JP5682690B1 - 衛生洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】減速ギヤが破損することを抑えることができる衛生洗浄装置を提供することを目的とする。【解決手段】ケーシングと、便器に固定された軸部を有しケーシングの後方側を便器に取り付ける固定具と、軸部を中心としてケーシングを回動させケーシングの前方側を上面から上昇させる昇降部と、昇降部の動作を制御する制御部と、を備え、昇降部は、制御部から送信される信号に基づいてトルクを発生するモータと、ケーシングに設けられトルクを伝達する回動軸と、モータと回動軸とに連結されモータの回転速度を変換しトルクを回動軸へ伝達する減速ギヤと、回動軸に取り付けられ回動軸を介して伝達されたトルクにより回動し前方側を上面から上昇させる受け部と、を有し、制御部は、前方側の上昇の量の増加に伴ってモータの脱調トルクを小さくする制御を実行することを特徴とする衛生洗浄装置が提供される。【選択図】図2

Description

本発明の態様は、一般的に、衛生洗浄装置に関する。
衛生洗浄装置が設置された便器の上面部を清掃可能とするために、衛生洗浄装置の機能部が便器の上面に対して昇降可能とされた衛生洗浄装置が知られている。例えば、特許文献1に記載された便器設備では、ステッピングモータの回転運動をラックおよびピニオンにより直線運動に変換し、便座支持部材を陶器に対して上下に移動させる。これにより、便器本体の上面や、フロントベースプレートの下面を清掃可能としている。
しかし、この便器設備に備えられる昇降装置が上昇方向に駆動している際に、使用者により便座支持部材を下降させる方向に強制的な外力が加わった場合には、昇降装置に搭載される減速機構に過剰なトルクが加わる。すると、減速機構が破壊するおそれがある。
具体的には、駆動中に逆方向に外力が加わった場合、減速機構にはプルアウトトルクとほぼ等しいトルクが加わる。一方、プルアウトトルクとプルイントルクとは、相関関係にある。減速機構の負荷を低下させるために、プルアウトトルクを低下させると、プルイントルクも低下し、便座支持部材を上昇させることができなくなる。そのため、プルイントルクを低下させることができない。その結果、プルアウトトルクが大きくなり、減速機構の破壊に繋がるという問題がある。
特開2004−97392号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、減速ギヤが破損することを抑えることができる衛生洗浄装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、便器のボウルよりも後方における前記便器の上面に設置され機能部品を内蔵するケーシングと、前記便器に固定された軸部を有し前記ケーシングの後方側を前記便器に取り付ける固定具と、前記軸部を中心として前記ケーシングを回動させ前記ケーシングの前方側を前記上面から上昇させる昇降部と、前記昇降部の動作を制御する制御部と、を備え、前記昇降部は、前記制御部から送信される信号に基づいてトルクを発生するモータと、前記ケーシングに設けられ前記トルクを伝達する回動軸と、前記モータと前記回動軸とに連結され前記モータの回転速度を変換し前記トルクを前記回動軸へ伝達する減速ギヤと、前記回動軸に取り付けられ前記回動軸を介して伝達された前記トルクにより回動し前記前方側を前記上面から上昇させる受け部と、を有し、前記制御部は、前記前方側の上昇の量の増加に伴って前記モータの脱調トルクを小さくする制御を実行することを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、必要以上の荷重が減速ギヤにかかることを抑え、減速ギヤが破損することを抑制することができる。
すなわち、使用者が衛生洗浄装置の上昇を止めようとして、衛生洗浄装置に対して下降方向に力を加える場合には、衛生洗浄装置が上昇し始めた直後ではなく、衛生洗浄装置が上昇していることに使用者が気づいた段階であることが多い。そのため、この衛生洗浄装置によれば、使用者が意図せずに、衛生洗浄装置が上昇した場合において、使用者が衛生洗浄装置の上昇を止めようとして、衛生洗浄装置に対して下降方向に力を加えたとしても、必要以上の荷重が減速ギヤにかかることを抑えることができる。そのため、減速ギヤが破損することを抑制することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記制御部は、前記前方側の上昇の量の増加に伴って前記モータへ通電する電流を小さくすることを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、制御部が実行する制御により、減速ギヤが破損することを抑制することができる。そのため、昇降部が大型化することを抑え、耐久性のより高い昇降部を提供することができる。
第3の発明は、第1または2の発明において、前記昇降部は、前記回動軸の回動を付勢するバネをさらに有することを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、モータの負荷トルクを抑えることができる。そのため、減速ギヤの破損を抑制することができる。
第4の発明は、第3の発明において、前記モータは、ディテントトルクを発生し、前記前方側が前記上面から上昇した状態では、前記減速ギヤを介して前記回動軸へ伝達される前記ディテントトルクと、前記バネの力に基づいて前記回動軸に生ずるトルクと、の総和は、衛生洗浄装置の自重により前記受け部を介して前記回動軸に生ずるトルクよりも大きいことを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、ケーシングの前方側が便器の上面から上昇した状態が保持される。そのため、使用者が便器の上面およびケーシングの下面を容易に清掃することができる。
第5の発明は、第4の発明において、前記減速ギヤを介して前記回動軸へ伝達される前記ディテントトルクは、前記バネの力に基づいて前記回動軸に生ずるトルクよりも大きいことを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、衛生洗浄装置が単体で存在する際に、受け部は、略水平状態を維持することができる。そのため、組み立て、梱包および搬送の際などにおいて、受け部がケーシングから突出することを抑えることができる。そのため、組立性、梱包性および搬送性を確保することができる。
本発明の態様によれば、減速ギヤが破損することを抑えることができる衛生洗浄装置が提供される。
本発明の実施の形態にかかる衛生洗浄装置を備えたトイレ装置を表す模式的斜視図である。 本発明の実施の形態にかかる衛生洗浄装置を備えたトイレ装置を表す模式的斜視図である。 本実施形態のケーシングを下側から眺めた模式的斜視図である。 ケーシングの前方側が上昇した状態を側方から眺めた模式的断面図である。 本実施形態の操作部の一例を例示する模式的平面図である。 本実施形態の昇降部を表す模式的斜視図である。 出力ギヤ部とストッパ解除部と回動軸との関係を説明する模式図である。 本実施形態の出力ギヤ部を表す模式図である。 支柱とストッパ解除部と回動部との関係を説明する模式図である。 本実施形態の支柱を表す模式図である。 本実施形態の昇降部の上昇動作を説明する模式的断面図である。 本実施形態の支柱の動作を説明する模式的平面図である。 本実施形態の支柱の他の動作を説明する模式的平面図である。 本実施形態のモータの特性の一例を例示するグラフ図である。 本実施形態の固定具を説明する模式的斜視図である。 本実施形態の固定具を説明する模式的断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1および図2は、本発明の実施の形態にかかる衛生洗浄装置を備えたトイレ装置を表す模式的斜視図である。
図1は、本実施形態のケーシングが下降した状態を表す模式的斜視図である。
図2は、本実施形態のケーシングが上昇した状態を表す模式的斜視図である。
本実施形態にかかるトイレ装置10は、前部にボウル810を有する便器800と、便器800の上部に設置された衛生洗浄装置100と、を備える。衛生洗浄装置100は、ボウル810の後方上部に設置されたケーシング200と、そのケーシング200に対して開閉自在に軸支された便座300および便蓋400と、を有する。ケーシング200の内部には、便座300に座った使用者の「おしり」などの洗浄を実現する局部洗浄機能部などが内蔵されている。また、ケーシング200の内部には、制御部201が設けられている。制御部201は、局部洗浄機能部の動作や、後述する昇降部500(図3(a)および図3(b)参照)の動作を制御する。
なお、ケーシング200の内部には、例えば、便器800のボウル810内の空気を吸い込み、フィルタや触媒などを介して臭気成分を低減させる脱臭機能部や、便座300に座った使用者の「おしり」などに向けて温風を吹き付けて乾燥させる温風乾燥機能部や、トイレ室内に温風を吹き出してトイレ室を暖房する室内暖房機能部などが内蔵されていてもよい。
便器800の後方側部には、パネル830が設けられている。これによれば、パネル830は、便器800の側面や適宜設けられた配管などを覆い隠すことができるため、意匠性を確保することができる。
例えば使用者がリモコンなどの操作部860(図5参照)において所定の操作を行うと、ケーシング200の前方側は、図2に表した矢印A1のように、ケーシング200の後方側を中心として電動により回動し、便器800の上面820から上昇して離間できる。
そうすると、図2に表したように、操作部860において所定の操作が行われる前、すなわちケーシング200の前方側が上昇する前よりも大きな隙間が、ケーシング200と、便器800の上面820と、の間において生ずる。なお、操作部860における所定の操作については、後述する。
これによれば、使用者は、ケーシング200と、便器800の上面820と、の間の隙間から清掃用具や手などを入れることにより、その隙間の部分や、ケーシング200と便器800との間への汚水浸入を防止するシール材221などを容易に清掃することができる。また、電動により自動でケーシング200の前方側を昇降させることができるため、手動ハンドル等を設置する必要がない。そのため、意匠性が損なわれることを抑え、清掃性および操作性を向上させた衛生洗浄装置100を提供することができる。なお、シール材221は、後述するように、ケーシング200の下面と、便器800の上面820と、の間に設けられている。
また、ケーシング200と、便器800の上面820と、の間の隙間に汚れやゴミが溜まったり、シール材221に汚れが付着したままの状態となることを抑制することができる。そのため、便器800の上面820との間の隙間や、シール材221から異臭が発生することを抑制することができる。またさらに、本実施形態では、ケーシング200の全体を上昇させるわけではなく、ケーシング200の前方側を回動させて上昇させるため、ケーシング200に内蔵された各種機能部品への給水および給電のためにそれぞれ使用される配管および配線は、ほとんど伸縮しない。そのため、ケーシング200の前方側の昇降時には、これらの配管および配線などが破損したり損傷を受けるおそれは少ない。
次に、ケーシング200の前方側を上昇させる機構および動作について、図面を参照しつつさらに詳細に説明する。
図3は、本実施形態のケーシングを下側から眺めた模式的斜視図である。
図4は、ケーシングの前方側が上昇した状態を側方から眺めた模式的断面図である。
図5は、本実施形態の操作部の一例を例示する模式的平面図である。
なお、図3(a)は、ケーシングの前方側が下降した状態を表す模式的斜視図である。図3(b)は、ケーシングの前方側が上昇した状態を表す模式的斜視図である。
図3(a)および図3(b)に表したように、ケーシング200は、ケースカバー210と、ケースプレート220と、昇降部カバー230と、を有する。局部洗浄機能などの機能部品は、ケースプレート220に適宜載置され、その上方をケースカバー210により覆われている。昇降部カバー230は、ケースプレート220の下面に設けられている。図3(a)および図3(b)に表したように、ケースプレート220の下面には、便器800のボウル810の形状に略沿うように直線部分や湾曲部分などを有するシール材221が付設されている。つまり、シール材221は、ケースプレート220の下面におけるボウル810側の前端部に付設されている。
但し、シール材221の設置位置は、これだけに限定されるわけではなく、便器800の上面820に付設されていてもよい。あるいは、シール材221は、ケースプレート220の下面と、便器800の上面820と、の両方に付設されていてもよい。なお、本実施形態では、シール材221がケースプレート220の下面に付設されている場合を例に挙げて説明する。
シール材221は、例えばゴムなどの弾性を有する材料により形成されている。そのため、ケーシング200が便器800の上面820に設置された際には、シール材221は、圧縮変形し便器800の上面820に密着する。そのため、シール材221は、ケーシング200と便器800との間への汚水浸入を防止できる。
ケースプレート220と、昇降部カバー230と、の間には、ケーシング200の前方側を便器800の上面820から上昇させ離間させる昇降部500が設けられている。図3(a)および図3(b)に表したように、昇降部500は、支柱(受け部)550を有する。支柱550は、回動軸530(図6参照)の回動と連動して回動することができる。
ケーシング200は、後方側において、固定具240により便器800に取り付けられている。ケーシング200は、固定具240により取り付けられた部分を中心として便器800に対して回動することができる。固定具240の詳細については、後述する。
ケーシング200の前方側が下降した状態(図3(a)参照)において、例えば使用者が操作部860において所定の操作を行うと、支柱550は、回動軸530を介して伝達された回動力を受け、図3(b)に表したように回動する。すなわち、支柱550は、ケースプレート220の下面からみて倒立した状態となる。
操作部860における所定の操作としては、例えば操作部860のメニュー画面における操作が挙げられる。具体的には、図5に表したように、本実施形態の操作部860は、操作ボタン861と、表示部863と、を有する。例えば使用者は、操作ボタン861を適宜操作することにより表示部863にメニュー画面を表示させる。続いて、例えば使用者は、操作ボタン861を適宜操作することにより表示部863に表示されたメニュー画面の中から「1.お手入れ」を選択する。続いて、例えば使用者は、操作ボタン861を適宜操作することにより「1.お手入れ」の項目の中から「上昇」または「下降」を選択する。例えば使用者が「1.お手入れ」の項目の中から「上昇」を選択すると、支柱550は、昇降部カバー230の内部に収納された状態から、ケースプレート220の下面からみて倒立した状態となる。一方で、例えば使用者が「1.お手入れ」の項目の中から「下降」を選択すると、支柱550は、ケースプレート220の下面からみて倒立した状態から、昇降部カバー230の内部に収納された状態となる。
図4に表したように、支柱550は、ケースプレート220の下面からみて倒立すると、便器800の内部に設置されたガイドプレート(プレート部)840に支持される。その結果として、支柱550は、ケーシング200の前方側を便器800の上面820から上昇させ離間させることができる。支柱550が回動する際には、支柱550の一端部551は、ガイドプレート840の表面と当接しつつその表面上をスライドする。このとき、支柱550およびガイドプレート840は、例えば樹脂などのような摺動性のより良い材料から形成されている。また、支柱550の一端部551は、略円形の断面形状を有する。そのため、支柱550は、ガイドプレート840の表面上を滑らかにスライドすることができる。
なお、ガイドプレート840は、便器800の内部ではなくケースプレート220に取り付けられていてもよい。
これによれば、使用者は、電動により自動で、ケーシング200の前方側を便器800の上面820から上昇させ離間させることができる。これにより、ケースプレート220の下面に付設されたシール材221を便器800の上面820から離間させることができる。そのため、図1および図2に関して前述したように、使用者は、ケーシング200と、便器800の上面820と、の間の隙間から清掃用具や手などを入れることにより、その隙間の部分やシール材221などを容易に清掃することができる。また、電動により自動でケーシング200の前方側を昇降させることができるため、手動ハンドル等を設置する必要がない。そのため、意匠性が損なわれることを抑え、清掃性および操作性を向上させた衛生洗浄装置100を提供することができる。
一方で、ケーシング200は、上昇および下降していない状態では、昇降部500および固定具240により前方側および後方側を便器800にそれぞれ固定されているため、使用者が便座300に座ったときの安定感を確保することができる。また、昇降部500やガイドプレート840を簡略的な構造とすることができ、大幅なコストアップを必要とせずにトイレ装置に昇降機能を付加することができる。
次に、本実施形態の昇降部500について、図面を参照しつつ説明する。
図6は、本実施形態の昇降部を表す模式的斜視図である。
本実施形態の昇降部500は、モータ501と、減速ギヤ510と、回動軸530と、第1のバネ503と、支柱550と、ストッパ部570と、ガイドプレート840と、を有する。モータ501、減速ギヤ510、回動軸530および第1のバネ503は、昇降部カバー230の内部に設けられている。図3(a)および図3(b)に関して前述したように、昇降部カバー230は、ケースプレート220の下面に設けられている。そのため、モータ501、減速ギヤ510、回動軸530および第1のバネ503は、昇降部カバー230と、ケースプレート220の下面と、の間に設けられている。
モータ501は、制御部201から送信される信号に基づいて回動運動を行い、回動力(トルク)を発生する。本実施形態のモータ501は、ステッピングモータである。但し、モータ501は、ステッピングモータだけに限定されず、例えば直流モータなどであってもよい。以下では、モータ501がステッピングモータである場合を例に挙げて説明する。
図6に表した昇降部500においては、減速ギヤ510は、第1のギヤ部511と、第2のギヤ部512と、出力ギヤ部540と、を有する。但し、減速ギヤ510が有するギヤ部の数は、これだけに限定されるわけではない。例えば、減速ギヤ510は、出力ギヤ部540のみを有していてもよい。ギヤ部の数については、減速ギヤ510の減速比に応じて適宜変更することができる。なお、本実施形態の減速ギヤ510の減速比は、例えば約1/300以上1/290以下程度である。
回動軸530は、出力ギヤ部540と連結され、出力ギヤ部540と連動して回動する。回動軸530は、減速ギヤ510を介してモータ501から伝達された回動力により回動する。
支柱550、回動軸530と連結され、回動軸530と連動して回動する。
第1のバネ503は、回動軸530の回動をアシストする。具体的には、第1のバネ503は、支柱550がケースプレート220の下面からみて倒立する方向へ回動軸530を付勢している。これにより、モータ501の負荷トルクを抑えることができる。
減速ギヤ510を介して回動軸530へ伝達されるモータ501のディテントトルクは、第1のバネ503の力に基づいて回動軸530に生ずるトルクよりも大きい(図14参照)。
本願明細書において「ディテントトルク」とは、モータ501に通電していない状態において、モータ501に発生しているトルクをいう。
これにより、衛生洗浄装置100が単体で存在する際に、支柱550は、略水平状態を維持することができる。言い換えれば、衛生洗浄装置100が単体で存在する際に、支柱550がケースプレート220の下面からみて倒立することを抑えることができる。そのため、組み立て、梱包および搬送の際などにおいて、支柱550がケーシング200から突出することを抑えることができる。そのため、組立性、梱包性および搬送性を確保することができる。
ストッパ部570は、爪部573を有する。爪部573は、ストッパ部570の先端部に設けられている。図6に表したように、昇降部カバー230の内部には、第2のバネ575が設けられている。第2のバネ575は、ストッパ部570を後方へ付勢している。これにより、図6に表したように、ストッパ部570が第2のバネ575の付勢力以外の力を受けていない場合には、ストッパ部570の爪部573は、昇降部カバー230の後方へ突出している。一方で、第2のバネ575の付勢力と対抗する方向へ所定値以上の大きさの力をストッパ部570が受けると、ストッパ部570の爪部573は、昇降部カバー230の内部へ押される。
ガイドプレート840は、壁部843を有する。壁部843には、ストッパ嵌合部847が設けられている。図6に表したガイドプレート840では、ストッパ嵌合部847は、第1の嵌合孔847aと、第2の嵌合孔847bと、第3の嵌合孔847cと、を有する。但し、ストッパ嵌合部847が有する嵌合孔の数は、これだけに限定されず、1つ、あるいは、2つ、あるいは4つ以上でもよい。また、ストッパ嵌合部847は、孔を有することに限定されず、溝を有していてもよい。
ケーシング200が下降した状態では、ストッパ部570の爪部573は、ストッパ嵌合部847と嵌合している。例えば、ケーシング200が下降した状態では、ストッパ部570の爪部573は、第1の嵌合孔847a、第2の嵌合孔847bおよび第3の嵌合孔847cのいずれかと係合している。これにより、ケーシング200が下降した状態では、ケーシング200の前方側は、便器800に設置されたガイドプレート840に固定されている。そのため、ストッパ部570は、ケーシング200が便器800の上面820から上昇することを抑え、使用者が便座300に座ったときの安定感を確保することができる。
本実施形態の昇降部500によれば、電動により自動で、ケーシング200の前方側を昇降させることができるため、手動ハンドル等を設置する必要がない。そのため、意匠性が損なわれることを抑え、清掃性および操作性を向上させた衛生洗浄装置100を提供することができる。
また、昇降部500は、モータ501の回転運動を回動軸530へ伝達し、回動軸530を回転させる構造を有する。これにより、簡単な構造で、昇降部500を自動化することができ、昇降部500が大型化することを抑えることができる。その結果、衛生洗浄装置100の意匠性を向上させることができる。
図7は、出力ギヤ部とストッパ解除部と回動軸との関係を説明する模式図である。
図8は、本実施形態の出力ギヤ部を表す模式図である。
図7(a)は、本実施形態の昇降部500の内部を表す模式的斜視図である。図7(b)は、図7(a)に表した矢印A11の方向に出力ギヤ部540をみたときの模式的平面図である。なお、図7(a)では、説明の便宜上、ガイドプレート840、昇降部カバー230、支柱550および第2のバネ575を省略している。
図8(a)および図8(b)は、本実施形態の出力ギヤ部を表す模式的斜視図である。図8(c)は、本実施形態の出力ギヤ部を表す模式的平面図である。
図8(a)〜図8(c)に表したように、出力ギヤ部540は、略中央部に貫通孔541を有する。図7(a)および図7(b)に表したように、回動軸530およびストッパ解除部580は、出力ギヤ部540の貫通孔541を貫通している。
ストッパ解除部580は、第1の外面581と、第2の外面582と、を有する。
出力ギヤ部540は、貫通孔541の内側において、第1の内面542aと、第2の内面542bと、を有する。ストッパ解除部580の第1の外面581は、出力ギヤ部540の第1の内面542aと接触している。ストッパ解除部580の第2の外面582は、出力ギヤ部540の第2の内面542bと接触している。これにより、ストッパ解除部580は、出力ギヤ部540の回動運動とともに回動する。
回動軸530は、第1の外面531と、第2の外面532と、を有する。
出力ギヤ部540は、貫通孔541の内側において、第3の内面543aと、第4の内面543bと、第5の内面544aと、第6の内面544bと、を有する。ケーシング200が下降した状態(ストッパ部570の爪部573がストッパ嵌合部847と嵌合した状態)では、回動軸530の第1の外面531は、出力ギヤ部540の第3の内面543aと接触している。ケーシング200が下降した状態(ストッパ部570の爪部573がストッパ嵌合部847と嵌合した状態)では、回動軸530の第2の外面532は、出力ギヤ部540の第4の内面543bと接触している。
モータ501の回動力が出力ギヤ部540に伝達されると、出力ギヤ部540は、図7(b)に表した矢印A12の方向に回動する。すると、ストッパ解除部580は、出力ギヤ部540とともに回動する。つまり、出力ギヤ部540とストッパ解除部580との間には、遊びがほとんどない。
一方、出力ギヤ部540が図7(b)に表した矢印A12の方向に回動しても、回動軸530は、すぐには回動しない。すなわち、出力ギヤ部540が図7(b)に表した矢印A12の方向に回動すると、出力ギヤ部540の第3の内面543aが回動軸530の第1の外面531から離れる。これと同様に、出力ギヤ部540の第4の内面543bが回動軸530の第2の外面532から離れる。そのため、出力ギヤ部540と回動軸530との間には、隙間が生ずる。
出力ギヤ部540が図7(b)に表した矢印A12の方向にさらに回動すると、出力ギヤ部540の第5の内面544aが回動軸530の第1の外面531と接触する。これと同様に、出力ギヤ部540の第6の内面544bが回動軸530の第2の外面532と接触する。これにより、回動軸530は、出力ギヤ部540とともに回動する。つまり、出力ギヤ部540と回動軸530との間には、遊びがある。
図9は、支柱とストッパ解除部と回動部との関係を説明する模式図である。
図10は、本実施形態の支柱を表す模式図である。
図9(a)は、本実施形態の昇降部500の内部を表す模式的斜視図である。図9(b)は、図9(a)に表した矢印A13の方向に支柱550をみたときの模式的平面図である。なお、図9(a)では、説明の便宜上、ガイドプレート840、昇降部カバー230および第2のバネ575を省略している。
図10(a)および図10(b)は、本実施形態の支柱を表す模式的斜視図である。図10(c)は、本実施形態の支柱を表す模式的平面図である。
図10(c)に表したように、支柱550は、一端部551とは反対側の端部において、第1の貫通孔552と、第2の貫通孔553と、を有する。図9(a)および図9(b)に表したように、回動軸530は、支柱550の第1の貫通孔552を貫通している。ストッパ解除部580は、支柱550の第2の貫通孔553を貫通している。図10に表した支柱550では、第1の貫通孔552は、第2の貫通孔553と繋がっている。但し、第1の貫通孔552は、第2の貫通孔553と離隔して設けられていてもよい。
支柱550は、貫通孔552の内側において、第1の内面552aと、第2の内面552bと、を有する。図9(b)に表したように、回動軸530の第1の外面531は、支柱550の第1の内面552aと接触している。回動軸530の第2の外面532は、支柱550の第2の内面552bと接触している。これにより、支柱550は、回動軸530の回動運動とともに回動する。
モータ501の回動力が出力ギヤ部540を介して回動軸530に伝達されると、回動軸530は、図9(b)に表した矢印A14の方向に回動する。すると、支柱550は、回動軸530とともに回動する。つまり、回動軸530と支柱550との間には、遊びがほとんどない。
前述したように、ストッパ解除部580は、支柱550の第2の貫通孔553を貫通している。図10(a)〜図10(c)に表したように、第2の貫通孔533は、図9(a)に表した方向にみたときに略半円状に支柱550を貫通する形状を有する。これにより、ストッパ解除部580は、第2の貫通孔533の内側において移動(回動)することができる。言い換えれば、ストッパ解除部580は、第2の貫通孔533の内側における位置によっては、支柱550が回動しても静止状態を維持することができる。つまり、支柱550とストッパ解除部580との間には、遊びがある。
次に、本実施形態の昇降部500の上昇動作について、図面を参照しつつ説明する。
図11は、本実施形態の昇降部の上昇動作を説明する模式的断面図である。
図11(a)〜図11(f)は、図2に表した切断面A−Aにおける模式的断面図である。
図11(a)および図11(b)は、ケーシングの前方側が上昇する前の状態(ケーシングの前方側が下降した状態)を表す模式的断面図である。図11(c)および図11(d)は、ケーシングの前方側が上昇を開始した直後の状態を表す模式的断面図である。図11(e)および図11(f)は、ケーシングの前方側が上昇中の状態を表す模式的断面図である。
図11(a)および図11(b)に表したように、ケーシング200の前方側が上昇する前の状態では、ストッパ解除部580の第2の外面582のうちの一部は、ストッパ部570の突起部577と接触している。突起部577は、ストッパ部570において、爪部573とは反対側の端部に設けられている。例えば使用者がケーシング200を上昇させる操作を操作部860により入力すると、制御部201は、モータ501に通電し、モータ501の回動運動を開始させる制御を実行する。
モータ501の回動力が出力ギヤ部540に伝達されると、ストッパ解除部580は、図11(a)に表した矢印A21および図11(b)に表した矢印A22の方向へ出力ギヤ部540とともに回動する。一方、出力ギヤ部540と回動軸530との間には遊びがあるため、支柱550は、回動をまだ開始しない。これらは、図7(a)〜図8(c)に関して前述した通りである。
続いて、ストッパ解除部580が図11(c)に表した矢印A23および図11(d)に表した矢印A24の方向へさらに回動すると、ストッパ解除部580の第2の外面582のうちの一部は、第2のバネ575(図6参照)の付勢力に対抗しつつストッパ部570の突起部577を前方へ押す。これにより、ストッパ部570は、図11(c)に表した矢印A25および図11(d)に表した矢印A26の方向へ移動する。
続いて、ストッパ解除部580が図11(e)に表した矢印A27および図11(f)に表した矢印A28の方向へさらに回動すると、ストッパ部570は、図11(e)に表した矢印A29および図11(f)に表した矢印A31の方向へさらに移動する。つまり、ストッパ部570がストッパ嵌合部847から後退する。これにより、ストッパ部570の爪部573と、ストッパ嵌合部847と、の嵌合状態が解除される。そのため、ケーシング200は、便器800の上面820から上昇可能な状態となる。
続いて、出力ギヤ部540がさらに回動すると、出力ギヤ部540の第5の内面544aが回動軸530の第1の外面531と接触する。また、出力ギヤ部540の第6の内面544bが回動軸530の第2の外面532と接触する。すると、回動軸530は、出力ギヤ部540とともに回動する。これは、図7(a)〜図8(c)に関して前述した通りである。すると、支柱550は、回動軸530の回動運動とともに、図11(f)に表した矢印A32の方向へ回動する。これは、図9(a)〜図10(c)に関して前述した通りである。
ここで、図11(f)に表したように、ストッパ解除部580は、第1の外面581と第2の外面582とに接続された外周面583を有する。ストッパ解除部580が図11(e)および図11(f)に表した状態からさらに回動すると、ストッパ解除部580の外周面583は、ストッパ部570の突起部577の先端部577aを摺動する。これにより、ストッパ部570の突起部577は、図11(e)および図11(f)に表した状態からさらに前方へ押されることはない。つまり、ストッパ部570は、ストッパ嵌合部847との嵌合状態を解除された状態で保持される。
続いて、支柱550は、さらに回動するとケースプレート220の下面からみて倒立し、ガイドプレート840に支持される。これにより、ケーシング200の前方側が便器800の上面820から上昇する。ケーシング200の前方側が便器800の上面820から上昇した状態では、モータ501においてディテントトルクが発生している。減速ギヤ510を介して回動軸530へ伝達されるモータ501のディテントトルクと、第1のバネ503の力に基づいて回動軸530に生ずるトルクと、の総和は、衛生洗浄装置100の自重により支柱550を介して回動軸530にかかるトルクよりも大きい。これにより、ケーシング200の前方側が便器800の上面820から上昇した状態が保持される。
このように、本実施形態の昇降部500では、ストッパ部570の爪部573と、ストッパ嵌合部847と、の嵌合状態は、支柱550が回動を開始する前に解除される。
これによれば、ストッパ部570および支柱550を1つのモータ501および1つの回動軸530により駆動することができる。そのため、昇降部500のコンパクト化を図ることができる。また、支柱550が回動を開始する前に、ストッパ部570の爪部573と、ストッパ嵌合部847と、の嵌合状態が解除される。そのため、昇降部500が無理に駆動し、ガイドプレート840および昇降部カバー230の少なくともいずれかが破損することを抑えることができる。
ストッパ解除部580は、出力ギヤ部540が回動を開始すると回動を開始し、ストッパ部570の爪部573と、ストッパ嵌合部847と、の嵌合状態を解除する。一方で、支柱550は、出力ギヤ部540が回動を開始してもすぐには回動を開始せず、ストッパ部570の爪部573と、ストッパ嵌合部847と、の嵌合状態が解除された後に回動を開始する。
これによれば、ストッパ部570の爪部573と、ストッパ嵌合部847と、の嵌合状態をより確実に解除することができる。
一方で、図11(a)〜図11(f)に関して前述したモータ501の回動力とは反対方向の回動力が出力ギヤ部540を介して回動軸530に伝達されると、ケーシング200の前方側は、便器800の上面820へ下降する。そして、ストッパ部570が第2のバネ575の付勢力を受けて移動し、ストッパ部570の爪部573と、ストッパ嵌合部847と、が嵌合状態となる。つまり、制御部201は、モータ501を駆動し、ケーシング200の前方側を便器800の上面820へ下降させた後、ストッパ部570の爪部573と、ストッパ嵌合部847と、を嵌合状態とする。これにより、ケーシング200の前方側が便器800の上面200に下降した後に、使用者がケーシング200を持ち上げたり、動かすことを抑制することができる。
本実施形態の制御部201は、ケーシング200の前方側を上昇させた状態から一定時間が経過すると、モータ501を駆動し、ストッパ部570の爪部573とストッパ嵌合部847とを嵌合させる制御を実行する。
これによれば、使用者がケーシング200を下降させた場合でも、ストッパ部570の爪部573とストッパ嵌合部847とをより確実に嵌合させることができる。そのため、使用者がケーシング200を無理に持ち上げたり、無理に動かすことを抑制することができる。
また、本実施形態の制御部201は、例えばモータ501のパルスレートを制御し、ストッパ部570の爪部573と、ストッパ嵌合部847と、の嵌合状態を解除するときの回動軸530の回転速度を、支柱550が回動するときの回動軸530の回転速度よりも速くする制御を実行する。
これによれば、ケーシング200が上昇するまでの時間を短くすることができる。そのため、使用者にとって使用勝手のいい衛生洗浄装置100を提供することができる。また、嵌合状態を解除するときと比較して、支柱550が回動するときの回動軸530の回動速度を遅くしているので、確実且つ安全にケーシング200を上昇させることができる。
前述したように、ケーシング200の前方側が上昇する前の状態では、ストッパ解除部580の第2の外面582のうちの一部は、ストッパ部570の突起部577と接触している。この状態において、ストッパ部570の爪部573が第2のバネ575の付勢力に対抗して押されると、ストッパ部570の突起部577がストッパ解除部580から離れる。そのため、ストッパ部570の爪部573が第2のバネ575の付勢力に対抗して押されても、ストッパ解除部580を介して回動軸530が回動することはない。
これよれば、衛生洗浄装置100のより確実な設置が可能となる。すなわち、衛生洗浄装置100を便器800に設置する際には、ストッパ部570がガイドプレート840のストッパ嵌合部847と接触し移動する。このとき、衛生洗浄装置100の自重のみでストッパ部570を移動させることができる。一方、衛生洗浄装置100を取り外す際には、ストッパ部570を移動させ、上下方向の規制を解除する必要がある。これに対して、本実施形態によれば、ストッパ部570への手動アプローチ手段を設けることで、軽い力でストッパ部570を解除することができる。
制御部201は、ストッパ部570のみを移動させることができる動作モードを実行可能とされていてもよい。この場合には、衛生洗浄装置100を便器800から容易に取り外すことができる。その結果、メンテナンスなどの操作が簡易になり、使い勝手のいい衛生洗浄装置100を提供することができる。
次に、本実施形態の支柱550の動作について、図面を参照しつつ説明する。
図12は、本実施形態の支柱の動作を説明する模式的平面図である。
図13は、本実施形態の支柱の他の動作を説明する模式的平面図である。
図14は、本実施形態のモータの特性の一例を例示するグラフ図である。
図9(a)〜図10(c)に関して前述したように、モータ501の回動力が出力ギヤ部540を介して回動軸530に伝達されると、支柱550は、図12(a)に表した矢印A41の方向へ回動する。図12(b)および図14に表したように、支柱550がガイドプレート840の底部841(図6参照)と接触した直後には、比較的大きい負荷トルクが発生している。また、第1のバネ503の力に基づいて回動軸530に生ずるトルク(バネアシストトルク)は、比較的大きい。
続いて、支柱550が図12(b)に表した矢印A42の方向へさらに回動すると、ケーシング200の前方側が便器800の上面820から上昇した量(上昇量)が増加していく。すると、図14に表したように、上昇量が増加するにつれて、負荷トルクおよびバネアシストトルクが減少する。
そこで、本実施形態の制御部201は、ケーシング200の上昇量の増加に伴ってモータ501へ通電する電流を小さくし、モータ501の脱調トルクを小さくする制御を実行する。
これによれば、必要以上の荷重が減速ギヤ510にかかることを抑え、減速ギヤ510が破損することを抑制することができる。
すなわち、使用者が衛生洗浄装置100の上昇を止めようとして、衛生洗浄装置100に対して下降方向に力を加える場合には、衛生洗浄装置100が上昇し始めた直後ではなく、衛生洗浄装置100が上昇していることに使用者が気づいた段階であることが多い。そのため、本実施形態によれば、使用者が意図せずに、衛生洗浄装置100が上昇した場合において、使用者が衛生洗浄装置100の上昇を止めようとして、衛生洗浄装置100に対して下降方向に力を加えたとしても、必要以上の荷重が減速ギヤ510にかかることを抑えることができる。そのため、減速ギヤ510が破損することを抑制することができる。
また、制御部201が実行する制御により、減速ギヤ510が破損することを抑制することができる。そのため、昇降部500が大型化することを抑え、耐久性のより高い昇降部500を提供することができる。
図12(a)〜図12(c)に表したように、本実施形態の昇降部カバー230は、当接部231を有する。図12(c)に表したように、支柱550は、図12(b)に表した矢印A42の方向へさらに回動すると、昇降部カバー230の当接部231と当接し停止する。そのため、ケーシング200の前方側の上昇量が一定に規制される。
あるいは、図13(a)〜図13(c)に表したように、ガイドプレート840は、当接部849を有する。図13(c)に表したように、支柱550は、図13(b)に表した矢印A42の方向へさらに回動すると、ガイドプレート840の当接部849と当接し停止する。これにより、ケーシング200の前方側の上昇量が一定に規制される。
これによれば、ケーシング200の前方側の上昇量が一定となるため、モータ501、回動軸530および第1のバネ503にかかる負荷を軽減することができる。そのため、昇降部500の耐久性を向上させることができる。また、ケーシング200の前方側の上昇量が一定となるため、より確実な清掃性を担保することできる。
また、支柱550がガイドプレート840の当接部849と当接し停止する場合には、ガイドプレート840を変更することで、ケーシング200の上昇量が異なる種々の機種に対応することができる。
前述したように、制御部201は、ケーシング200の上昇量の増加に伴ってモータ501の脱調トルクを小さくする制御を実行する。これにより、支柱550が当接部231、849と当接するときの衝撃を緩和することができる。そのため、比較的大きい負荷が減速ギヤ510にかかることを抑え、減速ギヤ510の耐久性を確保することができる。そのため、昇降部500の高い信頼性を実現し、昇降部500の長寿命化を図ることができる。
図12(c)および図13(c)に表したように、ケーシング200が最も上昇した状態において、回動軸530の軸530cと、支柱550が水平面880(例えばガイドプレート840の底部841あるいは便器800の上面820など)と当接した点550aと、を結ぶ直線L1と、支柱550からみて支柱550の回動方向における水平面880と、の間のなす角度θは、90度よりも小さい。
これによれば、ケーシング200が最も上昇した状態で、モータ501が故障したり、停電により電力が供給されなくなっても、ケーシング200を手動にて押し下げることで、衛生洗浄装置100の前方側を下降させることができる。そのため、停電時でも衛生洗浄装置100を使用することができる。
また、昇降部500がケーシング200に設けられているため、支柱550の傾斜方向は、ケーシング200の傾斜方向と同じになる。そのため、支柱550が便器800の上面820やケーシング200の下面の清掃の邪魔になることを抑制することができる。そのため、使用者にとって、使用勝手のいい衛生洗浄装置100を提供することができる。
ケーシング200が最も上昇した状態における支柱550の水平面880に対する角度θは、減速ギヤ510を介して回動軸530へ伝達されるモータ501のディテントトルクにより保持される。
これによれば、衛生洗浄装置100が最も上昇した状態を維持することができる。そのため、モータ501にかかる負荷を軽減し、ケーシング200の上昇を長時間にわたって維持した場合に発生する熱を抑えることができる。これにより、モータ501の長寿命化及び昇降部500の長寿命化を図ることができる。
あるいは、ケーシング200が最も上昇した状態における支柱550の水平面880に対する角度θは、減速ギヤ510を介して回動軸530へ伝達されるモータ501のディテントトルクと、第1のバネ503の力に基づいて回動軸530に生ずるトルクと、の総和により保持される。
これによれば、衛生洗浄装置100が最も上昇した状態を維持することができる。また、第1のバネ503の力に基づいて回動軸530に生ずるトルクを利用しない場合と比較して、モータ501のディテントトルクを小さくすることができる。そのため、モータ501の小型化を図ることができる。その結果、昇降部500の小型化を図り、衛生洗浄装置100の小型化を図ることができる。
あるいは、ケーシング200が最も上昇した状態における支柱550の水平面880に対する角度θは、モータ501のホールディングトルクにより保持される。
本願明細書において「ホールディングトルク」とは、モータ501が静止した状態で発生することができる最大のトルクをいう。
これによれば、衛生洗浄装置100が最も上昇した状態を維持することができる。
モータ501においてホールディングトルクを一定時間にわたって発生させると、モータ501において発生した熱が、モータ501自身に影響を与えることがある。
これに対して、本実施形態の制御部201は、モータ501においてホールディングトルクを発生させてから所定時間が経過すると、ホールディングトルクを解除しケーシング200を下降させる制御を実行する。
これによれば、モータ501において発生する熱の影響を抑えることができる。その結果、モータ501の長寿命化を図ることができる。
本実施形態の制御部201は、ホールディングトルクを解除しケーシング200を下降させることを、例えば音や光などを用いて使用者に対して報知する。
これによれば、使用者が便器800の上面820やケーシング200の裏面を清掃中に、ケーシング200が下降し、使用者の手がケーシング200と便器800の上面820との間に挟まれることを抑制することができる。よって、使用者にとって、使用勝手のいい衛生洗浄装置100を提供することができる。
次に、本実施形態の固定具240について、図面を参照しつつ説明する。
図15は、本実施形態の固定具を説明する模式的斜視図である。
図16は、本実施形態の固定具を説明する模式的断面図である。
なお、図15(a)は、本実施形態の便器800の後方側を表す模式的斜視図であり、図15(b)は、本実施形態の固定具240の近傍の模式的拡大図、すなわち図15(a)に表した領域A3における拡大模式図である。
また、図16(a)は、図15(b)に表した切断面B−Bにおける模式的断面図である。図16(b)は、図15(b)に表した切断面C−Cにおける模式的断面図である。図16(c)は、図15(b)に表した切断面D−Dにおける模式的断面図である。
まず、図15(a)に表したように、便器800の後方上部には、便器プレート850が固定されている。この便器プレート850は、例えば樹脂などにより形成されている。 また、本実施形態の固定具240は、図15(b)に表したように、ナット固定部材(固定部)241と、ナット固定部材241に上に載置されるナット242と、ナット242と締結されることによりナット固定部材241を便器プレート850に取り付ける取付具245と、取付具246によりケースプレート220に取り付けられる回動軸部材243と、を有する。
なお、本実施形態の固定具240の近傍の構造は一例であり、これだけに限定されるわけではない。例えば、便器プレート850が設けられることなく、ナット固定部材241は、取付具245により直接的に便器800に取り付けられてもよい。また、ナット242がナット固定部材241の上に載置されることなく、取付具245は、直接的にナット固定部材241に締結されてもよい。
回動軸部材243は、図15(b)に表したように、表面から突出した軸部243aを有する。一方、ナット固定部材241は、図15(b)に表したように、回動軸部材243の軸部243aを挿入可能な軸挿入部241aを有する。そして、図16(c)に表したように、取付具246によりケースプレート220に取り付けられた回動軸部材243の軸部243aが、ナット固定部材241の軸挿入部241aに挿入される。なお、取付方法はこれだけに限定されず、例えば、回動軸部材243の軸部243aがナット固定部材241の軸挿入部241aに挿入され、その後に、ナット固定部材241と連接された回動軸部材243が取付具246によりケースプレート220に取り付けられてもよい。
続いて、図16(a)および図16(b)に表したように、取付具245がナット242に締結されることにより、ナット固定部材241は、便器プレート850あるいは便器800に固定される。このとき、ナット固定部材241は、図16(c)に表したように、ケースプレート220に設けられた凹部223に収められる。そのため、ナット固定部材241がケースプレート220の底面と干渉することはなく、ケースプレート220がナット固定部材241との干渉により便器800の上面820から浮き上がることはない。また、ナット固定部材241は、凹部223に収められ、トイレ装置の外部から見られることはないため、トイレ装置の意匠性が損なわれることはない。
そして、回動軸部材243の軸部243aは、図16(a)に表した矢印A4のように、ナット固定部材241の軸挿入部241aの内部において回動することができる。つまり、回動軸部材243は、軸部243aを中心としてナット固定部材241に対して回動することができる。その結果として、回動軸部材243に固定されたケースプレート220は、ナット固定部材241に固定された便器プレート850および便器800に対して軸部243aを中心として回動することができる。これにより、ケーシング200は、図16(a)に表した矢印A5のように、回動軸部材243の軸部243aを中心として便器800に対して回動することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、昇降部500および昇降部カバー230などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などやモータ501、減速ギヤ510、回動軸530および支柱550の設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10 トイレ装置、 100 衛生洗浄装置、 200 ケーシング、 201 制御部、 210 ケースカバー、 220 ケースプレート、 221 シール材、 223 凹部、 230 昇降部カバー、 231 当接部、 240 固定具、 241 ナット固定部材、 241a 軸挿入部、 242 ナット、 243 回動軸部材、 243a 軸部、 245 取付具、 246 取付具、 300 便座、 400 便蓋、 500 昇降部、 501 モータ、 503 第1のバネ、 510 減速ギヤ、 511 第1のギヤ部、 512 第2のギヤ部、 530 回動軸、 530c 軸、 531 第1の外面、 532 第2の外面、 533 貫通孔、 540 出力ギヤ部、 541 貫通孔、 542a 第1の内面、 542b 第2の内面、 543a 第3の内面、 543b 第4の内面、 544a 第5の内面、 544b 第6の内面、 550 支柱、 550a 点、 551 一端部、 552 貫通孔、 552a 第1の内面、 552b 第2の内面、 553 貫通孔、 570 ストッパ部、 573 爪部、 575 第2のバネ、 577 突起部、 577a 先端部、 580 ストッパ解除部、 581 第1の外面、 582 第2の外面、 583 外周面、 800 便器、 810 ボウル、 820 上面、 830 パネル、 840 ガイドプレート、 841 底部、 843 壁部、 847 ストッパ嵌合部、 847a 第1の嵌合孔、 847b 第2の嵌合孔、 847c 第3の嵌合孔、 849 当接部、 850 便器プレート、 860 操作部、 861 操作ボタン、 863 表示部、 880 水平面

Claims (5)

  1. 便器のボウルよりも後方における前記便器の上面に設置され機能部品を内蔵するケーシングと、
    前記便器に固定された軸部を有し前記ケーシングの後方側を前記便器に取り付ける固定具と、
    前記軸部を中心として前記ケーシングを回動させ前記ケーシングの前方側を前記上面から上昇させる昇降部と、
    前記昇降部の動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記昇降部は、
    前記制御部から送信される信号に基づいてトルクを発生するモータと、
    前記ケーシングに設けられ前記トルクを伝達する回動軸と、
    前記モータと前記回動軸とに連結され前記モータの回転速度を変換し前記トルクを前記回動軸へ伝達する減速ギヤと、
    前記回動軸に取り付けられ前記回動軸を介して伝達された前記トルクにより回動し前記前方側を前記上面から上昇させる受け部と、
    を有し、
    前記制御部は、前記前方側の上昇の量の増加に伴って前記モータの脱調トルクを小さくする制御を実行することを特徴とする衛生洗浄装置。
  2. 前記制御部は、前記前方側の上昇の量の増加に伴って前記モータへ通電する電流を小さくすることを特徴とする請求項1記載の衛生洗浄装置。
  3. 前記昇降部は、前記回動軸の回動を付勢するバネをさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載の衛生洗浄装置。
  4. 前記モータは、ディテントトルクを発生し、
    前記前方側が前記上面から上昇した状態では、前記減速ギヤを介して前記回動軸へ伝達される前記ディテントトルクと、前記バネの力に基づいて前記回動軸に生ずるトルクと、の総和は、衛生洗浄装置の自重により前記受け部を介して前記回動軸に生ずるトルクよりも大きいことを特徴とする請求項3記載の衛生洗浄装置。
  5. 前記減速ギヤを介して前記回動軸へ伝達される前記ディテントトルクは、前記バネの力に基づいて前記回動軸に生ずるトルクよりも大きいことを特徴とする請求項4記載の衛生洗浄装置。
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