JP5663960B2 - 細径同軸ケーブルハーネス - Google Patents

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Description

本発明は、細径の同軸ケーブルを複数束ねて成端処理した細径同軸ケーブルハーネスに関する。
近年、携帯端末、小型ビデオカメラあるいはデジタルカメラなどの普及により、これら電子機器の小型化や高画質化が求められている。これらに対応するために、機器本体と液晶表示部との接続や機器内の配線などに、極めて細い同軸ケーブルが用いられている。それらは配線の容易性から、複数本の同軸ケーブルを集合一体化させた同軸ケーブルハーネスとして用いられている。
同軸ケーブルハーネスは、複数本の電線の両端末部分を所定のピッチで配列してフラット状にしてなるものがある。また、その両端末部分にコネクタを接続してなり、中間部が結束帯で1つに束ねられ、少なくとも一方の端末部分で曲げられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−227047号公報
携帯端末、小型ビデオカメラあるいはデジタルカメラ等の電子機器において、機器のさらなる小型化および薄型化が図られており、同軸ケーブルハーネスの収容スペースがさらに薄く狭隘なものとなっている。このため、中間部が結束帯で1つに丸く束ねられた同軸ケーブルハーネスでは、その束ねられた中間部を薄く狭隘な収容スペースに配線することが困難になる場合があった。
また、筐体間で同軸ケーブルハーネスを接続するような場合、水が同軸ケーブルハーネスを伝って筐体内に浸入してしまうことが考えられるため、防水性を有することが望まれる。中間部が1つに丸く束ねられた同軸ケーブルハーネスでは、ハーネスの防水部の断面形状が大きくなり、例えば防水部の断面が円形であると、その直径が大きくなってしまう。そのため、筐体に取り付けられる防水部の厚さを薄くすることも困難であった。
本発明の目的は、薄く狭隘な収容スペースにおいても良好な防水性と良好な配線作業性を確保することが可能な細径同軸ケーブルハーネスを提供することにある。
上記課題を解決することのできる本発明の細径同軸ケーブルハーネスは、複数本の細径同軸ケーブルが端末部分で平面状に配列されて接続部材に接続された細径同軸ケーブルハーネスであって、
前記複数本の細径同軸ケーブルは、前記端末部分以外の長さ方向の中間部分において、丸く束ねられてかつ防水チューブに覆われた箇所を有し、
前記防水チューブの両端部には、前記防水チューブとは外形が異なる防水キャップ部を有し、
少なくとも一方の前記防水キャップ部では、前記複数本の細径同軸ケーブルが平面状に並列され、前記防水キャップ部の断面が前記細径同軸ケーブルの並列方向に幅広の矩形形状であることを特徴とする。
本発明の細径同軸ケーブルハーネスにおいて、前記複数本の細径同軸ケーブルは、前記端末部分以外の長さ方向の中間部分において、並列に配列されて平面状に束ねられて積層されかつ前記防水キャップ部に覆われた箇所を有することが好ましい。
本発明の細径同軸ケーブルハーネスにおいて、前記防水チューブと前記防水キャップ部が一体成形されていることが好ましい。
本発明の細径同軸ケーブルハーネスにおいて、前記防水キャップが弾性材料からなり、前記防水キャップの外周には前記細径同軸ケーブルの長さ方向と直交する方向に突出した突条が形成されていることが好ましい。
本発明の細径同軸ケーブルハーネスでは、長さ方向の中間部分において、丸く束ねられた箇所を有する。これにより、狭隘な収容スペースへ円滑に挿通させることができる。また、長さ方向の中間部分において、防水チューブに覆われた箇所を有し、その両端部には防水チューブとは外形が異なる防水キャップ部を有するので、筐体に防水キャップを水密に取り付けることで、同軸ケーブルハーネスを伝って水等が筐体内に浸入してしまうことがない。さらに、少なくとも一方の防水キャップ部では複数本の細径同軸ケーブルが平面状に並列されて、その防水キャップ部の断面が細径同軸ケーブルの並列方向に幅広の矩形形状とされているので、防水キャップを薄型にすることができる。そのため、筐体の薄い取り付け箇所にも薄型の防水キャップを取り付けて配線することができる。
本発明に係る細径同軸ケーブルハーネスを、筐体がヒンジにより回動する携帯電話内に配線した例を示す斜視図である。 本発明の細径同軸ケーブルハーネスに係る実施形態の例を示す斜視図である。 図2の細径同軸ケーブルハーネスにおける平面配列部分を示す平面図である。 図3の側面図である。 図2の細径同軸ケーブルハーネスを筐体に取り付けた状態を示す断面図である。 本発明に係る細径同軸ケーブルハーネスの他の実施形態の例における平面配列部分を示す平面図である。 図6の側面図である。 本発明に係る細径同軸ケーブルハーネスの他の実施形態の例を示す平面図である。 図8の細径同軸ケーブルハーネスの変形例を示す平面図である。
以下、本発明に係る細径同軸ケーブルハーネスの実施形態の例を、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、本実施形態では、第1筐体1及び第2筐体2を備えた携帯電話3のそれぞれの第1筐体1及び第2筐体2が、細径同軸ケーブルハーネス11によって接続されている。
携帯電話3は、所謂クラムシェル型の携帯電話であり、第1筐体1及び第2筐体2の端部同士がヒンジ4によって回動可能に連結され、開閉されることにより第1筐体1と第2筐体2の位置関係が変化する。第1筐体1は、キー操作部等を有する本体側の筐体であり、第2筐体2は、液晶ディスプレイ等を有する表示側の筐体である。第1筐体1に比べて、第2筐体2は薄く形成されている。第1筐体1及び第2筐体2は、その連結側の端面に、ケーブル挿通孔5,6がそれぞれ形成されており、これらのケーブル挿通孔5,6から、細径同軸ケーブルハーネス11の両端がそれぞれ導入されている。第2筐体2のケーブル挿通孔6は、第1筐体1のケーブル挿通孔5より断面が薄く、横幅が長く形成されている。また、ヒンジ4には、連通孔4aが形成されており、この連通孔4a内に細径同軸ケーブルハーネス11が挿通されている。
図2に示すように、細径同軸ケーブルハーネス11は、例えば、20〜50本程度の複数本の細径同軸ケーブル12を有し、両方の端末部分13では、細径同軸ケーブル12が平面状に配列されてコネクタ(接続部材)16に接続されている。端末部分13を除いた長さ方向の中間部分14には、防水チューブ15に覆われて丸く束ねられた箇所を有する。細径同軸ケーブル12は、防水チューブ15に通されることにより互いに動きが拘束されない程度にゆるく束ねられている。防水チューブ15の両端部には、防水チューブ15とは外形が異なる防水キャップ部17,19を有する。一方の防水キャップ部17では、複数本の細径同軸ケーブル12が平面状に並列され、防水キャップ部17の断面が細径同軸ケーブル12の並列方向に幅広の薄い矩形形状である。防水キャップ部17は、第2筐体2に薄く幅広に形成されたケーブル挿通孔6に水密的に取り付けられる。他方の防水キャップ部19では、複数本の細径同軸ケーブル12が丸く束ねられているが、その外形は第1筐体1のケーブル挿通孔5に合わせた矩形形状である。防水キャップ部19は、第1筐体1のケーブル挿通孔5に水密的に取り付けられる。
細径同軸ケーブル12は、中心軸に直交する径方向の断面において、中心から外側に向かって、中心導体、内部絶縁体、外部導体、外被を有する構成であり、端末部分13では端末処理が施されて、外部導体、内部絶縁体、中心導体が段階的に所定長さずつ露出され、コネクタ16に接続される。防水チューブ15の内側では、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などのフッ素系樹脂から形成されたテープ、または繊維を編組したスリーブ等の束ね部材によって束ねられていてもよい。
なお、細径同軸ケーブルハーネス11には、複数本の細径同軸ケーブル12の他に、外部導体のない細径絶縁ケーブルが含まれていても良い。その細径絶縁ケーブルの外径は他の細径同軸ケーブル12の径とほぼ同等であるのが好ましい。細径同軸ケーブル12としては、例えば外径0.30mmよりも細い同軸ケーブルを用いることが望ましい。これにより、細径同軸ケーブルハーネス11を曲がり易くすることができる。
細径同軸ケーブルハーネス11は、複数本の細径同軸ケーブル12がコネクタ16への接続部分である端末部分13で曲げられたL型フォーミングのハーネスであり、細径同軸ケーブル12は、端末部分13で平面状に配列されてコネクタ16に接続されている。
図2及び図3では端末部分13における細径同軸ケーブル12の配列方向に対して、中間部14における細径同軸ケーブル12の方向が傾斜または直交している(L字型にコネクタが付けられている)。端末部分13における細径同軸ケーブル12の配列方向は、中間部14における細径同軸ケーブル12の方向と平行であってもよい(T字型にコネクタが付けられている)。
また、図2から図4に示すように、細径同軸ケーブルハーネス10は、防水キャップ部17から露出した側で、複数本の細径同軸ケーブル12が複数本(本実施形態では20本)毎に、複数のケーブル群21a,21b(本実施形態では2群)に分けられている。また、防水キャップ部17の出口部分ではケーブル群21a,21bからなる複数層(本実施形態では2層)のケーブル層(層)21A,21Bに整列されており、これらのケーブル層21A,21Bは、互いに上下に重ねられて積層部22とされている。
この積層部22を構成するケーブル層21A,21Bは、平面状に密に整列させた半数の細径同軸ケーブル12に対して、その片面または両面側からテープ23を貼り付けることにより層状に一体化したものである。なお、平面状に整列させた細径同軸ケーブル12に対してテープ23を巻き付けて層状に一体化してもよい。なお、ケーブル層21A,21Bでは、各細径同軸ケーブル12同士を、線間距離をなく密に配列して並列幅を狭くすることが好ましいが、多少の線間距離を設けてもよい。そして、これらケーブル層21A,21Bは、さらにテープ24を巻き付けることにより一体化されている。
図4に示すように、積層部22から端末部分13にかけて、複数本の細径同軸ケーブル12が平面内で同一方向に曲げられている。端末部分13では、各ケーブル層21A,21Bからの細径同軸ケーブル12が、それぞれケーブル群21a,21bとなり、ケーブル群21aと21bとが隣り合って同一平面状に並列されてコネクタ16に接続されている。
ケーブル群21aは、積層部22から外側を回ってコネクタ16に接続されており、比較的急な角度で曲げられているが、その屈曲部分にテープ25を貼り付けることにより、屈曲形状が維持されている。なお、テープ25が無くても屈曲形状が維持されるのであればテープ25は無くても良い。
図3に示すように、一例として、外径0.22mmの40本の細径同軸ケーブル12を用いた細径同軸ケーブルハーネス11では、中間部14における防水チューブ15内の厚さ(A−A部)、防水キャップ部17内における防水チューブ15側の厚さ(B−B部)、防水キャップ部17内における積層部22側の厚さ(C−C部)、積層部22の厚さ(D−D部)及び、端末部分13近傍の厚さ(E−E部)は次のようになる。
A−A部:約1.9mm
B−B部:約1.7mm
C−C部:約0.9mm
D−D部:約0.6mm
E−E部:0.5mm以下
上記のように、防水キャップ部17内における防水チューブ15側の厚さ(B−B部)は、防水チューブ15内の厚さ(A−A部)よりも多少薄くなっている。また、防水キャップ部17内における積層部22側の厚さ(C−C部)は、細径同軸ケーブル12が次第に整列されていることにより、細径同軸ケーブル12の4本分程度に薄くなっている。積層部22の厚さ(D−D部)は、細径同軸ケーブル12の2本分とテープ23の4枚分とテープ24の2枚分の厚さとなってさらに薄くなっている。端末部分13近傍の厚さ(E−E部)は、互いのケーブル層21A,21Bからの細径同軸ケーブル12が、それぞれ同一平面に配列されることによりさらに薄くなっている。なお、細径同軸ケーブル12同士が上下に重ならない端末部分13では細径同軸ケーブル12の1本分の厚さ程度となっている。
図5に、細径同軸ケーブルハーネス11を第1筐体1及び第2筐体2に取り付けた模式的な断面図を示す。
防水キャップ部17が取り付けられる第2筐体2は、第1筐体1に比べて薄いので、防水キャップ部17の厚さを薄くすることが望まれる。防水キャップ部17は、その肉厚を0.3mm〜0.4mm程度にできるので、積層部22を覆う箇所の厚さT2は、1.2mm〜1.8mm程度に薄くできる。これに対して、防水キャップ部19が取り付けられる第1筐体1は第2筐体2より厚いので、防水キャップ部19の厚さT1を防水キャップ部17ほど薄くする必要がなく、細径同軸ケーブル12を丸くまたは不定形に束ねてもよい。細径同軸ケーブル12が丸く束ねられた防水キャップ部19では、その厚さT1が3.8mm〜4.0mm程度になる。
図2及び図5に示すように、防水キャップ部17は、防水チューブ15と一体成形されている。防水キャップ部19は、防水チューブ15と別体である。防水キャップ部17と防水チューブ15が別体であってもよく、防水キャップ部19と防水チューブ15が一体成形されていてもよい。防水チューブ15は、優れた防水性を有するものであり、例えば、フッ素樹脂、ポリオレフィンあるいはシリコーンゴム等の軟質の樹脂またはこれらの多孔体から形成されている。防水キャップ部17及び防水キャップ部19の少なくとも何れかが防水チューブ15と一体である場合には、その一体となった防水キャップ部17,19の材質は防水チューブ15と同じである。防水キャップ部17,19が防水チューブ15と別体の場合でも、シリコーンゴム等の軟質の樹脂から形成されているとよい。防水キャップ部17,19を硬質の樹脂で形成する場合には、その外周にOリングを装着する溝を形成し、そこにOリングを嵌め込んで使用するとよい。
また、防水キャップ部17,19の外周には、Oリングを装着してもよいが、防水キャップ17,19をシリコーンゴム等の弾性材料からなるものとして、細径同軸ケーブル12の長さ方向と直交する方向に突出した突条18,20が周方向に連続して形成されていることが好ましい。突条18,20は、防水キャップ17,19が取り付けられる筐体の凹部1aまたは凹部2aに圧接されて潰れることで、防水キャップ17,19と筐体1または筐体2との水密を図るものである。突条18,20は、防水キャップ17,19に一体的に成型されているので、別途Oリングを使用する場合よりもコストを抑えることができる。
防水チューブ15と一体成形された防水キャップ部17は、その内側の挿通孔17aが積層部22に密着し、第2筐体2の凹部2aに圧入される。そして、突条18が凹部2aにより圧接されて潰れることで、防水キャップ17と筐体2との水密が図られる。防水キャップ部17は防水チューブ15と一体成形されており、防水キャップ部17と防水チューブ15との間に水などが浸入することがないので、防水キャップ部17により水密性が得られれば、細径同軸ケーブルハーネス11と筐体2との水密性を確保できる。
防水チューブ15と別体に形成された防水キャップ部19は、その内側の挿通孔19aの内側に防水チューブ15を圧入することで、防水チューブ15と水密的に接続されている。防水チューブ15の内側に薄い金属管を挿入して、その金属管と防水キャップ部19とによって防水チューブ15を厚さ方向に圧縮してもよい。防水キャップ部19を第1筐体1の凹部1aに圧入すると、突条20が凹部1aにより圧接されて潰れることで、防水キャップ19と筐体1との水密性を確保できる。
図2から図5に示した細径同軸ケーブルハーネス11は、防水チューブ15の片側で細径同軸ケーブル12が丸く束ねられ、もう片側で細径同軸ケーブル12が平面状に束ねられているが、両側で平面状に束ねられていてもよい。その場合、防水チューブ15の両側に薄型の防水キャップ部17が設けられる。
また、平面状に束ねた箇所からコネクタ16への接続部分である端末部分13までの形態は、他の形態も採用できる。
例えば、図6及び図7に示す細径同軸ケーブルハーネス11Aの形態を採用できる。この細径同軸ケーブルハーネス11Aでは、積層部22からコネクタ16に接続される端末部分13にかけて、複数本の細径同軸ケーブル12が同一方向に曲げられるとともに、端末部分13では、異なるケーブル層21A,21Bからの細径同軸ケーブル12が隣接するように規則的に一平面状に並列されている。端末部分13では、ケーブル層21Aからの細径同軸ケーブル12に対して、ケーブル21Aとは異なるケーブル層21Bからの細径同軸ケーブル12が隣接しており、また、このケーブル層21Bからの細径同軸ケーブル12に対して、ケーブル21Bとは異なるケーブル層21Aからの細径同軸ケーブル12が隣接している。
この細径同軸ケーブルハーネス11Aは、各部の厚さ(A−A部、B−B部、C−C部、D−D部、E−E部)が上記の細径同軸ケーブルハーネス11と同様になる。
また、平面状に束ねた箇所が細径同軸ケーブルハーネスの長さ方向の中間にあってもよい。
例えば、図8に示す細径同軸ケーブルハーネス11Bの形態を採用できる。この細径同軸ケーブルハーネス11Bでは、束ねられた中間部分14において、丸型結束部29,30と、平面結束部31とを有している。丸型結束部29,30は、細径同軸ケーブル12を束ねて断面円形または長円形とした部分である。丸型結束部29,30において細径同軸ケーブル12を束ねるには、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などのフッ素系樹脂から形成されたテープ、または繊維を編組したスリーブ等の束ね部材が用いられている。例えば、接着性を有するテープからなる束ね部材を細径同軸ケーブル12に巻き付けたり、スリーブからなる束ね部材に細径同軸ケーブル12を通したりすることで、細径同軸ケーブル12が束ねられている。本実施形態では、樹脂テープ27によって細径同軸ケーブル12を束ねることにより、丸型結束部29,30が形成されている。なお、互いに束ねられた細径同軸ケーブル12は、互いに動きが拘束されない程度にゆるく結束されていることが好ましい。図8では、丸型結束部29,30で全ての細径同軸ケーブルが束ねられている例を示すが、細径同軸ケーブルが複数の群に分けられてそれぞれが束ねられていてもよい。例えば、図9に示すように、丸型結束部30が二股に分かれていて二つの丸型結束部となっていてもよい。
図8及び図9の平面結束部31は、細径同軸ケーブル12を並列に配列させて平面状に束ねた部分である。平面状に配列させた配列群を1段〜3段程度に複数積層させてもよい。平面結束部31において細径同軸ケーブル12を束ねるには、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などのフッ素系樹脂から形成されたテープ等の束ね部材が用いられている。例えば、接着性を有するテープからなる束ね部材を平面状に並列させた細径同軸ケーブル12に貼り付けることで、細径同軸ケーブル12が平面状に束ねられている。また、テープを使用せずに、平面状に並列させた細径同軸ケーブル12に紫外線硬化樹脂等からなる接着剤を塗布して固化させることで、平面結束部31を形成しても良い。
なお、細径同軸ケーブルハーネス11Bにおける細径同軸ケーブル12の本数が20本程度であれば、全ての細径同軸ケーブル12を一平面状に配列させ、一段の配列群からなる平面結束部31を形成しても良い。一段の平面結束部31とした場合、外径が0.25mmの細径同軸ケーブル12を用いると、平面結束部31は、約5mmの幅寸法となる。
中間部分14に丸型結束部29,30と平面結束部31とが形成された細径同軸ケーブルハーネス11Bは、丸型結束部29,30と平面結束部31との間に、配線経路に沿わせるべく、屈曲部26,28が形成されている。
このように束ねられた細径同軸ケーブルハーネス11Bの平面結束部31に薄い防水キャップ部17を設け、それに防水チューブ15を水密に接続、あるいは防水チューブ15から防水キャップ17へかけてテーパ状になるように一体形成することができる。防水チューブ15の他端は、例えば丸型結束部30上に位置するようにして、丸く束ねる防水キャップ部19を設ける。図9の形態では、二股に分かれた丸型結束部30に対応して防水チューブ15も二股に分かれ、防水キャップ部19に二つの穴が形成されていてそれぞれに防水チューブ15が繋がれている。これらの細径同軸ケーブルハーネス11Bでは、携帯電話3の表示側の第2筐体2内での配線が長い場合に、細径同軸ケーブルハーネス11Bの中間部分14に設けた平面結束部31及び防水キャップ部17の箇所で第2筐体2に取り付けることができる。例えば、表示側の第2筐体2がヒンジ4以外の箇所で回転可能な場合などに、その回転に追従させるために第2筐体2内の配線を長くすることができる。
また、中間部分14の平面結束部31を、第2筺体2内に形成された薄く狭隘な収容スペースにも配置することができる。平面結束部31は形状が一定となるため、所定の配線位置に位置決めして収容しやすい。また、平面結束部31を、長さ方向の中間部分14の複数箇所に設けても良い。丸型結束部及び平面結束部は、配線される収容スペースの形状等に応じて設ける箇所及び設ける数が設定される。
また、上記実施形態では、細径同軸ケーブルハーネス10,10Aの端末部分13をコネクタ16に接続しているが、コネクタ16の替わりにフレキシブル基板(FPC:Flexible Printed Circuits)あるいは硬質の印刷基板(PWB:Printed Wiring Board)からなる配線板材(接続部材)に接続することも可能である。
11,11A,11B:細径同軸ケーブルハーネス、12:細径同軸ケーブル、13:端末部分、14:中間部分、15:防水チューブ、17,19:防水キャップ、18,20:突条、22:積層部、16:コネクタ(接続部材)、29,30:丸型結束部、31:平面結束部

Claims (3)

  1. 複数本の外径が0.30mmよりも細い細径同軸ケーブルが端末部分で平面状に配列されて接続部材に接続された細径同軸ケーブルハーネスであって、
    前記複数本の細径同軸ケーブルは、前記端末部分以外の長さ方向の中間部分において、丸く束ねられてかつ防水チューブに覆われた箇所を有し、
    前記防水チューブの両端部には、前記防水チューブとは外形が異なる防水キャップ部を有し、
    少なくとも一方の前記防水キャップ部では、前記複数本の細径同軸ケーブルが平面状に並列されて複数のケーブル層とされ、前記防水キャップ部の断面が前記細径同軸ケーブルの並列方向に幅広の矩形形状であり、
    前記複数のケーブル層は、前記端末部分以外の長さ方向の中間部分において積層されかつ前記防水キャップ部に覆われた箇所を有することを特徴とする細径同軸ケーブルハーネス。
  2. 請求項1に記載の細径同軸ケーブルハーネスであって、
    前記防水チューブと前記防水キャップ部が一体成形されていることを特徴とする細径同軸ケーブルハーネス。
  3. 請求項1または2に記載の細径同軸ケーブルハーネスであって、
    前記防水キャップ部が弾性材料からなり、前記防水キャップ部の外周には前記細径同軸ケーブルの長さ方向と直交する方向に突出した突条が形成されていることを特徴とする細径同軸ケーブルハーネス。
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