JP2007026957A - 極細同軸ケーブルアセンブリ - Google Patents

極細同軸ケーブルアセンブリ Download PDF

Info

Publication number
JP2007026957A
JP2007026957A JP2005209039A JP2005209039A JP2007026957A JP 2007026957 A JP2007026957 A JP 2007026957A JP 2005209039 A JP2005209039 A JP 2005209039A JP 2005209039 A JP2005209039 A JP 2005209039A JP 2007026957 A JP2007026957 A JP 2007026957A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor connection
micro coaxial
substrate
central conductor
coaxial cables
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005209039A
Other languages
English (en)
Inventor
Masako Ito
雅子 伊藤
Toshiaki Anzai
俊明 安斎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP2005209039A priority Critical patent/JP2007026957A/ja
Publication of JP2007026957A publication Critical patent/JP2007026957A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Insulated Conductors (AREA)
  • Communication Cables (AREA)

Abstract

【課題】複数本の極細同軸ケーブルは等長のままで、ケーブル引出位置CTを容易に調整でき、作業性を向上する。
【解決手段】第1基板5は複数の第1中心導体結線部29を基板幅に直交する第1方向に並列に配設している。複数本の極細同軸ケーブル3がほぼ同じ長さで並列に配列され、一方の端末が各第1中心導体結線部29に接続されている。第2基板7は前記複数本の極細同軸ケーブル3のうちの一部の他方の端末を接続する複数の第2中心導体結線部31と、前記複数本の極細同軸ケーブル3のうちの残りの他方の端末を第2中心導体結線部31の位置より基板幅に対して平行な第2方向へずらして接続する複数の第3中心導体結線部33とを、それぞれ第1方向に並列に配設している。前記複数本の極細同軸ケーブル3を束ねるとき、この束ねた部分の中心軸の位置が第1基板5の基板幅の中心軸より端縁側にずれるように束ねケーブル部11を構成する。
【選択図】図1

Description

この発明は、極細同軸ケーブルアセンブリに関し、特にパソコンの液晶モニタの配線材や、携帯電話・デジタルカメラなどの電子機器の配線材として使用される極細同軸ケーブルで接続した極細同軸ケーブルアセンブリに関する。
近年、民生機器内配線、特にパソコンの液晶モニタの配線材や携帯電話・デジタルカメラの配線材として極細同軸ケーブルを使用するケースが増えてきている。同軸ケーブルが持つ安定した伝送特性と、細径で柔軟な構造から来るアセンブリ形状の自由度の高さが、ニーズにマッチしたために極細同軸ケーブルを使用することが増加してきた。
図9および図10を参照するに、従来の極細同軸ケーブルアセンブリ101としては、複数本の極細同軸ケーブル103が例えば0.4mmピッチ又は0.3mmピッチに並列に配列されて、その長手方向の両端の端末が、例えば図示しない電子機器の基板回路に接続するためのプリント基板としての例えばFPC105に接続されている。さらに、上記の複数本の極細同軸ケーブル103の両端側、あるいはほぼ全長が束ねテープ107によりユニット化するケーブル加工が施されている。なお、図9では極細同軸ケーブル103が少ない本数で図示されているが、一般的により多くの本数、例えば30本の極細同軸ケーブル103が用いられている。
図11及び図12を併せて参照するに、上記の各極細同軸ケーブル103の構造としては、例えば直径0.025mm又は0.03mmφの7本の断面円形の中心導体109が撚られており、この中心導体109の外周にフッ素系樹脂としての例えばテフロン(登録商標)樹脂の絶縁層111が施されており、この絶縁層111の外周が例えば直径0.025mm又は0.03mmφの約20本の断面円形の素線が撚られた外部導体113が設けられ、さらに前記外部導体113の外周がフッ素系樹脂としての例えばテフロン(登録商標)樹脂のジャケット115で被覆されている。
また、特許文献1に示されているように、複数本の各極細同軸ケーブル103はその端末のジャケット115が除去されて外部導体113を露出し、この外部導体113の露出部分が一対のグランドバー117,119で上下から挟み込んで半田121により半田付けして固定され、下側のグランドバー117がFPC105のシールド層123に一括して半田付けされている。さらに、各極細同軸ケーブル103の中心導体109はFPC105の各中心導体結線部125に接続されている。なお、上記のシールド層123は図示しないグランド回路に導通している。
特開2004−215435号公報
ところで、従来の極細同軸ケーブルアセンブリ101においては、通常、極細同軸ケーブル103が束ねテープ107等によって束ねられると、図10に示されているように端部に近い極細同軸ケーブル103が突っ張られ、上記の束ねられた複数本の極細同軸ケーブル103がFPC105の幅方向に並列に配列された複数の中心導体結線部125のほぼ中央付近に集まる形になり、この集まった束ね部分の幅の中心軸の位置がケーブル引出位置CTになる。つまり、ケーブル引出位置CTからFPC105の幅方向の両端部までの距離S1,S2がほぼ等しくなる。
しかし、近年、携帯電話の需要拡大に伴って携帯電話はますます小型化、薄型化、軽量化が求められるようになってきており、また完成品でのデザインや寸法上の制約により、図10のような配線状態では十分なケーブル引き回しのためのスペースが確保できないことが多いのが現状である。
そこで、FPC105の幅方向に並列に配列された複数の中心導体結線部125の中央付近よりずれた位置をケーブル引出位置CTにしたい場合は、図13に示されているように、極細同軸ケーブル103の長さを非等長にしてケーブル引出位置CTを調整しなければならない。極細同軸ケーブル103の長さを長尺ケーブルと短尺ケーブルとの非等長にすることにより、束ねテープ107等によって束ねられると、図14に示されているように、ケーブル引出位置CTからFPC105の幅方向の両端部までの距離S1,S2が異なり、ケーブル引出位置CTがFPC105の幅方向の中央付近から端部側へずれることになる。
図9のように複数本の極細同軸ケーブル103が等長の場合は、一括して極細同軸ケーブル103を計尺して切断及びそれ以降の工程ができるが、図13のように複数本の極細同軸ケーブル103の長さを非等長にした場合は、長尺ケーブルと短尺ケーブルごとに2回に分けて極細同軸ケーブル103を計尺して切断及びそれ以降の工程を行わなければならないので、作業性が悪くなり、納期的な面でも不利な状況になりやすいという問題点があった。そのため、複数本の極細同軸ケーブル103は等長のままで、ケーブル引出位置CTを調整できる製造方法が切望されている。
この発明は上述の課題を解決するためになされたものである。
この発明の極細同軸ケーブルアセンブリは、複数の第1中心導体結線部を基板幅に直交する第1方向に並列に配設した第1基板と、
並列に配列したほぼ同じ長さの複数本の極細同軸ケーブルであって、この複数本の極細同軸ケーブルの一方の端末をそれぞれ前記各第1中心導体結線部に接続した複数本の極細同軸ケーブルと、
この複数本の極細同軸ケーブルのうちの一部の他方の端末をそれぞれ接続する複数の第2中心導体結線部と、前記複数本の極細同軸ケーブルのうちの残りの他方の端末をそれぞれ前記第2中心導体結線部の位置より前記基板幅に対して平行な第2方向へずらして接続する複数の第3中心導体結線部とを、それぞれ第1方向に並列に配設した第2基板と、
前記複数本の極細同軸ケーブルを束ねると共にこの束ねた部分の中心軸の位置が前記第1基板の基板幅の中心軸より端縁側にずれるように構成した束ねケーブル部と、
で構成してなることを特徴とするものである。
また、この発明の極細同軸ケーブルアセンブリは、前記極細同軸ケーブルアセンブリにおいて、前記第2中心導体結線部が前記第2基板の表面に設けられ、第3中心導体結線部が前記第2基板の裏面に設けられた構成であることが好ましい。
以上のごとき課題を解決するための手段から理解されるように、この発明の極細同軸ケーブルアセンブリによれば、ほぼ同じ長さの複数本の極細同軸ケーブルを用いても、第2中心導体結線部に対する第3中心導体結線部の基板幅に対して平行な第2方向のズレ寸法を調整することにより、複数本の極細同軸ケーブルのうちの一部を第2基板の第2中心導体結線部に接続することで第1,第2基板の間の長尺側のケーブルとし、上記の複数本の極細同軸ケーブルのうちの残りを第2基板の第3中心導体結線部に接続することで短尺側のケーブルとして、ケーブル長さを容易に調整して非等長にできるので、束ねた束ねケーブル部の中心軸の位置を第1基板の端部付近に容易に変更できる。したがって、従来のように短尺ケーブルと長尺ケーブルの2種類のケーブルを用意する必要が無くなるので、極細同軸ケーブルアセンブリの作業性が良好となり、製造コストを低減できる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1(A),(B)を参照するに、第1の実施の形態に係る極細同軸ケーブルアセンブリ1は、複数本の極細同軸ケーブル3が例えば0.3mmピッチに並列に配列されて、その長手方向の一端側の端末が、例えば図示しない電子機器の基板回路にコネクタ端子として接続するための第1基板としての例えばプリント基板で、屈曲性、柔軟性のあるFPC5(Flexible Printed Circuit)に接続されている。さらに、上記の複数本の極細同軸ケーブル3の長手方向の他端側の端末が、第2基板としての例えばRPC7(リジット基板)に接続されている。なお、上記のFPC5はポリイミド基材上に銅回路が形成され、その上にカバーレイが設けられているものである。
さらに、図2に示されているように、上記の複数本の極細同軸ケーブル7の両端側、あるいはほぼ全長がその両側を束ねテープ9によりユニット化するケーブル加工が施されて束ねケーブル部11が形成される。なお、上記のFPC5およびRPC7における複数本の極細同軸ケーブル3の端末接続部についての詳細は後述する。
なお、この実施の形態の極細同軸ケーブルアセンブリ1では、図1では少ない本数で図示されているが、実際には例えば30本の極細同軸ケーブル3が用いられている。
図3及び図4を併せて参照するに、上記の各極細同軸ケーブル3の構造としては、例えば直径0.025mm又は0.03mmφの7本の断面円形の素線が撚られて中心導体13が設けられ、この中心導体13の外周にフッ素系樹脂としての例えばテフロン(登録商標)樹脂の絶縁層15が施されており、この絶縁層15の外周が例えば直径0.025mm又は0.03mmφの約20本の断面円形の素線が撚られた外部導体17が設けられ、さらに前記外部導体17の外周がフッ素系樹脂としての例えばテフロン(登録商標)樹脂のジャケット19で被覆されている。
上記の極細同軸ケーブル3の端末接続部の構成としては、例えばFPC5を例にとって説明すると、複数本の各極細同軸ケーブル3の端末のジャケット19を除去して各外部導体17を露出させる。この露出した各外部導体17が、一対の下側のグランドバー21と上側のグランドバー23で上下から挟み込んで半田25により半田付けして固定され、下側のグランドバー21がFPC5のシールド層27に一括して半田付けされている。さらに、各極細同軸ケーブル3の中心導体13はFPC5の第1中心導体結線部としての例えば複数の各中心導体結線部29に接続されている。
また、FPC5の複数の各中心導体結線部29は、図1(A)に示されているようにFPC5の基板幅に直交する幅方向(第1方向)に並列にFPC5の片面に配設されている。また、複数本の極細同軸ケーブル3は、ほぼ同じ長さで並列に配列されており、各極細同軸ケーブル3の一方の端末がそれぞれ上記の各中心導体結線部29に接続されている。
RPC7には、図1(A)に示されているように、上記の複数本の極細同軸ケーブル3のうちの一部の他方の端末をそれぞれ接続する複数の第2中心導体結線部としての例えば中心導体結線部31がRPC7の表面に設けられており、図1(B)に示されているように、前記複数本の極細同軸ケーブル3のうちの残りの他方の端末をそれぞれ前記中心導体結線部31の位置より第2方向ズレ(結線位置のずれ)寸法ΔLだけ、前記基板幅に対して平行な第2方向〔図1(B)において右方向〕へずらして接続する複数の第3中心導体結線部としての例えば中心導体結線部33がRPC7の裏面に設けられている。なお、中心導体結線部31,33はそれぞれ第1方向に並列に配設されている。また、RPC7における中心導体結線部31,33の基本的な構成は、上記のFPC5の中心導体結線部29の場合と同様であるので詳細な説明は省略する。
したがって、図1(A)に示されているように、上記の複数本の極細同軸ケーブル3のうちの一部の他方の端末がそれぞれ各中心導体結線部31に接続され、図1(B)に示されているように、前記複数本の極細同軸ケーブル3のうちの残りの他方の端末がそれぞれ各中心導体結線部33に接続されると、上記の複数本の極細同軸ケーブル3がほぼ同じ長さであるので、このうちの中心導体結線部31(第2中心導体結線部)に接続された極細同軸ケーブル3が第2方向ズレ寸法ΔLの分だけ弛むようになり、結果としてケーブル長を非等長にした場合と同様の効果を得ることができる。
すなわち、中心導体結線部31に接続された極細同軸ケーブル3が、所謂「長尺側のケーブル」を形成し、一方、中心導体結線部33に接続された極細同軸ケーブル3が、所謂「短尺側のケーブル」を形成することになる。
次いで、上記の複数本の極細同軸ケーブル3を束ねテープ9で束ねて束ねケーブル部11が形成される。この束ねケーブル部11の幅の中心軸の位置、すなわちケーブル引出位置CTは上記の第1基板としてのFPC5の第1方向の中央位置CLすなわちFPC5の中心軸より第1方向ズレ寸法ΔWだけ、図2において下側の端縁側にずれることになる。
以上のことから、上記の第2方向ズレ寸法ΔLを調整することにより、上記の第1方向ズレ寸法ΔWを変更することができる。言い換えれば、予め第1方向ズレ寸法ΔWと、第1,第2基板の間の距離L1が設定されている場合、長尺側のケーブルのたるみ量が計算できるので、複数本の極細同軸ケーブル3の長さを設定でき、全部をほぼ同じ長さにする。次いで、前述したように前記複数本の極細同軸ケーブル3のうちの一部の他方の端末がそれぞれ各中心導体結線部31に接続され、一方、前記複数本の極細同軸ケーブル3のうちの残りが直線的に配線され、且つそれらの他方の端末がそれぞれ各中心導体結線部33に接続されることによって、上記の第2方向ズレ寸法ΔLの量が容易に調整されることとなる。
例えば、実際の例として、各極細同軸ケーブル3の外径がφ0.29mmで、30本の上記の極細同軸ケーブル3がFPC5とRPC7との間に接続される場合、第1基板であるFPC5の幅寸法Wが12mmで、予め、FPC5とRPC7との間の距離L1が35mmで、ケーブル引出位置CTの第1方向ズレ寸法ΔWが3.3mmに設定されており、15本の極細同軸ケーブル3が「長尺側のケーブル」とし、残りの15本の極細同軸ケーブル3が「短尺側のケーブル」とすると、RPC7の表裏面での中心導体結線部31と中心導体結線部33との第2方向ズレ寸法ΔLは3.5mmとなる。なお、束ねテープ9で束ね前の第1,第2基板間の距離L1は35mmであるが、束ね後の第1,第2基板間の距離L2は31mmとなる。
また、上記の例と同様の構成であって、例えば、第1方向ズレ寸法ΔWを3.8mmに変更するときは、第2方向ズレ寸法ΔLは4.0mmとなり、上記の例より長くなる。このように、第1方向ズレ寸法ΔWを設定することにより、第2方向ズレ寸法ΔLを容易に調整することができる。
なお、この実施の形態では、第1基板としてはフレキシブルプリント基板のFPC5が用いられているが、リジット基板でもよく、一方、第2基板としてはリジット基板のRPC7が用いられているが、フレキシブルプリント基板が用いられても構わない。また、基板としては他の種類の任意の基板を使用することができる。
上記構成により、ほぼ同じ長さの複数本の極細同軸ケーブル3を用いても、上記の第2方向ズレ寸法ΔLを調整することにより、複数本の極細同軸ケーブル3のうちの一部を第1基板であるFPC5および第2基板であるRPC7との間の長尺側のケーブルとし、上記の複数本の極細同軸ケーブル3のうちの残りを短尺側のケーブルとして、ケーブル長さを容易に調整して非等長にできるので、束ねテープ9で束ねた束ねケーブル部11の第1方向ズレ寸法ΔWを容易に変更できる。すなわち、ケーブル引出位置CTをFPC5の端部付近に調整することが可能となる。
したがって、従来のように短尺ケーブルと長尺ケーブルの2種類のケーブルを用意する必要が無くなるので、極細同軸ケーブルアセンブリ1の作業性が良好となるため、製造コストを低減できる。
次に、この発明の第2の実施の形態の極細同軸ケーブルアセンブリ35について図面を参照して説明する。なお、前述した第1の実施の形態の極細同軸ケーブルアセンブリ1と同様の構成の部分は同じ符号を付して詳しい説明は省略する。
図5及び図6を参照するに、前述した第1の実施の形態の極細同軸ケーブルアセンブリ1と異なる点は、第1の実施の形態では第2基板の表面に第2中心導体結線部が設けられ、第2基板の裏面に第3中心導体結線部が設けられているが、この第2の実施の形態の極細同軸ケーブルアセンブリ35は、第2中心導体結線部と第3中心導体結線部がいずれも片面に設けられていることにある。
すなわち、第2中心導体結線部としての例えば中心導体結線部31が第1の実施の形態と同様であり、第3中心導体結線部としての例えば中心導体結線部33が前記中心導体結線部31の位置より第2方向ズレ寸法ΔLだけ第2方向〔図5(A)において右方向〕へずらしてRPC7の表面に設けられて第1方向に並列に配設されている。
したがって、図1(B)に示されているように、中心導体結線部31に接続される極細同軸ケーブル3と中心導体結線部33に接続される極細同軸ケーブル3が重なるように配線されるが、各中心導体結線部31,33の位置が互いにずれているので導通することはなく、何ら支障はない。他は前述した第1の実施の形態と同様であり、作用、効果も同様である。
次に、この発明の第3の実施の形態の極細同軸ケーブルアセンブリ37について図面を参照して説明する。なお、前述した第1の実施の形態の極細同軸ケーブルアセンブリ1と同様の構成の部分は同じ符号を付して詳しい説明は省略する。
図7及び図8を参照するに、前述した第1の実施の形態の極細同軸ケーブルアセンブリ1と異なる点は、第1の実施の形態では第2基板の表面に第2中心導体結線部が設けられ、第2基板の裏面に第3中心導体結線部が設けられているが、この第3の実施の形態の極細同軸ケーブルアセンブリ37は、第2中心導体結線部と第3中心導体結線部がいずれも片面に設けられており、しかも前述した第2の実施の形態のように長尺側のケーブルと短尺側のケーブルとは重ならないことにある。
第1基板としての例えばFPC39は前述した第1の実施の形態の極細同軸ケーブルアセンブリ1のFPC5と同様であり、第1中心導体結線部としての例えば中心導体結線部41の構成は、第1の実施の形態の中心導体結線部29と同様である。
第2基板としては、前述した第1の実施の形態ではリジット基板であるRPC7が用いられているが、この第3の実施の形態ではプリント基板であるFPC43を用いて説明する。すなわち、FPC43の片面には、上記の複数本の極細同軸ケーブル3のうちの一部の他方の端末をそれぞれ接続する複数の第2中心導体結線部としての例えば中心導体結線部45と、前記複数本の極細同軸ケーブル3のうちの残りの他方の端末をそれぞれ前記中心導体結線部45の位置より第2方向ズレ寸法ΔLだけ、前記長手方向の第2方向(図7において右方向)へずらして接続する複数の第3中心導体結線部としての例えば中心導体結線部47が設けられている。
したがって、上記の複数本の極細同軸ケーブル3のうちの一部の他方の端末が各中心導体結線部45に接続され、前記複数本の極細同軸ケーブル3のうちの残りの他方の端末がそれぞれ各中心導体結線部47に接続されると、中心導体結線部45に接続された極細同軸ケーブル3が第2方向ズレ寸法ΔLの分だけ弛むようになり、結果としてケーブル長を非等長にした場合と同様の効果を得ることができる。すなわち、中心導体結線部45に接続された極細同軸ケーブル3が長尺側のケーブルを形成することになる。一方、中心導体結線部45に接続された極細同軸ケーブル3が短尺側のケーブルを形成する。
上記の複数本の極細同軸ケーブル3を束ねテープ9で束ねて束ねケーブル部11が形成される。この束ねケーブル部11の中心軸の位置、すなわちケーブル引出位置CTは上記の第1基板としてのFPC39の第1方向の中央位置CLより第1方向ズレ寸法ΔWだけ、図8において下側の端縁側にずれることになる。
なお、第3の実施の形態の極細同軸ケーブルアセンブリ37の作用、効果は、前述した第1の実施の形態の場合と同様である。
(A)は、第1の発明の実施の形態の極細同軸ケーブルアセンブリの表面側の平面図で、(B)は、裏面側の平面図である。 図1の極細同軸ケーブルを束ねて完成した極細同軸ケーブルアセンブリの平面図である。 図1の複数本の極細同軸ケーブルの端末接続部の構成を示す部分的な平面図である。 図3の矢視IV−IV線の断面図である。 (A)は、第1の発明の実施の形態の極細同軸ケーブルアセンブリの表面側の平面図で、(B)は、(A)の下方側から視た側面図である。 図5の極細同軸ケーブルを束ねて完成した極細同軸ケーブルアセンブリの平面図である。 第2の発明の実施の形態の極細同軸ケーブルアセンブリの平面図である。 図7の極細同軸ケーブルを束ねて完成した極細同軸ケーブルアセンブリの平面図である。 従来の極細同軸ケーブルアセンブリの平面図である。 図9の極細同軸ケーブルを束ねて完成した極細同軸ケーブルアセンブリの平面図である。 図9の複数本の極細同軸ケーブルの端末接続部の構成を示す部分的な平面図である。 図11の矢視X−X線の断面図である。 従来の他の極細同軸ケーブルアセンブリの平面図である。 図13の極細同軸ケーブルを束ねて完成した極細同軸ケーブルアセンブリの平面図である。
符号の説明
1 極細同軸ケーブルアセンブリ(第1,第2の実施の形態の)
3 極細同軸ケーブル
5 FPC(第1基板、プリント基板)
7 RPC(第2基板、リジット基板)
9 束ねテープ
11 束ねケーブル部
13 中心導体
17 外部導体
21 下側のグランドバー
23 上側のグランドバー
29 中心導体結線部(第1中心導体結線部)
31 中心導体結線部(第2中心導体結線部)
33 中心導体結線部(第3中心導体結線部)
35 極細同軸ケーブルアセンブリ(第3の実施の形態の)
37 FPC(第1基板5)
39 中心導体結線部(第1中心導体結線部)
41 FPC(第2基板)
43 中心導体結線部(第2中心導体結線部)
45 中心導体結線部(第3中心導体結線部)
CT ケーブル引出位置
CL 第1基板5の第1方向の中央位置
A 第2方向ズレ寸法
B 第1方向ズレ寸法
C 第1基板5の幅寸法
L1 束ね前の第1,第2基板間の距離
L2 束ね後の第1,第2基板間の距離

Claims (2)

  1. 複数の第1中心導体結線部を基板幅に直交する第1方向に並列に配設した第1基板と、
    並列に配列したほぼ同じ長さの複数本の極細同軸ケーブルであって、この複数本の極細同軸ケーブルの一方の端末をそれぞれ前記各第1中心導体結線部に接続した複数本の極細同軸ケーブルと、
    この複数本の極細同軸ケーブルのうちの一部の他方の端末をそれぞれ接続する複数の第2中心導体結線部と、前記複数本の極細同軸ケーブルのうちの残りの他方の端末をそれぞれ前記第2中心導体結線部の位置より前記基板幅に対して平行な第2方向へずらして接続する複数の第3中心導体結線部とを、それぞれ第1方向に並列に配設した第2基板と、
    前記複数本の極細同軸ケーブルを束ねると共にこの束ねた部分の中心軸の位置が前記第1基板の基板幅の中心軸より端縁側にずれるように構成した束ねケーブル部と、
    で構成してなることを特徴とする極細同軸ケーブルアセンブリ。
  2. 前記第2中心導体結線部が前記第2基板の表面に設けられ、第3中心導体結線部が前記第2基板の裏面に設けられた構成であることを特徴とする請求項1記載の極細同軸ケーブルアセンブリ。
JP2005209039A 2005-07-19 2005-07-19 極細同軸ケーブルアセンブリ Pending JP2007026957A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005209039A JP2007026957A (ja) 2005-07-19 2005-07-19 極細同軸ケーブルアセンブリ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005209039A JP2007026957A (ja) 2005-07-19 2005-07-19 極細同軸ケーブルアセンブリ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007026957A true JP2007026957A (ja) 2007-02-01

Family

ID=37787458

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005209039A Pending JP2007026957A (ja) 2005-07-19 2005-07-19 極細同軸ケーブルアセンブリ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007026957A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011113853A (ja) * 2009-11-27 2011-06-09 Sumitomo Electric Ind Ltd 細径同軸ケーブルハーネス

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011113853A (ja) * 2009-11-27 2011-06-09 Sumitomo Electric Ind Ltd 細径同軸ケーブルハーネス
CN102185229A (zh) * 2009-11-27 2011-09-14 住友电气工业株式会社 细径同轴电缆束

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5365389B2 (ja) 同軸ケーブルハーネス
US8210867B2 (en) Connection structure of coaxial harness
JP2007280772A (ja) 多心ケーブル、コネクタ付き多心ケーブル、及びそれらの製造方法
JP2007036515A (ja) 同軸ケーブル接続構造
WO2011065430A1 (ja) 細径同軸ケーブルハーネス及びその製造方法
KR100874533B1 (ko) 배선부재
JP4470935B2 (ja) 多心同軸ケーブルおよびその製造方法
CN115486207A (zh) 具备电源传输线的柔性电路板
JP4910721B2 (ja) 多心ケーブル、コネクタ付き多心ケーブル及び多心ケーブルの接続構造
JP2007026957A (ja) 極細同軸ケーブルアセンブリ
JP4834959B2 (ja) 配線部材及びその製造方法
JP2009224142A (ja) 細径同軸ケーブルハーネスおよびその製造方法
JP2007265761A (ja) 配線装置
US10700446B2 (en) Connector
KR200466631Y1 (ko) 소경 동축 케이블 하네스
JP5463953B2 (ja) 細径同軸ケーブルハーネス及びその製造方法
JP2005317334A (ja) 極細同軸ケーブルアセンブリ及び極細同軸ケーブルの端末接続方法
JP4568650B2 (ja) 基板同士の接続構造
JP2005310527A (ja) 極細同軸ケーブルアセンブリ及び極細同軸ケーブルの端末接続方法
JP2007287439A (ja) ケーブルハーネス
JP2011040405A (ja) 配線基板付ケーブルアセンブリ
JP5229198B2 (ja) 細径同軸ケーブルハーネス及びその製造方法
JP2007227048A (ja) 多心ケーブル及びその製造方法
JP2006041102A (ja) プリント配線板およびその製造方法
JP2005259598A (ja) 極細同軸ケーブルアセンブリ、及び極細同軸ケーブルアセンブリの端末構造