JP2004147389A - インバータ装置及びインバータ方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】商用交流電圧をn系統の微小直流電源D1〜Dnに分割する。微小直流電源D1〜Dnを直列的に接続し,各微小直流電源D1〜Dnには,電源スイッチSW1〜SWnを接続する。各微小直流電源D1〜Dnと電源スイッチSW1〜SWnには,迂回路P1〜Pnを設ける。負荷出力電源Kの電極を逆転するための電子スイッチSWa1,SWa2,SWb1,SWb2が設けられる。電源スイッチSW1〜SWnが一定の時間差で番号順に閉じられ,微小直流電源D1〜Dnの直流電圧が順に加算される。その後電源スイッチSW1〜SWnが番号と逆の順に開放され,微小直流電源D1〜Dnの直流電圧が順に除算される。電極が逆転された後,再び上記動作が繰り返される。こうして,直流電圧が,高電圧の入力のない疑似交流電圧に変換される。
【選択図】 図6
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は,マイクロサージ電圧を低減するためのインバータ装置とインバータ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在,家電製品のような電気機器や各種産業機械の制御には,電動機の可変速駆動を実現するインバータ制御が多く採用されている。このインバータ制御は,通常電気機器に内蔵,若しくは近接されたインバータこのインバータ装置の中でも,パルス幅変調を利用した,いわゆるPWM(Pulse Width Modulation)方式のインバータ装置が広く普及している。装置によって行われている。
【0003】
上述のいわゆるPWM方式のインバータ装置では,先ず交流電源の交流電圧が直流電圧に変換される。次に図12に示すように直流電圧が短時間のパルス状に区切られ,その各直流電圧のパルス幅(Pulse Width)Wが調整される。こうすることによって,出力される実効電圧Vを正弦波状に変動させ,所望の周波数及び電圧値を有する疑似交流電圧が得られる(例えば,特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平8―126389号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,上記いわゆるPWM方式のインバータ装置においては,直流電圧を例えば毎秒1000〜3000回程度の高速でON・OFFさせるため,図13に示すように各パルスにおいて突入電流に伴う高電圧(マイクロサージ電圧)V’が発生する。このマイクロサージ電圧V’の発生は,極めて短い時間であるものの,そのマイクロサージ電圧V’の値は,直流電圧の大きさによって変動し,直流電圧と同程度の値まで達する場合もある。したがって,このときモータなどの負荷側に印加される電圧は,通常の2倍近くに達する。このように,負荷側に高電圧が印加されると,その高電圧によりコロナ放電が誘発し,このコロナ放電により負荷側にあるモータが焼損,破損することがある。また,例えば高電圧の印加により,電磁ノイズが発生し,インバータ装置の用いられた医療機器,測量機器及びOA機器の使用に支障をきたすことがある。
【0006】
現在,上記マイクロサージ電圧を低減する専用の装置も開発されているが,どれも大型で高価なものであり,スペース面,コスト面から当該装置を気軽に設置することはできない。マイクロサージ電圧に耐え得る高電圧耐用型のモータもあるが,これも高価である。
【0007】
本発明は,かかる点に鑑みてなされたものであり,マイクロサージ電圧の低減をより簡易な方法で実現するインバータ装置とインバータの制御方法を提供することをその目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明によれば,交流電圧を,複数系統の微小直流電圧に変換するコンバータ部と,前記複数系統の微小直流電圧を選択的かつ直列的に合成して,所定の疑似交流電圧に変換するインバータ部と,を備えたことを特徴とするインバータ装置が提供される。
【0009】
この発明によれば,複数系統の微小直流電圧を合成することによって,疑似交流電圧が出力されるので,一時に入力される電圧が小さく,この際発生するマイクロサージ電圧も小さくなる。したがって,マイクロサージ電圧が低減されて,例えばモータなどの負荷が焼損,破損することが防止できる。また,本発明のインバータ装置は,比較的単純な構成で簡易に実現できるため,インバータ装置の小型化,低価格化が図られる。
【0010】
前記インバータ部は,前記各微小直流電圧毎に設けられ,前記各微小直流電圧が入力される直流電源と,前記疑似交流電圧が出力される出力電源と,前記各直流電源に対し直列に接続された各直流電源のスイッチング素子と,前記各直流電源とその各直流電源のスイッチング素子とを迂回する迂回路と,を有する回路を備え,前記直流電源は,直列に接続されていてもよい。
【0011】
この発明によれば,各微小直流電圧の各直流電源が直列に接続されているので,各微小直流電圧の直列的な合成が可能になる。スイッチング素子を開放すると,そのスイッチング素子に対応する直流電源の微小直流電圧が出力電源に出力される。スイッチング素子を閉じると,電流がそのスイッチング素子に対応する直流電源を迂回して流れ,当該直流電源の微小直流電圧が出力電源の出力から除かれる。したがって,直列的に接続された各直流電源のスイッチング素子を切り換えることによって,出力電源に出力される電圧を自在に変動させることができる。それ故,複数系統の出力電源に所望の疑似交流電圧を出力することができる。
【0012】
前記迂回路には,ダイオードが設けられていてもよい。この場合,例えばスイッチング素子が閉じられ,微小直流電圧が回路に接続された時に,電流が迂回路を逆流することが防止できる。前記回路には,前記疑似交流電圧の出力電源における電極の極性を逆転させるための電極スイッチング素子が設けられていてもよい。この場合,周期的に出力電源の電極の極性を逆転させることができるので,極性が交互に変わる,例えば正弦波状の疑似交流電圧を形成できる。
【0013】
前記コンバータ部は,前記交流電圧の交流電源に並列的に接続された複数の整流回路と,当該各整流回路毎に設けられた複数の変圧器を備えていてもよい。この場合,複数の整流回路によって交流電圧を複数系統の直流電圧に変換し,複数の変圧器によって各系統の直流電圧を各々所定の電圧に調整できる。前記コンバータ部は,微小直流電圧に変換される前の前記交流電圧を変圧する他の変圧器を備えていてもよい。この他の変圧器により,交流電圧が直流電圧に変換される前に,例えば交流電圧を予め疑似交流電圧と同じ電圧レベルに合わせておくことができる。
【0014】
前記インバータ部では,前記複数系統の微小直流電圧が一定の時間差を設けて所定の順で合成されるようにしてもよい。また,前記微小直流電圧がn系統であって,前記疑似交流電圧が周波数Fの正弦波形の交流電圧である場合に,前記コンバータ部において,前記各微小直流電圧Vkは,Vk=Hcos(k/4nF)(k=1〜n,Hは定数)を満たすように変換され,前記インバータ部において,前記各微小直流電圧Vkは,kの番号順に各々が時間差1/4nFを設けて合成されるようにしてもよい。
【0015】
微小直流電圧がn系統の場合,総ての微小直流電圧が直列的に合成されたときに正弦曲線の疑似交流電圧が最大値を示すために,図1に示すように理想正弦曲線Sが1/4周期(1/4F)進む間に,n系統の微小直流電圧を総て合成する。n系統の各微小直流電圧を等時間θ0で順に合成していく場合,θ0×n=1/4Fが成立し,θ0=1/4nFとなる。一方,図2に示すように基準時Oから時間θにおける理想正弦曲線Sの微小変化∂S/∂θを,その際の電圧変化ΔV/θ0と等しいとすると,
ΔV/θ0=∂S/∂θ=∂sin(θ)/∂θ=cos(θ)
が成立する。
したがって,各微小直流電圧Vkを,Vk=Hcos(θ)=Hcos(k×θ0)=Hcos(k/4nF)(k=1〜n,Hは定数)にし,図1に示すように各微小直流電圧Vkを時間差θ0=1/4nFでkの番号順に合成していくことによって,正弦波状の疑似交流電圧が得られる。なお,「kの番号順」には,k=1からnの順のみならず,k=nから1の順も含まれる。
【0016】
前記コンバータ部では,前記複数系統の微小直流電圧は,電圧値によって分けられる複数の微小直流電圧群に変換され,前記インバータ部では,前記複数の微小直流電圧群が所定の順で合成され,当該各微小直流電圧群における電圧値の同じ微小直流電圧は,各微小直流電圧群毎に設定された時間差で順に合成されるようにしてもよい。かかる場合,例えばコンバータ部において変換される微小直流電圧を総て異なる電圧値に変換する必要がない。したがって,例えば変換電圧比の同じ変圧器を用いることができるので,コンバータ部の構成を簡素化できる。また,図3に示すような正弦波形の擬似交流電圧Sを実現する場合,例えば1/4Fに近づくにつれて電圧変化量が小さくなる。そこで,例えば原点,1/2Fに近い内は,比較的電圧値の大きい微小直流電圧を合成し,1/4Fに近いときに比較的電圧値の小さい微小直流電圧を合成することによって,正弦波形に近い擬似交流電圧が得られる。
【0017】
請求項10の発明によれば,交流電圧を,複数系統の微小直流電圧に変換する第1の変換工程と,前記複数系統の微小直流電圧を選択的かつ直列的に合成して,所定の疑似交流電圧に変換する第2の変換工程と,を有することを特徴とするインバータ方法が提供される。
【0018】
この発明によれば,交流電圧が複数系統の微小直流電圧に変換され,当該微小直流電圧を直列的に合成することによって疑似交流電圧が出力される。それ故,一時に入力される直流電圧が小さく,この際発生するマイクロサージ電圧を低減できる。したがって,マイクロサージ電圧による,例えばモータの焼損,破損を防止できる。また,この発明は,交流電圧を系統の微小直流電圧に分割し,その微小直流電圧を合成するものであるので,マイクロサージ電圧の低減を簡易な方法で実現できる。
【0019】
前記疑似交流電圧が正弦波状の交流電圧である場合には,前記第2の変換工程は,前記各微小直流電圧を,一定の時間差を設けて規則的に加算し,その後規則的に減算する工程を有していてもよい。さらに前記交流電圧を,n系統の微小直流電圧に変換し,当該微小直流電圧を,周波数Fの正弦波状の疑似交流電圧に変換する場合,前記第1の変換工程は,各微小直流電圧Vkを,Vk=Hcos(k/4Fn)(k=1〜n,Hは定数)を満たすように変換する工程を有し,前記第2の変換工程は,前記各微小直流電圧Vkを,k=1からnの順に時間差1/4Fnを設けて加算し,その後,k=nから1の順に時間差1/4Fnを設けて減算する加減工程と,その後,疑似交流電圧の電極の極性を逆転してから,再度前記加減工程を行う工程と,を有していてもよい。かかる場合,上述したように正弦波に近い疑似交流電圧を得ることができる。
【0020】
前記疑似交流電圧が正弦波状の交流電圧である場合には,前記第1の変換工程において,前記複数系統の微小直流電圧は,電圧値によって分けられる複数の微小直流電圧群に変換され,前記第2の変換工程において,前記複数の微小直流電圧群は所定の順に合成され,当該各微小直流電圧群の電圧値の同じ微小直流電圧は,各微小直流電圧群毎に設定された時間差で順に合成されるようにしてもよい。この場合も,例えば上述したようにコンバータ部において設定される変換電圧比の設定の種類を少なくすることができるので,例えばコンバータ部の構成を簡素化できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下,本発明の好ましい実施の形態について説明する。図4は,本発明にかかるインバータ装置1の全体構成の概略を示す。
【0022】
インバータ装置1は,交流電圧を直流電圧に変換するコンバータ部2と,コンバータ部2で変換された直流電圧を所望の疑似交流電圧に変換するインバータ部3と,疑似交流電圧の周波数Fなどの各種設定を行い,かつ当該設定に基づいてスイッチング素子などの各種諸元を制御する制御部4を有している。コンバータ部2には,単相又は三相の交流電源,例えば200V,60Hzの商用交流電源5が接続されており,インバータ部3には,所望の疑似交流電圧を供給する負荷,例えばモータ6が接続されている。なお,制御部4には,コンピュータが用いられる。
【0023】
コンバータ部2は,図5に示すように他の変圧器としての可変トランス10と,複数,例えばn個の整流回路C1〜Cnと,n個の変圧器としての絶縁トランスT1〜Tnとを備えたコンバータ回路11を有している。前記商用交流電源5は,可変トランス10の一次側に接続されており,可変トランス10の二次側には,n個の各整流回路C1〜Cnが並列的に接続されている。可変トランス10の電圧比は,例えば制御部4に設定され,その値を制御部4により調整できる。この可変トランス10によって,直流電圧変換前の電圧を適宜調整することができる。
【0024】
整流回路C1〜Cnは,例えば図示しないダイオードブリッジにより構成され,可変トランス10で変圧された交流電圧を直流電圧に変換できる。各整流回路C1〜Cnは,それぞれ絶縁トランスT1〜Tnに接続されており,各絶縁トランスT1〜Tnは,インバータ部3側の後述するn系統の各微小直流電源D1〜Dnに接続されている。各絶縁トランスT1〜Tnは,各々が所定の電圧比に設定されている。例えば各絶縁トランスT1〜Tnは,各絶縁トランスT1〜Tnに対応する微小直流電源D1〜Dnの微小直流電圧VkがVk=Hcos(k/4nF),(k=1〜n,Hは定数)を満たすように設定されている。なお,Hは,例えば10V以下であることが望ましい。
【0025】
以上のコンバータ部2の構成により,商用交流電源5の交流電圧が可変トランス10により変圧され,可変トランス10に並列接続された各整流回路C1〜Cnにおいて直流電圧に変換される。そして,各絶縁トランスT1〜Tnにおいて微小直流電圧に変換され,インバータ部3側のn系統の微小直流電源D1〜Dnに出力される。
【0026】
インバータ部3は,図6に示すように微小直流電源D1〜Dnと,n個の電源スイッチSW1〜SWnと,迂回路P1〜Pnと,電極スイッチとしての電子スイッチSWa1,SWa2,SWb1,SWb2と,モータ6の負荷出力電源A等を備えたインバータ回路30を有している。
【0027】
コンバータ部2で分割されたn系統の微小直流電源D1〜Dnは,例えば微小直流電源D1側が陰極になるようにk=1からnの順に直列的に接続されている。例えば一端の微小直流電源D1は,電子スイッチSWa1を介して負荷出力電源Aの電極の出力端子aに,電子スイッチSWb1を介して負荷出力電源Aの電極の出力端子bに接続されている。一方,他端の微小直流電源Dnは,電子スイッチSWa2を介して負荷出力電源Aの出力端子bに接続され,電子スイッチSWb2を介して負荷出力電源Aの出力端子aに接続されている。このように,直列接続された微小直流電源D1〜Dnは,負荷出力電源Aの出力端子a,bに対しクロス状に接続されている。したがって,一対の電子スイッチSWa1及びSWa2と,電子スイッチSWb1及びSWb2を交互に切り換えることによって,負荷出力電源Aの出力端子a,bの極性を逆転することができる。
【0028】
電源スイッチSW1〜SWnは,各微小直流電源D1〜Dn毎に設けられ,各微小直流電源D1〜Dnに直列接続されている。迂回路P1〜Pnも,各微小直流電源D1〜Dn毎に設けられ,各微小直流電源D1〜Dnとその電源スイッチSW1〜SWnを迂回するように設けられている。例えば各迂回路P1〜Pnには,同じ通電方向のダイオード31がそれぞれ設けられている。かかる構成により,例えば電源スイッチSW1が開いている場合には,その微小直流電源D1の微小直流電圧V1が負荷出力電源Aに付加され,電源スイッチSW1が閉じている場合には,電流が迂回路P1を流れ,微小直流電圧V1は,負荷出力電源Aに印加されない。他の微小直流電源D2〜Dnに関しても同様である。したがって,各電源スイッチSW1〜SWnを規則的に選択的に切り換えていくことによって,微小直流電源D1〜Dnの各直流電圧Vk(k=1〜n)を直列的に合成し,負荷出力電源Aの出力電圧を,例えば正弦波状に変動させることができる。
【0029】
電子スイッチSWa1,SWa2,SWb1,SWb2と電源スイッチSW1〜SWnのON・OFFの切り換えは,例えば制御部4により制御される。制御部4は,負荷出力電源Aの出力電圧が所望の疑似交流電圧になるように,例えば設定される疑似交流電圧の周波数Fに基づいて電子スイッチSWa1,SWa2,SWb1,SWb2及び電源スイッチSW1〜SWnを制御する。
【0030】
次に,以上のように構成されたインバータ装置1の作用を,例えば200V,60Hzの商用交流電源5の商用交流電圧に対し,最大電圧Vp,周波数F(周期T)の正弦波状の疑似交流電圧を出力する場合について説明する。
【0031】
コンバータ部2に入力された商用交流電圧は,可変トランス10において,例えば求める疑似交流電圧と同じ最大電圧Vpに変換される。負荷に出力される交流電圧の実効電圧と周波数とは,一般的に(実効電圧)α(周波数)m,(m=1又は2)の関係が成立することが好ましく,例えば最大電圧Vpは,Vp=200×√2×(F/60)mに設定される。
【0032】
続いて,各整流回路C1〜Cnにおいて商用交流電圧が直流電圧に分割変換され,各絶縁トランスT1〜Tnにおいて所定の各微小直流電圧Vkに変換される。例えば図7に示すように微小直流電源D1〜Dnの各微小直流電圧がVk=Hcos(k/4nF),(k=1〜n,H=Vp/n)になるように変換される。即ち微小直流電源D1〜Dnのkの番号が大きくなるにつれて電圧が規則的に低下していくように変換される。
【0033】
インバータ部3では,例えば基準時Oに電子スイッチSWa1,SWa2がONに,電子スイッチSWb1,SWb2がOFFに切り換えられる。つまり,負荷出力電源Aの出力端子b側が陽極に,出力端子a側が陰極になる。また,基準時Oには,電源スイッチSW1〜SWnが総てOFFになっている。そして,基準時Oから時間θ0(θ0=1/4nF)経過後に電源スイッチSW1のみがONに切り換えられる。この結果,例えば図8に示すように負荷出力電源Aに微小直流電圧V1の出力電圧Voutが出力される。それから時間θ0経過後(基準時Oから時間2θ0経過後)に,電源スイッチSW2がONに切り換えられ,負荷出力電源Aに微小直流電圧V2が加算され,出力電圧がVout=V1+V2になる。さらに,時間θ0経過後(基準時Oから時間3θ0経過後)に電源スイッチSW3がONに切り換えられ,出力電圧がVout=V1+V2+V3となる。このように時間θ0が経過する度に,k=1からnの順に電源スイッチSW1〜SWnがONに切り換えられていく。こうすることにより,負荷出力電源Aの出力電圧Voutが正弦波状に上昇する。そして,最後の電源スイッチSnがONに切り換えられると,出力電圧Vout=Vpになる。
【0034】
例えば電源スイッチSnがONに切り換えられてから時間2θ0経過後に,電源スイッチSnがOFFに切り換えられ,今度は出力電圧Voutが微小直流電圧Vn分減算される。それから時間θ0経過後に電源スイッチSn―1が閉じられ,出力電圧Voutが微小直流電圧Vn−1分減算され,さらに時間θ0経過後に電源スイッチSn―2が閉じられ,出力電圧Voutが微小直流電圧Vn−2分減算される。このように時間θ0経過する度に,電源スイッチSW1〜SWnがk=nから1の順に閉じられ,出力電圧Voutがその都度減算されていく。この結果,負荷出力電源Aの出力電圧Voutが正弦波状に減少する。やがて電源スイッチSW1が閉じられると,負荷出力電源Aの出力電圧Voutが零に達し,半周期T/2(T/2=1/2F)の疑似交流電圧が形成される。
【0035】
ここで,各微小直流電源D1〜Dnのインバータ回路30への接続時間について説明する。図8に示すように例えば疑似交流電圧の基準時Oから半周期(T/2)までの間に,微小直流電源D1は,基準時Oから時間θ0経過後に接続され,時間T/2―2θ0接続され,その後時間θ0の間切断される。微小直流電源D2は,基準時Oから時間2θ0経過後に接続され,時間T/2―4θ0接続され,その後時間2θ0の間切断される。微小直流電源D3は,基準時Oから時間3θ0経過後に接続され,時間T/2―6θ0接続され,その後時間3θ0切断される。このように各微小直流電源Dk(k=1〜n)は,時間(k+1)θ0経過後に接続され,時間T/2―2kθ0の間接続された後,時間(k+1)θ0切断される。
【0036】
ところで,上述したように電源スイッチSWnが閉じられ,半周期T/2分の疑似交流電圧が形成された後は,電子スイッチSWa1,SWa2がOFFに,電子スイッチSWb1,SWb2がONに切り換えられる。こうすることにより,負荷出力電源Aの出力端子aが陽極に,出力端子bが陰極になり,負荷出力電源Aの電極の極性が逆転される。その後,上述した動作と同じように電源スイッチSW1〜SWnが操作され,微小直流電圧Vkが時間差θ0を持ってk=1からnの順に加算され,その後k=nから1の順に減算される。こうして図9に示すように極性の逆転した半周期T/2の正弦波形が形成され,負荷出力電源Aには,周期T(周波数F)の正弦波状の疑似交流電圧が出力される。
【0037】
以上の実施の形態によれば,インバータ回路30に,n系統の微小直流電源D1〜Dnを直列的に配置し,各微小直流電源D1〜Dn毎に電源スイッチSW1〜SWnを設けたので,各微小直流電源D1〜Dnの各微小直流電圧Vkを所定のタイミングで積算或いは減算することによって,正弦波状の疑似交流電圧を出力できる。この場合,同じ時間に入力される直流電圧が低電圧なので,このとき発生するマイクロサージ電圧も小さくなり,マイクロサージ電圧に起因するモータ6の焼損,破損が防止される。上述したような疑似交流電圧の出力は,既存の比較的単純な構成で実現できるので,インバータ装置1の小型化,低コスト化が図られる。
【0038】
前記実施の形態では,コンバータ部2に,各微小直流電源D1〜Dnに対応する絶縁トランスT1〜Tnが設けられ,この絶縁トランスT1〜Tnにより,各微小直流電源D1〜Dnの微小直流電圧Vkが,正弦波形から逆算されたVk=Hcos(kθ0)=Hcos(k/4nF),(k=1〜n)に設定される。そして,微小直流電源D1〜Dnのインバータ回路30への接続を,kの番号順に時間差θ0ずつずらして行ったので,より正弦波に近い疑似交流電圧を得ることができる。
【0039】
インバータ部3に,電子スイッチSWa1,SWa2と,電子スイッチSWb1,SWb2を設け,負荷出力電源Aの電極の極性を逆転自在にしたので,極性を半周期毎に逆転して,直列的な直流電圧を交流電圧に変換することができる。
【0040】
以上の実施の形態では,電圧値の異なる各微小直流電圧Vkを一定の時間差θ0で合成することによって正弦波に近い疑似交流電圧を得ていたが,商用交流電圧を,それぞれ電圧値の異なる複数の微小直流電圧群に分けて変換し,当該各群の微小直流電圧を所定の時間差で順に合成することによって疑似交流電圧を得てもよい。
【0041】
例えば,図10に示すように商用交流電圧は,二つの微小直流電圧群Y1,Y2に分けて変換される。微小直流電圧群Y1は,微小直流電源D1〜Dm(1<m<n)で構成され,微小直流電圧群Y2は,微小直流電源Dm+1〜Dnで構成される。微小直流電圧群Y1の各微小直流電源D1〜Dmの微小直流電圧は,電圧値V1に,微小直流電圧群Y2の各微小直流電源Dm+1〜Dnの微小直流電圧は,V1よりも小さい電圧値V2,例えばV1=2〜5×V2に変換される。この変換は,コンバータ部2の絶縁トランスT1〜Tm及び絶縁トランスTm+1〜Tnをそれぞれ所定の変圧比に設定することにより実現できる。
【0042】
そして,インバータ部3において,微小直流電圧群Y1の微小直流電源D1〜Dmに対応する電源スイッチSW1〜SWmが一定の時間差θ1を置いて順にONに切り換えられて,図3に示すように微小直流電圧群Y1の各微小直流電圧V1が時間差θ1を持って順に加算される。微小直流電圧群Y1の微小直流電圧V1が総て加算されると,続いて,微小直流電圧群Y2の微小直流電源Dm+1〜Dnに対応する電源スイッチSWm+1〜SWnが一定の時間差θ2を置いて順に切り換えられ,微小直流電圧群Y2の微小直流電圧V2が順に加算される。こうして,1/4F(1/4周期)の擬似交流電圧Sが得られる。なお,微小直流電圧群Y1から微小直流電圧群Y2に代わるタイミングが基準時Oから1/8F(Fは,周波数)程度になるように,例えばθ1×m=1/8Fを満たすように設定する。
【0043】
その後,微小直流電源Dm+1〜Dnに対応する電源スイッチSWm+1〜SWnが時間差θ2を持って順にOFFに切り換えられ,微小直流電圧群Y2の各微小直流電圧V2が順に減算される。続いて微小直流電圧群Y1の微小直流電源D1〜Dmに対応する電源スイッチSW1〜SWmが時間差θ1を置いて順にOFFに切り換えられ,微小直流電圧群Y1の微小直流電圧V1が順に減算される。こうして1/2F(1/2周期)の疑似交流電圧Sが得られる。さらに,電子スイッチSWa1,SWa2及び電子スイッチSWb1,SWb2により,負荷出力電源Aの電極の極性が逆転され,再度上述した動作が繰り返し行われる。こうして,1/F(1周期)の擬似交流電圧Sが得られる。
【0044】
かかる場合,コンバータ部2で変換される微小直流電源D1〜Dnの電圧値が二種類だけなので,絶縁トランスT1〜Tnの変圧比の設定が簡単で,コンバータ部2の構成を簡素化できる。なお,微小直流電源群の数は,二種類に限られず任意に選択できる。また,微小直流電圧群Y1,Y2が順に合成されるので,擬似交流電圧の変化量(勾配)が大きくなるときに,比較的大きい微小直流電圧V1を合成し,擬似交流電圧の変化量が小さくなるときに,より小さい微小直流電圧V2を合成することができ,正弦波に近い擬似交流電圧Sが得られる。
【0045】
前記各微小直流電圧群Y1,Y2の各微小直流電圧V1,V2の合成は,それぞれ一定の時間差θ1,θ2で行われたが,この時間差θ1,θ2を理想の正弦波形になるように逐次変化させてもよい。例えば理想の疑似交流電圧Sを,Csinθ(Cは,C=V1×m+V2×(n―m)を満たす定数,θは,基準時Oからの経過時間)とすると,時間θにおける疑似交流電圧Sの微小変化は,dS/dθ=Ccosθで現せられる。また,各微小直流電圧源D1〜Dnの各微小直流電圧V1,V2が合成される時間をθk(k=1〜n)とすると,各時間θkにおける電圧の微小変化は,V1/Δθk(k=1〜m),V2/Δθk(k=m+1〜n)で現せられる。したがって,
dS/dθ=Ccosθ≒V1/Δθk(k=1〜m),V2/Δθk(k=m+1〜n)
が成立し,各微小直流電圧V1,V2の合成時間差Δθk(k=1〜n)は,
Δθk≒V1/(C・cosθ)(k=1〜m)
Δθk≒V2/(C・cosθ)(k=m+1〜n)
となる。
したがって,図11に示すように微小直流電圧群Y1の各微小直流電圧V1を合成時間差Δθk(k=1〜m)=V1/(C・cosθ)で順に合成し,微小直流電圧群Y2の各微小直流電圧V2を合成時間差Δθk(k=m+1〜n)=V2/(C・cosθ)で順に合成することによって,より正弦波形に近い疑似交流電圧Sが得られる。
【0046】
以上の実施の形態においては,電源スイッチSW1〜SWnや電子スイッチSWa1,SWa2,SWb1,SWb2の動作は,制御部4のコンピュータで制御していたが,コンピュータに代えてカムなどの機械的な機構を用いて行ってもよい。
【0047】
以上,本発明の実施の形態の一例について説明したが,本発明はこの例に限らず種々の態様を採り得るものである。例えばインバータ装置1は,無停電電源装置,電車の速度調節における電力回収部及び低ノイズの要求される医療,研究用の測定機器の電源変換装置等にも応用できる。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば,マイクロサージ電圧が低減されるので,負荷側の焼損,ノイズの発生等を防止できる。また,インバータ装置の小型化,低コスト化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】各微小直流電圧Vkの設定根拠を説明するための説明図である。
【図2】理想正弦曲線の微小変化と,その際の電圧変化との関係を示すための説明図である。
【図3】複数の微小直流電圧を合成して実現される疑似交流電圧を示すグラフである。
【図4】インバータ装置の構成の概略を示す説明図である。
【図5】コンバータ部の構成の説明図である。
【図6】インバータ部の構成の説明図である。
【図7】各微小直流電源の微小直流電圧を示す説明図である。
【図8】基準時から半周期までの各微小直流電圧の出力タイミングを示すためのグラフである。
【図9】最終的に出力される疑似交流電圧を示すグラフである。
【図10】複数の微小直流電圧群を合成して実現された疑似交流電圧を示すグラフである。
【図11】複数の微小直流電圧群を合成して実現された疑似交流電圧を示すグラフである。
【図12】従来のPWM方式の電圧変換方法を示すための説明図である。
【図13】従来のPWM方式で発生するマイクロサージ電圧を示すための説明図である。
【符号の説明】
1 インバータ装置
2 コンバータ部
3 インバータ部
C1〜Cn 整流回路
T1〜Tn 絶縁トランス
D1〜Dn 微小直流電源
P1〜Pn 迂回路
A 負荷出力電源
SW1〜SWn 電源スイッチ
SWa1,SWa2,SWb1,SWb2 電子スイッチ
Claims (13)
- 交流電圧を,複数系統の微小直流電圧に変換するコンバータ部と,
前記複数系統の微小直流電圧を選択的かつ直列的に合成して,所定の疑似交流電圧に変換するインバータ部と,を備えたことを特徴とする,インバータ装置。 - 前記インバータ部は,
前記各微小直流電圧毎に設けられ,前記各微小直流電圧が入力される直流電源と,
前記疑似交流電圧が出力される出力電源と,
前記各直流電源に対し直列に接続された各直流電源のスイッチング素子と,
前記各直流電源とその各直流電源のスイッチング素子とを迂回する迂回路と,を有する回路を備え,
前記直流電源は,直列に接続されていることを特徴とする,請求項1に記載のインバータ装置。 - 前記迂回路には,ダイオードが設けられていることを特徴とする,請求項2に記載のインバータ装置。
- 前記回路には,前記疑似交流電圧の出力電源における電極の極性を逆転させるための電極スイッチング素子が設けられていることを特徴とする,請求項2又は3のいずれかに記載のインバータ装置。
- 前記コンバータ部は,前記交流電圧の交流電源に並列的に接続された複数の整流回路と,当該各整流回路毎に設けられた複数の変圧器を備えたことを特徴とする,請求項1,2,3又は4のいずれかに記載のインバータ装置。
- 前記コンバータ部は,微小直流電圧に変換される前の前記交流電圧を変圧する他の変圧器を備えたことを特徴とする,請求項5に記載のインバータ装置。
- 前記インバータ部では,前記複数系統の微小直流電圧が一定の時間差を設けて所定の順で合成されることを特徴とする,請求項1,2,3,4,5又は6のいずれかに記載のインバータ装置。
- 前記微小直流電圧がn系統であって,前記疑似交流電圧が周波数Fの正弦波形の交流電圧である場合に,
前記コンバータ部において,前記各微小直流電圧Vkは,
Vk=Hcos(k/4nF)(k=1〜n,Hは定数)を満たすように変換され,
前記インバータ部において,前記各微小直流電圧Vkは,kの番号順に各々が時間差1/4nFを設けて合成されることを特徴とする,請求項7に記載のインバータ装置。 - 前記コンバータ部では,前記複数系統の微小直流電圧は,電圧値によって分けられる複数の微小直流電圧群に変換され,
前記インバータ部では,前記複数の微小直流電圧群が所定の順で合成され,当該各微小直流電圧群における電圧値の同じ微小直流電圧は,各微小直流電圧群毎に設定された時間差で順に合成されることを特徴とする,請求項1,2,3,4,5又は6のいずれかに記載のインバータ装置。 - 交流電圧を,複数系統の微小直流電圧に変換する第1の変換工程と,
前記複数系統の微小直流電圧を選択的かつ直列的に合成して,所定の疑似交流電圧に変換する第2の変換工程と,を有することを特徴とする,インバータ方法。 - 前記疑似交流電圧が正弦波状の交流電圧である場合には,前記第2の変換工程は,前記各微小直流電圧を,一定の時間差を設けて規則的に加算し,その後規則的に減算する工程を有することを特徴とする,請求項10に記載のインバータ方法。
- 前記交流電圧を,n系統の微小直流電圧に変換し,当該微小直流電圧を,周波数Fの正弦波状の疑似交流電圧に変換する場合,
前記第1の変換工程は,各微小直流電圧Vkを,
Vk=Hcos(k/4Fn)(k=1〜n,Hは定数)を満たすように変換する工程を有し,
前記第2の変換工程は,
前記各微小直流電圧Vkを,k=1からnの順に時間差1/4Fnを設けて加算し,その後,k=nから1の順に時間差1/4Fnを設けて減算する加減工程と,
その後,疑似交流電圧の電極の極性を逆転してから,再度前記加減工程を行う工程と,を有することを特徴とする,請求項10又は11のいずれかに記載のインバータ方法。 - 前記疑似交流電圧が正弦波状の交流電圧である場合には,
前記第1の変換工程において,前記複数系統の微小直流電圧は,電圧値によって分けられる複数の微小直流電圧群に変換され,
前記第2の変換工程において,前記複数の微小直流電圧群は所定の順に合成され,当該各微小直流電圧群の電圧値の同じ微小直流電圧は,各微小直流電圧群毎に設定された時間差で順に合成されることを特徴とする,請求項10に記載のインバータ方法。
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---|---|---|---|
JP2002307419A JP2004147389A (ja) | 2002-10-22 | 2002-10-22 | インバータ装置及びインバータ方法 |
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JP2006320103A (ja) * | 2005-05-12 | 2006-11-24 | Fuji Electric Systems Co Ltd | 直列多重電力変換装置の制御装置 |
-
2002
- 2002-10-22 JP JP2002307419A patent/JP2004147389A/ja active Pending
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