JP4715060B2 - 合成樹脂製容器 - Google Patents

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  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、合成樹脂製容器に関するものであり、詳しくは、廃棄する際に押し潰して減容することの出来る合成樹脂製容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
液状医薬品、消毒剤、液体石鹸、液状食品、飲料などの包装においては、廃棄処理を簡便にするため、押し潰して減容することの出来る合成樹脂製容器が多く使用される。押し潰し可能な容器は、通常、折曲げ用のリブが胴部に設けられており、例えば、胴部の正面と背面とから押圧することにより前記リブを起点に両側面が内側に埋没する状態に変形させる様になされている。また、斯かる容器は、多くは廃棄処理可能なポリエチレンで構成されるが、変形させる部位と変形させない部位とを区別するため、硬度の異なる2つの材料を使い分けて構成される場合もある(特開平10−316140号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の様な押し潰し可能な容器は、胴部の側面を内側に折り込むことにより見かけ上の表面積は小さくなるものの、側面が内側に入り込んだ分だけ胴部を十分に潰すことが出来ず、胴部の内側に空間が多く残存するため、また、潰した後に幾分復元するため、実際には減容率が低いと言う問題がある。
【0004】
本発明は、上記の様な押し潰し可能な合成樹脂製容器において、押し潰し方法ならびに押し潰した後の復元防止を主眼に種々検討した結果なされたものであり、その目的は、一層容易に押し潰すことが出来かつ減容率をより高め得る合成樹脂製容器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明の合成樹脂製容器は、水平断面が略正方形、長方形または菱形の縦長の胴部を有し、かつ、胴部の上端側に肩部を介して口部が設けられた合成樹脂製容器であって、胴部の縦方向に延びる4つの稜線部のうち、水平断面視した場合に対角に相当する一組の稜線部の曲率半径が、他の一組の稜線部の曲率半径に対して1.5〜5倍に設定され、一組の稜線部には、各々、これら稜線部間の対角距離の30〜70%相当する距離だけ肩部および底部から胴部の中央に寄った各位置に第1の水平リブが胴部の幅の15〜40%の長さで配置され、他の一組の稜線部には、各々、肩部近傍および底部近傍に第2の水平リブが一組の稜線部の対角距離の20〜65%相当する長さで配置され、そして、胴部は、一組の稜線部を互いに近付ける方向に押圧することにより押し潰し可能に構成されていることを特徴とする。
【0006】
すなわち、上記の合成樹脂製容器は、一組の稜線部を互いに近付ける方向に押圧した場合、一組の稜線部がそれぞれ扁平状態に変形し、他の一組の稜線部が更に鋭角に折れ曲がることにより、胴部が扁平に潰れる。その場合、各第1の水平リブは、一組の稜線部を中心とする胴部の上部および下部がそれぞれ肩部および底部と共に相対的に突出する状態に谷折に折れ曲がる際の案内線として機能し、更に、第1の水平リブは、直線状に延びることにより、変形した一組の稜線部が復元するのを抑制する。また、第2の水平リブは、他の一組の稜線部の肩部近傍および底部近傍がそれぞれ略水平方向に突出する状態に谷折に折れ曲がる際の案内線として機能する。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明に係る合成樹脂製容器の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る合成樹脂製容器の外観を示す斜視図である。図2は、本発明に係る合成樹脂製容器の外形を示す上面図(分図(a))及び正面図(分図(b))であり、図3は、本発明に係る合成樹脂製容器の外形を示す側面図である。また、図4は、本発明に係る合成樹脂製容器の潰れた状態を一組の稜線部側から示した斜視図(分図(a))及び他の一組の稜線部側から示した斜視図(分図(b))である。以下、実施形態の説明においては、合成樹脂製容器を「容器」と略記する。
【0008】
本発明の容器は、液状医薬品、消毒剤、液体石鹸、液状食品などの主に液状物を収容する場合に使用され且つ廃棄する際に押し潰し可能な合成樹脂製容器である。本発明の容器の材料としては、オレフィンポリマーが使用され、層構成は、単層または複層であってもよい。
【0009】
上記オレフィンポリマーとしては、ポリエチレンとポリプロピレン系ポリマーが代表的である。ポリエチレンとしては、高密度ポリエチレン(HDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、これらのブレンド物(HDPE/LDPE)が挙げられる。ポリプロピレン系ポリマーとしては、ポリプロピン、ポリプロピンとエチレン等の他のα−オレフィンとのランダム(又はブロック)共重合体、シンジオタクチックポリプロピレン、これらのブレンド物が挙げられる。なお、シンジオタクチックポリプロピレンは、例えばメタタロセン触媒によって得ることが出来る。
【0010】
そして、複層構成の場合は、内層側にメタタロセン触媒によって得られたポリマーを使用するのが好ましい。メタロセン触媒(シングルサイト触媒)を使用した気相法、液相法または溶液法によって得られるポリマーは、非常にシャープな分子量分布および非常にシャープな組成分布を有する極めて均質なポリマーであり、柔軟性と耐薬品性に優れている。本発明の容器は、通常、押出ブロー成形法、延伸ブロー成形法などの各種のブロー成形法によって製造される。
【0011】
図1及び図2(a)に示す様に、本発明の容器は、水平断面が略正方形、長方形または菱形の胴部(1)を有し、かつ、胴部(1)の上端側に肩部(2)を介して口部(3)が設けられた容器である。好適な一例として図に示した容器は、胴部(1)の水平断面を略正方形に形成された容器であり、図2及び図3に示す様に、正面(背面)及び側面を略同形状に設計されている。なお、水平断面が略長方形などの不等辺四角形に形成された容器においては、水平断面視して短い辺に相当する面を胴部(1)の側面とする。
【0012】
図1〜図3に示す様に、口部(3)は、例えば、螺子構造の蓋(図示省略)を装着可能な螺子部(31)を備えている。また、下端部を引きちぎることによって開封する分離方式の蓋(バージンキャップ)を装着するため、螺子部(31)の下方には厚肉部(32)が設けられ且つ厚肉部(32)の上部にはストッパーとしての突起(32p)が複数設けられる。すなわち、上記の分離方式の蓋は、開封するために旋回させた場合、下部のリング部が突起(32p)に引っ掛かって厚肉部(32)の外周に残り、上部の蓋本体だけが分離する構造を有する。
【0013】
また、口部(3)の基部には、当該基部の強度を高めると共に、充填装置において蓋を装着する際の止りとして機能する環状の補強部(33)が設けられる。斯かる補強部(33)は、外形を円形に形成されてもよいが、上記の分離方式の蓋を含む螺子構造の蓋を充填装置において装着する際、装置のチャックによって容器側を確実に保持するため、図示する様に、六角形、八角形などの多角形に形成されるのが好ましい。
【0014】
肩部(2)は胴部(1)の上端から口部(3)の基部に至る部位であり、肩部(2)の傾斜角度は10〜40°が好ましい。肩部(2)の傾斜角度を上記の様な角度に設定する理由は次の通りである。すなわち、胴部(1)を押し潰した場合には肩部(2)の内側に空間が残存するが、上記の傾斜角度が40°を越えると、残存する空間が大きくなり、減容率が低くなる。他方、上記の傾斜角度が10°未満の場合は、胴部(1)の各面と肩部(2)の形成面とのなす角度が鋭角に近づくため、成形性が低下し、しかも、胴部(1)の各面と肩部(2)とによって構成される上部出隅部(5)においてピンホールが発生し易くなる。
【0015】
容器の内容積は、用途に応じて適宜に設計し得るが、通常は0.2〜5リットル程度とされる。また、容器の肉厚(胴部(1)の平坦部における平均肉厚)は、使用時における必要な剛性および押し潰す際の変形容易性を勘案し、上記の内容積の場合で0.3〜1.5mmに設定される。更に、本発明の容器においては、胴部(1)の水平断面形状を略平行四辺形に維持し且つ成形性を高め、しかも、ピンホールの発生を防止するため、胴部(1)の縦方向に延びる4つの稜線部(61,62…)は、水平断面視した場合に曲率半径が5〜40mmの円弧状の曲面として形成される。
【0016】
本発明の容器は、胴部(1)をより扁平に押し潰して減容率を高めるため、平面視した場合の一つの対角線に沿って押し潰す様になされている。すなわち、胴部(1)の縦方向に延びる4つの稜線部(61,62…)のうち、水平断面視した場合に対角に相当する一組の稜線部(61,61)を押圧して押し潰す様になされている。そして、一層容易に変形させ得る様に、本発明の容器においては、4つの稜線部(61,62…)のうち、上記の一組の稜線部(61,61)の曲率半径が、他の一組の稜線部(62,62)の曲率半径に対して1.5〜5倍に設定される。
【0017】
具体的には、内容積が0.5リットルの容器の場合、例えば、稜線部(61)の曲率半径は10mmに設定され、押し潰す方の稜線部(62)の曲率半径は18mmに設定される。本発明の容器は、上記の様に、稜線部(61,62…)の曲率半径が5〜40mmの範囲に設定され且つ稜線部(61)の曲率半径が稜線部(62)の曲率半径の1.5〜5倍に設定されることにより、断面形状を例えば略正方形に維持でき、しかも、一組の稜線部(61,61)を互いに近付ける方向に押圧することにより容易に押し潰すことが出来る。なお、稜線部(61,62…)の曲率半径とは、肩部(2)の近傍および底部(4)の近傍を除く胴部(1)の高さの略中央の部位に相当する稜線部(61,62…)の曲率半径を言う。
【0018】
更に、図1〜図3に示す様に、本発明の容器は、胴部(1)を押し潰した場合の肩部(2)近傍および底部(4)近傍の変形率を高め且つ復元を防止するため、上記の一組の稜線部(61,61)には、各々、これら稜線部間の対角距離の30〜70%相当する距離だけ肩部(2)(胴部(1)の上端)及び底部(4)(胴部(1)の下端)から胴部(1)の中央に寄った各位置に第1の水平リブ(71,71)がそれぞれ配置される。また、他の一組の稜線部(62,62)には、各々、肩部(2)近傍および底部(4)近傍に第2の水平リブ(72,72)がそれぞれ配置される。
【0019】
第1の水平リブ(71)は、稜線部(61)を中心として水平方向に胴部(1)の上部および下部を谷折に折曲げ、胴部(1)に対して肩部(2)及び底部(4)を相対的に突出させるためのリブであり(図4(b)参照)、斯かるリブは、その長手方向に直交する断面が内側に没入する形状の溝状のリブとして形成されるのが好ましい。第1の水平リブ(71)は、胴部(1)の正面(又は背面)と側面に跨がって全部で4本設けられており、胴部(1)の上部および下部を円滑に折曲げるため、その長さは、胴部(1)の正面、背面および側面において、各々、幅(水平方向の長さ)の15〜40%の長さで設けられる。
【0020】
第1の水平リブ(71)の配置位置を上記の範囲に設定する理由は次の通りである。すなわち、対角距離の70%に相当する距離よりも大きな距離だけ肩部(2)及び底部(4)から胴部(1)の中央に寄った各位置に上下の各第1の水平リブ(71)が設けられた場合には、胴部(1)を潰した際、肩部(2)の下方および底部(4)の上方に空間部が発生し、十分に減容することが出来ない。他方、対角距離の30%に相当する距離よりも小さな距離の範囲で肩部(2)及び底部(4)から胴部(1)の中央に寄った各位置に上下の各第1の水平リブ(71)が設けられた場合には、胴部(1)を潰した際、胴部(1)の内側に空間部が発生し、上記の場合と同様に十分に減容することが出来ない。
【0021】
第2の水平リブ(72,72)は、肩部(2)の近傍および底部(4)の近傍において稜線部(62)を中心として水平方向に胴部(1)を谷折に折曲げ、稜線部(62)の上部および下部を略水平な張出面に変形させるためのリブであり(図4(a)参照)、斯かるリブは、その長手方向に直交する断面が内側に没入する形状の溝状のリブとして形成されるのが好ましい。
【0022】
第2の水平リブ(72)は、胴部(1)の正面(又は背面)と側面に跨がって全部で4本設けられており、その長さは、胴部(1)の正面、背面および側面において、各々、一組の稜線部(61,61)の対角距離の20〜65%相当する長さとされる。第2の水平リブ(72)の長さを上記の範囲に相当する長さに設定することにより、胴部(1)を潰した際に稜線部(62)の上部および下部における張出量(張出面の張出長さ)を適度な大きさとすることが出来、胴部(1)を潰した際に折れ曲げられる稜線部(62)の復元力を小さくすることが出来る。
【0023】
本発明の容器は、上記の様に、一組の稜線部(61,61)の曲率半径が特定の大きさで且つ他の一組の稜線部(62,62)の曲率半径に対して特定の比率に設定されており、しかも、各特有の機能を有する2種のリブを備えているため、使用後は簡単に押し潰すことが出来る。すなわち、本発明の容器は、曲率半径の大きな上記の一組の稜線部(61,61)を互いに近付ける方向に押圧して押し潰すと、これら稜線部(61,61)がそれぞれ扁平状態に変形し、他の一組の稜線部(62,62)がそれぞれ更に鋭角に折れ曲がることにより、図4に示す様に胴部(1)が扁平に潰れる。
【0024】
その場合、各第1の水平リブ(71)は、一組の稜線部を中心とする胴部(1)の上部および下部がそれぞれ肩部(2)及び底部(4)と共に相対的に突出する状態に谷折に折れ曲がる際の案内線として機能し、更に、第1の水平リブ(71)は、稜線部(61)の変形によって直線状に延びることにより、変形した稜線部(61,61)が復元するのを抑制する。また、第2の水平リブ(72)は、他の一組の稜線部(62,62)の肩部(2)近傍および底部(4)近傍がそれぞれ略水平方向に張出す状態に谷折に折れ曲がる際の案内線として機能する。
【0025】
換言すれば、図4に示す様に、本発明の容器おいて、胴部(1)は、これを潰した場合、2種のリブに沿って上記の様に折れ曲がることにより、胴部(1)の各稜線部(62)が外側に突出し、また、肩部(2)及び底部(4)が胴部(1)に対して相対的に突出し、そして、一組の稜線部(61)が互いに接触する状態まで潰れる。しかも、潰れた状態においては、第1の水平リブ(71)が直線状に延びた状態となり剛性を維持するため、平坦化した各稜線部(61)が復元するのを確実に防止することが出来る。従って、本発明の容器は、押し潰し操作によって内容積を一層低減させることが出来、減容率をより高め得る。また、本発明の容器は、一旦潰した後は潰れた状態を保持できるため、蓋によって口部(3)を封止する必要もない。
【0026】
また、本発明の容器においては、押し潰す際の押圧部位を明示するため、図1及び図2(a)に示す様に、一組の稜線部(61,61)の上方の肩部(2)には、押し潰し方向を示す矢印などの刻印が付設されるのが好ましい。本発明の容器は、肩部(2)に上記の刻印が付設されることにより、廃棄処理する場合の取扱いが一層容易になる。更に、図示しないが、胴部(1)には、押し潰し位置を表記したシュリンクフィルムが巻回されてもよい。あるいは、図2(b)及び図3中に鎖線で示す様に、胴部(1)には、押し潰し位置を表記したインモールドラベルが添付されてもよい。本発明の容器は、上記の様なシュリンクフィルムやインモールドラベルを適用することにより、押圧部位に対する視認性をより高めることが出来、廃棄処理における取扱いがより一層容易になる。
【0027】
【発明の効果】
以上説明した様に、本発明の合成樹脂製容器によれば、一組の稜線部の曲率半径が他の一組の稜線部の曲率半径に対して特定の比率に設定され、かつ、一組の稜線部および他の一組の稜線部の各特定の位置にそれぞれ第1及び第2の水平リブが配置されており、押圧操作によって一組の稜線部が互いに接触する状態まで胴部を潰すことが出来、しかも、変形後の一組の稜線部が復元するのを第1の水平リブによって防止できるため、内容積を一層低減させることが出来、減容率をより高めることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る合成樹脂製容器の外観を示す斜視図
【図2】本発明に係る合成樹脂製容器の外形を示す上面図および正面図
【図3】本発明に係る合成樹脂製容器の外形を示す側面図
【図4】本発明に係る合成樹脂製容器の潰れた状態を示した斜視図
【符号の説明】
1 :胴部
2 :肩部
3 :口部
4 :底部
61:稜線部(一組の稜線部)
62:稜線部(他の一組の稜線部)
71:第1の水平リブ
72:第2の水平リブ

Claims (8)

  1. 水平断面が略正方形、長方形または菱形の胴部(1)を有し、かつ、胴部(1)の上端側に肩部(2)を介して口部(3)が設けられた合成樹脂製容器であって、胴部(1)の縦方向に延びる4つの稜線部(61,62…)のうち、水平断面視した場合に対角に相当する一組の稜線部(61,61)の曲率半径が、他の一組の稜線部(62,62)の曲率半径に対して1.5〜5倍に設定され、一組の稜線部(61,61)には、各々、これら稜線部間の対角距離の30〜70%相当する距離だけ肩部(2)及び底部(4)から胴部(1)の中央に寄った各位置に第1の水平リブ(71,71)が胴部(1)の幅の15〜40%の長さで配置され、他の一組の稜線部(62,62)には、各々、肩部(2)近傍および底部(4)近傍に第2の水平リブ(72,72)が一組の稜線部(61,61)の対角距離の20〜65%相当する長さで配置され、そして、胴部(1)は、一組の稜線部(61,61)を互いに近付ける方向に押圧することにより押し潰し可能に構成されていることを特徴とする合成樹脂製容器。
  2. 胴部(1)の上端から口部(3)の基部に至る肩部(2)の傾斜角度が10〜40°である請求項1に記載の合成樹脂製容器。
  3. 第1の水平リブ(71)及び第2の水平リブ(72)は、その長手方向に直交する断面が内側に没入する形状の溝状のリブである請求項1又は2に記載の合成樹脂製容器。
  4. 一組の稜線部(61,61)の上方の肩部(2)には、押し潰し方向を示す刻印が付設されている請求項1〜3の何れかに記載の合成樹脂製容器。
  5. 胴部(1)には、押し潰し位置を表記したシュリンクフィルムが巻回されている請求項1〜4の何れかに記載の合成樹脂製容器。
  6. 胴部(1)には、押し潰し位置を表記したインモールドラベルが添付されている請求項1〜4の何れかに記載の合成樹脂製容器。
  7. 高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、若しくは、これらのブレンド物、または、ポリプロピン、ポリプロピンと他のα−オレフィンとのランダム(又はブロック)共重合体、シンジオタクチックポリプロピレン、若しくは、これらのブレンド物で構成されている請求項1〜6の何れかに記載の合成樹脂製容器。
  8. 外層に請求項7に記載のポリマーを使用し、内層にメタタロセン触媒によって得られたポリマーを使用した複層体で構成されている請求項1〜6の何れかに記載の合成樹脂製容器。
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