JP2003237758A - 合成樹脂製容器 - Google Patents

合成樹脂製容器

Info

Publication number
JP2003237758A
JP2003237758A JP2002034023A JP2002034023A JP2003237758A JP 2003237758 A JP2003237758 A JP 2003237758A JP 2002034023 A JP2002034023 A JP 2002034023A JP 2002034023 A JP2002034023 A JP 2002034023A JP 2003237758 A JP2003237758 A JP 2003237758A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ribs
rib
synthetic resin
horizontal
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002034023A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsunemi Yoshioka
常己 吉岡
Masaru Ito
勝 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hanshin Kasei Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Hanshin Kasei Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hanshin Kasei Kogyo Co Ltd filed Critical Hanshin Kasei Kogyo Co Ltd
Priority to JP2002034023A priority Critical patent/JP2003237758A/ja
Publication of JP2003237758A publication Critical patent/JP2003237758A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D1/00Containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material, by deep-drawing operations performed on sheet material
    • B65D1/02Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
    • B65D1/0223Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by shape
    • B65D1/0292Foldable bottles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D2501/00Containers having bodies formed in one piece
    • B65D2501/0009Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures designed for pouring contents
    • B65D2501/0081Bottles of non-circular cross-section

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 液状医薬品、消毒剤、液体石鹸、液状食品な
どの包装に使用される押し潰し可能な合成樹脂製容器で
あって、廃棄処理を行う場合に一層容易に押し潰すこと
が出来かつ減容率をより高め得る合成樹脂製容器を提供
する。 【解決手段】 合成樹脂製容器は、縦長の胴部(1)に
複数種のリブが設けられた押し潰し可能な合成樹脂製容
器であり、胴部(1)のリブは、胴部(1)の各側面の
中央に配置された縦リブ(71)、一対の上部斜行リブ
(72)、一対の下部斜行リブ(74)、ならびに、各
稜線部(8)に配置された上部水平リブ(76)、下部
水平リブ(77)を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂製容器に
関するものであり、詳しくは、廃棄する際に押し潰して
減容することの出来る合成樹脂製容器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】液状医薬品、消毒剤、液体石鹸、液状食
品などの包装においては、廃棄処理を容易にするため、
押し潰して減容することの出来る合成樹脂製容器が多く
使用される。押し潰し可能な容器は、簡単に押し潰せる
様に、通常、折曲げ用のリブが胴部に設けられており、
例えば、胴部の正面と背面から押圧した場合に前記リブ
を起点に両側面が内側に埋没する状態に変形する様にな
されている。また、斯かる容器は、多くは廃棄処理可能
なポリエチレンで構成されるが、変形させる部位と変形
させない部位とを区別するため、硬度の異なる2つの材
料を使い分けて構成される場合もある(特開平10−3
16140号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の様な
押し潰し可能な容器は、胴部において変形可能な面が限
定されており、押し潰す際には胴部の変形可能な面と変
形しない面を確認しなければならない。また、胴部の側
面が内側に折れ曲がるため、見かけ上は表面積が小さく
なるものの、側面が内側に入り込んだ分だけ胴部を十分
に潰すことが出来ず、実際には胴部の内部に空間が多く
残存し、減容率が低いと言う問題がある。また、硬度の
異なる材料を使用した場合には、製造装置が複雑化する
うえ、硬い部位の周辺の剛性が高いため、同様に、減容
率を高めることが難しくなる。
【0004】本発明は、上記の様な押し潰し可能な合成
樹脂製容器において、胴部のリブ構造を改良することに
より取扱性と減容性を高めることを主眼に種々検討の結
果なされたものであり、その目的は、廃棄処理を行う場
合に一層容易に押し潰すことが出来かつ減容率をより高
め得る合成樹脂製容器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の合成樹脂製容器は、水平断面が略正方形ま
たは略長方形に形成された縦長の胴部と、当該胴部の上
端に肩部を介して設けられた口部と、前記胴部の下端を
封止する略水平な底部とから成り、かつ、前記胴部に複
数種のリブが設けられた押し潰し可能な合成樹脂製容器
であって、前記リブは、前記胴部の各側面の中央に当該
胴部の高さの50〜70%に相当する長さで配置された
縦リブと、前記胴部の各側面において隣接する側面と前
記肩部との各上部出隅部へ向けて前記縦リブの上端近傍
から伸長された一対の上部斜行リブと、前記胴部の各側
面において隣接する側面と前記底部との各下部出隅部へ
向けて前記縦リブの下端近傍から伸長された一対の下部
斜行リブと、隣接する2つの側面の間の各稜線部におい
て前記縦リブの上端に相当する高さの位置に配置された
上部水平リブと、前記各稜線部において前記縦リブの下
端に相当する高さの位置に配置された下部水平リブとを
含むことを特徴とする。
【0006】すなわち、上記の合成樹脂製容器は、胴部
の平行な2側面を押圧した場合、胴部の他の2側面の縦
リブ、上部斜行リブ及び下部斜行リブが屈曲点として山
折に折れ曲がることにより他の2側面が外側に突出し、
同時に、稜線部の上部水平リブおよび下部水平リブが屈
曲点として谷折に折れ曲がることにより肩部および底部
が胴部の平行な2側面に対して相対的に突出し、その結
果、押圧した平行な2側面が接触する状態に潰れる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係る合成樹脂製容器の一
実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に
係る合成樹脂製容器の外観を示す斜視図である。図2
は、本発明に係る合成樹脂製容器の外観を示す側面図お
よび上面図であり、2つの側面図は互いに90°異なる
方向から見た図である。図3は、本発明に係る合成樹脂
製容器における減容状態を示す図であり、分図(a)は
最初の押潰し操作による潰れた状態を示す図、分図
(b)は2回目の折曲げ操作による潰れた状態を示す図
である。以下、実施形態の説明においては合成樹脂製容
器を「容器」と略記する。
【0008】本発明の容器は、液状医薬品、消毒剤、液
体石鹸、液状食品などの主に液状物を収容する場合に使
用され且つ廃棄する際に押し潰し可能な合成樹脂製容器
である。本発明の容器の材料としては、オレフィンポリ
マーが使用され、層構成は、単層または複層であっても
よい。
【0009】上記オレフィンポリマーとしては、ポリエ
チレンとポリプロピレン系ポリマーが代表的である。ポ
リエチレンとしては、高密度ポリエチレン(HDP
E)、低密度ポリエチレン(LDPE)、これらのブレ
ンド物(HDPE/LDPE)が挙げられる。ポリプロ
ピレン系ポリマーとしては、ポリプロピン、ポリプロピ
ンとエチレン等の他のα−オレフィンとのランダム(又
はブロック)共重合体、シンジオタクチックポリプロピ
レン、これらのブレンド物が挙げられる。特に、密度が
0.945〜0.968の高密度ポリエチレン又はポリ
プロピンの共重合体を使用した場合には、使用時におけ
る形状を十分保持することが出来、しかも、押潰し操作
によって容易に塑性変形させることが出来る。
【0010】また、上記シンジオタクチックポリプロピ
レンは、例えばメタタロセン触媒によって得ることが出
来る。そして、複層構成の場合は、内層側にメタタロセ
ン触媒によって得られたポリマーを使用するのが好まし
い。メタロセン触媒(シングルサイト触媒)を使用した
気相法、液相法または溶液法によって得られるポリマー
は、非常にシャープな分子量分布および非常にシャープ
な組成分布を有する極めて均質なポリマーであり、柔軟
性と耐薬品性に優れている。本発明の容器は、通常、押
出ブロー成形法、延伸ブロー成形法などの各種のブロー
成形法によって製造することが出来る。
【0011】本発明の容器は、図1及び図2に示す様
に、水平断面が略正方形または略長方形に形成された縦
長の胴部(1)と、胴部(1)の上端に肩部(2)を介
して設けられた口部(3)と、胴部(1)の下端を封止
する略水平な底部(4)とから主に構成される。図示し
た容器は、胴部(1)の水平断面を略正方形に形成され
た容器であり、胴部(1)の各側面の形状を同等に設計
されている。
【0012】口部(3)は、例えば、螺子構造の蓋(図
示省略)を装着可能な螺子部(31)を備えている。ま
た、下端部を引きちぎることによって開封する分離方式
の蓋(バージンキャップ)を装着するため、螺子部(3
1)の下方には厚肉部(32)が設けられ且つ厚肉部
(32)の外周部にはストッパーとしての突起(32
p)が複数設けられている。すなわち、分離方式の蓋
は、開封するために旋回させた場合、下部のリング部が
突起(32p)に引っ掛かって厚肉部(32)の外周に
残り、上部の蓋本体だけが分離する構造を備えている。
【0013】また、口部(3)の基部には、当該基部の
強度を高めると共に、充填装置において蓋を装着する際
の把持部および止りとして機能する厚肉の補強部(3
3)が設けられている。図示しないが、斯かる補強部
(33)は、その平面形状を円形あるいは種々の多角形
に形成できるが、上記の分離方式の蓋を含む螺子構造の
蓋を充填装置において装着する際、装置のチャックによ
って容器側を確実に保持するため、六角形または八角形
に形成されているのが好ましい。上記の様な補強部(3
3)が設けられている場合には、閉栓プロセスにおいて
胴部(1)を変形させることなく蓋を装着できる。
【0014】肩部(2)は胴部(1)の上端から口部
(3)の基部に至る部位であり、肩部(2)の傾斜角度
(胴部(1)の仮想上端面に対する上昇勾配)は10〜
45°が好ましい。肩部(2)の傾斜角度を上記の様な
範囲に設定する理由は次の通りである。すなわち、押し
潰した場合には肩部(2)に相当する部位の内部空間が
残存するが、傾斜角度が45°を越えると、残存する内
部空間が大きくなり、減容率が低くなる。他方、傾斜角
度が10°未満の場合は、胴部(1)の側面に対する肩
部(2)の形成面が鋭角に近づくため、成形性が低下
し、しかも、胴部(1)の2側面と肩部(2)との上部
出隅部(5)において、後述の上部斜行リブ(72)と
上端水平リブ(73)の仮想交点が反り返り、ピンホー
ルが発生し易くなる。
【0015】容器の内容積は、用途に応じて適宜に設計
し得るが、通常は0.2〜5リットル程度とされる。ま
た、容器の肉厚(胴部(1)の平坦部における平均肉
厚)は、使用時における必要な剛性および押し潰した際
の変形容易性を勘案し、上記の内容積の場合で0.3〜
1.5mmに設定される。
【0016】本発明の容器は、図1に示す様に、押し潰
す際の形状を規定かつ押し潰した後の復元を防止するた
め、胴部(1)に複数種のリブが設けられる。本発明に
おいては、少なくとも、縦リブ(71)、一対の上部斜
行リブ(72)、一対の下部斜行リブ(74)、上部水
平リブ(76)、ならびに、下部水平リブ(77)が設
けられている必要がある。
【0017】縦リブ(71)は、胴部(1)を押し潰し
た場合に外側に突出する方向に側面を折曲げるためのリ
ブであり、胴部(1)の高さの50〜70%に相当する
長さに形成され且つ胴部(1)の各側面の中央に配置さ
れる。縦リブ(71)の長さは、本来、上部斜行リブ
(72)及び下部斜行リブ(74)の傾斜角度との関係
で規定されるが、簡易的には上記の範囲に設定すること
が出来る。
【0018】縦リブ(71)の長さを上記の範囲に設定
する理由は次の通りである。すなわち、縦リブ(71)
の長さが胴部(1)の高さの50%未満の場合は、胴部
(1)を潰した際、肩部(2)の下方および底部(4)
の上方に空間部が発生し、十分に減容することができな
い。他方、縦リブ(71)の長さが胴部(1)の高さの
70%を越えた場合には、胴部(1)を潰す際、肩部
(2)及び底部(4)から連なる略水平面の張り出し量
が少なく、反発力が大きくなるために潰し難くなる。
【0019】上部斜行リブ(72)は、縦リブ(71)
と協働的に機能して側面を折曲げるためのリブであり、
各側面においてそれぞれ一対設けられ、隣接する側面と
肩部(2)との各上部出隅部(5)へ向けて縦リブ(7
1)の上端近傍から伸長される。上部斜行リブ(72)
は、押潰し操作した際に当該上部斜行リブの機能する側
面(変形させる側面)の上部が肩部(2)から略水平に
突出する様に、上部出隅部(5)から側面の中央へ向け
て水平方向より胴部(1)の下部へ30〜45°の角度
で伸長される。なお、製造時のピンホールを防止するた
め、上部斜行リブ(72)は、縦リブ(71)の上端か
ら僅かに離間した状態に設けられる。
【0020】下部斜行リブ(74)は、上記の上部斜行
リブ(72)と同様の機能を有するリブであり、各側面
においてそれぞれ一対設けられ、隣接する側面と底部
(4)との各下部出隅部(6)へ向けて縦リブ(71)
の下端近傍から伸長される。下部斜行リブ(74)は、
押潰し操作した際に当該下部斜行リブの機能する側面
(変形させる側面)の下部が底部(4)から略水平に突
出する様に、下部出隅部(6)から側面の中央へ向けて
水平方向より胴部(1)の上部へ30〜45°の角度で
伸長される。なお、上記の上部斜行リブ(72)と同様
に、製造時のピンホールを防止するため、下部斜行リブ
(74)は、縦リブ(71)の下端から僅かに離間した
状態に設けられる。
【0021】上部水平リブ(76)は、胴部(1)を押
し潰す際、押圧する側面に相対して肩部(2)が突出す
る様に、胴部(1)の側面の上部を折曲げるためのリブ
であり、また、胴部(1)を押し潰した後に平坦化した
稜線部(8)が復元するのを防止するリブである。斯か
る上部水平リブ(76)は、隣接する2つの側面の間の
各稜線部(8)、すなわち、縦方向の4つの稜線部
(8)に対し、縦リブ(71)の上端に相当する高さの
位置であって且つ隣接する2つの側面に跨がって配置さ
れる。胴部(1)の各側面における上部水平リブ(7
6)の水平方向の張り出し長さは側面の幅の約1/4に
相当する長さとされる。上部水平リブ(76)は連続で
も不連続でもよい。
【0022】下部水平リブ(77)は、上記の上部水平
リブ(76)と同様の機能を有するリブである。すなわ
ち、下部水平リブ(77)は、胴部(1)を押し潰す
際、押圧する側面に相対して底部(4)が突出する様
に、胴部(1)の側面の下部を折曲げるためのリブであ
り、また、胴部(1)を押し潰した後に平坦化した稜線
部(8)が復元するのを防止するリブである。斯かる下
部水平リブ(77)は、各稜線部(8)に対し、縦リブ
(71)の下端に相当する高さの位置であって且つ隣接
する2つの側面に跨がって配置される。胴部(1)の各
側面における下部水平リブ(77)の水平方向の張り出
し長さは側面の幅の約1/4に相当する長さとされる。
下部水平リブ(77)は連続でも不連続でもよい。
【0023】また、本発明の好ましい態様においては、
押潰し操作した際に肩部(2)及び底部(4)の張出し
高さを抑制するため、すなわち、肩部(2)及び底部
(4)を潰れ易くするため、胴部(1)のリブとして、
各側面には上端水平リブ(73)と下端水平リブ(7
5)とが設けられる。
【0024】上端水平リブ(73)は、胴部(1)を押
し潰した場合に押圧した側面において肩部(2)をより
鋭利に突出させ、押圧しない側面において縦リブ(7
1)及び上部斜行リブ(72)と協同的に機能して側面
を外側に突出させるためのリブであり、各側面の上端部
において一対の上部斜行リブ(72)の上端近傍に亘っ
て配置される。一方、下端水平リブ(75)は、上記の
上端水平リブ(73)と同様の機能、すなわち、押圧し
た側面において底部(4)をより鋭利に突出させ、押圧
しない側面において当該側面を外側に突出させる機能を
有するリブであり、各側面の下端部において一対の下部
斜行リブ(74)の下端近傍に亘って配置される。
【0025】上記の様な各リブは、その長手方向に直交
する断面が外側に突出する形状の突起状のリブ、あるい
は、その長手方向に直交する断面が内側に没入する形状
の溝状のリブの何れであってもよい。しかしながら、上
記の各リブの機能をより確実に発揮させるためには、縦
リブ(71)、上部斜行リブ(72)及び下部斜行リブ
(74)は、その長手方向に直交する断面が外側に突出
する形状の突起状のリブとして形成されるのが好まし
い。更に、上部水平リブ(76)及び下部水平リブ(7
7)は、各々、その長手方向に直交する断面が内側に没
入する形状の溝状のリブとして形成されるのが好まし
い。
【0026】更に、本発明の一層好ましい態様において
は、減容率を一層高めるため、胴部(1)のリブとして
中央水平リブ(78)が設けられる。中央水平リブ(7
8)は、押し潰した胴部(1)を更に半分に折り畳むた
めの屈曲点となるリブであり、各稜線部(8)において
縦リブ(71)の中間部に相当する高さの位置であって
且つ隣接する2つの側面に跨がって配置される。
【0027】胴部(1)の各側面における中央水平リブ
(78)の水平方向の張り出し長さは、上部水平リブ
(76)、下部水平リブ(77)と同様に、通常は側面
の幅の約1/4に相当する長さとされる。中央水平リブ
(78)は連続でも不連続でもよい。また、各中央水平
リブ(78)としては、胴部(1)を半分に折り畳んだ
際の復元性を抑制するため、その長手方向に直交する断
面が内側に没入する形状の溝状のリブが好ましい。
【0028】本発明の容器は、上記の様に、それぞれに
特有の機能を有する複数種のリブを備えているため、使
用後は簡単に押し潰すことが出来る。すなわち、図3
(a)及び(b)に示す様に、本発明の容器は、胴部
(1)の平行な2側面を押圧して胴部(1)を潰した場
合、胴部(1)の押圧しない他の2側面の縦リブ(7
1)、上部斜行リブ(72)及び下部斜行リブ(74)
が屈曲点として山折に折れ曲がることにより他の2側面
が外側に突出し、同時に、稜線部(8)の上部水平リブ
(76)及び下部水平リブ(77)が屈曲点として谷折
に折れ曲がることにより肩部(2)及び底部(4)が押
圧した平行な2側面に対して相対的に突出し、その結
果、押圧した平行な2側面が接触する状態に胴部(1)
が潰れる。
【0029】また、上端水平リブ(73)及び下端水平
リブ(75)が設けられた容器においては、上記の様に
押し潰した場合、押圧した平行な2側面において上端水
平リブ(73)及び下端水平リブ(75)が屈曲点とし
て山折に折れ曲がり、押圧しない他の2側面において上
端水平リブ(73)及び下端水平リブ(75)が屈曲点
として谷折に折れ曲がりることにより、平行な2側面側
に対して肩部(2)及び底部(4)がより鋭利に突出
し、肩部(2)及び底部(4)における膨らみが低減す
る。
【0030】本発明の容器は、胴部(1)の各側面の何
れにも上記の様な特定のリブが設けられているため、胴
部(1)の変形可能な面と変形しない面を確認する必要
がなく、胴部(1)の何れの側面を押圧しても簡単に押
し潰すことが出来る。そして、上記の様に潰れた状態に
おいては、上部水平リブ(76)及び下部水平リブ(7
7)が直線状に延びた状態となるため、平坦化した各稜
線部(8)が復元するのを確実に防止することが出来
る。従って、本発明の容器は、一旦潰した後は蓋によっ
て口部(3)を封止する必要もなく、潰れた状態を確実
に保持することが出来、減容率をより高めることが出来
る。
【0031】更に、各稜線部(8)に中央水平リブ(7
8)が設けられた本発明の容器においては、上記の様に
胴部(1)を扁平に潰した後、図3(c)に示す様に、
胴部(1)の押圧した平行な2側面に直交する方向に胴
部(1)を折り曲げると、各稜線部(8)の中央水平リ
ブ(78)が屈曲点として作用し、肩部(2)と底部
(4)が接近する状態に2つ折りに折れ曲がる。従っ
て、本発明の容器は、減容率をより一層高めることが出
来る。
【0032】なお、本発明の容器は、稜線部(8)の3
箇所に設けられた上部水平リブ(76)、下部水平リブ
(77)、中央水平リブ(78)によって剛性を高める
ことが出来るため、シュリンク包装を施した場合でも、
熱による胴部(1)の側面の変形を有効に防止できる。
また、本発明の容器においては、ブロー成形金型内に挿
入したラベルをブロー成形の際に貼着するインモールド
ラベルを適用することも出来る。
【0033】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の合成樹脂製
容器によれば、縦リブ、上部斜行リブ、下部斜行リブ、
上部水平リブ及び下部水平リブが胴部の各側面にそれぞ
れ設けられているため、胴部の何れの側面を押圧しても
簡単に押し潰すことが出来、しかも、潰れた状態におい
ては、上部水平リブ及び下部水平リブの機能により、平
坦化した胴部の各稜線部が復元するのを確実に防止でき
るため、減容率を一層高めることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る合成樹脂製容器の外観を示す斜視
図である。
【図2】本発明に係る合成樹脂製容器の外観を示す側面
図および上面図である。
【図3】本発明に係る合成樹脂製容器の潰れた状態を示
す図である。
【符号の説明】
1 :胴部 2 :肩部 3 :口部 33:補強部 4 :底部 5 :上部出隅部 6 :下部出隅部 71:縦リブ 72:上部斜行リブ 73:上端水平リブ 74:下部斜行リブ 75:下端水平リブ 76:上部水平リブ 77:下部水平リブ 78:中央水平リブ 8 :稜線部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平断面が略正方形または略長方形に形
    成された縦長の胴部(1)と、胴部(1)の上端に肩部
    (2)を介して設けられた口部(3)と、胴部(1)の
    下端を封止する略水平な底部(4)とから成り、かつ、
    胴部(1)に複数種のリブが設けられた押し潰し可能な
    合成樹脂製容器であって、前記リブは、胴部(1)の各
    側面の中央に当該胴部の高さの50〜70%に相当する
    長さで配置された縦リブ(71)と、胴部(1)の各側
    面において隣接する側面と肩部(2)との各上部出隅部
    (5)へ向けて縦リブ(71)の上端近傍から伸長され
    た一対の上部斜行リブ(72)と、胴部(1)の各側面
    において隣接する側面と底部(4)との各下部出隅部
    (6)へ向けて縦リブ(71)の下端近傍から伸長され
    た一対の下部斜行リブ(74)と、隣接する2つの側面
    の間の各稜線部(8)において縦リブ(71)の上端に
    相当する高さの位置に配置された上部水平リブ(76)
    と、各稜線部(8)において縦リブ(71)の下端に相
    当する高さの位置に配置された下部水平リブ(77)と
    を含むことを特徴とする合成樹脂製容器。
  2. 【請求項2】 胴部(1)のリブは、各側面の上端部に
    おいて一対の上部斜行リブ(72)の上端近傍に亘って
    配置された上端水平リブ(73)と、各側面の下端部に
    おいて一対の下部斜行リブ(74)の下端近傍に亘って
    配置された下端水平リブ(75)とを含む請求項1に記
    載の合成樹脂製容器。
  3. 【請求項3】 胴部(1)のリブは、各稜線部(8)に
    おいて縦リブ(71)の中間部に相当する高さの位置に
    配置された中央水平リブ(78)含む請求項1又は2に
    記載の合成樹脂製容器。
  4. 【請求項4】 各中央水平リブ(78)は、その長手方
    向に直交する断面が内側に没入する形状の溝状のリブで
    ある請求項3に記載の合成樹脂製容器。
  5. 【請求項5】 胴部(1)の上端から口部(3)の基部
    に至る肩部(2)の傾斜角度が10〜45°である請求
    項1〜4の何れかに記載の合成樹脂製容器。
  6. 【請求項6】 高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレ
    ン、若しくは、これらのブレンド物、または、ポリプロ
    ピン、ポリプロピンと他のα−オレフィンとのランダム
    (又はブロック)共重合体、シンジオタクチックポリプ
    ロピレン、若しくは、これらのブレンド物で構成された
    請求項1〜5の何れかに記載の合成樹脂製容器。
JP2002034023A 2002-02-12 2002-02-12 合成樹脂製容器 Pending JP2003237758A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002034023A JP2003237758A (ja) 2002-02-12 2002-02-12 合成樹脂製容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002034023A JP2003237758A (ja) 2002-02-12 2002-02-12 合成樹脂製容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003237758A true JP2003237758A (ja) 2003-08-27

Family

ID=27776648

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002034023A Pending JP2003237758A (ja) 2002-02-12 2002-02-12 合成樹脂製容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003237758A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008056291A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Rohto Pharmaceut Co Ltd 減容可能容器
JP2010173681A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 Yoshino Kogyosho Co Ltd 合成樹脂製容器
JP2013010559A (ja) * 2011-06-30 2013-01-17 Yoshino Kogyosho Co Ltd ブロー容器
WO2018181574A1 (ja) * 2017-03-31 2018-10-04 日精エー・エス・ビー機械株式会社 樹脂製容器
US11096866B2 (en) * 2016-02-29 2021-08-24 Kocher-Plastik Maschinenbau Gmbh Container consisting of plastic material, and method for producing a container of this type

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008056291A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Rohto Pharmaceut Co Ltd 減容可能容器
JP2010173681A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 Yoshino Kogyosho Co Ltd 合成樹脂製容器
JP2013010559A (ja) * 2011-06-30 2013-01-17 Yoshino Kogyosho Co Ltd ブロー容器
US11096866B2 (en) * 2016-02-29 2021-08-24 Kocher-Plastik Maschinenbau Gmbh Container consisting of plastic material, and method for producing a container of this type
WO2018181574A1 (ja) * 2017-03-31 2018-10-04 日精エー・エス・ビー機械株式会社 樹脂製容器
CN110461720A (zh) * 2017-03-31 2019-11-15 日精Asb机械株式会社 树脂制容器
JPWO2018181574A1 (ja) * 2017-03-31 2020-02-06 日精エー・エス・ビー機械株式会社 樹脂製容器
US11247805B2 (en) 2017-03-31 2022-02-15 Nissei Asb Machine Co., Ltd. Resin container
JP7086938B2 (ja) 2017-03-31 2022-06-20 日精エー・エス・ビー機械株式会社 樹脂製容器
JP2022126710A (ja) * 2017-03-31 2022-08-30 日精エー・エス・ビー機械株式会社 樹脂製容器
JP7269418B2 (ja) 2017-03-31 2023-05-08 日精エー・エス・ビー機械株式会社 樹脂製容器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2729586C (en) Thin walled hot filled container
AU2006267001B2 (en) Synthetic resin bottle body
US7631775B2 (en) Plastic container having gripping portions
US7357267B1 (en) Plastic bottle with handle
JP2017019562A (ja) 液状調味料容器及び容器詰液状調味料
EP2844568B1 (en) Containers having improved vacuum resistance
US20110049086A1 (en) Bottle
JP2003276718A (ja) 合成樹脂製容器
JP2003237758A (ja) 合成樹脂製容器
JP2008179400A (ja) プラスチックボトル取付用把手および把手付プラスチックボトル
JP2003237757A (ja) 合成樹脂製容器
JP6060576B2 (ja) 合成樹脂製容器
JP5637787B2 (ja) 薄肉ボトル容器
JP4715060B2 (ja) 合成樹脂製容器
JP5348838B2 (ja) 把手付きボトル
JP4909471B2 (ja) 円筒状の容器の折畳み方法および折畳み容器
JP4028216B2 (ja) 減容化可能なボトル
JPWO2017010020A1 (ja) 液状調味料容器及び容器詰液状調味料
JP3993759B2 (ja) ブローボトル
JP2000190935A (ja) 易減容化合成樹脂容器
JP5012080B2 (ja) 合成樹脂製容器
WO2023243559A1 (ja) 樹脂製容器
JP5237667B2 (ja) プラスチックボトル
JP2021070505A (ja) スクイズ容器の製造方法
JP2021070504A (ja) スクイズ容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070829

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070905

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080205