成する場合、受動フィルタは負荷に組み込まれ得る。電源は、更に、キャパシタの制御電力の充電又は放電のために必要なエネルギーが負荷へ供給されるか又は負荷から取り出されるように第1の切換手段及び第2の切換手段を変調するために適合されたモジュレータを有する。モジュレータは、マイクロコントローラ、コンピュータ、FPGA、CPLD、ASIC又は制御システムを使用して実行できる。この電源は、モジュレータがキャパシタの充電又は放電を制御するように設計されているので、有利である。これは、電源を低減された数の直流電圧源で構成可能にする。キャパシタの充電又は放電を制御することは、電源を連続的に動作可能にする。
他の実施例では、電源は、2つ以上の給電フルブリッジ回路を有する。この実施例は、負荷回路の電力要件が、複数の直流電圧源が必要とされるよりも十分に大きくなるので、有利である。
他の実施例では、電源は、負荷を通る電流を測定するための電流測定手段を更に有する。変調器は、第1のスイッチング手段及び第2のスイッチング手段の変調を調整することにより、電流測定を使用して前記負荷への電流を制御するのに更に適している。この実施例は、コイルを流れる電流が磁場勾配コイルにより生成される磁場を決定するので、磁場勾配コイルが電源により給電される磁気共鳴撮像のような幾つかのアプリケーションにとって、有利である。これらのコイルを正確に制御するため、フィードバックシステムは、電流を適当なレベルに調整するために用いられる。磁場の小さな不均質によって、磁気共鳴撮像の課題が生じるので、この実施例は、磁気共鳴撮像データの質を改善する。
電流測定手段を実行する幾つかの考えられる態様は、以下の通りである。抵抗間の電圧を測定して、又はコイルに誘導される電位を測定して、電流計を使用すること、特定の集積回路を使用すること、磁気回路の飽和現象を使用すること、及び磁気回路のホール効果センサを使用することである。ホール効果センサは、開ループ、閉ループ、又は開ループ及び閉ループ両方の電気的回路と組み合わせられる。
他の実施例では、変調器は、同じ平均周波数で、第1のスイッチング手段及び第2のスイッチング手段を変調するのに適している。この実施例は、第1及び第2の切換手段に対する変調パルスの設計を単純にするので、有利である。この実施例は、また、同じハードウェアが第1及び第2の切換手段を変調するために使用できるので、有利である。
他の実施例では、変調手段は、負荷へ付与される電圧のリップル周波数が一定であって、第1のスイッチング手段及び第2のスイッチング手段の平均スイッチング周波数より高いように、第1のスイッチング手段及び第2のスイッチング手段を変調するのに適している。負荷に付与される電圧のリップル周波数は、電圧がどれくらい滑らかかの尺度である。磁気共鳴撮像のような多くのアプリケーションのために、このリップル周波数をできるだけ高く持つことは有利である。この実施例は、スイッチング周波数より高いリップル周波数を可能にする。磁気共鳴撮像の例では、これは、得られる画像の質を改善する。
他の実施例では、受動フィルタは負荷を有する。これは、多くのアプリケーションで、負荷は受動フィルタに影響を及ぼすインピーダンスを持つので、有利である。既知の負荷が使われるとき、受動フィルタは、負荷のインピーダンスを組み込むように設計できる。
他の実施例では、電源は、更に、前記フィルタ回路を通る電流を測定するための第2の電流測定手段を有する。第2の電流測定手段は、前述の電流測定手段と同じ態様で実行できる。
他の実施例では、電源は、更に、前記フィルタ回路の電圧を測定するための電圧測定手段を有する。電圧測定手段が実行できる考えられる態様は、フィールド効果ベースの増幅器、計装用増幅器のような特定化された集積回路、及び電圧を電流に変換するための直列抵抗を持つ任意のタイプの電流センサのタイプを使用することを含む。
他の実施例では、変調器は、第1のスイッチング手段及び第2のスイッチング手段をサイクルで変調するのに適している。前記変調器は、第1の出力接続部の電圧と前記スタックの電圧とのサイクル毎の少なくとも2つの立ち上がりエッジが揃っているか、第1の出力接続部の電圧と前記スタックの電圧とのサイクル毎の少なくとも2つの立ち下がりエッジが揃っているか、第1の出力接続部の電圧と前記スタックの電圧との少なくとも一つの立ち上がりエッジと少なくとも一つの立ち下がりエッジとが揃っているかの何れかの態様で、第1のスイッチング手段及び第2のスイッチング手段を変調するのに適している。この実施例は、モジュレータ及びパルスの設計を単純化するので、有利である。
他の実施例では、負荷はインダクタンスを持つ。変調器は、キャパシタが前記負荷に蓄積される電気エネルギーを使用して充電又は放電されるように、第1のスイッチング手段及び第2のスイッチング手段を変調するのに適している。これは、必要な直流電圧源の数を減らし、負荷のインダクタンス内に蓄積されるエネルギーを再利用することによりエネルギー消費を減らすので、有利である。
他の実施例では、変調器は、負荷へ供給される電力が時間の関数であるように適している。前記変調器は、第1のスイッチング手段を第1のレートで変調し、負荷接続部手段で測定された電圧のリップル周波数が第1のレートより高い。
他の実施例では、変調手段は、第2のレートで第1の切換手段を変調するために適合し、少なくとも一つの浮動ブリッジ回路の数はM―1であり、変調手段は、負荷接続手段の測定された電圧のリップル周波数が第2のレートの(M+1)/2倍であるように、第1の切換手段及び第2の切換手段を変調するのに適合している。
他の実施例では、変調器は、電源が負荷へ電力を継続して供給できるように第1のスイッチング手段及び第2のスイッチング手段を変調するのに適している。この実施例は、キャパシタが充電されたままであり、電力を供給又は吸収できるように変調パルスが設計されているので、有利である。
他の実施例では、負荷が磁気共鳴撮像勾配コイルである。
他の観点では、本発明は、電源を制御する方法を提供する。当該方法は、第1のスイッチング手段及び第2のスイッチング手段が同じ平均周波数で動作するように第1のスイッチング手段及び第2のスイッチング手段を変調するステップを有する。当該方法は、更に、電力が前記負荷へ供給されている間、前記キャパシタの充電又は放電が制御されるように、第1のスイッチング手段及び第2のスイッチング手段の変調を調整するステップを有する。当該方法は、更に、前記負荷へ付与される電圧のリップル周波数が一定であり、第1のスイッチング手段及び第2のスイッチング手段のスイッチング周波数より高いように、第1のスイッチング手段及び第2のスイッチング手段の変調を調整するステップを有する。これらのステップの利点は、既に説明されている。
別の観点では、コンピュータプログラムは、当該方法を実施するための一組のマシン実行可能な命令を有する。
以下に、本発明の好ましい実施例が、例示として図面を参照して説明されるだろう。
図1は本発明による電源の実施例を模式的に示す。 図2は、本発明による電源を動作する方法の実施例を示す。 図3は、本発明による電源の他の実施例を模式的に示す。 図4は、本発明による電源を動作するためのパルス変調パターンの例を示す。 図5は、本発明による電源を動作するためのパルス変調パターンの他の例を示す。 図6は、本発明による電源を動作するためのパルス変調パターンの他の例を示す。 図7は、本発明による電源を動作するためのパルス変調パターンの他の例を示す。 図8は、本発明による電源を動作するためのパルス変調パターンの他の例を示す。 図9は、リップル周波数がγ及びδの関数として2倍にできるような、本発明による電源の実施例が動作できる領域を示す。 図10は、本発明の実施例による電源を動作するパルス変調パターンの他の例を示す。 図11は、本発明の実施例による電源を変調するための変調キャリアの例を示す。 図12は、本発明の実施例による給電フルブリッジのデューティサイクルの関数と電源の低減したデューティサイクルとの間の関係を示す例を示す。 図13は、本発明による電源の実施例のための負荷の電流を制御するための制御システムの機能図を示す。 図14は、本発明による電源の実施例のための浮動フルブリッジ回路のキャパシタの電圧を調整するためのコントロールシステムの機能図を示す。 図15は、リップル周波数がγ及びδの関数としてのシミュレーションの軌跡を持つγ及びδの関数として、2倍にできるような、本発明による電源の実施例が動作できる領域を示す。 図16は、本発明の実施例による電源の実施例に対するシミュレーション結果を示す。 図17は、本発明の実施例による電源の実施例に対する他のシミュレーション結果を示す。 図18は、本発明の実施例による電源の実施例に対する他のシミュレーション結果を示す。 図19は、本発明の実施例による電源の実施例に対する他のシミュレーション結果を示す。 図20は、本発明の実施例による電源の実施例に対する他のシミュレーション結果を示す。 図21は、本発明による電源の他の実施例の模式図を示す。 図22は、本発明の実施例による電源を動作するためのパルス変調の他の例を示す。
図1は、本発明による電源の実施例を示す。本実施例の電源は、単一の給電フルブリッジ回路100及び単一の浮動フルブリッジ回路110を持つ。フルブリッジ回路100は、第1の切換手段102a、102b、102c、102dを有する。本実施例の第1の切換手段は、逆並列ダイオードを持つ絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)を使用して構成されている。フルブリッジ回路及び浮動フルブリッジ回路各々は、2つのフェーズレグから構成される。給電フルブリッジ回路100において、第1のフェーズレグは、要素102a及び要素102bを有する。第2のフェーズレグは、要素102c及び要素102dを有する。要素102a及び102bは一緒に切替えられ、要素102c及び102dは一緒に切替えられる。フェーズレグのスイッチの1つのスイッチだけが、任意の所定時間にスイッチオンである。例えば、102a及び102b両方が同時にスイッチオンである場合、DC電源106は短絡するだろう。要素102a及び102bは、直列に接続される。要素102c及び102dも、直列に接続される。
第1のフェーズレグ及び第2のフェーズレグは、フルブリッジ回路を構成するために、同じDC電圧源に接続されている。第1の切換手段は、DC電源106に接続されている。第1の出力接続部は、要素102aと102bとの間に接続され、第1の出力接続部に対して第2の接続部は要素102cと102dとの間にある。給電フルブリッジ回路100の切換手段102a、102b、102c、102dの全ては、モジュレータ124に接続されている。モジュレータは、第1の出力接続部104a、104bが直流電圧源106のDC電圧を持つか、直流電圧源106の電圧のマイナス電圧を持つか又は電圧を持たないように給電フルブリッジ回路100を制御できる。直流電圧源106は、給電フルブリッジ回路の一部であるか、又は別個の部品である。非常に大きい電力が供給される磁場勾配コイルを給電するための磁気共鳴撮像のようなアプリケーションのために、別々のDC電源を持つことは有利であるが、幾つかの状況で、DC電源106は、給電フルブリッジ回路に集積されるだろう。
浮動フルブリッジ回路110は、切換手段112a、112b、112c、112d及びキャパシタ116を有する。要素112a及び112bは第1のフェーズレグを形成し、要素112c及び112dは第2のフェーズレグを形成する。要素112a及び112bは、直列に一緒に接続される。要素112d及び112cも、直列に一緒に接続される。第1のフェーズレグ及び第2のフェーズレグは、フルブリッジを得るために、キャパシタ116に接続されている。第2の出力部114bは、要素112aと112bとの間に接続部を持つ。第2の出力部114aも、要素112dと112cとの間に接続部を持つ。給電フルブリッジ回路100が機能するのと同じ態様で、浮動フルブリッジ回路110は機能する。違いは、直流電圧源106により給電される代わりに、このブリッジ回路がキャパシタ116により給電されるということである。第2の切換手段112a、112b、112c、112dの要素の各々は、モジュレータ124に接続されている。
同様に、モジュレータは、第2の出力接続部114b及び114aで、電圧を制御する。第2の出力接続部114a、114bの電圧は、キャパシタ116の電圧であるか、電圧を持たないか又はキャパシタ116の逆電圧である。給電フルブリッジ回路100は、浮動フルブリッジ回路110と直列に接続されている。これらは、第1の出力接続部104bと第2の出力接続部114aとの間に接続されている。ブリッジ回路126のスタックは、結合された給電フルブリッジ回路100及び浮動フルブリッジ回路110を有する。フルブリッジ回路126のスタックは、第3の出力接続部118a及び118bを持つ。出力接続部118aは第1の出力接続部104bの出力部に接続され、第3の出力接続部の出力部118bは第2の出力接続部の出力部114aに接続されている。受動フィルタ120は、第3の出力接続部118a及び118bに接続されている。受動フィルタは、電圧信号を滑らかにするのに役に立つ。出力フィルタは、負荷接続部122a及び122bに接続されている。負荷108は、負荷コネクタ122a及び122bに接続されている。本実施例では、第1、第2及び第3の負荷コネクタは、ディスクリートの接続であるとして示されている。しかしながら、幾つかの実施例では、これらは、配線による接続である。
回路は、この例では3端子を使用する2ポート装置であるフィルタ120を示す。他の実施例では、フィルタ120は、4端子の装置もあり得る。幾つかの実施例では、フィルタは、負荷108に組み込まれ得る。また、幾つかの実施例では、負荷のインピーダンスは、フィルタ120の一部として機能できる。
図2は、本発明による電源の実施例を制御する方法の実施例を示す。当該方法は、第1の切換手段及び第2の切換手段が同じ平均周波数で動作するように第1の切換手段及び第2の切換手段を変調するステップ200を有する。ステップ202では、電力が負荷に供給される間、浮動キャパシタの充放電が制御されるように、第1の切換手段及び第2の切換手段の変調が調整される。キャパシタの充放電の制御は、浮動フルブリッジ回路から電力の供給を維持することにとって重要である。ステップ204では、負荷に付与される電圧のリップル周波数が一定で、第1及び第2の切換手段のスイッチング周波数より高いように、第1及び第2の切換手段の変調は調整される。
図3は、本発明による電源の実施例を示す。図1に示される細部全てが、図3に示される実施例に含まれていたり、符号がついているわけではない。この慣例は、これ以降の電源の他の実施例に対しても同様である。例えば、個々のブリッジ回路の切換手段を制御する変調器があることは理解されたい。また、ブリッジ回路の個々の部品は詳述されない。フィルタも、図3の実施例、又は後続の実施例で示されてはいない。
図3の実施例は、給電フルブリッジ回路300、第1の浮動フルブリッジ回路310及び第2の浮動フルブリッジ回路312を持つ。これらの3つのフルブリッジ回路は、直列に一緒に接続されている。これらフルブリッジ回路の出力接続部は、負荷314に接続されている。3つのテスト要素340、342及び344も見える。これらは、U1、U2及びU3と符号がつけられ、個々のフルブリッジにより作られる電圧を示す測定装置である。これらは、ブリッジ回路の各々の電圧を表示し、電源の機能の説明を容易にすることを目的としている。要素340は、給電フルブリッジ回路300の出力端子間に接続されている。電圧測定器342は第1の浮動フルブリッジ回路310の出力端子間に接続され、電圧測定器344は第2の浮動的フルブリッジ回路312の出力端子間に接続されている。
これらの一つだけが外部で供給され、残りのブリッジがバルクのDCリンクキャパシタによってだけ供給される直列接続のフルブリッジからなる回路は、単一の電源で動作でき、更にまた、完全なMRI勾配増幅器を通常形成する3つの軸(X,Y、Z)のために結合できる。M=3の例が図3に与えられ、ここで、Mは、電源の浮動及び給電両方のフルブリッジ回路の数である。
図3に示された実施例が、詳細にわたって説明されるだろう。M>3の値に対する電源の動作の理論は、M=3の場合に類似している。
(長期の時間、勾配コイルにDC電流を効果的に供給する)安定状態では、他の測定なしでも、浮動フルブリッジのDCリンクキャパシタは、勾配コイルの抵抗損失及び他の回路部品の抵抗損失の一部に供給する必要があるので、放電するだろう。有限の時間後、C2及びC3間の電圧はゼロに減少し、回路から浮動フルブリッジを効果的に取り除くだろう。これは、リップル周波数が(低い)給電フルブリッジのリップル周波数に等しくなることを意味し、従って、コイル電流のリップルの振幅が増大するだろう。MRIアプリケーションにおいて、大部分の基本的情報が、正に勾配電流のこのフェーズに集められ、非常に厳しい要件が、画像の所望の高解像度を得るためにリップルに適用する。
本発明の実施例は、浮動キャパシタの電荷の状態の正確な制御を可能にすること、(M+1)/2倍のリップル周波数、すなわち3つのブリッジに対する周波数の2倍のリップル周波数を得ること、同一の電気的及び熱的レイアウトを可能にし、これにより使用されるべきモジュラーデザインを可能にして、同じ平均スイッチング周波数で全てのブリッジを動作することを含む態様で、浮動及び給電フルブリッジを形成する能動的パワー装置のための点火信号の生成に対処する。
生成器は、浮動フルブリッジの一つ以上により生成されるパルスを用いて、給電フルブリッジにより生成される電圧パルスの部分的な補償により、これを達成する。この補償スキームは、ブリッジの数Mの任意の奇数値に対して完全に可能である。Mの偶数値に対して、浮動及び給電フルブリッジの平均スイッチング周波数が等しくない場合の部分的解決策が可能である。
以下の説明は、浮動及び給電フルブリッジの供給電圧が等しいと仮定している。図4は、時間の関数として、フルブリッジ回路の各々の間の電圧と電源の電圧出力とを示す。時間軸は、400でラベルされている。軌跡404は、電圧測定器340での電圧測定値を示し、軌跡406は、図3の電圧測定器342での電圧測定値を示し、軌跡408は、図3の電圧測定器344での電圧測定値を示す。図4の電圧測定値402は、図3の測定器340、342及び344の電圧の和である。402は、図3に示される電源の総出力を表す。図4は、3つにスタックされたHブリッジを使用しているパルススヌープの実例を示す。一番上の軌跡404:U1=給電フルブリッジにより作られた電圧、第2の軌跡406:U2=第1の浮動フルブリッジにより作られた電圧、第3の軌跡408:U3=第2の浮動フルブリッジにより作られた電圧、一番下の軌跡402:U1、U2及びU3の和である最終結果である。U1、U2、U3の極性については、図3を参照されたい。
(パルス当たり少ない流束変化に至り、これにより低い電流リップルに至る)勾配コイルにより知覚されるような正味の周波数を増大するために、2つの浮動フルブリッジは、給電フルブリッジのパルス領域の幾らかを「スヌープオフ」するために使用でき、それを時間について他の位置へ移動させることができる。給電フルブリッジからスヌープされた各パルスは、浮動フルブリッジに2つのパルスを導き、従って、これら2つを使用して、インターリーブモードで動作して、全てのブリッジに対して同じ正味のスイッチング周波数を導く。結果的に、スイッチング損失及び(平均)伝導損失は、全てのブリッジに対して多かれ少なかれ等しくなり、これら全てに対して同じハードウェアが使用可能になる。パルススヌープ着想の例は、3つにスタックされたHブリッジを使用して、図4に示される。
図4では、給電フルブリッジは、0.2のデューティサイクルδ及び1フェーズレグにつき1の正規化されたスイッチング周波数で動作している。このブリッジにより作られる電圧のパルス周波数は、2倍大きい、すなわち、この例では、時間ユニット当たり2つのパルスである。浮動フルブリッジ(U2)の1つは、t=0.5の近くで、給電フルブリッジ(U1)により作られるパルス領域の半分が、給電フルブリッジのパルス幅の半分を持つ負の「補正」パルスを加えることにより補償されるように動作される。U2は、また、t=0.3の近くで同じ領域を持つ正のパルスを作る。t=1の近くで、他の浮動フルブリッジ(U3)は、負のパルスを作り、またU1領域の半分をスヌープする。最後に、t=0.8の近くで、U3は、同じ領域を持つ正の「補正」パルスを加える。
このパターンは、t=1からt=2までの間隔で繰り返される。勾配コイルに付与される電圧は、浮動及び給電フルブリッジの電圧の和であり、図4の一番下の軌跡に示されているように、U1のリップル周波数の2倍と同じリップル周波数を持つ。一定の勾配電流を仮定すると、浮動フルブリッジにより供給されるネット電力はゼロであるが、勾配コイルに示される電圧領域がU1だけ活性である場合よりも2倍小さいので、ピークツーピーク電流リップルもほぼ半分にされた。
適当なカットオフ周波数を持つ(L/C)受動フィルタが回路に加えられる場合、リップル低減は、増大されたリップル周波数でのフィルタによる高い減衰により更に強化される。
M=5に対する補償パターンが図5に示され、ここで、スヌーププロセスが、0.3のデューティサイクルδ及び5つのスタックHブリッジに対して例示される。図5は、図4に示されたのと同様のプロットを示すが、回路は、一つの給電フルブリッジ回路及び4つの浮動フルブリッジ回路を持つ。図5は、5つのスタックHブリッジを使用してスヌープしているパルスの実例を示す。一番上の軌跡504:U1=給電フルブリッジにより作られる電圧、中間の軌跡U2:506、U3:508、U4:510、U5:512=それぞれの浮動フルブリッジにより作られる電圧、一番下の軌跡:U1、U2、U3、U4及びU5の和である最終結果である。
図5は、個々のフルブリッジ回路の各々の電圧と電源の総出力とを示す。時間軸は500であり、504は給電フルブリッジ回路の電圧出力を示す。506、508、510及び512は、4つの浮動フルブリッジ回路の電圧を示す。502は、電源の全体の出力電圧に等しい全5つのフルブリッジ回路の電圧の和を示す。
図5の例では、給電フルブリッジ(U1)の各パルスの1/3が2度スヌープされ、元の幅の1/3のネットパルスが残る結果になる。スヌープされた領域は、元の幅の1/3を持つ2つの個々のパルスで時間内に後で補償される。図5の一番下の軌跡502に示される結果は、勾配コイルに付与される電圧において3倍に増大されたパルス周波数を得るということである。Mの他の奇数値に対しても、上述されたM=3及びM=5の場合に関してと同じ推論ができる。
Mの偶数値に対しても、スヌーププロセスは依然使用できるが、実行はMの奇数値より複雑であり、個々のHブリッジの平均スイッチング周波数は、厳密にはもはや等しくない。M=4に対する例が、図6に示される。図6は、時間603の関数として、4つにスタックされたフルブリッジ回路の電圧を示す。604、606、608及び610は、4つのフルブリッジ回路の個々の電圧を示す。602は、4つのフルブリッジの電圧の和を示し、電源の出力である。
図6は、4つにスタックされたHブリッジを使用してスヌープしているパルスの実例を示す。一番上の軌跡604:U1=給電フルブリッジにより作られる電圧、中間の軌跡U2:606,U3:608,U4:610=それぞれの浮動フルブリッジにより作られた電圧、一番下の軌跡602:U1、U2、U3及びU4の和である最終結果である。
図6のM=4に対する例は、パルスパターンが以前に示されたM=奇数の場合に対するよりは反復でない挙動を示すことを表している。また、給電フルブリッジ(U1)に対するパルスパターンは、以前より必ずしもより規則的である必要はなく、これは供給電圧への高いリップル及び電力部品へのより多くのストレスに至る。一般に、M=偶数に対する解決策は可能であるように見えるが、これらは次善策であるとみなされなければならず、パルススヌーププロセスの真の強さはM=奇数に対して最もよく示される。
浮動フルブリッジが特定の切換間隔で負荷に正味のエネルギーを供給する(又は負荷から吸収する)ことができる場合、同様のパルス領域補償及びリップル低減が、ほとんど全ての動作領域で可能である。浮動フルブリッジから取り出される電力又は供給される電力のため、それらのDCリンクキャパシタの電荷及び電圧が変動する。DCリンク電圧の小さな変動は、パルス当たり正味の電圧積分が同じであるように、当のブリッジのデューティサイクルをしかるべく変えることにより補償できる。斯様な補償メカニズムが実施されていると仮定し、以下の説明においては、これらの小さな電圧変動を無視する。以下に、M=3のブリッジの場合が詳細に説明されるだろう。従前の例に従って、Mの他の奇数値に対する拡張は容易であるので、ここでは説明されない。
後続の扱いのために、最初に幾つかの表記が導入される。
Figure 0005684783
3つの接続されたブリッジの動作範囲は、3つの座標(γ,γ,δ)によりスパンされる立方体として見られる。これは視覚化するのがいくらか難しいので、(3つのブリッジ供給電圧の左右対称の利点を鑑みると、通常の場合である)両方の浮動フルブリッジが等しく扱われるγ=γ=γ/2である簡単な場合を説明する。この制約により、動作範囲は、座標(γ,δ)によりスパンされる平面として見られる。
(γ,δ)に対するセットポイント値が利用できると仮定すると、3つのブリッジに対する所望の切換パターンの生成は容易である。これは、図7の信号を使用して例示されるだろう。
図7は、スタックの1つの給電フルブリッジ回路及び2つの浮動フルブリッジ回路を具備する電源を維持するためのパルスパターンを作るやり方を示す。時間軸は、700である。702は、電源の所望の出力を示す。704は、給電フルブリッジ回路の電圧出力を示す。702及び704の2つの立ち下がりエッジ708及び710が揃っている。706は、704を持って電圧パターン702を生成するために必要とされる浮動ブリッジにより作られる電圧の和を示す。図7は、δ=0.2及びγ=0.4に対するパルスパターンの例を示す。上位の軌跡702:和、すなわち勾配コイルに付与される(正規化された)電圧、中間の軌跡704:U1、給電フルブリッジにより作られる電圧、下位の軌跡706:U2+U3、すなわち浮動フルブリッジにより作られる電圧の和である。
図7の上位の軌跡は、個々のブリッジ出力電圧の和である、すなわちSum=U1+U2+U3である勾配コイルに付与される電圧を表す。これは、デューティサイクルδ*=δ+γ=0.6及び時間ユニット当たりの4つのパルスの周波数を持つ信号である。中間の軌跡704は、デューティサイクルδ=0.2及び時間ユニット当たりの2つのパルスの周波数を持つ信号である給電フルブリッジの電圧U1を表す。2つの浮動フルブリッジ(U2+U3)により生成される電圧は、これらの信号を減算することにより得られる、すなわち(U2+U3)=Sum―U1である。浮動フルブリッジに対する信号と給電フルブリッジに対する信号との間の位相関係が、両方の信号の1サイクルにつき2つのエッジが位置合わせされるように(図7で、これらは、t=0.05及びt=0.55の立ち下がりエッジである)、選択されたことに留意されたい。このフェーズ関係で、図7の下位の軌跡は結果として、時間ユニット当たり4つのパルスの周波数を特徴とする。
個々の給電フルブリッジ当たりのパルスパターンは、U2及びU3にわたって等しく、且つ対称的に図7の下位の軌跡706の信号(U2+U3)のエッジを分配することにより得られる。これは幾つかの態様で実施でき、その一つが図8に示される。
図8は図7の継続であり、γ(U2+U3)に対するパターンを浮動Hブリッジの個々のフェーズレグに対するパターンに分ける例を示す:A2:810、B2:812、A3:814、B3:816である。図8では、時間軸700は、706のときと両方の図で同じである。第1の浮動フルブリッジ回路の電圧は804であり、第2の浮動フルブリッジ回路の電圧は806である。810及び812は、第1の浮動フルブリッジ回路の個々のフェーズレグの電圧を示す。814及び816は、第2の浮動フルブリッジ回路の個々のフェーズレグの電圧を示す。
(U2+U3)に対するパルスパターンが、図8の上位の軌跡706に再度描かれている。最初の4つの切換イベントをU2:804へ割り当て、表示された間隔の最後の4つのイベントをU3:806に割り当てて、示されるようなフェーズレグ当たりのスイッチングパターンの可能な実現が得られる。図8に示されるパターンが可能な唯一のものではないことは、強調されなければならない。以下の自由度が、存在する。
(U2+U3)の切換イベントを2つの浮動フルブリッジ(U2及びU3)に割当てて、給電フルブリッジ当たりヌルベクトルを割当てて、0の正味の出力が、フェーズレグ当たりの組合せ(H、H)、又は(L、L)の何れかにより作られること。
複数の解決策が可能な場合、更なる選択は、例えば浮動フルブリッジのDCリンクキャパシタのリップル電流を最小化し、又は生成の容易さ及びタイミング信号の連続性に基づいてできる。図7及び図8で例示される導出を適用して、周波数を2倍にすることが(γ,δ)平面の大部分で可能であることが判明した。
図9は、リップル周波数が、2つの浮動フルブリッジ回路900のデューティサイクル及び給電フルブリッジ回路902のデューティサイクルであるγ及びδの関数として、2倍にできる領域を示す。ハッチ領域904は、リップル周波数が2倍にできる領域を示す。領域906では、リップル周波数は2倍にできない。
図9の906で分類される到達できない(ハッチされていない、三角形の)領域では、電圧リップルも、単一のブリッジの周波数に等しい成分を含む。これらの成分は、(γ,δ)平面の縁に近づくにつれて、徐々に増大する。最悪の場合のリップルは、ポイント(γ,δ)=(2,0.5)、(2、−0.5)、(−2,0.5)及び(−2、−0.5)で見つかる。これらのポイントでは、浮動フルブリッジは完全に飽和して、給電フルブリッジだけが切り替わり、これは低いリップル周波数を説明する。
図9の白色領域906では、最適挙動に近いものは、できるだけ均一に時間にわたって個々のパルスを分配することにより作られる。例は、図10に示される。
図10は、図9に示される領域906の1つに対するフルブリッジ回路に対するパルスパターンの例を示す。1000は時間軸であり、1002は電源の出力を示し、104は給電フルブリッジ回路の出力を示し、106は2つの浮動フルブリッジ回路の和を示す。
図10に示される例では、勾配コイルに付与される電圧の平均値は、2.2ユニットに等しい。これは、時間の80%の間は2であり、時間の残りの20%の間は3である信号で実現できる。給電フルブリッジが値1を持つときだけ、値3が実現でき、従って、図10の一番上の軌跡の4つのパルスは、中間の軌跡が高い時点で発生する必要がある。組み合わされた浮動フルブリッジに対する結果的パターンは、一番下の軌跡に示され、図7で観察されるパターンと比較して半分の値だけであるパルス周波数を示す。このパターンは、浮動フルブリッジ当たり1つのフェーズレグだけを切替えることにより生成できる。
図8に関して説明されたように、個々のブリッジの信号U2及びU3への信号(U2+U3)の分解は、幾つかの態様で可能である。フルブリッジの個々のフェーズレグの挙動を説明する信号A及びBへの単一のU信号の分解の自由もある。特に、所望な値U=0が、2つのフェーズレグの組合せ(A,B)=(0,0)又は(A,B)=(1,1)により作られる。
全ての時点がγ及びδの連続関数として定義される切換時点の1つの実現が示される。特別な測定が個々のフェーズレグに対するゲート制御信号のグリッチを防止するために必要でないので、この特定の実現は、実行のための明瞭な利点を持つ。実際に、個々のフェーズレグのスイッチタイミングは、鋸歯キャリア又は同様のタイミング装置を使用して、容易に引き出せる。給電フルブリッジの変調は、古典的三角形波キャリアで実行できる。これらのキャリアは、図11に示される。
図11は、図10に示されるパルスパターンに対する変調キャリアを示す。1100は、時間軸である。1102は、給電フルブリッジ回路用の三角形キャリアである。1104及び1106は、2つの浮動フルブリッジ回路用の鋸歯キャリアである。
2つの浮動フルブリッジに対するキャリアは同じ形状を持つが、これらの間で180度のフェーズシフトを特徴とすることに留意されたい。180度は、0.5の正規化された時間ユニットに等しい。
給電フルブリッジの個々のフェーズレグのためのタイミング時点は、キャリア波形とγ及びδに対するセットポイントから得られる値を持つレベルと比較することにより作られる。通常、これらのレベルは、キャリア波形の周波数と比較して時間的にゆっくり変化するだけであり、キャリア波形の時間スケールで、これらレベルは、ほぼDC値として取り扱われる。
表記の簡潔さのため、変数δx、用語「低減されたデューティサイクル」が、以下の数式で導入される。
δ<−1/2 ⇒δx=−1−δ (4)
−1/2≦δ≦1/2⇒δx=δ
1/2<δ ⇒δx=1−δ
図12は、給電フルブリッジ1200のデューティサイクルδと低減されたデューティサイクルδx1202との間の関係を視覚的に示す。
図9で示されたハッチ領域904内の動作のために、タイミングを定めるレベルは、以下の式により与えられる。
ON=(−1/4−γ/4)mod1、 BON=(1−δx/4)mod1
(5)
OFF=(1/4+δx/4)mod1、 BOFF=(1/2−γ/4)mod1
(6)
ここで、XON及びXOFFは、フェーズレグX(図3の文字を参照すると
Figure 0005684783
)が、それぞれ底部(bottom)から上部(top)に又はその逆にスイッチする時点を示す。「mod1」表記は、<0であったり、>1であったりする全ての信号が間隔[0:1]内に収まるようにすることを示すために用いられ、鋸歯キャリアとの比較が働くようにする。図9に示される白い三角形領域906内の動作は、以下の式により定められる。
Figure 0005684783
連続的に同じ状態にあるレグに対して、「スイッチング時点」及び付随するレベルは、意味を持たない。ハードウェアの実行に依存して、レベルが三角形領域906の境界でも連続的であるように、これらのレベルを定めることは実際的であり得る。斯様な実行は、非切換フェーズレグに対して以下の値を使用する。
Figure 0005684783
これらの定義で、全てのタイミング時点は、γ及びδの連続関数である。
完全な勾配増幅器の主要なタスクは、基準(セットポイント)信号が、正確にスケーリングされ、コイル電流で再生されるような態様で、電圧及び電流を勾配コイルへ供給することである。このタスクは、制御システムにより一般に支配される。最も一般的な(フィードバック)再生において、このシステムは、実際のコイル電流とセットポイント値とを比較し、これら2つの違いをアンプの出力電圧を設定するために使用する。より速い反応を得るために、しばしば、勾配コイル挙動のモデルを使用して、フィードフォワード経路が加えられる。両方のコントローラ部の出力が、このとき、コイル電圧に対して設定されたポイントを得るために加えられる。斯様な混合フィードバック/フィードフォワードコントローラの例が、図13において勾配チェーンの他の部分と共に示される。
図13は、本発明による電源の実施例に対する制御システムの例である。1300は、勾配コイル及び磁気共鳴撮像システムで所望される電流設定ポイントである。電流設定ポイントは、要素1302及び1304に接続されている。1302は、負荷又は勾配コイル動作のほぼ逆モデルを内部的に使用するフィードフォワード制御要素である。1302の出力は、勾配コイルを通る所望の電流を駆動するために必要な電圧の見積もり値である。幾つかの実施例では、モデルの不正確さのため、1302の出力は十分には正確でなく、追加のフィードバック制御要素が、所望のパフォーマンスを得るために加えられる。これを達成するために、要素1304は、また、勾配コイル1314の測定されたコイル電流から信号を受信する。1304は、勾配コイル1314からのフィードバック信号と電流設定ポイント1300との間の差を決定する。この差が、フィードバック制御要素1306で使われる。1302及び1306両方とも1308に信号を送り、1308は、これら二つからの信号を加算して、電圧設定ポイントを決定する。電圧設定ポイントは、モジュレータ1310により用いられ、モジュレータ(変調器)は、勾配増幅器1312へゲート信号を送る。勾配増幅器は、勾配コイル1314を駆動するために用いられる電圧を生成する。勾配コイル1314のセンサは、要素1304へフィードバックされるコイル電流を測定する。図13に示されるような基本的回路は、多くの場合、供給電圧、温度等のような様々な他の信号を用いて更に強化される。
本発明にとって、組み合わされたコントローラの出力がコイル電圧の尺度であると認識することが重要である。前に使用された表記で、コントローラは、信号の平均値Sum=(U1+U2+U3)に対する設定ポイントを与える。U1、U2及びU3による個々の寄与がどれくらい大きい必要があるかは、以下のような要因に依存する。
リップル周波数が常に2倍になれるように、図9の白色の三角形領域を回避したいという願望要因。
浮動キャパシタの電荷の状態を制御したいという願望要因。
電源から取られる電力を滑らかにしたいという願望要因。
これら全ての願望が、同時に満たされるわけではない。これらは、以下で説明されるだろう。
2倍のリップル周波数を得るという願望要因
所与のコントローラ出力(U1+U2+U3)が、δ及びγの複数の組合せにより実現でき、図9に示される平面において、傾斜―1を持つ斜線として現れる。これは、δに対する任意の特定の値が、その図の白色の領域に入らずに、すなわち2倍のリップル周波数を維持しながら、常に実現できることを意味する。これらの白色の領域を回避することは、浮動フルブリッジと給電フルブリッジとから取り出される電力の間の一時的な次善のバランスをおそらく犠牲にするようになる。しかしながら、δの絶対値が2より大きい時間間隔が制限されるので、δの絶対値が低いとき、前述の次善の悪影響が後で修理できる。
浮動キャパシタの電荷の状態の制御する願望要因
この説明のため、浮動キャパシタの電圧に対する設定ポイント値が利用できると仮定する。上で提示された電流制御ループのように、これらの設定ポイントは、対応する実際の(測定された)電圧と比較でき、この差が電圧を修正するために使用できる。浮動キャパシタの電圧を修正するために、正しい符号を持つ電流が、浮動キャパシタを充電又は放電の何れかを行うために供給される必要がある。この電流の大きさは、補正がどれくらい速く起こるかを決定する。
回路の性質のため、浮動キャパシタへの充電又は放電電流を供給することは、電流が勾配コイルに流れている場合にだけ可能であり、充電電流の大きさは、正及び負の両方の方向で、この勾配電流により制限される。勾配電流が正確にゼロであるとき、浮動キャパシタの電圧の制御が可能でないことが結果として起こり、制御システムは、これを考慮に入れる必要がある。ゼロではない電流IGRADがチェーン内を流れていて、電流ICHARGEiが浮動キャパシタを充電するために所望される場合、給電フルブリッジのデューティサイクルγは、以下により定められる。
γi=ICHARGEi/IGRAD (13)
ここで、γは間隔[―1:1]に限定される。
図14は、浮動フルブリッジ回路を使用する電源に対する電圧制御の例を示す。この制御回路は、浮動フルブリッジ回路のキャパシタの電荷を制御している。1400は、浮動キャパシタンス電圧設定ポイントである。1402は、初期の設定ポイントと勾配増幅器電源1410で作られるキャパシタの電圧の測定とに基づく制御エラーを決定する要素である。要素1402により計算される制御エラーは、電流設定ポイントを決定するコントローラ1404へ送られる。要素1406は、勾配コイル1412から測定されたコイル電流で、1404により計算される電流設定ポイントを割ることにより、デューティサイクルのための制御信号を計算する。制御信号は、勾配増幅器電源1410を制御するために用いられるゲート信号を生成するモジュレータ1408へ送られる。1410による浮動キャパシタンス電圧の測定値は、要素1402へ送り返される。1410により生成される電圧は、勾配コイル1412に給電するために用いられる。測定されたコイル電流は、γ制御信号の計算のための要素1406へ送り返される。
図14では、電圧制御に関連する信号だけが示され、γの制約(回路内にガンマ(Gamma)として描かれる)は明確に示されていない。
供給電力を滑らかにして、連続的な電力を供給する願望要因
勾配コイルへ供給されるエネルギーは、2つの部分に分けられる。
消失される(及び失われる)エネルギー。
格納される(及び復元できる)エネルギー。
後者の部分に対しては、勾配コイルのインダクタンスに保存されるエネルギーを対象にするだけであるが、フィルタが用いられる場合、フィルタ部品に保存されるエネルギーも同様に加えられる。通常、フィルタに保存されるエネルギーは、格納された全エネルギーのごくわずかであり、説明をできるだけ簡潔にするために、以下の説明では、この部分を省略するだろう。いずれにせよ、エネルギーの格納された部分は、大きさの制限がある。これらの2つの部分を取扱う便利な方法は、以下の通りである。
格納されたエネルギーが、浮動キャパシタにより供給され、戻される。
消失されたエネルギーが、電源により供給される。
稼働のこの態様は、電源が一方向性だけを必要とし、エネルギーが勾配コイルから浮動キャパシタまで戻されるとき、過電圧が結果として決してないことを意味する。実質的に、浮動キャパシタの電圧に対する設定ポイントは、正味の格納されたエネルギーが一定であるという状態から容易に取り出すことができる。
Figure 0005684783
(14)
式(14)で使用される符号の意味は、以下のテーブルに与えられる。
Figure 0005684783
式(14)により規定されるような浮動キャパシタの電圧に対する設定ポイントを持つシステムを使用することは、消失された電力が電源により供給される状況を導く。典型的な勾配電流形状に対して、これは、供給されるべき電力のかなりのリップルを導くので、付加的なフィルタリング、例えば3つの勾配軸の給電フルブリッジに対する大きな共有DCバスキャパシタを使用するフィルタリングが適切であろう。これは変調方法に影響を持たないので、これは更に言及されないだろう。
シミュレーション結果
このセクションでは、モジュレータ(変調器)の動作が、本発明を実行するSimulinkモデルからの結果を使用して示される。初めの幾つかの例(図16―図19に示される)では、一方の変数(δ又はγ)がその最小と最大との間を変化するが、他方の変数が一定に保たれる。最後の例(図20に示される)では、δ及びγ両方が変化する。
図15は、図9におけるのと同一のデータのプロット線を示す。軸1500は、2つの浮動フルブリッジ回路のデューティサイクルを表す。軸1502は、給電フルブリッジ回路のデューティサイクルを表す。領域1504は、リップル周波数が2倍にできる領域である。領域1506は、リップル周波数が2倍にできない領域を表す。図16では、2つの浮動フルブリッジ回路のデューティサイクルが一定に保たれ、給電フルブリッジ回路1502のデューティサイクルが変化するか、又は給電フルブリッジ回路1502のデューティサイクルが一定に保たれ、2つの浮動フルブリッジ回路のデューティサイクルがその最大と最小との間で変化するときの何れかで、20の変調パターンを通じて、電源当たりの出力電圧が示される。1516(図20に対応する)では、変数δ及びγ両方が、それらのそれぞれの最小値から最大値に変化されることに留意されたい。図15は、これらの2つの変数が以降のシミュレーションでどのように変化するかを視覚的に示す。矢印1508は、図16の軌跡を示す。矢印1510は、図17の計算の軌跡を示す。矢印1512は、図18の軌跡を示す。矢印1514は、図19により採られる軌跡を示し、矢印1516は、図20により採られる軌跡を示す。
結局示されるべき全ての例に対して、3つのフルブリッジの電圧が、それらの合計と共に示される。各軌跡に対して、意図された平均値(実際にδ、γ、γ及びδに対する値)が、同様に示される。これらの例では非常に滑らかな性質を持つので、後者の信号は脈動電圧とは容易に区別できる。
図15に示されるように、図19に示されるものを除いて、ここで示される全ての例は、正味のパルス周波数が2倍にならない三角形領域1506からは離れている。以下の図(図19を除いて)の一番下の軌跡は、全体のシミュレーションの間のSum(和)信号(一番下の軌跡)の40kHz(4/100μs)の正味のパルス周波数を実際に示している。図19の例は、(γ,δ)により記述される軌跡が前記三角形領域の1つを通っているシミュレーションの始め近くと終わり近くで、Sum信号のパルス周波数の幾つかの不規則性を示している。
図16乃至図20では、類似の符号要素は、最小の2桁が同一であるように選ばれている。一度説明された類似の符号要素は、必ずしも再び説明される必要はないだろう。全ての例において、式(4)乃至(12)によって決定されるようなタイミング値が使われた。
図16は、γが0.5で一定に保たれ、δが−1から1まで変化するシミュレーションを示す。2つの浮動フルブリッジが対称的に扱われる、すなわちγ=γ=γ/2であることに留意されたい。1600は時間軸であり、1602は電力の出力を示し、1604は給電フルブリッジ回路の電圧の変調を示し、1606及び1608は2つの浮動フルブリッジ回路の電圧を示す。
図17は、γが−1.5で一定に保たれ、δが―1から1まで変化するシミュレーション結果を示す。
図18は、δが0.1で一定に保たれ、γが―2から2まで変化するシミュレーションを示す。
図19は、δが−0.6と等しく、γが−2から2まで変化するシミュレーション結果を示す。ブラケット1910でマークされる領域では、パルスパターンが、他の場所より規則的でないことに留意されたい。ブラケットにより示される領域は、電源が図15の領域1506内で動作しているときである。読み手は、この軌跡を図18のその対応する軌跡と比較したいかもしれない。
図20は、δが−1から1まで変化し、γが−2から2まで変化するシミュレーション結果を示す。
図21は、2つの給電フルブリッジ回路及び4つの浮動フルブリッジ回路を持つ電源の実施例を示す。浮動フルブリッジ回路2100は、負荷2112と、給電フルブリッジ回路2102とに接続されている。給電フルブリッジ回路2102は、浮動フルブリッジ回路2104に接続されている。浮動フルブリッジ回路2104は、浮動フルブリッジ回路2106に接続されている。浮動フルブリッジ回路2106は、給電フルブリッジ回路2108に接続されている。給電フルブリッジ回路2108は、浮動フルブリッジ回路2110に接続されている。浮動フルブリッジ回路2110は、負荷2112に接続されている。
図21の回路は、直列に接続される6つのブリッジ2100、2102、2104、2106、2108、2110から成るスタック(すなわち、ブリッジNのノードBは、系統的にブリッジN+1のノードAに接続されている)を示し、2100及び2110の最も外の端子が負荷2112に接続されている。負荷2112は、単一のインダクタとしてここで描かれているが、より複雑であり得る。中央2102及び2108の2つのブリッジは、それぞれ直流電源Vsup1及びVsup2により電力を供給される。他の4つのブリッジ2100、2104、2106、2110は、浮動キャパシタC1、C2、C3、C4だけによって電力を供給される。
回路の左半分(すなわちAtop1からBbot3)のIGBTに対するトリガー信号は、3つのブリッジから1つだけが供給される3つのブリッジを持つスタックに対して前に導出されたのと同じ信号でトリガーできる。残りのIGBT(すなわちBtop4からAbot6)は、基本的に同じ信号でトリガーされるが、フルサイクルの1/8、すなわち45度シフトされたキャリアを使用して、トリガーされる。
図22は、図21に示されるフルブリッジ回路の切換手段を動作させるために可能なパルスパターンを示す。時間軸は、2200である。2204は、給電フルブリッジ回路2102の電圧を示す。2206は、浮動フルブリッジ回路2100の電圧を示す。2208は、浮動フルブリッジ回路2104の電圧を示す。2210は、給電フルブリッジ回路2108の電圧を示す。2212は、浮動フルブリッジ回路2106の電圧を示す。2214は、浮動フルブリッジ回路2110の電圧を示す。2216は、浮動フルブリッジ回路2100、給電フルブリッジ回路2102及び浮動フルブリッジ回路2104の電圧の和を示す。2218は、浮動フルブリッジ回路2106、給電フルブリッジ回路2108及び浮動フルブリッジ回路2110の電圧の和を示す。2202は、2216及び2218の和である負荷の電圧を示す。
上から下へ、軌跡は、6つの個々のブリッジの出力を示し、次に左側のトリプルの和及び右側のトリプルの和が後続し、一番下の軌跡は負荷に付与される和を示す。図は、結果的に正味の高いリップル周波数を持つ、2つのスタック半分のインターリーブされた動作を示す。この方法は同一の副スタックから成るスタックに適用し、各副スタックが前のように1つの給電フルブリッジ及び(M―1)個の浮動フルブリッジを持つ。対称形ではないセットアップ、例えば2つの給電フルブリッジ及び3個の浮動フルブリッジも扱えるが、一般にここで示される場合より規則的でないパルスパターンを持つ。
参照数字のリスト:
100 フルブリッジ回路
102a 第1のスイッチング手段
102b 第1のスイッチング手段
102c 第1のスイッチング手段
102d 第1のスイッチング手段
104a 第1の出力接続部
104b 第1の出力接続部
106 直流電源
108 負荷
110 浮動フルブリッジ回路
112a 第2のスイッチング手段
112b 第2のスイッチング手段
112c 第2のスイッチング手段
112d 第2のスイッチング手段
114a 第2の出力接続部
114b 第2の出力接続部
116 キャパシタ
118a 出力接続部
118b 出力接続部
120 受動フィルタ
122a 負荷接続部
122b 負荷コネクタ
124 モジュレータ
126 ブリッジ回路のスタック
300 給電フルブリッジ回路
310 第1の給電フルブリッジ回路
312 第2の給電フルブリッジ回路
314 負荷
340 フルブリッジ回路
342 第1の給電フルブリッジ回路の電圧
344 第2の給電フルブリッジ回路の電圧
400 時間軸
402 電源の電圧出力
404 給電フルブリッジ回路の電圧出力
406 第1の浮動フルブリッジ回路の電圧出力
408 第2の浮動フルブリッジ回路の電圧出力
500 時間軸
502 電源の電圧出力
504 給電フルブリッジ回路の電圧出力
506 第1の浮動フルブリッジ回路の電圧出力
508 第2の浮動フルブリッジ回路の電圧出力
510 第3の浮動フルブリッジ回路の電圧出力
512 第4の浮動フルブリッジ回路の電圧出力
600 時間軸
602 電源の電圧出力
604 給電フルブリッジ回路の電圧出力
606 第1の浮動フルブリッジ回路の電圧出力
608 第2の浮動フルブリッジ回路の電圧出力
610 第3の浮動フルブリッジ回路の電圧出力
700 時間
702 電源の電圧出力
704 給電フルブリッジ回路の電圧出力
706 2つの浮動フルブリッジ回路の電圧の和
708 第1の位置合わせされた立ち下がりエッジ
710 第2の位置合わせされた立ち下がりエッジ
804 第1の浮動フルブリッジ回路の電圧
806 第1の浮動フルブリッジ回路の浮動フルブリッジ回路の第1のフェーズレグの電圧
810 第1の浮動フルブリッジ回路の浮動フルブリッジ回路の第2のフェーズレグの電圧
812 第2の浮動フルブリッジ回路の電圧
814 第2の浮動フルブリッジ回路の浮動フルブリッジ回路の第1のフェーズレグの電圧
816 第2の浮動フルブリッジ回路の浮動フルブリッジ回路の第2のフェーズレグの電圧
900 2つの浮動フルブリッジ回路のデューティサイクル
902 給電フルブリッジ回路のデューティサイクル
904 リップル周波数が2倍にできる領域
906 リップル周波数が2倍にできない領域
1000 時間軸
1002 電源の出力
1004 給電フルブリッジ回路の電圧
1006 2つの浮動フルブリッジ回路の電圧の和
1100 時間軸
1102 給電フルブリッジ回路用の変調キャリア
1104 第1の浮動フルブリッジ回路用の変調キャリア
1106 第2の浮動フルブリッジ回路用の変調キャリア
1200 給電フルブリッジ回路のデューティサイクル
1202 減少したデューティサイクル
1300 現在のセットポイント
1302 フィードフォワード制御要素
1304 セットポイント電流と測定された電流との差を決定する
1306 フィードバック制御要素
1308 電圧セットポイントを計算するための要素
1310 モジュレータ
1312 勾配増幅器電源
1314 勾配コイル
1400 キャパシタ電圧セットポイント
1402 計算された制御信号に対する加算素子
1404 コントローラ
1406 パルス幅制御信号を計算する要素
1408 モジュレータ
1410 勾配増幅器電源
1412 勾配コイル
1500 2つの浮動フルブリッジ回路のデューティサイクル
1502 給電フルブリッジ回路のデューティサイクル
1504 リップル周波数が2倍にできる領域
1506 リップル周波数が2倍にできない領域
1508 図16で使用される変調パターンの軌跡
1510 図17で使用される変調パターンの軌跡
1512 図18で使用される変調パターンの軌跡
1514 図19で使用される変調パターンの軌跡
1516 図20で使用される変調パターンの軌跡
1600 時間軸
1602 電源の電圧出力
1604 給電フルブリッジ回路の電圧
1606 第1の浮動フルブリッジ回路の電圧
1608 第2の浮動フルブリッジ回路の電圧
1700 時間軸
1702 電源の電圧出力
1704 給電フルブリッジ回路の電圧
1706 第1の浮動フルブリッジ回路の電圧
1708 第2の浮動フルブリッジ回路の電圧
1800 時間軸
1802 電源の電圧出力
1804 給電フルブリッジ回路の電圧
1806 第1の浮動フルブリッジ回路の電圧
1808 第2の浮動フルブリッジ回路の電圧
1900 時間軸
1902 電源の電圧出力
1904 給電フルブリッジ回路の電圧
1906 第1の浮動フルブリッジ回路の電圧
1908 第2の浮動フルブリッジ回路の電圧
1910 ブラケット
2000 時間軸
2002 電源の電圧出力
2004 給電フルブリッジ回路の電圧
2006 第1の浮動フルブリッジ回路の電圧
2008 第2の浮動フルブリッジ回路の電圧
2100 第1の浮動フルブリッジ回路
2102 第1の給電フルブリッジ回路
2104 第2の浮動フルブリッジ回路
2106 第3の浮動フルブリッジ回路
2108 第2の給電フルブリッジ回路
2110 第4の浮動フルブリッジ回路
2112 負荷
2200 時間軸
2202 負荷の電圧
2204 第1の給電フルブリッジ回路の電圧
2206 第1の浮動フルブリッジ回路の電圧
2208 第2の浮動フルブリッジ回路の電圧
2210 第2の給電フルブリッジ回路の電圧
2212 第3の浮動フルブリッジ回路の電圧
2214 第4の浮動フルブリッジ回路の電圧
2216 第1及び第2の浮動フルブリッジ回路と第1の給電フルブリッジ回路との電圧
2218 第3及び第4の浮動フルブリッジ回路と第2の給電フルブリッジ回路との電圧

Claims (12)

  1. 第1の出力接続部と、第1の出力接続部への電力の付与を制御するための第1のスイッチング手段とを有し、直流電源により給電される少なくとも一つの給電フルブリッジ回路と、
    浮動フルブリッジ回路に給電するためのキャパシタと、第2の出力接続部と、第2の出力接続部への電力の付与を制御するための第2のスイッチング手段とを各々が有する少なくとも一つの前記浮動フルブリッジ回路と、
    前記少なくとも一つの給電フルブリッジ回路及び前記少なくとも一つの浮動フルブリッジ回路を有するブリッジ回路のスタックであって、第1の出力接続部と第2の出力接続部とが直列に接続され、第1の出力接続部からの電力と第2の出力接続部からの電力との和の結果としてリップル周波数を持つ電力を出力する第3の出力接続部を持つ前記スタックと、
    第3の出力接続部の電圧を平均化する、第3の出力接続部に接続された受動フィルタと、
    前記受動フィルタを負荷に接続するための負荷コネクタと、
    電力が前記負荷へ供給されるか、又は負荷から取り出される間、前記キャパシタの充電又は放電が制御されるように、第1のスイッチング手段及び第2のスイッチング手段を変調する変調器であって、前記負荷へ付与される電圧の前記リップル周波数が、一定で、第1のスイッチング手段及び第2のスイッチング手段の平均スイッチング周波数より高いように、第1のスイッチング手段及び第2のスイッチング手段を変調する前記変調とを有し、前記変調器は、前記浮動フルブリッジ回路により生成されるパルスを用いて、前記給電フルブリッジ回路により生成される電圧パルスの部分的な補償により、前記キャパシタの電荷の状態を制御する、
    電力を負荷へ供給するための電源。
  2. 2つ以上の給電フルブリッジ回路を有する、請求項1に記載の電源。
  3. 前記電源は、前記負荷を通る電流を測定するための電流測定手段を更に有し、前記変調器は、第1のスイッチング手段及び第2のスイッチング手段の変調を調整することにより、電流測定を使用して前記負荷への電流を制御する、請求項1又は2に記載の電源。
  4. 前記変調器は、同じ平均周波数で、第1のスイッチング手段及び第2のスイッチング手段を変調する、請求項1、2又は3に記載の電源。
  5. 前記受動フィルタのフィルタ構成は、前記負荷のインピーダンスを組み込んでいる、請求項1乃至4の何れか一項に記載の電源。
  6. 前記電源は、更に、前記フィルタ回路を通る電流を測定するための第2の電流測定手段と、前記フィルタ回路の電圧を測定するための電圧測定手段との少なくとも一つを有する、請求項1乃至5の何れか一項に記載の電源。
  7. 前記変調器は、第1のスイッチング手段及び第2のスイッチング手段をサイクル毎に変調し、前記変調器は、第1の出力接続部の電圧と前記スタックの電圧とのサイクル毎の少なくとも2つの立ち上がりエッジが揃っているか、第1の出力接続部の電圧と前記スタックの電圧とのサイクル毎の少なくとも2つの立ち下がりエッジが揃っているか、第1の出力接続部の電圧と前記スタックの電圧との少なくとも一つの立ち上がりエッジと少なくとも一つの立ち下がりエッジとが揃っているかの何れかの態様で、第1のスイッチング手段及び第2のスイッチング手段を変調する、請求項1乃至6の何れか一項に記載の電源。
  8. 前記負荷はインダクタンスを持ち、前記変調器は、前記キャパシタが前記負荷に蓄積される電気エネルギーを使用して充電又は放電されるように、第1のスイッチング手段及び第2のスイッチング手段を変調する、請求項1乃至7の何れか一項に記載の電源。
  9. 前記負荷へ供給される電力が時間の関数であ、前記変調器は、第1のスイッチング手段を第1のレートで変調し、前記負荷コネクタで測定された電圧のリップル周波数が第1のレートより高い、請求項1乃至8の何れか一項に記載の電源。
  10. 前記負荷は磁気共鳴撮像勾配コイルである、請求項1乃至の何れか一項に記載の電源。
  11. 負荷へ電力を供給するための電源を制御するための方法であって、前記電源は少なくとも一つの給電フルブリッジ回路を有し、前記給電フルブリッジ回路は直流電源により給電され、前記給電フルブリッジ回路は第1の出力接続部を有し、前記給電フルブリッジ回路は第1の出力接続部への電力の付与を制御するための第1のスイッチング手段を有し、
    前記電源は更に少なくとも一つの浮動フルブリッジ回路を有し、各浮動フルブリッジ回路は前記浮動フルブリッジ回路に給電するためのキャパシタを有し、各浮動フルブリッジ回路は第2の出力接続部を有し、各浮動フルブリッジ回路は第2の出力接続部への電力の付与を制御するための第2のスイッチング手段を有し、
    前記電源は更に前記少なくとも一つの給電フルブリッジ回路及び前記少なくとも一つの浮動フルブリッジ回路を有するブリッジ回路のスタックを有し、第1の出力接続部と第2の出力接続部とが直列に接続され、前記スタックは、第1の出力接続部からの電力と第2の出力接続部からの電力との和の結果としてリップル周波数を持つ電力を出力する第3の出力接続部を持ち、
    前記電源は更に第3の出力接続部の電圧を平均化する受動フィルタを有し、前記受動フィルタは第3の出力接続部に接続され、
    前記電源は更に前記受動フィルタを前記負荷に接続するための負荷コネクタを有し、
    前記電源は更に第1のスイッチング手段及び第2のスイッチング手段を変調する変調器を有し、前記方法は、
    第1のスイッチング手段及び第2のスイッチング手段が同じ平均周波数で動作するように第1のスイッチング手段及び第2のスイッチング手段を変調するステップと、
    前記変調器は、前記浮動フルブリッジ回路により生成されるパルスを用いて、前記給電フルブリッジ回路により生成される電圧パルスの部分的な補償により、前記キャパシタの電荷の状態を制御して、電力が前記負荷へ供給されている間、前記キャパシタの充電又は放電が制御されるように、第1のスイッチング手段及び第2のスイッチング手段の変調を調整するステップと、
    前記負荷へ付与される電圧の前記リップル周波数が一定であり、第1のスイッチング手段及び第2のスイッチング手段のスイッチング周波数より高いように、第1のスイッチング手段及び第2のスイッチング手段の変調を調整するステップとを有する、方法。
  12. 請求項11に記載の方法を実施するため前記変調器での実行のためのマシン実行可能な命令のセットを有するコンピュータプログラム。
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