JP5677214B2 - ブロー容器 - Google Patents
ブロー容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5677214B2 JP5677214B2 JP2011146054A JP2011146054A JP5677214B2 JP 5677214 B2 JP5677214 B2 JP 5677214B2 JP 2011146054 A JP2011146054 A JP 2011146054A JP 2011146054 A JP2011146054 A JP 2011146054A JP 5677214 B2 JP5677214 B2 JP 5677214B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- line
- container
- label
- bent line
- bent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
Description
この容器は、横断面視正方形又は長方形に形成された胴部と、該胴部の上端縁から肩部を介して起立された口部と、を具備している。
そして胴部には、各方向に延びた複数の折目線が形成されており、例えば廃棄時にこれら各折目線に沿って胴部を折り曲げながら容器を容器軸方向に折り畳んで押潰すことができ、減容化を図ることが可能とされている。また、胴部には、例えば商品名や内容物の表示等を行うためにラベルが貼着されている。
(1)本発明に係るブロー容器は、押潰し可能なブロー容器であって、胴部には、該胴部を折り畳み可能とさせる複数の折曲ラインが形成されていると共にラベルが設けられ、前記ラベルが、前記折曲ラインを覆う位置に、該折曲ラインの全長に亘って形成された弱化部を有し、複数の前記折曲ラインのうち、前記ラベルで覆われた折曲ラインは、その全長が前記弱化部内に配置されていることを特徴とする。
ところで、胴部には、貼着やインモールド成形等によってラベルが設けられているので、該胴部の折り畳みに伴ってラベルも折れ曲がるが、折曲ラインの全長に亘って弱化部を有しているので、該折曲ラインに沿った胴部の折れ曲がりを阻害し難い。従って、広範囲にラベルが設けられていたとしても、胴部を抵抗少なく容易に折り畳むことができるうえ、ラベルからの抵抗を受け難いので胴部全体を均一に押潰すことができる。
また、折曲ラインの全長に亘って弱化部を有しているので、上記折り畳み時に、ラベル自身に圧縮力や引張力等の応力が作用し難くなり、皺、弛みや破れ等が生じ難い。
(ブロー容器の構成)
図1及び図2に示すように、本実施形態に係るブロー容器1は、ダイレクトブロー成形等の各種ブロー成形により形成され、後述する容器軸O方向に圧縮力が付与されることで押潰し可能とされた合成樹脂製の容器であり、図示しない内容物が充填される容器本体2と、容器本体2の内容物を注出する注出筒3と、を備え、これらが中心軸線を共通軸上に位置した状態で連設されている。
注出筒3は、肩部7の中央部から上方に向けて起立しており、円筒状に形成されている。この注出筒3の上端部には、破断可能な第1弱化部9を介して蓋体8が接続され、該蓋体8によって注出筒3は閉塞されている。蓋体8には、摘み片10と連結片11とが容器軸Oを挟んで径方向に向かい合うように接続されている。
なお、連結片11において、前記両端部の間の部分が、注出筒3及び肩部7に対して破断可能な弱化部によって接続されていても構わない。
また、上記第1折曲ライン30の両端部の少なくとも一方を、稜線Lに繋がるように形成しても良い。
なお、本実施形態では、後述するカット面37によって稜線Lが面取りされているので、各図では稜線Lを仮想線として図示している。また、図示の例では、凹リブによって第1折曲ライン30が形成されている。更に、第1パネル面20は、図示の例では第2パネル面21側から見た側面視で第1折曲ライン30を中心として径方向内方に向けてV字状に窪んだ状態とされている(図2参照)。
第3折曲ライン32は、第2折曲ライン31の上端部及び下端部からそれぞれ上方及び下方に向かうにしたがって漸次周方向に広がるように二又状に延びて形成されている。この際、第3折曲ライン32は、第1パネル面20と第2パネル面21との稜線Lに繋がるように形成されている。
なお、上記第3折曲ライン32を、稜線Lに繋がらないように形成しても良い。
なお、図示の例では、凹リブによって第4折曲ライン33及び第5折曲ライン34が形成されている。また、第4折曲ライン33及び第5折曲ライン34の一部は、上記起点部分Sから第1折曲ライン30に向けて第1パネル面20側にも直線状に若干延びている。
なお、このラベル40としては、ブロー成形後に貼着されたタック(貼着)ラベルでも構わないし、ブロー成形時に容器と一体成形されたインモールドラベルでも構わない。更に、シュリンク(熱収縮)ラベルやストレッチ(伸縮)ラベルを用いても良い。
図示の例では、上記弱化部41はラベル40を貫通した開口が上記各折曲ライン15、30に沿って長穴状に形成され、各折曲ライン15、30の全体を完全に露出させるスリット状の切欠き部とされている。また、ラベル40の外周縁部には、弱化部41の周方向の両端部に向けて括れ部42が形成されており、該括れ部42と弱化部41との間に位置する部分を幅狭にしている。つまりラベル40は、この幅狭とされた部分43によって容器軸O方向に繋がり、各折曲ライン15、30を避けながら第1パネル面20のフラットな部分に大きく重なるように設けられている。
なお、前記括れ部42は設けなくても良い。
次に、上述したように構成されたブロー容器1の内容物を注出する場合について説明する。本実施形態では、図示しない本容器内に例えば粘度を有する内容物を注出して詰め替える場合を例にすると共に、その詰め替え時にブロー容器1を押潰しながら行う場合を例にして説明する。
なお、図5及び図6では、正立状態においてブロー容器1を押し潰している状態を図示している。
この際、第2パネル面21には、第2折曲ライン31を挟んで形状の異なる第4折曲ライン33及び第5折曲ライン34が形成されているので、第2折曲ライン31を挟んだ周方向の両側部分の折り畳まれ方が異なる。
そして、折り畳みが進行すると、上記した応力集中によって、第2折曲ライン31が第4折曲ライン33の延長線との交差部分を中心として、くの字状に第5折曲ライン34側に屈曲する(図6参照)。そのため、この屈曲ポイントを起点として折曲パネル面36を折り畳むことができ、これによって胴部6全体の折り畳みを速やかに進行させることができる。その結果、ブロー容器1を容器軸O方向に押潰すことができ、本容器への内容物の詰め替え作業を行うことができる。
しかも、均一に押潰すことができるので、高粘度の内容物であっても容易に本容器側に押し出すことができ、詰め替え作業をスムーズに行い易い。また、残容積を極力残すことがなく均一に押潰すことができるので、ブロー容器1の廃棄時における減容化が可能となる。
また、上段側のパネルユニット6Aと下段側のパネルユニット6Bとで、第4折曲ライン33及び第5折曲ライン34の形成位置が互い違いに配置されているので、図6に示すように、折り畳み時、それぞれの第2折曲ライン31を反対方向に屈曲させることができる。従って、折り畳まれた折曲パネル面36の厚みが容器軸O方向に重なってしまうことを防止でき、バランス良くブロー容器1の押潰しを行うことができる。
加えて、弱化部41を有していることで、折り畳み時に、ラベル40自身に圧縮力や引張力等の応力が作用し難くなり、皺、弛みや破れ等が生じ難い。そのため、明瞭なラベル表示を維持し易い。
また、横断面視矩形状の胴部6としたが、この形状に限定されるものではなく、例えば円筒状に形成されていても良い。
また、注出筒3に対して破断可能な第1弱化部9を介して蓋体8を接続したが、キャップを注出筒3に螺着させる構成としても構わない。こうすることで、例えば廃棄時にブロー容器1を容器軸O方向に押潰した後にキャップを螺着させることで、押潰したままの状態を維持し易く、廃棄時により減容化を図り易い。
更に、前記各折曲ライン30〜34は、連続する直線状に限られず間欠の直線状に形成されても良く、各折曲ライン同士、或いは折曲ラインと稜線との接続部分を、連結、非連結のどちらで形成しても良い。
この場合であっても、同様の作用効果を奏効することができる。それに加え、第1折曲ライン30及び境界折曲ライン15を覆っている弱化部51の部分にもラベル内容を明示することが可能であるので、各折曲ライン15、30に影響されることなくラベル表示を行える。
なお、この場合において、1枚目のラベルとして2枚目のラベル52よりも剛性の低いものを用いることがより好ましい。
1…ブロー容器
6…胴部
30…第1折曲ライン(折曲ライン)
31…第2折曲ライン(折曲ライン)
32…第3折曲ライン(折曲ライン)
33…第4折曲ライン(折曲ライン)
34…第5折曲ライン(折曲ライン)
40、50…ラベル
41…ラベルの切欠き部(弱化部)
Claims (2)
- 押潰し可能なブロー容器であって、
胴部には、該胴部を折り畳み可能とさせる複数の折曲ラインが形成されていると共にラベルが設けられ、
前記ラベルは、前記折曲ラインを覆う位置に、該折曲ラインの全長に亘って形成された弱化部を有し、
複数の前記折曲ラインのうち、前記ラベルで覆われた折曲ラインは、その全長が前記弱化部内に配置されていることを特徴とするブロー容器。 - 請求項1に記載のブロー容器において、
前記弱化部は、前記ラベルを貫通した開口が前記折曲ラインに沿って長穴状又は間欠的に形成され、前記折曲ラインを露出させる切欠き部であることを特徴とするブロー容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011146054A JP5677214B2 (ja) | 2011-06-30 | 2011-06-30 | ブロー容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011146054A JP5677214B2 (ja) | 2011-06-30 | 2011-06-30 | ブロー容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013010559A JP2013010559A (ja) | 2013-01-17 |
JP5677214B2 true JP5677214B2 (ja) | 2015-02-25 |
Family
ID=47684826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011146054A Active JP5677214B2 (ja) | 2011-06-30 | 2011-06-30 | ブロー容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5677214B2 (ja) |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11115940A (ja) * | 1997-10-14 | 1999-04-27 | Toppan Printing Co Ltd | 延伸プラスチック容器 |
JP3822004B2 (ja) * | 1998-09-30 | 2006-09-13 | 株式会社吉野工業所 | プラスチックボトル |
JP4433242B2 (ja) * | 2000-04-28 | 2010-03-17 | 株式会社吉野工業所 | 押潰し可能なブロー容器 |
JP2002132161A (ja) * | 2000-10-25 | 2002-05-09 | Dainippon Printing Co Ltd | 筒状ラベル |
JP2002326621A (ja) * | 2001-04-27 | 2002-11-12 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 合成樹脂製薄肉容器 |
JP2003237758A (ja) * | 2002-02-12 | 2003-08-27 | Hanshin Kasei Kogyo Kk | 合成樹脂製容器 |
JP2003276718A (ja) * | 2002-03-25 | 2003-10-02 | Hanshin Kasei Kogyo Kk | 合成樹脂製容器 |
JP4465547B2 (ja) * | 2003-12-05 | 2010-05-19 | 埼玉プラスチック株式会社 | 折り曲げ可能なプラスチック製ボトルおよびプラスチック製ボトルの折り曲げ方法 |
JP5076643B2 (ja) * | 2007-05-24 | 2012-11-21 | 凸版印刷株式会社 | シュリンクラベル付き容器 |
JP2010013165A (ja) * | 2008-07-04 | 2010-01-21 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 容器 |
-
2011
- 2011-06-30 JP JP2011146054A patent/JP5677214B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013010559A (ja) | 2013-01-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6117100B2 (ja) | ミシン目付き収縮包装スリーブおよび容器 | |
JP4772422B2 (ja) | 側面開口包装箱 | |
US8814034B2 (en) | Collapsible paperboard container and a blank for constructing the same | |
CN1221450C (zh) | 包装体 | |
EP1757534A2 (en) | Package with tear strip and access window | |
ITMI20090043A1 (it) | Confezione per filo interdentale | |
JP4871561B2 (ja) | ブロー成形薄肉容器 | |
JP5677214B2 (ja) | ブロー容器 | |
JP5641422B2 (ja) | 合成樹脂製壜体 | |
RU2594863C2 (ru) | Упаковочный контейнер и заготовка, используемая в изготовлении такого упаковочного контейнера | |
JP4224412B2 (ja) | シーリングラベル | |
JP5618923B2 (ja) | ブロー容器 | |
JP6150678B2 (ja) | 合成樹脂製注出栓 | |
JP2016108055A (ja) | 開けやすい切妻屋根型の紙製容器、開けやすいブリック型など切妻屋根型以外の紙製容器 | |
JP5990396B2 (ja) | 包装箱および包装箱のいたずら検出方法 | |
JP6502840B2 (ja) | 包装体 | |
JP5124411B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
EP2557046A1 (en) | Packing case | |
JP2007008575A (ja) | 容器起立機能付き箱 | |
WO2016016237A1 (en) | Filled and sealed beverage container | |
JP6327781B2 (ja) | キャップ | |
JP5557138B2 (ja) | 合成樹脂製壜体 | |
JP6358437B2 (ja) | 包装用箱 | |
JP6376350B2 (ja) | 包装用箱 | |
CN210311685U (zh) | 一种抽取式纸巾包装盒 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140107 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140819 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140909 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141028 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141202 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141226 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5677214 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |