JP5679956B2 - フロアーライフ管理装置及びフロアーライフ管理方法 - Google Patents

フロアーライフ管理装置及びフロアーライフ管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、フロアーライフ管理装置及びフロアーライフ管理方法に関し、部品等のフロアーライフを管理するするフロアーライフ管理装置及びフロアーライフ管理方法に適用して好適なるものである。
プリント基板組立の製造工程に、回路基板に表面実装部品をはんだ付けするリフロー工程がある。一般的に、この製造工程で発生する不良として、部品等(以下単に部品と称して説明する。)のポップコーンクラック現象が知られている。ポップコーンクラック現象とは、吸湿許容値を超えた状態でリフロー工程時に部品が過熱されると、部品内の水分が瞬時に膨張して部品が破裂する現象である。例えば、部品が防湿環境から大気中に曝露されると、大気中の水分を部品が吸湿してしまい、ポップコーンクラック現象が発生する。
IPC/JEDEC
J-STD-020では、大気中の曝露許容時間を表すフロアーライフ(Floor Life)などの条件がMSL(Moisture Sensitivity Level)ごとに定められている。フロアーライフ内にリフロー工程を行わないと、部品が吸湿許容値を超えてしまうこととなる。また、部品が吸湿した水分を除湿するためのベーキング処理時間などは、IPC/JEDEC J-STD-033にMSLごとに定められている。
ポップコーンクラック現象を防止するための製造工程内の部品管理方法としては、部品ベンダから納入された部品を防湿梱包の真空状態で保管する防湿方法や、ドライボックスやデシケータと呼ばれる防湿装置内に部品をこまめに保管して、フロアーライフを極力進めない防湿方法や、ベーキング処理による除湿方法などがある。ベーキング処理によって部品を除湿すると、フロアーライフをリセットできることが知られているが、部品をベーキング処理する際には、処理回数の制限が設けられている。
特許文献1では、複数の部品を回路基板に組み立てる際に、取り付けられた部品(第1の部品)の環境状態を計時的に記録して、新たな部品(第2の部品)を取り付ける際に、記録された環境状態に基づいて第2の部品を取り付けるか否かを判定することが開示されている。特許文献1によれば、第2の部品を取り付ける際に、第1の部品がポップコーンクラック現象によって損傷されるのを防ぐことができる。
特開2005−236289号公報
IPC/JEDEC J-STD-020 IPC/JEDEC J-STD-033
しかし、特許文献1では、既に取り付けられた部品に対する環境状態は考慮されているものの、新たに取り付ける部品の吸湿状態などは考慮されておらず、リフロー工程時のポップコーンクラック現象を適切に防ぐことができないという問題があった。また、防湿装置内に部品をこまめに保管して防湿したり、ベーキング処理によって部品を除湿するなどの人手によるポップコーンクラック現象を防止する方法が考えられているが、部品の種類が多い場合や部品が頻繁に移動する場合には、複数種類の部品のフロアーライフを人手で管理するのは困難であり、製造工程における不良を防止することができなかった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、製造工程内でのフロアーライフを管理してプリント基板組立時の不良を防止することが可能なフロアーライフ管理装置及びフロアーライフ管理方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するために本発明においては、部品の大気中の曝露許容時間を示すフロアーライフを管理するフロアーライフ管理装置であって、前記部品と該部品のフロアーライフの期限値とを対応付けて管理する部品管理テーブルを記憶している記憶部と、前記部品が定置されている所定の場所を示すロケーション情報に基づいて該部品のフロアーライフの累積値を算出し、前記フロアーライフの期限値と前記フロアーライフの累積値とを比較する制御部と、を備えることを特徴とする、フロアーライフ管理装置が提供される。
かかる構成によれば、部品と該部品のフロアーライフの期限値とが予め対応付けられており、部品が定置されている所定の場所を示すロケーション情報に基づいて該部品のフロアーライフの累積値を算出し、前記フロアーライフの期限値と前記フロアーライフの累積値とを比較し、部品の前記フロアーライフの累積値が該部品の前記フロアーライフの期限値を超える場合に、該部品のフロアーライフの期限値を超えたことをユーザに通知したりする。これにより、製造工程内でのフロアーライフを管理してプリント基板組立時の不良を防止することができる。
本発明によれば、製造工程内でのフロアーライフを管理してプリント基板組立時の不良を防止することができる。
本発明の一実施形態に係るフロアーライフ管理システムの構成を示すブロック図である。 同実施形態にかかる部品に付されるラベルを説明する概念図である。 同実施形態にかかるフロアーライフ登録画面の一例を示す概念図である。 同実施形態にかかるラベル管理テーブルの一例を示す図表である。 同実施形態にかかる部品マスタテーブルの一例を示す図表である。 同実施形態にかかるMSLマスタテーブルの一例を示す図表である。 同実施形態にかかるロケーションマスタテーブルの一例を示す図表である。 同実施形態にかかるフロアーライフ管理テーブルの一例を示す図表である。 同実施形態にかかる部品の組立工程フローについて説明する概念図である。 同実施形態にかかるフロアーライフ登録処理の流れを示すフローチャートである。 同実施形態にかかるフロアーライフ管理テーブルの登録処理の流れを示すフローチャートである。 同実施形態にかかるフロアーライフ管理テーブルの具体例を示す図表である。 同実施形態にかかるフロアーライフ管理テーブルの具体例を示す図表である。 同実施形態にかかるフロアーライフ期限通知処理の流れを示すフローチャートである。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)本実施の形態の概要
まず、本実施の形態の概要について説明する。プリント基板組立の製造工程に、回路基板に表面実装部品をはんだ付けするリフロー工程がある。一般的に、この製造工程で発生する不良として、部品のポップコーンクラック現象が知られている。ポップコーンクラック現象とは、吸湿許容値を超えた状態でリフロー工程時に部品が過熱されると、部品内の水分が瞬時に膨張して部品が破裂する現象である。例えば、部品が防湿環境から大気中に曝露されると、大気中の水分を部品が吸湿してしまい、ポップコーンクラック現象が発生する。
IPC/JEDEC
J-STD-020では、大気中の曝露許容時間を表すフロアーライフ(Floor Life)などの条件がMSL(Moisture Sensitivity Level)ごとに定められている。フロアーライフ内にリフロー工程を行わないと、部品が吸湿許容値を超えてしまうこととなる。また、部品が吸湿した水分を除湿するためのベーキング処理時間などは、IPC/JEDEC J-STD-033にMSLごとに定められている。
ポップコーンクラック現象を防止するための製造工程内の部品管理方法としては、部品ベンダから納入された部品を防湿梱包の真空状態で保管する防湿方法や、ドライボックスやデシケータと呼ばれる防湿装置内に部品をこまめに保管して、フロアーライフを極力進めない防湿方法や、ベーキング処理による除湿方法などがある。ベーキング処理によって部品を除湿すると、フロアーライフをリセットできることが知られているが、部品をベーキング処理する際には、処理回数の制限が設けられている。
また、従来、複数の部品を回路基板に組み立てる際に、取り付けられた部品(第1の部品)の環境状態を計時的に記録して、新たな部品(第2の部品)を取り付ける際に、記録された環境状態に基づいて第2の部品を取り付けるか否かを判定することが開示されている。当該技術によれば、第2の部品を取り付ける際に、第1の部品がポップコーンクラック現象によって損傷されるのを防ぐことができる。
しかし、上記技術では、既に取り付けられた部品に対する環境状態は考慮されているものの、新たに取り付ける部品の吸湿状態などは考慮されておらず、リフロー工程時のポップコーンクラック現象を適切に防ぐことができないという問題があった。また、防湿装置内に部品をこまめに保管して防湿したり、ベーキング処理によって部品を除湿するなどの人手によるポップコーンクラック現象を防止する方法が考えられているが、部品の種類が多い場合や部品が頻繁に移動する場合には、複数種類の部品のフロアーライフを人手で管理するのは困難であり、製造工程における不良を防止することができなかった。
そこで、本実施の形態では、製造工程内でのフロアーライフを管理してプリント基板組立時の不良を防止することを可能としている。これにより、リフロー工程時のポップコーンクラック現象を防止してより品質を向上させることができる。
(2)フロアーライフ管理システムの構成
次に、本実施の形態にかかるフロアーライフ管理システム1の構成について説明する。図1に示すように、フロアーライフ管理システム1は、フロアーライフ管理装置10と、バーコード読み取り装置20と、ラベル発行装置21と、フロアーライフ確認装置22と、ネットワーク23とから構成されている。
ネットワーク23は、各装置を相互に通信可能に接続する通信回線網であり、例えば、インターネット、電話回線網、衛星通信網等の公衆回線網や、WAN(Wide Area Network)、LAN、IP−VPN等の専用回線網などで構成されており、有線、無線を問わない。
フロアーライフ管理装置10は、図1に示すように、入出力部11、通信部12、制御演算部13、記憶部16、入力受付手段(図示せず)などを有する情報処理装置である。入出力部11は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイク、スイッチおよびレバーなどユーザが情報を入力するための入力手段と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、制御演算部13に出力する入力制御回路などから構成されている。フロアーライフ管理装置10のユーザは、該入出力部11を操作することにより、フロアーライフ管理装置10に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
通信部12は、例えば、ネットワーク23に接続するための通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。また、通信部12は、無線LAN(Local Area Network)対応通信装置であっても、ワイヤレスUSB対応通信装置であっても、有線による通信を行うワイヤー通信装置であってもよい。
制御演算部13は、各種プログラムに従ってフロアーライフ管理装置10の動作全般を制御する。また、制御演算部13は、フロアーライフ登録部14やフロアーライフ期限通知部15などを含み、各部の処理は、実際には、コンピュータプログラムによって実行される。
フロアーライフ登録部14は、ユーザの入力を受け付けたバーコード読み取り装置20から通知された情報を、通信部12を介して受信し、該情報を元にデータベース17にフロアーライフを管理するためのデータを登録する機能を有する。
フロアーライフ期限通知部15は、フロアーライフの期限が切れた部品や期限が迫っている部品をフロアーライフ確認装置22に通知する機能を有する。
記憶部16は、本実施形態にかかるフロアーライフ管理装置10の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置であり、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含むことができる。記憶部16は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)で構成される。記憶部16は、ハードディスクを駆動し、制御演算部13が実行するプログラムや各種データを格納する。本実施の形態では、記憶部16は、フロアーライフ管理装置10に備えられているが、かかる例に限定されず、記憶部16を、フロアーライフ管理装置10とは別体の記憶装置としてもよい。
バーコード読取装置20は、入出力部、記憶部、通信部、制御演算部、入力受付手段(図示せず)を有する情報処理装置である。各部については、フロアーライフ管理装置10の各部とほぼ同様のため詳細な説明は省略する。バーコード読取装置20は、例えば、バーコード読み取り機能付きのハンディターミナルのような携帯端末であって、部品等に付されたラベルのバーコードを読み取って、該バーコードの情報をフロアーライフ管理装置202に転送する機能を有する。
部品に付されるラベルは、例えば、図2に示すバーコードを含み、該バーコードを読み取ることにより、部品の移動単位や部品種を識別することができる。図2に示すように、ラベル301には、部品に関する情報を含むバーコードが記載されている。バーコードには、各ラベルを識別するラベル番号と、部品の種類を識別する部品番号の情報が含まれる。例えば、ユーザが部品を移動した際に、バーコード読取装置20を用いて部品に付されたラベルのバーコードを読み取って部品の情報を取得するとともに、移動先の所在を識別するためのロケーション情報を含むバーコードを読み取って、ロケーションの情報を取得する。なお、本実施の形態では、ラベル301のバーコードに部品の情報を埋め込むようにしたが、かかる例に限定されず、RFタグなど、電磁界や電波などを用いた無線通信によって情報を取得できるものに部品の情報を埋め込むようにしてもよい。
また、例えば、図3に示すように、バーコード読取装置20の表示画面にフロアーライフ登録画面401を表示させて、部品を識別するラベル番号や、ロケーションを識別する情報などをユーザに入力させるようにしてもよい。また、部品に付されたラベルのバーコードや、ロケーション情報を含むバーコードを読み取って、フロアーライフ登録画面401を介して部品情報やロケーション情報などを取得してもよい。
ラベル発行装置21は、入出力部、記憶部、通信部、制御演算部、入力受付手段(図示せず)を有する情報処理装置である。各部については、フロアーライフ管理装置10の各部とほぼ同様のため詳細な説明は省略する。ラベル発行装置211は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)やラベルプリンタなどであって、部品が移動する単位に、当該部品の所在を管理するためのラベル301を発行する機能を有する。また、ラベル発行装置21は、発行したラベルの情報をフロアーライフ管理装置10に通知して、データベース17に登録させる機能を有する。
フロアーライフ確認装置22は、入出力部、記憶部、通信部、制御演算部、入力受付手段(図示せず)を有する情報処理装置である。各部については、フロアーライフ管理装置10の各部とほぼ同様のため詳細な説明は省略する。フロアーライフ確認装置22は、PCなどであって、フロアーライフ管理装置10からフロアーライフの期限をユーザに通知したり、フロアーライフに関する情報を電子メールで送受信したり、ラベル番号ごとにフロアーライフを確認したりする機能を有する。フロアーライフ管理装置10からフロアーライフ確認装置22に、フロアーライフの期限が切れた部品や、期限が迫っている部品の情報が通知される。フロアーライフ確認装置22は、フロアーライフ管理装置10から通知されたフロアーライフの期限の情報を、電子メールで通知したり、印刷したり、表示画面に表示させて、ユーザに確認を促す機能を有する。
(3)フロアーライフ管理装置の構成
次に、フロアーライフ管理装置の構成について説明する。まず、記憶部16のデータベース17に格納されている各種テーブルについて説明する。データベース17には、ラベル管理テーブル170、部品マスタテーブル171、MSLマスタテーブル172、ロケーションマスタテーブル173及びフロアーライフ管理テーブル174などが格納されている。
ラベル管理テーブル170は、製造工程における部品の移動を管理するために、ラベル発行装置21により発行されたラベル情報を管理するテーブルである。ラベル管理テーブル170は、図4に示すように、ラベル番号欄1701、部品番号欄1702及びラベル発行日時欄1703から構成される。ラベル番号欄1701には、部品の移動単位を識別するためのラベル番号が格納される。部品番号欄1702には、部品の種類を示す部品番号が格納される。ラベル発行日時欄1703には、ラベルを発行した日時が格納される。上記したように、ラベル発行装置21により発行されたラベルの情報が、ラベル管理テーブル170に登録される。例えば、図4では、ラベル番号が「ラベル001」の部品番号は「部品1」、該ラベルの発行日時は「2011/01/01 9:00」であることが示されている。
部品マスタテーブル171は、部品の種類を示す部品番号単位にフロアーライフのレベル情報を管理するテーブルである。部品マスタテーブル171は、図5に示すように、部品番号欄1711及びMSL欄1712から構成される。部品番号欄1711には、部品の種類を示す部品番号が格納される。MSL欄1712には、フロアーライフの管理レベルを示すMSLの情報が格納される。MSLは、後述するMSLマスタテーブル172においてフロアーライフの期限や警告時期が定義されている。例えば、図5では、部品番号「部品1」のMSLは「2」であることが示されている。
MSLマスタテーブル172は、MSLごとのフロアーライフ期限を定義するテーブルである。MSLマスタテーブル172は、図6に示すように、MSL欄1721、フロアーライフ期限欄1722及びフロアーライフ警告欄1723から構成される。MSL欄1721には、フロアーライフの管理レベルを示すMSLの情報が格納される。フロアーライフ期限欄1722には、フロアーライフ期限の情報が格納される。フロアーライフ警告欄1723には、フロアーライフの警告期限の情報が格納される。MSLに対応するフロアーライフ期限は、IPC/JEDEC J-STD-020に準拠した期限でもよいし、生産ラインの環境を分析した結果をフロアーライフ期限に反映させてもよい。例えば、図6では、MSLが「2」のフロアーライフ期限は「1年」、フロアーライフ警告期限は1年より1ヶ月短い「9か月」であることが示されている。
例えば、IPC/JEDEC J-STD-020によれば、MSLが2の場合に、気温が30度、湿度が60%以下の環境で使用する部品のフロアーライフは1年と設定されている。しかし、生産ラインの環境を分析した結果に基づいて、フロアーライフを1年以上の期間としてもよい、1年以下の期間としてもよい。また、フロアーライフ警告欄1723に格納されるフロアーライフの警告期限は、フロアーライフの期限が迫っていることをユーザに通知するための情報であって、フロアーライフ期限よりも短い期限が任意に設定される。なお、フロアーライフの期限や警告期間がIPC/JEDEC J-STD-020などに未定義である場合には、任意のMSLを作成して、作成したMSLに対応するフロアーライフ期限等を設定するようにしてもよい。
ロケーションマスタテーブル173は、組立工程における部品の移動場所(所在)ごとのフロアーライフ期間を管理するためのテーブルであって、具体的には、部品がある場所に置かれている期間をフロアーライフの期間に含めるか否かを設定するためのテーブルである。ロケーションマスタテーブル173は、図7に示すように、ロケーション欄1731、ロケーション区分欄1732及び期限管理区分欄1733から構成される。ロケーション欄1731には、部品の移動場所を示す情報が格納される。ロケーション区分欄1732には、移動場所の種類を示す情報が格納される。期限管理区分欄1733には、各ロケーションに置かれている期間をフロアーライフの期間に含むか否かの情報が格納される。
例えば、図7では、ロケーションが「部品搭載機1」(ロケーション区分「部品搭載機」)の場合には、期限管理区分が「対象」となっており、フロアーライフの期間に含むことが示されている。また、ロケーションが「防湿装置1」(ロケーション区分「防湿装置」)の場合には、期限管理区分が「対象外」となっており、フロアーライフの期間に含めないことが示されている。このように、ロケーションマスタテーブル173によって、防湿装置や除湿装置など、部品が適切な湿度状態で管理されているか否かによってフロアーライフの期間を管理している。
フロアーライフ管理テーブル174は、組立工程における部品の移動場所を考慮したフロアーライフを管理するテーブルである。フロアーライフ管理テーブル174は、図8に示すように、ラベル番号欄1741、部品番号欄1742、ロケーション欄1743、開始時刻欄1744、終了時刻欄1745、期間欄1746及び累計欄1747から構成される。
ラベル番号欄1741には、部品の移動単位を識別するためのラベル番号が格納される。部品番号欄1742には、部品の種類を示す部品番号が格納される。ロケーション欄1743には、部品の移動場所を示す情報が格納される。ロケーション欄1743に格納されるロケーションの情報は、ロケーションマスタテーブル173に定義されているロケーションの情報である。開始時刻欄1744には、部品がロケーション欄1743に格納されている移動場所に置かれた時刻が格納される。終了時刻欄1745には、部品がロケーション欄1743に格納されている移動場所から別の場所に移動した時刻が格納される。期間欄1746には、開始時刻から終了時刻までの期間が格納される。累計欄1747には、部品がこれまでに置かれた場所におけるフロアーライフの累計が格納される。なお、期間欄1746に格納される期間や、累計欄1747に格納される期間の管理単位は、日単位よりも精度が高い時間単位や分単位で管理されることが好ましい。
図8では、ラベル番号「ラベル001」の部品が、「部品搭載機1」のロケーションに、「1/1 9:00」から「1/2 9:00」まで置かれた後、「防湿装置1」のロケーションに置かれたことが示されている。また、「ラベル001」の部品は、防湿装置1に移動した時点でフロアーライフの累計が「24」(時間)であり、「防湿装置1」のロケーションではフロアーライフが加算されないため、現時点でのフロアーライフの累計は「24」であることがわかる。
(4)フロアーライフ管理システムの動作の詳細
(4−1)部品の組立工程
フロアーライフ管理システム1の動作の詳細を説明する前に、まず、フロアーライフ管理システム1で管理される部品の組立工程フローについて説明する。図9に示すように、まず、外部の部品ベンダから納入された部品は、部品倉庫の所定の棚202に保管される。部品倉庫の棚202から防湿装置204へは、プリント基板組立の生産計画に合わせて移動される。組立工程では、精査する製品の段取り替えの際に、防湿装置204から部品が取り出され、部品搭載機206に収納されて、製品の生産が開始される。本実施の形態では、リール状に同種の部品が複数設置されている部品(以降、リール部品とも称する)を例示して説明するが、かかる例に限定されない。製品の生産が終了した時点で、リール部品に余った部品がある場合には、部品が防湿装置204に戻される。
また、上記した製品の組立工程において、部品のフロアーライフの期限が迫った場合には、部品を除湿装置205に入れて、部品内の水分を除湿することも考えられる。また、部品を部品倉庫の棚202から防湿装置204に移動する前に、部品を除湿装置205に入れて除湿するようにしてもよい。また、フロアーライフの期限が切れた場合や、製品の生産中に期限が切れることが予めわかっている部品については、製品の生産に使用せず廃棄箱207に回収して廃棄してもよい。
(4−2)フロアーライフ登録処理の詳細
次に、フロアーライフ登録処理の流れについて説明する。図10に示すように、まず、フロアーライフ管理装置10のフロアーライフ登録部14は、バーコード読み取り装置20から通知されたラベルの情報及びロケーションの情報を取得する(S101)。具体的に、フロアーライフ登録部14は、取得したラベル番号を変数ラベル番号に格納し、取得したロケーション番号を変数ロケーションに格納する。
次いで、フロアーライフ登録部14は、ステップS101において取得したラベル番号とロケーションのデータとを確認する(S102)。具体的に、フロアーライフ登録部14は、取得したラベル番号がラベル管理テーブル170に存在するかを確認する。また、フロアーライフ登録部14は、取得したロケーションのデータがロケーションマスタテーブル173に存在するかを確認する。ラベル番号とロケーションのデータがそれぞれラベル管理テーブル170とロケーションマスタテーブル173に存在する場合に、正しいデータであると判断する。
そして、フロアーライフ登録部14は、ステップS102において取得したデータが正しいデータである場合に、フロアーライフ管理テーブル174へのデータ登録を行う(S103)。ステップS103におけるフロアーライフ管理テーブル174へのデータ登録処理については、後述する。
次に、図11を参照して、上記したステップS103におけるフロアーライフ管理テーブル174の登録処理について説明する。フロアーライフ登録部14は、変数ラベル番号に格納したラベル番号をキーにして、フロアーライフ管理テーブル174を検索する(S201)。具体的に、フロアーライフ登録部14は、変数ラベル番号をキーにしてフロアーライフ管理テーブル174を検索して、現在までの履歴情報を配列変数(i,j)に格納する。ステップS201における検索結果は、複数行のレコードを取得することを想定しており、変数iは取得したレコードの行を示し、変数jは各行のフロアーライフ管理テーブル174の項目列データを示し、並び順は任意とする。
次いで、フロアーライフ登録部14は、フロアーライフ管理テーブル174にラベル番号に対応するレコードが存在するかを判定する(S202)。ステップS202において、ラベル番号に対応するレコードが存在すると判定された場合には、ステップS203の処理に進む。一方、ステップS202において、ラベル番号に対応するレコードが存在しないと判定された場合には、ステップS204以降の処理を実行する。
ステップS202において、フロアーライフ管理テーブル174にラベル番号に対応するレコードが存在しないと判定された場合には、フロアーライフ登録部14は、ラベル発行日時をフロアーライフ開始日時として、フロアーライフ管理テーブル174に新たにレコードを追加する(S203)。ここで、ラベル番号に対応するレコードが存在しない場合とは、製造工程において初めて部品が使用された場合を意味している。
また、ステップS202において、フロアーライフ管理テーブル174にラベル番号に対応するレコードが存在すると判定された場合には、フロアーライフ登録部14は、部品の移動前の最新レコードを取得する(S204)。具体的に、フロアーライフ登録部14は、部品の移動前の最新の状態を表すレコードを特定するために、ステップS201において取得した配列変数Rの中から、開始時刻が最新のレコードを検索する。また、フロアーライフ登録部14は、以降のステップで使用するため、当該レコードの累計項目の値を変数前の累計に記憶する。
次いで、フロアーライフ登録部14は、ステップS203において追加したレコード、または、ステップS204において特定した最新のレコードに対して、移動完了の更新処理を行う(S205)。具体的に、フロアーライフ登録部14は、フロアーライフ管理テーブル174の終了時刻欄1745及び期間欄1746の値を更新する。
次いで、フロアーライフ登録部14は、部品の移動後の状態を示すレコードをフロアーライフ管理テーブル174に追加する(S206)。具体的に、フロアーライフ登録部14は、フロアーライフ管理テーブル174のラベル番号欄1741及び部品番号欄1742に、ステップS101及びステップS102において記憶した変数ラベル番号及び変数部品番号のデータを格納し、ロケーション欄1743には、ステップS101において記憶した変数ロケーションのデータを格納する。また、開始時刻欄1744には、処理時点での時刻を格納する。
そして、累計欄1747には、ステップS204において特定した1つ前の状態を示すレコードのロケーション欄1743の値に基づいて算出する。具体的に、フロアーライフ登録部14は、ステップS204において特定した1つ前の状態を示すレコードのロケーション欄1743の値をキーに、ロケーションマスタテーブル173のロケーション区分を検索して、ロケーション区分に応じて期限管理区分によって、累計するフロアーライフの算出方法を区別する。例えば、ロケーション区分が、部品搭載機などの設備の場合、該ロケーションに置かれていた期間はフロアーライフの期間に含まれる。このため、ステップS204において取得した変数前の累計と、当該設備に置かれた期間を加算した値が、移動後の状態を示すレコードの累計値となる。一方、ロケーション区分が除湿装置の場合には、フロアーライフはリセットされるため、移動後の状態を示すレコードの累計の値をゼロとする。
ここで、部品移動後のレコードが追加されたフロアーライフ管理テーブル174の具体例について説明する。図12A及び図12Bに、フロアーライフ管理テーブル174の具体例を示す。
図12Aは、部品1に対するラベル発行後、防湿装置1、搭載機1の順に部品1が移動した場合を示す。図12Aに示すように、部品1は、ラベルが発行されてから24時間後に防湿装置に24時間置かれている。上記したように、防湿装置1は、ロケーション区分が防湿装置であるため、フロアーライフの累計対象外である。したがって、防湿装置1から搭載機1に移動した際には、防湿装置1に置かれていた期間は累積されていないことがわかる。
また、図12Bは、部品1が防湿装置1、除湿装置1、防湿装置1の順に移動した場合を示す。図12Bに示すように、防湿装置1に移動した後、除湿装置1に移動した際には、フロアーライフは累積されていないことがわかる。また、除湿装置1に置かれた後、防湿装置1に移動した際に、フロアーライフの累計欄1747の値が0となっており、フロアーライフがリセットされていることがわかる。
このように、移動単位の部品ごとに、部品が置かれているロケーションや該ロケーションに置かれていた期間などを考慮して、部品のフロアーライフを適切に管理することが可能となる。
(4−3)フロアーライフ期限通知処理の詳細
次に、フロアーライフ期限通知処理の流れについて説明する。以下のフロアーライフ期限通知処理により、大気中に曝露されている環境下で使用されている部品を特定して、当該部品のフロアーライフ期限が切れている場合や、フロアーライフ期限が迫っている場合にその旨を通知することができる。
図13に示すように、まず、フロアーライフ管理装置10のフロアーライフ期限通知部15は、フロアーライフ管理テーブル174とロケーションマスタテーブル173等と所定のキーで結合してレコードを取得する(S301)。具体的に、フロアーライフ期限通知部15は、フロアーライフ管理テーブル174とロケーションマスタテーブル173とを、「ロケーション」をキーに結合する。さらに、フロアーライフ期限通知部15は、フロアーライフ管理テーブル174と、部品マスタテーブル171とを「部品番号」をキーに結合し、部品マスタテーブル171とMSLマスタテーブル172とを「MSL」をキーに結合する。
そして、フロアーライフ期限通知部15は、フロアーライフ管理テーブル174の開始時刻が空ではなく、終了時刻が空であり、ロケーションマスタテーブル173の期限管理区分が「対象」であるレコードを検索する。フロアーライフ期限通知部15は、検索した結果を配列変数F(a,b)に格納する。この検索結果は、複数行のレコードを取得することを想定しており、変数aは取得したレコードの行を表し、変数bは、各行の項目列データを表し、その並び順は任意とする。
次いで、フロアーライフ期限通知部15は、ステップS301において取得したレコードについて、フロアーライフの期限が切れているかを確認する(S302)。具体的に、フロアーライフ期限通知部15は、ステップS301で取得した配列変数Fの全件について、配列変数F中の開始時刻とこの処理を行っている時点の時刻間の期間を算出した後、配列変数F中の累計を加算して、処理時点までのフロアーライフを算出する。フロアーライフ期限通知部15は、算出したフロアーライフ値と、配列変数F中のMSLマスタテーブル172から取得したフロアーライフ期限の値とを比較する。そして、算出したフロアーライフ値がMSLマスタテーブル172から取得したフロアーライフ期限の値より大きい場合に、フロアーライフ期限が切れたレコードとして、配列変数Fと同じ構造の配列変数N1(c,d)に当該レコードを格納する。
また、フロアーライフ期限通知部15は、ステップS302においてフロアーライフの期限切れが確認されていないレコードに対して、フロアーライフの期限が迫っているかを確認する(S303)。具体的に、フロアーライフ期限通知部15は、ステップS302と同様に、処理時点までのフロアーライフ値を算出する。フロアーライフ期限通知部15は、算出したフロアーライフ値と、配列変数F中のMSLマスタテーブル172から取得したフロアーライフ警告の値とを比較する。そして、算出したフロアーライフ値がMSLマスタテーブル172から取得したフロアーライフ警告の値より大きい場合に、フロアーライフの期限が迫っているレコードとして、配列変数Fの構造にフロアーライフの残り期間を表す項目を追加した構造の配列変数N2(e,f)に格納する。
そして、フロアーライフ期限通知部15は、ステップS302及びステップS303において処理した結果をユーザに通知する(S304)。具体的に、フロアーライフ期限通知部15は、フロアーライフ確認装置22に、上記した配列変数N1及び配列変数N2の情報を転送する。配列変数N1は、フロアーライフ期限が切れている部品に関する情報であり、配列変数N2は、フロアーライフ期限が迫っている部品に関する情報である。
ステップS304において、フロアーライフ管理装置10から配列変数N1及び/又は配列変数N2を転送されたフロアーライフ確認装置22は、配列変数N1及び/又は配列変数N2の情報を表示画面に表示する。例えば、フロアーライフ確認装置22は、フロアーライフ期限が切れている部品の情報を含むレコード(配列変数N1)を取得した場合には、表示画面に対象となる部品のラベル番号、部品番号及びロケーションの情報と、フロアーライフ期限が切れている旨のメッセージを表示する。また、フロアーライフ確認装置22は、フロアーライフ期限が迫っている部品の情報を含むレコード(配列変数N2)を取得した場合には、表示画面に対象となる部品のラベル番号、部品番号、ロケーション及びフロアーライフの残り期限の情報と、フロアーライフ期限が迫っている旨のメッセージを表示する。
このように、いずれの部品がフロアーライフの期限切れか、フロアーライフの期限が迫っているかをユーザに通知することにより、部品のフロアーライフを適切に管理して、製造工程時に発生するポップコーンクラック現象を防止することができる。上記したフロアーライフ期限通知処理は、任意の間隔で定期的に実行するようにしてもよいし、生産形態に応じて実行するタイミングを設定してもよい。
(5)本実施の形態の効果
以上のように本実施の形態によれば、部品と該部品のフロアーライフの期限値とが予め対応付けられており、部品が定置されている所定の場所を示すロケーション情報に基づいて該部品のフロアーライフの累積値を算出し、フロアーライフの期限値とフロアーライフの累積値とを比較し、部品の前記フロアーライフの累積値が該部品の前記フロアーライフの期限値を超える場合に、該部品のフロアーライフの期限値を超えたことをユーザに通知する。これにより、製造工程内でのフロアーライフを管理してプリント基板組立時の不良を防止することができる。
(6)他の実施の形態
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な他の実施形態が含まれる。例えば、上記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
10 フロアーライフ管理装置
11 入出力部
12 通信部
13 制御演算部
14 フロアーライフ登録部
15 フロアーライフ期限通知部
16 記憶部
17 データベース
20 バーコード読取装置
21 ラベル発行装置
22 フロアーライフ確認装置
23 ネットワーク
170 ラベル管理テーブル
171 部品マスタテーブル
172 マスタテーブル
173 ロケーションマスタテーブル
174 フロアーライフ管理テーブル

Claims (6)

  1. 部品の大気中の曝露許容時間を示すフロアーライフを管理するフロアーライフ管理装置であって、
    前記部品と該部品のフロアーライフの期限値とを対応付けて管理する部品管理テーブル、及び、前記部品が定置されている所定の場所を示すロケーション情報と、前記部品が該ロケーション情報により示される所定の場所に定置される期間をフロアーライフの累積期間とするかを示すフロアーライフの対象条件とを対応付けて管理するロケーション管理テーブルを記憶している記憶部と、
    前記ロケーション管理テーブルを参照して、前記部品の前記ロケーション情報に基づいて該部品のフロアーライフの累積値を算出し、該部品に対応する前記フロアーライフの期限値と前記フロアーライフの累積値とを比較する制御部と、
    を備えることを特徴とする、フロアーライフ管理装置。
  2. 前記記憶部の前記ロケーション管理テーブルには、前記部品が前記ロケーション情報により示される所定の場所に定置される定置期間が記憶され、
    前記制御部は、
    前記ロケーション管理テーブルの前記フロアーライフの対象条件を参照して、前記ロケーション情報により示される所定の場所に定置される期間をフロアーライフの累積期間とする場合に、前記定置期間を前記フロアーライフの累積値として算出する
    ことを特徴とする、請求項に記載のフロアーライフ管理装置。
  3. 前記記憶部のロケーション管理テーブルには、
    前記ロケーション情報が防湿装置または除湿装置を示す場合に、フロアーライフの対象条件として、前記部品が該防湿装置または該除湿装置に定置される期間をフロアーライフの累積期間としないことが記憶される
    ことを特徴とする、請求項に記載のフロアーライフ管理装置。
  4. 前記制御部は、
    前記部品の前記フロアーライフの累積値が該部品の前記フロアーライフの期限値を超える場合に、該部品のフロアーライフの期限値を超えたことをユーザに通知する
    ことを特徴とする、請求項1に記載のフロアーライフ管理装置。
  5. 前記制御部は、
    前記フロアーライフの期限値と前記フロアーライフの期限値付近であることを示すフロアーライフの警告期限値と前記フロアーライフの累積値とを比較し、
    前記部品の前記フロアーライフの累積値が該部品の前記フロアーライフの期限値より小さく前記フロアーライフの警告期限値以上である場合に、該部品のフロアーライフの期限が迫っていることをユーザに通知する
    ことを特徴とする、請求項に記載のフロアーライフ管理装置。
  6. 部品の大気中の曝露許容時間を示すフロアーライフを管理するフロアーライフ管理装置におけるフロアーライフ管理方法において、
    記憶部が、前記部品と該部品のフロアーライフの期限値とを対応付けて管理する部品管理テーブル、及び、前記部品が定置されている所定の場所を示すロケーション情報と、前記部品が該ロケーション情報により示される所定の場所に定置される期間をフロアーライフの累積期間とするかを示すフロアーライフの対象条件とを対応付けて管理するロケーション管理テーブルを記憶する第1のステップと、
    制御部が、前記ロケーション管理テーブルを参照して、前記部品の前記ロケーション情報に基づいて該部品のフロアーライフの累積値を算出する第2のステップと、
    前記制御部が、前記部品の前記フロアーライフの期限値と前記フロアーライフの累積値とを比較する第3のステップと、
    を含むことを特徴とする、フロアーライフ管理方法。
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