JP5229198B2 - 細径同軸ケーブルハーネス及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、細径の同軸ケーブルを複数束ねて成端処理した細径同軸ケーブルハーネス及びその製造方法に関する。
近年、携帯端末、小型ビデオカメラあるいはデジタルカメラなどの普及により、これら電子機器の小型化や高画質化が求められている。これらに対応するために、機器本体と液晶表示部との接続や機器内の配線などに、極めて細い同軸ケーブルが用いられている。それらは配線の容易性から、複数本の同軸ケーブルを集合一体化させた同軸ケーブルハーネスとして用いられている。
同軸ケーブルハーネスは、通常、複数本の電線の両端末部分を所定のピッチで配列してフラット状にしてなるものがある。また、その両端末部分にコネクタを接続してなり、中間部が結束帯で1つに束ねられ、少なくとも一方の端末部分で曲げられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−227047号公報
携帯端末、小型ビデオカメラあるいはデジタルカメラ等の電子機器において、機器のさらなる小型化および薄型化が図られており、同軸ケーブルハーネスの収容スペースがさらに薄く狭隘なものとなっている。このため、電子機器内に配線される同軸ケーブルハーネスは、特に、コネクタに接続される両端部分における薄型化が要求されている。
本発明の目的は、端部での薄型化が図られ、小型化および薄型化された電子機器に対して良好に配線することが可能な細径同軸ケーブルハーネス及びその製造方法を提供することにある。
上記課題を解決することのできる本発明の細径同軸ケーブルハーネスは、複数本の細径同軸ケーブルが端末部分で平面状に配列されて接続部材に接続された細径同軸ケーブルハーネスであって、
当該ハーネスの少なくとも一端側で、前記複数本の細径同軸ケーブルが複数の層に整列されて、各前記層が重ねられた積層部を有し、
前記積層部から前記接続部材に接続される接続部分にかけて、前記複数本の細径同軸ケーブルが同一方向に曲げられるとともに、前記接続部分では、異なる層からの細径同軸ケーブルが隣接するように規則的に一平面状に並列されていることを特徴とすることを特徴とする。
本発明の細径同軸ケーブルハーネスにおいて、
前記複数本の細径同軸ケーブルは、長さ方向の中間部分が丸く束ねられていることを特徴とする細径同軸ケーブルハーネス。
また、本発明の細径同軸ケーブルハーネスの製造方法は、複数本の細径同軸ケーブルが端末部分で平面状に配列されて接続部材に接続された細径同軸ケーブルハーネスの製造方法であって、
前記複数本の細径同軸ケーブルを複数の群に分けてそれぞれ同じピッチで平面状に並列させ、
各群の端末において異なる群の細径同軸ケーブルが隣接するように規則的に一平面状に配列させて、これらの細径同軸ケーブルの端末を接続部材に接続し、
それぞれの群ごとに、各細径同軸ケーブルを、複数の溝が平面状に並列されかつ同一方向に曲げられて形成された配列部材の前記溝に案内して、各細径同軸ケーブルが同じ方向に曲げられた状態で一体化して、一つの群で一つの層を形成し、各層を重ねて積層部とすることを特徴とする。
本発明の細径同軸ケーブルハーネスは、端末部分で複数本の細径同軸ケーブルを複数の層に整列させて重ねられている。したがって、端末部分における厚さを極めて薄くすることができ、薄く狭隘な収容スペースにおいても良好に配線することができる。
また、各細径同軸ケーブルが同一方向に曲げられているので、接続部材がハーネスの長さ方向と同一方向または少し角度のある方向に配置される。これにより、厚さが薄くされた端末部分を接続部材に巻き付けて棒状とすると前記接続部材から中央部分にかけてハーネスが直線状になり、小さな配線孔へも容易に通して配線することができる。
また、本発明の細径同軸ケーブルハーネスの製造方法によれば、配線部材の溝に各群の細径同軸ケーブルを案内させてテープ等により一体化して層とし、これらの層を重ねることにより、端末部分における厚さが極めて薄くされ、薄く狭隘な収容スペースにおいても良好に配線することが可能な細径同軸ケーブルハーネスを容易にかつ円滑に製造することができる。
本発明の細径同軸ケーブルハーネスに係る実施形態の例を示す平面図である。 図1の細径同軸ケーブルハーネスの端部における側面図である。 図1の細径同軸ケーブルハーネスの端部における拡大概略斜視図である。 図1の細径同軸ケーブルハーネスを、筐体がヒンジにより回動する携帯電話内に配線した例を示す斜視図である。 図1の細径同軸ケーブルハーネスの配線孔への配線の方法を説明する図であって、(a)は端部における側面図、(b)は端部における正面図である。 図1の細径同軸ケーブルハーネスの製造方法を示す図であって、(a)〜(d)は、それぞれの作業工程を示す平面図である。
以下、本発明に係る細径同軸ケーブルハーネス及びその製造方法の実施形態の例を、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、細径同軸ケーブルハーネス10は、複数本(本実施形態では40本)の細径同軸ケーブル12からなり、端末部分13を除いた中間部14が丸く束ねられている。
細径同軸ケーブル12は、中心軸に直交する径方向の断面において、中心から外側に向かって、中心導体、内部絶縁体、外部導体、外被を有する構成であり、端末部分13における接続部分13aでは端末処理が施されて、外部導体、内部絶縁体、中心導体が段階的に所定長さずつ露出している。
なお、細径同軸ケーブルハーネス10には、複数本の細径同軸ケーブル12の他に、外部導体のない細径絶縁ケーブルが含まれていても良い。細径同軸ケーブル12としては、例えばAWG(American Wire Gauge)の規格によるAWG42,AWG44,AWG46などの細い極細同軸ケーブルまたは外径が0.30mmよりも細い同軸ケーブルを用いることが望ましい。これにより、細径同軸ケーブルハーネス10を曲がり易くすることができる。
細径同軸ケーブル12を束ねるには、例えば、ポアフロン(登録商標)などのポリテトラフルオロエチレン(PTFE)から形成されたテープまたはスリーブ等の束ね部材15が用いられている。例えば、テープからなる束ね部材15を細径同軸ケーブル12に巻き付けたり、スリーブからなる束ね部材15に細径同軸ケーブル12を通したりすることで、細径同軸ケーブル12の中間部14が束ねられている。なお、シールド線が用いられている場合は、必要に応じて所定部分で接地が得られるように接地接続部材を用いるようにしても良い。
また、束ね部材15は、1つで所定長さを束ねるようにしても良く、長さ方向に複数に分割して複数箇所で束ねるようにしてもよい。さらに、互いに束ねられた細径同軸ケーブル12は、互いに動きが拘束されない程度にゆるく結束されていることが好ましい。
また、複数本の細径同軸ケーブル12は、端末部分13で曲げられて所定のピッチで平面状に配列され、コネクタ(接続部材)16に接続されている。これにより、細径同軸ケーブル12は、コネクタ16に接続される接続部分13aにおける細径同軸ケーブル12の配列方向に対して中間部14が略平行あるいは少し角度が付けられた方向に配線されてL字状とされている。
図2に示すように、細径同軸ケーブルハーネス10は、その端末部分13で、複数本の細径同軸ケーブル12が複数層(本実施形態では2層)のケーブル層(層)21A,21Bに整列されており、これらのケーブル層21A,21Bは、互いに上下に重ねられて積層部22とされている。
この積層部22を構成するケーブル層21A,21Bは、平面状に密に整列させた半数の細径同軸ケーブル12に対して、その両面側からテープ23を貼り付けることにより層状に一体化したものである。なお、平面状に整列させた細径同軸ケーブル12に対してテープ23を巻き付けて層状に一体化してもよい。
なお、ケーブル層21A,21Bでは、各細径同軸ケーブル12同士を、線間距離をなく密に配列して並列幅を狭くすることが好ましいが、多少の線間距離を設けてもよい。
図3に示すように、細径同軸ケーブルハーネス10は、積層部22から接続部分13aにかけて、複数本の細径同軸ケーブル12が同一方向に曲げられている。接続部分13aでは、各ケーブル層21A,21Bからの細径同軸ケーブル12が隣接するように、規則的に平面状に並列されてコネクタ16に接続されている。つまり、接続部分13aでは、ケーブル層21Aからの細径同軸ケーブル12に対して、ケーブル層21Aとは異なるケーブル層21Bからの細径同軸ケーブル12が隣接しており、また、このケーブル層21Bからの細径同軸ケーブル12に対して、ケーブル21Bとは異なるケーブル層21Aからの細径同軸ケーブル12が隣接している。
これにより、細径同軸ケーブルハーネス10では、その端末部分13において、積層部22から接続部分13aにかけて、互いのケーブル層21A,21Bからの細径同軸ケーブル12が互いに間に入り込んで同一平面に配列されている。
一例として、外径0.22mmの40本の細径同軸ケーブル12を用いた細径同軸ケーブルハーネス10では、図1における中間部14の厚さ(A−A部)、中間部14と積層部22との間における中間部14側の厚さ(B−B部)、中間部14と積層部22との間における積層部22側の厚さ(C−C部)、積層部22の厚さ(D−D部)及び、接続部分13a近傍の厚さ(E−E部)は次のようになる。
A−A部:約1.9mm
B−B部:約1.7mm
C−C部:約0.9mm
D−D部:約0.6mm
E−E部:0.5mm以下
上記のように、中間部14と積層部22との間における中間部14側の厚さ(B−B部)は、中間部14の厚さ(A−A部)よりも束ね部材15がないため多少薄くなっている。また、中間部14と積層部22との間における積層部22側の厚さ(C−C部)は、細径同軸ケーブル12が次第に整列されていることにより、細径同軸ケーブル12の4本分程度に薄くなっている。積層部22の厚さ(D−D部)は、細径同軸ケーブル12の2本分とテープ23の4枚分の厚さとなってさらに薄くなっている。接続部分13a近傍の厚さ(E−E部)は、互いのケーブル層21A,21Bからの細径同軸ケーブル12が、互いの細径同軸ケーブル12の間に入り込むことによりさらに薄くなっている。なお、細径同軸ケーブル12同士が上下に重ならない接続部分13aでは、細径同軸ケーブル12の1本分の厚さ程度となっている。
上記の細径同軸ケーブルハーネス10は、図4に示すように、例えば、筐体の端部同士がヒンジによって回動可能に連結された携帯電話等の機器に組み込んで使用することもできる。
図4に示す形態では、第1筐体1及び第2筐体2を備えた携帯電話端末3のそれぞれの第1筐体1及び第2筐体2が、細径同軸ケーブルハーネス10によって接続されている。
携帯電話端末3は、第1筐体1及び第2筐体2の端部同士が、ヒンジ4によって回動可能に連結され、開閉されることにより位置関係が変化する。第1筐体1及び第2筐体2は、その連結側の端面に、ケーブル挿通孔5,6がそれぞれ形成されており、これらのケーブル挿通孔5,6から、細径同軸ケーブルハーネス10の両端がそれぞれ導入されている。また、ヒンジ4には、連通孔4aが形成されており、この連通孔4a内に細径同軸ケーブルハーネス10が挿通されている。
上記の携帯電話端末3に細径同軸ケーブルハーネス10を配線するには、極めて小さなケーブル挿通孔5,6及びヒンジ4の連通孔4aに細径同軸ケーブルハーネス10を通す必要がある。
このようなケーブル挿通孔5,6または連通孔4aへ細径同軸ケーブルハーネス10を通す場合、図5(a)及び(b)に示すように、その端末部分13に、ケーブル挿通孔5,6及び連通孔4aの内径よりも小さな外径を有するスリーブ31を装着する。このスリーブ31を装着するには、細径同軸ケーブルハーネス10の端末部分13で、コネクタ16に対して接続部分13aを巻き付けて棒状にするとともに、積層部22を折り畳み、スリーブ31内へ挿入する。このとき、接続部分13aは、平面状に整列されて厚さが細径同軸ケーブル12の1本分程度に薄くされているので、コネクタ16へ容易にかつ円滑に巻き付けて細い棒状とすることができる。
上記のように、端末部分13にスリーブ31を装着すると、端末部分13は中間部14とほぼ同一外径の棒状となる。スリーブ31を装着した端末部分13をケーブル挿通孔5,6及び連通孔4aに挿通させることにより、細径同軸ケーブルハーネス10を損傷させることなく、極めて容易に携帯電話端末3に配線し、第1筐体1に含まれる基板と第2筐体2に含まれる基板とを接続することができる。端末部分13は各筐体の中でスリーブ31を外して積層状態として薄く配線される。
このように、上記の細径同軸ケーブルハーネス10によれば、複数本の細径同軸ケーブル12を複数のケーブル層21A,21Bに整列させて重ねた積層部22からコネクタ16に接続される接続部分13aにかけて異なるケーブル層21A,21Bからの細径同軸ケーブル12が隣接するように規則的に平面状に並列されている。したがって、端末部分13における厚さを極めて薄くすることができ、薄く狭隘な収容スペースにおいても良好に配線することができる。
また、複数本の細径同軸ケーブル12が隣接するように規則的に並列された平面内で同一方向に曲げられているので、端末部分13以外の中間部14とコネクタ16とがほぼ同一方向あるいは少し角度が付けられた方向に配置される。これにより、厚さが薄くされた端末部分13をコネクタ16に巻き付けて棒状とすることにより、携帯電話端末3などにおけるケーブル挿通孔5,6またはヒンジ4の連通孔4aなどの小さな配線孔へも容易に通して配線することができ、例えば、携帯電話端末、小型ビデオカメラあるいはデジタルカメラなどのヒンジ構造の可動部へ通す際に有利である。
次に、上記の細径同軸ケーブルハーネス10の製造方法について説明する。
なお、ここでは、AWG44の細径同軸ケーブル12をピッチ0.25mmでコネクタに接続した40芯の細径同軸ケーブルハーネス10を製造する場合を例示して説明する。
まず、細径同軸ケーブルハーネス10に用いる細径同軸ケーブル12を、複数の群に分ける。本実施形態では、40本の細径同軸ケーブルハーネス10を、20本ずつの二つの群に分ける。
図6(a)に示すように、一つの群の20本の細径同軸ケーブル12を、2ピッチ(0.50mm)の間隔をあけて平面状に並列に配列させ、仮止テープ35を貼り付けて配列状態を維持させておく。
次に、図6(b)に示すように、配列させた群の細径同軸ケーブル12に対して、1ピッチ(0.25mm)ずらし、他の群の20本の細径同軸ケーブル12を、2ピッチ(0.50mm)の間隔をあけて平面状に並列に重ね、各群の接続部分13aにおいて異なる群の細径同軸ケーブル12が隣接するように規則的に一平面状に配列させる。
なお、この配列させた他の群の細径同軸ケーブル12に対しても、仮止テープ35を貼り付けて配列状態を維持させても良い。また、予め所定のピッチ(0.50mm)で平面状に並列に配置させた他の群の細径同軸ケーブル12を、既に配列させた群の細径同軸ケーブル12に対して、1ピッチ(0.25mm)ずらして重ね合わせて整線し、各群の接続部分13aにおいて異なる群の細径同軸ケーブル12が隣接するように規則的に一平面状に配列させても良い。
上記のように整線したら、図6(c)に示すように、全ての細径同軸ケーブル12に対して端末加工(外部導体や中心導体を露出する)を施し、コネクタ16に接続する。
次に、図6(d)に示すように、一方の群の細径同軸ケーブル12を、配列部材36によって所定の形状にフォーミングする。配列部材36は、一方の面に、それぞれの細径同軸ケーブル12が配置可能な複数のフォーミング溝(溝)37が平面状に並列され、フォーミング溝37が同一方向に曲げられて形成されたものである。フォーミング溝37は、細径同軸ケーブル12の接続部分13a側が配列される導入側37aが2ピッチ(0.50mm)とされ、曲がりながら互いの間隔が次第に狭められ、導出側37bでは、1ピッチ(0.25mm)とされている。
この配列部材36によって、一方の群の細径同軸ケーブル12をフォーミングしたら、配列部材36から外れた位置で、コネクタ16との接続箇所から曲げられた部分を、両面からテープ23を貼り付けて平面状に一体化し、ケーブル層21Aを形成する。なお、テープ23によってケーブル層21Aとする箇所が配列部材36に重なる場合は、配列部材36の上方から配列されている細径同軸ケーブル12にテープ23を貼り付けた後、配列部材36から細径同軸ケーブル12を取り出して反対側からテープ23を貼り付ければ良い。
他の群の細径同軸ケーブル12については、仮止テープ35を剥がし、上記と同様に、配列部材36によってフォーミングし、テープ23によって平面状に一体化してケーブル層21Bを形成する。
端末部分13において、上記の成端作業を行ったら、各ケーブル層21A,21Bを重ねて積層部22とし、中間部14を束ね部材15によって束ね、細径同軸ケーブルハーネス10を完成させる。
このように、上記の細径同軸ケーブルハーネス10の製造方法によれば、コネクタ16と接続される端末部分13の厚さが極めて薄くなり、薄く狭隘な収容スペースにおいても良好に配線することが可能な細径同軸ケーブルハーネス10を容易にかつ円滑に製造することができる。
なお、上記実施形態では、細径同軸ケーブルハーネス10の接続部分13aをコネクタ16に接続しているが、コネクタ16の替わりにフレキシブル基板(FPC:Flexible Printed Circuits)あるいは硬質の印刷基板(PWB:Printed Wiring Board)からなる配線板材(接続部材)に接続することも可能である。
また、上記実施形態では、2層のケーブル層21A,21Bを積層させた積層部22を有する構造を例示して説明したが、積層部22の積層数は2層に限らず3層以上としても良い。積層部22の積層数を増やすと、厚さは増加するが積層部22における平面の面積は小さくなる。したがって、実施面積が小さい場合は積層部22の積層数を増やすことが好ましい。
上記実施形態では積層部22を2層としたので、コネクタ16に接続された端末部分では上下の層21A,21Bからの細径同軸ケーブル12が交互に平面状に並列されているが、積層部を3層とした場合には、各層(上層、中層、下層)からの細径同軸ケーブルが、例えば上層のケーブル、中層のケーブル、下層のケーブルの順で隣接するように規則的に平面状に並列されているとよい。
10:細径同軸ケーブルハーネス、12:細径同軸ケーブル、13:端部、13a:接続部分、14:中間部(中間部分)、16:コネクタ(接続部材)、21A,21B:ケーブル層(層)、22:積層部、36:配列部材、37:フォーミング溝(溝)

Claims (3)

  1. 複数本の細径同軸ケーブルが端末部分で平面状に配列されて接続部材に接続された細径同軸ケーブルハーネスであって、
    当該ハーネスの少なくとも一端側で、前記複数本の細径同軸ケーブルが複数の層に整列されて、各前記層が重ねられた積層部を有し、
    前記積層部から前記接続部材に接続される接続部分にかけて、全ての前記複数本の細径同軸ケーブルが同一方向に曲げられるとともに、前記接続部分では、異なる層からの細径同軸ケーブルが交互に隣接するように規則的に一平面状に並列されていることを特徴とする細径同軸ケーブルハーネス。
  2. 請求項1に記載の細径同軸ケーブルハーネスであって、
    前記複数本の細径同軸ケーブルは、長さ方向の中間部分が丸く束ねられていることを特徴とする細径同軸ケーブルハーネス。
  3. 複数本の細径同軸ケーブルが端末部分で平面状に配列されて接続部材に接続された細径同軸ケーブルハーネスの製造方法であって、
    前記複数本の細径同軸ケーブルを複数の群に分けてそれぞれ同じピッチで平面状に並列させ、
    各群の端末において異なる群の細径同軸ケーブルが交互に隣接するように規則的に一平面状に配列させて、これらの細径同軸ケーブルの端末を接続部材に接続し、
    それぞれの群ごとに、各細径同軸ケーブルを、複数の溝が平面状に並列されかつ同一方向に曲げられて形成された配列部材の前記溝に案内して、全ての各細径同軸ケーブルが同じ方向に曲げられた状態で一体化して、一つの群で一つの層を形成し、各層を重ねて積層部とすることを特徴とする細径同軸ケーブルハーネスの製造方法。
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