JP4466192B2 - 情報記録装置および情報記録方法並びにプログラム - Google Patents

情報記録装置および情報記録方法並びにプログラム Download PDF

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本発明は、バックアップデータや、ネットワークのアクセスログ、エラーログ等のように、記録した後に参照される頻度は低いが、一定期間保存しておくことが必要になるデータを記録する情報記録技術に関し、特に、オペレータや上位装置によるデータの記録位置、保存期限の管理を不要にする情報記録技術に関する。
コンピュータを中心とした情報処理システムで扱われるデータには様々な特性のデータがある。大まかに分けると、
(1)頻繁に読み出し、更新が行われるデータ
(2)一度書き込みを行ったら更新は行われず、読み出しだけが何度も行われるデータ
(3)一度の書き込みに対して、更新は行われず、読み出しもほとんど行われないデータ
が存在する。
(1)に示したデータは、例えばオンライントランザクションで扱われるデータベースのデータなどで、通常、頻繁なアクセスに対応できるように高速な磁気ディスクなどに格納される。
(2)に示したデータは、いわゆる固定コンテンツと呼ばれるデータで、映画や音楽などをデジタルデータ化したデータや保管公文書、X線フィルムの画像情報などがこれに当たる。このような固定コンテンツは変更されないことが前提であり、磁気ディスクのように書き換え可能な媒体に保存する必要性は低い。近年はVOD(Video on Demand)のようにオンラインで頻繁に読み出す使用法が多くなってきたこと、磁気ディスク装置の低価格化などにより、磁気ディスクに格納されることが多くなってきたものの、アクセス頻度が少ないデータや、アクセス要求が発生してから実際にデータが読み出されるまでの時間的要求が厳しくない場合には、光ディスク、磁気テープなど比較的低速で低価格の記憶媒体に格納される。
(3)に示したデータは、バックアップデータ,アクセスログ,エラーログなどが相当する。これらもいわば固定コンテンツの一種であるが、バックアップデータは例えば磁気ディスクの障害やオペレーションミスによるデータ破壊など万一の場合の復旧を目的にしたものであり、読み出される頻度は高くない。ネットワークのアクセスログやシステムのエラーログなども、アクセス統計を取る場合やシステムの障害解析のためなどに使用される程度で何度もアクセスされることのない性格のデータである。また、これらのデータは一定期間経過すると必要性のなくなるデータでもある。バックアップデータの場合も複数世代を管理するのが普通であるが、それ以前のデータはバックアップデータとしての用を成さなくなり、廃棄される。ネットワークのアクセスログなども同様に一定期間経過すると廃棄される。しかし、これらのデータはアクセスされる頻度は低いにも関わらず、その量は膨大で、特にISP(Internet Service Provider)では不正アクセスがあった場合にアクセス経路の推定や不正アクセスの方法の確認などのために一定期間アクセスログを保存することが義務づけられており、莫大な量のデータを管理しなければならない。
上記したようなデータは、読み出される頻度が低いため、容易に必要なデータを取り出せるように管理されている必要性は低く、読み出しの際に必要なデータを一意に特定できれば問題ない。しかし、例えば磁気テープにアクセスログ等のデータを保存する場合には、データが保存されている磁気テープ媒体(磁気テープと記す場合もある)のボリューム名、その保存期限などを管理し、期限が切れたデータは廃棄する、すなわち、新たなアクセスログを上書きできるように媒体を解放するなどの管理が必要になり、膨大な量のデータに対して煩雑な管理が必要になる。また、磁気ディスク装置にアクセスログ等のデータを保存する場合も、データが格納されているファイルのファイル名や、その保存期限などを管理し、保存期限が切れたデータを廃棄する必要がある。
従来は、上述した保存場所や保存期限の管理をオペレータや、ホストシステム(上位装置)上で動作するソフトウェアが行っていた(例えば、非特許文献1参照)。
社団法人情報処理学会編、「新版情報処理ハンドブック」、株式会社オーム社、平成7年11月25日、第1版第1刷、p496
保存場所や保存期限の管理をオペレータが行う場合には、オペレータに負担がかかるという問題があると共に、誤りが発生するおそれがある。また、ホストシステム上のソフトウェアによって保存場所や保存期限を管理する場合には、保存場所や保存期限を管理するための処理によって、ホストシステムの負荷が増大し、ホストシステムの通常業務に悪影響を与える場合があるという問題がある。特に、磁気テープや磁気ディスクなどに保存したデータ中に保存期限が含まれている場合には、データ内容にアクセスする必要がないにも関わらず、データを読み出して保存期限が満了しているかどうかの判断を全てのファイルに対して実行する必要があるため、保存期限を管理するための処理によってホストシステムの負荷がかなり増大する。
〔発明の目的〕
そこで、本発明の目的は、バックアップデータ、アクセスログ、エラーログなどの比較的参照されることが少ない、保存期限が決められているデータを、上位装置やオペレータによって保存場所や保存期限を管理することなく、保存期限まで確実に保存できるようにすることにある。
本発明にかかる第1の情報記録装置は、アクセスログなどの参照される頻度が低く、保存期限が決められているデータを、上位装置やオペレータによって保存場所や保存期限を管理することなく、保存期限まで確実に保存できるようにするため、
有意データが書き込まれていないボリュームのボリューム管理情報が登録される未使用ボリュームプールと、
有意データが書き込まれているボリュームのボリューム管理情報が登録されるラベル付きボリュームリストと、
前記未使用ボリュームプールにボリューム管理情報が登録されているボリュームの中から、データの書き込み対象にする書き込み対象ボリュームを1つ選択し、該選択した書き込み対象ボリュームのボリューム管理情報を前記未使用ボリュームプールから削除する選択手段と、
該選択手段で選択された書き込み対象ボリュームに対して、ユニークなボリューム名を付与するボリューム名付与手段と、
上位装置から送られてきたデータを、前記選択手段で選択された最新の書き込み対象ボリュームに書き込むデータ書き込み手段と、
前記ボリューム名付与手段が前記書き込み対象ボリュームに付与したボリューム名を前記ラベル付きボリュームリストに追加するボリューム名追加手段と、
保存期限が過ぎたボリュームのボリューム管理情報を前記ラベル付きボリュームリストから削除すると共に前記未使用ボリュームプールに登録する保存期限管理手段と、
検索データを特定するための検索条件に基づいて、前記検索データが書き込まれているボリュームのボリューム名を求めるボリューム名決定手段と、
該ボリューム名決定手段が求めたボリューム名のボリュームから前記検索データを読み出すボリューム検索手段とを備えたことを特徴とする。
本発明にかかる第2の情報記録装置は、保存したアクセスログなどのデータを日付により検索できるようにするため、第1の情報記録装置において、
前記ボリューム名付与手段が、ボリューム名生成時の日付と、日付に関連したボリューム名を生成するためのボリューム名生成規則とに基づいて、前記書き込み対象ボリュームに付与するボリューム名を生成する構成を有し、
前記検索条件が、日付を含み、
前記ボリューム名決定手段が、前記検索条件に含まれている日付と、前記ボリューム名生成規則とに基づいて、前記検索データが書き込まれているボリュームのボリューム名を求める構成を有することを特徴とする。
本発明にかかる第3の情報記録装置は、ボリュームの保存期限の管理をラベル付きボリュームリストに登録されているボリューム管理情報の数によって管理できるようにするため、第1の情報記録装置において、
前記選択手段が、一定期間毎に書き込み対象ボリュームを選択する構成を有し、
前記保存期限管理手段が、前記ラベル付きボリュームリストに登録されているボリューム管理情報の数が規定数以上となったとき、登録時期が最も古いボリューム管理情報を、前記ラベル付きボリュームリストから削除すると共に前記未使用ボリュームプールに登録する構成を有することを特徴とする。
本発明にかかる第4の情報記録装置は、ボリュームに空きがなくなった場合にも、ボリュームを交換してデータの保存処理を継続できるようにするため、第3の情報記録装置において、
前記選択手段が、一定期間毎に書き込み対象ボリュームを選択する構成に加え、選択した最新の書き込み対象ボリュームに空きがなくなったとき、新たな書き込み対象ボリュームを選択する構成を有し、
前記保存期限管理手段が、前記ラベル付きボリュームリストに登録されているボリューム管理情報の数が、前記規定数と空きがなくなったボリューム数との加算値を超えたとき、登録時期が最も古いボリューム管理情報を、前記ラベル付きボリュームリストから削除すると共に前記未使用ボリュームプールに登録する構成を有することを特徴とする。
本発明にかかる第5の情報記録装置は、ボリューム名に基づいて期限管理を行えるようにするため、第2の情報記録装置において、
前記保存期限管理手段が、前記ラベル付きボリュームリストに登録されているボリューム名の中に、そのボリューム名と前記ボリューム名生成規則とによって特定される日付が保存期限を過ぎているものがある場合、該当するボリューム管理情報を、前記ラベル付きボリュームリストから削除すると共に前記未使用ボリュームプールに登録する構成を有することを特徴とする。
本発明にかかる情報記録方法は、アクセスログなどの参照される頻度が低く、保存期限が決められているデータを、上位装置やオペレータによって保存場所や保存期限を管理することなく、保存期限まで確実に保存できるようにするため、
有意データが書き込まれていないボリュームのボリューム管理情報が登録される未使用ボリュームプールと、有意データが書き込まれているボリュームのボリューム管理情報が登録されるラベル付きボリュームリストとを備えた情報記録装置における情報記録方法であって、
前記未使用ボリュームプールにボリューム管理情報が登録されているボリュームの中から、データの書き込み対象にする書き込み対象ボリュームを1つ選択し、該選択した書き込み対象ボリュームのボリューム管理情報を前記未使用ボリュームプールから削除する選択ステップと、
該選択ステップで選択された書き込み対象ボリュームに対して、ユニークなボリューム名を付与するボリューム名付与ステップと、
上位装置から送られてきたデータを、前記選択ステップで選択された最新の書き込み対象ボリュームに書き込むデータ書き込みステップと、
前記ボリューム名付与ステップで前記書き込み対象ボリュームに付与したボリューム名を前記ラベル付きボリュームリストに追加するボリューム名追加ステップと、
保存期限が過ぎたボリュームのボリューム管理情報を前記ラベル付きボリュームリストから削除すると共に前記未使用ボリュームプールに登録する保存期限管理ステップと、
検索データを特定するための検索条件に基づいて、前記検索データが書き込まれているボリュームのボリューム名を求めるボリューム名決定ステップと、
該ボリューム名決定ステップで求めたボリューム名のボリュームから前記検索データを読み出すボリューム検索ステップとを含むことを特徴とする。
本発明にかかるプログラムは、アクセスログなどの参照される頻度が低く、保存期限が決められているデータを、上位装置やオペレータによって保存場所や保存期限を管理することなく、保存期限まで確実に保存できるようにするため、
有意データが書き込まれていないボリュームのボリューム管理情報が登録される未使用ボリュームプールと、有意データが書き込まれているボリュームのボリューム管理情報が登録されるラベル付きボリュームリストとを備えたコンピュータを情報記録装置として機能させるためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
前記未使用ボリュームプールにボリューム管理情報が登録されているボリュームの中から、データの書き込み対象にする書き込み対象ボリュームを1つ選択し、該選択した書き込み対象ボリュームのボリューム管理情報を前記未使用ボリュームプールから削除する選択手段、
該選択手段で選択された書き込み対象ボリュームに対して、ユニークなボリューム名を付与するボリューム名付与手段、
上位装置から送られてきたデータを、前記選択手段で選択された最新の書き込み対象ボリュームに書き込むデータ書き込み手段、
前記ボリューム名付与手段が前記書き込み対象ボリュームに付与したボリューム名を前記ラベル付きボリュームリストに追加するボリューム名追加手段、
保存期限が過ぎたボリュームのボリューム管理情報を前記ラベル付きボリュームリストから削除すると共に前記未使用ボリュームプールに登録する保存期限管理手段、
検索データを特定するための検索条件に基づいて、前記検索データが書き込まれているボリュームのボリューム名を求めるボリューム名決定手段、
該ボリューム名決定手段が求めたボリューム名のボリュームから前記検索データを読み出すボリューム検索手段として機能させることを特徴とする。
本発明にかかる第1の情報記録装置、情報記録方法およびプログラムによれば、アクセスログなどの参照される頻度が低く、保存期限が決められているデータを、上位装置やオペレータによって保存場所や保存期限を管理することなく、保存期限まで確実に保存することが可能になる。その理由は、情報記録装置において、個々のボリュームに与えたユニークなボリューム名からデータの保存場所の識別や保存期限を管理しているからである。さらに本発明にかかる第1の情報記録装置、情報記録方法およびプログラムによれば、保存期限が満了したボリュームを、新たなデータを記録するためのボリュームとして再利用することが可能になる。その理由は、保存期限が満了したボリュームのボリューム管理情報をラベル付きボリュームリストから未使用ボリュームプールに付け替えるようにしているからである。
本発明にかかる第2の情報記録装置は、保存したアクセスログなどのデータを保存した日付により検索することが可能になる。その理由は、上位装置からのデータを書き込む書き込み対象ボリュームにボリューム名を付与する際、ボリューム名生成時の日付と、日付に関連したボリューム名を生成するためのボリューム名生成規則とに基づいて上記書き込み対象ボリュームに付与するボリューム名を生成するボリューム名付与手段を備えると共に、検索条件に含まれている日付と上記ボリューム名生成規則とに基づいて、検索対象データが記録されているボリュームのボリューム名を求めるボリューム名決定手段とを備えているからである。
本発明にかかる第3の情報記録装置によれば、ボリュームの保存期限の管理をラベル付きボリュームリストに登録されているボリューム管理情報の数によって管理できる。その理由は、ラベル付きボリュームリストに登録されているボリューム管理情報の数が規定数以上となったとき、登録時期が最も古いボリューム管理情報を、ラベル付きボリュームリストから削除すると共に未使用ボリュームプールに登録する保存期限管理手段を備えているからである。
本発明にかかる第4の情報記録装置によれば、ボリュームに空きがなくなった場合にも、ボリュームを交換してデータの保存処理を継続することが可能になる。その理由は、選択手段が、一定期間毎に書き込み対象ボリュームを選択する構成に加え、選択した最新の書き込み対象ボリュームに空きがなくなったとき、新たな書き込み対象ボリュームを選択する構成を有しているからである。
本発明にかかる第5の情報記録装置によれば、ボリューム名に基づいて期限管理を行うことが可能になる。その理由は、保存期限管理手段が、ラベル付きボリュームリストに登録されているボリューム名の中に、そのボリューム名とボリューム名生成規則とによって特定される日付が保存期限を過ぎているものがある場合、該当するボリューム管理情報を、ラベル付きボリュームリストから削除すると共に未使用ボリュームプールに登録する構成を有しているからである。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
〔第1の実施の形態の構成〕
図1は本発明にかかる情報記録装置の第1の実施の形態の全体構成例を示すブロック図である。本実施の形態では、情報記録装置として磁気テープライブラリ装置1を、データを記録するボリュームとして磁気テープ17を使用するが、これらは、光ディスクライブラリ装置と光ディスク媒体や、磁気ディスク装置と磁気ディスクの記録領域に確保されるボリューム、ファイルなどに置き換えても同じである。またテープライブラリ装置を磁気ディスク装置などでエミュレーションする仮想ライブラリであっても構わない。
図1を参照すると、本実施の形態の磁気テープライブラリ装置1は、未使用ボリュームプール11と、ラベル付きボリュームリスト12と、制御部13と、マウントされている磁気テープ17に対してデータの書き込みおよび読み出しを行うドライブ14a,14bと、複数の磁気テープが格納された磁気テープ格納棚15と、ドライブ14a,14bと磁気テープ格納棚15との間で磁気テープを搬送するアクセッサ16とから構成される。尚、ドライブ14aは、上位装置2から送られてきたデータを磁気テープに書き込む際に使用され、ドライブ14bは、検索要求されたデータを読み出す場合に使用される。
未使用ボリュームプール11には、磁気テープライブラリ装置1が保有している磁気テープの内の、有意データが記録されていない磁気テープ(未使用或いは上書きして再利用することが可能な磁気テープ)のボリューム管理情報が登録される。ボリューム管理情報は、対応する磁気テープのボリューム名と、磁気テープ格納棚15における格納位置(例えば、セル番号)とを含む。本実施の形態では、ボリューム管理情報をリスト構造で連結、管理するようにしている。言い換えれば、未使用ボリュームプール11は、ボリューム管理情報をリスト構造で連結、管理している論理的な記録領域の集合である。
ラベル付きボリュームリスト12には、磁気テープライブラリ装置1が保有している磁気テープの内の、有意データが書き込まれている磁気テープのボリューム管理情報が、リスト構造で登録されている。
制御部13は、選択手段131と、ボリューム名付与手段132と、アクセッサ制御手段133と、ドライブ制御手段134と、命令実行手段135と、保存期限管理手段136と、ボリューム名決定手段137と、ボリューム検索手段138とから構成されている。
選択手段131は、磁気テープライブラリ装置1の起動時および命令実行手段135から選択指示を受けたとき、未使用ボリュームプール11にボリューム管理情報が登録されている磁気テープの中から、書き込み対象にする磁気テープ(書き込み対象磁気テープ)を1本選択し、アクセッサ制御手段133に対して上記選択した書き込み対象磁気テープをドライブ14aにマウントすることを指示する機能などを有する。尚、本実施の形態では、未使用ボリュームプール11の先頭につながれているボリューム管理情報と対応する磁気テープを、書き込み対象磁気テープとして選択するものとする。
ボリューム名付与手段132は、選択手段131が選択した書き込み対象磁気テープに付与するユニークなボリューム名を、予め定められているボリューム名生成規則に従って生成する機能や、ドライブ制御手段134に対してボリューム名の書き込みを指示する機能などを有する。尚、本実施の形態では、「日付の西暦年の下2桁(yy)、月(mm)、日(dd)を基に“yymmdd”という6文字のボリューム名を生成する」というボリューム名生成規則を使用する。また、ボリューム名付与手段132においては、上記日付としてボリューム名生成時の日付を使用する。
アクセッサ制御手段133は、アクセッサ16を制御する機能を有し、ドライブ制御手段134は、ドライブ14a,14bを制御する機能を有する。
命令実行手段135は、上位装置2から送られてくる各種の命令を実行する機能を有し、書き込み命令実行部1351、アンロード命令実行部1352および検索命令実行部1353を含んでいる。
書き込み命令実行部1351は、上位装置2から書き込み命令が送られてきたとき、ドライブ制御手段134に対してデータの書き込みを指示する機能を有する。
アンロード命令実行部1352は、上位装置2からアンロード命令が送られてきたとき、アクセッサ制御部133に対して磁気テープのデマウントを指示する機能や、デマウントされた磁気テープのボリューム管理情報をラベル付きボリュームリスト12の先頭に連結する機能や、選択手段131に対して選択指示を出力し、新たな書き込み対象磁気テープを選択させる機能や、保存期限管理手段136に対して管理指示を出力し、保存期限が過ぎた磁気テープのボリューム管理情報を、ラベル付きボリュームリスト12から未使用ボリュームプール11に付け替えさせる機能を有する。
検索命令実行部1353は、上位装置2から検索命令(検索条件として読み出したいデータの日付を含む)が送られてきたとき、検索命令に含まれている日付をボリューム名決定手段137に渡して、検索対象データが記録されている磁気テープのボリューム名を求めさせる機能等を有する。
尚、図1では、命令実行手段135内に、3つの命令実行部1351〜1353だけしか図示していないが、他の命令を実行する命令実行部も存在する。
保存期限管理手段136は、アンロード命令実行部1352から管理指示が入力されたとき、ラベル付きボリュームリスト12に登録されているボリューム管理情報の内の、保存期限が過ぎた磁気テープのボリューム管理情報を、未使用ボリュームプール11に付け替える機能を有する。
ボリューム名決定手段137は、検索命令実行部1353から検索条件となる日付が渡されたとき、その日付と、前述したボリューム名生成規則とに基づいて、検索データが記録されている磁気テープのボリューム名を求める機能を有する。
ボリューム検索手段138は、ボリューム名決定手段137が決定したボリューム名の磁気テープから検索データを読み出すために、アクセッサ制御手段133やドライブ制御手段134を制御する機能を有する。
上述した各手段131〜138を有する制御部13は、例えば、CPU(コンピュータ)によって実現されるものであり、コンピュータによって実現する場合には、次のようにする。コンピュータを制御部13として機能させるためのプログラムを記録した半導体メモリ、ディスクなどの記録媒体を用意し、コンピュータに上記プログラムを読み取らせる。コンピュータは、読み取ったプログラムに従って自身の動作を制御することにより、自コンピュータ上に、選択手段131、ボリューム名付与手段132、アクセッサ制御手段133、ドライブ制御手段134、命令実行手段135、保存期限管理手段136、ボリューム名決定手段137およびボリューム検索手段138を実現する。
上位装置2は、磁気テープライブラリ装置1に記録すべきデータを生成する機能や、磁気テープライブラリ装置1に対してデータの書き込みを指示する機能や、磁気テープライブラリ装置1に対してデータの検索を指示する機能などを有するホストシステムである。尚、本実施の形態では、上位装置2は、磁気テープライブラリ装置1を1台の磁気テープドライブとして認識している。
〔第1の実施の形態の動作の説明〕
次に、本実施の形態の動作について詳細に説明する。尚、ここでは説明を簡単にするため、次の条件(a)〜(d)が満たされているとする。
(a)上位装置2は、1日分のアクセスログを1巻の磁気テープに書き込む。磁気テープをアンロードすると、翌1日分のログを書き込むための他の磁気テープがマウントされることを期待して、1日に1回アンロード命令を発行し磁気テープを取り外す。
(b)1巻の磁気テープは、1日分のアクセスログを書き込むのに十分な容量を有する。
(c)上位装置2は、アクセスログを1分間蓄積し、1分間分のアクセスログを1ブロックとして磁気テープに書き込む。
(d)アクセスログは1年間(365日分)保存する。
〔書き込み時の動作〕
先ず、図2のフローチャートを参照してデータ書き込み時の動作を説明する。
磁気テープライブラリ装置1の初期起動時、制御部13内の選択手段131は、未使用ボリュームプール11の先頭につながれているボリューム管理情報を取り出し(未使用ボリュームプール11からは削除される)、アクセッサ制御手段133に対して、上記ボリューム管理情報によって特定される磁気テープをドライブ14aにマウントすることを指示する。より具体的には、選択手段131は、未使用ボリュームプール11から取り出したボリューム管理情報に含まれている磁気テープの格納位置をアクセッサ制御手段133に渡し、上記格納位置に格納されている磁気テープをドライブ14aにマウントすることを指示する。これにより、アクセッサ制御手段133はアクセッサ16を制御し、磁気テープ格納棚15の上記格納位置に格納されている磁気テープをドライブ14aにマウントする(ステップS201)。尚、選択手段131は、後述するように、命令実行手段135から選択指示が入力された時も、前述した処理と同様の処理を行う。
ドライブ14aに未使用の磁気テープ(書き込み対象磁気テープ)がマウントされると、ボリューム名付与手段132が、現在の日付と前述したボリューム名生成規則とに基づいて、書き込み対象磁気テープに付与するボリューム名を生成し、ドライブ制御手段134に対して上記ボリューム名の書き込みを指示する。これにより、ドライブ制御手段134がドライブ14aにマウントされている書き込み対象磁気テープのボリュームラベルに、指示されたボリューム名を書き込む(ステップS202)。本実施の形態では、前述したように、ボリューム名付与手段132は、ボリューム名生成時の日付を使用し、西暦年の下2桁(yy)、月(mm)、日(dd)を基に“yymmdd”という6文字のボリューム名を生成する。これら一連のマウント、ボリューム名付与の処理(ステップS201,S202)が完了すると、上位装置2はアクセスログの書き込みが可能な状態になり、磁気テープライブラリ装置1は上位装置2からの命令待ち状態になる(ステップS203)。
上位装置2はアクセスログを1分間蓄積し、1分経過する毎に、磁気テープライブラリ装置1に対して、アクセスログを書き込むための書き込み命令を発行する。磁気テープライブラリ装置1内の命令実行手段135は、上位装置2から命令を受け取ると(ステップS203 がYES)、これを解釈し、該当する命令実行部にその処理を行わせる。
書き込み命令を受け取った場合(ステップS204がNO、ステップS208がYES)、書き込み命令実行部1351に上記命令の処理を行わせる。書き込み命令実行部1351は、書き込み命令によって書き込みが指示されているアクセスログをドライブ制御手段134に渡し、磁気テープへの書き込みを指示する。これにより、ドライブ制御手段134は、ドライブ14aにマウントされている磁気テープにアクセスログを書き込む(ステップS209)。その後、命令実行手段135は、再び上位装置2からの命令待ち状態になる。
本実施の形態では、上位装置2は、磁気テープライブラリ装置1を磁気テープドライブ、すなわちシーケンシャルアクセスデバイスと認識しているため、書き込みのための位置情報は管理せず、単純に1分間蓄積したアクセスログの書き込みを指示するだけである。上位装置2は、この書き込み処理を1440回(60分×24時間)繰り返して1日分のアクセスログを磁気テープに書き込む。上述の書き込み命令の実行を繰り返すことで、ドライブ14aにマウントされた磁気テープへの1日分のアクセスログの書き込みが行われる。
〔ボリューム変更時の動作〕
1日分のアクセスログの書き込みが完了すると、ボリューム変更のため、上位装置2は、磁気テープライブラリ装置1に対してアンロード命令を発行する。
磁気テープライブラリ装置1内の命令実行手段135は、アンロード命令を受け取ると(ステップS204がYES)、アンロード命令実行部1352を使用してアンロード命令を処理する。
アンロード命令実行部1352は、先ず、アクセッサ制御手段133に対して磁気テープのデマウントを指示する。その際、アンロード命令実行部1352は、アクセッサ制御手段133に対して、磁気テープの元の格納位置を指示する。これにより、アクセッサ制御手段133は、アクセッサ16を使用して、マウントされている磁気テープをドライブ14aから取り外し、磁気テープ格納棚15の元の格納位置に戻す(ステップS205)。尚、アンロード命令実行部1352において、磁気テープの元の格納位置を認識する方法としては、種々の方法を採用することができるが、例えば、選択手段131がステップS201の処理を行う毎に、未使用ボリュームプール11から取り出したボリューム管理情報中の格納位置をアンロード命令実行部1352に通知し、アンロード命令実行部1352が通知された最新の格納位置を、磁気テープの元の格納位置と認識するという方法を採用することができる。
次に、アンロード命令実行部1352は、デマウントした磁気テープのボリューム管理情報(ボリューム名および格納位置を含む)をラベル付きボリュームリスト12の先頭に連結する(ステップS206)。ここで、ボリューム管理情報をラベル付きボリュームリスト12に連結するためには、アンロード命令実行部1352が、デマウントした磁気テープのボリューム名も認識することが必要になるが、その認識方法としては種々の方法を採用することができる。例えば、ボリューム名付与手段132がステップS202の処理を行う毎に、生成したボリューム名をアンロード命令実行部1352に通知し、アンロード命令実行部1352が通知された最新のボリューム名を、デマウントされた磁気テープのボリューム名と認識するという方法を採用することができる。
その後、アンロード命令実行手段1352は、保存期限管理手段136に対して管理指示を出力する。これにより、保存期限管理手段136は、ラベル付きボリュームリスト12に連結されているボリューム管理情報の数を調べ、その数が「365」(うるう年の場合は「366」)を超える場合には、超えた分のボリューム管理情報をラベル付きボリュームリスト12の末尾から切り離し、未使用ボリュームプール11の末尾に連結する(ステップS207)。その後、アンロード命令実行部1352は、選択手段131に対して選択指示を出力する。これにより、選択手段131は再びステップS201の処理を行う。
〔検索時の動作〕
次に、図2および図3を参照して、データ検索時の動作について説明する。
上位装置2は、保存したアクセスログの中に読み出したいアクセスログ(検索対象アクセスログ)がある場合、検索対象アクセスログの日付を検索条件として含んだ検索命令を磁気テープライブラリ装置1に対して発行する。
磁気テープライブラリ装置1内の命令実行手段135は、上位装置2からの検索命令を受け取ると(図2のステップS210がYES)、検索命令実行部1353を使用して検索命令を処理する(ステップS211)。このステップS211で行われる処理を、図3のフローチャートを参照して詳細に説明する。
検索命令実行部1353は、検索命令を受け取ると、先ず、それに含まれている検索条件(検索対象アクセスログの日付)をボリューム名決定手段137に渡す。これにより、ボリューム名決定手段137は、検索命令実行部1353から渡された日付と、前述したボリューム名生成規則とに基づいて、検索対象アクセスログが記録されている磁気テープのボリューム名を求める(ステップS301)。その後、ボリューム検索手段138がラベル付きボリュームリスト12を検索し、ボリューム名決定手段137で求められたボリューム名を含んだボリューム管理情報を探し出す(ステップS302)。
そして、該当するボリューム管理情報を探し出すことができなかった場合は(ステップS303がNO)、検索条件に合ったアクセスログが保存されていないことを上位装置2に報告する(ステップS308)。
これに対して、該当するボリューム管理情報を探し出すことができた場合(ステップS303がYES)は、アクセッサ制御手段133に対して、ステップS302で探し出したボリューム管理情報中の格納位置に格納されている磁気テープをドライブ14bにマウントすることを指示する。これにより、アクセッサ制御手段133は、指示された格納位置に格納されている磁気テープを磁気テープ格納棚15から取り出し、ドライブ14bにマウントする(ステップS304)。
さらに、ボリューム検索手段138は、ドライブ制御手段134に対して、検索対象アクセスログの先頭部分を磁気ヘッド上に位置付けることを指示する。具体的には、検索条件に検索すべきアクセスログの時間帯も含まれている場合は、磁気テープの先頭から指定された時間(分数)分のブロックを読み飛ばすことを指示し、時間帯が含まれていない場合は、磁気テープの先頭ブロックを磁気ヘッド上に位置付けることを指示する。この指示に従って、ドライブ制御手段134は、該当する磁気テープのブロックを磁気ヘッド上に位置付ける(ステップS305)。
その後、ボリューム検索手段138は、ドライブ制御手段134に対してデータの読み出しを指示する。検索すべきアクセスログの時間帯が指示されている場合には、何ブロック分のデータを読み出すのかも指示する。これにより、ドライブ制御手段134は、ドライブ14bにマウントされている磁気テープから検索対象アクセスログを読み出し、ボリューム検索手段138は、読み出されたアクセスログを上位装置2へ転送する(ステップS306)。
その後、ボリューム検索手段138は、アクセッサ制御手段133に対して、検索処理に使用した磁気テープを元の格納位置に戻すことを指示する(ステップS307)。以上の処理が完了した後、再び図2のステップS203の処理に戻る。
尚、命令実行手段135は、書き込み命令、アンロード命令、検索命令以外の命令を受け取った場合(図2のステップS210がNO)は、指定された動作を行い(ステップS212)、再び上位装置2からの命令待ち状態になる。
〔発明の他の実施の形態〕
次に、本発明にかかる情報記録装置の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態は、第1の実施の形態が、上位装置からのアンロード命令を契機にしてボリュームを切り替えているのに対し、情報記録装置自身でボリュームの切り替え契機を判断し、ボリュームを切り替えることを特徴としている。尚、以下の説明では、第1の実施の形態と同様に、磁気テープライブラリ装置を例に挙げて説明する。
図4は本発明の第2の実施の形態の構成例を示すブロック図であり、磁気テープライブラリ装置1aと、上位装置2aとから構成されている。
磁気テープライブラリ装置1aと、図1に示した磁気テープライブラリ装置1との相違点は、制御部13の代わりに制御部13aを備えている点、命令実行手段135の代わりに命令実行手段135aを備えている点、およびカウンタ139が追加されている点である。
命令実行手段135aは、書き込み命令実行部1351の代わりに書き込み命令実行部1351aを備えている点、およびアンロード命令実行手段1352を備えていない点が命令実行手段135と相違している。
書き込み命令実行部1351aは、書き込み命令実行部1351が備えている機能に加え、書き込み命令を実行する毎にカウンタ139をインクリメントする機能や、カウンタ139のカウント値が所定値(本実施の形態では、60×24=1440)を超えたとき、アクセッサ制御部133に対して磁気テープのデマウントを指示する機能や、デマウントされた磁気テープのボリューム管理情報をラベル付きボリュームリスト12の先頭に連結する機能や、選択手段131に対して選択指示を出力し、新たな書き込み対象磁気テープを選択させる機能や、保存期限管理手段136に対して管理指示を出力し、保存期限が過ぎた磁気テープのボリューム管理情報を、ラベル付きボリュームリスト12から未使用ボリュームプール11に付け替えさせる機能を有する。
制御部13aは、制御部13と同様にCPU(コンピュータ)によって実現することができ、コンピュータによって実現する場合には、次のようにする。コンピュータを制御部13aとして機能させるためのプログラムを記録した半導体メモリ、ディスクなどの記録媒体を用意し、コンピュータに上記プログラムを読み取らせる。コンピュータは、読み取ったプログラムに従って自身の動作を制御することにより、自コンピュータ上に、選択手段131、ボリューム名付与手段132、アクセッサ制御手段133、ドライブ制御手段134、命令実行手段135a、保存期限管理手段136、ボリューム名決定手段137、ボリューム検索手段138およびカウンタ139を実現する。
上位装置2aは、磁気テープライブラリ装置1aに対してアンロード命令を発行しない点が、第1の実施の形態の上位装置2と相違している。
〔第2の実施の形態の動作説明〕
次に図5のフローチャートを参照して本実施の形態の動作について詳細に説明する。
磁気テープライブラリ装置1aの初期起動時、制御部13a内の選択手段131は、未使用ボリュームプール11の先頭につながれているボリューム管理情報を取り出し、上記ボリューム管理情報中の磁気テープの格納位置を含む、マウント指示をアクセッサ制御手段133に対して出力する。これにより、アクセッサ制御手段133はアクセッサ16を制御し、磁気テープ格納棚15から上記ボリューム管理情報に対応する磁気テープを取り出し、ドライブ14aにマウントする(図5のステップS501)。
ドライブ14aに未使用の磁気テープ(書き込み対象磁気テープ)がマウントされると、ボリューム名付与手段132が、現在の日付と前述したボリューム名生成規則とに基づいて、書き込み対象ボリュームに付与するボリューム名を生成し、生成したボリューム名をドライブ制御手段134、ドライブ14aを使用して書き込み対象磁気テープのボリュームラベルに書き込む(ステップS502)。これら一連のマウント、ボリューム名付与の処理(ステップS501,S502)が完了すると、上位装置2aはアクセスログの書き込みが可能な状態になり、磁気テープライブラリ装置1aは上位装置2aからの命令待ち状態になる(ステップS503)。
命令実行手段135a内の書き込み命令実行部1351aは、上位装置2aからの書き込み命令を受け取ると(ステップS503,S504が共にYES)、ボリューム切り替え条件が発生しているか否か調査する(ステップS505)。このステップS505の処理を詳しく説明すると、次のようになる。書き込み命令実行部1351aは、書き込み命令を受け取ると、カウンタ139のカウント値を+1した後、カウント値が所定値(本実施の形態では「1440」)を超えているか否かを調べる。そして、規定値を超えている場合は、ボリューム切り替え条件が発生していると判断し(カウンタ139のカウント値を「0」にする)、超えていない場合は、ボリューム切り替え条件が発生していないと判断する。尚、本実施の形態では、カウンタ139のカウント値に基づいて、ボリューム切り替え条件が発生したか否かを判定するようにしたが、判定方法はこれに限られるものではない。例えば、日付が変化した後の最初の書き込み命令であるか否かを判定することにより、ボリューム切り替え条件が発生したか否かを判定するようにする方法も採用することができる。
ボリューム切り替え条件が発生していない場合(ステップS505がNO)は、書き込み命令実行部1351aは、ドライブ制御手段134,ドライブ14aを使用して磁気テープに上位装置2aから受け取ったアクセスログを書き込み(ステップS514)、その後、上位装置2aからの命令待ち状態になる。
これに対して、ボリューム切り替え条件が発生している場合(ステップS505がYES)は、書き込み命令実行部1351aは、アクセッサ制御手段133,アクセッサ16を使用して、磁気テープをドライブ14aからデマウントして磁気テープ格納棚15の元の格納位置に戻し(ステップS506)、さらに、この磁気テープのボリューム管理情報をラベル付きボリュームリスト12の先頭に連結する(ステップS507)。
その後、書き込み命令実行部1351aは、保存期限管理手段136に対して管理指示を出力する。これにより、保存期限管理手段136は、ラベル付きボリュームリスト12に連結されているボリューム管理情報の数を調べ、その数が「365」(うるう年の場合は「366」)を超える場合には、超えた分のボリューム管理情報をラベル付きボリュームリスト12の末尾から切り離し、未使用ボリュームプール11の末尾に連結する(ステップS508)。
次に、書き込み命令実行部1351aは、選択手段131に対して選択指示を出力する。これにより、選択手段131は、アクセッサ制御手段133及びアクセッサ16を使用して、未使用ボリュームプール11の先頭につながれているボリューム管理情報に対応するボリュームを、ドライブ14aにマウントする(ステップS509)。その後、ボリューム名付与手段132が、現在の日付とボリューム名生成規則とに基づいて、ボリューム名を生成し、生成したボリューム名をドライブ制御手段134及びドライブ14aを使用して磁気テープのボリュームラベルに書き込む(ステップS510)。ステップS510の処理が終了すると、書き込み命令実行部1351aが、ドライブ制御手段134及びドライブ14aを使用して、上位装置2aからの書き込み命令によって書き込みが指示されているアクセスログを磁気テープに書き込み(ステップS514)、その後、上位装置2aからの命令待ち状態になる。
尚、上位装置2aから検索命令を受け取った場合(ステップS511がYES)は、第1の実施の形態と同様に、図3のフローチャートに示す処理が行われる(ステップS512)。また、書き込み命令,検索命令以外の命令を受け取った場合(ステップS511がNO)は、命令実行手段135aにおいて、その命令に従った処理が行われる(ステップS513)。
上述したように、第2の実施の形態では、データの格納単位であるボリュームの切り替え契機を、上位装置の発行するアンロード命令ではなく、情報記録装置自身が生成するようにしたので、上位装置はボリュームという単位さえも意識する必要がなくなる。その結果、上位装置は、アクセスログのような常時発生するデータを内部に蓄積し、定期的に、且つ単純に蓄積したデータを情報記録装置に書き込みを行うだけでよく、データの格納位置、格納ボリュームなどの管理を一切行わなくても、必要なときに必要なデータを読み出すことができる。ボリュームなどのデータ記録の単位、保存位置を一切意識することなくデータを格納することになるが、第1の実施の形態と同様、データの保存期限管理も行われ、上位装置の処理を大幅に軽減することができる。
また、第1,第2の実施の形態では、データを記録するボリュームに相当する記録媒体として磁気テープを想定して説明したが、磁気テープに限らず、磁気ディスクの記録領域に確保されるボリューム、ファイルなどに置き換えても同様の効果が得られる。
また、第1,第2の実施の形態では、ラベル付きボリュームリスト12に登録されているボリューム管理情報の数に基づいて保存期限の管理を行ったが、ボリューム管理情報中のボリューム名とボリューム名生成規則とによって特定される日付に基づいて保存期限の管理を行うようにしても良い。前述したように、ボリューム名生成規則が、「日付の西暦年の下2桁(yy)、月(mm)、日(dd)を基に“yymmdd”という6文字のボリューム名を生成する」であれば、ボリューム名“040515”は、04年5月15日に対応するので、この日付に基づいて保存期限の管理を行うことができる。
また、第1,第2の実施の形態中では説明を簡単にするため、1巻の磁気テープ(1ボリューム)の容量は、1日分のアクセスログを書き込むのに十分な容量があるという前提で説明したが、実際には、磁気テープは物理的にその長さは有限であり、1つのボリュームに書き込めるデータ量は有限で、大量のデータを吐き出す上位装置では一ボリュームに格納しきれるという保証はない。しかし、第2の実施の形態のようにボリュームの切り替え契機を、情報記録装置自身が生成することにより、上位装置はボリュームという単位を意識することがないため、1日分のアクセスログを1巻の磁気テープに書き込むことができず、複数巻の磁気テープ媒体にまたがって記録する必要が生じる場合でも、ボリューム交換処理は隠蔽され、上位装置は意識する必要がないというメリットもある。但し、1日分のアクセスログが1巻の磁気テープに書き込めない場合にも対応できるようにするためには、図5のフローチャートのステップS505の処理を次のように変更することが必要になる。
・ステップS505の変更点;カウンタ139のカウント値が規定値を超えた場合だけでなく、ドライブ14aにマウントされている磁気テープに空きがなくなった場合も、ボリューム切り替え条件が発生したと判断する。さらに、磁気テープに空きがなくなった場合は、ステップS508で使用する規定数を+1する。
また、磁気ディスク装置を使用して磁気テープ装置のようなシーケンシャルアクセスデバイスをエミュレーションする仮想テープ装置では、仮想的なボリュームに任意の容量を割り当てることができるものがある。このような仮想テープ装置を使用することで、1日分のアクセスログなどのデータを1ボリュームに割り当てることができ、なお且つボリュームの交換も物理的な媒体の搬送を伴わずに仮想的なボリューム管理情報の操作だけで行えるため、極めて短時間に処理することができ、より好適な実施の形態を構築することが可能である。
さらに、第1,第2の実施の形態では1つの上位装置からのデータの書き込みについてのみ説明したが、複数の上位装置が接続されている場合でも、接続される上位装置の数だけのドライブとラベル付きボリュームリストを用意し、各ドライブにマウントした記録媒体に与えるボリューム名の一部に上位装置との接続ポートの識別ID、あるいは、上位装置側の接続ポートアドレスなどを組み入れ、複数の上位装置からのデータを受け取って、それぞれ該当するボリュームに書き込むように構成することも可能である。このように構成することで、各々の上位装置から単純にデータを書き込んでも、情報記録装置内では書き込みを行った上位装置毎にデータを管理することができると共に、各上位装置はドライブの使用権を他の上位装置との間で調整するための排他制御の必要性もなく、上位装置の処理を軽減することが可能になる。
本発明は、コンピュータシステムの補助記憶装置に適用できる。特に、データベースのバックアップデータ、コンピュータシステムの動作履歴を示すログデータやネットワークのアクセスログなど、比較的書き込んだデータを参照される頻度が低いデータを格納する補助記憶装置や、保存期限の決められたデータを格納する補助記憶装置において、上位装置による保管場所や保管期限の管理をなくし、上位装置の負担を軽減する用途に適用できる。
本発明の第1の実施の形態の構成例を示すブロック図である。 上位装置2から書き込み命令,アンロード命令が発行されたときの制御部13の処理例を示すフローチャートである。 上位装置2から検索命令が発行されたときの制御部13の処理例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態の構成例を示すブロック図である。 上位装置2aから書き込み命令が発行されたときの制御部13aの処理例を示すフローチャートである。
符号の説明
1、1a…磁気テープライブラリ装置
11…未使用ボリュームプール
12…ラベル付きボリュームリスト
13、13a…制御部
131…選択手段
132…ボリューム名付与手段
133…アクセッサ制御手段
134…ドライブ制御手段
135、135a…命令実行手段
1351、1351a…書き込み命令実行部
1352…アンロード命令実行部
1353…検索命令実行部
136…保存期限管理手段
137…ボリューム名決定手段
138…ボリューム検索手段
139…カウンタ
14a,14b…ドライブ
15…磁気テープ格納棚
16…アクセッサ
17…磁気テープ
2、2a…上位装置

Claims (6)

  1. 有意データが書き込まれていないボリュームのボリューム管理情報が登録される未使用ボリュームプールと、
    有意データが書き込まれているボリュームのボリューム管理情報が登録されるラベル付きボリュームリストと、
    一定期間毎に、前記未使用ボリュームプールにボリューム管理情報が登録されているボリュームの中から、データの書き込み対象にする書き込み対象ボリュームを1つ選択し、該選択した書き込み対象ボリュームのボリューム管理情報を前記未使用ボリュームプールから削除する選択手段と、
    該選択手段で選択された書き込み対象ボリュームに対して、ユニークなボリューム名を付与するボリューム名付与手段と、
    上位装置から送られてきたデータを、前記選択手段で選択された最新の書き込み対象ボリュームに書き込むデータ書き込み手段と、
    前記ボリューム名付与手段が前記書き込み対象ボリュームに付与したボリューム名を前記ラベル付きボリュームリストに追加するボリューム名追加手段と、
    前記ラベル付きボリュームリストに登録されているボリューム管理情報の数が規定数以上となったとき、登録時期が最も古いボリューム管理情報を、前記ラベル付きボリュームリストから削除すると共に前記未使用ボリュームプールに登録する保存期限管理手段と、
    検索データを特定するための検索条件に基づいて、前記検索データが書き込まれているボリュームのボリューム名を求めるボリューム名決定手段と、
    該ボリューム名決定手段が求めたボリューム名のボリュームから前記検索データを読み出すボリューム検索手段とを備えたことを特徴とする情報記録装置。
  2. 請求項記載の情報記録装置において、
    前記選択手段が、一定期間毎に書き込み対象ボリュームを選択する構成に加え、選択した最新の書き込み対象ボリュームに空きがなくなったとき、新たな書き込み対象ボリュームを選択する構成を有し、
    前記保存期限管理手段が、前記ラベル付きボリュームリストに登録されているボリューム管理情報の数が、前記規定数と空きがなくなったボリューム数との加算値を超えたとき、登録時期が最も古いボリューム管理情報を、前記ラベル付きボリュームリストから削除すると共に前記未使用ボリュームプールに登録する構成を有することを特徴とする情報記録装置。
  3. 有意データが書き込まれていないボリュームのボリューム管理情報が登録される未使用ボリュームプールと、有意データが書き込まれているボリュームのボリューム管理情報が登録されるラベル付きボリュームリストとを備えた情報記録装置における情報記録方法であって、
    一定期間毎に、前記未使用ボリュームプールにボリューム管理情報が登録されているボリュームの中から、データの書き込み対象にする書き込み対象ボリュームを1つ選択し、該選択した書き込み対象ボリュームのボリューム管理情報を前記未使用ボリュームプールから削除する選択ステップと、
    該選択ステップで選択された書き込み対象ボリュームに対して、ユニークなボリューム名を付与するボリューム名付与ステップと、
    上位装置から送られてきたデータを、前記選択ステップで選択された最新の書き込み対象ボリュームに書き込むデータ書き込みステップと、
    前記ボリューム名付与ステップで前記書き込み対象ボリュームに付与したボリューム名を前記ラベル付きボリュームリストに追加するボリューム名追加ステップと、
    前記ラベル付きボリュームリストに登録されているボリューム管理情報の数が規定数以上となったとき、登録時期が最も古いボリューム管理情報を、前記ラベル付きボリュームリストから削除すると共に前記未使用ボリュームプールに登録する保存期限管理ステップと、
    検索データを特定するための検索条件に基づいて、前記検索データが書き込まれているボリュームのボリューム名を求めるボリューム名決定ステップと、
    該ボリューム名決定ステップで求めたボリューム名のボリュームから前記検索データを読み出すボリューム検索ステップとを含むことを特徴とする情報記録方法。
  4. 請求項3記載の情報記録方法において、
    前記選択手ステップでは、一定期間毎に書き込み対象ボリュームを選択すると共に、選択した最新の書き込み対象ボリュームに空きがなくなったとき、新たな書き込み対象ボリュームを選択し、
    前記保存期限管理ステップでは、前記ラベル付きボリュームリストに登録されているボリューム管理情報の数が、前記規定数と空きがなくなったボリューム数との加算値を超えたとき、登録時期が最も古いボリューム管理情報を、前記ラベル付きボリュームリストから削除すると共に前記未使用ボリュームプールに登録することを特徴とする情報記録方法。
  5. 有意データが書き込まれていないボリュームのボリューム管理情報が登録される未使用ボリュームプールと、有意データが書き込まれているボリュームのボリューム管理情報が登録されるラベル付きボリュームリストとを備えたコンピュータを情報記録装置として機能させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    一定期間毎に、前記未使用ボリュームプールにボリューム管理情報が登録されているボリュームの中から、データの書き込み対象にする書き込み対象ボリュームを1つ選択し、該選択した書き込み対象ボリュームのボリューム管理情報を前記未使用ボリュームプールから削除する選択手段、
    該選択手段で選択された書き込み対象ボリュームに対して、ユニークなボリューム名を付与するボリューム名付与手段、
    上位装置から送られてきたデータを、前記選択手段で選択された最新の書き込み対象ボリュームに書き込むデータ書き込み手段、
    前記ボリューム名付与手段が前記書き込み対象ボリュームに付与したボリューム名を前記ラベル付きボリュームリストに追加するボリューム名追加手段、
    前記ラベル付きボリュームリストに登録されているボリューム管理情報の数が規定数以上となったとき、登録時期が最も古いボリューム管理情報を、前記ラベル付きボリュームリストから削除すると共に前記未使用ボリュームプールに登録する保存期限管理手段、
    検索データを特定するための検索条件に基づいて、前記検索データが書き込まれているボリュームのボリューム名を求めるボリューム名決定手段、
    該ボリューム名決定手段が求めたボリューム名のボリュームから前記検索データを読み出すボリューム検索手段として機能させるためのプログラム。
  6. 請求項5記載のプログラムにおいて、
    前記選択手段が、一定期間毎に書き込み対象ボリュームを選択する構成に加え、選択した最新の書き込み対象ボリュームに空きがなくなったとき、新たな書き込み対象ボリュームを選択する構成を有し、
    前記保存期限管理手段が、前記ラベル付きボリュームリストに登録されているボリューム管理情報の数が、前記規定数と空きがなくなったボリューム数との加算値を超えたとき、登録時期が最も古いボリューム管理情報を、前記ラベル付きボリュームリストから削除すると共に前記未使用ボリュームプールに登録する構成を有することを特徴とするプログラム。
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