JP2009053395A - 撮影方法及び撮影装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】撮影環境によって異なる像のブレを適切に補正する撮影方法及び撮影装置を提供する。
【解決手段】デジタルカメラ10は、ジャイロセンサ68、撮影環境判別部66、ブレ補正処理部67、ブレ補正レンズ74などを備える。ジャイロセンサ68はいくつかの角速度センサからなり、デジタルカメラ10の移動を検知する。撮影環境判別部66は、ジャイロセンサ68から出力されるブレ信号に基づいて、撮影時にデジタルカメラ10に生じたブレの周波数を算出する。ブレ補正処理部67は、撮影環境判別部66で算出されたブレの周波数に基づいてブレ補正レンズ74を撮影光軸L1に対して垂直な方向に移動させ、ブレを補正する。
【選択図】図4
【解決手段】デジタルカメラ10は、ジャイロセンサ68、撮影環境判別部66、ブレ補正処理部67、ブレ補正レンズ74などを備える。ジャイロセンサ68はいくつかの角速度センサからなり、デジタルカメラ10の移動を検知する。撮影環境判別部66は、ジャイロセンサ68から出力されるブレ信号に基づいて、撮影時にデジタルカメラ10に生じたブレの周波数を算出する。ブレ補正処理部67は、撮影環境判別部66で算出されたブレの周波数に基づいてブレ補正レンズ74を撮影光軸L1に対して垂直な方向に移動させ、ブレを補正する。
【選択図】図4
Description
本発明は、種々の環境下で手振れ等を補正した撮影を行う撮影方法及び撮影装置に関し、さらに詳しくは、陸上だけでなく水中においても手振れ等を補正した撮影を行う撮影方法及び撮影装置に関する。
シャッターボタンの押圧時に、デジタルカメラを把持する手や撮影者の身体の振動によって撮影が画像にブレ(以下、手振れ)が生じてしまい、撮影失敗の大きな原因となっている。この手振れは、カメラを両手で把持するようにしたり、三脚などを使用したりすることによって相当軽減される。
近年では、片手でデジタルカメラを把持するような手振れの生じやすい場合であっても、この手振れを補正して撮影を行うことができるデジタルカメラが普及している。こうしたデジタルカメラに採用される手振れ補正の具体的な手法としては、デジタルカメラを把持する手や身体の振動に応じて一部のレンズを移動させるレンズシフト方式や、CCD等の撮像素子を移動させるCCDシフト方式などが知られている。
これらの手振れ補正の方式は、何れにしても、デジタルカメラを持つ腕や身体の振動を検知して、これに応じた補正を行う。例えば、カメラを持つ腕、すなわち肘付近から手先にかけて生じる振動の周波数は5〜10Hz程度であるとされ、この周波数に応じてレンズやCCDを移動させる。また、同様に、撮影者の身体全体が振動する周波数が1〜2Hz程度であるとされ、この周波数をも加味してレンズやCCDを移動させることで手振れの補正が行われる。
こうした所定周波数の手振れを精度良く補正する技術としては、例えば、撮影環境の変化などによって手振れ補正を担う素子に生じる温度変化に応じて、手振れ補正のゲインや位相などを変更し、手振れ補正性能の劣化を抑えるカメラが知られている(特許文献1)。
一方、デジタルカメラの普及にともない、撮影時の様々な使用環境(以下、撮影環境)下においても適切な撮影を行うことができるデジタルカメラが求められるようになっている。例えば、防水加工を施されたデジタルカメラや水中撮影用のアタッチメントを備えるデジタルカメラが知られているように、水中撮影の需要は大きい。
こうした水中撮影では、単に撮影を行うだけでなく水中であることに応じて特殊な制御等を行うカメラが知られている。例えば、水があることを検知してズームレンズの進退動作を禁止するカメラ(特許文献2)や、撮影環境が陸上か水中かに応じて撮影環境に適した撮影条件のユーザ設定を設定するカメラ(特許文献3)、水中であっても見やすい配色の表示を行うカメラ(特許文献4)などが知られている。
また、例えば、手振れ補正機能の設けられていないカメラに、手振れ補正機能を設けた水中撮影用のアタッチメントを取り付けることで手振れを軽減するカメラが知られている(特許文献5,6)。同様に水中撮影時の手振れを軽減しようとするカメラには、例えば、水中撮影時にストロボ発光しやすくなるように、被写体の明るさ判別レベルを切り替えることで手振れを軽減するカメラ(特許文献7,8)や、水中撮影用の撮影モード下ではシャッタ速度が高めに設定され、かつ強制発光となる制御を行うことで手振れを軽減するカメラ(特許文献9)も知られている。
特開平6−265962号公報
実開平3−31721号公報
特開2005−328224号公報
特開2005−328226号公報
特開平9−15669号公報
特開平9−15537号公報
特開2003−186093号公報
特開平8−69036号公報
特開2006−201635号公報
従来の手振れ補正は、前述のように1〜2Hz及び5〜10Hz(以下、手振れ周波数)の振動を手振れとして軽減するものであり、通常の陸上撮影でこれらの手振れ周波数の振動のみが画像のブレの支配的な要因である場合には良好に補正される。
一方、水中で撮影を行う場合など、陸上以外の環境で撮影が行われる場合には、陸上での手振れ周波数以外に撮影画像にブレを生じさせる振動が生じることがある。こうした場合に、上述のような陸上での手振れ周波数に最適化された通常の手振れ補正が行われると、この手振れ周波数の帯域に含まれない振動が画像のブレの支配的な要因であるために、画像のブレが正しく補正されないばかりか、かえって余計な画像のブレを生じさせてしまうという問題がある。
また、水中撮影等の陸上以外の撮影環境下で撮影を行う従来のカメラは、シャッタ速度やストロボの発光等で手振れを軽減するものであり、手振れ補正機能自体を水中等の陸上環境以外の撮影環境に対応させるものではなく、様々な撮影環境に適応する手振れ補正機能が望まれている。
本発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであり、撮影環境ごとにことなる像のブレを適切に補正する撮影方法及び撮影装置を提供することを目的とする。
本発明の撮影装置は、撮影時に撮影装置が移動することによって画像に生じるブレを自動的に補正する撮影装置であり、撮影装置の使用環境を判別するとともに、判別した使用環境に応じた前記ブレの周波数を特定する撮影環境判別手段と、前記撮影環境判別手段によって特定された前記ブレの周波数に基づいて前記ブレを補正するブレ補正手段とを備えることを特徴とする。
また、撮影装置の移動を検知し、撮影装置の移動速度に応じた値を出力する角速度センサを備え、
前記撮影環境判別手段は、撮影実行前に前記角速度センサの出力値から撮影装置に生じたブレの周波数を算出することで撮影装置の使用環境を予め判別し、撮影時に前記ブレ補正手段は前記撮影環境判別が算出したブレの周波数の前記ブレを補正することを特徴とする。
前記撮影環境判別手段は、撮影実行前に前記角速度センサの出力値から撮影装置に生じたブレの周波数を算出することで撮影装置の使用環境を予め判別し、撮影時に前記ブレ補正手段は前記撮影環境判別が算出したブレの周波数の前記ブレを補正することを特徴とする。
また、前記ブレの周波数として、前記使用環境ごとに予め定めた複数のブレ周波数と、取得する画像のホワイトバランスを自動的に調節するホワイトバランス調節手段を備え、前記撮影環境判別手段は、前記ホワイトバランス調節手段で使用されるゲイン信号の大きさに基づいて撮影装置の使用環境を判別するとともに、判別した使用環境に応じて前記ブレ周波数を選択することを特徴とする。
前記ブレの周波数として、前記使用環境ごとに予め定めた複数のブレ周波数と、使用環境に応じて撮影装置に装着されるアタッチメントと、前記アタッチメントが撮影装置に装着されていることを検知するアタッチメント検知手段とを備え、前記アタッチメント検知手段によって前記アタッチメントが撮影装置に装着されていることが検知されることによって、前記撮影環境判別手段は撮影装置の使用環境が前記アタッチメントに応じた使用環境であることを判別し、前記アタッチメントに対応する前記ブレ周波数を選択することを特徴とする。
また、前記ブレの周波数として、前記使用環境ごとに予め定められた複数のブレ周波数を備え、前記撮影環境判別手段は撮影装置の使用環境が水中であることを判別し、前記複数のブレ周波数のなかかから水中撮影用に定められたブレ周波数を選択することを特徴とする。
また、前記ブレ補正手段が前記ブレの補正を行う撮影装置の使用環境が予め定められ、ブレの補正を行う使用環境を以外の撮影装置の使用環境下では、前記ブレ補正手段による前記ブレの補正を行わないことを特徴とする。
本発明の撮影方法は、撮影時に撮影装置が移動することによって画像に生じるブレを自動的に補正する撮影方法であり、撮影装置の使用環境を判別する使用環境判別ステップと、前記使用環境判別ステップで判別された撮影装置の使用環境に応じた前記ブレの周波数を特定するブレ周波数特定ステップと、前記ブレ周波数特定ステップで特定された使用環境に応じた前記ブレの周波数に基づいて前記ブレを補正するブレ補正ステップと、を備えることを特徴とする。
また、前記ブレ補正ステップで前記ブレの補正を行う撮影装置の使用環境が予め定められているときに、前記使用環境判別ステップで判別された撮影装置の使用環境が前記ブレの補正を行うことが定められた撮影装置の使用環境でない場合には、前記ブレ補正ステップで前記ブレの補正を行わないことを特徴とする。
本発明によれば、撮影環境によって異なる像のブレを適切に補正する撮影方法及び撮影装置を提供することができる。
[第1実施形態]
図1に示すように、デジタルカメラ10(撮影装置)の前面には、レンズ鏡胴16やストロボ発光部17が設けられている。レンズ鏡胴16には撮影レンズ18が配置される。また、このレンズ鏡胴16は、デジタルカメラ10に収納される位置(図1)と、デジタルカメラ10の前面に突出される位置(図示しない)との間で伸縮するように、移動自在に設けられている。こうしたレンズ鏡胴16の移動は、ズーム操作に応じて行われる。ストロボ発光部17は、主として撮影光量が不足する場合に発光され、適切な撮影条件となるように撮影光量を補う。
図1に示すように、デジタルカメラ10(撮影装置)の前面には、レンズ鏡胴16やストロボ発光部17が設けられている。レンズ鏡胴16には撮影レンズ18が配置される。また、このレンズ鏡胴16は、デジタルカメラ10に収納される位置(図1)と、デジタルカメラ10の前面に突出される位置(図示しない)との間で伸縮するように、移動自在に設けられている。こうしたレンズ鏡胴16の移動は、ズーム操作に応じて行われる。ストロボ発光部17は、主として撮影光量が不足する場合に発光され、適切な撮影条件となるように撮影光量を補う。
また、デジタルカメラ10の上面には電源ボタン21やレリーズボタン22が設けられている。電源ボタン21は、長押し操作されることで、デジタルカメラ10の電源のオン,オフを切り替える。また、レリーズボタン22は、デジタルカメラ10の上面右側面寄りに設けられており、撮影を実行する際に押圧される。このレリーズボタン22は、半押しと全押しの2段階の押圧操作が可能となっている。レリーズボタン22が、半押し操作されると、撮影レンズ18の焦点距離や撮影の露光量などの各種撮影条件が自動的に調節される。そして、レリーズボタン22が全押し操作されると、デジタルカメラ10は、半押し操作の段階で定められた焦点距離や露光量で撮影が実行し、被写体の画像を得る。
図2に示すように、デジタルカメラ10の背面には、LCD26や操作部27が設けられている。LCD26には、デジタルカメラ10の設定項目などの各種メニューや、撮影した画像、スルー画像など、様々な情報が表示される。操作部27は、モード切替ボタン(図示しない)、メニューボタン28、決定ボタン29、キャンセルボタン31、方向キー32などから構成される。モード切替ボタンは、デジタルカメラ10の動作モードを切り替えるボタンである。デジタルカメラ10に設けられた動作モードには、被写体の撮影を行う撮影モードと、撮影した画像などを表示する再生モードが設けられている。
メニューボタン28は、押圧操作されることで、LCD26にデジタルカメラ10の各種設定等のメニューを表示する。例えば、デジタルカメラ10には、撮影モードとして、風景モードや人物モードなど種々の撮影モードが設けられており、こうした詳細な撮影モードの切替もメニューボタン28の押圧操作で表示されるメニューから変更される。決定ボタン29やキャンセルボタン31は、LCD26に表示されたメニュー等で、選択の決定,実行や選択の解除を行う。
方向キー32は、デジタルカメラ10の使用状態に応じて異なる機能を割り当てられた汎用キーである。例えば、デジタルカメラ10の動作モードが再生モードであるときには、LCD26に表示する画像を変更するコマ送りキーとして機能する。また、デジタルカメラ10の動作モードが撮影モードであるときには、撮影倍率を変更するズームキーとして機能する。さらに、方向キー32は、デジタルカメラ10の設定等を変更する差異には、各種メニューや設定事項を選択するカーソルを移動させるカーソルキーとして機能する。
また、デジタルカメラ10の側面には、メモリカード33などの記録メディアを装填するメディアスロット34や、コンピュータなどの外部機器と通信を行うための接続端子類(図示しない)などが設けられている。さらに、デジタルカメラ10の下面には、水中パック検知部36(アタッチメント検知手段)が設けられている。この水中パック検知部36は、デジタルカメラ10に水中パック(後述)が装着されているか否かを検出する。
図3に示すように、デジタルカメラ10には、水中撮影用の付属アタッチメントとして、水中パック37(アタッチメント)が設けられている。水中パック37は、前面部41と背面部42とからなり、この前面部41と背面部42との境界部分にはゴムなどからなるパッキン(図示しない)が設けられている。これにより、前面部41と背面部42とが強固に組み合わされると、気密な収納室43が形作られる。水中で撮影を行う際には、デジタルカメラ10はこの収納室43に配置されることで、水中パック37の外部の水から遮蔽される。
前面部41の前面にはレンズ防護ユニット46、拡散板47などが設けられている。レンズ防護ユニット46は、収納室43に配置されたデジタルカメラ10のレンズ部分を防護する部材であり、ズーム操作によってレンズ鏡胴16が突出する量に合わせて、前面部41の前方に突出して設けられている。したがって、水中パック37を装着して撮影を行う場合であっても、デジタルカメラ10をズーム操作することが可能となっている。また、このレンズ防護ユニット46の中央部、すなわちデジタルカメラ10の光軸L1上の部分は無色透明な材料からつくられており、デジタルカメラ10に水中パック37を装着した状態で撮影を行う場合にも、水中パック37を装着しない場合に撮影した画像と略同等の画質の画像が得られる。拡散板47は、ストロボ発光部17から発せられる光を拡散し、水中の被写体を自然に照明する。
さらに前面部41の左右の側面には留具48aが設けられている。この留具48aは、背面部42の留具48bに掛けられることで、前面部41と背面部42とを強固に組み合わせ、収納室43の気密を維持する。
背面部42の背面には、表示部51、操作ボタン52が設けられている。表示部51は、LCD26に対応する位置に設けられており、透明な材料からつくられている。したがって、水中パック37を装着した状態においても、LCD26の表示は見難くなることなく、この表示部51を通して観察される。
操作ボタン52は、デジタルカメラ10に水中パック37を装着した状態で、デジタルカメラ10の操作を行うためのボタンであり、操作部27のボタンやキーに各々に対応して設けられている。また、操作ボタン52は、押圧操作された場合にも収納室43の気密を保つように設けられている。
同様に、背面部42の上面には、レリーズ操作部53や電源操作部54が設けられている。レリーズ操作部53はレリーズボタン22に対応する位置に、電源操作部54は電源ボタン21に対応する位置に各々設けられている。また、前述の操作ボタン52と同様に、レリーズ操作部53や電源操作部54もまた、押圧操作された場合にも収納室43の気密状態は保たれる。
さらに、背面部42の内壁の下側面には、突起56が設けられている。デジタルカメラ10が収納室43に配置されると、この突起56は水中パック検知部36に係合し、収納室43内でデジタルカメラ10を位置決めするとともに、この突起56が水中パック検知部36によって検知されることによって、結果としてデジタルカメラ10は水中パック37が装着されていることを検知する。
図4に示すように、デジタルカメラ10は、撮影レンズ18、CCD61、DSP62、AE/AWB検出回路63(ホワイトバランス調節手段)、AF検出回路64、ブレ補正処理部67(ブレ補正手段)、撮影環境判別部66などを備えている。
撮影レンズ18はズームレンズ71、絞り72、フォーカスレンズ73、ブレ補正レンズ74などから構成される。ズームレンズ71は、撮影光軸L1に沿って移動自在に設けられている。このズームレンズ71は撮影モード下で、方向キー32の操作に応じて移動され、撮影倍率を変化させる。また、絞り72は、レリーズボタン22の半押し操作などに応じて駆動され、絞り開口の面積を変化させることで撮影光量を調節する。
フォーカスレンズ73は、ズームレンズ71と同様に、撮影光軸L1に沿って移動自在に設けられている。このフォーカスレンズ73の撮影光軸L1に沿った移動は、ズームレンズ71の移動やレリーズボタン22の半押し操作に応じて行われ、撮影レンズ18の焦点距離が調節される。
このような撮影レンズ18の駆動、すなわち、ズームレンズ71,フォーカスレンズ73の撮影光軸L1に沿った移動や絞り72の絞り開口の大きさの調節は、レンズモータ76によって行われる。なお、レンズモータ76は、撮影レンズ18の各部を駆動する際に必要な個数のステッピングモータやギアなどからなり、モータドライバ77などを介してCPU81によって制御される。
ブレ補正レンズ74は、撮影光軸L1に垂直な方向に移動自在に設けられている。このブレ補正レンズ74の撮影光軸L1に垂直な方向への移動は、撮影時にデジタルカメラ10が所定範囲の周波数で振動しているときに行われる。すなわち、ブレ補正レンズ74は、手振れ等によるデジタルカメラ10のブレを補正する際に、この手振れ等の周波数に応じて撮影光軸L1に垂直な方向に移動される。また、こうしたブレ補正レンズ74の移動は、レンズモータ78などによって行われ、レンズモータ78はモータドライバ79を介して、ブレ補正処理部67(後述)によって制御される。
CCD61は、撮影レンズ18の背後に設けられており、撮影レンズ18によって受光面に結像された被写体光を光電変換し、アナログの撮像信号を出力する。CCD61が出力する撮像信号には、レリーズボタン22が全押し操作されたときに出力される画素数の大きな本画像信号と、LCD26にスルー表示するためのスルー画像信号とがある。本画像信号は、後述するようにデジタルな画像データに変換されるとともに、各種画像処理などを施されてメモリカード33へ記録される。一方、スルー画像信号は、例えば毎秒30フレームのフレームレートで出力されると、デジタルなスルー画像データに変換されるとともに、各種画像処理を施された後にSDRAM91に記憶される。
また、CCD61は、いわゆる電子シャッタ機能を有しており、タイミングジェネレータ(図示しない)からのシャッタパルスが入力されると、それまで似蓄積された電荷を掃き出して消去し、本画像信号として出力される電荷の蓄積時間を調節する。デジタルカメラ10による撮影の露光量は、この電子シャッタと絞り72の絞り開口の大きさとによって定められる。なお、こうしたCCD61の動作は、CPU81からの制御信号に基づいてCCDドライバ82によって制御される。
このようにCCD61から出力されるアナログの撮像信号は、相関二重サンプリング回路86(以下、CDS)によってノイズが除去されるとともに、増幅器87(以下、AMP)によって増幅される。そして、A/D変換器88によってデジタルな画像データへと変換される。こうして得られる画像データは、CCD61の受光面を構成する各々のセルの蓄積電荷量に正確に対応したR,G,Bの画像データであり、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)62へと入力される。
DSP62は、画像入力コントローラ、画質補正処理回路、YC変換処理回路、圧縮伸張処理回路などとして機能する。すなわち、DSP62は、A/D変換器88からの画像データをバッファリングしてSDRAM91に一時的に記憶させるとともに、各種画像変換処理を施す。
例えば、DSP62が画像入力コントローラとして機能する場合には、A/D変換器88から入力された画像データをバッファリングして、データバス92を介してSDRAM91に一時的に記憶させる。また、画質補正処理回路として機能する場合には、画像データに対して、階調変換、γ補正処理などの各種画像変換処理を施す。さらに、YC変換処理回路として機能する場合には、RGBの画像データを輝度信号Yと色差信号Cr,Cbとに変換する。そして、圧縮伸張処理回路として機能する場合には、YC変換された画像データを所定の方式で圧縮し、JPEGやTIFFといったファイル形式で出力する。
SDRAM91は作業用のメモリであり、画像データを一時的に記憶するとともに、CPU81によって実行されるデジタルカメラ10の制御用プログラムなどがロードされる。また、SDRAM91内にはスルー画像を格納するVRAM領域が確保されており、このVRAM領域に記憶されたスルー画像は前述のフレームレートに合わせて随時更新される。また、フラッシュROM93は、デジタルカメラ10の制御用プログラムや、各種設定情報などが格納されているメモリである。
水中パック検知部36は、デジタルカメラ10に水中パック37が装着されているか否かを検知する。また、この水中パック検知部36は、デジタルカメラ10に水中パック37が装着されているときには、これを示すオン信号を出力する。一方、デジタルカメラ10に水中パック37が装着されていない場合にはオフであり、オン信号を出力しない。CPU81は、この水中パック検知部36からのオン信号を受けると、例えば、LCD26の表示色を変更するなど、予め定められた水中撮影に適した設定でデジタルカメラ10を駆動する。
AE/AWB検出回路63は、ホワイトバランスが撮影に適切か否かを検出するとともに、撮影に適切な露光量を検出し、これらを撮影に適切な値となるように自動的に調節する。すなわち、DSP62から出力された画像データを用いてホワイトバランスが適切か否かを検出し、また、撮影画面内に設定されたAE検出領域から被写体の輝度を検出する。このAE/AWB検出回路63によって検出された被写体の輝度に基づいて、CPU81は、CCD61の電子シャッタ速度と絞り72の絞り開口の大きさとを定め、露光量が撮影に適切な量となるように調節する。また、デジタルカメラ10の設定やデジタルカメラ10の使用状態によっては、絞り72の開口の大きさの変更や電子シャッタの速度が制限された状態で、AE/AWB検出回路63による露光量の検出が行われる。
AF検出回路64は、DSP62から出力された画像データを用いて焦点距離を検出する。すなわち、AF検出回路64は、画像データの撮影画面内に設定されたAF検出領域から高周波成分を抽出し、この高周波成分を積算したAF評価値を出力する。CPU81は、このAF評価値が最大となるように、すなわち、AF検出領域内のコントラストが最大となる合焦位置にフォーカスレンズ73を撮影光軸L1に沿って移動させる。
ジャイロセンサ68は、いくつかの角速度センサからなり、デジタルカメラ10が撮影光軸L1に対して垂直な面内での移動、すなわちデジタルカメラ10のブレを検知する。また、ジャイロセンサ68は、検知したデジタルカメラ10の移動をブレ信号として継続的に出力する。
撮影環境判別部66は、ジャイロセンサ68の出力するブレ信号を得ると、このブレ信号に基づいてデジタルカメラ10の置かれている環境、すなわち、撮影時の環境を判別する。すなわち、撮影環境判別部66は、ブレ信号からデジタルカメラ10のブレの周波数(以下、ブレ周波数)を算出する。この撮影環境判別部66が算出するブレ周波数は、必ずしも1つの値とは限らず、1度に複数のブレ周波数が算出される。
撮影環境判別部66が算出するブレ周波数は、撮影時のデジタルカメラ10の状態を如実に表している。すなわち、撮影環境判別部66がブレ周波数を算出することは、撮影環境を判別することに他ならない。例えば、ブレ周波数が前述の手振れ周波数(1〜2Hz及び5〜10Hz)と同じ周波数帯であれば、撮影環境は、陸上で撮影者の手にデジタルカメラ10が把持されているという撮影環境である。また、例えば、前述の手振れ周波数の帯域に算出したブレ周波数が該当せず、波のある水中で支配的な周波数帯であれば、撮影環境は波のある水中である。
ブレ補正処理部67は、撮影環境判別部66から出力されるブレ周波数を受けると、このブレ周波数に応じてブレ補正レンズ74を撮影光軸L1に垂直な方向へとブレ補正レンズ74を移動させ、デジタルカメラ10に生じた手振れ等による像のブレを補正する。このブレ補正処理部67によるデジタルカメラ10のブレの補正は、撮影モード下でアクティブに設定されているときに常時行われる。
以下、上述のように構成されるデジタルカメラ10の作用を説明する。デジタルカメラ10は電源がオンされ、撮影モードが選択されると、ジャイロセンサ68を駆動してブレ信号を継続的に出力させることで、デジタルカメラ10に生じた手振れ等のブレを監視する。また、デジタルカメラ10は、このブレ信号に基づいてブレ周波数を算出する(使用環境判別ステップ,ブレ周波数特定ステップ)。このブレ周波数は、撮影環境によって生じる手振れ等のデジタルカメラ10のブレを表すものである。したがって、デジタルカメラ10は、ブレ周波数を算出することは、撮影環境を判別することに等しい。
そして、デジタルカメラ10は、こうして算出したブレ周波数で手振れを補正を行う(ブレ補正ステップ)。すなわち、デジタルカメラ10は、算出したブレ周波数に応じてブレ補正レンズ74を撮影光軸L1に垂直な方向に随時移動させ、撮影画像のブレを軽減する。例えば、ブレ周波数が1〜2Hz,5〜10Hzという周波数帯であれば、撮影環境は、陸上でデジタルカメラ10が片手で把持されているという撮影環境である。したがって、デジタルカメラ10が1〜2Hz,5〜10Hzのブレ周波数に応じてブレ補正レンズ74を随時移動させることにより、いわゆる手振れを補正する。
また、例えば、算出したブレ周波数が水中撮影で生じ易い周波数帯であれば、デジタルカメラ10に生じたブレはいわゆる手振れではなく、水中撮影に特有の波やうねりによるブレである。したがって、デジタルカメラ10がこうした水中撮影に特有のブレ周波数でブレ補正を行うと、いわゆる手振れではなく、波やうねりによるブレが補正される。
こうしたブレ周波数に基づいたブレ補正は、デジタルカメラ10のブレ補正がアクティブとなっている間継続的に行われる。すなわち、撮影後にデジタルカメラ10の電源がオフにされた場合や、再生モード等の撮影を行わないモードに移行された場合などには、ブレ補正機能は自動的にオフとなる。
以上のように、デジタルカメラ10は、ジャイロセンサ68から得られるブレ信号に基づいてブレ周波数を算出し、このブレ周波数に応じたブレ補正を行うから、いわゆる手振れだけでなく、撮影環境によって生じる手振れ周波数の帯域に収まらないブレをも撮影環境に応じて適切に補正することができる。また、ジャイロセンサ68を用いることで、予め想定される撮影環境でない場合であっても、撮影環境に特有のブレ周波数を算出することができるから、様々な撮影環境に柔軟に対応したブレ補正を行うことができる。さらに、上述のように撮影環境に応じて異なるブレ周波数でブレ補正を行うことで、水中撮影時に通常の陸上撮影で生じる手振れを補正するブレ補正を行うことで、かえってブレのひどい画像となってしまうといったような、不適切なブレ補正が行われることによる弊害を防ぐことができる。
なお、上述の第1実施形態のデジタルカメラ10は、ジャイロセンサ68からのブレ信号に基づいてブレ周波数を算出し、撮影環境を判別するが、これに限らず、他の手法で撮影環境を判別するようにしても良い。例えば、ホワイトバランスが調節されるときに使用されるゲインに基づいて撮影環境を判別するようにしても良い。この例を以下に第2実施形態として説明するが、上述の第1実施形態のデジタルカメラ10と同様の部材等については第1実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
[第2実施形態]
図6に示すように、デジタルカメラ110は、撮影環境判別部116、ブレ補正処理部117を備えるとともに、第1ブレ周波数121,第2ブレ周波数122、第1閾値126,第2閾値127等を予め記憶している。
図6に示すように、デジタルカメラ110は、撮影環境判別部116、ブレ補正処理部117を備えるとともに、第1ブレ周波数121,第2ブレ周波数122、第1閾値126,第2閾値127等を予め記憶している。
撮影環境判別部116は、ホワイトバランスの調節に使用されるゲインを取得し、このゲインに基づいて撮影環境を判別する。すなわち、撮影環境判別部116は、AE/AWB検出回路で算出され、ホワイトバランスの調節に使用されるR,G,B各色のゲインを取得する。そして、撮影環境判別部116は、取得したゲインを予め定められた閾値と比較し、その大小関係に基づいて撮影環境を判別する。さらに、撮影環境判別部116は、予め定められたいくつかのブレ周波数のなかから撮影環境に応じて適切なブレ周波数を選択し、ブレ補正処理部117に選択したブレ周波数でのブレ補正を行わせる。
ブレ補正処理部117は、撮影環境判別部116によって選択されたブレ周波数に従ってブレ補正レンズ74を撮影光軸L1に対して垂直な方向に駆動することで、撮影環境に応じたブレ補正を行う。
第1ブレ周波数121,第2ブレ周波数122は、撮影環境判別部116によって選択されるブレ周波数のひとつであり、フラッシュROM93に予め記憶されている。第1ブレ周波数121は、陸上においてデジタルカメラ110が片手で把持されている場合に生じる手振れの周波数であり、一般的な陸上撮影用のブレ周波数である。したがって、この第1ブレ周波数121に従ってブレ補正が行われるといわゆる手振れが適切に補正される。また、第2ブレ周波数122は、波やうねりがある水中において撮影をする際に生じるブレの周波数であり、水中撮影用のブレ補正周波数となっている。したがって、この第2ブレ周波数122に従ってブレ補正が行われると、波やうねりによる水中撮影時に特有のブレが適切に補正される。
また、第1閾値126,第2閾値127は、撮影環境判別部116で使用される閾値であり、ホワイトバランス調節時のゲインと比較される。第1閾値126は、ゲインのなかでもRゲインと比較される閾値である。この第1閾値126の大きさは、典型的な水中撮影時のRゲインの大きさの下限に定められており、日陰における撮影時など陸上で起こりうる高色温度下での撮影時のRゲインよりも大きな値が定められている。したがって、Rゲインの大きさがこの第1閾値126よりも大きな値であと、撮影環境判別部116によって撮影環境が水中であると判別される。
また、第2閾値127は、ゲインの中でもBゲインと比較される閾値である。この第2閾値127の大きさは、水中撮影時の典型的なBゲインの大きさと略等しく定められており、Bゲインがこの第2閾値127よりも小さい場合には、撮影環境判別部116によって撮影環境が水中であると判別される。
このように構成されるデジタルカメラ110は、Rゲインの大きさに基づいて撮影環境を判別する。例えば、図7に示すように、デジタルカメラ110の電源がオンされ、撮影モードが選択されると、撮影に適切なホワイトバランスとなるように、常時自動的な調節が行われる。そして、このホワイトバランスの自動的な調節と同時に、デジタルカメラ110はRゲインを第1閾値126と比較する(使用環境判別ステップ)。
このとき、Rゲインが第1閾値126よりも小さな値であると、デジタルカメラ110は第1ブレ周波数121を選択し(ブレ周波数特定ステップ)、この第1ブレ周波数121に応じてブレ補正レンズ74を移動させることでブレ補正を行う(ブレ補正ステップ)。すなわち、第1閾値126は、水中撮影時の典型的なRゲインの大きさの下限に定められているから、Rゲインがこの第1閾値126よりも小さい場合は撮影環境が水中ではないと判別される。したがって、デジタルカメラ110は、通常の陸上撮影用の第1ブレ周波数121に基づいてブレ補正レンズ74を移動させ、ブレ補正を行う。
一方、Rゲインが第1閾値126以上の値であると、デジタルカメラ110は、第2ブレ周波数122を選択し(ブレ周波数特定ステップ)、この第2ブレ周波数122に応じてブレ補正レンズ74を移動させることでブレ補正を行う(ブレ補正ステップ)。すなわち、前述のように第1閾値126は水中撮影時の典型的なRゲインの大きさの下限で定められているから、Rゲインがこの第1閾値126以上の大きさである場合、撮影環境は水中であると判別される。したがって、水中撮影用の第2ブレ周波数122に基づいてブレ補正レンズ74を移動させ、ブレ補正を行う。
また、Rゲインのみならず、Bゲインの大きさに基づいて撮影環境を判別するようにしても良い。例えば、図8に示すように、デジタルカメラ110は、電源がオンされ、撮影モードが選択されると、撮影に適切なホワイトバランスとなるように、常時自動的な調節を行う。そして、このホワイトバランスの自動的な調節と同時に、デジタルカメラ110はRゲインと第1閾値126とを比較し、さらに、Bゲインと第2閾値127とを比較する(使用環境判別ステップ)。
具体的には、まず、Rゲインを第1閾値126と比較する。前述のように、Rゲインが第1閾値126以上の大きさである場合には、デジタルカメラ110は、撮影環境を水中であると判別する。そして、水中撮影用の第2ブレ周波数122に基づいて(ブレ周波数特定ステップ)、ブレ補正レンズ74を移動させることでブレ補正を行う(ブレ補正ステップ)。
一方、Rゲインが第1閾値126よりも小さな値である場合には、Bゲインと第2閾値127とを比較する(使用環境判別ステップ)。このとき、Rゲインは第1閾値126よりも小さな値であるから、撮影環境は水中でない可能性が高い。しかし、Bゲインが第2閾値127よりも小さな値であるときには、デジタルカメラ110は撮影環境を水中であると判別する。したがって、デジタルカメラは、水中撮影用の第2ブレ周波数122に基づいて(ブレ周波数特定ステップ)、ブレ補正レンズ74を移動させてブレ補正を行う(ブレ補正ステップ)。すなわち、一般に、撮影環境が水中であると青色光が吸収される量は小さく、Bゲインの大きさは小さい値となるから、Rゲインが第1閾値126よりも小さな値であったとしても、デジタルカメラ110は撮影環境を水中であると判別し、これに応じたブレ補正を行う。
一方、Rゲインが第1閾値126よりも小さく、Bゲインが第2閾値127よりも大きな値であるときには、デジタルカメラ110は撮影環境を水中でないと判別する。そして、デジタルカメラ110は、陸上撮影用の第1ブレ周波数121に基づいて(ブレ周波数特定ステップ)、ブレ補正レンズ74を移動させてブレ補正を行う(ブレ補正ステップ)。すなわち、Rゲイン,Bゲインがともに水中撮影でないことを示している場合には、陸上での撮影に適した通常の手振れ補正を行う。
このように、デジタルカメラ110は、ジャイロセンサ68によらずとも、ホワイトバランスの各色のゲインに基づいて適切に撮影環境を判別し、撮影環境に適したブレ補正を行うことができる。また、前述のデジタルカメラ10と同様に、こうした撮影環境に応じたブレ補正を行うことで、不適切なブレ補正を行うことによる弊害を防ぐことができる。さらに、ホワイトバランスのゲインに基づいて撮影環境を判別することで、ジャイロセンサ68のような比較的高価なセンサ類を必要とせず、安価に、かつ容易に撮影環境を判別して撮影環境に応じて適切なブレ補正を行うことができる。
なお、上述の第2実施形態では、Rゲインに基づいて撮影環境を判別する例や、Rゲイン及びBゲインに基づいて撮影環境を判別する例を示すが、これに限らず、R,G,B各色のゲインの他の組み合わせで撮影環境を判別するようにしても良い。
また、上述の第2実施形態では、判別する撮影環境の例として陸上撮影と水中撮影とを設ける例を示すが、これに限らず、他の撮影環境に適切なブレ周波数を設けることで、様々な撮影環境で適切なブレ補正を行うようにしても良い。
さらに、上述の第2実施形態では、ホワイトバランスのゲインと比較する閾値として、第1閾値126,第2閾値127を予め記憶しているが、これに限らず、他種の閾値やさらに多くの閾値を設け、より正確に撮影環境を判別できるようにしても良い。
なお、上述の第2実施形態のデジタルカメラ110は、ホワイトバランスのゲイン信号に基づいて撮影環境を判別するが、これに限らず、スルー画像の積算値に従って撮影環境を判別するようにしても良い。例えば、スルー画像のデータを色ごとに積算する。この積算値は、撮影環境が水中であれば、赤色光は吸収されてしまうために、スルー画像の赤色画素の積算値であるR積算値は陸上撮影時よりも小さな値となる。同様に、撮影環境が水中であれば、青色光は吸収率が低いために、スルー画像の青色画素の積算値であるB積算値は陸上撮影時よりも大きな値となる。したがって、このR積算値の値やB積算値の大きさに応じて撮影環境を判別するようにしても良い。
なお、上述の第1,第2実施形態よりもより簡便に、例えば、撮影環境に応じて設けられた専用のアタッチメントが装着されているか否かによって、撮影環境を判別しても良い。これを以下に第3実施形態として示すが、前述の第1又は第2実施形態と同様の部材等については、前述の実施形態と同様の符号を付し、その説明や図を省略する。
[第3実施形態]
例えば、図9に示すように、デジタルカメラ140は、撮影環境判別部141、ブレ補正処理部142を備えている。また、上述の第2実施形態のデジタルカメラ110と同様の第1ブレ周波数121、第2ブレ周波数122を予め記憶している。
例えば、図9に示すように、デジタルカメラ140は、撮影環境判別部141、ブレ補正処理部142を備えている。また、上述の第2実施形態のデジタルカメラ110と同様の第1ブレ周波数121、第2ブレ周波数122を予め記憶している。
撮影環境判別部141は、水中パック検知部36から水中パック37が装着されていることを示すオン信号が出力されたか否かによって撮影環境を判別する。すなわち、撮影環境判別部141は、水中パック検知部36からオン信号が出力されると、撮影環境を水中であると判別する。一方、水中パック検知部36からオン信号が出力されない場合には、撮影環境は通常の陸上であると判別する。また、撮影環境判別部141は、撮影環境が陸上であると判別した場合には、予め定められた第1ブレ周波数121を選択し、撮影環境が水中であると判別した場合には予め定められた第2ブレ周波数122を選択する。
ブレ補正処理部142は、第1ブレ周波数121又は第2ブレ周波数122のうち、撮影環境判別部142によって選択されたブレ周波数にしたがってブレ補正レンズ74を移動させ、手振れ等のブレを補正する。
このように構成されるデジタルカメラ140は、図10に示すように、水中パック37が装着されていない場合には、撮影環境が陸上であると判別する。したがって、第1ブレ周波数に基づいてブレ補正レンズ74を移動させ、ブレ補正を行う。一方、水中パック37が装着されているときには、水中パック37が装着されていることを検知し、デジタルカメラ140は撮影環境を水中であると判別する。したがって、第2ブレ周波数122に基づいてブレ補正レンズ74を移動させ、ブレ補正を行う。
このように、水中パック37などの撮影環境に応じたアタッチメントの装着状態によって撮影環境を判別することで、前述の第1,第2実施形態のような複雑な撮影環境の判別基準や高価なセンサ類を必要とせず、容易かつ安価に撮影環境に適したブレ補正を行うことができる。
なお、上述の第3実施形態のデジタルカメラ140は水中撮影用のアタッチメントである水中パック37が装着されているか否かによって撮影環境を判別するが、これに限らず、他の撮影環境用のアタッチメントがある場合には、そのアタッチメントの装着状態によって撮影環境を判別するようにしても良い。また、デジタルカメラ140が使用されるいくつかの撮影環境の各々に、個々のアタッチメントが設けられているときには、上述の第3実施形態と同様にして何れのアタッチメントが装着された手いるかによって環境を判別することが好ましい。例えば、陸上撮影であっても三脚が装着されている場合には、これを検知し、ブレ補正を行わないようにすればよい。
また、上述の第3実施形態のデジタルカメラ10は、水中パック37が装着されているか否かによって撮影環境を判別するが、これに限らず、例えば、水圧センサによって撮影環境が水中であることを判別しても良い。この例を第4実施形態として以下に示すが、上述の第1〜第3実施形態と同様の部材には前述と同様の符号を付し、その説明を省略する。
[第4実施形態]
図11に示すように、デジタルカメラ150は、防水加工を施されており、水中パック37を装着せずに所定水深まで浸水させることが可能となっており、水圧センサ151、撮影環境判別部152、ブレ補正処理部153などを備えている。また、前述と同様の第1ブレ周波数121を予め記憶するとともに、第3ブレ周波数156、第4ブレ周波数157、第3閾値158などが予め定められている。
図11に示すように、デジタルカメラ150は、防水加工を施されており、水中パック37を装着せずに所定水深まで浸水させることが可能となっており、水圧センサ151、撮影環境判別部152、ブレ補正処理部153などを備えている。また、前述と同様の第1ブレ周波数121を予め記憶するとともに、第3ブレ周波数156、第4ブレ周波数157、第3閾値158などが予め定められている。
水圧センサ151は、デジタルカメラ150が浸水されたときに、水圧を検知する。そして、水圧センサ151は、検知した水圧に相当する値の水圧信号を出力する。一方、水圧センサ151は、デジタルカメラ150が浸水されていないときには水圧信号を出力しない。すなわち、水圧センサ151は、デジタルカメラ150が浸水されているか否かを検知する水検知センサであるとともに、デジタルカメラ150が浸水されているときには水深をも検知する。
撮影環境判別部152は、水圧センサ151から水圧信号が出力されない場合には、撮影環境を陸上であると判別し、陸上撮影用である第1ブレ周波数121を選択する。一方、撮影環境判別部152は、水圧センサ151から水圧信号を受けると、撮影環境が水中であると判別する。そして、撮影環境判別部152は、水圧信号に基づいて、デジタルカメラ150の受ける水圧と第3閾値158とを比較する。
このとき、デジタルカメラ150の受ける水圧が第3閾値158よりも小さければ、撮影環境判別部152は、撮影環境が水深の浅い水中であると判別し、浅い水中用として設けられた第3ブレ周波数156を選択する。また、デジタルカメラ150の受ける水圧が第3閾値158以上の値であれば、撮影環境判別部152は、撮影環境が水深の深い水中であると判別し、深い水中用として設けられた第4ブレ周波数157を選択する。
ブレ補正処理部153は、撮影環境判別部152によって選択されたブレ周波数に応じてブレ補正レンズ74を撮影光軸L1に垂直な方向に移動させることで、撮影環境に応じたブレ補正を行う。
第3ブレ周波数156,第4ブレ周波数157は、撮影環境に応じて選択されるブレ周波数の一つであり、フラッシュROM93に予め記憶されている。第3ブレ周波数156は、水深の浅い水中で波やうねり等によって生じる典型的なブレの周波数となっている。また、第4ブレ周波数157は、水深の深い水中で波やうねり等によって生じる典型的なブレの周波数となっている。したがって、第3ブレ周波数156や第4ブレ周波数157に従ってブレ補正が行われると、水深に応じて、典型的な波やうねりによるブレが適切に補正される。
第3閾値158は、浸水されたときにデジタルカメラ150が受ける水圧と比較される閾値であり、水深によって異なる波やうねりによるブレを水深に応じて便宜的に区分けする。すなわち、前述のように、デジタルカメラ150の受ける水圧がこの第3閾値158よりも小さい場合には、撮影環境判別部152によって撮影環境が水深の浅い水中であると判別され、デジタルカメラ150の受ける水圧がこの第3閾値158以上の値であるときには、撮影環境判別部152によって撮影環境が水深の深い水中であると判別される。
このように構成されるデジタルカメラ150は、撮影環境が陸上であるか、水中であるかに応じてブレ補正を行うとともに、撮影環境が水中である場合には水深に応じたブレ補正を行う。例えば、図12に示すように、デジタルカメラ150が浸水されておらず水圧が検知されない場合には、デジタルカメラ150は陸上撮影用の第1ブレ周波数121に基づいてブレ補正レンズ74を移動させ、いわゆる手振れを補正する。
一方、水圧が検知され、デジタルカメラ150が浸水されていると、デジタルカメラ150は検知した水圧に応じたブレ補正を行う。すなわち、検知した水圧が第3閾値158よりも小さい場合には、水深の浅い水中撮影用の第3ブレ周波数156に基づいてブレ補正レンズ74を移動させ、水深の浅い水中で生じる波やうねりによるブレを補正する。また、検知した水圧が第3閾値158以上の値である場合には、水深の深い水中撮影用の第4ブレ周波数157に基づいてブレ補正レンズ74を移動させ、水深の深い水中で生じる波やうねりによるブレを補正する。
このように、デジタルカメラ150は、水圧センサ151によって水圧を検知し、水圧が検知されたか否か、及び検知した水圧の値に応じて、撮影環境を判別し、判別した撮影環境に応じてブレ周波数に基づいてブレ補正を行うことができる。
なお、上述の第4実施形態のデジタルカメラ150は、水圧センサ151によって検知した水圧、すなわち水深に応じて補正するブレの周波数を変えるが、これに限らず、撮影環境が水中であるときには水深によらず同じブレ周波数に基づいてブレ補正を行っても良い。例えば、水圧センサ151の替わりに、水の有無を検知する水センサを設け、水が検知されないときには陸上撮影用のブレ周波数でブレ補正を行い、水が検知されたときには水中撮影用のブレ周波数でブレ補正を行うようにしても良い。
また、上述の第4実施形態のデジタルカメラ150は、防水加工を施され、水圧センサ151設けてあり、水中パック37を装着しない状態で浸水されるが、これに限らず、水中パック37に水圧センサを設け、水中パック37を装着した状態で浸水し、水中パック37に設けられた水圧センサでデジタルカメラ150が受ける水圧を検知しても良い。
なお、上述の第1〜第4実施形態では、撮影環境を判別する元となる信号は、ジャイロセンサ68、ホワイトバランス補正、水中パック37の検知、水圧センサ151などによるものであるが、これに限らず、これらを組み合わせて撮影環境を判別するようにしても良い。
また、上述の第1〜第4実施形態では、撮影環境が陸上か水中かを判別し、陸上撮影又は水中撮影に適したブレ補正を行うが、これに限らず、他の撮影環境を判別して、その撮影環境に応じたブレ補正を行うようにすることが好ましい。例えば、図13に示すように、陸上撮影用の第1ブレ周波数121や水中撮影用の第2ブレ周波数122とともに第5ブレ周波数として無重力撮影用のブレ周波数を予め定めておく。そして、上述の第1〜第4実施形態に示す撮影環境の判別やこれらの組み合わせによる撮影環境の判別を行う。このとき、判別された撮影環境に応じて予め用意された各ブレ周波数に基づいてブレ補正レンズ74を移動させ、ブレ補正を行うようにしても良い。また、陸上、水中以外の撮影環境として、ここでは無重力状態での撮影を例に挙げるが、これに限らず、こうした種々の撮影環境として、エンジンの駆動による振動や走行中の路面状態等に依存する振動によってブレが引き起こされる車載撮影、水面上の波によってブレが引き起こされる船上撮影といった種々の撮影環境に対応するようにしておくことが好ましい。
なお、上述のように、3以上の撮影環境を判別し、各々の撮影環境に応じたブレ補正を行う場合には、少なくとも1つの撮影環境下で行われるブレ補正が、他の撮影環境下で行われるブレ補正と異なるブレ周波数に基づいて行われるものであれば良く、いくつかの撮影環境下で行われるブレ補正が同一のブレ周波数に基づくものであっても良い。例えば、陸上撮影、水中撮影、無重力撮影、車載撮影、船上撮影といった種々の撮影環境を判別する場合に、撮影環境が水中撮影である場合には水中撮影用のブレ周波数に基づいてブレ補正を行い、陸上撮影、車載撮影、船上撮影といった他の撮影環境下では全て陸上撮影用のブレ周波数に基づいたブレ補正を行うようにしても良い。
さらに、上述の第1〜第4実施形態では、判別した撮影環境に応じたブレ周波数に基づいて何らかのブレ補正を行うが、これに限らず、判別した撮影環境によってはブレ補正機能をオフにしても良い。
例えば、図14に示すように、陸上撮影用の第1ブレ周波数121等のほかに、第6ブレ周波数を定めておく。この第6ブレ周波数は例えばブレ補正を行わないことを指定するものであり、この第6ブレ周波数に基づいてブレ補正が行われると、ブレ補正機能をオフされるようにしておく。そして、撮影時には、上述の第1〜第4実施形態のように、あるいはこれらの実施形態の組み合わせなどにより撮影環境を自動的に判別する。このとき、例えば、撮影環境が陸上撮影であると判別されれば、第1ブレ周波数121に従ってブレ補正レンズ74を移動させ、手振れを補正する。一方、撮影環境が陸上以外の撮影環境、例えば水中であると判別された場合には、第6ブレ周波数が選択される。このとき、前述のように第6ブレ周波数はブレ補正機能のオフを指定するものであるから、ブレ補正は行われない。
このように、撮影環境が陸上以外の場合には、ブレ補正機能をオフにすることで、撮影環境に適さない無用なブレ補正が行われ、撮影した画像がかえってブレの大きなものとなってしまうことを抑止することができる。
なお、上述の各実施形態では、ブレ補正レンズ74が撮影光軸L1に垂直な方向に移動することによってブレ補正が行われるが、これに限らず、デジタルカメラのブレに応じてCCD61を移動させたり、撮影レンズ18やCCD61の全体をデジタルカメラの本体に対して移動させたりすることでブレ補正を行っても良い。
10,110,140,150 デジタルカメラ(撮影装置)
18 撮影レンズ
36 水中パック検知部(アタッチメント検知手段)
37 水中パック(アタッチメント)
63 AE/AWB検出回路(ホワイトバランス調節手段)
66,116,141,152 撮影環境判別部(撮影環境判別手段)
67,117,142,153 ブレ補正処理部(ブレ補正手段)
68 ジャイロセンサ(角速度センサ)
74 ブレ補正レンズ
121,122,156,157 ブレ周波数
126,127,158 閾値
151 水圧センサ
18 撮影レンズ
36 水中パック検知部(アタッチメント検知手段)
37 水中パック(アタッチメント)
63 AE/AWB検出回路(ホワイトバランス調節手段)
66,116,141,152 撮影環境判別部(撮影環境判別手段)
67,117,142,153 ブレ補正処理部(ブレ補正手段)
68 ジャイロセンサ(角速度センサ)
74 ブレ補正レンズ
121,122,156,157 ブレ周波数
126,127,158 閾値
151 水圧センサ
Claims (8)
- 撮影時に撮影装置が移動することによって画像に生じるブレを自動的に補正する撮影装置において、
撮影装置の使用環境を判別するとともに、判別した使用環境に応じた前記ブレの周波数を特定する撮影環境判別手段と、
前記撮影環境判別手段によって特定された前記ブレの周波数に基づいて前記ブレを補正するブレ補正手段と、
を備えることを特徴とする撮影装置。 - 撮影装置の移動を検知し、撮影装置の移動速度に応じた値を出力する角速度センサを備え、
前記撮影環境判別手段は、撮影実行前に前記角速度センサの出力値から撮影装置に生じたブレの周波数を算出することで撮影装置の使用環境を予め判別し、撮影時に前記ブレ補正手段は前記撮影環境判別が算出したブレの周波数の前記ブレを補正することを特徴とする請求項1記載の撮影装置。 - 前記ブレの周波数として、前記使用環境ごとに予め定めた複数のブレ周波数と、
取得する画像のホワイトバランスを自動的に調節するホワイトバランス調節手段とを備え、
前記撮影環境判別手段は、前記ホワイトバランス調節手段で使用されるゲイン信号の大きさに基づいて撮影装置の使用環境を判別するとともに、判別した使用環境に応じて前記ブレ周波数を選択することを特徴とする請求項1記載の撮影装置。 - 前記ブレの周波数として、前記使用環境ごとに予め定めた複数のブレ周波数と、
使用環境に応じて撮影装置に装着されるアタッチメントと、
前記アタッチメントが撮影装置に装着されていることを検知するアタッチメント検知手段と、
を備え、
前記アタッチメント検知手段によって前記アタッチメントが撮影装置に装着されていることが検知されることによって、前記撮影環境判別手段は撮影装置の使用環境が前記アタッチメントに応じた使用環境であることを判別し、前記アタッチメントに対応する前記ブレ周波数を選択することを特徴とする請求項1記載の撮影装置。 - 前記ブレの周波数として、前記使用環境ごとに予め定められた複数のブレ周波数を備え、
前記撮影環境判別手段は撮影装置の使用環境が水中であることを判別し、前記複数のブレ周波数のなかかから水中撮影用に定められたブレ周波数を選択することを特徴とする請求項1記載の撮影装置。 - 前記ブレ補正手段が前記ブレの補正を行う撮影装置の使用環境が予め定められ、ブレの補正を行う使用環境を以外の撮影装置の使用環境下では、前記ブレ補正手段による前記ブレの補正を行わないことを特徴とする請求項1乃至5記載の撮影装置。
- 撮影時に撮影装置が移動することによって画像に生じるブレを自動的に補正する撮影方法において、
撮影装置の使用環境を判別する使用環境判別ステップと、
前記使用環境判別ステップで判別された撮影装置の使用環境に応じた前記ブレの周波数を特定するブレ周波数特定ステップと、
前記ブレ周波数特定ステップで特定された使用環境に応じた前記ブレの周波数に基づいて前記ブレを補正するブレ補正ステップと、
を備えることを特徴とする撮影方法。 - 前記ブレ補正ステップで前記ブレの補正を行う撮影装置の使用環境が予め定められているときに、前記使用環境判別ステップで判別された撮影装置の使用環境が前記ブレの補正を行うことが定められた撮影装置の使用環境でない場合には、前記ブレ補正ステップで前記ブレの補正を行わないことを特徴とする請求項7記載の撮影方法。
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