JPH09201312A - 便座昇降装置 - Google Patents

便座昇降装置

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Publication number
JPH09201312A
JPH09201312A JP8010695A JP1069596A JPH09201312A JP H09201312 A JPH09201312 A JP H09201312A JP 8010695 A JP8010695 A JP 8010695A JP 1069596 A JP1069596 A JP 1069596A JP H09201312 A JPH09201312 A JP H09201312A
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JP
Japan
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toilet
toilet seat
pair
engaging
toilet bowl
Prior art date
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Pending
Application number
JP8010695A
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English (en)
Inventor
Takeshi Matsudaira
毅 松平
Kenichi Miyazaki
謙一 宮崎
Mitsuru Iwai
満 岩井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Chemical Co Ltd filed Critical Hitachi Chemical Co Ltd
Priority to JP8010695A priority Critical patent/JPH09201312A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】清掃等のために便座を便器から分離する作業が
簡単にでき、便器から分離した便座が落下等によって損
傷する恐れがないようにする。 【構成】便器20の上に取付プレート30を載置・固定
し、その取付プレート30に便座11を備えた局部洗浄
装置10を係合させる。便器20の左右両側に配置され
た一対の係合部材41と一対の係合部材42を、ピン4
5、43とピン46、44により取付プレート30と装
置10に回動可能に係合し、便器20上で装置11を昇
降可能に支持する。装置10は、便器20上にほぼ密着
して載置される第1状態と、便器20との間に隙間が存
在する第2状態をとる。一対の係合部材42の機械的強
度を一対の係合部材41のそれとは異ならせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は便座昇降装置に関
し、さらに言えば、局部洗浄や暖房などの付加機能を備
えた便座を便器上において昇降させ、その便座を便器上
にほぼ密着した状態と便器との間に隙間が存在する状態
に設定可能な便座昇降装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、常温の水または温水にて局部を洗
浄する局部洗浄装置は、取付ボルト等を使用して便器の
上面に載置・固定していたため、簡単に着脱することが
できなかった。このため、局部洗浄装置と便器との間を
汚れを除去することができず、不快な臭いの原因になっ
ていた。
【0003】そこで、近年では、便器に着脱可能に載置
できるようにした局部洗浄装置が開発されている。さら
に、便器から取り外した際に落下しないように便器と結
ぶワイヤを備えた局部洗浄装置も開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、便器に着脱可
能に載置できるようにしたものでは、清掃の際に取り外
した局部洗浄装置を便器から落下させて損傷してしまう
恐れがある。また、取り外した局部洗浄装置の落下を防
止するためには、取り外した局部洗浄装置を仮置きする
場所を要するという問題がある。
【0005】落下防止用のワイヤを備えたものでは、落
下の恐れはなくなるものの、取り外した局部洗浄装置は
ワイヤによって吊り下げられるので、その局部洗浄装置
は水平状態から大きく傾斜するとともに衝撃が加わるこ
とも多く、局部洗浄装置に組み込まれた精密部品に種々
の不具合を引き起こす恐れがある。例えば、傾斜や衝撃
によって加熱装置が誤作動し、洗浄水の加熱装置が空焚
きとなる危険性がある。また、局部洗浄装置に備えられ
た給水用の連結管が破損する危険性もある。
【0006】そこで、この発明の目的は、清掃等のため
に便座を便器から分離する作業が簡単にできると共に、
便器から分離した便座が落下等によって損傷する恐れが
ない便座昇降装置を提供することにある。
【0007】この発明の他の目的は、清掃等のために便
器から分離した便座の仮置きの場所を考慮する必要がな
い便座昇降装置を提供することにある。
【0008】この発明のさらに他の目的は、便座が局部
洗浄装置や暖房装置などの付加装置を有するものである
場合でも、清掃等のために便座を便器から分離した際に
その付加装置が損傷したり誤動作したりする恐れがない
便座昇降装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(1) この発明の第1の便座昇降装置は、便器の上に
載置・固定される取付部材と、前記取付部材に便座を係
合させると共に、前記便器上でその便座を昇降可能に支
持する第1係合部材と、前記取付部材に前記便座を係合
させると共に、前記便器上で前記便座を昇降可能に支持
する第2係合部材とを備え、前記第1係合部材および前
記第2係合部材は、前記便器上にほぼ密着して載置され
る第1状態と、前記便器との間に隙間が存在する第2状
態の二つの状態を前記便座がとるように構成されている
ことを特徴とする。
【0010】(2) この発明の第1の便座昇降装置で
は、取付部材に係合された第1係合部材と第2係合部材
により、便座が便器上で昇降可能に支持されており、し
かもその便座が、便器上にほぼ密着して載置される第1
状態と、便器との間に隙間が存在する第2状態の二つの
状態をとるように構成されている。このため、清掃等の
ために便座を便器から分離する際には、便座を上方に移
動させて第2状態になるようにすればよい。よって、便
座を便器から分離する作業が簡単にできる。
【0011】また、便座は第2状態においても第1係合
部材と第2係合部材により取付部材に係合されているの
で、便器から分離した便座が落下等によって損傷する恐
れがないばかりでなく、その便座の仮置きの場所を考慮
する必要もない。
【0012】さらに、便座は第2状態においても第1係
合部材と第2係合部材により支持されるので、便座に備
えられた局部洗浄装置や暖房装置などの付加装置に第2
状態において支障が生じないように予め設定しておけ
ば、便座を便器から分離した際にその付加装置が損傷し
たり誤動作したりする恐れもない。
【0013】(3) この発明の第1の便座昇降装置で
は、前記第1係合部材と前記第2係合部材は、前記第1
状態と前記第2状態との間で前記便座が一定の軌道に沿
って移動するように構成されているのが好ましい。この
場合、清掃等のために便座を便器から分離する際には、
第1状態の便座をその軌道に沿って移動させて第2状態
にすればよい。よって、便座を便器から分離する作業が
いっそう簡単にできる利点がある。
【0014】また、便座に局部洗浄装置が備えてある場
合、便座に備えられた局部洗浄装置の給水用の連結管を
破損する恐れを完全になくすことができる利点が生じ
る。さらに、第2状態においても便座がほぼ水平状態を
保つようにしておけば、局部洗浄装置の加熱装置が第2
状態において誤作動して空炊きとなったりする恐れもな
くなる利点がある。
【0015】(4) 前記第2係合部材は、機械的強度
および材質の少なくとも一方において前記第1係合部材
とは異なっているのが好ましい。この場合、前記第1係
合部材および前記第2係合部材に作用する荷重の大きさ
や物質の種類に応じて、それらの機械的強度や材質を選
定すれば、いっそう効果的である。
【0016】例えば、清掃等の際には、作業者が寄りか
かったりして便座に荷重が作用する場合があり、その場
合の荷重の分布は前記便器の前側の方が高く後側の方が
低くなることが多い。そこで、前記第1係合部材を前記
便器の前側に配置し、前記第2係合部材を前記便器の後
側に配置して、前記第1係合部材の機械的強度が前記第
2係合部材のそれよりも高くなるようにする。こうすれ
ば、当該便座昇降装置はそのような荷重によって損傷を
受け難くなる。
【0017】また、便器の設置場所や作業者の利き腕な
どの相違により、便座に作用する荷重の分布が前記便器
の右(または左)側の方が高く左側(または右)側の方
が低くなることがある。そこで、前記第1係合部材を前
記便器の右(または左)側に配置し、前記第2係合部材
を前記便器の左(または右)側に配置して、前記第1係
合部材の機械的強度が前記第2係合部材のそれよりも高
くなるようにする。こうすれば、当該便座昇降装置はそ
のような荷重によって損傷を受け難くなる。
【0018】さらに、前記便器のボウル面との距離によ
り、汚れやすさが相違する。すなわち、ボウル面に近い
ほど便によって汚れやすく、その結果、腐食等が生じや
すい。よって、前記第1係合部材を前記便器のボウル面
に近い位置に配置し、前記第2係合部材を前記便器のボ
ウル面よりも遠い位置に配置して、前記第1係合部材の
便に対する耐腐食性が前記第2係合部材のそれよりも高
くなるようにする。こうすれば、当該便座昇降装置は便
による腐食によって損傷を受け難くなる。
【0019】(5) この発明の第2の便座昇降装置
は、便器の上に載置・固定される取付部材と、前記取付
部材の一方の側に回動可能に係止された、前記取付部材
に便座を係合させる一対の剛性の第1係合部材と、前記
取付部材の前記第1係合部材とは反対側に回動可能に係
止された、前記取付部材に前記便座を係合させる一対の
剛性の第2係合部材とを備え、一対の前記第1係合部材
および一対の前記第2係合部材は、前記便器上で前記便
座を昇降可能に支持するリンク装置を構成しており、前
記リンク装置は、前記便器上にほぼ密着して載置される
第1状態と、前記便器との間に隙間が存在する第2状態
の二つの状態を前記便座がとるように構成されているこ
とを特徴とする。
【0020】(6) この発明の第2の便座昇降装置で
は、取付部材の一方の側に回動可能に係止された一対の
剛性の第1係合部材と、その取付部材の第1係合部材と
は反対側に回動可能に係止された一対の剛性の第2係合
部材とにより、前記便器上で前記便座を昇降可能に支持
するリンク装置が構成されている。そして、そのリンク
装置により、便器上にほぼ密着して載置される第1状態
と、便器との間に隙間が存在する第2状態の二つの状態
を便座がとるように構成されている。このため、清掃等
のために便座を便器から分離する際には、便座を上方に
移動させて第2状態になるようにすればよい。よって、
便座を便器から分離する作業が簡単にできる。
【0021】また、便座は第2状態においても、第1係
合部材と第2係合部材よりなるリンク装置により取付部
材に係合されているので、便器から分離した便座が落下
等によって損傷する恐れがないばかりでなく、その便座
の仮置きの場所を考慮する必要もない。
【0022】さらに、便座は第2状態においてもリンク
装置により支持されるので、便座に備えられた局部洗浄
装置や暖房装置などの付加装置に第2状態において支障
が生じないように予め設定しておけば、便座を便器から
分離した際にその付加装置が損傷したり誤動作したりす
る恐れもない。
【0023】なお、この発明の第2の便座昇降装置で
は、便座は一対の第1係合部材と一対の第2係合部材よ
りなるリンク装置によって取付部材に係合されているの
で、便座は第1状態と第2状態の間で一定の軌道に沿っ
て移動する。このため、清掃等のために便座を便器から
分離する際には、第1状態の便座をその軌道に沿って移
動させて第2状態にすればよい。よって、便座を便器か
ら分離する作業がこの発明の第1の便座昇降装置よりも
いっそう簡単にできる、便座に備えられた局部洗浄装置
の給水用の連結管を破損する恐れを完全になくすことが
できる、などの利点がある。
【0024】さらに、第2状態においても便座がほぼ水
平状態を保つようにしておけば、局部洗浄装置の加熱装
置が第2状態において誤作動して空炊きとなったりする
恐れもなくなる利点が生じる。
【0025】(7) 一対の前記第2係合部材は、機械
的強度および材質の少なくとも一方において一対の前記
第1係合部材とは異なっているのが好ましい。この場
合、前記第1係合部材および前記第2係合部材に作用す
る荷重の大きさや物質の種類に応じて、それらの機械的
強度や材質を選定すれば、いっそう効果的である。
【0026】例えば、清掃等の際には、作業者が寄りか
かったりして便座に荷重が作用する場合があり、その場
合の荷重の分布は前記便器の前側の方が高く後側の方が
低くなることが多い。そこで、一対の前記第1係合部材
を前記便器の前側に配置し、一対の前記第2係合部材を
前記便器の後側に配置して、一対の前記第1係合部材の
機械的強度が一対の前記第2係合部材のそれよりも高く
なるようにする。こうすれば、当該便座昇降装置はその
ような荷重によって損傷を受け難くなる。
【0027】また、便器の設置場所や作業者の利き腕な
どの相違により、便座に作用する荷重の分布が前記便器
の右(または左)側の方が高く左側(または右)側の方
が低くなることがある。そこで、一対の前記第1係合部
材を前記便器の右(または左)側に配置し、一対の前記
第2係合部材を前記便器の左(または右)側に配置し
て、一対の前記第1係合部材の機械的強度が一対の前記
第2係合部材のそれよりも高くなるようにする。こうす
れば、当該便座昇降装置はそのような荷重によって損傷
を受け難くなる。
【0028】さらに、前記便器のボウル面との距離によ
り、汚れやすさが相違する。すなわち、ボウル面に近い
ほど便によって汚れやすく、その結果、腐食等が生じや
すい。よって、一対の前記第1係合部材を前記便器のボ
ウル面に近い位置に配置し、一対の前記第2係合部材を
前記便器のボウル面よりも遠い位置に配置して、一対の
前記第1係合部材の便に対する耐腐食性が一対の前記第
2係合部材のそれよりも高くなるようにする。こうすれ
ば、当該便座昇降装置は便による腐食によって損傷を受
け難くなる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を添付図
面に基づいて詳細に説明する。
【0030】[第1実施例]図1〜4は、この発明の第
1実施例の便座昇降装置を使用した便座を示す。この便
座は局部洗浄機能を備えている。換言すれば、便座は局
部洗浄装置と一体化されている。なお、局部洗浄機能に
代えて暖房機能を備えた便座、あるいは局部洗浄機能と
暖房機能の双方を備えた便座を使用してもよいことはも
ちろんである。
【0031】便器20の上面21には、便座昇降装置を
介して、便座11および便蓋12を備えた局部洗浄装置
10が載置・固定してある。局部洗浄装置10の収納ケ
ース13は、内部に温水ヒータを内蔵した温水タンク、
温水タンク内の温水を噴出する洗浄ノズル、温風乾燥用
ファンと、これら部品の制御装置(いずれも図示せず)
を含んでいる。
【0032】この第1実施例の便座昇降装置は、便器2
0の上面21にボルト32とナット33により載置・固
定された取付プレート30と、その取付プレート30の
左右側面の接続部31にピン45により下端が係止され
た一対の係合部材41と、その取付プレート30の左右
側面の接続部31にピン46により下端が係止された一
対の係合部材42とを備えている。一対の係合部材41
および42は、ピン45および46の周りに垂直面内で
それぞれ回動可能である。一対の係合部材41は便器2
0の前側に配置してあり、一対の係合部材42は便器2
0の後側に配置してある。取付プレート30、係合部材
41および42、ピン45および46は、いずれも十分
な剛性を持つ金属から構成してある。
【0033】局部洗浄装置10の下端の左右両側には、
十分な剛性を持つ金属板からなる一対の接続部14およ
び一対の接続部15が取り付けてある。なお、16は便
座11の下面に設けられた支持突起であり、便座11の
載置時に便器20の上面21に当接する(図2参照)。
【0034】一対の係合部材41はそれぞれ、ピン43
によって一対の接続部14に回動可能に係止してある。
一対の係合部材42はそれぞれ、ピン44によって一対
の接続部15に回動可能に係止してある。各係合部材4
1とそれに対応する係合部材42はそれぞれ互いに平行
であり、それぞれ平行リンク装置を構成している。この
リンク装置により、便座11すなわち局部洗浄装置10
は便器20上で昇降し、便座11が便器20の上面21
にほぼ密着する第1状態(図2参照)と、便座11と便
器20の上面21との間に隙間が存在する第2状態(図
1参照)との間を移動可能になっている。リンク装置に
より上方に移動した局部洗浄装置10は、接続部14お
よび15に設けたストッパ(図示せず)により所定位置
(図1参照)に停止され、その位置が第2状態となる。
【0035】この実施例では、便器20の前側に配置し
た一対の係合部材41と、便器20の後側に配置した一
対の係合部材42は、いずれも同じ金属製の棒材または
板材から形成されているが、前側の係合部材41の方が
後側の係合部材42よりも幅(または厚さ)が大きくし
てあり、前側の係合部材41の方が後側の係合部材42
よりも機械的強度が高くなっている。このため次のよう
な利点が得られる。
【0036】例えば、清掃等の際には、作業者が寄りか
かったりして便座11すなわち局部洗浄装置10に荷重
が作用する場合があるが、その場合の荷重の分布は便器
20の前側の方が高く後側の方が低くなることが多い。
この実施例では、便器20の前側に配置した係合部材4
1の機械的強度を便器20の後側に配置した係合部材4
2のそれよりも高くしているので、この便座昇降装置が
そのような荷重によって損傷を受け難い。
【0037】また、便器20のボウル面に近いほど便に
よって汚れやすく、その結果、腐食等が生じやすい。そ
こで、便器20のボウル面に近い位置に配置した係合部
材41を、機械的強度だけでなく便に対する耐腐食性に
も優れた材料(例えば、変性PPE(Polyphenylene Et
her)樹脂、変性PPO樹脂(Polyphenylene Oxide)、
ステンレス)により形成するのが好ましい。こうすれ
ば、この便座昇降装置は便による腐食を受け難くなる。
【0038】さらに、移動時に、係合部材41および4
2が取付プレート30の各接続部31と擦れることを考
慮すると、係合部材42は摺動性に優れた合成樹脂(例
えば、変性PPE樹脂、変性PPO樹脂)により形成す
る、あるいは表面をそのような合成樹脂で覆った金属材
で形成するのが好ましい。
【0039】この実施例の便座昇降装置では、取付プレ
ート30に係合された一対の係合部材41と一対の係合
部材42により、便座11を含む局部洗浄装置10が便
器20上で昇降可能に支持されており、しかもその便座
11が、便器20上にほぼ密着して載置される第1状態
と、便器20との間に隙間が存在する第2状態の二つの
状態をとるように構成されている。このため、清掃等の
ために便座11すなわち局部洗浄装置10を便器20か
ら分離する際には、局部洗浄装置10を上方に移動させ
て第2状態になるようにすればよい。よって、局部洗浄
装置10を便器20から分離する作業が簡単にできる。
【0040】また、局部洗浄装置10は、第2状態にお
いても係合部材41および42により取付プレート30
に係合・支持されているので、便器20から分離した局
部洗浄装置10が落下等によって損傷する恐れがないば
かりでなく、その仮置きの場所を考慮する必要もない。
【0041】さらに、局部洗浄装置10は、第2状態に
おいても係合部材41および42により支持されるの
で、便器20から分離した際にその局部洗浄装置10が
損傷したり誤動作したりする恐れもない。
【0042】この実施例では、係合部材41および42
よりなるリンク装置により、局部洗浄装置10が第1状
態と第2状態との間で一定の円弧状の軌道に沿って移動
するので、清掃等のために局部洗浄装置10を便器20
から分離する際には、第1状態にある局部洗浄装置10
をその円弧状軌道に沿って上方に移動させれば、第2状
態に円滑に移すことが可能である。よって、局部洗浄装
置10を便器20から分離する作業がきわめて簡単にで
きるだけでなく、局部洗浄装置10に備えてある給水用
の連結管(図示せず)を破損する恐れを完全になくすこ
ともできる。
【0043】さらに、第2状態においても局部洗浄装置
10が水平状態に保たれるので、局部洗浄装置10の加
熱装置が第2状態においてフロートスイッチの誤作動な
どにより空炊きとなったりする恐れもない。
【0044】係合部材41および42の材質は、局部洗
浄装置10を支持できるものであれば任意のものを使用
できるが、変性PPE樹脂、変性PPO樹脂、ステンレ
スなどが好ましい。
【0045】一対の係合部材41と一対の係合部材42
の機械的強度を異ならせるには、この実施例のように同
じ材質で係合部材41および42を形成し、その幅また
は厚さを異ならせる他に、係合部材41および42の幅
や厚さを同一にし材質を異ならせてもよい。例えば、係
合部材41をステンレスで形成し、係合部材42を変性
PPE樹脂、または変性PPO樹脂で形成するのが好ま
しい。
【0046】[第2実施例]図5および6は、この発明
の第2実施例の便座昇降装置を使用した便座を示す。こ
の第2実施例の便座は、便座昇降装置の構成以外は第1
実施例のそれと同じ構成を持つ。よって、同じ構成を持
つ部分については、両実施例の対応する要素に対応する
符号を付してその説明を省略する。
【0047】第2実施例の便座昇降装置は、便器20の
上面21にボルト32とナット33により載置・固定さ
れた取付プレート30aと、その取付プレート30aの
左右側面の接続部31aにピン45aにより下端が係止
された一対の係合部材41aと、その取付プレート30
aの左右側面の接続部31aにピン46aにより下端が
係止された一対の係合部材42aとを備えている。一対
の係合部材41aおよび42aは、ピン45aおよび4
6aの周りに垂直面内でそれぞれ回動可能である。一対
の係合部材41aは便器20の前側に配置してあり、一
対の係合部材42aは便器20の後側に配置してある。
取付プレート30a、係合部材41aおよび42a、ピ
ン45aおよび46aは、いずれも十分な剛性を持つ金
属から構成してある。
【0048】局部洗浄装置10の下端の左右両側には、
十分な剛性を持つ金属板からなる一対の接続部14aが
取り付けてある。一対の係合部材41aはそれぞれ、ピ
ン43aによって一対の接続部14aに回動可能に係止
してある。一対の係合部材42aはそれぞれ、ピン44
aによって一対の接続部14aに回動可能に係止してあ
る。各係合部材41aとそれに対応する係合部材42a
はそれぞれ互いに平行であり、それぞれ平行リンク装置
を構成している。このリンク装置により、便座11すな
わち局部洗浄装置10は便器20上で昇降し、便座11
が便器20の上面21にほぼ密着する第1状態と、便座
11と便器20の上面21との間に隙間が存在する第2
状態との間を移動可能になっている。リンク装置により
上方に移動した局部洗浄装置10は、接続部14aに設
けたストッパ(図示せず)により所定位置(図1参照)
に停止され、その位置が第2状態となる。
【0049】このように、第2実施例の便座昇降装置
は、局部洗浄装置10の下端の左右両側に設けられた接
続部14aが一対のみであって係合部材41aおよび4
2aが共にその接続部14aに係止されている点が、第
1実施例の便座昇降装置とは異なっている。
【0050】第2実施例の便座昇降装置はさらに、以下
の点で第1実施例のそれと異なっている。すなわち、第
2実施例では、便器20の前側に配置した一対の係合部
材41aと、便器20の後側に配置した一対の係合部材
42aは、いずれも同じ金属製の棒材または板材から形
成され、しかもそれらの形状と大きさも同じになってい
る。よって、これら係合部材41aおよび42aはいず
れも機械的強度が同じである。
【0051】ピン43a、44a、45aおよび46a
は、いずれも同じ剛性金属から形成されているが、それ
らの太さ(直径)を変えて機械的強度を異ならせてい
る。すなわち、後側の係合部材42aと取付プレート3
0aの接続部31aを係合するピン46aの直径が最も
小さく、したがってピン46aはこれらのピン43a、
44a、45aおよび46aの中で機械的強度が最小で
ある。後側の係合部材42aと局部洗浄装置10の接続
部14aを係合するピン44aの直径がその次に大き
く、したがってピン46aよりも機械的強度が大きくな
っている。さらに、前側の係合部材41aと取付プレー
ト30aの接続部31aを係合するピン45aの直径が
その次に大きく、したがってピン44aよりも機械的強
度が大きい。前側の係合部材41aと局部洗浄装置10
の接続部14aを係合するピン43aの直径が最大であ
り、したがってこれらのピン43a、44a、45aお
よび46aの中で機械的強度が最大である。
【0052】なお、係合部材41aおよび42aの機械
的強度は、ピン43a、44a、45aおよび46aの
いずれよりも大きくしてあり、ピン43a、44a、4
5aおよび46aよりも破損し難くなっている。
【0053】係合部材41aおよび42a、並びにピン
43a、44a、45aおよび46aの機械的強度をこ
のように設定することにより、前側の係合部材41aの
係合強度を後側の係合部材42aのそれよりも高くする
ことができる。よって、清掃等の作業時に便座11ない
し局部洗浄装置10の前部に過大な荷重が作用した場
合、機械的強度が最小のピン46aが最初に破断され、
続いてピン44a、45a、43aの順に破断されるよ
うになる。このため、前側の係合部材41aの方が後側
の係合部材42aよりも係合強度が高くなり、その結
果、第1実施例と同じ効果が得られる。
【0054】さらに、係合部材41aおよび42aより
もピン43a、44a、45aおよび46aの方が先に
破断するため、係合部材41aおよび42aそれ自体の
破損を抑制できる効果、さらには、係合部材41aおよ
び42aの破損により局部洗浄装置10が便器20に衝
突して破損するのを抑制できる効果もある。
【0055】第2実施例では、ピン43a、44a、4
5aおよび46aの直径を異ならせることによってそれ
らの機械的強度を異ならせているが、ピン43a、44
a、45aおよび46aの材質を異ならせれば、それら
の直径を同じにすることもできる。
【0056】第2実施例においても、便器20のボウル
面に近い位置に配置した係合部材41aを、機械的強度
だけでなく便に対する耐腐食性にも優れた材料(例え
ば、変性PPE樹脂、変性PPO樹脂、ステンレス)に
より形成するのが好ましい。こうすれば、この便座昇降
装置は便による腐食を受け難くなる。さらに、係合部材
42aを摺動性に優れた合成樹脂(例えば、変性PPE
樹脂、変性PPO樹脂)により形成する、あるいは表面
をそのような合成樹脂で覆った金属材で形成するのが好
ましい。こうすれば、第1状態と第2状態の間で局部洗
浄装置10をいっそう円滑に移動することができる。
【0057】[第3実施例]図7〜12は、この発明の
第3実施例の便座昇降装置を使用した便座を示す。この
第3実施例の便座は、便座昇降装置の構成以外は第1実
施例のそれと同じ構成を持つ。よって、同じ構成を持つ
部分については、両実施例の対応する要素に対応する符
号を付してその説明を省略する。
【0058】第3実施例の便座昇降装置は、便器20の
上面21にボルト32とナット33により載置・固定さ
れた取付プレート30bと、その取付プレート30bの
左右側面の接続部31bおよび31cにピン45bおよ
び45cにより下端がそれぞれ係止された一対の係合部
材41bおよび41cと、その取付プレート30cの左
右側面の接続部31bおよび31cにピン46bおよび
46cにより下端がそれぞれ係止された一対の係合部材
42bおよび42cとを備えている。
【0059】便器20の左側に配置された係合部材41
bおよび42bは、ピン45bおよび46bの周りにそ
れぞれ垂直面内で回動可能である。便器20の右側に配
置された係合部材41cおよび42cは、ピン45cお
よび46cの周りにそれぞれ垂直面内で回動可能であ
る。一対の係合部材41bおよび41cは便器20の前
側に配置してあり、一対の係合部材42bおよび42c
は便器20の後側に配置してある。取付プレート30
b、係合部材41b、41c、42bおよび42c、ピ
ン45b、45c、46bおよび46cは、いずれも十
分な剛性を持つ金属から構成してある。
【0060】局部洗浄装置10の下端の左右両側には、
十分な剛性を持つ金属板からなる一対の接続部14bお
よび14cと一対の接続部15bおよび15cがそれぞ
れ取り付けてある。便器20の左前に配置された係合部
材41bは、ピン43bによって接続部14bに回動可
能に係止してある。便器20の左後に配置された係合部
材42bは、ピン44bによって接続部15bに回動可
能に係止してある。便器20の右前に配置された係合部
材41cは、ピン43cによって接続部14cに回動可
能に係止してある。便器20の左後に配置された係合部
材42cは、ピン44cによって接続部15cに回動可
能に係止してある。ピン43b、43c、44bおよび
44cは、いずれも十分な剛性を持つ金属から構成して
ある。
【0061】左側に配置された係合部材41bとそれに
対応する係合部材42bは互いに平行であり、右側に配
置された係合部材41cとそれに対応する係合部材42
cも互いに平行であって、それぞれ平行リンク装置を構
成している。このリンク装置により、便座11すなわち
局部洗浄装置10は便器20上で昇降し、便座11が便
器20の上面21にほぼ密着する第1状態と、便座11
と便器20の上面21との間に隙間が存在する第2状態
との間を移動可能になっている。リンク装置により上方
に移動した局部洗浄装置10は、接続部14bと14c
に設けたストッパ(図示せず)により所定位置に停止さ
れ、その位置が第2状態となる。
【0062】このように、第3実施例の便座昇降装置
は、第1実施例のそれとほぼ同じ構成を有しているが、
以下の点で異なっている。すなわち、第3実施例では、
便器20の左側に配置した係合部材41bおよび42b
と、それらを回動可能に係止する4本のピン43b、4
4b、45bおよび46bとからなる左側の支持体と、
便器20の右側に配置した係合部材41cおよび42c
と、それらを回動可能に係止する4本のピン43c、4
4c、45cおよび46cとからなる右側の支持体とで
は、機械的強度が異なっている。
【0063】例えば、右後の係合部材42cの機械的強
度を最小とし、次に、左後の係合部材42bの機械的強
度をそれより大きく設定し、右前の係合部材41cの機
械的強度をそれより大きく設定し、左後の係合部材42
bの機械的強度をそれより大きく設定する。すなわち、
左後の係合部材42bの機械的強度を最大とする。こう
することにより、便器20の右側よりも左側の方が機械
的強度が高くなる。機械的強度の順をこれとは逆にすれ
ば、便器20の左側よりも右側の方が機械的強度が高く
なる。
【0064】この第3実施例では、4本の係合部材41
b、42b、41cおよび42cの機械的強度だけでな
く、8本のピン43b、44b、45b、46b、43
c、44c、45cおよび46cの機械的強度も第2実
施例と同様に異ならせている。しかし、4本の係合部材
41b、42b、41cおよび42cと、8本のピン4
3b、44b、45b、46b、43c、44c、45
cおよび46cのいずれか一方のみの機械的強度を異な
らせてもよいことは勿論である。
【0065】この第3実施例では、便器20の左右で局
部洗浄装置10の支持体の機械的強度が異なっているた
め、第1実施例と同じ効果に加えて次のような効果が得
られる。すなわち、掃除の際には、作業者は利き腕で拭
き動作を行ない、反対の腕で体を支えるのが通常であ
る。そこで、作業中に体のバランスが崩れると、局部洗
浄装置10または便座11の左右どちらかの側に過大な
荷重がかかりやすい。便器20の設置場所や周囲の壁な
どとの位置関係によっても、同じ状況が起こりうる。し
かし、この第3実施例では、そのような状況を考慮して
便器20の左右で支持体の機械的強度が異ならせてある
ため、便座昇降装置がそのような荷重によって損傷を受
け難い。
【0066】なお、第3実施例では、4本の係合部材4
1b、42b、41cおよび42cの機械的強度を異な
らせるために、それらの幅ないし厚さを異ならせている
が、それらの形状および大きさを同じとして材質を異な
らせることにより、それらの機械的強度を異ならせても
よい。
【0067】また、第3実施例においても、便器20の
ボウル面に近い位置に配置した係合部材41bおよび4
1cを、機械的強度だけでなく便に対する耐腐食性にも
優れた材料(例えば、変性PPE樹脂、変性PPO樹
脂、ステンレス)により形成するのが好ましい。こうす
れば、この便座昇降装置は便による腐食を受け難くな
る。さらに、便器20のボウル面から遠い位置に配置し
た係合部材42bおよび42cを摺動性に優れた合成樹
脂(例えば、変性PPE樹脂、変性PPO樹脂)により
形成する、あるいは表面をそのような合成樹脂で覆った
金属材で形成するのが好ましい。こうすれば、第1状態
と第2状態の間で局部洗浄装置10をいっそう円滑に移
動することができる。
【0068】
【発明の効果】この発明の第1および第2の便座昇降装
置では、清掃等のために便座を便器から分離する作業が
簡単にできると共に、便器から分離した便座が落下等に
よって損傷する恐れがない。また、清掃等のために便器
から分離した便座の仮置きの場所を考慮する必要もな
い。さらに、便座が局部洗浄装置や暖房装置などの付加
装置を有するものである場合でも、清掃等のために便座
を便器から分離した際にその付加装置が損傷したり誤動
作したりする恐れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の便座昇降装置を備えた
局部洗浄装置を便器上に載置・固定した状態を示す概略
側面図で、局部洗浄装置は便器との間に隙間が存在する
第2状態にある。
【図2】この発明の第1実施例の便座昇降装置を備えた
局部洗浄装置を便器上に載置・固定した状態を示す概略
側面図で、局部洗浄装置は便器上にほぼ密着する第1状
態にある。
【図3】この発明の第1実施例の便座昇降装置の拡大概
略側面図で、局部洗浄装置は便器との間に隙間が存在す
る第2状態にある。
【図4】この発明の第1実施例の便座昇降装置の拡大概
略側面図で、局部洗浄装置は便器上にほぼ密着する第1
状態にある。
【図5】この発明の第2実施例の便座昇降装置を備えた
局部洗浄装置を示す概略側面図で、局部洗浄装置は便器
との間に隙間が存在する第2状態にある。
【図6】この発明の第2実施例の便座昇降装置の拡大概
略側面図で、局部洗浄装置は便器との間に隙間が存在す
る第2状態にある。
【図7】この発明の第3実施例の便座昇降装置を備えた
局部洗浄装置を示す概略正面図で、局部洗浄装置は便器
上にほぼ密着する第1状態にある。
【図8】この発明の第3実施例の便座昇降装置を備えた
局部洗浄装置を示す概略正面図で、局部洗浄装置は便器
との間に隙間が存在する第2状態にある。
【図9】この発明の第3実施例の便座昇降装置を備えた
局部洗浄装置を示す図8のA部の部分拡大概略正面図
で、局部洗浄装置は便器との間に隙間が存在する第2状
態にある。
【図10】この発明の第3実施例の便座昇降装置を備え
た局部洗浄装置を示す図8のB部を示す部分拡大概略正
面図で、局部洗浄装置は便器との間に隙間が存在する第
2状態にある。
【図11】この発明の第3実施例の便座昇降装置を図8
の矢印Rに沿って見た部分拡大概略側面図で、局部洗浄
装置は便器との間に隙間が存在する第2状態にある。
【図12】この発明の第3実施例の便座昇降装置を図8
の矢印Sに沿って見た部分拡大概略側面図で、局部洗浄
装置は便器との間に隙間が存在する第2状態にある。
【符号の説明】
10 局部洗浄装置 11 便座 12 便蓋 13 収納ケース 14、14a、14b、14c 局部洗浄装置の接続部 15、15a、15b、15c 局部洗浄装置の接続部 16 支持突起 17 連結パイプ 20 便器 21 便器の上面 30、30a、30b 取付プレート 31、31a、31b、31c 取付プレートの接続部 32 ボルト 33 ナット 41、41a、41b、41c 係合部材 42、42a、42b、42c 係合部材 43、43a、43b、43c ピン 44、44a、44b、44c ピン 45、45a、45b、45c ピン 46、46a、46b、46c ピン

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便器の上に載置・固定される取付部材
    と、 前記取付部材に便座を係合させると共に、前記便器上で
    その便座を昇降可能に支持する第1係合部材と、 前記取付部材に前記便座を係合させると共に、前記便器
    上で前記便座を昇降可能に支持する第2係合部材とを備
    え、 前記第1係合部材および前記第2係合部材は、前記便器
    上にほぼ密着して載置される第1状態と、前記便器との
    間に隙間が存在する第2状態の二つの状態を前記便座が
    とるように構成されていることを特徴とする便座昇降装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1係合部材と前記第2係合部材
    が、前記第1状態と前記第2状態との間で前記便座が一
    定の軌道に沿って移動するように構成されている請求項
    1に記載の便座昇降装置。
  3. 【請求項3】 前記第2係合部材が、機械的強度および
    材質の少なくとも一方において前記第1係合部材とは異
    なっている請求項1または2に記載の便座昇降装置。
  4. 【請求項4】 前記第1係合部材が前記便器の前側に配
    置され、前記第2係合部材が前記便器の後側に配置され
    ていて、前記第1係合部材の機械的強度が前記第2係合
    部材のそれよりも高くなっている請求項3に記載の便座
    昇降装置。
  5. 【請求項5】 前記第1係合部材が前記便器の一方の側
    に配置され、前記第2係合部材が前記便器の他方の側に
    配置されていて、前記第1係合部材の機械的強度が前記
    第2係合部材のそれよりも高くなっている請求項3に記
    載の便座昇降装置。
  6. 【請求項6】 前記第1係合部材が前記便器のボウル面
    に近い位置に配置され、前記第2係合部材が前記便器の
    ボウル面よりも遠い位置に配置されていて、前記第1係
    合部材の便に対する耐腐食性が前記第2係合部材のそれ
    よりも高くなっている請求項3に記載の便座昇降装置。
  7. 【請求項7】 便器の上に載置・固定される取付部材
    と、 前記取付部材の一方の側に回動可能に係止された、前記
    取付部材に便座を係合させる一対の剛性の第1係合部材
    と、 前記取付部材の前記第1係合部材とは反対側に回動可能
    に係止された、前記取付部材に前記便座を係合させる一
    対の剛性の第2係合部材とを備え、 一対の前記第1係合部材および一対の前記第2係合部材
    は、前記便器上で前記便座を昇降可能に支持するリンク
    装置を構成しており、 前記リンク装置は、前記便器上にほぼ密着して載置され
    る第1状態と、前記便器との間に隙間が存在する第2状
    態の二つの状態を前記便座がとるように構成されている
    ことを特徴とする便座昇降装置。
  8. 【請求項8】 一対の前記第2係合部材が、機械的強度
    および材質の少なくとも一方において一対の前記第1係
    合部材とは異なっている請求項7に記載の便座昇降装
    置。
  9. 【請求項9】 一対の前記第1係合部材が前記便器の前
    側に配置され、一対の前記第2係合部材が前記便器の後
    側に配置されていて、一対の前記第1係合部材の機械的
    強度が一対の前記第2係合部材のそれよりも高くなって
    いる請求項8に記載の便座昇降装置。
  10. 【請求項10】 一対の前記第1係合部材が前記便器の
    一方の側に配置され、一対の前記第2係合部材が前記便
    器の他方の側に配置されていて、一対の前記第1係合部
    材の機械的強度が一対の前記第2係合部材のそれよりも
    高くなっている請求項8に記載の便座昇降装置。
  11. 【請求項11】 一対の前記第1係合部材が前記便器の
    ボウル面に近い位置に配置され、一対の前記第2係合部
    材が前記便器のボウル面よりも遠い位置に配置されてい
    て、一対の前記第1係合部材の便に対する耐腐食性が一
    対の前記第2係合部材のそれよりも高くなっている請求
    項8に記載の便座昇降装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7305720B2 (en) 2004-01-29 2007-12-11 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Toilet seat device
CN104514262A (zh) * 2013-09-30 2015-04-15 Toto株式会社 卫生洗净装置
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