JP2008085839A - 撮像装置のエラー通知方法及び撮像装置 - Google Patents

撮像装置のエラー通知方法及び撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】エラーが発生したときに、そのエラーの発生及び内容を撮影者に分かりやすく知らせる。
【解決手段】エンコーダ45は、画像信号に対してLCD18に画像を表示するための表示処理を施す。表示処理は、エンコーダ45内のゲイン制御部46、平均化処理部47、アパーチャ処理部48、LPF処理部49によって行われる。それら制御部または処理部は、予め設定された標準設定条件に基づいてそれら制御または処理を行う。撮影に伴うエラーが検出されたときに、標準設定条件に代えて、エラーを強調するエラー強調設定条件に基づいて制御または処理を行う。エラー強調設定条件に基づいて制御または処理された画像信号に基づいて、LCD18にエラーが強調された画像が表示される。
【選択図】図3

Description

本発明は、撮影に伴うエラーをLCD等に表示する撮像装置のエラー通知方法及び撮像装置に関する。
近年、CCDなどの固体撮像素子で撮像した被写体の像をデジタルの画像データに変換し、内蔵メモリやメモリカードなどの記憶媒体に記憶するデジタルカメラが普及している。通常、デジタルカメラには、撮像した画像を表示するLCD等の表示手段が設けられている。
LCDは、撮像した画像を表示する他に、手ブレエラーなどの撮影に伴うエラーの発生を、文字や図形等によって表示する。撮影者は、LCDに表示された文字等を通じて、エラーが発生したことを認識する。
エラーの発生を文字等で通知する発明に関連するものとして、特許文献1記載のファクシミリのエラー表示方法が挙げられる。この発明は、エラーが発生した事実やその内容を表示するのと同時に、そのエラーに対する対処方法もLCDに表示することによって、エラーに対して迅速に対処することを可能としている。
特開平6−105053号公報
しかしながら、エラーを文字等で通知する方法は、エラーを具体的にイメージさせにくいため、デジタルカメラに不慣れな撮影者はエラーの内容や対処方法が理解できないことがある。例えば、手ブレエラーが「手のマーク」で通知された場合には、単に撮影を中止せよとの指示に受け止められかねず、撮影者による手ブレエラーへの対応がなされないことがある。
本発明は、エラーが発生したときに、そのエラーの発生及び内容を撮影者に分かりやすく知らせることができる撮像装置のエラー通知方法及び撮像装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、被写体を撮像して画像データを出力する撮像手段と、前記画像データに基づく画像を表示する表示手段と、予め設定された標準設定条件に基づいて前記画像データに表示処理を施し、前記画像を前記表示手段に表示させる表示制御手段とを備える撮像装置に用いられ、撮像に伴うエラーが発生したときに、前記エラーの内容を通知する撮像装置のエラー通知方法において、前記エラーが発生したときに、前記標準設定条件に代えて、前記エラーを強調するエラー強調設定条件に基づいて前記表示制御手段に前記表示処理を行わせ、前記エラーが強調された画像を前記表示手段に表示させることを特徴とする。
前記エラーは、前記画像データから検出した被写体輝度が予め設定された基準被写体輝度の範囲内にない露出エラーであり、前記表示制御手段は、前記画像データに対して露出エラーを強調する露出エラー強調設定条件に基づいて表示処理を施すことが好ましい。前記表示処理は、前記画像データの輝度値を調整するゲイン補正処理を含み、前記露出エラー強調設定条件は、前記基準被写体輝度よりも被写体輝度が低いときには前記標準設定条件よりも前記輝度値を低くし、前記基準被写体輝度よりも被写体輝度が高いときには前記標準設定条件よりも前記輝度値を高くすることが好ましい。
前記エラーは、撮像装置のブレに起因する手ブレエラーであり、前記表示制御手段は、前記画像データに対して前記手ブレエラーを強調する手ブレエラー強調設定条件に基づいて表示処理を施すことが好ましい。前記表示処理は、前記画像データの各画素の画素値を各画素の周辺に配される複数の周辺画素の画素値の平均値に置き換える平均化処理を含み、前記手ブレエラー強調設定条件は、手ブレの方向に合わせて前記周辺画素を設定し、かつ手ブレの量に応じて前記標準設定条件よりも前記周辺画素の数を多くすることが好ましい。
前記エラーは、前記被写体に焦点が合っていないフォーカスエラーであり、前記表示制御手段は、前記画像データに対してフォーカスエラーを強調するフォーカスエラー強調設定条件に基づいて表示処理を施すことが好ましい。前記表示処理は、前記画像データのシャープネスを調整するローパスフィルタ処理及びアパーチャ補正処理を含み、前記フォーカスエラー強調設定条件は、前記標準設定条件よりも前記ローパスフィルタ処理を強め、かつ前記標準設定条件よりも前記アパーチャ補正処理を弱めることが好ましい。
本発明は、被写体を撮像して画像データを出力する撮像手段と、前記画像データに基づく画像を表示する表示手段と、予め設定された標準設定条件に基づいて前記画像データに表示処理を施し、前記画像を前記表示手段に表示させる表示制御手段とを備える撮像装置において、撮像に伴うエラーが発生したときに、前記標準設定条件に代えて、前記エラーを強調するエラー強調設定条件に基づいて前記表示制御手段に前記表示処理を行わせ、前記エラーが強調された画像を前記表示手段に表示させることを特徴とする。
本発明によれば、撮影に伴うエラーが強調された画像を表示手段に表示するようにしたので、エラーの発生及びエラーの内容を撮影者に分かりやすく通知することができる。
また、露出エラー時には、露出エラー強調設定条件に基づいてゲイン補正処理を行い、露出が適正ではない状態が強調された画像を表示手段に表示するので、撮影者に対し露出エラーが発生していることを認識させることができる。
また、手ブレエラー時には、手ブレエラー強調設定条件に基づいて平均化処理を行い、手ブレが強調された画像を表示手段に表示するので、撮影者に対し手ブレが発生していることを認識させることができる。さらに、手ブレ方向及び手ブレ量に基づいて、移動平均処理に用いる周辺画素の方向及び数を変更できるので、手ブレの発生とともに、手ブレしている方向と、手ブレの大きさをユーザーに知らせることができる。
また、フォーカスエラー時には、フォーカスエラー強調設定条件に基づいてローパスフィルタ処理及びアパーチャ補正処理を行うことにより、フォーカスの合っていない状態が強調された画像を表示手段に表示するので、撮影者に対しフォーカスエラーが発生していることを認識させることができる。
図1に示すように、デジタルカメラ2の前面には、撮像レンズ10を保持するレンズ鏡胴11が組み込まれている。このレンズ鏡胴11の内部には、ジャイロセンサ12が設けられている。このジャイロセンサ12には、撮影者の手の振動に起因するデジタルカメラ2のブレ(以下「手ブレ」という)を、その手ブレの移動方向MDと移動量MVとして検出する。
デジタルカメラ2の上面には、レリーズボタン13、電源スイッチ14及びモードダイヤル15が設けられている。その側面にはメモリーカードスロット(図示省略)を覆う蓋16が設けられており、そのメモリーカードスロットにはメモリーカード58(図3参照)が着脱自在に装填される。
図2に示すように、デジタルカメラ2の背面には、電子ビューファインダを構成するファインダ接眼窓17、液晶表示器18(LCD)及び操作部19が設けられている。LCD18には、撮影した画像やいわゆるスルー画、各種メニュー画面が表示される。操作部19には、LCD18にメニュー画面を表示させる際や、選択内容を決定する際に操作されるメニューボタン21、メニュー画面内でカーソルを移動させる十字キー22から構成される。
デジタルカメラ2では、撮影を行う撮影モード、撮影した画像をLCD18に表示する再生モード及び各種設定を行う設定モードが選択可能となっている。これらのモードの切り替えは、モードダイヤル15の回動操作により行われる。
レリーズボタン13には、いわゆる半押し、全押しの2段階の押圧操作が可能な操作ボタンが用いられている。電子ビューファインダ17またはLCD18によるフレーミングの後に、レリーズボタン13を半押しすると、自動露光調整(AE)、自動焦点調整(AF)などにより最適な撮影条件の設定がなされる。レリーズボタン13を半押しの状態からさらに全押しすると、半押し時の撮影条件に基づいて、画像データが作成される。その後に、その画像データは、圧縮処理が施され、メモリーカード58に記録される。
図3に示すように、デジタルカメラ2の各部は、データバス23を介して接続されたCPU24により制御される。CPU24には、EEPROM25が接続されている。EEPROM25には、デジタルカメラ2の制御プログラムが記憶されたプログラム記憶部26と、LCD18に画像を表示するための表示処理に用いられる各種設定値が記憶された第1記憶部27及び第2記憶部28とが設けられている。
撮影光軸方向において、撮影レンズ10の背後には絞り31が配置されている。撮影レンズ10は、レンズモータ30によって撮影光軸方向で移動され、焦点調節が行われる。また、絞り31は、アイリスモータ32によって絞り量が調整される。これらのモータ30,32には、例えばステッピングモータが用いられており、CPU24に接続されたモータドライバ34,35から送信される駆動パルスにより制御される。
撮像レンズ10及び絞り31の背後にはCCD36が設けられており、このCCD36の受光面に撮像レンズ10を透過した被写体光が入射する。CCD36は、入射した被写体光をアナログの撮像信号に変換する。CCD36には、CPU24によって制御されるタイミングジェネレータ37(以下「TG」という)が接続され、このTG37から入力されるタイミング信号(クロックパルス)により、電子シャッタのシャッタ速度が決定される。
CCD36には相関二重サンプリング回路38(以下「CDS」という)が接続されており、CCD36からのアナログの撮像信号をサンプリングする。サンプリングされた撮像信号は、CDS38に接続されたAMP39により、撮影感度に応じたゲインで増幅される。増幅された撮像信号は、AMP39に接続されたA/D変換器40(以下「A/D」という)により、アナログからデジタルの画像データへと変換される。
画像入力コントローラ41は、データバス23への画像データの入力を制御する。A/D40から出力された画像データは、YC変換処理回路42に入力されて輝度Y及び色差Cb,Crからなるデジタルの画像信号に変換される。この画像信号は、データバス23を介してSDRAM43に記憶される。
画像信号は、SDRAM43から読み出されてエンコーダ45に入力される。エンコーダ45は、画像信号をエンコードしてデジタルの輝度信号Ydと色差信号Cdとに変換し、LCD18に画像を表示するための表示処理を施す。エンコーダ45は、輝度信号Ydと色差信号Cdとに表示処理を行う表示制御手段として、画像の明るさを調整するゲイン制御部46と、画像の濃淡変動を調整する平均化処理部47と、画像のシャープネスを調整するアパーチャ処理部48及びローパスフィルタ処理部(以下「LPF処理部」という)49とを備えている。
エンコーダ45でエンコードされ、表示処理が施された輝度信号Yd及び色差信号Cdは、LCDドライバ50に入力される。LCDドライバ50は、輝度信号Yd及び色差信号CdをR,G,Bの3色のデジタル表示データに変換し、このデジタル表示データに基づいてLCD18に画像を表示させる。
デジタルカメラ2が撮影モードにセットされると、撮影レンズ10〜LCD18は上述のように動作し、LCD18にはスルー画像が表示される。撮影者は、LCD18に表示されるスルー画像を見ながら撮影範囲を決定する。
AE検出回路52及びAF検出回路53は、上述したスルー画像表示中に一定時間間隔で動作し、かつレリーズボタン13が半押しされたときにも動作する。AE検出回路52は、SDRAM43に記憶されている画像信号の輝度Yから被写体輝度を検出し、この被写体輝度に基づいて適正露出を算出する。また、算出した適正露出から、この適正露出に適合するシャッタスピード、絞り値、撮影感度、フラッシュ発光の有無等を決定し、これらをCPU24に入力する。CPU24は、入力されたデータに基づいて、TG37、モータドライバ34,35等を制御する。
AF検出回路53は、撮影レンズ10を撮影光軸方向で移動させ、この移動の所定間隔ごとにSDRAM43に記憶された画像信号の輝度Yの高周波成分を積算し、このAF積算値が最大となる焦点位置を検出する。CPU24は、AF検出回路53によって検出された焦点位置に撮影レンズ10を移動させる。
レリーズボタン13が全押しされると、絞り31はAE検出回路52で決定された絞り値にセットされる。次に、CCD36の電荷が強制的にドレインされ、光電変換を開始させる。所定の露光時間が経過すると、CCD36の電子シャッタが作動して光電変換が停止される。光電変換停止後にCCD36から出力された撮像信号は、CDS36、AMP39、A/D40を経てYC変換処理回路42に入力され、輝度Y、色差Cb,Crの画像信号に変換されてSDRAM43に記憶される。
SDRAM43から読み出された画像信号は、画像処理回路55に入力されてガンマ変換、ホワイトバランス、シャープネス処理等が施され、再びSDRAM43に記憶される。圧縮伸長処理回路56は、SDRAM43から画像データを読み出してJPEG等の画像データに圧縮する。圧縮された画像データは、メディアコントローラ57を介してメモリーカード58に記憶される。なお、圧縮伸長処理回路56は、メモリーカード58に記憶されている画像を再生する際に、圧縮されている画像データに伸長処理を施す。
CPU24は、制御プログラムにより、露出判定部60、手ブレ判定部61、フォーカス判定部62として動作する。露出判定部60は、AE検出回路52から入力された被写体輝度と、予め設定されている基準被写体輝度とを比較し、被写体輝度が基準被写体輝度の範囲内にないときに露出エラーであると判定する。基準被写体輝度は、例えば制御プログラムとともにプログラム記憶部26に記憶されている。
CPU24は、露出エラーでないと判定したときに、EEPROM25の第1記憶部27から正常ゲイン設定値を読み出してゲイン制御部46に入力する。また、露出エラーであると判定した場合には、第2記憶部28からエラーゲイン設定値を読み出し、同様にゲイン制御部46に入力する。なお、正常ゲイン設定値は本発明の標準設定条件に相当し、エラーゲイン設定値は本発明の露出エラー強調設定条件に相当する。
ゲイン制御部46は、輝度信号Ydを増幅し、LCD18に表示される画像の明るさを調整するゲイン処理を行う。ゲイン処理は、正常ゲイン設定値、またはエラーゲイン設定値に基づいて行われる。正常ゲイン設定値は、LCD18に表示された画像が見やすい明るさとなるように設定されている。
エラーゲイン設定値は、被写体輝度に応じて設定されている。例えば、被写体輝度が基準被写体輝度よりも低いとき、すなわち露出アンダーのときには、正常ゲイン設定値よりも増幅率が低くなるように設定されており、反対に被写体輝度が基準被写体輝度よりも高いとき、すなわち露出オーバーのときには、正常ゲイン設定値よりも増幅率が高くなるように設定されている。これにより、被写体輝度が低いときには、LCD18に表示される画像が暗くなるように強調表示され、反対に被写体輝度が高いときには画像が明るくなるように強調表示されるため、露出エラーが発生していることが分かりやすくなる。
手ブレ判定部61は、ジャイロセンサ12から入力された手ブレの移動量MVと、予め設定されている許容手ブレ量とを比較し、移動量MVが許容手ブレ量よりも大きいときに手ブレエラーであると判定する。なお、許容手ブレ量は、例えばプログラム記憶部26に記憶されている。
CPU24は、手ブレエラーではないと判定したときには、第1記憶部27から正常平均化設定値を読み出して平均化処理部47に入力する。また、手ブレエラーであると判定した場合には、第2記憶部28からエラー平均化設定値を読み出し、同様に平均化処理部47に入力する。なお、正常平均化設定値は本発明の標準設定条件に相当し、エラー平均化設定値は本発明の手ブレエラー強調設定条件に相当する。
平均化処理部47は、輝度信号Ydの各画素を各画素の周辺画素の平均値に置き換える平均化処理を行い、LCD18に表示される画像の濃淡変動を小さくして平滑化を図る。平均化処理は、正常平均化設定値、またはエラー平均化設定値に基づいて、行われる。
図4(A)に示すように、正常平均化設定値に基づく平均化処理は、例えば、輝度信号Ydの一つの画素を注目画素65としたときに、注目画素65と、この注目画素65の周囲に配される8個の周辺画素66(縦×横=3×3)の画素値の平均値を算出し、(B)に示すように、注目画素65及び周辺画素66の画素値をこの平均値と置き換える。この平均化処理を輝度信号Ydの全画素に行うことにより、画像の濃淡変動が小さくなってノイズが減少し、LCD18に表示された画像が見やすくなる。
また、エラー平均化設定値は、手ブレの移動方向MD及び移動量MVに応じて設定されている。例えば、デジタルカメラ2が縦方向で許容手ブレ量以上の手ブレを起こしている場合には、図5(A)に示すように、注目画素70と、この注目画素65に対して縦方向で両隣に隣接する4個の周辺画素71(縦×横=5×1)の平均値を算出し、(B)に示すように、注目画素70及び周辺画素71の画素値をこの平均値と置き換える。また、デジタルカメラ2が横方向で許容手ブレ量以上の手ブレを起こしている場合には、注目画素70と、この注目画素70に対して横方向で両隣に隣接する4個の周辺画素72(縦×横=1×5)の平均値を算出し、(C)に示すように、注目画素70及び周辺画素72の画素値をこの平均値と置き換える。
周知のように、平均化処理は、周辺画素の数を多くすることによって画像をぼかすことができる。そのため、手ブレ発生時にLCD18に表示される画像は、手ブレ状態が強調して表示されるので、手ブレエラーが発生していることが分かりやすくなる。また、手ブレ量に応じて画像のぼけがより強調されるので、手ブレのレベルも撮影者に知らせることができる。なお、周辺画素の数は5個に限定されず、手ブレの移動量MVに応じて加減されるが、正常平均化設定値を用いたときとの差異を明確にするため、4個以上であることが好ましい。
フォーカス判定部62は、AF検出回路53から入力されたAF積算値と、予め設定されている基準積算値とを比較し、AF積算値が基準積算値よりも小さいときにフォーカスエラーであると判定する。なお、基準積算値は、例えばプログラム記憶部26に記憶されている。
CPU24は、フォーカスエラーではないと判定したときには、第1記憶部27から正常アパーチャ設定値及び正常LPF設定値を読み出して、アパーチャ処理部48及びLPF処理部49に入力する。また、フォーカスエラーであると判定した場合には、第2記憶部28からエラーアパーチャ設定値及びエラーLPF設定値を読み出して、アパーチャ処理部48及びLPF処理部49に入力する。なお、正常アパーチャ設定値及び正常LPF設定値は本発明の標準設定条件に相当し、エラーアパーチャ設定値及びエラーLPF設定値は本発明のフォーカスエラー強調設定条件に相当する。
アパーチャ処理部48は、輝度信号Ydの濃淡変動の大きい部分、すなわち輪郭を強調するアパーチャ処理を行う。アパーチャ処理は、正常アパーチャ設定値、またはエラーアパーチャ設定値に基づいて、行われる。また、LPF処理部49は、輝度信号Ydの高周波成分をカットし、アパーチャ処理部48によって発生した画像のノイズを除去するローパスフイルタ処理(以下「LPF処理」という)を行う。LPF処理は、正常LPF設定値、またはエラーLPF設定値に基づいて、行われる。このアパーチャ処理部48及びLPF処理部49により、LCD18に表示される画像のシャープネスが調整される。
正常アパーチャ設定値及び正常LPF設定値は、LCD18に表示される画像のシャープネスが適正に調整されるように設定されている。これに対し、エラーアパーチャ設定値及びエラーLPF設定値は、正常アパーチャ設定値に比べて輪郭強調レベルが弱くなるように設定されている。また、エラーLFP設定値は、正常LPF設定値よりも低い高周波成分までカットするように設定されている。これにより、フォーカスエラーが発生したときには、輪郭がぼけた画像がLCDに強調表示されるので、フォーカスエラーが発生していることが分かりやすくなる。
次に、デジタルカメラ2のスルー画の表示処理について、図6のフローチャートを用いて説明する。デジタルカメラ2の電源をONにし、操作部19の操作によって、撮影モードに設定し、LCD18の電源をONにする。
そして、レリーズボタン13の半押しがなされるまで、エンコーダ45に送られた画像信号に対して、正常ゲイン設定値に基づいたゲイン制御(「正常ゲイン制御」という)、正常平均化設定値に基づいた平均化処理(「正常平均化処理」という)、正常アパーチャ設定値に基づいたアパーチャ処理(「正常アパーチャ処理」という)、正常LPF設定値に基づいたLPF処理(「正常LPF処理」という)が行われる。それら、制御及び処理が行われた画像信号はLCDドライバ50に入力されて、デジタル表示データに変換され、このデジタル表示データに基づいてLCD18にスルー画が表示される。なお、再生モード時においても、エンコーダ45に送られた画像信号に対して、正常ゲイン制御、正常平均化処理、正常アパーチャ処理、正常LPF処理が行われる。
レリーズボタン13の半押しがなされると、エンコーダに送られた画像信号に対して、以下のような制御及び処理が施される。CPU24の露出判定部60において、露出エラーではないと判定された場合には、正常ゲイン処理が行われる。一方、露出エラーであって露出アンダーの場合には、エラーゲイン設定値に基づいて、正常ゲイン設定値でゲイン制御したときよりも増幅率が低くなるように、ゲイン制御が行われる。また、露出エラーであって露出オーバーの場合には、エラーゲイン設定値に基づいて、正常ゲイン設定値でゲイン制御したときよりも増幅率が高くなるように、ゲイン制御が行われる。以下の記載又は図6において、エラーゲイン設定値に基づいたゲイン制御をエラーゲイン制御という。
そして、CPU24の手ブレ判定部61において、手ブレエラーではないと判定された場合には、正常ゲイン制御またはエラーゲイン制御が行われた画像信号に対して正常平均化処理が行われる。一方、手ブレエラーと判定された場合には、正常ゲイン制御またはエラーゲイン制御が行われた画像信号に対して、エラー平均化設定値に基づいた平均化処理(「エラー平均化処理」という)が行われる。
さらに、CPU24のフォーカス判定部62において、フォーカスエラーではないと判定された場合には、正常平均化処理またはエラー平均化処理が行われた画像信号に対して正常アパーチャ処理と正常LPF処理が行われる。一方、フォーカスエラーであると判定された場合には、正常平均化処理またはエラー平均化処理が行われた画像信号に対して、エラーアパーチャ設定値に基づいたアパーチャ処理(「エラーアパーチャ処理」という)が行われる。同時に、その画像信号に対して、エラーLPF設定値に基づいたLPF処理(「エラーLPF処理」という)が行われる。そして、以上の制御及び処理が行われた画像信号はLCDドライバ50に入力されて、デジタル表示データに変換され、このデジタル表示データに基づいてLCD18にスルー画が表示される。
LCD18に表示される画像は、前述の各種エラーがあった場合には、以下のようになる。露出オーバーの場合には、表示される画像が更に明るくなり、露出アンダーの場合には、表示される画像が更に暗くなる。また、手ブレエラーがあった場合には、手ブレの移動方向MDに揺れたような感じになり、その揺れは手ブレの移動量MVに比例して、大きくなったり小さくなったりする。また、フォーカスエラーがあった場合には、表示される画像が更にボケた感じの画像になる。
なお、本実施形態では、フォーカスエラー、露出エラー、手ブレエラーの3つのエラーが検出されたときに、それらエラーを強調する処理を、エンコーダに送られる画像信号に対して行ったが、その他の撮影に伴うエラーが検出されたときも、同様の処理を行ってもよい。
なお、本実施形態では、レリーズボタンが半押しされたときに、エラーを強調する処理を、エンコーダに送られる画像信号に対して行ったが、これに限らず、例えば、スルー画が表示されている間に一定時間で、エラーを強調する処理を行ってもよい。
なお、本実施形態では、デジタルカメラを例にしてそのエラー通知方法を説明したが、本発明はこれに限定せず、カメラ付き携帯電話やビデオカメラなどの撮像装置にも適用することが可能である。
デジタルカメラの正面側を示す斜視図である。 デジタルカメラの背面側を示す平面図である。 デジタルカメラの電気的構成を示すブロック図である。 正常平均化処理を説明する図である。 エラー平均化処理を説明する図である。 スルー画の表示処理を示すフローチャートである。
符号の説明
2 デジタルカメラ
12 ジャイロセンサ
13 レリーズボタン
18 LCD
24 CPU
25 EEPROM
27 第1記憶部
28 第2記憶部
45 エンコーダ
46 ゲイン制御部
47 平均化処理部
48 アパーチャ処理部
49 LPF処理部
60 露出判定部
61 手ブレ判定部
62 フォーカス判定部

Claims (8)

  1. 被写体を撮像して画像データを出力する撮像手段と、前記画像データに基づく画像を表示する表示手段と、予め設定された標準設定条件に基づいて前記画像データに表示処理を施し、前記画像を前記表示手段に表示させる表示制御手段とを備える撮像装置に用いられ、撮像に伴うエラーが発生したときに、前記エラーの内容を通知する撮像装置のエラー通知方法において、
    前記エラーが発生したときに、前記標準設定条件に代えて、前記エラーを強調するエラー強調設定条件に基づいて前記表示制御手段に前記表示処理を行わせ、前記エラーが強調された画像を前記表示手段に表示させることを特徴とする撮像装置のエラー通知方法。
  2. 前記エラーは、前記画像データから検出した被写体輝度が予め設定された基準被写体輝度の範囲内にない露出エラーであり、前記表示制御手段は、前記画像データに対して露出エラーを強調する露出エラー強調設定条件に基づいて表示処理を施すことを特徴とする請求項1記載の撮像装置のエラー通知方法。
  3. 前記表示処理は、前記画像データの輝度値を調整するゲイン補正処理を含み、前記露出エラー強調設定条件は、前記基準被写体輝度よりも被写体輝度が低いときには前記標準設定条件よりも前記輝度値を低くし、前記基準被写体輝度よりも被写体輝度が高いときには前記標準設定条件よりも前記輝度値を高くすることを特徴とする請求項2記載の撮像装置のエラー通知方法。
  4. 前記エラーは、撮像装置のブレに起因する手ブレエラーであり、前記表示制御手段は、前記画像データに対して前記手ブレエラーを強調する手ブレエラー強調設定条件に基づいて表示処理を施すことを特徴とする請求項1ないし3いずれか1項記載の撮像装置のエラー通知方法。
  5. 前記表示処理は、前記画像データの各画素の画素値を各画素の周辺に配される複数の周辺画素の画素値の平均値に置き換える平均化処理を含み、前記手ブレエラー強調設定条件は、手ブレの方向に合わせて前記周辺画素を設定し、かつ手ブレの量に応じて前記標準設定条件よりも前記周辺画素の数を多くすることを特徴とする請求項4記載の撮像装置のエラー通知方法。
  6. 前記エラーは、前記被写体に焦点が合っていないフォーカスエラーであり、前記表示制御手段は、前記画像データに対してフォーカスエラーを強調するフォーカスエラー強調設定条件に基づいて表示処理を施すことを特徴とする請求項1ないし5いずれか1項記載の撮像装置のエラー通知方法。
  7. 前記表示処理は、前記画像データのシャープネスを調整するローパスフィルタ処理及びアパーチャ補正処理を含み、前記フォーカスエラー強調設定条件は、前記標準設定条件よりも前記ローパスフィルタ処理を強め、かつ前記標準設定条件よりも前記アパーチャ補正処理を弱めることを特徴とする請求項6記載の撮像装置のエラー通知方法。
  8. 被写体を撮像して画像データを出力する撮像手段と、前記画像データに基づく画像を表示する表示手段と、予め設定された標準設定条件に基づいて前記画像データに表示処理を施し、前記画像を前記表示手段に表示させる表示制御手段とを備える撮像装置において、
    撮像に伴うエラーが発生したときに、前記標準設定条件に代えて、前記エラーを強調するエラー強調設定条件に基づいて前記表示制御手段に前記表示処理を行わせ、前記エラーが強調された画像を前記表示手段に表示させることを特徴とする撮像装置。
JP2006265281A 2006-09-28 2006-09-28 撮像装置のエラー通知方法及び撮像装置 Abandoned JP2008085839A (ja)

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