JP5665439B2 - 照明装置、及び照明装置を備える画像読取装置 - Google Patents

照明装置、及び照明装置を備える画像読取装置 Download PDF

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本発明の実施形態は、照明装置、及び照明装置を備える画像読取装置に関する。
従来、紙幣等の種々の紙葉類の検査を行う紙葉類処理装置が実用化されている。紙葉類処理装置は、紙葉類の画像を読み取る画像読取装置を有する。紙葉類処理装置は、投入部に投入された紙葉類を1枚ずつ取り込み、画像読取装置に搬送する。
画像読取装置は、照明部(照明装置)とラインイメージセンサとを有する。画像読取装置は、と所定の方向に搬送される紙葉類に対して照明装置により光を照射する。画像読取装置は、ラインイメージセンサにより、搬送される紙葉類に照射された光の透過光、または反射光を読み取り、画像を取得する。
照明装置は、被検物として紙葉類の表面に光を照射する。この場合、照明装置は、ラインイメージセンサの長尺方向に均一になるような照度分布を備えることが望ましい。高速、且つ高精度な処理を行う場合、画像処理及び信号処理の負担を軽減する為に、照明部は、高い照度と、照度の均一性と、を備える必要がある。
照明部は、例えば、ハロゲン光源または蛍光灯などの光源と、光ファイバーを用いたライトガイド(導光部材)と、を備える。また、近年、Light Emitting Diodeを用いた光源(以下単にLEDと称する)を備える照明部も実用化されつつある。この照明部は、直線状またはマトリクス状に複数配列されたLEDを備える。
光源から発せられる光をラインイメージセンサの読取範囲内に集光する為に、紙葉類の搬送方向における断面が楕円の弧の形状の反射部材を備える照明装置がある。しかし、楕円の弧の形状の反射部材を用いる場合、照度分布のピークが先鋭になる。
照度分布のピークが先鋭である場合、照明装置の照度が均一である範囲が狭くなる。この為、ラインイメージセンサの読取範囲内を照度分布のピークに合わせてラインイメージセンサ及び照明装置を設置することが困難になるという課題がある。
また、照度分布のピークが先鋭である為、ラインイメージセンサの読取範囲内で照度分布が均一でなくなる。この為、読み取った画像に、例えば紙葉類の搬送状態によって輝度のムラなどの影響が生じる可能性があるという課題がある。
特開2001−330734号公報 特開2010−110938号公報
そこで、より高い照度と高い照度均一性とを実現することが出来る照明装置、及び照明装置を備える画像読取装置を提供することを目的とする。
一実施形態に係る照明装置は、読取範囲から光を受光し、画像を取得する画像読取装置に用いられる照明装置であって、光を放出する発光部が線状に形成される第1の光源部と、前記第1の光源部の発光部から放出される光を前記読取範囲に対して反射する第1の反射面を有する第1の反射部材と、を具備し、前記第1の反射面は、前記第1の光源部の発光部の長手方向と直交する方向において、前記読取範囲に対して垂直な方向と所定の角度を成す長軸を有する基準楕円に沿った複数の線分を有する折線形状である断面を有し、前記第1の光源部の発光部は、前記基準楕円の第1の焦点の位置に設置され、前記第1の反射部材は、前記基準楕円の第2の焦点から前記画像読取装置の撮像光軸上で予め設定された範囲内に前記読取範囲が配置されるように設置され、前記断面は、前記基準楕円の前記第2の焦点から前記基準楕円に対して等しい角度で描かれた複数の線と前記基準楕円との交点の接線により形成された折線形状を持つ
図1は、一実施形態に係る紙葉類処理装置の外観について説明するための説明図である。 図2は、一実施形態に係る紙葉類処理装置の構成例について説明するための説明図である。 図3は、一実施形態に係る紙葉類処理装置の制御系の構成例について説明するための説明図である。 図4は、一実施形態に係る画像読取装置の構成例について説明するための説明図である。 図5は、一実施形態に係る光源部の構成例について説明する為の説明図である。 図6は、一実施形態に係る反射部材の構成例について説明する為の説明図である。 図7は、一実施形態に係る照明装置の配置位置の例について説明する為の説明図である。 図8は、一実施形態に係る照明装置における照度について説明する為の説明図である。 図9は、一実施形態に係る照明装置における照度について説明する為の説明図である。 図10は、一実施形態に係る反射部材と照度との関係について説明する為の説明図である。 図11は、一実施形態に係る反射部材の他の構成例について説明する為の説明図である。 図12は、一実施形態に係る照明装置における照度分布について説明する為の説明図である。 図13は、一実施形態に係る画像読取装置の他の構成例について説明するための説明図である。 図14は、一実施形態に係る照明装置の配置位置の他の例について説明するための説明図である。 図15は、一実施形態に係る光源部の他の構成例について説明する為の説明図である。 図16は、一実施形態に係る光源部のさらに他の構成例について説明する為の説明図である。 図17は、一実施形態に係る照明装置における照度分布について説明する為の説明図である。
以下、図面を参照しながら、一実施形態に係る照明装置、照明装置を備える画像読取装置、及び画像読取装置を備える紙葉類処理装置について詳細に説明する。
図1は、一実施形態に係る紙葉類処理装置100の外観について説明するための説明図である。
図1に示すように、紙葉類処理装置100は、装置外部に、投入部112、操作部136、操作表示部137、ドア138、取出口139、及びキーボード140を備えている。
投入部112は、例えば被検物としての紙葉類7を投入するための構成である。投入部112は、重ねられた状態の紙葉類7をまとめて受け入れる。操作部136は、オペレータによる各種操作入力を受け付ける。操作表示部137は、オペレータに対して各種の操作案内、及び処理結果などを表示する。なお、操作表示部137は、タッチパネルとして構成されていてもよい。この場合、紙葉類処理装置100は、操作表示部137に表示されるボタンと、操作表示部137に対するオペレータによる操作と、に基づいて、各種の操作入力を検知する。
ドア138は、投入部112の投入口を開閉する為のドアである。取出口139は、紙葉類処理装置100により再流通不可と判断された紙葉類7がスタックされる集積部から紙葉類7を取り出す為の構成である。キーボード140は、オペレータによる各種操作入力を受け付ける入力部として機能する。
図2は、図1に示す紙葉類処理装置100の構成例について説明するための説明図である。
紙葉類処理装置100は、装置内部に、投入部112、取出部113、吸着ローラ114、搬送路115、検査部116、ゲート120乃至125、排除搬送路126、排除集積部127、集積・結束部128乃至131、裁断部133、及びスタッカ134を備える。また、紙葉類処理装置100は、主制御部151を備える。主制御部151は、紙葉類処理装置100の各部の動作を統合的に制御する。
取出部113は、投入部の上部に設けられる。取出部113は、吸着ローラ114を備えている。吸着ローラ114は、投入部112にセットされた紙葉類7を集積方向の上端に接するように設けられている。即ち、吸着ローラ114は、回転することにより、投入部112にセットされた紙葉類7を集積方向の上端から1枚ずつ装置内部に取り込む。吸着ローラ114は、たとえば、1回転するごとに1枚の紙葉類7を取出すように機能する。これにより、吸着ローラ114は、紙葉類7一定のピッチで取出す。吸着ローラ114により取り込まれた紙葉類7は、搬送路115に導入される。
搬送路115は、紙葉類7を紙葉類処理装置100内の各部に搬送する搬送手段である。搬送路115は、図示しない搬送ベルト及び駆動プーリなどを備えている。搬送路115は、図示しない駆動モータ及び駆動プーリにより搬送ベルトを動作させる。搬送路115は、吸着ローラ114により取り込まれた紙葉類7を搬送ベルトにより一定速度で搬送する。なお、搬送路115における取出部113に近い側を上流側、スタッカ134に近い側を下流側として説明する。
取出部113から延びた搬送路115上には、検査部116が設けられている。検査部116は、画像読取装置117、及び厚み検査部119を備えている。検査部116は、紙葉類7の光学的特徴情報、機械的特徴、及び磁気的特長情報を検出する。これにより、紙葉類処理装置100は、紙葉類7の種類、汚棄損、表裏、及び真偽などを検査する。
画像読取装置117は、例えばCharge Coupled Device(CCD)などの撮像素子を複数有する読取部と、照明装置とを備える。読取部は、例えば、ラインイメージセンサとして機能する。この場合、読取部は、紙葉類7の搬送方向と直交する方向に複数配列された複数の撮像素子を有する。
画像読取装置117は、搬送路115を搬送される紙葉類7の画像を読み取る。画像読取装置117は、搬送路115の片側に設置される構成であってもよいし、搬送路115の両側に対面するように設置される構成であってもよい。搬送路115の両側に対面するように設置される場合、画像読取装置117は、搬送路115を搬送される紙葉類7の両面の画像を読み取ることができる。
画像読取装置117は、読み取った画像を検査部116内の図示しないメモリに一時的に記憶する。紙葉類処理装置100は、このメモリに記憶されている画像を操作入力に応じて操作表示部137に表示することができる。
厚み検査部119は、搬送路115を搬送される紙葉類7の厚みを検査する。例えば、検出した厚みが規定値以上である場合、紙葉類処理装置100は、紙葉類7の2枚取りを検出する。
またさらに、例えば、搬送路115を搬送される紙葉類7から磁気を検出する磁気センサを備えていてもよい。
主制御部151は、画像読取装置117、及び厚み検査部119などによる検出結果に基づいて、紙葉類7の種類判定、真偽判定、正損判定、及び排除券であるかの判定などを行う。
主制御部151は、各部の検出結果に基づいて、紙葉類7の真偽を判定する。主制御部151は、予め設定されるパラメータに適合する紙葉類7を真券(legal sheet)、不適合な紙葉類7を偽券(illegal sheet)と判定する。
また、主制御部151は、各部の検出結果と予め設定されるパラメータとに基づいて、紙葉類7の券種を判定する。
またさらに、主制御部151は、各部の検出結果と予め設定されるパラメータとに基づいて、紙葉類7が再流通に適した紙葉類7であるか否かの判定(正損判定)を行う。即ち、主制御部151は、予め設定されるパラメータに適合する紙葉類7を正券(fit sheet)、不適合な紙葉類7を損券(unfit sheet)と判定する。
紙葉類処理装置100は、正券と判定した紙葉類7を集積・結束部128乃至131に搬送する。また、紙葉類処理装置100は、損券と判定した紙葉類7を裁断部133に搬送する。裁断部133は、搬送される損券を裁断する。なお、紙葉類処理装置100は、損券をスタッカ134に搬送し集積してもよい。スタッカ134は、集積した損券が例えば100枚に到達するごとに施封を行う。
また、主制御部151は、2枚取り券などの紙葉類7、折れまたは破れなどが存在する紙葉類7、券種が不明な紙葉類7、及び偽券などを排除券(rejected sheet)と判定する。主制御部151は、排除券と判定した紙葉類7を排除集積部127に搬送するように各部を制御する。
検査部116の下流側の搬送路115上には、ゲート120乃至125が順に配設されている。ゲート120乃至125は、それぞれ、主制御部151により制御される。主制御部151は、検査部116による検査の結果に基づいて各ゲート120乃至125の動作を制御する。これにより、主制御部151は、搬送路115を搬送されている紙葉類7を所定の処理部に搬送するように制御する。
検査部116の直後に配設されたゲート120は、搬送路115を排除搬送路126に分岐する。即ち、主制御部151は、排除券と判定した紙葉類7を排除搬送路126に搬送するようにゲート120を制御する。
排除搬送路126の終端部には、排除集積部(排除部)127が設けられている。排除集積部127は、取出部113にて取出した姿勢のまま、排除券を集積する。排除集積部127に集積された紙葉類7は、取出口139から取り出すことができる。
また、ゲート121乃至124により分岐される先には、集積・結束部128乃至131(総じて集積結束部132と称する)がそれぞれ設けられている。集積・結束部132には、再流通可能であると判定された紙葉類7が種類及び表裏毎に区別されて集積される。集積・結束部132は、集積した紙葉類7を所定枚数毎に結束して格納する。また、紙葉類処理装置100は、図示しない結束部により、所定枚数毎に結束された紙葉類7の束を複数集積し、結束する。
ゲート125により分岐される先には、裁断部133とスタッカ134とが配設されている。裁断部133は、紙葉類7を裁断して収納する。スタッカ134は、搬送される紙葉類7を集積する。主制御部151は、損券であると判定した紙葉類7をゲート125に搬送するようにゲート121乃至124を制御する。
外部から入力される操作により損券裁断モードが選択されている場合、主制御部151は、紙葉類7を裁断部133に搬送するようにゲート125を制御する。また、主制御部151は、損券裁断モードが選択されていない場合、紙葉類7をスタッカ134に搬送するようにゲート125を制御する。
なお、主制御部151は、集積・結束部132に集積された紙葉類7の枚数、及び、裁断部133により裁断された紙葉類7の枚数及び識別情報を逐次記憶する。
図3は、図1及び図2に示す紙葉類処理装置100の制御系の構成例について説明するための説明図である。
紙葉類処理装置100は、主制御部151、検査部116、搬送制御部152、集積・結束制御部153、裁断制御部156、操作表示部137、及びキーボード140などを備える。
主制御部151は、紙葉類処理装置100の全体的な制御を司る。主制御部151は、操作表示部137により入力される操作、及び検査部116による検査結果に基づき、搬送制御部152及び集積・結束制御部153を制御する。
例えば、操作員は、操作表示部137またはキーボード140により、処理する紙葉類7の券種、枚数、正損判別レベル、供給元の名称、及び処理方法などを入力する。
検査部116は、画像読取装置117、厚み検査部119、その他のセンサ類154、及びCPU155を備える。
画像読取装置117は、搬送路115を搬送される紙葉類7の画像を読み取る。画像読取装置117は、主制御部151による制御に基づいて、照明装置を点灯させ、紙葉類7に光を照射する。画像読取装置117は、紙葉類7から反射光、または透過光を受光し、受光した光を撮像素子に結像させ、電気信号(画像)を取得する。
主制御部151は、紙葉類7の基準となる画像(基準画像)を記憶部151aに予め記憶する。主制御部151は、紙葉類7から取得した画像と、記憶部151aに記憶される基準画像とを比較することにより、各種の判定を行う。
厚み検査部119は、搬送路115を搬送される紙葉類7の厚みを検査する。その他のセンサ類154は、例えば、磁気センサ、及び/または紫外画像取得部などを備える。磁気センサは、紙葉類7から磁気を検出する。紫外画像取得部は、搬送路115を搬送される紙葉類7に紫外線を照射し、紙葉類7に塗布されている蛍光体から発せられる励起光を検出する。
CPU155は、画像読取装置117、厚み検査部119、及びその他のセンサ類154などによる検査の結果の統合を行う。また、CPU155は、各部の検査結果に基づいて、搬送路115を搬送される紙葉類7の種類、正損、表裏、及び真偽などを判別する構成であってもよい。
搬送制御部152は、主制御部151の制御に基づき、取出部113、搬送路115、排除搬送路126、及びゲート120乃至125を制御する。これにより、搬送制御部152は、紙葉類7の取り込み及び搬送を制御する。また、搬送制御部152は、判定した紙葉類7の種類毎に区分する区分処理を行う。即ち、搬送制御部152は、区分処理部として機能する。
集積・結束制御部153は、主制御部151の制御に基づき、排除集積部127及び集積・結束部128乃至131を制御する。これにより、集積・結束制御部153は、紙葉類7の集積、及び結束の制御を行なう。
裁断制御部156は、主制御部151の制御に基づき、裁断部133の動作を制御する。これにより、裁断部133は、搬送される紙葉類7の裁断を行う。
図4は、図2及び図3に示す画像読取装置117の構成例について説明するための説明図である。画像読取装置117は、例えば紙葉類処理装置100の搬送路115の近傍に設置される。ここでは、紙葉類7が搬送路115により矢印aの方向(搬送方向)に搬送されると仮定する。なお、搬送方向aは、図4に示すx軸方向と平行である。
画像読取装置117は、読取部6と照明装置10とを備える。
上記したように、読取部6は、紙葉類7の光学的特徴情報(光学画像)を検出する。読取部6は、例えば、図4に示すように搬送される紙葉類7上の所定範囲に対して垂直な方向(z軸方向)の撮像光軸を有する。読取部6は、照明装置10から紙葉類7に照射された光の透過光または反射光を受光し、画像を取得する。
読取部6は、例えば、CCDなどの撮像素子と結像レンズとを有する。結像レンズは、受光した光を撮像素子に結像させる。撮像素子は、結像レンズにより結像される光を電気信号(画像)に変換する。読取部6は、紙葉類7の搬送方向aと直交する方向に複数配列される撮像素子を備える。即ち、読取部6は、ラインイメージセンサを備える。
読取部6は、搬送路115により搬送される紙葉類7上の、照明装置10により光が照射される所定範囲(照射範囲)と同じ大きさ、または照射範囲より狭い所定範囲(読取範囲)から光を受光し、画像を取得する。読取部6は、1タイミングにおいて、読取範囲から1ライン分画像を取得する。読取部6は、搬送路115により搬送される紙葉類7から連続して画像を取得することにより、紙葉類7の全体の画像を取得する。
なお、読取部6は、複数のラインイメージセンサと、ダイクロイックプリズム、及びカラーフィルタを備える構成であってもよい。読取部6は、ダイクロイックプリズムにより光を分光し、分光した光をカラーフィルタによりフィルタリングする。これにより、読取部6は、異なる複数の波長の光をそれぞれ異なるラインイメージセンサに結像させることができる。
読取部6の結像レンズは、紙葉類7の表面上の像をラインイメージセンサ上に結像させる。読取部6の撮像光軸は、このような結像関係と、後述する読取部6の撮像光軸と照明装置10との関係とを満たすものであれば、如何なる構成であってもよい。例えば、ミラー、または導光部材などを用いることにより、読取部6の撮像光軸を折り曲げても良い。
照明装置10は、主制御部151の制御に基づくタイミングにおいて、搬送される紙葉類7上の所定範囲に対して光を照射する。照明装置10は、少なくとも読取部6の読取範囲より広い照射範囲(被照射領域)に対して光を照射する。
なお、画像読取装置117の読取部6及び照明装置10は、主制御部151の制御に基づいて画像を取得する構成として説明したが、この構成に限定されない。画像読取装置117は、搬送路115により搬送される紙葉類7の位置を検出するセンサと、このセンサの検出結果に基づいて読取部6及び発光素子12の動作を自動的に制御する制御部と、を備える構成であってもよい。
照明装置10は、光源部15と反射部材11とを備える。なお、図4は、紙葉類7の搬送方向における反射部材11の断面を示す。光源部15は、発光素子12、実装基板13、及び放熱部材14を備える。
発光素子12は、光を放出する発光素子である。光源部15は、紙葉類7の搬送方向と直交する方向にライン状に配列された複数の発光素子12としてのLEDを備える。即ち、光源部15は、読取部6の走査方向と平行にライン状に配列された複数の発光素子12としてのLEDを備える。即ち、光源部15は、線状に形成され、光を放出する発光部を備える。
なお、本実施形態では、発光素子12としてLEDを用いる例について説明するが、この構成に限定されない。発光素子は、ライン状のハロゲン光源、または蛍光灯などを用いる構成であってもよい。発光素子12としてLEDが用いられる場合、発光部は、線状に配列される複数のLEDを備える。
実装基板13は、発光素子12としてのLEDを配設する為の基板である。実装基板13は、例えば、アルミ、銅、または他の放熱性の高い素材により形成される。また、実装基板13には、発光素子12を点灯させる為の電気回路が設置されている。放熱部材14は、実装基板13の熱を放熱させる為の部材である。
例えば、図5に示すように、光源部15は、中心波長が第1の波長である発光素子12Aと中心波長が第2の波長である発光素子12Bとが交互にライン状に配列された構成を備える。この場合、照射範囲において、発光素子12A及び発光素子12Bから発せられる光は、反射部材11により反射されて照射範囲に収斂される過程で混合される。即ち、照射範囲には、第1の波長の光と第2の波長の光とが混合された光が照射される。これにより、照明装置10は、放射する光の波長のムラを抑えることができる。なお、光源部15は、中心波長が同じである発光素子がライン状に配列された構成であってもよい。
反射部材11は、光を全反射するミラー(反射面)を備える。図6に示すように、反射部材11のミラーは、読取部6の撮像光軸と角度θを成す直線を長軸とする楕円(基準楕円)に沿って折線状に形成される。即ち、反射部材11のミラーは、基準楕円の弧に内接、または外接する複数の直線の形状を有する。また、反射部材11のミラーは、ミラーの折線の節が基準楕円上、または近傍に存在する形状であってもよい。
反射部材11のミラーの断面の形状は、例えば以下の方法により決定される。
まず、図6に破線で基準楕円を示す。基準楕円の焦点F1及び焦点F2を特定する。基準楕円の中心を原点Oとし、長軸方向をx軸とし、短軸方向をy軸として直交座標系を設定する場合、図6に示すように、焦点F1及びF2は、x軸上にプロットされる。
また、基準楕円とx軸の正方向との交点をPとし、基準楕円とy軸の正方向との交点をQとする。反射部材11のミラーは、第一象限における基準楕円の楕円弧に沿って形成される。
第一象限における基準楕円の楕円弧を焦点F2から見て等角度となるように分割する。例えば、図6で一点鎖線で示すように等角度で並ぶ補助線により楕円弧を分割する。なお、x軸とx軸に最も近い補助線(A1)とが成す角度は、各補助線同士が成す角度の半分の角度である。また、点F2と点Qとを含む直線と、y軸に最も近い補助線(A5)とが成す角度は、各補助線同士が成す角度の半分の角度である。
即ち、補助線A1乃至Anは、
Figure 0005665439
Figure 0005665439
を満たす。なお、数式1及び数式2におけるθは、ミラーの折線数によって決まる任意の角度である。また、数式1及び数式2におけるnは、反射部材11のミラーの断面における折線数を示す。
ここで、各補助線A1乃至A5と楕円弧との交点を接点とする楕円弧の接線を特定する。反射部材11のミラーは、特定した接線同士の交点を節(折点)として形成される折れ線が反射部材11のミラーの反射面の断面の形状となるように形成される。なお、図6に示す例では、n=5として反射部材11のミラーを示しているが、この構成に限定されない。
反射部材11のミラーは、例えば、アルミなどの金属部材などにより構成される。即ち、断面の形状が上記の方法で特定される折線形状になるように金属部材を削り出す。さらに、金属部材の表面を研磨することにより、鏡面(反射面)を形成する。これにより、反射部材11のミラーを形成することができる。
また、反射部材11のミラーは、例えば、折り曲げられた板金により形成されていてもよい。この場合、断面の形状が上記の方法で特定される折線形状になるように板金を折り曲げる。さらに、板金の表面を研磨することにより、鏡面の反射面を形成する。これにより、反射部材11のミラーを形成することができる。
また、反射部材11のミラーは、例えば、矩形状の複数のミラーにより形成されていてもよい。この場合、断面の形状が上記の方法で特定される折線形状になるように複数のミラーを組み合わせる。これにより、反射部材11のミラーを形成することができる。
反射部材11と発光素子12とは、例えば図7に示す位置で配置される。例えば、発光素子12は、反射部材11の基準となる基準楕円の1つの焦点F1の位置に設置される。
また、反射部材11は、基準楕円のもう1つの焦点F2が読取部6の読取範囲の近傍に位置するように設置される。例えば、反射部材11は、紙葉類7上の照射範囲が、焦点F2より焦点F1に近い位置に存在する基準楕円に基づいて形成される。この場合、焦点F2は、搬送路115を挟んで焦点F1と対向する側に存在する。
図8は、照明装置10における相対的な照度分布を示す図である。
図8の実線のグラフは、焦点F2が図7の座標系x、zにおいて、(x,z)=(0,0)にあり、紙葉類7の表面における被照射領域が焦点F2と同じ高さにある場合の照度分布を示す。点線のグラフは、被照射領域が焦点F2よりz軸方向にして1.5mm上方にある場合の照度分布を示す。一点鎖線のグラフは、被照射領域が焦点F2よりz軸方向にして1.5mm下方にある場合の照度分布を示す。
即ち、図8のグラフは、基準楕円の焦点F2が図7に示す座標系x、zにおいて、(x,z)=(0,0)に存在する例について示す。ここで、図8に示す実線は、紙葉類7が読取部6の撮像光軸の方向(z軸方向)に変動していない場合の照度分布を示す。また、図8に示す点線は、紙葉類7が読取部6の撮像光軸の方向(z軸方向)に+1.5mm変動している場合の照度分布を示す。また、図8に示す一点鎖線は、紙葉類7が読取部6の撮像光軸の方向(z軸方向)に−1.5mm変動している場合の照度分布を示す。
なお、実線、点線、及び一点鎖線で示される各照度分布は、光学シミュレーションで求めた照度分布の最大照度を1として規格化されている。
図8に示す照度分布によると、照射範囲が焦点F2よりz軸方向において1.5mm上方に存在する場合の照度は、照射範囲が焦点F2よりz軸方向において1.5mm下方に存在する場合の照度より高い。この為、照明装置10は、紙葉類7の表面上における照射範囲が、焦点F2よりz軸方向において上方に存在するように各部を設置することにより、より効率的に紙葉類7を照明することができる。なお、ここでは、照度分布の一例について説明したが、上記の傾向は、反射部材11の折れ線数n、及び基準楕円の長軸の長さなどに因らない。
反射部材11のミラーの折線の数nは、必要な照度と、必要な照度均一性(illumination uniformity)とに基づいて決定される。
照明装置10は、紙葉類7の高速搬送に対応する為に読取部6の読取範囲において高い照度を有することが望ましい。また、高速で搬送される紙葉類7は、バタツキ、即ち、図7に示す撮像光軸の方向(z軸方向)の変動が生じる場合がある。この変動により、画像における輝度の差が生じる。これを補正する為に、電子的な補正処理が必要な場合がある。これにより、処理速度の低下する、負荷が増大する可能性がある。
そこで、照明装置10は、紙葉類7が読取部6の撮像光軸の方向に変動しても、紙葉類7を均一な照度で照明する事が望ましい。例えば、印刷物、またはカード類などの紙葉類7の画像読取装置117は、例えば、紙葉類7の±1.5mm程度の高さ変動に対して、照度の変化が例えば10%以内に収まっていることが好ましい。
図9は、照明装置10における相対的な照度分布を示す図である。
図9に示す実線は、紙葉類7が読取部6の撮像光軸の方向(z軸方向)に変動していない場合の照度分布を示す。また、図9に示す点線は、紙葉類7が読取部6の撮像光軸の方向(z軸方向)に+1.5mm変動している場合の照度分布を示す。また、図9に示す一点鎖線は、紙葉類7が読取部6の撮像光軸の方向(z軸方向)に−1.5mm変動している場合の照度分布を示す。
図9に示す各照度分布は、基準位置(z=0)である場合の照射範囲における照度に基づいて規格化されている。実線により示される照度と、点線により示される照度と、一点鎖線により示される照度との変動が、図9に示す照射範囲内において10%未満であることがわかる。
例えば、z軸方向における紙葉類7の変動量と、反射部材11の折線数nとを変化させてシミュレーションを行うことにより、適切な反射部材11のミラーの折線数nを特定することができる。
照射範囲内における照度の変動量(例えば最大の変動量の絶対値)と、基準位置(z=0)における照度とに基づいて照度比を算出する。さらに、照度比を反射部材11の折線数毎にシミュレーションする。シミュレーションの結果として、図10に、照度比と反射部材11の折線の数nとの関係を示す。図10に示す照度比が90%以上である場合、照度の変動が10%未満であると判断することができる。
即ち、図10に示すように、反射部材11の折線数nが10以下である場合、照度比を90%以上に維持することができる。即ち、反射部材11のミラーの折線の数が10以下であれば、照明装置10は、適切な照度分布の光を照射範囲に照射することができる。
上記したように、発光素子12及び反射部材11を設置することにより、効率良く発光素子12の光を読取部6の読取範囲に収斂させることができる。
即ち、本実施形態の照明装置10は、反射部材11の折線状のそれぞれの鏡面に映し出された発光素子12の鏡像が読取部6の読取範囲を照明する。この構成によると、照明装置10は、紙葉類7の搬送方向(即ち、照明装置10の短手方向)に照度が均一である照射範囲を実現することが出来る。この結果、照明装置10及び読取部6の取り付け誤差、及び製造誤差に強いマージンを有する照明装置10を実現することが出来る。即ち、本実施形態によると、高い照度と高い照度均一性とを実現することが出来る照明装置、及び照明装置を備える画像読取装置を提供することができる。
また、照明装置10は、紙葉類7の搬送方向と直交する方向(即ち、光源部15の長手方向)における照度均一性を高める為に、図11に示すような端面ミラー16をさらに備えていてもよい。
図11のAは、紙葉類7の搬送方向から見た照明装置10を示す。また、図11のBは、紙葉類7の搬送方向と直交する方向から見た照明装置10を示す。図11に示すように端面ミラー16は、鏡面(反射面)を有する平面状のミラーである。端面ミラー16は、反射部材11と、光源部15とを挟み込むように照明装置10の長手方向の端部に設けられる。例えば、端面ミラー16は、図7に示すx軸方向とz軸方向とにより構成される面と平行な鏡面を有するように設置される。
図12は、端面ミラー16を有する照明装置10における照度分布のシミュレーション結果を示す。なお、図12は、照度の最大値が1になるように規格化されたグラフを示す。 端面ミラー16が設けられていない場合、照明装置10の端部において照度が低くなる。しかし、端面ミラー16が設けられている場合、照明装置10は、図12に示すように、長手方向において高い照度均一性を有する光で照射範囲を照明することができる。
また、上記した実施形態では、照明装置10は、それぞれ1つの反射部材11と光源部15とを備える構成として説明したが、この構成に限定されない。図13に示すように、照明装置10は、それぞれ2つの反射部材11、21と光源部15、25とを備える構成であってもよい。
照明装置10は、反射部材21と光源部25とをさらに備える。反射部材21は、反射部材11と同様の構成を有している。また、光源部25は、光源部15と同様の構成を有している。即ち、光源部25は、発光素子22、実装基板23、及び放熱部材24を備える。
なお、反射部材21及び光源部25は、読取部6の撮像光軸を挟んで反射部材11及び光源部15と左右対称に設けられている。即ち、反射部材21のミラーは、読取部6の撮像光軸と角度−θを成す直線を長軸とする第2の基準楕円に沿って折線状に形成される。なお、反射部材11の基準と成る第1の基準楕円と第2の基準楕円とは、読取部6の撮像光軸を挟んで左右対称である。
反射部材21のミラーは、第2の基準楕円の弧に内接、または外接する複数の直線の形状を有する。また、反射部材21のミラーは、ミラーの折線の節が第2の基準楕円上、または近傍に存在する形状であってもよい。なお、反射部材21のミラーの形状は、反射部材11のミラーと同様の方法により特定する事ができる為、詳細な説明を省略する。
反射部材21と光源部25の発光素子22とは、例えば図14に示す位置で配置される。例えば、発光素子22は、反射部材21の基準となる第2の基準楕円の1つの焦点F3の位置に設置される。また、反射部材21は、第2の基準楕円のもう1つの焦点F4が読取部6の読取範囲の近傍に位置するように設置される。
なお、光源部15による紙葉類7の表面上の照射範囲が、焦点F2より焦点F1近傍に配置される発光素子22に近い位置に存在することが好ましい。反射部材11は、紙葉類7上の照射範囲が、焦点F2より焦点F1に近い位置に存在する基準楕円(第1の基準楕円)に基づいて形成される。この場合、焦点F2は、搬送路115を挟んで焦点F1と対向する側に存在する。
また、光源部25による紙葉類7の表面上の照射範囲が、焦点F4より焦点F3近傍に配置される発光素子22に近い位置に存在することが好ましい。反射部材21は、紙葉類7上の照射範囲が、焦点F4より焦点F3に近い位置に存在する基準楕円(第2の基準楕円)に基づいて形成される。この場合、焦点F4は、搬送路115を挟んで焦点F3と対向する側に存在する。
発光素子12及び発光素子22は、例えば、図15に示すように設置される。即ち、複数の発光素子12及び発光素子22は、照明装置10の長手方向において互い違いに実装基板13及び23上に設置される。上記したように設置される発光素子12及び発光素子22を備えることにより、照明装置10は、照射範囲における照度均一性を高める事ができる。
また、発光素子12及び発光素子22がそれぞれ異なる波長の光を放出する少なくとも2種類以上の発光素子を備えていてもよい。この場合、発光素子12は、例えば、第1の波長の光を放出する発光素子12Aと、第2の波長の光を放出する発光素子12Bとを備える。また、発光素子22は、例えば、第1の波長の光を放出する発光素子22Aと、第2の波長の光を放出する発光素子22Bとを備える。
例えば、発光素子12A、発光素子12B、発光素子22A、及び発光素子22Bは、図16に示すように設置される。即ち、第1の波長の光を放出する発光素子12A及び22Aと、第2の波長の光を放出する発光素子12B及び22Bとが、照明装置10の長手方向において互い違いに実装基板13及び23上に設置される。上記したように設置される発光素子12及び発光素子22を備えることにより、照明装置10は、照射範囲における波長のムラを低減することができる。
図17は、照明装置10における照度分布を示す。
図17の実線は、紙葉類7が読取部6の撮像光軸の方向に変動しない場合の照度と短手方向の位置との関係を示す。図17の一点鎖線は、紙葉類7が読取部6の撮像光軸の方向に+1.5mm変動する場合の照度と短手方向の位置との関係を示す。図17の点線は、紙葉類7が読取部6の撮像光軸の方向に−1.5mm変動する場合の照度と短手方向の位置との関係を示す。
図17に示すように、図4、及び図13に示すような照明装置10は、照射範囲の短手方向、即ち、紙葉類7の搬送方向において、照度均一性の高い光を照射することができる。この結果、紙葉類7の搬送方向における読取部6の読取範囲のズレに対してマージンを有する照明装置10を実現することができる。
また、図17に示すように、実線と点線と一点鎖線との差が少ない。即ち、照明装置10は、読取部6の撮像光軸の方向における変動に因らず、安定した照度分布を有する。この結果、紙葉類7の読取部6の撮像光軸の方向における変動に対してもマージンを有する照明装置10を実現することができる。
即ち、本実施形態にかかわる照明装置10は、高い照度と高い照度均一性とを実現することが出来る。
図4に示す照明装置10による照度分布は、図9に示すように、x=0の位置を挟んで左右非対称である。この為、紙葉類7のz軸方向における変動を考慮し、照射範囲内に照度分布のピーク(極大値)が存在しないように反射部材11を設置する場合がある。この場合、照明装置10の取り付けの誤差などの為に、照射範囲における照度分布が変化する可能性がある。
しかし、上記したように、x=0の位置を挟んで左右対称に反射部材11、光源部15、反射部材21、及び光源部25を備えることにより、照明装置10は、図17に示すような照度分布を実現することが出来る。即ち、照明装置10は、読取部6の撮像光軸を挟んで左右対称な照度分布を実現することが出来る。これにより、照明装置10の取り付け誤差などにより照射範囲における照度分布が変化することを防ぐことができる。
さらに、照明装置10は、図17に示すように、紙葉類7のz軸方向における±1.5mmの変動に対する照度の変化を10%未満に収めることができる。
上記したように、照明装置10は、読取部6の撮像光軸を挟んで左右対称に設けられる反射部材と光源部とを備えることにより、読取部6の撮像光軸を挟んで左右対称な照度分布を実現することができる。また、照明装置10は、紙葉類7のz軸方向における変動に対する照度の変化を低減することができる。
また、上記の照明装置10と読取部6とを備える画像読取装置117は、高速で搬送される紙葉類7から安定して画像を取得することができる。即ち、画像読取装置117は、高速で搬送される複数の紙葉類7から輝度の変動、及び輝度のムラの少ない画像を取得することができる。
なお、上記した実施形態では、画像読取装置117は、搬送される紙葉類7に対して光を照射し、画像を読み取る構成として説明したが、この構成に限定されない。画像読取装置117は、照明装置10及び読取部6を移動させながら静止している紙葉類7から画像を取得する構成であってもよい。この場合、照明装置10と読取部6とは、連動して移動する。
また、上記した実施形態では、読取部6は、照明装置10から放出される光の反射光を取得する構成として説明したが、この構成に限定されない。読取部6は、照明装置10から放出される光の透過光を取得する構成であってもよい。この場合、読取部6は、照明装置10と搬送路115を挟んで対向する側に設けられる。即ち、読取部6は、照明装置10から放出され、紙葉類7を透過した光を受光し、画像を取得する。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
以下に本願の出願当初の請求項を付記する。
[C1]
光を放出する発光部が線状に形成される第1の光源部と、
前記第1の光源部の発光部から放出される光を所定範囲に対して反射する第1の反射面を有する第1の反射部材と、
を具備し、
前記第1の反射面は、前記第1の光源部の発光部の長手方向と直交する方向において、前記所定範囲に対して垂直な方向と所定の角度を成す長軸を有する基準楕円に沿った複数の線分を有する折線形状である断面を有する、
照明装置。
[C2]
前記第1の光源部の発光部は、前記基準楕円の第1の焦点の位置に設置され、
前記第1の反射部材は、前記所定範囲を挟んで前記第1の焦点と対向する位置に前記基準楕円の第2の焦点が配置されるように設置されるC1に記載の照明装置。
[C3]
前記第1の反射面は、前記第1の光源部の発光部の長手方向と直交する方向において、前記折線形状の折点が前記基準楕円上に存在する断面を有するC2に記載の照明装置。
[C4]
前記第1の反射面の折線形状の線分の数は、前記所定範囲に対して垂直な方向の被検物の変動に対する前記所定範囲における照度の変動に基づいて特定されるC3に記載の照明装置。
[C5]
前記第1の光源部は、第1の波長の光を放出する複数の発光素子と、第2の波長の光を放出する複数の発光素子とが交互に線状に形成される発光部を有するC1に記載の照明装置。
[C6]
前記第1の反射部材は、前記第1の光源部の発光部の長手方向において前記第1の反射面と前記第1の光源部の発光部とを挟み込むように設けられ、光を反射する反射面をさらに有するC1に記載の照明装置。
[C7]
光を放出する発光部が線状に形成される第2の光源部と、
前記第2の光源部の発光部から放出される光を前記所定範囲に対して反射する第2の反射面を有する第2の反射部材と、
をさらに具備し、
前記第2の光源部の発光部は、前記所定範囲に対して垂直な方向と前記第1の光源部の発光部の長手方向とを含む面を挟んで前記第1の光源部の発光部と対称な位置に設けられ、
前記第2の反射面は、前記所定範囲に対して垂直な方向と前記第1の発光部の長手方向とを含む面を挟んで前記第1の反射面と対称な位置に設けられる、C1に記載の照明装置。
[C8]
前記第1及び第2の光源部は、光を放出する複数の発光素子が所定間隔ごとに線状に形成される発光部を有し、
前記第1及び第2の光源部の発光素子は、前記第1及び第2の光源部の発光部の長手方向において、互い違いに形成されるC7に記載の照明装置。
[C9]
前記第1の光源部は、第1の波長の光を放出する発光素子と、第2の波長の光を放出する発光素子とが交互に線状に形成される発光部を有し、
前記第2の光源部は、第1の波長の光を放出する発光素子と、第2の波長の光を放出する発光素子とが前記第1の光源部の発光部の発光素子と逆の順で交互に線状に形成される発光部を有する、C7に記載の照明装置。
[C10]
光を放出する発光部が線状に形成される光源部と、
前記光源部の発光部から放出される光を所定範囲に対して反射する反射面を有する反射部材と、
前記所定範囲内から光を受光し、画像を取得する読取部と、
を具備し、
前記反射面は、前記光源部の発光部の長手方向と直交する方向において、前記所定範囲に対して垂直な方向と所定の角度を成す長軸を有する基準楕円に沿った複数の線分を有する折線形状である断面を有する、
画像読取装置。
6…読取部、7…紙葉類、10…照明装置、11…反射部材、12…発光素子、13…実装基板、14…放熱部材、15…光源部、16…端面ミラー、21…反射部材、22…発光素子、23…実装基板、24…放熱部材、25…光源部、100…紙葉類処理装置、112…投入部、113…取出部、114…吸着ローラ、115…搬送路、116…検査部、117…画像読取装置、119…厚み検査部、151…主制御部、151a…記憶部、152…搬送制御部、153…集積・結束制御部、154…他のセンサ類、155…CPU、156…裁断制御部。

Claims (11)

  1. 読取範囲から光を受光し、画像を取得する画像読取装置に用いられる照明装置であって、
    光を放出する発光部が線状に形成される第1の光源部と、
    前記第1の光源部の発光部から放出される光を前記読取範囲に対して反射する第1の反射面を有する第1の反射部材と、
    を具備し、
    前記第1の反射面は、前記第1の光源部の発光部の長手方向と直交する方向において、前記読取範囲に対して垂直な方向と所定の角度を成す長軸を有する基準楕円に沿った複数の線分を有する折線形状である断面を有し、
    前記第1の光源部の発光部は、前記基準楕円の第1の焦点の位置に設置され、
    前記第1の反射部材は、前記基準楕円の第2の焦点から前記画像読取装置の撮像光軸上で予め設定された範囲内に前記読取範囲が配置されるように設置され、
    前記断面は、前記基準楕円の前記第2の焦点から前記基準楕円に対して等しい角度で描かれた複数の線と前記基準楕円との交点の接線により形成された折線形状を持つ、
    照明装置。
  2. 読取範囲から光を受光し、画像を取得する画像読取装置に用いられる照明装置であって、
    光を放出する発光部が線状に形成される第1の光源部と、
    前記第1の光源部の発光部から放出される光を前記読取範囲に対して反射する第1の反射面を有する第1の反射部材と、
    を具備し、
    前記第1の反射面は、前記第1の光源部の発光部の長手方向と直交する方向において、前記読取範囲に対して垂直な方向と所定の角度を成す長軸を有する基準楕円に沿った複数の線分を有する折線形状である断面を有し、
    前記第1の光源部の発光部は、前記基準楕円の第1の焦点の位置に設置され、
    前記第1の反射部材は、前記基準楕円の第2の焦点から前記画像読取装置の撮像光軸上で予め設定された範囲内に前記読取範囲が配置されるように設置され、
    前記断面は、前記基準楕円の前記第2の焦点から前記基準楕円に対して等角度で描かれた複数の線と前記基準楕円との交点の接線同士の交点が折点として形成された折線形状を持つ、
    照明装置。
  3. 前記第1の反射部材は、前記読取範囲を挟んで前記第1の焦点と対向する位置に前記基準楕円の第2の焦点が配置されるように設置される請求項1または2に記載の照明装置。
  4. 前記第1の反射面の折線形状の線分の数は、前記読取範囲に対して垂直な方向の被検物の変動に対する前記読取範囲における照度の変動に基づいて特定される請求項1または2に記載の照明装置。
  5. 前記第1の光源部は、第1の波長の光を放出する複数の発光素子と、第2の波長の光を放出する複数の発光素子とが交互に線状に形成される発光部を有する請求項1または2に記載の照明装置。
  6. 前記第1の反射部材は、前記第1の光源部の発光部の長手方向において前記第1の反射面と前記第1の光源部の発光部とを挟み込むように設けられ、光を反射する反射面をさらに有する請求項1または2に記載の照明装置。
  7. 光を放出する発光部が線状に形成される第2の光源部と、
    前記第2の光源部の発光部から放出される光を前記読取範囲に対して反射する第2の反射面を有する第2の反射部材と、
    をさらに具備し、
    前記第2の光源部の発光部は、前記読取範囲に対して垂直な方向と前記第1の光源部の発光部の長手方向とを含む面を挟んで前記第1の光源部の発光部と対称な位置に設けられ、
    前記第2の反射面は、前記読取範囲に対して垂直な方向と前記第1の光源部の発光部の長手方向とを含む面を挟んで前記第1の反射面と対称な位置に設けられる、請求項1または2に記載の照明装置。
  8. 前記第1及び第2の光源部は、光を放出する複数の発光素子が所定間隔ごとに線状に形成される発光部を有し、
    前記第1及び第2の光源部の発光素子は、前記第1及び第2の光源部の発光部の長手方向において、互い違いに形成される請求項7に記載の照明装置。
  9. 前記第1の光源部は、第1の波長の光を放出する発光素子と、第2の波長の光を放出する発光素子とが交互に線状に形成される発光部を有し、
    前記第2の光源部は、第1の波長の光を放出する発光素子と、第2の波長の光を放出する発光素子とが前記第1の光源部の発光部の発光素子と逆の順で交互に線状に形成される発光部を有する、請求項7に記載の照明装置。
  10. 読取範囲から光を受光し、画像を取得する画像読取装置であって、
    光を放出する発光部が線状に形成される光源部と、
    前記光源部の発光部から放出される光を前記読取範囲に対して反射する反射面を有する反射部材と、
    前記読取範囲内から光を受光し、画像を取得する読取部と、
    を具備し、
    前記反射面は、前記光源部の発光部の長手方向と直交する方向において、前記読取範囲に対して垂直な方向と所定の角度を成す長軸を有する基準楕円に沿った複数の線分を有する折線形状である断面を有し、
    前記光源部の発光部は、前記基準楕円の第1の焦点の位置に設置され、
    前記反射部材は、前記基準楕円の第2の焦点から前記読取部の撮像光軸上で予め設定された範囲内に前記読取範囲が配置されるように設置され、
    前記断面は、前記基準楕円の前記第2の焦点から前記基準楕円に対して等しい角度で描かれた複数の線と前記基準楕円との交点の接線により形成された折線形状を持つ、
    画像読取装置。
  11. 読取範囲から光を受光し、画像を取得する画像読取装置であって、
    光を放出する発光部が線状に形成される光源部と、
    前記光源部の発光部から放出される光を前記読取範囲に対して反射する反射面を有する反射部材と、
    前記読取範囲内から光を受光し、画像を取得する読取部と、
    を具備し、
    前記反射面は、前記光源部の発光部の長手方向と直交する方向において、前記読取範囲に対して垂直な方向と所定の角度を成す長軸を有する基準楕円に沿った複数の線分を有する折線形状である断面を有し、
    前記光源部の発光部は、前記基準楕円の第1の焦点の位置に設置され、
    前記反射部材は、前記基準楕円の第2の焦点から前記読取部の撮像光軸上で予め設定された範囲内に前記読取範囲が配置されるように設置され、
    前記断面は、前記基準楕円の前記第2の焦点から前記基準楕円に対して等角度で描かれた複数の線と前記基準楕円との交点の接線同士の交点が折点として形成された折線形状を持つ、
    画像読取装置。
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