JP2012234762A - ワイヤハーネス - Google Patents

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仁 佐山
Kenki Ishimoto
健輝 石元
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【課題】複数本の細径電線を束ねた電線束を1束から2束に分割する二股部分のテープ巻付けによる保護と結束が、容易に行えるワイヤハーネスとその製造方法を提供する。
【解決手段】複数本の細径電線を集合し、1束の電線束11aを2束の電線束11b,11cに分割し、該分割部にテープ17を巻付けて前記細径電線を結束したワイヤハーネスの製造で、前記のテープは、2束に分割した一方の電線束のみに巻付けるテーパ状部分と、分割された2束の電線束および分割されず全体で1束となっている電線束に巻付ける矩形状部分を一体に設けてなり、1束側の電線束11aは断面円形状に結束され、2束に分割された側の電線束11b,11cは並列に並べて断面長円形状に結束される。なお、テープは、テープの重なり部分で接着される。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数本の細径電線を束ねたワイヤハーネスに関する。
携帯電話、ビデオカメラ等の小型携帯機器において、回動・捻回を有する機器内の配線に、細径の絶縁電線や同軸電線等の細径電線を複数本束ね、端末部に電気コネクタあるいは回路基板を接続したワイヤハーネスが用いられている。この種のワイヤハーネスにおいて、例えば、特許文献1に示されるように、複数本の細径電線を1束の電線束と2束に分けた電線束とし、その端末をフラット状にして電気コネクタに接続した形態のものが知られている。
特開2008−262729号公報
携帯電話、ビデオカメラ等の小型機器では、本体部と表示パネル部を回動可能に連結すると共に、回動部のヒンジ部分を通してワイヤハーネスによる配線が行われる。回動部を通るワイヤハーネスの細径電線は、回動・捻回による断線が生じないように束状にされているが、複数本の細径電線を束ねると、通常は安定した断面円形状の電線束となる。しかし、機器の小型化、薄型化等で、回動部での電線束を断面楕円状(平坦状)に薄く束ねたい場合がある。しかし、電線束を断面楕円状に束ねると、その形状保持に安定性がないという問題ある。
また、小型機器の回動部を形成するヒンジ部分の電線挿通孔が、一方が円形状で他方が機器の低背化(薄型化)を目的として高さの低い長円形状とする場合がある。この場合、長円形の電線挿通孔には、上記の形状が不安定な断面楕円状の電線束に代えて、1束の電線束を2束に分割し束径の小さい電線束にして挿通する方法が考えられる。しかし、これには電線束を1束から2束に分割する二股部分が、上記の電線挿通孔で擦れて損傷しないようにテープ巻きして保護し結束する必要がある。
本発明は、上述した実状に鑑みてなされたもので、複数本の細径電線を束ねた電線束を1束から2束に分割する二股部分のテープ巻付けによる保護と結束が容易に行えるワイヤハーネスとその製造方法の提供を目的とする。
本発明によるワイヤハーネスとその製造方法は、複数本の細径電線を集合し、1束の電線束を2束の電線束に分割し、該分割部にテープを巻付けて前記細径電線を結束したワイヤハーネスの製造で、前記のテープは、2束に分割した一方の電線束のみに巻付けるテーパ状部分と、分割された2束の電線束および分割されず全体で1束となっている電線束に巻付ける矩形状部分を一体に設けてなり、1束側の電線束は断面円形状に結束され、2束に分割された側の電線束は並列に並べて断面長円形状に結束される。なお、テープは、テープの重なり部分で接着される。
本発明によれば、1束の電線束を2束の電線束に分割する二股部分を、単一のテープ片により簡単に結束して形状保持することができ、形状安定な1束の電線束からなる断面円形状部と2束の電線束からなる厚さが薄くされた断面長円形状部からなる二股部分を備えたワイヤハーネスを実現することができる。
本発明によるワイヤハーネスの概略を説明する図である。 本発明によるワイヤハーネスの二股部分の形状を説明する図である。 本発明で用いるテープ片の例を説明する図である。 本発明によるワイヤハーネスの二股部分にテープ片を巻付ける方法の一例を説明する図である。
図により本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明によるワイヤハーネスの概略を示し、図1(A)は上面図、図1(B)は側面図、図1(C)は二股部分の部分図である。図において、10はワイヤハーネス、11a〜11cは電線束、12a〜12cは電気コネクタ、13は二股部分、14は結束部材、15a,15bはヒンジ部、16a,16bは電線束の挿通孔、17は結束テープを示す。
ワイヤハーネス10は、図1(A),(B)に示すように、複数本の細径電線11を束ねて電線束11a〜11cとし、その端部に電気コネクタ12a〜12c等を接続してなる。細径電線11は、電気信号を伝送するのに適した絶縁電線あるいは同軸電線等であって、例えば、被覆外径が0.5mm以下の電線が使用される。そして、本発明のワイヤハーネス10は、1束側の電線束11aを2束の電線束11b,11cに2分割する二股部分13を有し、この二股部分13で分割した電線束をテープ巻付けにより結束すると共に、損傷から保護した構成のものを対象とする。
図1では、1束側の電線束11aの端部に電気コネクタ12aを接続し、2束側の一方の電線束11bには電気コネクタ12bを接続し、他方の電線束11cには電気コネクタ12cを接続した例で示しているが、電線束11bと11cの端末を1つにして、1つの電気コネクタに接続するようにしてもよい。また、電気コネクタ12a〜12cは、回路基板に置き換えた形態であってもよい。この他、電線束11a〜11cは、適宜、結束部材14を用いて、間欠的あるいは連続的に(電線の端から端まで)結束させることができる。
電線束を1束から2束に分割する二股部分13は、例えば、ワイヤハーネスが機器筐体等の連結部で回動あるいは捻回を受けるような部分(例えば、ヒンジ部分)を通る箇所にテープの巻付けにより形成される。一方、互いに回動可能に連結される双方の筐体のヒンジ部15a,15bには、電線束11a〜11cを挿通支持させるための挿通孔16a,16bが設けられている。この場合、例えば、機器筐体の低背化(薄型化)のため、一方の電線束の挿通孔を円形ではなく横長または楕円状にして高さ寸法を小さくすることがある。
すなわち、一方の機器筐体側のヒンジ部15aの電線束の挿通孔16aは円形状とするが、他方の機器筐体側のヒンジ部15bの電線束の挿通孔16bは高さを低くした長円形(長方形、楕円形を含む)状とされる場合がある。本発明は、このようなヒンジ部の円形状の挿通孔16aと長円形状の挿通孔16bに跨って挿通させるのに適した二股部分13の構成を備え、この二股部分13を簡単で容易に形成するための構成を特徴としている。
二股部分13の形状は、ヒンジ部15a側の円形状の挿通孔16aには、1束側の断面円形状に束ねた電線束11aが挿通され、ヒンジ部15b側の断面長方形状の挿通孔16bには、2束に分割されて束径が縮小された電線束11bと11cが挿通されるようにする。そして、この挿通孔16aと16bに挿通される部分には、電線束11a〜11cの結束を兼ねて二股形状を保持する結束テープ17が巻きつけられる。この結束テープ17の両端17a,17bは、挿通孔16a,16bを貫通して多少突き出るようにされ、これにより、電線束11a〜11cが、ヒンジ部15a,15bの回動等で、挿通孔16a,16bの孔壁との擦れなどにより損傷するのを保護することができる。
図2は、上記の二股部分13の詳細を示す図で、図2(A)に示すように、複数本の細径電線11を1束に束ねた電線束11aを、2束に分割して2つの電線束11bと11cとしている。電線束11a〜11cは、いずれも形状が安定な断面円形状で束ねられ、後述する単一のテープ片を巻付けてなる結束テープ17で二股状に結束される。この結束テープ17の一方の端部17aは、図2(B)に示すように、1束側の電線束11aを断面円形状に包んで結束し、テープの重なり部分17cを接着固定する。
結束テープ17の他方の端部17bは、図2(C)に示すように、2束に分割された側の電線束11bと11cを並列させて断面長円形状(または楕円形状)に包んで結束し、テープの重なり部分17cを接着固定する。分割された電線束11bと11cはその束径が、1束側の電線束11aの束径より小さく、端部17b側の形状は、端部17a側の高さより低いが、横幅は大きく断面長円形状となる。
結束テープの巻始め箇所は電線束11bと11cとの間にあり、一方の電線束11bを約3/4周巻いたのち他方の電線束11cを約半周巻、さらに電線束11bを約半周巻いて巻き終わる。これにより電線束11bと11cとがそれぞれ断面円形状に束ねられる。
図3は、上述した結束テープ17の一例を示す図である。このテープ片18は、ラインx−xで分ける少なくとも1つの斜辺を有するテーパ状(または台形状)の部分18aと、矩形状の部分18bを有する形状のものが用いられる。なお、図3(A)のテープ片は、テーパ状部分18aが1つの斜辺を有する5角形状のもの、図3(B)のテープ片は、テーパ状部分18aに2つの斜辺を有する6角形状のものを示している。また、図3(C)に示すように、テーパ状部分18aの斜辺は弧状に形成されていてもよく、角部は円弧状に形成されていてもよい。
上記のテープ片18を用いたテープの巻付け方法は後述するが、テープ片18のテーパ状部分18a〜矩形状部分18bは、図に示すように大よそ3つの領域(Y1,Y2,Y3)で区切られる。まず、下側の領域Y1で示す部分で、主として2束の電線束の一方のみを巻付ける。中間の領域Y2で示す部分で2束に分割された他方の電線束を結束すると共に2束の電線束を巻付ける部分となる。そして、領域Y3で区切られる部分で、最初の電線束を再度結束するという形態になる。
図4は、上記のテープ片18を用いて、二股部分13を結束する方法の一例を説明する図である。まず、図4(A)に示すように、2束に分割された一方の電線束(例えば、11b)の付け根部分をテープ片18のテーパ状部分18aの上に、必要に応じて治具等(図示省略)を用いて重ね合わせる。次いで、図4(B)に示すように、テーパ状部分18aの先端部分を引き出して電線束11bの外周の半周くらいに巻付け、他方の電線束11cとの間を仕分ける。
次いで、図4(C)に示すように、テープ片18を2束の電線束11bと11cを包み込むように巻付ける。そして、最後に図4(D)に示すように、矩形状部分18bを巻付けて電線束11bと電線束11cに並列させると共に分岐されていない1束の電線束11aを結束する。テーパ片18の重なり部分を接着して巻付けを固定し、図2で説明した結束テープ17とする。なお、テープ片18は、例えば、片面を接着処理した4フッ化エチレン樹脂(PTEE)フィルムを用いることができる。PTFEテープの上に他の接着テープを巻かずにPTFEが重なり部分で接着されると、他の接着テープがない分、二股部分の寸法が小さくなり、より小さな配線スペースで使用可能となる。
上述のワイヤハーネスは、二股部分の1束側の(全部の電線が一束になっている)電線束を円形の挿通孔に通し、分岐された2束の電線束をそれぞれ断面円形状にして並列させ、長円形の挿通孔に通すことで、2束側の電線束が配される筐体の低背化を実現できる。また、二股部分は、単一のテープ片を巻付ける簡単な作業で、1束側を断面円形に2束側を断面長円形の安定した形状で結束することが可能となる。
10…ワイヤハーネス、11a〜11c…電線束、12a〜12c…電気コネクタ、13…二股部分、14…結束部材、15a,15b…ヒンジ部、16a,16b…電線束の挿通孔、17…結束テープ、18…テープ片、18a…テーパ状部分、18b…矩形状部分。

Claims (3)

  1. 複数本の細径電線を集合し、1束の電線束を2束の電線束に分割し、該分割部にテープを巻付けて前記細径電線を結束したワイヤハーネスであって、
    前記テープは、前記2束に分割した一方の電線束のみに巻付けるテーパ状部分と、分割された2束の電線束および分割されず全体で1束となっている電線束に巻付ける矩形状部分を一体に設けてなり、
    前記1束側の電線束は断面円形状に結束され、前記2束に分割された側の電線束は並列に並べて断面長円形状に結束されていることを特徴とするワイヤハーネス。
  2. 前記テープは、テープの重なり部分で接着されていることを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネス。
  3. 複数本の細径電線を集合し、1束の電線束を2束の電線束を分割し、該分割部をテープ巻付けで結束するワイヤハーネスの製造方法であって、
    テーパ状部分と矩形状部分を一体に設けた単一のテープを用い、前記テーパ状部分を前記2束に分割した一方の電線束のみに巻付けた後、分割された2束の電線束および分割されず全体で1束となっている電線束に前記テープを巻付け、
    前記全体で1束となっている電線束を断面円形状に結束し、前記2束に分割された側の電線束を断面長円形状に結束することを特徴とするワイヤハーネスの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017107657A (ja) * 2015-12-07 2017-06-15 住友電装株式会社 ワイヤハーネス
KR101913298B1 (ko) * 2013-08-14 2018-10-30 애플 인크. 절연 테이프를 갖는 케이블 구조체 및 그 제조 방법 및 시스템

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