JP5683335B2 - 回転機械の組み立て方法 - Google Patents
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Description
また、吊り柱を前記内車下半部に仮固定することで該吊り柱を用いて前記内車下半部の撓み解消を行う工程は、前記内車下半部の両端開口縁部に跨るように前記吊り柱を載置して、該吊り柱を該内車下半部に仮固定する工程と、前記内車下半部に仮固定された吊り柱が支持するテンションボルトの下端を前記内車下半部における胴部の底面のネジ穴部に螺合させるとともに前記テンションボルトの上下位置を前記吊り柱との支持位置で調整することで、前記内車下半部の撓み解消を行う工程と、を含むことが好ましい。
外車上半部11は、紙面奥行き方向に連続してロータ軸Qと直交する断面が略円弧形状の壁部11aと、その両端に設けられた水平フランジ部11bと、を備えている。
外車下半部12は、幅方向両端に立ち上がる側壁12aと、各側壁12aの上端に形成された水平フランジ部12bと、側壁12aの中途部に設けられた水平な内車支持部12cと、を備えている。また、この内車支持部12cには、図1(B)に示すように、水平フランジ部12bの内側に設けられて一段高くなる段差部12dと、を備えている。尚、この段差部12dに変えて、図1(C)に示すように、穴部12eとしても良い。
これにより、外車室13は、ロータ軸Qを通る水平面にて、各水平フランジ部11b,12bをボルト結合することによって連結されている。尚、外車室13は、内車室16及びロータ17からの重量荷重並びに駆動時の真空荷重における変形を十分に抑制できる構成であれば、図示例に限定されるものではない。この際、外車下半部12にあっては、上述した荷重に対する補強のためのフランジ等を形成することはあっても、内車下半部15を設置した際の変形を補正するための構造を採用する必要はない。また、外車上半部11及び外車下半部12の紙面奥行き方向になる前後端には端壁(図示せず)が設けられている。
内車上半部14は、紙面奥行き方向に連続してロータ軸Qと直交する断面が略半円弧状の胴部14aと、図2に示すように、胴部14aの幅方向左右から外方に向けて張り出すと共に、ロータ軸Q(図1)と直交する鉛直方向に平面な複数の補強フランジ14bと、胴部14aの上部〜突出するタービン排気管14cと、を備えている。
内車下半部15は、紙面奥行き方向に連続してロータ軸Qと直交する断面が略半円弧状の胴部15aと、図2に示すように、胴部15aの幅方向左右から外方に向けて張り出すと共に、ロータ軸Q(図1)と直交する鉛直方向に平面な複数の補強フランジ15bと、補強フランジ15bの張出端部に設けられてロータ軸Qを通る水平面よりも下方に突出するシャフト状の係止部15cと、下端が胴部15aから下方に向けて突出する複数の配管(例えば、主蒸気管やタービン入口・出口配管等)15dと、を備えている。内車上半部14の補強フランジ14bと内車下半部15の補強フランジ15bとは上下で連続するように形成されている。また、係止部15cは、図1(B),(C)に示すように、段差部12d又は穴部12eと係合可能な位置及び大きさに形成されている。
これにより、内車室16は、各胴部14a,15aの合わせ構造により略円筒形状とされ、その内部にロータ17が配置される。尚、ロータ17の具体的な構成等は省略する。また、図示例の内車室16は、その上下に複数の配管(14c,15d)を設け、例えば、図示しないボイラから供給される蒸気が主蒸気管から流入し、内部の調速段及び高圧タービン段落(共に図示せず)で膨張して仕事を行った後、その高圧排気蒸気が高圧タービン出口配管を経てボイラへと導く経路と、ボイラで再熱された蒸気が中圧タービン入口管から流入し、中圧タービンで膨張して仕事を行った後、タービン排気管14cから流出して図示しない低圧タービンへと導く経路と、を備えた高中圧一体形蒸気タービンの内車室16として使用されるが、これらの配管の数や位置並びに出入口等はタービン種類や機能等に依存するもので、図示の構造に限定されるものではない。
次に、回転機械10の組み付け手順を図3乃至図6に基づいて説明する。尚、本実施の形態においては、図3(A)に示すように、内車下半部15の胴部15aには、その両端開口縁部から紙面奥行き方向に複数のリーマボルト15eが突出されている。このリーマボルト15eは、内車上半部14と係合することで内車上半部14と内車下半部15とを結合するための下都合手段として用いられている。また、胴部15aの底面には表面に開放するネジ穴部15fが設けられている。
ところで、上記実施の形態においては、従来技術のように、外車下半部12に補正用のフランジを設けていないものとして説明したが、内車下半部15の重量等に応じて、図7(A)〜(C)に示すように、外車下半部12に補強を兼ねた補正用の傾斜フランジ12fを形成しても良い。
また、内車下半部15を係止する工程の後、外車下半部12と内車下半部15の下方との間を通したワイヤ27に張力を与えて内車下半部15の幅方向中心部を持ち上げる工程を行うことにより、油圧ジャッキ等を内車下半部15に設置する必要なく、内車下半部15の撓みを補正することができる。
さらに、本発明の回転機械10にあって、ロータ軸Qを通る水平面で外車上半部11と外車下半部12とに分割された外車室13と、ロータ軸Qを通る水平面で内車上半部14と内車下半部15とに分割されて外車室13内に収納され且つ内車下半部15の外壁面から外車室13に支持される補強フランジ15bを備えた内車室16と、内車室16内に配置されるロータ17と、を備えた回転機械10において、補強フランジ15bに外車下半部12と係合して内車下半部15の水平方向に対する移動を阻止する係止部15cが設けられていることにより、内車下半部15の撓みの発生を抑制することができる。
10…回転機械
11…外車上半部
12…外車下半部
13…外車室
14…内車上半部
15…内車下半部
15b…補強フランジ(張出部)
15c…係止部
16…内車室
17…ロータ
27…ワイヤ
Claims (3)
- 水平面で外車上半部と外車下半部とに分割された外車室と、
ロータ軸を通る水平面で内車上半部と内車下半部とに分割されて前記外車室内に収納され且つ前記内車下半部の外壁面から前記外車室に支持される張出部を備えた内車室と、
前記内車室内に配置されるロータと、
を備え、
前記外車下半部、前記内車下半部、前記ロータ、前記内車上半部、前記外車上半部、の順に組み立てられる回転機械の組み立て方法であって、
前記外車下半部を設置する工程と、
吊り柱を前記内車下半部に仮固定することで該吊り柱を用いて前記内車下半部の撓み解消を行う工程と、
前記内車下半部を前記吊り柱とともに吊り込んで前記外車下半部に対する内車設置位置まで搬送する工程と、
前記内車設置位置で前記内車下半部を吊り込んだまま前記外車下半部に対して前記張出部を水平方向に移動不能に係止する工程と、
その係止状態を維持したまま前記内車下半部から前記吊り柱を取り外したうえで前記外車下半部に前記内車下半部を固定する工程と、
前記内車下半部に前記ロータ及び前記内車上半部をこの順で取り付ける工程と、
を備えることを特徴とする回転機械の組み立て方法。 - 吊り柱を前記内車下半部に仮固定することで該吊り柱を用いて前記内車下半部の撓み解消を行う工程は、
前記内車下半部の両端開口縁部に跨るように前記吊り柱を載置して、該吊り柱を該内車下半部に仮固定する工程と、
前記内車下半部に仮固定された吊り柱が支持するテンションボルトの下端を前記内車下半部における胴部の底面のネジ穴部に螺合させるとともに前記テンションボルトの上下位置を前記吊り柱との支持位置で調整することで、前記内車下半部の撓み解消を行う工程と、
を含む請求項1に記載の回転機械の組み立て方法。 - 前記内車下半部を係止する工程の後、前記外車下半部と前記内車下半部の下方との間を通したワイヤに張力を与えて前記内車下半部の幅方向中心部を持ち上げる工程を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の回転機械の組み立て方法。
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