JP5663923B2 - 撮像装置、撮像方法及びプログラム - Google Patents
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Description
この特許文献1、2のデジタルカメラにあっては、撮像環境が陸上か水中かに応じて、各種の撮像条件を設定し直すことで撮像環境に適した撮像条件での撮像の実現を図っている。
また、雪山でスキーやスノーボードといったウインタースポーツを行う場合に、手袋を装着していると、同様に装置本体を操作し難い。
撮像手段を備える撮像装置であって、当該装置本体の外部環境に関する情報を特定する環境特定手段と、この環境特定手段により特定された前記外部環境に関する情報に基づいて、当該装置本体が特定の環境下にあるか否かを判定する第1判定手段と、この第1判定手段により前記特定の環境下にあると判定された場合に、前記撮像手段により撮像された画像から所定条件を満たす特定の被写体を検出する被写体検出手段と、この被写体検出手段により検出された前記特定の被写体を追跡対象として追跡する被写体追跡処理、及び、当該特定の被写体を合焦対象として焦点調整する自動合焦処理のうち、少なくとも一方の処理の実行を制御する第1制御手段と、を備え、前記第1判定手段は、前記外部環境に関する情報としての当該装置本体の外部の温度の情報に基づいて、当該装置本体が前記特定の環境としての低温下にあるか否かを判定することを特徴としている。
前記特定の環境は、複数規定され、前記被写体検出手段は、前記複数の特定の環境の各々に応じて前記特定の被写体の識別条件を異ならせていることを特徴としている。
前記環境特定手段は、前記外部環境に関する情報として、当該装置本体に対する圧力の情報、当該装置本体の外部の明るさの情報、当該装置本体の外部の音の情報、及び、当該装置本体に生じる動きの情報のうち、少なくとも何れか一の情報をも特定することを特徴としている。
前記第1判定手段は、前記外部環境に関する情報としての当該装置本体に対する圧力の情報に基づいて、当該装置本体が前記特定の環境としての水中に存するか否かを判定することを特徴としている。
前記第1判定手段は、前記外部環境に関する情報としての当該装置本体の外部の音の情報に基づいて、当該装置本体が前記特定の環境としての静かな状態にて発音が生じた状態にあるか否かを判定することを特徴としている。
前記第1判定手段により前記特定の環境下にあると判定された後、当該特定の環境下にて所定の変化が生じたか否かを判定する第2判定手段を更に備え、前記被写体検出手段は、前記第2判定手段により前記所定の変化が生じたと判定された場合に、前記特定の被写体の検出を再度行うことを特徴としている。
前記第2判定手段は、前記特定の環境としての明るい環境下にて、前記環境特定手段により特定された前記外部環境に関する情報としての当該装置本体の外部の明るさの情報に基づいて、前記明るい状態から前記所定の変化として明るさが暗く変化したか否かを判定することを特徴としている。
前記第2判定手段は、前記特定の環境としての前記装置本体に生じる動きが少ない状態にて、前記環境特定手段により特定された前記外部環境に関する情報としての当該装置本体に生じる動きの情報に基づいて、前記動きが少ない状態から前記所定の変化として前記装置本体に生じる動きが大きく変化したか否かを判定することを特徴としている。
前記第1制御手段によって、前記被写体追跡処理及び前記自動合焦処理のうち、少なくとも一方の処理が実行された後、前記撮像手段により撮像された前記特定の被写体を含む画像を記録手段に記録させる第2制御手段を更に備えることを特徴としている。
撮像手段を備える撮像装置を用いた撮像方法であって、当該装置本体の外部環境に関する情報を特定する処理と、特定された前記外部環境に関する情報に基づいて、当該装置本体が特定の環境下にあるか否かを判定する処理と、前記特定の環境下にあると判定された場合に、前記撮像手段により撮像された画像から所定条件を満たす特定の被写体を検出する処理と、検出された前記特定の被写体を追跡対象として追跡する被写体追跡処理、及び、当該特定の被写体を合焦対象として焦点調整する自動合焦処理のうち、少なくとも一方の処理の実行を制御する処理と、を行い、前記判定する処理は、前記外部環境に関する情報としての当該装置本体の外部の温度の情報に基づいて、当該装置本体が前記特定の環境としての低温下にあるか否かを判定することを特徴としている。
撮像手段を備える撮像装置のコンピュータを、当該装置本体の外部環境に関する情報を特定する環境特定手段、この環境特定手段により特定された前記外部環境に関する情報に基づいて、当該装置本体が特定の環境下にあるか否かを判定する第1判定手段、この第1判定手段により前記特定の環境下にあると判定された場合に、前記撮像手段により撮像された画像から所定条件を満たす特定の被写体を検出する被写体検出手段、この被写体検出手段により検出された前記特定の被写体を追跡対象として追跡する被写体追跡処理、及び、当該特定の被写体を合焦対象として焦点調整する自動合焦処理のうち、少なくとも一方の処理の実行を制御する第1制御手段、として機能させるプログラムであって、前記第1判定手段は、前記外部環境に関する情報としての当該装置本体の外部の温度の情報に基づいて、当該装置本体が前記特定の環境としての低温下にあるか否かを判定することを特徴としている。
図1は、本発明を適用した一実施形態の撮像装置100の概略構成を示すブロック図である。
本実施形態の撮像装置100は、当該装置本体の外部環境に関する情報に基づいて、当該装置本体が特定の環境下にあると判定された場合に、撮像部1により撮像された画像から所定条件を満たす特定の被写体を検出する。そして、撮像装置100は、検出された特定の被写体を追跡対象として追跡する被写体追跡処理、及び、当該特定の被写体を合焦対象として焦点調整する自動合焦処理のうち、少なくとも一方の処理を実行する。
具体的には、図1に示すように、撮像装置100は、撮像部1と、撮像制御部2と、画像データ生成部3と、メモリ4と、外部環境特定部5と、外部環境判定部6と、画像処理部7と、記録媒体制御部8と、表示制御部9と、表示部10と、操作入力部11と、中央制御部12とを備えている。
なお、撮像装置100は、「水中」での撮像を行うことができるように防水性能を具備しているが、防水性能を具備するか否かは適宜任意に変更可能である。
レンズ部1aは、ズームレンズやフォーカスレンズ等の複数のレンズから構成されている。
電子撮像部1bは、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-oxide Semiconductor)等のイメージセンサから構成され、レンズ部1aの各種レンズを通過した光学像を二次元の画像信号に変換する。
なお、図示は省略するが、撮像部1は、レンズ部1aを通過する光の量を調整する絞りを備えていても良い。
AF処理部2aは、図示は省略するが、フォーカスモータ等の駆動源と、中央制御部12からの制御信号に従って駆動源を駆動させるドライバ等を具備している。そして、AF処理部2aは、画像処理部7の被写体検出部7a(後述)により検出されて被写体追跡部7b(後述)により追跡される特定の被写体を合焦対象とする。その後、AF処理部2aは、合焦対象の特定の被写体の追跡枠をAFエリアとし、AFエリア内の画像(特定の被写体)にフォーカス(ピント)を合わせるようにドライバにより駆動源を駆動させてフォーカスレンズを光軸方向に移動させることにより、レンズ部1aの合焦位置を調整する(自動合焦処理)。
なお、AF処理部2aは、レンズ部1aに代えて、電子撮像部1bを光軸方向に移動させてレンズ部1aの合焦位置を調整するようにしても良い。
このように、AF処理部2a及び中央制御部12は、被写体検出部7aにより検出された特定の被写体を合焦対象として焦点調整するAF(自動合焦処理)を行う。
カラープロセス回路から出力される輝度信号Y及び色差信号Cb,Crは、図示しないDMAコントローラを介して、バッファメモリとして使用されるメモリ4にDMA転送される。
ここで、撮像装置100本体の外部環境とは、撮像部1により画像を撮像したり、記録媒体Mなどに記録されている画像を再生して表示部10に表示する際に撮像装置100本体がおかれる環境のことである。
そして、外部環境特定部5は、外部環境に関する情報として、当該装置本体に対する圧力の情報、当該装置本体の外部の温度の情報、当該装置本体の外部の明るさの情報、当該装置本体の外部の音の情報、及び、当該装置本体に生じる動きの情報のうち、少なくとも何れか一の情報を検出する。
具体的には、外部環境特定部5は、例えば、圧力検出センサ(図示略)を具備し、この圧力検出センサからの出力信号に基づいて、当該装置本体に対する大気圧や水圧等に係る圧力情報を特定する。また、外部環境特定部5は、例えば、温度検出センサ(図示略)を具備し、この温度検出センサからの出力信号に基づいて、当該装置本体の周囲の気温等に係る温度情報を特定する。また、外部環境特定部5は、例えば、照度検出センサ(図示略)を具備し、この照度検出センサからの出力信号に基づいて、当該装置本体の周囲の明るさ(暗さ)等に係る明るさ情報を特定する。また、外部環境特定部5は、例えば、音検出センサ(図示略)を具備し、この音検出センサからの出力信号に基づいて、当該装置本体の周囲にて発せられた音の音量等に係る発音情報を特定する。また、外部環境特定部5は、例えば、加速度検出センサや角速度検出センサなどの動き検出センサ(図示略)を具備し、この動き検出センサからの出力信号に基づいて、当該装置本体に生じる動きの大きさ等の動き情報を特定する。
このように、外部環境特定部5は、撮像装置100本体の外部環境に関する情報を特定する環境特定手段を構成している。
即ち、第1判定部6aは、外部環境特定部5により特定された各種の外部環境に関する情報に基づいて、当該装置本体が特定の環境下にあるか否かを判定する。ここで、特定の環境は、複数規定されており、例えば、「水中」、「低温下」、「静かな状態にて発音が生じた状態」などが挙げられる。
具体的には、第1判定部6aは、外部環境特定部5により特定された圧力情報に基づいて、撮像装置100本体に対する圧力が海面での大気圧(1気圧)よりも大きくなっているか否かを判定する。そして、当該判定結果に応じて、第1判定部6aは、撮像装置100本体が特定の環境としての「水中」に存するか否か(即ち、「陸上」に存しないか否か)を判定する。なお、撮像装置100本体が「水中」に存するか否かの判定にあっては、外部環境特定部5の水分検出センサ(図示略)により検出された水分に関する情報を利用するようにしても良い。
また、第1判定部6aは、外部環境特定部5により特定された温度情報に基づいて、撮像装置100本体の周囲の気温が所定の温度(例えば、摂氏0「ゼロ」度)以下となっているか否かを判定する。そして、当該判定結果に応じて、第1判定部6aは、撮像装置100本体が特定の環境としての「低温下」におかれているか否か(即ち、「常温下」や「高温下」におかれていないか否か)を判定する。
また、第1判定部6aは、外部環境特定部5により特定された発音情報に基づいて、撮像装置100本体が所定の音圧レベル以下の静かな状態(例えば、無音状態など)におかれている状態にて、装置本体の周囲にて発せられた音(例えば、「音声」や「物音」など)の音圧レベルが所定の閾値以上となったか否かを判定する。そして、当該判定結果に応じて、第1判定部6aは、撮像装置100本体が特定の環境としての「静かな状態にて発音が生じた状態」にあるか否かを判定する。
また、第1判定部6aは、外部環境特定部5により特定された動き情報に基づいて、撮像装置100本体に生じる加速度や角速度が所定の大きさ以下となっているか否かを判定する。そして、当該判定結果に応じて、第1判定部6aは、撮像装置100本体が特定の環境としての「動きが少ない状態」におかれているか否か(即ち、「動きが大きい状態」におかれていないか否か)を判定する。
ここで、第1判定部6aは、外部環境特定部5により特定された外部環境に関する情報に基づいて、撮像装置100本体が特定の環境下にあるか否かを判定する第1判定手段を構成している。
即ち、第2判定部6bは、撮像装置100本体が特定の環境下にある状態で、外部環境や撮像状態に所定の変化が生じたか否かを判定する。
具体的には、第2判定部6bは、撮像装置100本体が所定の照度以上の「明るい環境下」におかれている状態で、外部環境特定部5により特定された外部環境に関する情報としての明るさ情報に基づいて、装置本体の周囲の明るさが所定の照度よりも暗い状態に変化したか否かを判定する。そして、当該判定結果に応じて、第2判定部6bは、撮像装置100本体の周囲が明るい状態から所定の変化として明るさが暗く変化したか否かを判定する。
また、第2判定部6bは、撮像装置100本体に生じる加速度や角速度が所定の大きさ以下の「動きが少ない状態」にて、外部環境特定部5により特定された外部環境に関する情報としての動き情報に基づいて、装置本体に生じる加速度や角速度が所定の大きさよりも大きくなったか否かを判定する。そして、当該判定結果に応じて、第2判定部6bは、撮像装置100本体に生じる動きが少ない状態から所定の変化として装置本体に生じる動きが大きく変化したか否かを判定する。
ここで、第2判定部6bは、第1判定部6aにより特定の環境下にあると判定された後、当該特定の環境下にて所定の変化が生じたか否かを判定する第2判定手段を構成している。
即ち、被写体検出部7aは、撮像部1により撮像された画像の画像データをメモリ4から取得して、当該画像から被写体追跡処理の追跡対象や自動合焦処理の合焦対象となる特定の被写体を検出する。具体的には、被写体検出部7aは、例えば、顔検出処理、エッジ検出処理、特徴抽出処理等の各種画像処理によって特定の被写体の候補となる画像領域(候補領域)を抽出し、抽出された候補領域の中で所定の識別条件を満たすものを特定の被写体として検出する。
ここで、所定の識別条件としては、例えば、「ヒトの顔」や「魚(動物)」などの形状を基準とするものや、画角全体の画像に対する割合(例えば、半分以上であるか)などの大きさを基準とするものや、明度や彩度が高く鮮やかな(派手な)色合いであるか否かや肌色であるか否かなどの色調を基準とするものや、静止物体であるか動体であるかなどの動き(静動)を基準とするもの等が挙げられる。
また、被写体検出部7aは、外部環境判定部6の第1判定部6aにより判定された複数の特定の環境の各々に応じて、所定の識別条件を異ならせて当該特定の被写体を検出する。例えば、第1判定部6aにより撮像装置100本体が「水中」に存すると判定された場合には、被写体検出部7aは、形状として「ヒトの顔」よりも「魚」を優先させたり、色調として肌色であるか否かよりも派手な色合いであるか否かを優先させるように所定の識別条件を設定して、特定の被写体として「魚」を検出する。また、例えば、第1判定部6aにより撮像装置100本体が「水中」に存しないと判定された(即ち、「陸上」に存する)場合には、被写体検出部7aは、形状として「魚」よりも「ヒトの顔」を優先させたり、色調として派手な色合いであるか否かよりも肌色であるか否かを優先させるように所定の識別条件を設定して、特定の被写体として「ヒトの顔」を検出する。
このように、被写体検出部7aは、第1判定部6aにより特定の環境下にあると判定された場合に、撮像部1により撮像された画像から所定条件を満たす特定の被写体を検出する被写体検出手段を構成している。
なお、特定の被写体の具体的な検出方法は、上記したものと同様であり、その詳細な説明は省略する。
即ち、被写体追跡部7bは、撮像部1により撮像された一の画像フレームから被写体検出部7aにより検出された特定の被写体を追跡対象として設定し、当該追跡対象の特定の被写体を隣合う画像フレーム間で動体解析により追跡する。
被写体追跡部7bは、被写体検出部7aによる被写体検出処理によって一の画像フレームから特定の被写体が検出されると、当該特定の被写体と重なるように追跡枠(例えば、矩形枠等)を設定する。また、被写体追跡部7bは、追跡枠の各角部の座標を取得し、取得された座標を追跡用座標としてメモリ4に記憶する。
そして、被写体追跡部7bは、追跡枠内の特定の被写体の輝度情報や色情報等の画像情報をテンプレートとして、次の画像フレームにて追跡枠の角部の座標(追跡用座標)近傍の所定の動体探索範囲内を所定方向に走査してマッチングを行い、最も近似性の高い部分を特定の被写体とする。その後、被写体追跡部7bは、最も近似性が高いと判定された特定の被写体と重なるように追跡枠を設定した後、設定された追跡枠の各角部の座標を取得して当該座標によりメモリ4の追跡用座標を更新する。さらに、被写体追跡部7bは、追跡枠内の特定の被写体の輝度情報や色情報等の画像情報をテンプレートとして更新する。
上記の処理を、被写体追跡部7bは、撮像部1により順次撮像される複数の画像フレームの各々に対して逐次実行することにより、マッチングに用いるテンプレートが更新されていく。そのため特定の被写体が経時的に変化しても当該特定の被写体を動体として追跡することができる。
即ち、記録媒体制御部8は、画像処理部7の符号化部(図示略)により所定の圧縮形式(例えば、JPEG形式等)で符号化された記録用の画像データを記録媒体Mに記録させる。具体的には、被写体追跡部7bによる被写体追跡処理及びAF処理部2aによる自動合焦処理のうち、少なくとも一方の処理が実行された後、ユーザによる操作入力部11のシャッタボタンの所定操作の有無に関わらず、記録媒体制御部(第2制御手段)8は、撮像部1により撮像された特定の被写体を含む画像の画像データを記録媒体(記録手段)Mに記録させる。
具体的には、表示制御部9は、VRAM(Video Random Access Memory)、VRAMコントローラ、デジタルビデオエンコーダなどを備えている。そして、デジタルビデオエンコーダは、中央制御部12の制御下にてメモリ4から読み出されてVRAM(図示略)に記憶されている輝度信号Y及び色差信号Cb,Crを、VRAMコントローラを介してVRAMから定期的に読み出して、これらのデータを元にビデオ信号を発生して表示部10に出力する。
なお、中央制御部12は、必ずしも被写体追跡部7bによる被写体追跡処理及びAF処理部2aによる自動合焦処理の両方の処理の実行を制御する必要はなく、何れか一方の処理の実行を制御しても良い。
ここで、中央制御部12は、被写体検出部7aにより検出された特定の被写体を追跡対象として追跡する被写体追跡処理、及び、当該特定の被写体を合焦対象として焦点調整する自動合焦処理のうち、少なくとも一方の処理の実行を制御する第1制御手段を構成している。
図2は、メイン処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
メイン処理は、ユーザによる操作入力部11の選択決定ボタンの所定操作に基づいて、メニュー画面に表示された複数の動作モードの中から静止画像や動画像の撮像モードが選択指示された場合に実行される処理である。
ここで、撮像装置100本体が「暗い状態」におかれていると判定されると(ステップS3;YES)、中央制御部12は、撮像装置100本体の外部環境が「静かな状態」となっている期間の特定用のカウントをクリアすると共に、外部環境が所定時間「静かな状態」となったか否かの判定用のフラグに「0」をセットする(ステップS4)。続けて、中央制御部12は、被写体追跡処理にて特定の被写体を追跡対象としている「被写体ロック状態」を解除する(ステップS5)。これにより、撮像制御部2のAF処理部2aは、設定されているAFモードに応じたAFエリア(例えば、画角の略中央部など)を設定して、レンズ部1aの合焦位置を調整する。
なお、「被写体ロック状態」の解除後、ユーザによる操作入力部11のシャッタボタンの所定操作の有無に関わらず、記録媒体制御部8は、撮像部1により撮像された画像の画像データを記録媒体Mに記録させるようにしても良い。また、このとき、記録媒体制御部8は、画像データを一枚、或いは、連続して撮像された複数枚分を記録媒体Mに記録させる。
ここで、撮像装置100本体が「動きが大きい状態」におかれていると判定されると(ステップS7;YES)、中央制御部12は、処理をステップS4に移行して、上記と同様に、撮像装置100本体の外部環境が「静かな状態」となっている期間の特定用のカウントをクリアすると共に、外部環境が所定時間「静かな状態」となったか否かの判定用のフラグに「0」をセットした後(ステップS4)、それ以降の処理を実行する。
ここで、撮像装置100本体が「圧力が高い状態(水中)」におかれていると判定されると(ステップS8;YES)、中央制御部12は、撮像装置100本体の外部環境が「静かな状態」となっている期間の特定用のカウントをクリアすると共に、外部環境が所定時間「静かな状態」となったか否かの判定用のフラグに「0」をセットする(ステップS9)。続けて、中央制御部12は、画像処理部7の被写体検出部7aによる被写体の識別条件を「水中」用とした被写体追跡処理(水中用)の実行を制御する(ステップS10;図3参照)。
図3は、被写体追跡処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
なお、被写体追跡処理(水中用)及び後述する被写体追跡処理(陸上用)は、メイン処理のサブルーチンとして実行される処理であり、メイン処理内で所定のタイミングで繰り返し実行される。
ここで、「被写体ロック状態」でないと判定されると(ステップS31;NO)、画像処理部7の被写体検出部7aは、撮像部1により撮像されてメモリ4に記憶されている画像の画像データを取得した後、当該画像内で撮像装置100本体の外部環境「水中」に応じた所定の識別条件で特定の被写体「魚」を探索する被写体検出処理を行う(ステップS32)。具体的には、被写体検出部7aは、例えば、形状として「ヒトの顔」よりも「魚」を優先させたり、色調として肌色であるか否かよりも派手な色合いであるか否かを優先させるように所定の識別条件を設定した後、メモリ4から取得した画像内で特定の被写体「魚」を探索する。
続けて、撮像制御部2のAF処理部2aは、被写体追跡部7bにより追跡対象として設定されている特定の被写体「魚」を合焦対象として設定する。そして、AF処理部2aは、合焦対象の特定の被写体の追跡枠をAFエリアとし、ドライバにより駆動源を駆動させてフォーカスレンズを光軸方向に移動させてAFエリア内の画像にフォーカスを合わせる自動合焦処理を行う(ステップS35)。
これにより、被写体追跡処理を終了する。
ここで、追跡対象である特定の被写体「魚」が消失したと判定されると(ステップS36;YES)、中央制御部12は、被写体追跡処理にて特定の被写体「魚」を追跡対象としている「被写体ロック状態」を解除する(ステップS37)。これにより、撮像制御部2のAF処理部2aは、設定されているAFモードに応じたAFエリア(例えば、画角の略中央部など)を設定して、レンズ部1aの合焦位置を調整する。
その後、中央制御部12は、処理をステップS32に移行して、上記と同様に、被写体検出部7aは、撮像部1により撮像されてメモリ4に記憶されている画像の画像データを取得した後、当該画像内で撮像装置100本体の外部環境「水中」に応じた所定の識別条件で特定の被写体「魚」を探索する被写体検出処理を行う(ステップS32)。
その後、被写体追跡処理を終了する。
ここで、撮像装置100本体が「低温状態」におかれていると判定されると(ステップS11;YES)、中央制御部12は、撮像装置100本体の外部環境が「静かな状態」となっている期間の特定用のカウントをクリアすると共に、外部環境が所定時間「静かな状態」となったか否かの判定用のフラグに「0」をセットする(ステップS12)。続けて、中央制御部12は、被写体検出部7aによる被写体の識別条件を「陸上」用とした被写体追跡処理(陸上用)の実行を制御する(ステップS13;図3参照)。
なお、被写体追跡処理(陸上用)は、追跡対象や自動合焦処理の合焦対象となる特定の被写体の識別条件を異ならせた以外の点で被写体追跡処理(水中用)と略同様となっている。
ここで、「被写体ロック状態」でないと判定されると(ステップS31;NO)、画像処理部7の被写体検出部7aは、撮像部1により撮像されてメモリ4に記憶されている画像の画像データを取得した後、当該画像内で撮像装置100本体の外部環境「陸上」に応じた所定の識別条件で特定の被写体「ヒトの顔」を探索する被写体検出処理を行う(ステップS32)。具体的には、被写体検出部7aは、例えば、形状として「魚」よりも「ヒトの顔」を優先させたり、色調として派手な色合いであるか否かよりも肌色であるか否かを優先させるように所定の識別条件を設定した後、メモリ4から取得した画像内で特定の被写体「ヒトの顔」を探索する。
続けて、撮像制御部2のAF処理部2aは、被写体追跡部7bにより追跡対象として設定されている特定の被写体「ヒトの顔」を合焦対象として設定する。そして、AF処理部2aは、合焦対象の特定の被写体の追跡枠をAFエリアとし、ドライバにより駆動源を駆動させてフォーカスレンズを光軸方向に移動させてAFエリア内の画像にフォーカスを合わせる自動合焦処理を行う(ステップS35)。
これにより、被写体追跡処理を終了する。
ここで、追跡対象である特定の被写体「ヒトの顔」が消失したと判定されると(ステップS36;YES)、中央制御部12は、被写体追跡処理にて特定の被写体「ヒトの顔」を追跡対象としている「被写体ロック状態」を解除する(ステップS37)。これにより、撮像制御部2のAF処理部2aは、設定されているAFモードに応じたAFエリア(例えば、画角の略中央部など)を設定して、レンズ部1aの合焦位置を調整する。
その後、中央制御部12は、処理をステップS32に移行して、上記と同様に、被写体検出部7aは、撮像部1により撮像されてメモリ4に記憶されている画像の画像データを取得した後、当該画像内で撮像装置100本体の外部環境「陸上」に応じた所定の識別条件で特定の被写体「ヒトの顔」を探索する被写体検出処理を行う(ステップS32)。
その後、被写体追跡処理を終了する。
ここで、撮像装置100本体が「静かな状態」におかれていないと判定されると(ステップS14;NO)、撮像装置100本体の周囲が「騒がしい状態」であることから、中央制御部12は、撮像装置100本体の外部環境が所定時間「静かな状態」となったか否かの判定用のフラグが「1」であるか否かを判定する(ステップS15)。
その後、中央制御部12は、被写体追跡処理にて特定の被写体を追跡対象としている「被写体ロック状態」を解除する(ステップS17)。これにより、撮像制御部2のAF処理部2aは、設定されているAFモードに応じたAFエリア(例えば、画角の略中央部など)を設定して、レンズ部1aの合焦位置を調整する。
なお、「被写体ロック状態」の解除後、ユーザによる操作入力部11のシャッタボタンの所定操作の有無に関わらず、記録媒体制御部8は、撮像部1により撮像された画像の画像データを記録媒体Mに記録させるようにしても良い。また、このとき、記録媒体制御部8は、画像データを一枚、或いは、連続して撮像された複数枚分を記録媒体Mに記録させる。
その後、中央制御部12は、処理をステップS6に移行して、その他の各種処理を実行する(ステップS6)。
ここで、外部環境が所定時間「静かな状態」となったか否かの判定用のフラグが「1」でないと判定されると(ステップS18;NO)、中央制御部12は、撮像装置100本体の外部環境が「静かな状態」となっている期間の特定用のカウントをインクリメント(カウントUP)した後(ステップS19)、当該カウントが所定時間(例えば、10分など)を超えたか否かを判定する(ステップS20)。
なお、ステップS19におけるカウントUPは、所定期間が経過する毎に行うようにしても良い。
その後、中央制御部12は、処理をステップS6に移行して、その他の各種処理を実行する(ステップS6)。
その後、ステップS18における、撮像装置100本体の外部環境が所定時間「静かな状態」となったか否かの判定用のフラグが「1」であるか否かの判定にて、当該フラグが「1」であると判定されると(ステップS18;YES)、中央制御部12は、処理をステップS6に移行して、その他の各種処理を実行する(ステップS6)。
つまり、撮像装置100本体の外部環境が「静かな状態」となっている間は、被写体追跡部7bによる被写体追跡処理は実行されずに、その時点のレンズ部1aの合焦位置が保持される。
ここで、撮像装置100本体が所定の音圧レベル以下の「静かな状態」におかれていない、即ち、撮像装置100本体が「静かな状態にて発音が生じた状態」にあると判定されると(ステップS14;YES)、中央制御部12は、処理をステップS15に移行して、上記と同様に、撮像装置100本体の外部環境が所定時間「静かな状態」となったか否かの判定用のフラグが「1」であるか否かを判定する(ステップS15)。
なお、ここでの被写体追跡処理(陸上用)は、上記したものと略同様であり、その詳細な説明は省略する。
従って、撮像装置100本体の外部環境が所定時間「静かな状態」となった後、撮像装置100本体の外部環境にて発音(例えば、物音など)が生じて、「静かな状態にて発音が生じた状態」に移行すると、被写体追跡部7bによる被写体追跡処理が実行される。
そして、撮像装置100は、特定の被写体を追跡対象として追跡する被写体追跡処理、及び、当該特定の被写体を合焦対象として焦点調整する自動合焦処理のうち、少なくとも一方の処理を実行するので、動体としての特定の被写体を画角内で常に追跡したり、特定の被写体にフォーカスを合わせることができることとなって、従来の主として画質に係る条件を調整する装置に比べて特定の被写体を含む画像を撮像する際のユーザの負担を軽減することができる。これにより、当該撮像装置100本体の外部環境が変化しても、特定の被写体を含む画像の撮像を適正に行うことができる。
特に、撮像装置100本体の外部環境が特定の環境となった場合に、当該特定の環境に応じた特定の被写体の識別条件を設定する。例えば、当該装置本体が「水中」にある場合には、形状として「ヒトの顔」よりも「魚」を優先させたり、色調として肌色であるか否かよりも派手な色合いであるか否かを優先させるように所定の識別条件を設定して、特定の被写体として「魚」を検出する。一方、当該装置本体が「水中」に存しない、即ち、「陸上」に存する場合には、形状として「魚」よりも「ヒトの顔」を優先させたり、色調として派手な色合いであるか否かよりも肌色であるか否かを優先させるように所定の識別条件を設定して、特定の被写体として「ヒトの顔」を検出する。
このように、外部環境に応じて特定の被写体の識別条件を設定することにより、撮像装置100本体が「陸上」に比べて操作し難い「水中」にある場合や、「常温下」に比べて操作し難い「低温下」にある場合などに、被写体追跡処理や自動合焦処理の処理対象となる特定の被写体の検出の容易化を図ることができる。また、撮像装置100本体が「静かな状態」におかれた後、音声や物音といった発音が生じた「静かな状態にて発音が生じた状態」を特定の環境として判定することで、例えば、室内への侵入者の監視や、野生動物の観察といった用途に当該撮像装置100を適用することも可能となる。従って、撮像装置100本体の外部環境に応じて撮像対象となる所望の特定の被写体の検出を適正に行うことができ、当該撮像装置100の利便性の向上を図ることができる。
例えば、特定の環境として複数規定しておき、これら複数の特定の環境の各々に応じて特定の被写体の識別条件を異ならせて当該特定の被写体を検出するようにしたが、これに限られるものではなく、特定の環境として何れか一の外部環境(例えば、「水中」など)を設定しても良く、この場合には、当該外部環境(特定の環境)に対応する特定の被写体の識別条件のみを設定する。
さらに、撮像部1により撮像された特定の被写体を含む画像の画像データを記録媒体Mに記録させるようにしたが、これに限られるものではなく、特定の被写体を含む画像の画像データを記録するか否かは適宜任意に変更可能である。さらに、特定の被写体を含む画像の画像データを、例えば、当該撮像装置100の外部に設けられ所定の通信回線を介して接続されている所定の記録手段(例えば、ハードディスクドライブなど)に転送して記録するようにしても良い。
即ち、プログラムを記憶するプログラムメモリ(図示略)に、環境特定処理ルーチン、第1判定処理ルーチン、被写体検出処理ルーチン、第1制御処理ルーチンを含むプログラムを記憶しておく。そして、環境特定処理ルーチンにより中央制御部12のCPUを、当該装置本体の外部環境に関する情報を特定する環境特定手段として機能させるようにしても良い。また、第1判定処理ルーチンにより中央制御部12のCPUを、環境特定手段により特定された外部環境に関する情報に基づいて、当該装置本体が特定の環境下にあるか否かを判定する第1判定手段として機能させるようにしても良い。また、被写体検出処理ルーチンにより中央制御部12のCPUを、第1判定手段により特定の環境下にあると判定された場合に、撮像手段により撮像された画像から所定条件を満たす特定の被写体を検出する被写体検出手段として機能させるようにしても良い。また、第1制御処理ルーチンにより中央制御部12のCPUを、被写体検出手段により検出された特定の被写体を追跡対象として追跡する被写体追跡処理、及び、当該特定の被写体を合焦対象として焦点調整する自動合焦処理のうち、少なくとも一方の処理の実行を制御する第1制御手段として機能させるようにしても良い。
1 撮像部
1a レンズ部
1b 電子撮像部
2 撮像制御部
2a AF処理部
5 外部環境特定部
6 外部環境判定部
6a 第1判定部
6b 第2判定部
7 画像処理部
7a 被写体検出部
7b 被写体追跡部
8 記録媒体制御部
12 中央制御部
M 記録媒体
Claims (11)
- 撮像手段を備える撮像装置であって、
当該装置本体の外部環境に関する情報を特定する環境特定手段と、
この環境特定手段により特定された前記外部環境に関する情報に基づいて、当該装置本体が特定の環境下にあるか否かを判定する第1判定手段と、
この第1判定手段により前記特定の環境下にあると判定された場合に、前記撮像手段により撮像された画像から所定条件を満たす特定の被写体を検出する被写体検出手段と、
この被写体検出手段により検出された前記特定の被写体を追跡対象として追跡する被写体追跡処理、及び、当該特定の被写体を合焦対象として焦点調整する自動合焦処理のうち、少なくとも一方の処理の実行を制御する第1制御手段と、
を備え、
前記第1判定手段は、
前記外部環境に関する情報としての当該装置本体の外部の温度の情報に基づいて、当該装置本体が前記特定の環境としての低温下にあるか否かを判定することを特徴とする撮像装置。 - 前記特定の環境は、複数規定され、
前記被写体検出手段は、
前記複数の特定の環境の各々に応じて前記特定の被写体の識別条件を異ならせていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記環境特定手段は、
前記外部環境に関する情報として、当該装置本体に対する圧力の情報、当該装置本体の外部の明るさの情報、当該装置本体の外部の音の情報、及び、当該装置本体に生じる動きの情報のうち、少なくとも何れか一の情報をも特定することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。 - 前記第1判定手段は、
前記外部環境に関する情報としての当該装置本体に対する圧力の情報に基づいて、当該装置本体が前記特定の環境としての水中に存するか否かを判定することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。 - 前記第1判定手段は、
前記外部環境に関する情報としての当該装置本体の外部の音の情報に基づいて、当該装置本体が前記特定の環境としての静かな状態にて発音が生じた状態にあるか否かを判定することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。 - 前記第1判定手段により前記特定の環境下にあると判定された後、当該特定の環境下にて所定の変化が生じたか否かを判定する第2判定手段を更に備え、
前記被写体検出手段は、
前記第2判定手段により前記所定の変化が生じたと判定された場合に、前記特定の被写体の検出を再度行うことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の撮像装置。 - 前記第2判定手段は、
前記特定の環境としての明るい環境下にて、前記環境特定手段により特定された前記外部環境に関する情報としての当該装置本体の外部の明るさの情報に基づいて、前記明るい状態から前記所定の変化として明るさが暗く変化したか否かを判定することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。 - 前記第2判定手段は、
前記特定の環境としての前記装置本体に生じる動きが少ない状態にて、前記環境特定手段により特定された前記外部環境に関する情報としての当該装置本体に生じる動きの情報に基づいて、前記動きが少ない状態から前記所定の変化として前記装置本体に生じる動きが大きく変化したか否かを判定することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。 - 前記第1制御手段によって、前記被写体追跡処理及び前記自動合焦処理のうち、少なくとも一方の処理が実行された後、前記撮像手段により撮像された前記特定の被写体を含む画像を記録手段に記録させる第2制御手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の撮像装置。
- 撮像手段を備える撮像装置を用いた撮像方法であって、
当該装置本体の外部環境に関する情報を特定する処理と、
特定された前記外部環境に関する情報に基づいて、当該装置本体が特定の環境下にあるか否かを判定する処理と、
前記特定の環境下にあると判定された場合に、前記撮像手段により撮像された画像から所定条件を満たす特定の被写体を検出する処理と、
検出された前記特定の被写体を追跡対象として追跡する被写体追跡処理、及び、当該特定の被写体を合焦対象として焦点調整する自動合焦処理のうち、少なくとも一方の処理の実行を制御する処理と、
を行い、
前記判定する処理は、
前記外部環境に関する情報としての当該装置本体の外部の温度の情報に基づいて、当該装置本体が前記特定の環境としての低温下にあるか否かを判定することを特徴とする撮像方法。 - 撮像手段を備える撮像装置のコンピュータを、
当該装置本体の外部環境に関する情報を特定する環境特定手段、
この環境特定手段により特定された前記外部環境に関する情報に基づいて、当該装置本体が特定の環境下にあるか否かを判定する第1判定手段、
この第1判定手段により前記特定の環境下にあると判定された場合に、前記撮像手段により撮像された画像から所定条件を満たす特定の被写体を検出する被写体検出手段、
この被写体検出手段により検出された前記特定の被写体を追跡対象として追跡する被写体追跡処理、及び、当該特定の被写体を合焦対象として焦点調整する自動合焦処理のうち、少なくとも一方の処理の実行を制御する第1制御手段、
として機能させるプログラムであって、
前記第1判定手段は、
前記外部環境に関する情報としての当該装置本体の外部の温度の情報に基づいて、当該装置本体が前記特定の環境としての低温下にあるか否かを判定することを特徴とするプログラム。
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