JP5675946B1 - 椅子 - Google Patents
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Abstract
Description
前記薄シート材の引き伸ばしの程度は縦方向よりも左右方向が大きくて左右方向に10〜20%程度引き伸ばされている一方、
前記左右サイドフレームの前端には下向きに曲がって後ろ向きに延びる前鉤状部が設けられており、前記薄シート材の左右側部を前記左右サイドフレームの前鉤状部に保持させることにより、前記薄シート材の前端にも下向きに曲がって後ろ向きに延びる前鉤状部が形成されている。
前記薄シート材のうち少なくとも前記座部の箇所は、弾性限度内において左右方向と縦方向との両方向に引き伸ばされていて、引き伸ばしの程度は縦方向よりも左右方向が大きくて左右方向に10〜20%程度引き伸ばされている一方、
前記左右サイドフレームの前端には下向きに曲がって後ろ向きに延びる前鉤状部が設けられており、前記薄シート材の左右側部を前記左右サイドフレームの前鉤状部に保持させることにより、前記薄シート材の前端にも下向きに曲がって後ろ向きに延びる前鉤状部が形成されており、
更に、前記左右サイドフレームの上端には後ろ向きに曲がって下向きに延びる上鉤状部が設けられて、前記薄シート材の左右側部を前記左右サイドフレームの上鉤状部に保持させることにより、前記薄シート材の上端にも後ろ向きに曲がって下向きに延びる上鉤状部が形成されている。
前記薄シート材は、座部と背部とが一体に連続していて少なくとも左右方向に伸縮する弾性を有していると共に少なくとも左右方向に弾性限度内で引き伸ばされており、かつ、前記薄シート材のうち左右側部は前記左右サイドフレームに保持されて、着座者の身体が当たり得る左右横長の前端部と上端部とはフレーム材に保持されていない構成であって、
前記薄シート材のうち少なくとも座部の箇所は緯編地と経編地との二層構造になっており、両編地の左右側部を縫着することで前記左右サイドフレームが挿通される筒部を形成し、筒部を裏返すことで縫い付け代を筒部の内側に位置させている。
次に、本願発明の実施形態と参考例を説明する。まず、図1〜3に示す第1参考例を説明する。本参考例は骨組みを金属パイプ(又は棒材)で構成した椅子に適用しており、図1のとおり、椅子は、布帛より成る薄シート材1をフレーム材2に取付けて構成された身体支持ユニット3と、身体支持ユニット3が取付けられた椅子本体(脚装置)4とで構成されており、身体支持ユニット3は、座部5と背部6とが連続した形態になっている。
図4(A)に示す第2参考例では、フレーム材2と椅子本体4との間に左右横長の補強バー21を配置して、フレーム材2の水平状サイド枠7と補強バー21の端部と椅子本体4のサイド枠11とをビス(ボルト)22で共締めしている。補強バー21の使用本数は1本のみでもよいし、図1(B)に一点鎖線で示すように、前後複数の箇所に配置してもよい。なお、参考例の補強フレーム材21は丸パイプを使用しており、左右端部を偏平に潰して使用しているが、板材や棒材を使用してもよい。
図4(B)に示す第3参考例では、フレーム材2を左右のサイドメンバー2a,2bに分離構成している。従って、薄シート材1の筒部(図せず)は左右側部にしか形成して
いない。サイドメンバー2a,2bは第1参考例と同様の下向き部10を有しており、また、起立状サイドフレーム8の上端には、斜め後ろ向きに曲がった略水平状の内向き部24を設けている。
図5に示す第1実施形態では、薄シート材1として緯編地1aと経編地1bとを併用している。すなわち、緯編地1aは座部5と背部6とを有しているが、背部6の箇所のみに筒部15を形成しており、かつ、座部5の箇所は、背部6の箇所よりも少し広くして縫い付け代26を設けている。他方、緯編地1aは座部5の箇所のみに配置しており、緯編地1aにおける座部5の箇所と同じ大きさになっていて、左右側部に縫い付け代26を設けている。
図6のうち(A)(B)で示す第2実施形態は、第1実施形態の変形例である。すなわちこの実施形態では、まず、(A)に示すように、重ね合わせた緯編地1aと緯編地1aとをまず外側のみにおいて縫着し、次いで、(B)に示すように、これを内外が逆になるように裏返し、それから、内側の部分を縫着して筒部と成すものである。従って、裏返し工程が楽になる。
図7のうち(A)〜(D)では、フレーム材2の形態の例である第4〜7実施形態を示している。このうち(A)に示す第4実施形態は、基本的には第1参考例と同様であるが、第1参考例との相違点として、下向き部10を側面視で後ろ向きに開口の横向きU形に曲げることにより、水平状サイドフレーム7の前端に、下向きに曲がってから後ろ向きに延びる下鉤状部10aを形成している。左右下鉤状部10aの後端には、フロントフレーム17を嵌め込むことができる。図示していないが、薄シート材1の前部もU形に曲がっていて下鉤状部を有している。従って、この実施形態では、薄シート材1のうち着座者の下肢が当たる部分(前端部)が丸みを持っているため、当たりの柔らかさを格段に向上できる。また、薄シート材1の前端をほぼ左右方向に一直線の姿勢にすることが可能であり、このため、身体への当たりの柔らかさの点では特に優れている。
さて、布帛からなる薄シート材を使用して座部5を構成する場合は、1つのポイントは前端部をピンと強く張ることであり、前端部に強いプリテンションを掛けておくことで、座部5の全体に高い弾性が付与される。そして、フレーム材2が左右のメンバー2a,2bに分離している場合は、フレーム材2への薄シート材1の取り付けは簡単に行えるが、フレーム材2がその後端においてアッパー部9等で一体に連結されている場合は、薄シート材1の全体を左右方向に等しく10%以上引き伸ばしてフレーム材2に取り付けるのはかなりの手間を要する。
図8に示す第10実施形態も薄シート材1の取り付けの容易性を追求した改良策であり、この実施形態では、フレーム材2がアッパー部9を有している場合において(フレーム材2は展開した状態に表示している)、薄シート材1にはその左右側部のみに筒部15を形成することでフレーム材2への取り付けの容易性を図りつつ、薄シート材1の上端部に樹脂製の化粧用縁部材30を設けて、縁部材30をアッパー部9に取り付けることで美感の保持を図っている。
上記の各実施形態は薄シート材で身体を直接に支持する構成であり、従って、薄シート材1は表皮材としても機能しているが、図9(A)〜(C)に示す第11実施形態では、薄シート材1の上面に表面材31を配置して、身体への当たりの柔らかさや美感を向上させている。従って,この実施形態では、薄シート材1はばね材として機能し、表面材31はクッション材又は化粧材として機能している。
1a 緯編地
1b 経編地
2 フレーム材
3 身体支持ユニット
4 椅子本体
5 座部
6 背部
7 水平状サイドフレーム
8 起立状サイドフレーム
8a 上鉤状部
9 アッパー部
10a 下鉤状部
15 筒部
17 フロントフレーム
26 縫い付け代
29 逢着部
Claims (4)
- 座部の要素として、着座者の下向きの体圧がかかる布帛製の薄シート材と、前記薄シート材が張られた前後長手のサイドフレームとを備えており、前記薄シート材は、左右方向及びこれと直交した縦方向とに伸縮する弾性を有していて左右方向と縦方向との両方向に弾性限度内で引き伸ばされており、かつ、前記薄シート材のうち左右側部は前記左右サイドフレームに保持されて、着座者の身体が当たり得る左右横長の前端部はフレーム材に保持されていない構成であって、
前記薄シート材の引き伸ばしの程度は縦方向よりも左右方向が大きくて左右方向に10〜20%程度引き伸ばされている一方、
前記左右サイドフレームの前端には下向きに曲がって後ろ向きに延びる前鉤状部が設けられており、前記薄シート材の左右側部を前記左右サイドフレームの前鉤状部に保持させることにより、前記薄シート材の前端にも下向きに曲がって後ろ向きに延びる前鉤状部が形成されている、
椅子。 - 座部と背部とが一体に連続して両者で略L型の形態を成した左右サイドフレームと、前記左右サイドフレームに張られた布帛製の薄シート材とを備えており、前記薄シート材は、座部と背部とが一体に連続していて着座者の体圧は前記薄シート材で支持されると共に、左右方向及びこれと直交した縦方向に伸縮する弾性を有しており、かつ、前記薄シート材のうち左右側部は前記左右サイドフレームに保持されて、着座者の身体が当たり得る左右横長の前端部と上端部とはフレーム材に保持されていない構成であって、
前記薄シート材のうち少なくとも前記座部の箇所は、弾性限度内において左右方向と縦方向との両方向に引き伸ばされていて、引き伸ばしの程度は縦方向よりも左右方向が大きくて左右方向に10〜20%程度引き伸ばされている一方、
前記左右サイドフレームの前端には下向きに曲がって後ろ向きに延びる前鉤状部が設けられており、前記薄シート材の左右側部を前記左右サイドフレームの前鉤状部に保持させることにより、前記薄シート材の前端にも下向きに曲がって後ろ向きに延びる前鉤状部が形成されており、
更に、前記左右サイドフレームの上端には後ろ向きに曲がって下向きに延びる上鉤状部が設けられて、前記薄シート材の左右側部を前記左右サイドフレームの上鉤状部に保持させることにより、前記薄シート材の上端にも後ろ向きに曲がって下向きに延びる上鉤状部が形成されている、
椅子。 - 前記薄シート材のうち少なくとも座部の箇所は、強弾性糸より成る直線状の緯糸が挿通された経編み地を有しており、前記経編み地を、前記緯糸が左右方向に向く姿勢で使用している、
請求項1又は2に記載した椅子。 - 座部と背部とが一体に連続して両者で略L型の形態を成した左右サイドフレームと、前記左右サイドフレームに張られていて着座者の体圧を支える布帛製の薄シート材とを備えており、
前記薄シート材は、座部と背部とが一体に連続していて少なくとも左右方向に伸縮する弾性を有していると共に少なくとも左右方向に弾性限度内で引き伸ばされており、かつ、前記薄シート材のうち左右側部は前記左右サイドフレームに保持されて、着座者の身体が当たり得る左右横長の前端部と上端部とはフレーム材に保持されていない構成であって、
前記薄シート材のうち少なくとも座部の箇所は緯編地と経編地との二層構造になっており、両編地の左右側部を縫着することで前記左右サイドフレームが挿通される筒部を形成し、筒部を裏返すことで縫い付け代を筒部の内側に位置させている、
椅子。
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JP2006122399A (ja) * | 2004-10-29 | 2006-05-18 | Itoki Corp | 身体支持装置 |
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JP2010046523A (ja) * | 2009-11-30 | 2010-03-04 | Takano Co Ltd | 椅子の背凭れ |
JP2010154879A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-15 | Itoki Corp | 椅子及びその製造方法 |
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2013
- 2013-12-26 JP JP2013269624A patent/JP5675946B1/ja not_active Expired - Fee Related
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