JP6077003B2 - 電子部品の収容体の管理を支援する装置及び方法 - Google Patents

電子部品の収容体の管理を支援する装置及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6077003B2
JP6077003B2 JP2014548359A JP2014548359A JP6077003B2 JP 6077003 B2 JP6077003 B2 JP 6077003B2 JP 2014548359 A JP2014548359 A JP 2014548359A JP 2014548359 A JP2014548359 A JP 2014548359A JP 6077003 B2 JP6077003 B2 JP 6077003B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
time
floor life
management mode
mounting machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014548359A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2014080458A1 (ja
Inventor
大輔 加藤
大輔 加藤
博之 羽根田
博之 羽根田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Corp
Original Assignee
Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Machine Manufacturing Co Ltd filed Critical Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
Publication of JPWO2014080458A1 publication Critical patent/JPWO2014080458A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6077003B2 publication Critical patent/JP6077003B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/08Monitoring manufacture of assemblages
    • H05K13/086Supply management, e.g. supply of components or of substrates

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)

Description

ここで開示する技術は、回路基板に電子部品を実装する技術に関し、特に、電子部品の収容体を管理するための技術に関する。
実装機が知られている。実装機は、回路基板に電子部品を実装する装置である。実装機には、生産品目に応じて、複数種類の電子部品が供給される。通常、電子部品は、リール又はトレイに収容された形で、実装機に供給される。リール及びトレイは、複数の電子部品を収容する収容体の一種である。各々の収容体(リール、トレイ又はその他の収容体)には、特定種類の電子部品が収容されており、実装機には、生産品目に応じて複数の収容体がセットされる。
上記に関して、特開2005−175017号公報には、生産品目に応じて複数の収容体を実装機にセットする段取り作業と、その段取り作業を支援するための技術が記載されている。
一の生産ロットが終了したとき、実装機にセットされた各々の収容体には、一又は複数の電子部品が残存している。従って、実装機にセットされた収容体のうち、次の生産ロットで再使用されるものについては、実装機から取り外すことなく、実装機にセットしたまま残しておくこともできる。それにより、最小限の収容体のみを取り替えればよくなり、次の生産ロットの段取り作業を容易にすることができる。
しかしながら、電子部品の中には、MSD(Moisture Sensitive Device)とよばれ、吸湿することによって劣化するという特性を持つものがある。このような電子部品は、フロアライフが定められており、フロアライフが尽きる前に、回路基板へ実装される必要がある。ここで、フロアライフとは、電子部品の使用期限を示す指標の一種であり、電子部品が所定湿度以上の環境下に耐えうる期間を意味する。収容体が実装機にセットされている間、収容体内の電子部品の残りのフロアライフは減少していく。従って、次の生産ロットで再使用される収容体を、実装機にセットしたまま残しておくと、当該次の生産ロットが完了する前に、電子部品のフロアライフが尽きてしまうことがある。
上記の問題を鑑み、本明細書は、フロアライフを考慮しつつ、実装機の段取り作業を容易にする技術を提供する。
本明細書で開示する技術は、収容体データベース及び生産計画データベースとを用いて、電子部品の収容体に適した管理態様を決定する。収容体データベースには、収容体に収容された電子部品の種類、残数及びフロアライフの残時間とが記録されている。生産計画データベースには、実装機で予定される生産ロット毎に、必要とされる電子部品の種類及び個数と、生産ロットの予定開始時刻とが記録されている。これらのデータベースに記録された情報を用いることで、収容体に残存する電子部品が、そのフロアライフが尽きる前に、実装機によって使い切られるのか否かを判断することができる。電子部品のフロアライフが尽きないと判断されるときは、適した管理態様として、一例ではあるが、収容体を実装機にセットしたまま残す、あるいは実装機の近傍で保管する、といった管理態様を選択することができる。一方、フロアライフが尽きてしまうときは、適した管理態様として、一例ではあるが、収容体を防湿環境下で保管する、電子部品にベーク処理を実行する、あるいは電子部品を破棄する、といった管理態様を選択することができる。いかなる管理態様を選択するかについては、利用可能な設備、電子部品のコスト及びその他の要因を考慮して適宜定めることができる。
本技術の一実施形態として、本明細書は、実装機に供給される複数の電子部品を収容する収容体の管理を支援する装置を開示する。この支援装置は、収容体に収容された電子部品の種類、残数及びフロアライフの残時間とを記録している収容体データベースと、実装機で予定される生産ロット毎に、必要とされる電子部品の種類及び個数と、生産ロットの予定開始時刻とを記録している生産計画データベースと、収容体データベース及び生産計画データベースとを用いて、収容体に適した管理態様を決定する処理手段と、処理手段によって決定された管理態様を外部に教示する教示手段とを備える。処理手段は、実装機が収容体に収容された電子部品を使い切る第1予定時刻を算出するとよい。さらに、処理手段は、現時点から第1予定時刻までの第1時間がフロアライフの残時間よりも短いのか否かに基づいて、収容体に適した管理態様を決定するとよい。
本技術の他の一実施形態として、本明細書は、実装機に供給される複数の電子部品を収容する収容体の管理を支援する方法を開示する。この支援方法は、収容体に収容された電子部品の種類、残数及びフロアライフの残時間とを記録する収容体データベースを用意する工程と、実装機で予定される生産ロット毎に、必要とされる電子部品の種類及び個数と、生産ロットの予定開始時刻とを記録する生産計画データベースを用意する工程と、前記収容体データベースと前記生産計画データベースとを用いて、前記収容体に適した管理態様を決定する処理工程と、前記処理工程において決定された管理態様を外部に教示する教示工程とを備える。処理工程では、実装機が収容体に収容された電子部品を使い切る第1予定時刻を算出するとよい。さらに、処理工程では、現時点から第1予定時刻までの第1時間がフロアライフの残時間よりも短いのか否かに基づいて、収容体に適した管理態様を決定するとよい。
上記した支援装置又は支援方法により、実装機の段取り作業を行う者又は装置は、教示された管理態様に基づいて、収容体を適切に管理することができる。それにより、段取り作業を効率よく行うことができる。
実装システムの構成を模式的に示す図。 実装システムに組み込まれた支援装置の構成を模式的に示す図。 生産計画データベースに含まれる生産計画テーブルの一例を示す図。 生産計画データベースに含まれる実装プログラムテーブルの一例を示す図。 リールデータベースの一例を示す図。 管理コンピュータの処理装置が実行する処理を示すフローチャート。
本技術の一実施形態では、処理手段が、実装機が収容体に収容された電子部品を使い切る第1予定時刻を算出することが好ましい。さらに、処理手段は、現時点から第1予定時刻までの第1時間がフロアライフの残時間よりも短いのか否かに基づいて、収容体に適した管理態様を決定するが好ましい。
上記した実施形態において、処理手段は、前記第1時間がフロアライフの残時間よりも短いときに、収容体に適した管理態様として、収容体を実装機又はその近傍で保管する旨の管理態様を選択することができる。収容体を防湿環境下で保管しなくても、電子部品のフロアライフが尽きる前に、実装機は全ての電子部品を使い切ることができるためである。
上記した実施形態において、処理手段は、前記第1時間がフロアライフの残時間よりも長いときに、実装機が収容体に収容された電子部品を使い始める第2予定時刻をさらに算出することが好ましい。さらに、処理手段は、第2予定時刻から第1予定時刻までの第2時間がフロアライフの残時間よりも短いのか否かに基づいて、収容体に適した管理態様を決定することが好ましい。
上記した実施形態において、処理手段は、前記第2時間がフロアライフの残時間よりも短いときに、収容体に適した管理態様として、収容体を防湿環境下で保管する旨の管理態様を選択することができる。収容体を防湿環境下で保管しておけば、電子部品のフロアライフが尽きる時刻を遅らせることができ、電子部品のフロアライフが尽きる前に、収容体に残存する電子部品を使い切ることができる。
上記した実施形態において、収容体データベースが、収容体に収容された電子部品がフロアライフを回復させる処理を受けたときにその回復されるフロアライフをさらに記録することが好ましい。この場合、処理手段は、前記第2時間がフロアライフの残時間よりも長いときに、前記第2時間が回復されるフロアライフよりも短いのか否かに基づいて、収容体に適した管理態様を決定するが好ましい。
上記した実施形態において、処理手段は、前記第2時間が回復されるフロアライフよりも短いときに、収容体に適した管理態様として、収容体に収容された電子部品に前記フロアライフを回復させる処理を実施する旨の管理態様を選択することができる。電子部品にフロアライフを回復する処理を行えば、電子部品の回復されたフロアライフが尽きる前に、収容体に残存する電子部品を使い切ることができるためである。
上記した実施形態において、処理手段は、前記第2時間が回復されるフロアライフよりも長いときに、収容体に適した管理態様として、収容体に収容された電子部品を破棄する旨の管理態様を選択することができる。
上記した実施形態において、フロアライフを回復させる処理は、ベーク処理とすることができる。
本技術の一実施形態では、支援装置が、収容体に割り当てられた識別情報を取得する取得手段をさらに備えることが好ましい。この場合、収容体データベースは、収容体の識別情報毎に、電子部品の種類、残数及びフロアライフの残時間を含む収容体データを記録していることが好ましい。さらに、処理手段は、取得手段が識別情報を取得したときに、当該識別情報に対応付けられた収容体データを用いて、収容体に適した管理態様を決定することが好ましい。
図面を参照して、本技術の一実施例である実装システムについて説明する。本実施例の実装システムは、回路基板28に電子部品18を実装し、電子機器で用いられる電子回路を生産するシステムである。図1に示すように、実装システムは、実装機10と、読取装置40と、管理コンピュータ50を備えている。読取装置40は、いわゆるバーコードリーダであり、バーコードに記録された情報を読み取ることができる。管理コンピュータ50は、実装機10及び読取装置40との間で通信可能に構成されている。
実装機10は、回路基板28に電子部品18を実装する装置である。実装機10は、表面実装機又はチップマウンタとも称される。実装機10は、はんだ印刷機、他の実装機、及び検査装置とともに左右に併設され、一連の実装ラインを構成する。実装機10は、実装ヘッド14と、実装ヘッド14へ電子部品18を供給する複数の部品供給装置26を備えている。複数の部品供給装置26は、図1の紙面に垂直な方向に配列されており、そのため、図1では一つの部品供給装置26のみが図示されている。各々の部品供給装置26は、実装機10のステージ30に対して着脱可能に取り付けられている。実装ヘッド14は、移動ロボット12によって支持されており、部品供給装置26が供給する電子部品18を、回路基板28上の実装位置へ搬送して載置する。
部品供給装置26には、リール24が取り付けられている。リール24は、巻き取られたキャリアテープ20上に、複数の電子部品18を収容している。部品供給装置26は、キャリアテープ20を所定量ずつ送り出すことによって、電子部品18を実装ヘッド14へ一つずつ供給する。実装機10では、一つの生産品目(即ち、一つの回路基板28)に対して、複数種類の電子部品18を供給する必要がある。そのため、生産品目に応じて、複数種類の電子部品18のリール24が、複数の部品供給装置26にそれぞれセットされる。各々のリール24には、識別情報を記録するバーコード22が付されている。なお、バーコード22は、RFID、二次元コード、及びその他の情報記録素子であってもよい。
実装機10では、一の生産ロットが終了したときに、次の生産ロットのための段取り作業が行われる。この段取り作業では、例えば、次の生産ロットの生産品目に応じて、実装機10にセットされたリール24が取り替えられる。ここで、一の生産ロットが終了したとき、実装機10にセットされた各々のリール24には、通常、一又は複数の電子部品18が残存している。従って、実装機10にセットされた複数のリール24のうち、次の生産ロットで再使用されるものについては、実装機10から取り外すことなく、実装機10にセットしたまま残しておくこともできる。それにより、最小限のリール24のみを取り替えればよくなり、次の生産ロットの段取り作業を容易にすることができる。
しかしながら、電子部品18の中には、MSD(Moisture Sensitive Device)とよばれ、吸湿することによって劣化するという特性を持つものがある。このような電子部品18は、フロアライフが定められており、フロアライフが尽きる前に、回路基板28へ実装される必要がある。ここで、フロアライフとは、電子部品18の使用期限を示す指標の一種であり、電子部品18が所定湿度以上の環境下に耐えうる期間を意味する。リール24が実装機10にセットされている間、リール24内の電子部品18の残りのフロアライフは減少していく。従って、次の生産ロットで再使用されるリール24を、実装機10にセットしたまま残しておくと、当該次の生産ロットが完了する前に、電子部品18のフロアライフが尽きてしまうことがある。
上記の問題を鑑み、本実施例の実装システムでは、電子部品18のフロアライフを考慮して、各々のリール24に適した管理態様を作業者に教示する支援装置が組み込まれている。以下、図面を参照して、この支援装置の構成及び機能について説明する。
図2に示すように、支援装置は、実装機10の表示装置16、読取装置40及び管理コンピュータ50を用いて構成されている。管理コンピュータ50は、処理装置52と、記憶装置54を備えている。記憶装置54は、生産計画データベース56と、リールデータベース58を記憶することができる。処理装置52は、記憶装置54と通信可能に接続されており、生産計画データベース56及びリールデータベース58を用いて、リール24に適した管理態様を決定する。処理装置52によって決定された管理態様は、実装機10へ送信され、表示装置16に表示されて、作業者に教示される。
生産計画データベース56には、図3に示す生産計画テーブルと、図4に示す実装プログラムテーブルとが含まれている。図3に示すように、生産計画テーブルには、生産ロット(A欄)毎に、生産対象である回路基板28の種類(B欄)、生産数量(C欄)、開始時刻(D欄)、終了時刻(E欄)及びその他の情報が記録されている。一方、図4に示すように、実装プログラムテーブルは、回路基板28の種類毎に用意されており、各々の実装プログラムテーブルには、実装の順序(H欄)に沿って、実装の時間(I欄)、実装される電子部品18の種類(J欄)、回路基板28上の実装位置(K欄)、及びその他の情報が記録されている。なお、本実施例の生産計画データベース56は、生産計画テーブルと実装プログラムテーブルの二つのテーブルを含んでいるが、生産計画データベース56は、生産計画テーブルと実装プログラムテーブルを統合した一つのテーブルを含んでもよい。あるいは、生産計画データベース56は、生産計画テーブルと実装プログラムテーブルに記録された情報を、三以上のテーブルに分けて記録するものでもよい。
図5に示すように、リールデータベース58には、リール24に割り当てられた識別情報(M欄)毎に、収容されている電子部品18の種類(N欄)、電子部品18の残数(O欄)、電子部品18のフロアライフの残時間(P欄)、ベーク処理によって回復されるフロアライフ(Q欄)、セットされているフィーダの識別情報(R欄)が記録されている。
図6は、処理装置52が実行する処理の流れを示す。処理装置52は、この処理フローを実行することにより、リール24に適した管理態様を決定し、作業者に教示することができる。ステップS12では、作業者が、読取装置40を用いてリール24に付されたバーコード22を読み取る。通常、一の生産ロットが終了したときに、実装機10にセットされたリール24のバーコード22を読み取ることが好ましいが、これに限定されるものではない。
読取装置40がバーコード22を読み取ると、バーコード22に記録されたリール24の識別情報が、読取装置40から管理コンピュータ50へ送信される。管理コンピュータ50の処理装置52は、リール24の識別情報を受信すると、次のステップS14へ進む。なお、リール24の識別情報は、読取装置40を用いることなく、一の生産ロットが終了したときに、実装機10から管理コンピュータ50へ自動的に送信されてもよい。また、作業者は、リール24のバーコード22に代えて、部品供給装置26に付されたバーコード(図示省略)を読み取ってもよい。
ステップS14では、処理装置52が、受信したリール24(又は部品供給装置26)の識別情報とリールデータベース58を用いて、リール24に収容されている電子部品18の種類、残数、フロアライフの残時間を取得する。次いで、ステップS16では、生産計画データベース56内の生産計画テーブル(図3参照)を用いて、リール24に収容された電子部品18が使用される最先の生産ロット(A欄)を特定し、その生産ロットにおける回路基板28の種類(B欄)、生産数量(C欄)、開始時刻(D欄)、終了時刻(E欄)及びその他の情報を取得する。
ステップS18では、処理装置52が、ステップS14、S16で取得した情報を用いて、第1予定時刻を算出する。ここでいう第1予定時刻とは、実装機10がリール24に残存する電子部品を使い切る予定時刻を意味する。例えば、リール24に、100個の電子部品「PT001」が残存しているとする。図4の実装プログラムテーブルを参照すると、電子部品「PT001」は、回路基板「CB0001」の生産(実装)に使用されることがわかる。さらに、実装プログラムテーブルを参照すると、一つの回路基板「CB0001」の生産に要する所要時間と、一つの回路基板「CB0001」の生産における電子部品「PT001」の使用数を知ることができる。そして、図3に示す生産計画テーブルより、回路基板「CB0001」の生産は、9:00より開始されることがわかる。一例として、前記した所要時間を6秒とし、使用数を一つとすると、前記した第1予定時刻は9:10と算出することができる。なお、処理装置52は、生産計画データベース56及び/又はリールデータベース58に記録された他の情報を用いて、第1予定時刻を算出してもよい。第1予定時刻の算出方法は特に限定されない。
ステップS20では、処理装置52が、現時点から前記第1予定時刻までの第1時間が、ステップS14で取得したフロアライフの残時間よりも短いのか否かを判断する。第1時間がフロアライフの残時間よりも短いときはステップS22へ進み、そうでないときはステップS24へ進む。
ステップS22では、処理装置52が、リール24に適した管理態様として、実装機10又はその近傍で保管する旨の管理態様を選択する。前述した第1時間が電子部品18のフロアライフの残時間よりも長い場合、リール24を防湿環境下で保管しなくても、電子部品18のフロアライフが尽きる前に、実装機10は全ての電子部品18を使い切ることができるためである。処理装置52が選択した管理態様は、実装機10へ送信され、実装機10の表示装置16に表示される。表示装置16には、例えば、「セットした状態を維持」又は「近くの棚で保管」と表示することができる。その後、処理装置52はステップS12へ戻る。
一方、ステップS24では、処理装置52が、第2予定時刻を算出する。ここでいう第2予定時刻とは、実装機10がリール24に残存する電子部品18を使い始める予定時刻を意味する。本実施例の処理装置52は、生産計画データベース56内の生産計画テーブル(図3参照)を参照し、ステップS16で特定した生産ロットの開始時間(D欄)を、第2予定時刻として抽出する。なお、処理装置52は、生産計画データベース56及び/又はリールデータベース58に記録された他の情報を用いて、第2予定時刻を算出してもよい。第2予定時刻の算出方法は特に限定されない。
ステップS26では、第2予定時刻から第1予定時刻までの第2時間が、ステップS14で取得したフロアライフの残時間よりも短いのか否かを判断する。第2時間がフロアライフの残時間よりも短いときはステップS28へ進み、そうでないときはステップS26へ進む。
ステップS28では、処理装置52が、リール24に適した管理態様として、リール24を防湿環境下で保管する旨の管理態様を選択する。リール24を防湿環境下で保管しておけば、リール24内の電子部品18のフロアライフが尽きる時刻を遅らせることができる。そして、前述した第2時間が電子部品18のフロアライフの残時間よりも長い場合は、第2予定時刻までリール24を防湿環境下で保管しておけば、電子部品18のフロアライフが尽きる前に、実装機10は全ての電子部品18を使い切ることができる。処理装置52が選択した管理態様は、実装機10へ送信され、実装機10の表示装置16に表示される。表示装置16には、例えば、「防湿環境下で保管」と表示することができる。その後、処理装置52はステップS12へ戻る。
一方、ステップS30では、処理装置52が、リールデータベース58(図5)を参照し、リール24に収容された電子部品18について、ベーク処理によって回復されるフロアライフ(Q欄)を取得する。そして、処理装置52は、前述した第2時間が当該回復されるフロアライフよりも短いのか否かを判断する。第2時間が当該回復されるフロアライフよりも短いときはステップS32へ進み、そうでないときはステップS34へ進む。
ステップS32では、処理装置52が、リール24に適した管理態様として、リール24に収容された電子部品18にベーク処理を実施する旨の管理態様を選択する。電子部品18にベーク処理を行えば、電子部品18の回復されたフロアライフが尽きる前に、リール24に残存する電子部品18を使い切ることができるためである。処理装置52が選択した管理態様は、実装機10へ送信され、実装機10の表示装置16に表示される。表示装置16には、例えば、「ベーク処理を実施」と表示することができる。その後、処理装置52はステップS12へ戻る。
一方、ステップS34では、処理装置52が、リール24に適した管理態様として、リール24に収容された電子部品18を破棄する旨の管理態様を選択する。なぜなら、電子部品18にベーク処理を実施したとしても、実装機10はリール24に残存する電子部品18を使い切ることができないためである。処理装置52が選択した管理態様は、実装機10へ送信され、実装機10の表示装置16に表示される。表示装置16には、例えば、「破棄」と表示することができる。その後、処理装置52はステップS12へ戻る。
作業者は、実装機10にセットされた各々のリール24のバーコード22を順次読み取ることで、各々のリール24に適した管理態様を知ることができる。作業者は、教示された管理態様に基づいて、次の生産ロットのための段取り作業を効率よく行うことができる。なお、リール24(又は部品供給装置26)の取り替え作業が装置によって行われる場合は、管理コンピュータ50で決定された管理態様を当該装置に教示するとよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、請求の範囲を限定するものではない。請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
例えば、本実施例では、複数の電子部品18を収容するリール24の管理態様について説明したが、本実施例で説明した技術は、複数の電子部品18を収容するトレイ及びその他の収容体の管理態様についても同様に適用することができる。
また、本実施例では、読取装置40がリール24のバーコード22を読み取ると、それをトリガとして、当該リール24に適した管理態様を教示する処理(図6参照)が実行されるように構成されているが、管理態様を教示する処理のトリガはこれに限定されない。他の一つの実施例として、実装システムは、一の生産ロットが終了したときに、実装機10にセットされた一又は複数のリール24について、管理態様を教示する処理を自動的に実行する構成であってもよい。通常、実装機10にどのようなリール24がセットされているかについては、実装機10、管理コンピュータ50又はその他の装置によって予め把握されている。そのことから、読取装置40によってリール24の識別情報を取得することは必ずしも必要とされない。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:実装機
12:移動ロボット
14:実装ヘッド
16:表示装置
18:電子部品
20:キャリアテープ
22:バーコード
24:リール
26:部品供給装置
28:回路基板
30:ステージ
40:読取装置
50:管理コンピュータ
52:処理装置
54:記憶装置
56:生産計画データベース
58:リールデータベース

Claims (10)

  1. 実装機に供給される複数の電子部品を収容する収容体の管理を支援する装置であって、
    前記収容体に収容された電子部品の種類、残数及びフロアライフの残時間とを記録している収容体データベースと、
    前記実装機で予定される生産ロット毎に、必要とされる電子部品の種類及び個数と、生産ロットの予定開始時刻とを記録している生産計画データベースと、
    前記収容体データベースと前記生産計画データベースとを用いて、前記収容体に適した管理態様を決定する処理手段と、
    前記処理手段によって決定された管理態様を外部に教示する教示手段と、
    を備え
    前記処理手段は、前記実装機が前記収容体に収容された電子部品を使い切る第1予定時刻を算出するとともに、現時点から前記第1予定時刻までの第1時間が前記フロアライフの残時間よりも短いのか否かに基づいて、前記収容体に適した管理態様を決定することを特徴とする装置。
  2. 前記処理手段は、前記第1時間が前記フロアライフの残時間よりも短いときに、前記収容体に適した管理態様として、前記収容体を前記実装機又はその近傍で保管する旨の管理態様を決定することを特徴とする請求項に記載の装置。
  3. 前記処理手段は、前記第1時間が前記フロアライフの残時間よりも長いときに、前記実装機が前記収容体に収容された電子部品を使い始める第2予定時刻をさらに算出するとともに、前記第2予定時刻から前記第1予定時刻までの第2時間が前記フロアライフの残時間よりも短いのか否かに基づいて、前記収容体に適した管理態様を決定することを特徴とする請求項又はに記載の装置。
  4. 前記処理手段は、前記第2時間が前記フロアライフの残時間よりも短いときに、前記収容体に適した管理態様として、前記収容体を防湿環境で保管する旨の管理態様を決定することを特徴とする請求項に記載の装置。
  5. 前記収容体データベースは、前記収容体に収容された電子部品がフロアライフを回復させる処理を受けたときにその回復されるフロアライフをさらに記録しており、
    前記処理手段は、前記第2時間が前記フロアライフの残時間よりも長いときに、前記第2時間が前記回復されるフロアライフよりも短いのか否かに基づいて、前記収容体に適した管理態様を決定することを特徴とする請求項又はに記載の装置。
  6. 前記処理手段は、前記第2時間が前記回復されるフロアライフよりも短いときに、前記収容体に適した管理態様として、前記収容体に収容された電子部品に前記フロアライフを回復させる処理を実施する旨の管理態様を決定することを特徴とする請求項に記載の装置。
  7. 前記処理手段は、前記第2時間が前記回復されるフロアライフよりも長いときに、前記収容体に適した管理態様として、前記収容体に収容された電子部品を破棄する旨の管理態様を決定することを特徴とする請求項に記載の装置。
  8. 前記フロアライフを回復させる処理は、ベーク処理であることを特徴とする請求項からのいずれか一項に記載の装置。
  9. 前記収容体に割り当てられた識別情報を取得する取得手段をさらに備え、
    前記収容体データベースは、前記識別情報毎に、前記電子部品の種類、残数及びフロアライフの残時間を含む収容体データを記録しており、
    前記処理手段は、前記取得手段が前記識別情報を取得したときに、当該識別情報に対応付けられた収容体データを用いて、前記収容体に適した管理態様を決定することを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の装置。
  10. 実装機に供給される複数の電子部品を収容する収容体の管理を支援する方法であって、
    前記収容体に収容された電子部品の種類、残数及びフロアライフの残時間とを記録する収容体データベースを用意する工程と、
    前記実装機で予定される生産ロット毎に、必要とされる電子部品の種類及び個数と、生産ロットの予定開始時刻とを記録する生産計画データベースを用意する工程と、
    前記収容体データベースと前記生産計画データベースとを用いて、前記収容体に適した管理態様を決定する処理工程と、
    前記処理工程において決定された管理態様を外部に教示する教示工程と、
    を備え、
    前記処理工程では、前記実装機が前記収容体に収容された電子部品を使い切る第1予定時刻を算出するとともに、現時点から前記第1予定時刻までの第1時間が前記フロアライフの残時間よりも短いのか否かに基づいて、前記収容体に適した管理態様を決定することを特徴とする方法。
JP2014548359A 2012-11-20 2012-11-20 電子部品の収容体の管理を支援する装置及び方法 Active JP6077003B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2012/080100 WO2014080458A1 (ja) 2012-11-20 2012-11-20 電子部品の収容体の管理を支援する装置及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2014080458A1 JPWO2014080458A1 (ja) 2017-01-05
JP6077003B2 true JP6077003B2 (ja) 2017-02-08

Family

ID=50775664

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014548359A Active JP6077003B2 (ja) 2012-11-20 2012-11-20 電子部品の収容体の管理を支援する装置及び方法

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP2925111B1 (ja)
JP (1) JP6077003B2 (ja)
WO (1) WO2014080458A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112166656A (zh) * 2018-05-31 2021-01-01 株式会社富士 决定装置及具有决定装置的元件安装装置

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6692630B2 (ja) * 2015-11-24 2020-05-13 ヤマハ発動機株式会社 部品管理装置、部品管理方法
JP6653640B2 (ja) * 2016-08-17 2020-02-26 ヤマハ発動機株式会社 段取ナビゲーション装置、部品実装システム、段取ナビゲーション方法、段取ナビゲーションプログラム
JP7041727B2 (ja) * 2020-09-15 2022-03-24 株式会社Fuji 情報処理装置、実装システム及び情報処理方法
CN114676960A (zh) * 2022-02-23 2022-06-28 伟创力电子技术(苏州)有限公司 一种用于湿敏元件的烘烤系统

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6759862B2 (en) * 2001-08-08 2004-07-06 Accu-Assembly Incorporated Method and apparatus for evaluating a set of electronic components
JP3997101B2 (ja) * 2002-03-18 2007-10-24 富士機械製造株式会社 電子回路部品装着システム
JP4124721B2 (ja) 2003-12-08 2008-07-23 松下電器産業株式会社 プリント基板実装工程におけるリールカセット管理方法
US7272896B2 (en) * 2005-02-18 2007-09-25 Accu-Assembly Incorporated Data transfer between moisture sensors
JP2006310750A (ja) * 2005-03-31 2006-11-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 監視方法および監視装置
JP4657035B2 (ja) * 2005-07-08 2011-03-23 富士機械製造株式会社 電子回路基板の生産管理方法及び生産管理システム
JP2009038406A (ja) * 2008-11-18 2009-02-19 Panasonic Corp メンテナンス方法および部品実装機
JP2011171482A (ja) * 2010-02-18 2011-09-01 Hitachi High-Tech Instruments Co Ltd 部品掛違いのチェック方法、および、部品掛違いのチェックシステム
JP5293705B2 (ja) * 2010-08-30 2013-09-18 富士通株式会社 部品管理装置、段替え支援方法、段替え支援プログラム、部品管理システム及び基板ユニットの製造方法
JP5602648B2 (ja) * 2011-01-18 2014-10-08 ヤマハ発動機株式会社 回収部品の選別支援装置及び部品実装装置
JP5780779B2 (ja) * 2011-02-28 2015-09-16 富士機械製造株式会社 リール部品供給方法およびリール部品供給システム
JP5679956B2 (ja) * 2011-12-12 2015-03-04 株式会社日立製作所 フロアーライフ管理装置及びフロアーライフ管理方法
JP5877314B2 (ja) * 2012-05-08 2016-03-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 電子部品実装システムおよび電子部品実装方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112166656A (zh) * 2018-05-31 2021-01-01 株式会社富士 决定装置及具有决定装置的元件安装装置
CN112166656B (zh) * 2018-05-31 2021-08-31 株式会社富士 决定装置及具有决定装置的元件安装装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP2925111B1 (en) 2019-02-13
EP2925111A4 (en) 2016-02-24
EP2925111A1 (en) 2015-09-30
JPWO2014080458A1 (ja) 2017-01-05
WO2014080458A1 (ja) 2014-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6077003B2 (ja) 電子部品の収容体の管理を支援する装置及び方法
JP6893950B2 (ja) 部品の保管および取扱を改良した方法、システムおよび装置
JP6204486B2 (ja) 部品実装ライン管理装置
JP4814046B2 (ja) 実装機およびフィーダー
JP6314319B2 (ja) 電子部品実装システム
US9807920B2 (en) Electronic component mounting system
JP2005216965A (ja) 実装機における段取り作業支援方法および同装置
JP6677701B2 (ja) 工具収納庫
JP6694767B2 (ja) スプライシングユニット及び電子部品供給システム
JP5914136B2 (ja) ダイ供給装置のウエハ管理システム及びアタッチメント並びにマガジンラック
JP2008085076A (ja) 部品実装機のメンテナンス情報管理装置
JP6766269B2 (ja) 情報処理装置、実装システム及び情報処理方法
JP6704451B2 (ja) スプライシングユニット
JP2010118561A (ja) 部品装着装置、プログラム及び異常原因究明方法
US9308609B2 (en) De-swage machine for removal of a head from a head stack assembly and method of using the same
JP6570520B2 (ja) 生産システムで使用される情報管理装置
JP2008059337A (ja) 作業時間取得システムおよび組立指示情報表示・作業時間取得システム
JP6803662B2 (ja) 生産システムで使用される情報管理装置
KR101506329B1 (ko) 전자부품 공급장치 및 그 부품 잔량 계산 방법
JPWO2015118632A1 (ja) 電子部品装着システム
JP2005136023A (ja) 部品実装方法及び部品実装機
JP2014051331A (ja) Rfidリーダを用いた棚卸支援方法
JP7478312B2 (ja) 部品入庫支援装置、部品入庫支援方法、部品入庫支援プログラムおよび記録媒体
US20240015942A1 (en) A component storage system, a component storehouse and a magazine preparation method
JP2010251774A (ja) 部品搭載装置における作業支援システム、部品配列の認識方法およびカセット配列の認識方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170111

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6077003

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250