JP2020060979A - コンプレッサの保守・管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】QRコード(登録商標)やモバイル端末等、比較的簡単な情報・通信技術を活用しつつ、産業機器としてのコンプレッサに特有の問題を有効に解決する。【解決手段】ユーザが運転し使用する各コンプレッサに関する機器情報の少なくとも一部を当該コンプレッサのメーカー及び前記ユーザの両者が共通して利用可能なコンプレッサの保守・管理システムにおいて、前記メーカーが管理するサーバと、該サーバにアクセス可能な携帯情報端末とを含み、前記サーバに設けられた各コンプレッサごとの専用ページに前記各コンプレッサに関する機器情報を記録し、該記録された機器情報を前記サーバの各専用ページにアクセスすることで閲覧可能に構成されている。【選択図】 図4

Description

本発明は、コンプレッサの保守・管理システムに関し、特に、コンプレッサのメーカー、サービス工場及びユーザ間でコンプレッサの運転状態や修理等の履歴に関する情報を共有し、その情報をコンプレッサの保守・管理に活用するシステムに関する。
従来、産業機器として各種製造工場等のユーザにより使用されるコンプレッサは、ユーザ側に納入された後、当該ユーザにより日々長時間、また長年月に亘って使用されることが多い。また、一般論として、当該コンプレッサのメーカーからユーザである各種製造工場等に納入・据付け後、まずメーカー又はサービス工場により試運転が行われた後、ダストフィルタの清掃・ドレン抜き等の日常点検・整備はユーザが実施するも、各部品の分解整備や消耗品の交換も必要となる年次ごとの定期整備は上記サービス工場又はメーカーが実施する。更に、仮に、納入されたコンプレッサに不具合が発生した場合には、メーカー又はサービス工場が、その原因の調査や修復を担当する。このようなコンプレッサの出荷から廃棄されるまでの保守・管理において、上述した点検・整備や調査・修復をメーカー、サービス工場又はユーザのいずれかが中心となって実施すると共に、その実施に関する情報は当事者間で共有されるべきものが多いが、その情報の記録や共有は、紙ベースの報告書等によりなされているのが実情であり、IT(情報技術)やインターネットを利用した保守・管理システムの構築が望まれている。例えば、技術分野が相異するが、工事現場での釘打ち作業に使用されるエアコンプレッサに関して、各機器の管理やセキュリティに関する情報を共有するシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−152745号公報
しかしながら、上述した産業機器としてユーザである各種製造工場等に設置して使用されるコンプレッサでは、記録・報告等のやり取りが紙ベースで行われているため、記録・報告書等を紛失すると、過去の履歴が追えない、仮に、記録・報告書等を電子化して共有するにしても、各当事者が他の業務も抱えているため、共有に至るまでに時間を要する(タイムラグが発生する)、電子化した記録・報告書等の管理に手間がかかる、という問題がある。また、点検・整備等を行う作業者が複数人存在することが多いため、1台のコンプレッサの全ての点検・整備等の記録を追うのが困難である。特に、ユーザにより実施される上述した日常点検の情報をメーカー側が把握する手段に乏しい。更に、不具合発生時の原因調査に関する力量がサービス工場のサービスマン個人の能力・経験に大きく依存する(ベテランならば直ぐに解決できる問題も経験の少ない者であると、時間を要する)という問題もある。更にまた、同じユーザには同様の仕様の機種が複数台設置されることも多いので、不具合やその対策・修理の情報は、コンプレッサの個体ごとに管理する必要があるが、定期的な点検・整備や運転履歴に関する情報は、複数台のコンプレッサ群ごとに管理すれば足りる事項もある。
以上のような状況下、特に、産業機器としてユーザである各種製造工場等に単数又は複数台設置して使用されるコンプレッサに関し、それらに特有の問題の解決に有効な保守・管理システムの開発が切望されている。
本発明は以上のような事情から為されたものであり、その目的は、例えば、QRコード(登録商標)やモバイル端末等、比較的簡単な情報・通信技術を活用しつつ、産業機器としてのコンプレッサに特有の問題を有効に解決することが可能なコンプレッサの保守・管理システムを提供することにある。
本発明者は、産業機器としてのコンプレッサに特有の問題を有効に解決可能な保守・管理システムの構成及び情報の処理方法について鋭意研究を重ねた結果、以下の構成及び情報の処理から成るシステムを見出した。即ち、例えば、QRコード(登商)やモバイル端末等、比較的簡単な情報・通信技術を活用しつつ、第1に、コンプレッサ各1台の履歴が追える専用ページを用意して、メーカー、サービス工場及びユーザの3者がメンテナンス等の記録を行えるようにする。ここで、専用ページへのアクセス・ログインIDに、例えば、QRコード(登録商標)を活用する。第2に、コンプレッサ本体のIoT(Internet of Things)化を行い、運転状態や異常履歴等の情報を専用ページに取り込めるようにする。ここで、IoTの回線が契約されているコンプレッサは、専用ページから運転履歴等を閲覧できるようにする。
即ち、上記目的を達成するため、本発明のコンプレッサの保守・管理システムは、ユーザが運転し使用する各コンプレッサに関する機器情報の少なくとも一部を当該コンプレッサのメーカー及び前記ユーザの両者が共通して利用可能なコンプレッサの保守・管理システムにおいて、前記メーカーが管理するサーバと、該サーバにアクセス可能な情報端末とを含み、前記サーバに設けられた各コンプレッサごとの専用ページに前記各コンプレッサに関する機器情報を記録し、該記録された機器情報を前記サーバの各専用ページにアクセスすることで閲覧可能に構成されていることを特徴とする。
更に、前記メーカーの指定するサービス工場も前記各専用ページに前記機器情報を記録し、該記録された機器情報を閲覧可能であるようにしても良い。
また、前記各専用ページには、前記情報端末に表示させた前記メーカーのホームページからログインすることでアクセス可能であるようにしても良い。
尚、前記各コンプレッサに設けられた銘板にそれぞれQRコード(登録商標)を含み、該QRコード(登録商標)により前記情報端末を介して前記専用ページにアクセス可能であるようにしても良い。
また、前記ユーザが指定する複数のコンプレッサ群を備え、該複数のコンプレッサ群に関しては、一度、ログインすれば、そのまま全てのコンプレッサの専用ページにアクセス可能であるようにしても良い。
ここで、前記各専用ページには、当該コンプレッサの機器情報として、製造履歴、運転状態履歴、メンテナンス履歴のうちいずれか又は全てが記録され、閲覧可能であるようにしても良い。
本発明によれば、例えば、QRコード(登録商標)やモバイル端末等、比較的簡単な情報・通信技術を活用しつつ、産業機器としてのコンプレッサに特有の問題を有効に解決することが可能なコンプレッサの保守・管理システムを提供することができる。
本発明の実施形態に係る保守・管理システムにおいて用いるコンプレッサの機種銘板の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る保守・管理システムにおいて用いる3層構造から成る専用ページの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る保守・管理システムの対象となるコンプレッサ本体が記録している運転状態の一例を表す図である。 本発明の実施形態に係るコンプレッサの保守・管理システムの通信系統図である。 本発明の実施形態に係るコンプレッサの保守・管理システムの機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係るコンプレッサの保守・管理システムのフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る保守・管理システムにおいて用いるコンプレッサの機種銘板の概略構成を示す図である。この機種銘板は、例えば、コンプレッサの筐体の所定の箇所に設けられる。図1に示すように、この機種銘板は、従来と同様に、機種名・機種番号等を表す文字等を図示しない刻印機で刻印することで当該機体の製作日等の情報が分かるようにしている。そして、本実施形態の機種銘板10では、図1に示すように、例えば、その右下部分に、QRコード(登録商標)12が刻印されており、このQRコード(登録商標)12には、本実施形態の保守・管理システムへのログインIDが記録されている。本実施形態に係る保守・管理システムでは、この機種銘板10のQRコード(登録商標)12を、後述するスマートフォンのカメラ等で読み取り、或いは、メーカーのホームページから専用ページのログイン画面にアクセスする。この場合、QRコード(登録商標)12内に記憶されたログインIDとユーザが設定するパスワードでログインする。尚、サービス工場とメーカーは、別のアカウントでログインするのが望ましい。
図2は、本実施形態に係る保守・管理システムにおいて用いる専用ページの構成の一例を示す図である。即ち、本実施形態に係るコンプレッサの保守・管理システムでは、上述した専用ページで、当該コンプレッサの個体(その号機)の履歴を閲覧し、新たに記録できることが特徴である。図2(A)に示す例は、製造記録のページ20であり、基本領域21と、2つの拡張領域22、23の3層構造から成る。即ち、オプション仕様・配線図・製造年月・納入日・部品の製造番号・ドライヤの冷媒種類やその量等、メーカー、サービス工場及びユーザの3者が閲覧できる基本領域21と、ユーザ名・プログラム番号・パーツカタログ等、メーカーとサービス工場だけが閲覧できる第1拡張領域22、ダイナモデータ・運転検査結果・出荷検査結果等、メーカーだけが閲覧できる第2拡張領域23の3層構造から成る。また、図2(B)に示す例は、メンテナンス記録のページ25であり、このページでは、例えば、定期メンテナンス記録・改造記録等、メーカーとサービス工場のみが記録できる(ユーザは閲覧のみ可能)領域26と、日常点検記録・第二種圧力容器定期自主検査記録(法定事項)・ドライヤの簡易点検記録(法定事項)等、ユーザが記録できる領域28の2つの領域から成る。尚、記録は、1日1件、過去1週間分しか編集できない等の制限をつけても良い。
本実施形態に係る保守・管理システムでは、このような構成の専用ページを設けることで、メンテナンス記録の電子化を手軽に行うことができ、トレーサビリティ(記録データへの追従性)が向上する。また、メンテナンス履歴を共通に管理できるので、ユーザとメーカー等が一体の運用体制を構築することができるというメリットがある。
図3は、本実施形態に係る保守・管理システムの対象となるコンプレッサ本体が記録している運転状態の一例を表す図である。即ち、図3に示す例は、コンプレッサ本体が記録している運転状態を示し、例えば、コンプレッサ本体の内部メモリに24時間分を記録し、USBメモリ等に書き出し可能に構成されているようにしても良い。本実施形態に係る保守・管理システムでは、このようにIoT対応したコンプレッサの運転状態や異常履歴等の情報を専用ページに取り込めるようにすることで、ユーザを始め、サービス工場のサービスマン及びメーカーも、そのデータを活用することができる。また、異常発生時には、記録された過去の運転履歴や類似事例から異常の原因を予測し、メーカー側からサービス工場のサービスマンに対して、より詳細で確度の高い調査・確認作業を行うようにアドバイスすることが可能になる。以上の結果として、メーカー側からのサービスマンに対するバックアップ体制を強化することで、サービスマン個人の技能による部分を補強することで、ユーザに対するサービス力の底上げが可能になるというメリットがある。
図4は、本発明の実施形態に係るコンプレッサの保守・管理システムの通信系統図である。図4に示す本実施形態のコンプレッサの保守・管理システムは、ユーザ(この例では、ユーザ工場)400が当該工場で運転し使用する各コンプレッサ(コンプレッサ1号機410、コンプレッサ2号機420、・・・)に関する機器情報の少なくとも一部を当該コンプレッサのメーカー430及びユーザ400の両者が共通して利用可能なコンプレッサの保守・管理システムである。この保守・管理システムは、メーカー430が管理するサーバ432と、該サーバ432にアクセス可能な情報端末450(本実施形態においては、携帯情報端末としてのスマートフォン・タブレット451、452、453を例示するが、デスクトップパソコン等の携帯性の無い情報端末を含む)とを含み、サーバ432に設けられた各コンプレッサの専用ページ4321、4322、・・・に各コンプレッサ(コンプレッサ1号機410、コンプレッサ2号機420、・・・)に関する機器情報を記録し、該記録された機器情報をサーバ432の各専用ページ4321、4322、・・・にアクセスすることでメーカー430及びユーザ400が閲覧可能に構成されている。更に、本実施形態においては、メーカー430の指定するサービス工場440も各専用ページ4321、4322、・・・にアクセスすることで前記機器情報を記録し、該記録された機器情報を閲覧可能である。尚、各専用ページ4321、4322、・・・には、情報端末450(本実施形態においては、携帯情報端末としてのスマートフォン・タブレット451、452、453を例示するが、デスクトップパソコン等の携帯性の無い情報端末を含む)にメーカー430のホームページを表示させ、そのホームページからログインすることでアクセス可能なようになっている。また、ユーザ(この例では、ユーザ工場)400が当該工場で運転し使用するコンプレッサ1号機410の専用ページ4321は、コンプレッサ2号機420の専用ページ4322と、いわば紐づけされているようになっている。即ち、ユーザ400のみならず、メーカー430及びサービス工場440も、一度、ログインすれば、ユーザ(この例では、ユーザ工場)400が当該工場で運転し使用する全てのコンプレッサの専用ページにアクセスすることができる。例えば、一般的なコンプレッサのユーザは、メーカーから複数台のコンプレッサを購入し、その事業所、工場、建屋内に当該複数台のコンプレッサを設置し、運転使用する場合が多い。このような場合、都度ログインし、それぞれのコンプレッサごとの専用ページにアクセスしないと閲覧等できないのは不便である。そこで、本実施形態のコンプレッサの保守・管理システムでは、ユーザ400の選択により、複数台のコンプレッサ群の各専用ページを、いわば紐づけする、即ち、一度ログインすれば、同一群の他のコンプレッサの専用ページにもそのままアクセスして閲覧等できるようにした。尚、このように紐づけできるのは、同一仕様のコンプレッサでなくても良く、ユーザの指定する任意の複数台のコンプレッサを紐づけできるものとする。
図5は、本発明の実施形態に係るコンプレッサの保守・管理システムの機能ブロック図である。図4に示した専用ページ4321、4322、・・・(図5には、代表として4322のみ示す)は、まず、その基本的な機能として、サービス工場への連絡手段の提供51としての記載事項と、消耗部品の手配52としての記載事項がある。また、当該コンプレッサ(コンプレッサ1号機410、コンプレッサ2号機420、・・・)に関する機器情報の典型例としてのそのコンプレッサの履歴情報は、主に、製造履歴53、運転状態履歴54、及びメンテナンス履歴55の3つから成る。
製造履歴53には、例えば、オプション仕様53a、製造年月53b、納入日53c、モータ製造番号53d、ドライヤ製造番号53e、ドライヤ冷媒量・種類53fが含まれる。運転状態履歴54には、例えば、運転時間54a、温度54b、圧力54c、消費電力54d、圧縮機駆動用モータ回転数54e、異常・警報履歴54fが含まれる。メンテナンス履歴55には、例えば、試運転記録55a日常メンテナンス記録55b定期整備記録55c、フロンガス点検記録55d、不具合履歴55e、圧力容器点検記録55f、コンプレッサ改造記録55g、メンテナンス時期の予告55h、メンテナンス記録がない場合のメンテナンス実施の確認55iが含まれる。
ユーザ400、メーカー430のサービスマン430S、サービス工場440のサービスマン440Sは、それぞれのスマートフォン・タブレット500、530、540を介して、当該コンプレッサの専用ページ4322にアクセスすることで、上述した各種の履歴を確認し、或いは情報を送受信することができる。
尚、当該コンプレッサがIot化されたものである場合(例えば、図4にも示したコンプレッサ2号機420)には、制御装置420a、圧縮機駆動用モータ420b、センサ類420cに加え通信装置420dを有しているので、この通信装置420dを介して、当該コンプレッサ420の専用ページ4322に上述した各種の情報をサーバ432に送信し、サーバ432はこれらを受信して専用ページ4322に書き込むことができる。
以下、図6を参照して、本実施形態に係るコンプレッサの保守・管理システムの通信・情報処理のフローについて説明する。図6は、本発明の実施形態に係るコンプレッサの保守・管理システムのフローチャートである。
本実施形態に係るコンプレッサの保守・管理システムのフローは、ユーザ(この例では、ユーザ工場)400におけるコンプレッサ据付(S601)により開始する。この据付後、まず「サービスマン」が試運転を実施し(S602)、当該「サービスマン」が試運転結果を専用ページに記録する(S603)と共に、その試運転結果をユーザに報告する(S604)。そして、コンプレッサの通常運転が実施され(S605)、当該「コンプレッサ」の日常メンテナンス時期?が来たか否かを判定し(S606)、その時期が来たら(S606でYes)、「ユーザ」が日常メンテナンスを実施する(S607)とともに、当該「ユーザ」は日常メンテナンス記録を当該コンプレッサの専用ページに送信する(S608)。この処理が完了した後、またはS606でNoであれば、当該「コンプレッサ」の定期整備時期? が来たか否かを判定し(S609)、その時期が来たら(S609でYes)、「サービスマン」が定期整備を実施する(S610)とともに、当該「サービスマン」は定期整備記録を当該コンプレッサの専用ページに送信する(S611)。また、その事実を「サービスマン」はユーザに報告する(S612)。
この処理が完了した後、またはS609でNoであれば、「コンプレッサ」に異常が発生?したか否かが問題とされ(S613)、「コンプレッサ」に異常が発生した場合(S613でYes)には、まず「サービスマン」が現状を確認する(S614)。また、「サービスマン」は、専用ページの記録から過去の運転状態・整備記録を確認した上で(S615)、「サービスマン」は異常原因を特定し、対応する処置を行う(S616)。また、「サービスマン」は異常原因と処置内容を専用ページに送信する(S617)とともに、「サービスマン」はユーザに報告する(S618)。
以上の処理に拘らず、「コンプレッサ」がIoT対応機?である場合には(S619でYes)、「コンプレッサ」は運転状態データを専用ページに送信する(S620)。この処理が完了した後、またはS619でNoであれば、「ユーザ・サービスマン」が過去の記録確認?を行ったか否かが判定され(S621)、そうであれば(S621でYes)、「ユーザ・サービスマン」は専用ページの製造記録・メンテナンス記録を確認する(S622)。記録確認後、または記録の確認が無い場合でも(S621でNo)、コンプレッサの運用が終了?したか否かが判定され(S623)、運用が終了したならば(S623でYes)、コンプレッサは廃棄される(S624)。運用が終了していないならば(S623でNo)、S605に戻りコンプレッサの通常運転が継続実施される(S605)。
以上のように、本実施形態に係るコンプレッサの保守・管理システムのフローでは、従来想定されていなかった処理、換言すれば、新たに行われるアクションとして、「ユーザ」は日常メンテナンス記録を当該コンプレッサの専用ページに送信すること(S608)、また、「サービスマン」は、専用ページの記録から過去の運転状態・整備記録を確認すること(S615)が行われる。更に、従来は紙ベースの記録がなされるに過ぎなかった事項が全て専用ページへの電子的な記録に置き換わるようになる。尚、以上において「サービスマン」には、指定サービス工場のサービスマンとメーカーのサービスマンの両者を含む。
以上に述べた実施形態では、「コンプレッサ」の日常メンテナンス時期や定期整備時期が来たか否かを判定する主体は、「ユーザ」や「サービスマン」としたが、本発明の保守・管理システムが、日常メンテナンス時期や定期整備時期が来たか否かを判定し、「ユーザ」や「サービスマン」に通知するようにしても良い。また、上記実施形態では、ユーザ400の同一工場内に複数台設置されたコンプレッサ群(コンプレッサ1号機410、コンプレッサ2号機420、・・・)を紐づけするようにしたが、ユーザの同一工場内に複数ある建屋ごとに、当該建屋内に複数台設置されたコンプレッサ群を紐づけするようにしても良いし、或いは同一ユーザの異なる工場ごとのコンプレッサ群を紐づけするようにしても良い。
本発明の保守・管理システムは、産業用・民生用を問わず、少なくともメーカー及びユーザが当該コンプレッサの機器情報を共有すべきコンプレッサであれば、広く適用することができる。
10 機種銘板、12 QRコード(登録商標)、20 製造記録のページ、
21 基本領域、22 第1拡張領域、23 第2拡張領域、
25 メンテナンス記録のページ、
26 メーカーとサービス工場のみが記録できる(ユーザは閲覧のみ可能)領域、
28 ユーザが記録できる領域、51 サービス工場への連絡手段の提供、
52 消耗部品の手配、53 製造履歴、53a オプション仕様、
53b 製造年月、53c 納入日、53d モータ製造番号、
53e ドライヤ製造番号、53f ドライヤ冷媒量・種類、54 運転状態履歴、
54a 運転時間、54b 温度、54c 圧力、54d 消費電力、
54e 圧縮機駆動用モータ回転数、54f 異常・警報履歴、
55 メンテナンス履歴、55a 試運転記録、55b 日常メンテナンス記録、
55c 定期整備記録、55d フロンガス点検記録、55e 不具合履歴、
55f 圧力容器点検記録、55g コンプレッサ改造記録、
55h メンテナンス時期の予告、
55i メンテナンス記録がない場合のメンテナンス実施の確認、
400 ユーザ(ユーザ工場)、410 コンプレッサ1号機、
420 コンプレッサ2号機、 420a 制御装置、
420b 圧縮機駆動用モータ、420c センサ類、420d 通信装置、
430 メーカー、430S メーカーのサービスマン、 432 サーバ、
440 サービス工場、440S サービス工場のサービスマン、
450 情報端末、
451、452、453 500、530、540 スマートフォン・タブレット、
4321、4322 専用ページ

Claims (6)

  1. ユーザが運転し使用する各コンプレッサに関する機器情報の少なくとも一部を当該コンプレッサのメーカー及び前記ユーザの両者が共通して利用可能なコンプレッサの保守・管理システムにおいて、前記メーカーが管理するサーバと、該サーバにアクセス可能な情報端末とを含み、前記サーバに設けられた各コンプレッサごとの専用ページに前記各コンプレッサに関する機器情報を記録し、該記録された機器情報を前記サーバの各専用ページにアクセスすることで閲覧可能に構成されていることを特徴とするコンプレッサの保守・管理システム。
  2. 請求項1に記載のコンプレッサの保守・管理システムにおいて、更に、前記メーカーの指定するサービス工場も前記各専用ページに前記機器情報を記録し、該記録された機器情報を閲覧可能であることを特徴とするコンプレッサの保守・管理システム。
  3. 請求項1又は2に記載のコンプレッサの保守・管理システムにおいて、前記各専用ページには、前記情報端末に表示させた前記メーカーのホームページからログインすることでアクセス可能であることを特徴とするコンプレッサの保守・管理システム。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載のコンプレッサの保守・管理システムにおいて、前記各コンプレッサに設けられた銘板にそれぞれQRコード(登録商標)を含み、該QRコード(登録商標)により前記情報端末を介して前記専用ページにアクセス可能であることを特徴とするコンプレッサの保守・管理システム。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載のコンプレッサの保守・管理システムにおいて、前記ユーザが指定する複数のコンプレッサ群を備え、該複数のコンプレッサ群に関しては、一度、ログインすれば、そのまま全てのコンプレッサの専用ページにアクセス可能であることを特徴とするコンプレッサの保守・管理システム。
  6. 請求項1乃至5の何れか1項に記載のコンプレッサの保守・管理システムにおいて、前記各専用ページには、当該コンプレッサの機器情報として、製造履歴、運転状態履歴、メンテナンス履歴のうちいずれか又は全てが記録され、閲覧可能であることを特徴とするコンプレッサの保守・管理システム。
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