JP5677017B2 - タイヤ用材料の製造装置および製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、トレッド等のタイヤ用材料の製造工程において、タイヤ用材料に品番などの情報のスタンプ転写を行うためのタイヤ用材料の製造装置および製造方法に関するものである。
押出し成形機から押出されたタイヤ用材料は、スタンプ手段により、所定情報を転写して品番やサイズなどを識別できるようにしている(例えば、特許文献1)。
しかしながら、雰囲気温度が低い冬季などにおいては、スタンプの転写不良が起こり易くなるという問題があった。
そこで、転写不良に対応することができるタイヤ用材料の製造装置が提案されていた。図3は、従来のタイヤ用材料の製造装置を模式的に示す側面図である。図3に示すように、従来のタイヤ用材料の製造装置は、トレッド(タイヤ用材料の一例)Gにスタンプ転写をするスタンプ手段aと、押出し成形機100から押出されたタイヤ用材料Gをスタンプ手段aまで搬送する搬送手段dを備えている。そして、スタンプ手段aについては、転写ローラーb、インク供給部eおよびスタンプ転写ローラー11に加えて、転写不良に対応するために転写ローラーbに注水する注水手段cを設けて構成されている。
しかし、かかるタイヤ用材料の製造装置にあっては、転写ローラーbへの注水によりインクが乾き難くなるため、搬送コンベアのローラーやタイヤ用材料がインクで汚れるという問題があった。
特開2002−36692号公報
本発明は、上記の問題に鑑み、雰囲気温度が低くても転写不良が発生することがなく、しかも、注水による乾燥不良の発生も抑えることができるタイヤ用材料の製造装置および製造方法を提供する。
本発明に係るタイヤ用材料の製造装置は、
押出し成形機から押出されたタイヤ用材料に所定情報をスタンプ転写してタイヤ用材料を製造するタイヤ用材料の製造装置であって、
前記タイヤ用材料にインクをスタンプ転写するスタンプ手段と、
前記押出し成形機から押出された前記タイヤ用材料を前記スタンプ手段まで搬送する搬送手段と、
スタンプ転写の前に前記タイヤ用材料の被転写面に向けて、微小な水滴のミストを噴霧するミスト噴霧手段と
を備えていることを特徴とする。
そして、前記のタイヤ用材料の製造装置は、
スタンプ転写前に、ミスト噴霧により前記タイヤ用材料に付着した余分な水分を、エアを吹き付けることにより除去するためのエア吹付け手段
を備えていることを特徴とする。
本発明に係るタイヤ用材料の製造方法は、
押出し成形機から押出されたタイヤ用材料に所定情報をスタンプ転写してタイヤ用材料を製造するタイヤ用材料の製造方法であって、
前記タイヤ用材料の被転写面に向けて、微小な水滴のミストを噴霧するミスト噴霧工程と、
ミスト噴霧された前記タイヤ用材料にインクをスタンプ転写するスタンプ工程と
を備えていることを特徴とする。

本発明により、雰囲気温度が低くても転写不良が発生することがなく、しかも、注水による乾燥不良の発生も抑えることができるタイヤ用材料の製造装置および製造方法を提供する。
本発明の実施の形態のタイヤ用材料の製造装置を模式的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態のタイヤ用材料の製造装置を模式的に示す側面図である。 従来のタイヤ用材料の製造装置を模式的に示す側面図である。
以下、本発明を実施の形態に基づいて説明する。
1.タイヤ用材料の製造装置
(1)タイヤ用材料の製造装置全体の構成
図1は本発明の実施の形態のタイヤ用材料の製造装置を模式的に示す斜視図であり、図2は本発明の実施の形態のタイヤ用材料の製造装置を模式的に示す側面図である。
図1および図2に示すように、タイヤ用材料の製造装置1は、ゴム押出機100から押出されるトレッドGを搬送するためのローラー式の搬送コンベア(搬送手段の一例)2と、搬送コンベア2により搬送されてくるトレッドGに所定情報をスタンプ転写するためのスタンプ手段8と、トレッドGの被転写面に向けてミストを噴霧してトレッドG表面に微小な水滴を付着させるためのミスト噴霧手段4と、トレッドGの下面にエアを吹き付けることにより、余分な水分をトレッドGから除去するためのエア吹付け手段6と、図外の制御手段とを備えている。
また、ミスト噴霧手段4およびエア吹付け手段6は、スタンプ手段8よりも搬送上流側に配置されている。
(2)スタンプ手段
スタンプ手段8は、インク供給部9と、3個のインク転写ローラー10a、10b、10cからなる転写ローラー10と、スタンプ転写ローラー11を備えている。インク供給部9にはインク転写ローラー10a、10bにインクSを供給するインク供給口15が設けられている。また、スタンプ転写ローラー11の外周面には転写スタンプ12が設けられている。
図中の符号13は転写ローラー駆動部であり、14はスタンプ転写ローラー駆動部であり、図1の矢印に示すように、インク転写ローラー10a、10b、10cおよびスタンプ転写ローラー11の転写スタンプ12がそれぞれ適度の圧力で接触しながら回転するようになっている。
(3)ミスト噴霧手段
ミスト噴霧手段4は、搬送コンベア2の上方に位置する噴霧ノズル5を備えており、スタンプ転写前に、トレッドGの被転写面G1に向けてミストを噴霧する。
(4)エア吹付け手段
エア吹付け手段6は、搬送コンベア2の下方に位置するエア吹き出しノズル7を備えており、スタンプ転写前に、図1中の破線矢印で示すように、搬送コンベア2のローラー3の間から上方に向けてエアを噴射する。
なお、図示はしていないが、スタンプ手段8よりも搬送下流側には、トレッドGの裏面にアンダートレッドを貼付ける貼付け手段が設けられている。
2.タイヤ用材料の製造方法
次に、前記のタイヤ用材料の製造装置1を用いたタイヤ用材料の製造方法について説明する。
押出し成形機100から押出されたトレッドGは、搬送コンベア2により搬送下流側に搬送され、ミスト噴霧手段4の噴霧ノズル5からトレッドGの被転写面G1に向けて、ミストを噴霧させてトレッドGの被転写面G1に微小な水滴を付着させる。
また、エア吹付け手段6のエア吹き出しノズル孔7から、ローラー3の間を通してトレッドGの裏面にエアを吹き付けることにより、トレッドGの裏面に付着した水分を除去する。
次に、スタンプ手段8によりトレッドGに識別記号Kを転写する。すなわち、インク供給部9のインク供給口15からインク転写ローラー10a〜10cを介してスタンプ転写ローラー11の転写スタンプ12にインクSを供給し、転写スタンプ12をトレッドGに押付けることにより、識別記号Kを転写する。このとき、トレッドGの表面は水滴で適度に濡れているため、水滴が転写スタンプ12に付き、転写スタンプ12に付着したインクSがトレッドGに容易にスタンプ転写される。
そして、スタンプ転写されたトレッドGは、前記貼付け手段により裏面にアンダートレッドが貼り付けられる。
3.本実施の形態のタイヤ用材料の製造装置および製造方法の効果
(1)本実施の形態によれば、スタンプ転写の前に、トレッドGの被転写面G1に向けてミストを噴霧して被転写面G1に微小な水滴を付着させるため、スタンプ転写の際に微小な水滴を転写スタンプ12に付着させることができる。このため、雰囲気温度が低い場合であっても、容易にスタンプ転写させることができ、さらに従来のように転写ローラーに注水する場合のような注水過多になることもなく、乾燥不良によるトレッドGなどの汚れが発生することもない。
(2)また、トレッドGの裏面にエアを吹き付けることにより、ミスト噴霧によりトレッドGの裏面に付着した水分を除去することができる。このため、トレッドGの裏面にアンダートレッドを貼り付ける時に、水分が介在しないため、トレッドGにアンダートレッドを確実に貼り付けることができる。
(3)また、トレッドに直接ミスト噴霧するため、トレッドGに添加されている老化防止剤などの薬剤の析出を抑えることができる。
(実施例)
次の実施例1および比較例1、2について、転写の良否およびスタンプ転写後の乾燥時間の試験を行った。
(1)実施例1および比較例1、2
実施例1は、図1および図2に示すミスト噴霧手段を有する製造装置を用いてトレッドに転写した例である。比較例1は、図3に示す注水手段を有する製造装置を用いてトレッドに転写した例である。比較例2は、ミスト噴霧手段および注水手段を有さない製造装置を用いてトレッドに転写した例である。
(2)試験条件
雰囲気温度: 約14℃
(3)試験結果
試験結果を表1に示す。
Figure 0005677017
表1に示すように、乾燥時間については、実施例1は、注水を行った比較例1よりも短くなり、注水もミスト噴射も行わなかった比較例2と同じ位に、速く乾燥した。しかも、転写状態については、実施例1は、注水を行った比較例1と同じ位に、良好になった。これにより、実施例1の場合は、雰囲気温度が低下しても、良好な転写ができる一方、注水方式のような乾燥不良に伴うトレッドなどのインク汚れが発生することがないことが確認できた。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、前記の実施の形態に限定されるものではない。前記の実施の形態と同一および均等の範囲内において、前記の実施の形態に対して種々の変更を加えることが可能である。
1 タイヤ用材料の製造装置
2、d 搬送コンベア
3 ローラー
4 ミスト噴霧手段
5 噴霧ノズル
6 エア吹付け手段
7 エア吹き出し孔
8、a スタンプ手段
9、e インク供給部
10、b 転写ローラー
10a、10b、10c インク転写ローラー
11 スタンプ転写ローラー
12 転写スタンプ
13 転写ローラー駆動部
14 スタンプ転写ローラー駆動部
15 インク供給口
100 押出し成形機
G タイヤ用材料
G1 被転写面
K 識別記号
S インク
c 注水手段

Claims (3)

  1. 押出し成形機から押出されたタイヤ用材料に所定情報をスタンプ転写してタイヤ用材料を製造するタイヤ用材料の製造装置であって、
    前記タイヤ用材料にインクをスタンプ転写するスタンプ手段と、
    前記押出し成形機から押出された前記タイヤ用材料を前記スタンプ手段まで搬送する搬送手段と、
    スタンプ転写の前に前記タイヤ用材料の被転写面に向けて、微小な水滴のミストを噴霧するミスト噴霧手段と
    を備えていることを特徴とするタイヤ用材料の製造装置。
  2. スタンプ転写前に、ミスト噴霧により前記タイヤ用材料に付着した余分な水分を、エアを吹き付けることにより除去するためのエア吹付け手段
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ用材料の製造装置。
  3. 押出し成形機から押出されたタイヤ用材料に所定情報をスタンプ転写してタイヤ用材料を製造するタイヤ用材料の製造方法であって、
    前記タイヤ用材料の被転写面に向けて、微小な水滴のミストを噴霧するミスト噴霧工程と、
    ミスト噴霧された前記タイヤ用材料にインクをスタンプ転写するスタンプ工程と
    を備えていることを特徴とするタイヤ用材料の製造方法。
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