JP5663775B2 - 遊技台 - Google Patents

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Description

本発明は、スロットマシン(パチスロ)に代表される遊技台に関する。
スロットマシンに代表される遊技台には、投入されるメダルのメダル通路を形成するメダルセレクタが設けられている(例えば、特許文献1及び2)。メダルセレクタには、メダルの通過を検出するセンサが設けられ、その検出結果により投入数がカウントされる。
特開2005−52397号公報 特許第4181140号公報
メダルセレクタにはメダルと衝突する部分が設けられる場合があり、このような部分には耐摩耗性が要求される
本発明の目的は、メダルと衝突する部分の衝突の際の衝撃力を和らげ、耐摩耗性を向上することにある。
本発明によれば、
投入されたメダルを通過させるメダル通路と、
可動部材と、
を備えた遊技台であって、
前記可動部材は、前記メダル通路に露出する露出部を備える部材であり、
前記可動部材は、前記メダル通路の厚み方向に移動可能な部材であり、
前記露出部は、前記メダル通路の厚み方向に凹んだ凹部を有し、
前記露出部は、前記メダル通路の幅方向の両端部を備え、
前記露出部は、前記メダル通路の幅方向の中央部を備え、
前記凹部は、前記両端部側から前記中央部側にかけて凹んでおり
前記凹部は、前記メダル通路のメダルの流れ方向に対して、所定の方向に傾斜しており、
前記所定の方向とは、前記メダル通路の厚み方向であって、かつ、前記凹部の下流側が上流側よりも前記メダル通路側に位置する方向である、
ことを特徴とする遊技台が提供される。
本発明によれば、メダルと衝突する部分の衝突の際の衝撃力を和らげ、耐摩耗性を向上することができる。
本発明の一実施形態に係るスロットマシン100の外観斜視図。 スロットマシン100の制御部の回路ブロック図。 (a)は各リール(左リール110、中リール111、右リール112)に施される図柄の配列を平面的に展開して示した図、(b)はスロットマシン100の入賞役の種類の説明図。 主制御部メイン処理の流れを示すフローチャート。 メダルセレクタ336の配設位置を示す前面扉102の下部背面の周辺図。 メダルセレクタ336の斜視図(正面側)。 カバー部材1を省略したメダルセレクタ336の斜視図(正面側)。 メダルセレクタ336の背面図。 メダルセレクタ336の分解斜視図。 (a)はカバー部材1を省略したメダルセレクタ336の正面図、(b)は図10(a)の線X−Xに沿うメダル検出センサ18の断面図。 メダルセレクタ336の動作説明図。 状態T7の場合に可動部材14に作用する力関係の説明図。 選別ユニット20の分解斜視図。 (a)乃至(c)は異なる方向から見たベース部材23の斜視図。 メダルセレクタ336によるメダルの選別動作の一連の流れの説明図。 (a)及び(b)は選別ユニット20の動作説明図。 (a)乃至(e)は可動部材22の説明図。 (a)及び(b)は可動部材22の配置の説明図。 (a)乃至(c)は選別部221に対するメダルMの衝突態様の説明図、(d)は選別部221によるメダルMのセンタリング作用の説明図。 不正行為防止の説明図。 S2のメダル投入・スタート操作受付処理の流れを示すフローチャート。 正規メダルが正常通過した場合のセンサ17〜19、25、駆動信号及び各種タイマのタイミング例を示すタイミングチャート。 非正規メダルが投入された場合のセンサ17〜19、25、駆動信号及び各種タイマのタイミング例を示すタイミングチャート。 正規メダルが連続投入された場合のセンサ17〜19、25及び駆動信号のタイミング例を示すタイミングチャート。 (a)及び(b)はセンサの検出結果の正常関係を判定する判定パターンの例を示す図。 (a)は主制御部割り込み処理の流れを示すフローチャート、(b)はS34の正常通過・エラー判定処理の流れを示すフローチャート。 S42のエラー判定タイマ関連処理の流れを示すフローチャート。 S42のエラー判定タイマ関連処理の流れを示すフローチャート。 S43の電動アクチュエータ制御処理の流れを示すフローチャート。 S44のセンサ第1組判定処理の流れを示すフローチャート。 S45のセンサ第2組判定処理の流れを示すフローチャート。 S46の受付処理の流れを示すフローチャート。
<全体構成>
図1に示すスロットマシン100は、本体101と、本体101の正面に取付けられ、本体101に対して開閉可能な前面扉102と、を備える。本体101の中央内部には、(図示省略)外周面に複数種類の図柄が配置されたリールが3個(左リール110、中リール111、右リール112)収納され、スロットマシン100の内部で回転できるように構成されている。これらのリール110乃至112はステッピングモータ等の駆動装置により回転駆動される。
本実施形態において、各図柄は帯状部材に等間隔で適当数印刷され、この帯状部材が所定の円形筒状の枠材に貼り付けられて各リール110乃至112が構成されている。リール110乃至112上の図柄は、遊技者から見ると、図柄表示窓113から縦方向に概ね3つ表示され、合計9つの図柄が見えるようになっている。そして、各リール110乃至112を回転させることにより、遊技者から見える図柄の組み合せが変動することとなる。つまり、各リール110乃至112は複数種類の図柄の組合せを変動可能に表示する表示装置として機能する。なお、このような表示装置としてはリール以外にも液晶表示装置等の電子画像表示装置も採用できる。また、本実施形態では、3個のリールをスロットマシン100の中央内部に備えているが、リールの数やリールの設置位置はこれに限定されるものではない。
各々のリール110乃至112の背面には、図柄表示窓113に表示される個々の図柄を照明するためのバックライト(図示省略)が配置されている。バックライトは、各々の図柄ごとに遮蔽されて個々の図柄を均等に照射できるようにすることが望ましい。なお、スロットマシン100内部において各々のリール110乃至112の近傍には、投光部と受光部から成る光学式センサ(図示省略)が設けられており、この光学式センサの投光部と受光部の間をリールに設けられた一定の長さの遮光片が通過するように構成されている。このセンサの検出結果に基づいてリール上の図柄の回転方向の位置を判断し、目的とする図柄が入賞ライン上に表示されるようにリール110乃至112を停止させる。
入賞ライン表示ランプ120は、有効となる入賞ライン114を示すランプである。有効となる入賞ラインは、遊技媒体としてベットされたメダルの数によって予め定まっている。入賞ライン114は5ラインあり、例えば、メダルが1枚ベットされた場合、中段の水平入賞ラインが有効となり、メダルが2枚ベットされた場合、上段水平入賞ラインと下段水平入賞ラインが追加された3本が有効となり、メダルが3枚ベットされた場合、右下り入賞ラインと右上り入賞ラインが追加された5ラインが入賞ラインとして有効になる。なお、入賞ライン114の数については5ラインに限定されるものではなく、また、例えば、メダルが1枚ベットされた場合に、中段の水平入賞ライン、上段水平入賞ライン、下段水平入賞ライン、右下り入賞ラインおよび右上り入賞ラインの5ラインを入賞ラインとして有効としてもよい。
告知ランプ123は、例えば、後述する内部抽選において特定の入賞役(具体的には、ボーナス)に内部当選していること、または、ボーナス遊技中であることを遊技者に知らせるランプである。遊技メダル投入可能ランプ124は、遊技者が遊技メダルを投入可能であることを知らせるためのランプである。再遊技ランプ122は、前回の遊技において入賞役の一つである再遊技に入賞した場合に、今回の遊技が再遊技可能であること(メダルの投入が不要であること)を遊技者に知らせるランプである。リールパネルランプ128は演出用のランプである。
ベットボタン130乃至132は、スロットマシン100に電子的に貯留されているメダル(クレジットという)を所定の枚数分投入するためのボタンである。本実施形態においては、ベットボタン130が押下される毎に1枚ずつ最大3枚まで投入され、ベットボタン131が押下されると2枚投入され、ベットボタン132が押下されると3枚投入されるようになっている。以下、ベットボタン132はMAXベットボタンとも言う。なお、遊技メダル投入ランプ129は、投入されたメダル数に応じた数のランプを点灯させ、規定枚数のメダルの投入があった場合、遊技の開始操作が可能な状態であることを知らせる遊技開始ランプ121が点灯する。
メダル投入口141は、遊技を開始するに当たって遊技者がメダルを投入するための投入口である。すなわち、メダルの投入は、ベットボタン130乃至132により電子的に投入することもできるし、メダル投入口141から実際のメダルを投入(投入操作)することもでき、投入とは両者を含む意味である。メダル投入口141に投入されたメダルは、スロットマシン100の内部に設けられた後述するメダルセレクタ336を通過し、正規メダルの選別がなされると共に、メダルの通過が検出される。
貯留枚数表示器125は、スロットマシン100に電子的に貯留されているメダルの枚数を表示するための表示器である。遊技情報表示器126は、各種の内部情報(例えば、ボーナス遊技中のメダル払出枚数)を数値で表示するための表示器である。払出枚数表示器127は、何らかの入賞役に入賞した結果、遊技者に払出されるメダルの枚数を表示するための表示器である。貯留枚数表示器125、遊技情報表示器126、および、払出枚数表示器127は、7セグメント(SEG)表示器とした。
スタートレバー135は、リール110乃至112の回転を開始させるためのレバー型のスイッチである。即ち、メダル投入口141に所望するメダル枚数を投入するか、ベットボタン130乃至132を操作して、スタートレバー135を操作すると、リール110乃至112が回転を開始することとなる。スタートレバー135に対する操作を遊技の開始操作と言う。
ストップボタンユニット136には、ストップボタン137乃至139が設けられている。ストップボタン137乃至139は、スタートレバー135の操作によって回転を開始したリール110乃至112を個別に停止させるためのボタン型のスイッチであり、各リール110乃至112に対応づけられている。以下、ストップボタン137乃至139に対する操作を停止操作と言い、最初の停止操作を第1停止操作、次の停止操作を第2停止操作、最後の停止操作を第3停止操作という。なお、各ストップボタン137乃至139の内部に発光体を設けてもよく、ストップボタン137乃至139の操作が可能である場合、該発光体を点灯させて遊技者に知らせることもできる。
メダル返却ボタン133は、投入されたメダルが詰まった場合に押下してメダルを取り除くためのボタンである。精算ボタン134は、スロットマシン100に電子的に貯留されたメダル、ベットされたメダルを精算し、メダル払出口155から排出するためのボタンである。ドアキー孔140は、スロットマシン100の前面扉102のロックを解除するためのキーを挿入する孔である。
ストップボタンユニット136の下部には、機種名の表示と各種証紙の貼付とを行うタイトルパネル162が設けられている。タイトルパネル162の下部には、メダル払出口155、メダルの受け皿161が設けられている。
音孔180はスロットマシン100内部に設けられているスピーカの音を外部に出力するための孔である。前面扉102の左右各部に設けられたサイドランプ144は遊技を盛り上げるための装飾用のランプである。前面扉102の上部には演出装置160が配設されており、演出装置160の上部には音孔143が設けられている。この演出装置160は、水平方向に開閉自在な2枚の右シャッタ163a、左シャッタ163bからなるシャッタ(遮蔽装置)163と、このシャッタ163の奥側に配設された液晶表示装置157(図示省略、演出画像表示装置)を備えており、右シャッタ163a、左シャッタ163bが液晶表示装置157の手前で水平方向外側に開くと液晶表示装置157(図示省略)の表示画面がスロットマシン100正面(遊技者側)に出現する構造となっている。
なお、液晶表示装置でなくとも、種々の演出画像や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、複数セグメントディスプレイ(7セグディスプレイ)、ドットマトリクスディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、リール(ドラム)、或いは、プロジェクタとスクリーンとからなる表示装置等でもよい。また、表示画面は、方形をなし、その全体を遊技者が視認可能に構成している。本実施形態の場合、表示画面は長方形であるが、正方形でもよい。また、表示画面の周縁に不図示の装飾物を設けて、表示画面の周縁の一部が該装飾物に隠れる結果、表示画面が異形に見えるようにすることもできる。表示画面は本実施形態の場合、平坦面であるが、曲面をなしていてもよい。
<制御部>
図2は、スロットマシン100の制御部の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。スロットマシン100の制御部は、大別すると、遊技の進行を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて、主な演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、によって構成されている。
<主制御部>
まず、スロットマシン100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えており、この基本回路302には、CPU304と、制御プログラムデータ、入賞役の内部抽選時に用いる抽選データ、リールの停止位置等を記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400についても同様である。
この基本回路302のCPU304は、水晶発振器314が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。さらには、CPU304は、電源が投入されるとROM306の所定エリアに格納された分周用のデータをカウンタタイマ312に送信し、カウンタタイマ312は受信した分周用のデータを基に割り込み時間を決定し、この割り込み時間ごとに割り込み要求をCPU304に送信する。CPU304は、この割込み要求を契機に各センサ等の監視や駆動パルスの送信等の割り込み処理を実行する。例えば、水晶発振器314が出力するクロック信号を8MHz、カウンタタイマ312の分周値を1/256、ROM306の分周用のデータを47に設定した場合、割り込みの基準時間は、256×47÷8MHz=1.504msとなる。WDT313はウォッチドッグタイマである。
基本回路302は、0〜65535の範囲で数値を変動させるハードウェア乱数カウンタとして使用している乱数発生回路316と、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路338を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路338から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、基本回路302には、センサ回路320を設けており、CPU304は、割り込み時間ごとに各種センサ318(ベットボタン130センサ、ベットボタン131センサ、ベットボタン132センサ、後述するメダルセレクタ336のメダル検出センサ17、18及び回動検出センサ19並びに変位検出センサ25、ストップボタン137センサ、ストップボタン138センサ、ストップボタン139センサ、精算ボタン134センサ、メダル払出装置180から払い出されるメダルのメダル払出センサ、リール110のインデックスセンサ、リール111のインデックスセンサ、リール112のインデックスセンサ、等)の状態を監視している。なお、センサ回路320がスタートレバーセンサのHレベルを検出した場合には、この検出を示す信号を乱数発生回路316に出力する。この信号を受信した乱数発生回路316は、そのタイミングにおける値をラッチし、抽選に使用する乱数値を格納するレジスタに記憶する。
スタートレバー135センサは、スタートレバー135内部に2個設置されており、遊技者によるスタート操作を検出する。ストップボタン137センサ、ストップボタン138センサ、および、ストップボタン139は、各々のストップボタン137乃至139に設置されており、遊技者によるストップボタンの操作を検出する。
ベットボタン130センサ、ベットボタン131センサ、および、ベットボタン132センサは、メダル投入ボタン130乃至132のそれぞれに設置されており、RAM308に電子的に貯留されているメダルを遊技への投入メダルとして投入する場合の投入操作を検出する。精算ボタン134センサは、精算ボタン134に設けられている。精算ボタン134が一回押されると、電子的に貯留されているメダルを精算する。メダル払出センサは、メダル払出装置180が払い出すメダルを検出するためのセンサである。なお、以上の各センサは、非接触式のセンサであっても接点式のセンサであってもよい。
リール110のインデックスセンサ、リール111のインデックスセンサ、および、リール112のインデックスセンサは、各リール110乃至112の取付台の所定位置に設置されており、リールフレームに設けた遮光片が通過するたびにLレベルになる。CPU304は、この信号を検出すると、リールが1回転したものと判断し、リールの回転位置情報をゼロにリセットする。
主制御部300には、リール装置110乃至112に設けたステッピングモータを駆動する駆動回路322、投入されたメダルを選別するメダルセレクタ336に設けたアクチュエータ21等を駆動する駆動回路324、メダル払出装置180に設けたモータを駆動する駆動回路326、各種ランプ338(入賞ライン表示ランプ120、告知ランプ123、遊技メダル投入可能ランプ124、再遊技ランプ122、遊技メダル投入ランプ129は、遊技開始ランプ121、貯留枚数表示器125、遊技情報表示器126、払出枚数表示器127)を駆動する駆動回路328、を設けている。
また、基本回路302には、情報出力回路334(外部集中端子板248)を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路334を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路652にスロットマシン100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースを備えており、第1副制御部400との通信を可能としている。なお、主制御部300と第1副制御部400との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。
<副制御部>
次に、スロットマシン100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主制御部300が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えており、この基本回路402は、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412を搭載している。基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作し、第1副制御部400の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、バックライトの点灯パターンや各種表示器を制御するためのデータ等が記憶されたROM406が設けている。
CPU404は、所定のタイミングでデータバスを介してROM406の所定エリアに格納された分周用のデータをカウンタタイマ412に送信する。カウンタタイマ412は、受信した分周用のデータを基に割り込み時間を決定し、この割り込み時間ごとに割り込み要求をCPU404に送信する。CPU404は、この割込み要求のタイミングをもとに、各ICや各回路を制御する。
また、第1副制御部400には、音源IC418を設けており、音源IC418に出力インタフェースを介してスピーカ272、277を設けている。音源IC418は、CPU404からの命令に応じてアンプおよびスピーカ272、277から出力する音声の制御を行う。音源IC418には音声データが記憶されたS−ROM(サウンドROM)が接続されており、このROMから取得した音声データをアンプで増幅させてスピーカ272、277から出力する。
また、第1副制御部400には、駆動回路422が設けられ、駆動回路422に入出力インタフェースを介して各種ランプ420(上部ランプ、下部ランプ、サイドランプ144、タイトルパネル162ランプ、等)を設けている。
また、CPU404は、出力インタフェースを介して第2副制御部500へ信号の送受信を行う。スロットマシン100の第2副制御部500では、液晶表示装置157やシャッタ163の制御を行う。こうして遊技の進行に合わせて演出が実行される。
<図柄配列>
図3(a)を用いて、上述の各リール110乃至112に施される図柄配列について説明する。なお、同図は、各リール(左リール110、中リール111、右リール112)に施される図柄の配列を平面的に展開して示した図である。
各リール110乃至112には、同図の右側に示す複数種類(本実施形態では8種類)の図柄が所定コマ数(本実施形態では、番号0〜20の21コマ)だけ配置されている。また、同図の左端に示した番号0〜20は、各リール110乃至112上の図柄の配置位置を示す番号である。例えば、本実施形態では、左リール110の番号1のコマには「リプレイ」の図柄、中リール111の番号0のコマには「ベル」の図柄、右リール112の番号2のコマには「スイカ」の図柄、がそれぞれ配置されている。
<入賞役の種類>
次に、図3(b)を用いて、スロットマシン100の入賞役の種類について説明する。なお、同図は入賞役(作動役を含む)の種類、各入賞役に対応する図柄組合せ、各入賞役の作動または払出を示している。
本実施形態における入賞役のうち、ビッグボーナス(BB1、BB2)および、レギュラーボーナス(RB)はボーナス遊技に移行する役として、また、再遊技(リプレイ)は新たにメダルを投入することなく再遊技が可能となる役として、それぞれ入賞役とは区別され「作動役」と呼ばれる場合があるが、本実施形態における「入賞役」には、作動役である、ビッグボーナス、レギュラーボーナス、再遊技が含まれる。また、本実施形態における「入賞」には、メダルの配当を伴わない(メダルの払い出しを伴わない)作動役の図柄組合せが有効ライン上に表示される場合も含まれ、例えば、ビッグボーナス、レギュラーボーナス、再遊技への入賞が含まれる。
スロットマシン100の入賞役には、ビッグボーナス(BB1、BB2)と、レギュラーボーナス(RB)と、小役(チェリー、スイカ、ベル)と、再遊技(リプレイ)がある。なお、入賞役の種類は、これに限定されるものではなく、任意に採用できることは言うまでもない。
「ビッグボーナス(BB1、BB2)」(以下、単に、「BB」と称する場合がある)は、入賞により特別遊技であるビッグボーナス遊技(BB遊技)が開始される特別役(作動役)である。対応する図柄組合せは、BB1が「白7−白7−白7」、BB2が「青7−青7−青7」である。また、BB1、BB2についてはフラグ持越しを行う。すなわち、BB1、BB2に内部当選すると、これを示すフラグが立つ(主制御部300のRAM308の所定のエリア内に記憶される)が、その遊技においてBB1、BB2に入賞しなかったとしても、入賞するまで内部当選を示すフラグが立った状態が維持され、次遊技以降でもBB1、BB2に内部当選中となり、BB1に対応する図柄組み合わせ「白7−白7−白7」、BB2に対応する図柄組み合わせ「青7−青7−青7」が、揃って入賞する状態にある。
「レギュラーボーナス(RB)」は、入賞によりレギュラーボーナス遊技(RB遊技)が開始される特殊役(作動役)である。対応する図柄組合せは、「ボーナス−ボーナス−ボーナス」である。なお、RBについても上述のBBと同様にフラグ持越しを行う。但し、(詳細は後述するが)ビッグボーナス遊技(BB遊技)においては、レギュラーボーナス遊技(RB遊技)が内部当選することや、図柄組み合わせが入賞ライン上に表示されること、を開始条件とせずに、ビッグボーナス遊技の開始後からレギュラーボーナス遊技を開始し、1回のレギュラーボーナス遊技を終了した場合には次のレギュラーボーナス遊技をすぐに開始するような自動的にレギュラーボーナス遊技を開始させる設定としてもよい。
「小役(チェリー、スイカ、ベル)」(以下、単に、「チェリー」、「スイカ」、「ベル」と称する場合がある)は、入賞により所定数のメダルが払い出される入賞役で、対応する図柄組合せは、チェリーが「チェリー−ANY−ANY」、スイカが「スイカ−スイカ−スイカ」、ベルが「ベル−ベル−ベル」である。また、対応する払出枚数は同図に示す通りである。なお、「チェリー−ANY−ANY」の場合、左リール110の図柄が「チェリー」であればよく、中リール111と右リール112の図柄はどの図柄でもよい。
「再遊技(リプレイ)」は、入賞により次回の遊技でメダル(遊技媒体)の投入を行うことなく遊技を行うことができる入賞役(作動役)であり、メダルの払出は行われない。なお、対応する図柄組合せは、再遊技は「リプレイ−リプレイ−リプレイ」である。
<遊技状態の種類>
次に、スロットマシン100の遊技状態の種類について説明する。本実施例では、スロットマシン100の遊技状態は、通常遊技と、BB遊技と、RB遊技と、ビッグボーナス(BB)およびレギュラーボーナス(RB)の内部当選遊技と、に大別した。但し、通常遊技と、BB遊技と、RB遊技と、に大別するような区分けであってもよい。
<通常遊技>
通常遊技に内部当選する入賞役には、ビッグボーナス(BB)と、レギュラーボーナス(RB)と、再遊技(リプレイ)と、小役(チェリー、スイカ、ベル)がある。「ビッグボーナス(BB)」は、入賞により特別遊技であるビッグボーナス遊技(BB遊技)が開始される特別役(作動役)である。レギュラーボーナス(RB)」は、入賞によりレギュラーボーナス遊技(RB遊技)を開始する特殊役(作動役)である。「再遊技(リプレイ)」は、入賞により次回の遊技でメダルの投入を行うことなく遊技を行うことができる入賞役(作動役)であり、メダルの払出も行われない。「小役」は、入賞により所定数のメダルが払い出される入賞役である。
なお、各々の役の内部当選確率は、通常遊技に用意された抽選データから、各々の役に対応付けされた抽選データの範囲に該当する数値データを、内部抽選時に取得される乱数値の範囲の数値データ(例えば65535)で除した値で求められる。通常遊技に用意された抽選データは、予めいくつかの数値範囲に分割され、各数値範囲に各々の役やハズレを対応付けしている。内部抽選を実行した結果得られた乱数値が、何れの役に対応する抽選データに対応する値であったかを判定し、内部抽選役を決定する。この抽選データは少なくとも1つの役の当選確率を異ならせた設定1〜設定6が用意され、遊技店の係員等はいずれかの設定値を任意に選択し、設定することができる。
通常遊技は、内部抽選の結果が概ねハズレ(ビッグボーナス(BB)、レギュラーボーナス(RB)、再遊技(リプレイ)および小役に当選していない)となる設定がされており、獲得するメダルの総数が、投入したメダルの総数に満たない遊技状態になっている。よって、遊技者にとっては不利益となる遊技状態である。但し、予め定めた条件を満たした場合(例えば、特定の図柄組み合わせが表示された場合)には、再遊技の内部当選の確率を上昇させる変動をさせてもよい遊技状態であり、この場合、小役の入賞によって所定数のメダルが払い出されることにより、獲得するメダルの総数が、投入したメダルの総数を超える遊技状態になり、遊技者にとっては利益となる遊技状態になる場合がある。
<BB遊技>
BB遊技は、遊技者にとっては利益となる遊技状態になるように設定されている。つまり、BB遊技は、獲得するメダルの総数が、投入したメダルの総数を超える遊技状態となる。BB遊技は、本実施例では、ビッグボーナス(BB)の入賞により開始され、RB遊技(後述する)を連続して繰り返し実行可能になっており、遊技中に予め定められた一の数(例えば、465枚)を超えるメダルが獲得された場合に終了する。但し、BB遊技はRB遊技を連続して繰り返し実行可能とすることなく、RB遊技を開始する役(図柄組み合わせは例えば、リプレイ−リプレイ−リプレイ)を設定し、この役が内部当選した場合、または、入賞した場合に、RB遊技を開始するように設定してもよい。さらには、BB遊技は、BB遊技中のRB遊技を除くBB一般遊技を予め定めた回数(例えば、30回)実行した場合、または、BB遊技中に実行したRB遊技の回数が予め定めた回数に達した場合(例えば、3回)に終了するようにしてもよい。
<RB遊技>
RB遊技は、遊技者にとっては利益となる遊技状態になるように設定されている。つまり、RB遊技は、獲得するメダルの総数が、投入したメダルの総数を超える遊技状態となる。RB遊技は、本実施例では、レギュラーボーナス(RB)の入賞により開始され、予め定めた一の役が内部当選の確率を上昇させる変動(例えば、「設定1」「通常遊技」に設定された「小役1」の内部当選確率1/15を、予め定めた一の値である内部当選確率1/1.2に上昇させる)をし、予め定めた一の数(例えば8回)の入賞があった場合に終了する。BB遊技は、予め定めた回数の入賞があった場合(例えば、8回)、または、RB遊技中に実行したRB遊技の回数が予め定めた回数に達した場合(例えば、8回)に終了するようにしてもよい。
<ビッグボーナス(BB)およびレギュラーボーナス(RB)の内部当選遊技>
ビッグボーナス(BB)およびレギュラーボーナス(RB)の内部当選遊技に内部当選する入賞役には、再遊技(リプレイ)と、小役がある。ビッグボーナス(BB)およびレギュラーボーナス(RB)は内部当選することはなく、ビッグボーナス(BB)かレギュラーボーナス(RB)に対応する図柄組み合わせを入賞させることが可能となっている遊技状態である。
但し、ビッグボーナス(BB)およびレギュラーボーナス(RB)に内部当選した次遊技から、再遊技の内部当選の確率を変動させてもよく、例えば、再遊技の内部当選の確率を上昇させる変動をさせて、ビッグボーナス(BB)およびレギュラーボーナス(RB)対応する図柄組み合わせが入賞するまでの間は、獲得するメダルの総数が、投入したメダルの総数とほぼ同じとなる遊技状態とし、通常遊技と比べると遊技者にとっては利益となる遊技状態としてもよい。
<主制御部メイン処理>
図4を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。上述したように、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)338を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って図4に示す主制御部メイン処理を実行する。
電源投入が行われると、まず、S1で各種の初期設定を行う。この初期設定では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定、割込禁止の設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、WDT313への動作許可及び初期値の設定等を行う。
S2ではメダル投入・スタート操作受付処理を実行する。メダル投入・スタート操作受付処理の詳細は後述するが、概説すると、この処理ではメダルの投入の有無をチェックし、メダルの投入に応じて入賞ライン表示ランプ120を点灯させる。なお、前回の遊技で再遊技に入賞した場合は、前回の遊技で投入されたメダル枚数と同じ数のメダルを投入する処理を行うので、遊技者によるメダルの投入が不要となる。また、スタートレバー135が操作されたか否かのチェックを行い、スタートレバー135の操作があればS3へ進む。
S3では投入されたメダル枚数を確定し、有効な入賞ラインを確定する。S4では乱数発生回路316で発生させた乱数を取得する。S5では、現在の遊技状態に応じてROM306に格納されている入賞役抽選テーブルを読み出し、これとS4で取得した乱数値とを用いて内部抽選を行う。内部抽選の結果、いずれかの入賞役に内部当選した場合、その入賞役の内部当選フラグをONにする。S6では内部抽選結果に基づき、リール停止データを選択する。
S7では全リール110乃至112の回転を開始させる。S8では、ストップボタン137乃至139の受け付けが可能になり、いずれかのストップボタンが押されると、押されたストップボタンに対応するリール110乃至112の何れかをS6で選択したリール停止制御データに基づいて停止させる。リールの停止制御は、基本的には、内部当選した入賞役がある場合は、その入賞役に対応する図柄組み合わせが表示されることは許容し、ハズレ等の場合はいずれの役に対応する図柄組み合わせも表示されないように、いわゆる引き込み・蹴飛ばしといったリールの停止制御を行う。
全リール110乃至112が停止するとS9へ進む。S9では、入賞判定を行う。ここでは、有効化された入賞ライン114上に、何らかの入賞役に対応する絵柄組合せが表示された場合にその入賞役に入賞したと判定する。例えば、有効化された入賞ライン上に「ベル−ベル−ベル」が揃っていたならばベル入賞と判定する。また、フラグ持ち越しの場合を除き、内部当選フラグをリセットする。
S10では払い出しのある何らかの入賞役に入賞していれば、その入賞役に対応する枚数のメダルを入賞ライン数に応じて払い出す。S11では遊技状態制御処理を行う。遊技状態制御処理では、通常遊技、BB遊技、RB遊技、内部当選遊技、の各遊技状態の移行に関する処理を行い、それらの開始条件、終了条件の成立により、遊技状態を移行する。こうして本実施形態では、停止表示された図柄の組み合わせに基づいて遊技者に特典を付与している。以上により1ゲームが終了する。以降S2へ戻って上述した処理を繰り返すことにより遊技が進行することになる。
<メダルセレクタ>
次に、前面扉102の背面に取り付けられるメダルセレクタ336について説明する。メダルセレクタ336はメダル投入口141から投入されたメダルが通過するメダル通路を形成すると共に、正規のメダルと正規のメダルよりも小径の非正規メダルとを選別する。なお、上流側、下流側とはメダルが流れる方向を基準とし、メダル投入口141側が上流側である。
図5はメダルセレクタ336の配設位置を示す前面扉102の下部背面の周辺図である。メダルセレクタ336は、1つの入口部336aと2つの出口部336b、336cと、を有する。入口部336aはメダル投入口141と連通しており、メダル投入口141に投入されたメダルは入口部336aからメダルセレクタ336内へ進入する。そして、その内部で選別されて、正規メダルは出口部336bから排出されてメダル払出装置180へ落下する。正規メダルよりも小径の非正規メダルや、受付期間外に投入されたメダルは出口部336cから排出され、通路部材155a内の通路を通ってメダル払出口155(図5において不図示)へ排出される。
図6はメダルセレクタ336の斜視図、図7はカバー部材1を省略したメダルセレクタ336の斜視図、図8はメダルセレクタ336の背面図、図9はメダルセレクタ336の分解斜視図である。
メダルセレクタ336は、ベース部材10と、ベース部材10の正面に着脱自在に装着され、ベース部材10の正面を覆うカバー部材1と、を備える。ベース部材10には軸2が取り付けられている。カバー部材1はこの軸2に取り付けられる軸支部1a、1aを備え、軸2回りに回動自在になっている。軸2にはスプリング3が装填されている。スプリング3は、ベース部材10に対してカバー部材1を閉じる方向(図6の状態となる方向)に常時付勢する。カバー部材1にはハンドル部1dが設けられており、メンテナンス等の際、作業者はハンドル部1dを把持してカバー部材1を開いたりすることができる。
<メダル通路の構成>
メダルセレクタ336は、入口部336aを有し、メダル投入口141に投入されたメダルがはじめに通過する上流側通路URと、上流側通路URから分岐した、出口部336bを有する下流側通路DR1及び出口部336cを有する下流側通路DR2と、を形成する。本実施形態の場合、下流側通路DR1が正規メダルが通過する通路とし、下流側通路DR2が非正規メダル或いは受付期間外に投入されたメダルが通過する通路とするが、この関係は逆であってもよい。
上流側通路URは、ベース部材10の通路壁形成部11と、カバー部材1の通路壁形成部1bとの隙間として形成される。通路壁形成部11、1bは上流側通路URの厚み方向の通路壁を形成する。本実施形態の場合、上流側通路URは上下方向のメダル通路を形成している。上流側通路URを通過するメダルは略垂直落下状態で上流側通路URを通過し、ほとんど転動しない。このため、メダルからの汚れが付着しにくく、汚れの堆積による動作不良を生じにくいという効果がある。
通路壁形成部11には、メダルの流れ方向に延設され、互いに通路幅方向に離間した複数条のリブ11aが形成されている。リブ11aは通過するメダルとの摩擦低減に寄与する。なお、図示しないが、カバー部材1の通路壁形成部1bの背面にも同様のリブが形成されている。
通路壁形成部11の右側方には、側壁形成部材13が固定されている。側壁形成部材13は板状をなし、その側面は、メダルセレクタ336を通過するメダルの周面が当接する、上流側通路URの一方の側壁W1を形成する。上流側通路URの他方の側壁W2は後述する可動部材14により形成される。なお、本実施形態では側壁形成部材13とベース部材10とを別部材として両者を固定する構成としたが、これらを一体成形してもよい。
上流側通路URの下流端には、ベース部材10を奥行き方向に貫通する開口部11bが設けられており、この開口部11bが上流側通路URと、下流側通路DR1及びDR2との分岐点となっている。
下流側通路DR1及びDR2は、上流側通路URの厚み方向に分岐している。つまり、下流側通路DR1及びDR2は、その上流側がメダルセレクタ336の奥行き方向に重なっており、下流側通路DR1が正面側、下流側通路DR2が背面側に位置している。
ベース部材10は、下流側通路DR1と下流側通路DR2とを隔てる上流側の通路壁形成部12aを有する。下流側通路DR1は、通路壁形成部12aの背面と、断面コの字型でメダルセレクタ336の奥行き方向手前側に湾曲した通路壁形成部12bと、後述する選別ユニット20のベース部材23の通路壁形成部231と、から形成されている。下流側通路DR1は、その下流側においてメダルセレクタ336の奥行き方向手前側に湾曲しているものの、上下方向のメダル通路を形成しているため、通過するメダルはほとんど転動しない。このため、メダルからの汚れが付着しにくく、汚れの堆積による動作不良を生じにくいという効果がある。
下流側通路DR2は、通路壁形成部12aの正面と、段差12fを介して1段下がって通路壁形成部12aと連続した通路壁形成部12cと、カバー部材1の通路壁形成部1cの背面と、幅方向の通路壁を形成する通路壁形成部12d、12eと、から形成されている。
<正規メダルの検出>
メダルセレクタ336では、上流側通路URを正規メダルが通過中であるか否かを検出し、通過中であれば下流側通路DR1に導く。以下、本実施形態における正規メダルの検出に関わる構成について図6乃至図10を参照して説明する。図10(a)はカバー部材1を省略したメダルセレクタ336の正面図、図10(b)は図10(a)の線X−Xに沿うメダル検出センサ18の断面図である。
ベース部材10は、通路壁形成部11から一段高くなっている機構取付部10aを備える。機構取付部10aの背面側には可動部材14が変位可能に取り付けられている。具体的には、機構取付部10aには軸部材15が取り付けられており、機構取付部10aの背面側において軸部材15に回動自在に可動部材14が支持されている。軸部材15の中心軸線は、上流側通路URの厚み方向と平行な方向であり、可動部材14は、上流側通路URの厚み方向と平行な軸線回りに回動する。
機構取付部10aの、通路壁形成部11側の側壁にはスリット10bが形成されており、このスリット10bから可動部材14がその回動により通路壁形成部11上に進出自在になっている。
可動部材14は、他方側壁部14aと、セパレート部14bと、軸部材15が挿通する孔14cと、を備える。他方側壁部14の側面は、上流側通路URの他方の側壁W2を形成する。セパレート部14bは、その周囲よりも側壁W1側に突起しており、半円形状をなしている。
本実施形態の場合、セパレート部14bは、可動部材14の回動中心(孔14cの中心)よりも上流側通路URの上流側に位置し、他方側壁部14aはセパレート部14bよりも上流側通路URの下流側に位置している。本実施形態の場合、特に、他方側壁部14aは可動部材14の回動中心よりも下流側に位置している。したがって、可動部材14が時計回りに回動すれば、セパレート部14bが側壁W1側へ進出し、他方側壁部14aは側壁W1から後退し、可動部材14が反時計回りに回動すれば、セパレート部14bが側壁W1から後退し、他方側壁部14aは側壁W1側へ進出する。
メダルの厚みが1.6mm〜2mm程度とすると、上流側通路URの厚み方向の深さは2.2mm程度とし、可動部材14の厚みは1.6mm程度とすれば、可動部材14とベース部材10の通路壁形成部11との間の隙間、あるいは、可動部材14とカバー部材1の通路壁形成部1bとの隙間からメダルが脱落してしまうことを防止できる。
図8に示すように、機構取付部10aの背面には保持ユニット16が装着されている。保持ユニット16は、可動部材14を付勢する弾性部材16a、16bを保持する。本実施形態の場合、弾性部材16a、16bはコイルスプリングであり、その一方端部が保持ユニット16に固定され、他方端部が可動部材14に当接することで、互いに逆方向に可動部材14を付勢する。
本実施形態の場合、弾性部材16a、16bは可動部材14が、図10(a)に示す初期位置にあるように付勢する。つまり、図10(a)の状態において、弾性部材16a、16bの付勢力と、可動部材14の自重による回動力とは釣り合っている。なお、本実施形態では、このように弾性部材16a、16bを用いて可動部材14を図10(a)の初期位置に位置させる回動習性を与えるようにしたが、これらを用いない構成も可能である。例えば、初期位置において可動部材14の重心位置が、その回動中心を通る鉛直線上に位置するように可動部材14の重量配分を設定することで、可動部材14を初期位置に位置させる回動習性を与えることができる。
図10(a)に示す、メダルが非通過時の初期位置において可動部材14は、側壁W2がメダルセレクタ336を通過するメダルと側壁W2とが干渉するよう、側壁W1、W2間の最小離間距離がメダルの直径よりも小さい位置に位置している。
メダルセレクタ336は、上流側通路URを通過する正規メダルを検出するためのメダル検出センサ18を備える。メダル検出センサ18は、可動部材14の回動中心よりも上流側通路URの下流側に位置し、側壁W1から離間して側壁W1に対峙する位置に配置されている。図10(b)は図10(a)の線X−Xに沿うメダル検出センサ18の断面図である。メダル検出センサ18は、光学式のセンサであり、スリット18aを有し、スリット18aの一方側に発光素子18bが、他方側に受光素子18cが、それぞれ設けられている。メダル検出センサ18は、スリット18aを物体、つまり、メダルが通過し、発光素子18bからの光が遮断されることでメダルの通過を検出する。
メダル検出センサ18の検出位置は、発光素子18bと受光素子18cとを結ぶ仮想線L2である。図10(a)において、仮想円Cは、可動部材14の回動中心を中心とし、該回動中心から他方側壁部14aの下端部までの距離を半径とする円である。したがって、他方側壁部14aの下端部の移動軌跡は仮想円Cに含まれる。本実施形態の場合、他方側壁部14aの下端部の移動軌跡は、スリット18aを通過している。但し、メダル検出センサ18の検出位置は通過せず、検出位置の僅かに上方を通過する。
図10(a)を参照して、検出位置を示す仮想線L2と、側壁W1の距離D2について説明する。ここで、距離D2は側壁W1の法線方向の距離であり、側壁W1と仮想線L2との最短距離である。この距離D2は、正規メダルの直径D1以下であって、正規メダルよりも小径で、遊技メダルとして排除対象の非正規メダルの直径D3を超えて設定されている。このため、メダルが側壁W1にぴったりと当接しながらメダル通路を移動する限り、正規メダルの通過はメダル検出センサ18によって検出されるが、非正規メダルの通過は検出されないことになる。
上流側通路URを通過するメダルは、可動部材14の他方側壁部14aの側壁W2と当接する。側壁W1、W2間を通過するメダルは側壁W2により側壁W1に押圧される一方、自重によりこの押圧に抗して抗してメダルMが側壁W1、W2間を移動することにより、可動部材14に図10(a)で見て時計回りの回動が生じる。可動部材14の他方側壁部14aの下端はメダル検出センサ18のスリット18a内に入り込んでおり、メダルがメダル検出センサ18を通過完了するぎりぎりまで、側壁W2がメダルMを側壁W1に押圧するようにしている。
そして、上記の通り、メダル検出センサ18を通過するメダルが正規メダルである場合にはメダル検出センサ18によりその通過が検出され、小径の非正規メダルである場合には通過が検出されない。こうして本実施形態では正規メダルが上流側通路URを通過することを検出するが、非正規メダルと区別して正規メダルの通過を検出可能であれば、上記の構成に限られるものではない。例えば、上流側通路URを通過するメダルを撮像する撮像素子を設け、撮像素子が撮像した画像に基づき、正規メダルか非正規メダルかを識別する構成でもよい。
次に、機構取付部10aにはベース部材10を貫通した開口部10cが形成されており、この開口部10cには回動検出センサ19がメダル通路外に配設されている。本実施形態の場合、回動検出センサ19は、メダル検出センサ18と同様の構成の光学式センサである。回動検出センサ19は、そのスリットに可動部材14の一部が進入可能な位置に配置されている。そして、図10(a)に示す初期位置に可動部材14が位置している場合、可動部材14の一部は、回動検出センサ19のスリットから離脱して回動検出センサ19が可動部材14を検出しないが、可動部材14が初期位置から図10(a)で時計回りに所定角度以上回動すると、可動部材14の一部が回動検出センサ19のスリットに進入して、可動部材14が回動検出センサ19によって検出される。
回動検出センサ19を設けたことで可動部材14の位置を検出できる。本実施形態の場合は、特に、可動部材14が初期位置から回動したことを回動検出センサ19を設けたことで検出できる。このため、非正規メダルの通過や、上流側通路URに対する不正器具の挿入を検出可能である。
<通過メダルの間隔調整>
可動部材14のセパレート部14bの機能について説明する。セパレート部14bは、連続投入されたメダルに一定以上の通過間隔を確保する。これにより、メダル詰まりの発生等が防止でき、また、メダルを一枚ずつ検出して処理することができるので、誤検出・誤判定等を低減することができる。また、1つの可動部材14で、メダルの側壁W1への押圧(幅寄せ)と、メダルの通過間隔の確保ができ、部品点数を減らすことができる。
図10(a)に示す、メダルが非通過時の初期位置において可動部材14は、セパレート部14bが後述する通過規制位置から後退し、側壁W2がメダルセレクタ336を通過するメダルと側壁W2とが干渉するよう、側壁W1、W2間の最小離間距離がメダルの直径よりも小さい位置に位置している。
次に、図11を参照して、セパレート部14bの機能について説明する。図11は、2枚のメダルが連続して投入された場合の、メダルセレクタ336の動作説明図であり、可動部材14及び弾性部材16a、16bの挙動を状態T1〜T12に分けて示している。状態T1はメダルの投入待ちの状態を示しており、可動部材14は初期位置に位置している。状態T2は、メダル投入口141に投入されたメダルMが上流側通路URに進入してきた状態を示す。状態T3は可動部材14のセパレート部14bにメダルMが当接し、可動部材14が反時計回りに若干回動した様子を示している。
状態T4は先行するメダルMが可動部材14の他方側壁部14aの側壁W2に当接した状態を示す。このとき、弾性部材16bによる付勢と先行するメダルMの自重とにより可動部材14には時計回りの回動力が付勢される。
状態T5は、先行するメダルMの通過により可動部材14が時計回りに回動した状態を示す。弾性部材16aの働きにより可動部材14は初期位置に戻ろうとするため、状態T4から状態T5へ移行する間、側壁W1、W2間を通過するメダルMは側壁W2により側壁W1に押圧される一方、自重によりこの押圧に抗してメダルMが側壁W1、W2間を移動することにより、可動部材14には時計回りの回動が生じる。側壁W2は、通過中のメダルMの直径分、側壁W1から離間することになる。この時計回りの回動は回動検出センサ19で検出される。そして、この回動により、セパレート部14bが、先行する通過中のメダルMと後続のメダルMとの間の位置となる通過規制位置に進出する。
状態T6及びT7は先行するメダルMがメダル検出センサ18を通過し、後続のメダルMがセパレート部14bの存在により通路幅が狭くなった結果、その移動が規制された状態を示す。可動部材14の他方側壁部14aの下端はメダル検出センサ18のスリット18a内に入り込んでおり、メダルMがメダル検出センサ18を通過完了するぎりぎりまで、側壁W2がメダルMを側壁W1に押圧するようにしている。
そして、上記の通り、メダル検出センサ18を通過するメダルMが正規メダルである場合にはメダル検出センサ18によりその通過が検出され、非正規メダルである場合には通過が検出されない。また、後続のメダルMがセパレート部14bにより移動が規制されることで、先行するメダルMとの一定以上の通過間隔が確保される。更に、後続のメダルMがセパレート部14bにより移動が規制されることで、その通過速度(落下速度)が減速され、メダル検出センサ18による検出をより確かなものとする。
状態T8乃至T12は、後続のメダルMが側壁W1、W2間を通過する状態を示し、可動部材14の挙動は状態T3〜T6と同様である。状態T7から状態T8へ移行する際、可動部材14は、反時計回りに回動するが、その際の力関係を図12を参照して説明する。
図12は状態T7の場合に可動部材14に作用する力関係の説明図である。メダルMから受ける力を鉛直方向の力F1、水平方向の力F2で分けて考え、それらの作用線と可動部材14の回動中心との垂線の距離をL11、L12とする。また、弾性部材16aの付勢方向は水平方向とみなし、その作用線と可動部材14の回動中心との垂線の距離をL13とする。しかして、F1×L11+F3×L13>F2×L12が成立すれば、可動部材14は反時計回りに回動することになる。
このように本実施形態では、メダルMが連続投入されても、セパレート部14bにより先行するメダルMと後続のメダルMとに一定以上の通過間隔が確保されるので、メダル詰まりの発生が防止でき、また、メダルを一枚ずつ検出して処理することができるので、誤検出・誤判定等を低減することができる。特に、セパレート部14bにより後続のメダルMの通過速度(落下速度)が減速するので、メダルの検出をより確かなものとすることができる。加えて、1つの可動部材14で、メダルMの側壁W1への押圧(幅寄せ)と、メダルの通過間隔の確保等ができ、部品点数を減らすことができる。
<選別ユニット(メダルブロッカ)>
図8、図9、図13及び図14を参照して、メダルセレクタ336が備える選別ユニット20について説明する。本実施形態において、選別ユニットは、正規メダルと非正規メダルとの選別を行う他、スロットマシン100の電源OFFやクレジットが上限値に達していることにより、受け付けることができない正規メダルが取り込まれること(メダルの飲み込み)を防止するメダルブロッカとしても機能する。
なお、図13は選別ユニット20の分解斜視図、図14(a)乃至(c)は異なる方向から見たベース部材23の斜視図である。図8、図9に示すように選別ユニット20はベース部材10の背面側に固定される。
選別ユニット20は、アクチュエータ21と、可動部材22と、ベース部材23と、弾性部材24と、変位検出センサ25と、を備える。アクチュエータ21は本実施形態の場合、電磁ソレノイドであるが、他の電動アクチュエータを採用することも可能である。
ベース部材23はベース部材10に固定される取付部23d、23dを有しており、アクチュエータ21はベース部材23によりベース部材10に固定される。ベース部材23は金属製であり、アクチュエータ21の放熱部材の役割を兼ねている。つまり、アクチュエータ21が、その通電により発熱するとベース部材23を介してその熱が放熱される。
ベース部材23は通路壁形成部231を備える。通路壁形成部231は下流側通路DR1の一部(背面側の通路壁)を構成する。ベース部材23が通路壁形成部231を一体に備えることで、部品点数を削減できる。しかも、通路壁形成部231を備えたことによりベース部材23の表面積が増加し、放熱機能が高まる。こうして本実施形態では、部品点数の増加を抑制しながらアクチュエータ21の放熱を好適に行うことができる。なお、本実施形態は通路壁形成部231により、下流側通路DR1の一部を構成するようにしたが、通路壁形成部231が形成する通路の範囲はこれに限られず、下流側通路DR1又は下流側通路DR2のいずれか一方の少なくとも一部を形成するようにすることができる。
通路壁形成部231は、メダルの通過方向に延設されると共に、通路幅方向に互いに離間した複数条の凸部(リブ)231aを備える。この凸部231aは通過するメダルとの摩擦を低減する効果があると共に、表面積の拡大により、放熱機能を向上できる。
また、通路壁形成部231は、その下流側端部がメダルセレクタ336の奥行き方向手前側に湾曲した湾曲部231bを形成している。このような湾曲部231bが存在すると、通過メダルの衝突により耐磨耗性が問題となる場合がある。特に、上記の通り本実施形態では、汚れの付着防止を図るべく、上流側通路URと下流側通路DR1とが上下方向のメダル通路を形成しており、略垂直落下してくるメダルがこの湾曲部231bに衝突する。しかし、通路壁形成部231はベース部材23の一部をなす金属製であるので、このような衝突に対する耐磨耗性を確保できる。
ベース部材23は、可動部材22の係合部22b、22bが係合する支持部23b、23bを備え、可動部材22は、係合部22b、22bを結ぶ仮想線回りに、ベース部材23に変位(本実施形態の場合、回動)自在にベース部材23に支持される。ベース部材23は、また、ベース部材23と可動部材22との間に装填される弾性部材24の一方端部を係止する係止部23aを備える。
弾性部材24は本実施形態の場合、コイルスプリングであり、その他方端部は可動部材22の係止部22aに係止される。ベース部材23は、また、可動部材22の位置を検出する変位検出センサ25を取り付ける取付部23cを有する。ベース部材23が、支持部23b、係止部23a、取付部23cを備えたことで部品点数を削減できる。
可動部材22はその側部に被検出部22cを備える。本実施形態の場合、変位検出センサ25は、メダル検出センサ18と同様の構成の光学式センサである。変位検出センサ25は、そのスリットに被検出部22cが進入可能な位置で取付部23cに支持されている。
可動部材22はその下部に選別部221を備える。選別部221は、上流側通路URと、下流側通路DR1及びDR2との分岐点となっているベース部材10の開口部11bに位置しており、可動部材22の変位に伴って奥行き方向に進退し、上流側通路URを通過したメダルを下流側通路DR1又はDR2のいずれかに導く。図16(a)及び(b)は選別ユニット20の動作説明図であり、開口部11b周辺のメダルセレクタ336の側断面である。
図16(a)は、選別部221が相対的に正面側に位置し、上流側通路URを通過したメダルを下流側通路DR2に導く位置(以下、ブロック位置)に位置している状態を示す。選別部221は下流側通路DR1の入口を塞いでおり、上流側通路URを通過したメダルは選別部221と衝突することで下流側通路DR2に導かれる。このとき、アクチュエータ21は非駆動状態(非通電状態)である。可動部材22は、図16(a)の位置に弾性部材24によって常時付勢される。また、選別部221がブロック位置にある場合、被検出部22cは変位検出センサ25のスリットから抜け出た状態にあり、変位検出センサ25によって被検出部22cは検出されない。これにより、選別部221がブロック位置にあることを検出できる。
図16(b)は、アクチュエータ21の駆動(通電)による磁力により可動部材22が、弾性部材24の付勢に抗してアクチュエータ21に吸引され、選別部221が相対的に背面側に位置して上流側通路URを通過したメダルを下流側通路DR1に導く位置(以下、開放位置)に位置している状態を示す。上流側通路URを通過したメダルは選別部221に邪魔されず、下流側通路DR1に導かれる。また、選別部221が開放位置にある場合、被検出部22cは変位検出センサ25のスリットに進入した状態にあり、変位検出センサ25によって被検出部22cが検出される。これにより、選別部221が開放位置にあることを検出できる。
図15は、メダルセレクタ336によるメダルの選別動作の一連の流れの説明図である。アクチュエータ21は通常時は非駆動(非通電)とし、選別部221をブロック位置に位置させておく。通常時は非駆動(非通電)とすることで、アクチュエータ21の消費電力を削減できる。上流側通路URを流れるメダルMが非正規メダルの場合、その通過がメダル検出センサ18で検出されないので、アクチュエータ21は非駆動状態のままとなる。この結果、選別部221の存在によって非正規メダルNMは下流側通路DR2へ導かれて出口部336cから排出されることになる。
一方、上流側通路URを流れるメダルMが正規メダルの場合、これがメダル検出センサ18で検出される。メダル投入の受付期間中であって、メダル検出センサ18でメダルMが正規メダルであることが検出されると、アクチュエータ21を駆動(通電)し、選別部221を開放位置に移動する。この結果、正規メダルRMは下流側通路DR1へ導かれて出口部336bから排出されることになる。
こうして、メダル検出センサ18の検出結果に基づいて選別部221(可動部材22)を変位させることで、正規メダルと非正規メダルとの選別ができ、特に選別部221による機械的作用によりメダルを選別するので、正規メダルの選別精度を維持することができる。また、メダル検出センサ18により正規メダルが検出された場合にアクチュエータ21を駆動(通電)する形式とすることで、メダル投入の受付処理時にアクチュエータ21を常時駆動(通電)する必要がなく、アクチュエータ21の消費電力や発熱量を削減できる。
なお、本実施形態の場合、下流側通路DR1が正規メダルが通過する通路とし、下流側通路DR2が非正規メダル或いは受付期間外に投入されたメダルが通過する通路とするが、この関係を逆とする場合は、選別部221の変位態様も逆にすればよい。
<選別部の形状>
選別部221にはメダルが衝突するため、耐摩耗性が要求される。特に、上記の通り本実施形態では、汚れの付着防止を図るべく、上流側通路URが上下方向のメダル通路を形成しており、略垂直落下してくるメダルの下縁が選別部221に衝突するため、より高い耐摩耗性が要求される。本実施形態では、メダル下縁と選別部221との衝突が点ではなく、線接触となるように選別部221の形状を工夫することで、衝撃力を和らげ、耐摩耗性を向上する。
図17(a)乃至(e)は可動部材22の説明図であり、(a)乃至(c)はそれぞれ平面図、正面図、右側面図であり、(d)及び(e)は異なる方向から見た可動部材22の斜視図である。
選別部221は、その両端部221b、221bよりもその中央221aが下方へ窪んだ湾曲形状を有しており、メダル下縁と線接触する程度の窪みとなっている。このため、選別部221を平坦に形成した場合と比べて、落下してきたメダル下縁と選別部221との接触は線接触となり、衝撃力が減少する。この結果、耐摩耗性を向上することができる。
次に、選別部221の配置について説明する。図18(a)及び(b)は可動部材22の配置の説明図である。本実施形態の場合、選別部221の形状は左右対称の湾曲形状である。図18(a)に示すように、選別部221(ブロック位置)は、上流側通路URの幅方向の中心線CL上に、その中央221aが位置するように可動部材22が配置される。また、選別部221はその先端縁が円弧形状をなしている。このため、選別部221に落下したメダルを選別部221の中央に導き易くなる。
選別部221の両端部221b、221b間の距離は上流側通路URの幅(開口部11bの幅)に略一致しているため、ブロック位置にある場合に選別部221は上流側通路UR中を落下してくるメダルと確実に衝突する。また、図7や図10に示すように、、通路壁形成部12aの上端縁の形状は、選別部221の先端縁の円弧形状に倣った円弧形状をなしている。これらにより、ブロック位置にある場合に選別部221は下流側通路DR1の入口をより確実に塞ぎ、不正器具等の通過を許さない構造となっている。
選別部221は、側方から見ると、図18(b)に示すように、選別部221(ブロック位置)は、その先端縁の位置を示す線LTが、通路壁形成部11の位置を示す線LRBと略平行になっており、通路壁形成部11からの突出量が略均一となっている。中央221aはメダルの流れ方向から斜めに傾斜しており、図18(b)の左側へメダルを導き易くなっている。
図19(a)乃至(c)は選別部221に対するメダルMの衝突態様の説明図である。同図(a)乃至(c)に示すように、ブロック位置にある選別部221には、落下するメダルMが通路の厚み方向にズレて衝突する場合があるが、上記の形状及び配置の採用により、メダルMの下縁と選別部221とは線接触となる。選別部221の上記の形状及び配置の採用により、落下するメダルMが通路の幅方向にずれて衝突しても、図19(d)に示すように、選別部221の中央221a側に導かれ易くなり、メダルMのセンタリング作用を発揮する。このため、メダルMが大きく暴れることなく下流側通路DR2へ導くことができる。
<受付メダルの検出>
図7乃至図10を参照して、正規メダルが通過する通路である下流側通路DR1には、下流側通路DR1を通過するメダルを検出するメダル検出センサ17が設けられている。メダル検出センサ17はメダル検出センサ18と同様の構成の光学式センサであり、そのスリット中をメダルが通過するとこれを検出する。本実施形態では、少なくとも、このメダル検出センサ17でメダルの通過が検出されたことを条件として、投入メダルがメダル通路を正常に通過したと判定し、正規メダルが投入されたものとして受け付ける。つまり、ベット数のカウントやクレジットのカウントを行う。
なお、本実施形態の場合、下流側通路DR1が正規メダルが通過する通路とし、下流側通路DR2が非正規メダル或いは受付期間外に投入されたメダルが通過する通路とするが、この関係を逆とする場合は、メダル検出センサ17は下流側通路DR2を通過するメダルを検出するように配置することになる。
<不正行為の防止>
上記の通り、本実施形態では、少なくともメダル検出センサ17でメダルの通過が検出されたことを条件として、投入メダルを正規メダルが投入されたものとして受け付ける。このため、メダル検出センサ17が不正行為の対象となり易い。不正行為の方法として、不正器具をメダル払出口155から挿入し、通路部材155a、下流側通路DR2を通してメダル検出センサ17に到達させることが考えられる。しかし、本実施形態のメダル通路の構造等により困難である。図20は不正行為防止の説明図である。
本実施形態の場合、下流側通路DR1及びDR2を上流側通路URから分岐した構造としたため、図20の矢印DN1で示すように、下流側通路DR2側から不正器具を挿入すると、上流側通路URに進行してしまい、下流側通路DR1へ進行させるためには大幅に不正器具を曲折させなければならず困難である。しかも、開口部11bに選別部221が存在しており、これがブロック位置にある場合は邪魔となって不正器具を下流側通路DR1へ進入させることはできない。また、下流側通路DR2には段差12fが存在しているので、図20の矢印DN2で示すように不正器具がこの段差12fに引っかかって更に挿入を困難としている。
不正行為の他の方法として不正器具をメダル投入口141から挿入し、上流側通路URを通してメダル検出センサ17に到達させることも考えられる。しかし、開口部11bに選別部221が存在しており、これがブロック位置にある場合は邪魔となって不正器具を下流側通路DR1へ進入させることはできない。このように本実施形態では不正器具挿入による不正行為に対して、防衛力が強い構造となっている。
<メダル投入に関わる処理の例>
次に、主制御部300のCPU304が実行するメダル投入に関わる処理の例を説明する。メダル投入に関わる処理には、上述したS2のメダル投入・スタート操作受付処理(図21)と、メダル投入・スタート操作受付処理中に実行される割り込み処理(図26〜図32)がある。まず、S2のメダル投入・スタート操作受付処理について図21を参照して説明する。
<メダル投入・スタート操作受付処理>
S21では規定枚数を設定する。規定枚数とは、その遊技においてベット可能な最大のメダル数を意味する。規定枚数は、例えば、通常遊技の場合は3枚に設定され、RBゲーム等においては1枚に設定される。
S22では前回の遊技で再遊技に入賞したか否かを判定する。該当する場合はS23へ進み、該当しない場合はS24へ進む。S23では今回の遊技のベット数をS21で設定した規定枚数にセットし、メダルのベットを免除する。
S24ではエラーフラグがONか否かを判定する。ONの場合はS25へ進み、OFFの場合はS26へ進む。エラーフラグは、RAM308の記憶エリアを利用したフラグであって、初期設定はOFFであり、後述する割り込み処理においてエラー判定がなされた場合にONとされる。S25ではエラー処理を行う。ここでは、エラーを生じたことを報知する処理(例えば、警報音の出力、メッセージの表示等)を行い、本実施形態の場合、遊技を中断させる。また、遊技中断時において、電動アクチュエータ21が通電中の場合であれば、非通電とする。
S26では、スタートレバーの操作受付条件が成立中か否かを判定し、成立中の場合はS27へ進み、非成立中の場合はS28へ進む。操作受付条件は、本実施形態の場合、ベット数が少なくとも1であり、かつ、後述する割り込み処理において設定される操作無効期間に該当しないことである。
S27ではスタートレバー135が操作されたか否かを判定する。該当する場合はメダル投入・スタート操作受付処理を終了し、該当しない場合はS28へ進む。S28では、その他の処理を行ってS24へ戻り、同様の処理を繰り返すことになる。
<割り込み処理>
次に、図26(a)を参照して主制御部割り込み処理について説明する。S31では、現在実行中のメイン処理がS2のメダル投入・スタート操作受付処理か否かを判定する。該当する場合はS33へ進み、該当しない場合はS32へ進む。S32では現在実行中のメイン処理の内容に応じた他の処理を行って一単位の割り込み処理を終了する。
S33ではメダル投入・スタート操作受付処理に応じた他の処理を行う。ここでは、各種タイマのカウント値の更新や、メダル投入ボタン130乃至132が操作された場合の処理、精算ボタン134が操作された場合の処理等を行う。S34では正常通過・エラー判定処理を行い、一単位の割り込み処理を終了する。
<正常通過・エラー判定処理>
次に、図26(b)、図27乃至図32を参照してS34の正常通過・エラー判定処理について説明する。正常通過・エラー判定処理は、正規メダルの正常通過を判定してベット又はクレジットとして受け付けるか否かの処理や、不正行為や動作不良等のエラー判定を行う。
<正常通過・エラー判定の概略>
本実施形態では、メダルセレクタ336が形成するメダル通路におけるメダルの通過に関連して検出結果が変化するセンサが、回動検出センサ19、メダル検出センサ18、変位検出センサ25、メダル検出センサ17の4つある。これら4つのセンサの検出結果が変化するメダル通路中のメダルの通過位置は、回動検出センサ19が最上流側の位置、メダル検出センサ18が2番目に上流側の位置、変位検出センサ25が3番目に上流側の位置(選別部221)、メダル検出センサ17が最下流側の位置となっている。
本実施形態では、これらの4つのセンサの検出結果に基づきメダルの正常通過、エラー判定を行うものであり、特に、上流側の2つのセンサ(回動検出センサ19、メダル検出センサ18)の第1組の検出結果が正常関係にあるかと、下流側の2つのセンサ(変位検出センサ25、メダル検出センサ17)の第2組の検出結果が正常関係にあるかと、メダル検出センサ18の検出結果が変化してから規定時間内に第2組の検出結果が正常関係にあると判定されたかと、を基準としてメダルが正常通過したと判定し、メダル投入を受け付ける。
このように第1組と、第2組の検出結果と、これらの関係(規定時間内)とを正常通過判定の要件とすることで、不正行為を困難とする。また、メダル検出センサ17、18と、回動検出センサ19と可動部材14及び変位検出センサ25と可動部材22と、で検出方式が異なる構成を採用し、しかも、回動検出センサ19と可動部材14及び変位検出センサ25と可動部材22とは機構的なセンサ構造を構成しているので、電子デバイスを利用した不正器具(例えば、光センサに対してLEDを用いたもの)による不正行為が困難となる。
4つのセンサの検出結果を利用した場合、メダルが連続的に通過することを想定すると、処理が複雑となる場合があり得るが、本実施形態では、セパレータ部14bによってメダル間の間隔が確保されるので、処理が複雑となることを防止することができる。
図22は正規メダルが正常通過した場合のセンサ17〜19、25、駆動信号及び各種タイマのタイミング例を示すタイミングチャートである。本実施形態の場合、メダル検出センサ17、18の配置並びに可動部材14(回動検出センサ19)及び可動部材22(変位検出センサ25)の配置は、メダルが正常に通過した場合、センサ17〜19、25の検出結果が、非検出から検出に変化する順序が、回動検出センサ19、メダル検出センサ18、変位検出センサ25、メダル検出センサ17となるようにしている。センサ17〜19、25の検出結果が、非検出から検出に変化する順序が定まっていることで、不正行為を一層困難にする。
そして、可動部材14(回動検出センサ19)とメダル検出センサ18とは、回動検出センサ19とメダル検出センサ18の検出タイミングがオーバラップするように配置されている。これは、不正行為を行う場合に、これらのセンサを同時に検出状態にしなければならない点で、不正行為を防止する効果がある。なお、図22の例では、センサ19が検出→非検出になった後、センサ18が検出→非検出となっているが、本実施形態ではセンサ18及び19が同時に検出→非検出となった場合も正常な通過とする。
可動部材22(変位検出センサ25)とメダル検出センサ17とは、変位検出センサ25とメダル検出センサ17の検出タイミングがオーバラップするように配置されている。これは、不正行為を行う場合に、これらのセンサを同時に検出状態にしなければならない点で、不正行為を防止する効果がある。本実施形態では、後述するように、メダル検出センサ17の検出結果が検出から非検出に変化するまでの間に、変位検出センサ25の検出結果が変化しない場合はエラー判定を行う。これは不正行為の防止に加えて、電動アクチュエータ21や可動部材22の可動機構の動作不良の発見も可能となる。
図22において、駆動信号とは、電動アクチュエータ21に対する制御信号を示す。本実施形態の場合、メダル投入センサ18の検出結果が非検出→検出に変化したタイミングで通電を開始し、メダル投入センサ17の検出結果が非検出→検出に変化したタイミングで通電を終了する。図22において、駆動信号の通電区間に対して、変位検出センサ25の検出期間がずれているのは主に電動アクチュエータ21の動作遅延によりものである。
図22において、駆動時間管理タイマ、エラー判定タイマ1乃至3は、いずれもCPU304がRAM308の一部の記憶領域を利用したソフトウエアタイマ(カウンタ)である。駆動時間管理タイマは、電動アクチュエータ21の通電時間を管理するタイマであり、メダル投入センサ18の検出結果が非検出→検出に変化したタイミングで計時を開始し、メダル投入センサ17の検出結果が非検出→検出に変化したタイミングで計時をクリア(終了、リセット)する。駆動時間管理タイマが予め定めた時間を計時するとタイムアウトとなり、電動アクチュエータ21を非通電とする。
エラー判定タイマ1は、可動部材14が連続的に一定時間初期位置から回動した状態にある場合は、不正行為等が行われているとみなしてエラー判定するためのタイマであり、回動検出センサ19の検出結果が非検出→検出に変化したタイミングで計時を開始し、回動検出センサ19の検出結果が検出→非検出に変化したタイミングで計時をクリア(終了、リセット)する。予め定めた時間を計時するとタイムアウトとなり、エラーと判定される。
エラー判定タイマ2は、メダル投入センサ18が連続的に一定時間メダルの通過を検出した状態にある場合は、不正行為等が行われているとみなしてエラー判定するためのタイマであり、メダル投入センサ18の検出結果が非検出→検出に変化したタイミングで計時を開始し、メダル投入センサ18の検出結果が検出→非検出に変化したタイミングで計時をクリア(終了、リセット)する。予め定めた時間を計時するとタイムアウトとなり、エラーと判定される。
エラー判定タイマ3は、メダル検出センサ18の検出結果が変化してから一定時間内に、変位検出センサ25、メダル検出センサ17の検出結果が正常関係にない場合は、不正行為等が行われているとみなしてエラー判定するためのタイマであり、メダル投入センサ18の検出結果が非検出→検出に変化したタイミングで計時を開始し、メダル投入センサ17の検出結果が検出→非検出に変化したタイミングで計時をクリア(終了、リセット)する。予め定めた時間を計時するとタイムアウトとなり、エラーと判定される。このエラー判定タイマ3が計時中の場合は、エラー判定がなされないことを防止するため、スタートレバー135の操作を無効として(図21のS26)、S2のメダル投入・スタート操作受付処理が終了してしまわないようにする。
図23は非正規メダルが投入された場合のセンサ17〜19、25、駆動信号及び各種タイマのタイミング例を示すタイミングチャートである。本実施形態では、非正規メダルが投入されても、正規メダルと選別するだけでエラーとはしない。非正規メダルが投入されると、可動部材14が回動することで、これが回動検出センサ19で検出されるが、それに留まり、図23のようなタイミング例となる。
図24は、正規メダルが連続投入された場合のセンサ17〜19、25及び駆動信号のタイミング例を示すタイミングチャートであり、例外処理を説明したものである。例外処理とは、図24に示すように、正規メダルが連続投入されて、先行する先行正規メダルがメダル検出センサ17を通過途中で、後続する後続正規メダルがメダル検出センサ18に検出された場合の処理である。この場合は、先行する正規メダルの処理が終わっていないため、例外的に後続正規メダルに対して可動部材22を開放位置に変位させず、ブロック位置のままとして後続正規メダルを遊技者に返却する。
次に、図25(a)及び(b)はセンサの検出結果の正常関係を判定する判定パターンの例を示す図であり、図25(a)は、第1組のセンサ(回動検出センサ19、メダル検出センサ18)の検出結果が正常関係にあるかを判定する判定パターンであり、図25(b)は、第2組のセンサ(変位検出センサ25、メダル検出センサ17)の検出結果が正常関係にあるかを判定する判定パターンである。いずれも、図22のタイミングチャートに基づいて条件設定がされている。
判定パターンは、ROM306に記憶され、各センサの前回の割り込み時の検出結果と今回の割り込み時の検出結果とについて、正しい変化にあることを規定したパターンであって、検出結果の変化毎に番号順に選択されて最終パターンまで進行した場合に正常通過と判定される。判定パターンを充足しない場合は、その段階でエラーとなる。
第1組のセンサの判定パターンの場合、まず、#1の判定パターンが選択され、これを充足する場合は、次回の検出結果の変化時に#2又は#2’の判定パターンが選択される。#2’の判定パターンを充足する場合は非正規メダルの投入と判定する(エラーとはしない)。
#2の判定パターンを充足する場合は、次回の検出結果の変化時に#3−1又は#3−2の判定パターンが選択される。#3−1の判定パターンを充足した場合は、正常通過と判定する。#3−2の判定パターンを充足する場合は、次回の検出結果の変化時に#4の判定パターンが選択され、これを充足した場合は、正常通過と判定する。したがって、第1組のセンサの判定パターンの場合、#1→#2→#3−1又は#1→#2→#3−2→#4の順に判定パターンが選択され、これらを充足する場合は正常通過と判定する。第2組のセンサの判定パターンの場合、まず、#11→#12→#13→”14の順に判定パターンが選択され、これらを充足する場合は正常通過と判定する。
<処理例>
図26(b)を参照して正常通過・エラー判定処理の具体的内容を説明する。S41では、回動検出センサ19、メダル検出センサ18、変位検出センサ25、メダル検出センサ17の検出結果を取得する。検出結果は、前回分と今回分とをRAM308に記憶しておくものとし(以下、検出結果情報という。)、それぞれ前回分と今回分の検出結果を更新する。S42ではエラー判定タイマ関連処理を行う。ここでは、主としてエラー判定タイマ1乃至3に関する処理を行う。詳細は後述する。S43では電動アクチュエータ制御処理を行う。ここでは、主として電動アクチュエータ21に対する通電、非通電の制御処理を行う。詳細は後述する。
S44ではセンサ第1組判定処理を行う。ここでは、主として、図25(a)の判定パターンを用いて第1組のセンサ(回動検出センサ19、メダル検出センサ18)の検出結果が正常関係にあるかを判定する。詳細は後述する。S45ではセンサ第2組判定処理を行う。ここでは、主として、図25(b)の判定パターンを用いて第2組のセンサ(変位検出センサ25、メダル検出センサ17)の検出結果が正常関係にあるかを判定する。詳細は後述する。S46では受付処理を行う。ここでは、メダルが正常通過したか否かに基づき、メダルを受け付ける処理を行う。詳細は後述する。
<エラー判定タイマ関連処理>
図27及び図28を参照して、S42のエラー判定タイマ関連処理について説明する。S51では、検出結果情報を参照して回動検出センサ19の検出結果が、非検出から検出に変化したか否かを判定する。該当する場合はS52へ進み、そうでない場合はS53へ進む。S52ではエラー判定タイマ1の計時を開始する。
S53では、検出結果情報を参照してメダル検出センサ18の検出結果が、非検出から検出に変化したか否かを判定する。該当する場合はS54へ進み、そうでない場合はS57へ進む。S54ではメダル検出センサ17が検出状態か否かを判定する。検出状態の場合はS57へ進み、非検出状態の場合はS55へ進む。S54の処理は、図24の例外処理のための処理である。
S55ではエラー判定タイマ2及び3の計時を開始する。S56ではスタートレバー操作無効フラグをONにする。このフラグはRAM308の一部記憶領域を用いたフラグであり、このフラグがONの場合、スタートレバー135の操作を無効とする(図21のS26)。
S57では、エラー判定タイマ1の計時中か否かを判定する。該当する場合はS58へ進み、該当しない場合はS62へ進む。S58ではエラー判定タイマ1がタイムアウトか否かを判定する。該当する場合はS59へ進み、該当しない場合はS60へ進む。S59ではエラーフラグをONにして一単位の処理を終了する。S60では検出結果情報を参照して、回動検出センサ19の検出結果が検出から非検出に変化したか否かを判定する。該当する場合はS61へ進み、該当しない場合はS62へ進む。S61では、エラー判定タイマ1の計時をクリアしてS62へ進む。
S62では、エラー判定タイマ2の計時中か否かを判定する。該当する場合はS63へ進み、該当しない場合はS67へ進む。S63ではエラー判定タイマ2がタイムアウトか否かを判定する。該当する場合はS64へ進み、該当しない場合はS65へ進む。S64ではエラーフラグをONにして一単位の処理を終了する。S65では検出結果情報を参照して、メダル検出センサ18の検出結果が検出から非検出に変化したか否かを判定する。該当する場合はS66へ進み、該当しない場合はS67へ進む。S66では、エラー判定タイマ2の計時をクリアしてS67へ進む。
S67では、エラー判定タイマ3の計時中か否かを判定する。該当する場合はS68へ進み、該当しない場合は一単位の処理を終了する。S68ではエラー判定タイマ3がタイムアウトか否かを判定する。該当する場合はS69へ進み、該当しない場合は一単位の処理を終了する。S69ではエラーフラグをONにして一単位の処理を終了する。
<電動アクチュエータ制御処理>
図29を参照してS43の電動アクチュエータ制御処理について説明する。CPU304は、メダル投入・スタートレバー操作受付処理(S2)中以外の場合は、アクチュエータ21を非駆動とし、可動部材22(選別部221)をブロック位置に位置する。また、メダル投入・スタートレバー操作受付処理(S2)中であっても、以下に述べるように特定の場合のみ、通電する。基本的にアクチュエータ21を非駆動とすることで消費電力を低減できる。
S71では検出結果情報を参照して、メダル投入センサ18の検出結果が非検出から検出に変化したか否かを判定する。該当する場合はS72へ進み、該当しない場合はS77へ進む。S72ではメダル検出センサ17の検出結果が検出状態にあるか否かを判定する。該当する場合はS73へ進み、該当しない場合はS77へ進む。S72の処理は、図24の例外処理のための処理である。
S73では、現在のベット数が規定枚数未満か否かを判定する。該当する場合はS75へ進み、該当しない場合はS74へ進む。S74では現在のクレジット数が上限値に達しているか否かを判定する。該当する場合はS77へ進み、該当しない場合はS75へ進む。S75では駆動時間管理タイマの計時を開始する。S76では電動アクチュエータ21を通電する。これにより、可動部材22(選別部221)が開放位置に変位する。その後、一単位の処理を終了する。S74でクレジット数が上限値に達している場合に可動部材22(選別部221)を開放位置に変位しないのは飲み込み等の防止である。
S77では、駆動時間管理タイマの計時中か否かを判定する。該当する場合はS78へ進み、該当しない場合はS80へ進む。S78では駆動時間管理タイマがタイムアウトか否かを判定する。該当する場合はS79へ進み、該当しない場合はS80へ進む。S79ではエラーフラグをONにして一単位の処理を終了する。
S80では検出結果情報を参照して、メダル投入センサ17の検出結果が検出から非検出に変化したか否かを判定する。該当する場合はS81へ進み、該当しない場合は一単位の処理を終了する。S81では電動アクチュエータ21を非通電とする。これにより、可動部材22(選別部221)がブロック位置に変位する。S82では駆動時間管理タイマの計時をクリアして一単位の処理を終了する。
<センサ第1組判定処理>
図30を参照して、S44のセンサ第1組判定処理を説明する。S91では、検出結果情報を参照して、第1組のセンサ(回動検出センサ19、メダル検出センサ18)の検出結果が変化しているか否かを判定する。変化している場合はS92へ進み、変化していない場合は一単位の処理を終了する。
S92では、図25(a)に示した判定パターンのうち、今回の判定に適した判定パターンを選択する。S93ではS92で選択した判定パターンと、検出結果情報とを照合して、メダルが正常通過中か否か(可動部材14及びメダル検出センサ18を正常通過中か)を判定する。照合の結果、判定パターンと、検出結果情報とが合致していれば正常通過中と判定してS94へ進み、合致しない場合は正常通過中ではないと判定してS96へ進む。
S94では正常通過完了か(可動部材14及びメダル検出センサ18を通過完了か)を判定する。判定パターン#3−1又は#4を用いたS93の判定で正常通過中と判定された場合は正常通過完了としてS95へ進み、そうでない場合は一単位の処理を終了する。S95では正常通過フラグ1をONにする。このフラグはRAM308の一部記憶領域を用いたフラグであり、このフラグがONの場合、メダルが可動部材14及びメダル検出センサ18を正常に通過したことを示す。
S96では、非正規メダルの通過中であるかを判定する。判定パターン#2’を用いたS93の判定で、該判定パターンと検出結果情報とが合致すると判定された場合は非正規メダルの通過中として一単位の処理を終了し、そうでない場合はS97へ進む。S97ではエラーフラグをONにして一単位の処理を終了する。
<センサ第2組判定処理>
図31を参照して、S45のセンサ第2組判定処理を説明する。S101では、検出結果情報を参照して、第2組のセンサ(変位検出センサ25、メダル検出センサ17)の検出結果が変化しているか否かを判定する。変化している場合はS102へ進み、変化していない場合は一単位の処理を終了する。
S102では、図25(b)に示した判定パターンのうち、今回の判定に適した判定パターンを選択する。S103ではS102で選択した判定パターンと、検出結果情報とを照合して、メダルが正常通過中か否か(可動部材22及びメダル検出センサ17を正常通過中か)を判定する。照合の結果、判定パターンと、検出結果情報とが合致していれば正常通過中と判定してS104へ進み、合致しない場合は正常通過中ではないと判定してS106へ進む。
S104では正常通過完了か(可動部材22及びメダル検出センサ17を通過完了か)を判定する。判定パターン#14を用いたS103の判定で正常通過中と判定された場合は正常通過完了としてS105へ進み、そうでない場合は一単位の処理を終了する。S105では正常通過フラグ2をONにする。このフラグはRAM308の一部記憶領域を用いたフラグであり、このフラグがONの場合、メダルが可動部材22及びメダル検出センサ17を正常に通過したことを示す。S106ではではエラーフラグをONにして一単位の処理を終了する。
<受付処理>
図32を参照してS46の受付処理を説明する。S111では正常通過フラグ2がONか否かを判定する。ONの場合はS112へ進み、OFFの場合は一単位の処理を終了する。S112では正常通過フラグ1がONか否かを判定する。ONの場合はS113へ進む。OFFの場合は、正常通過フラグ2がONであるのに正常通過フラグ1がOFFであるのは正常ではないのでS117へ進む。
S113では、エラー判定タイマ3が計時中か否かを判定する。計時中の場合はS114へ進み、計時中でない場合(エラー判定タイマ3のタイムアウト時等)はS117へ進む。S114では、エラー判定タイマ3の計時をクリアする。また、正常通過フラグ1及び2を共にOFFとする。S115では、現在のベット数が規定枚数未満か否かを判定する。該当する場合はS119へ進み、該当しない場合はS116へ進む。S119ではベット数を1つ加算してS120へ進む。S119の処理で、投入されたメダルが正規メダルであって、メダル通路を正常通過して、ベットしたものとして受け付けられたことになる。
S116では現在のクレジット数が上限値に達しているか否かを判定する。該当する場合は、メダルの飲み込みが生じたとしてS117へ進み、エラーフラグをONにする。該当しない場合はS118へ進む。S118ではクレジット数を1つ加算してS120へ進む。S120の処理で、投入されたメダルが正規メダルであって、メダル通路を正常通過して、クレジットとして受け付けられたことになる。S120ではスタートレバー操作無効フラグをOFFにし、一単位の処理が終了する。
<実施形態のまとめ>
1.上記実施形態の遊技台は、投入されたメダルが通過するメダル通路を通過するメダルを検出するメダル検出手段(メダル検出センサ17)と、前記メダル検出手段よりも前記メダル通路の上流側に配置され、メダルが前記メダル検出手段に到達することを阻害する第1の位置と、許容する第2の位置とで変位可能に設けられた可動部材(可動部材22)を備えたメダルブロッカ(選別ユニット20)と、前記メダル通路外に配設され、前記可動部材の位置を検出する位置検出手段(変位検出センサ25)と、前記位置検出手段の検出結果と、前記メダル検出手段の検出結果とが、予め定めた正常関係に無い場合にエラー判定を行う判定手段(S45)と、を備えたことを特徴とする。
不正行為者は、エラー判定を免れるためには、前記正常関係となるように前記位置検出手段と前記メダル検出手段との双方に対して、誤作動を生じさせることが必要となり、エラー判定を免れることが困難となる。しかも、前記位置検出手段と前記可動部材とは機構的なセンサ構造を構成しているので、電子デバイスを利用した不正器具(例えば、光センサに対してLEDを用いたもの)による不正行為が困難となる。更に、前記位置検出手段は、前記メダル通路外に配設されているので、前記メダル通路に不正器具を挿入する形式の不正行為では、前記可動部材検出手段を誤作動させることが困難となる。よって、メダル投入に関する不正行為を防止することができる。
2.また、上記実施形態の遊技台は、前記メダルブロッカが、前記可動部材を前記第1の位置へ付勢する弾性部材(弾性部材24)と、駆動時に前記可動部材を前記第2の位置へ変位させる電動アクチュエータ(電動アクチュエータ21)と、を備え、前記遊技台は、前記可動部材よりも前記メダル通路の上流側において、前記メダル通路を通過するメダルを検出する上流側メダル検出手段(メダル検出センサ18)と、前記上流側メダル検出手段の検出結果が、非検出から検出に変化したことを契機として前記電動アクチュエータを駆動し、前記メダル検出手段の検出結果が、非検出から検出に変化したことを契機として前記電動アクチュエータを非駆動とする制御手段(主制御部300)と、を備え、前記判定手段は、少なくとも前記上流側メダル検出手段の検出結果と、前記位置検出手段の検出結果と、前記メダル検出手段の検出結果と、に基づいて、メダルが正常に通過したか否かを判定することを特徴とする。
正常通過の判定にあたり、前記位置検出手段や前記メダル検出手段の検出結果だけでなく、前記上流側メダル検出手段の検出結果も参照することで、不正行為をより困難とすることができる。
3.また、上記実施形態の遊技台は、前記判定手段は、前記メダル検出手段の検出結果が検出から非検出に変化するまでの間に、前記位置検出手段の検出結果が変化しない場合はエラー判定を行うこと(S45)を特徴とする。
不正行為を防止するだけでなく、前記メダルブロッカの動作不良(前記電動アクチュエータを非駆動に制御しているのに、前記可動部材の変位が前記位置検出手段で検出されない)も検出できる。
4.上記実施形態の遊技台は、複数種類の絵柄が施され、回転駆動される複数のリール(リール110〜112)と、複数種類の入賞役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段(S5)と、前記リールの回転を開始させるためのスタートスイッチ(スタートレバー135)と、各々の前記リールに対応して設けられ、前記リールの回転を個別に停止させるための停止スイッチ(ストップボタン137〜139)と、前記抽選手段の抽選結果に基づいて、前記リールの停止制御を行うリール停止制御手段(S8)と、停止時の前記リールにより表示された前記絵柄の組合せが、予め定めた絵柄の組合せであるか否かに基づいて入賞を判定する入賞判定手段(S9)と、を備え、前記入賞判定の判定結果に基づいてメダルを払い出す(S10)遊技台であることを特徴とする。
スロットマシンにおいて、メダル投入に関する不正行為を防止することができる。

Claims (5)

  1. 投入されたメダルを通過させるメダル通路と、
    可動部材と、
    を備えた遊技台であって、
    前記可動部材は、前記メダル通路に露出する露出部を備える部材であり、
    前記可動部材は、前記メダル通路の厚み方向に移動可能な部材であり、
    前記露出部は、前記メダル通路の厚み方向に凹んだ凹部を有し、
    前記露出部は、前記メダル通路の幅方向の両端部を備え、
    前記露出部は、前記メダル通路の幅方向の中央部を備え、
    前記凹部は、前記両端部側から前記中央部側にかけて凹んでおり
    前記凹部は、前記メダル通路のメダルの流れ方向に対して、所定の方向に傾斜しており、
    前記所定の方向とは、前記メダル通路の厚み方向であって、かつ、前記凹部の下流側が上流側よりも前記メダル通路側に位置する方向である、
    ことを特徴とする遊技台。
  2. 請求項1記載の遊技台であって、
    前記メダル通路の厚み方向の一方の通路壁を形成する第一の通路壁形成部と、
    前記メダル通路の厚み方向の他方の通路壁を形成する第二の通路壁形成部と、を備え、
    前記可動部材は、前記第一の通路壁形成部側に設けられ、
    前記第一の通路壁形成部は、前記露出部を前記メダル通路に露出させる開口部を備える、
    ことを特徴とする遊技台。
  3. 請求項2記載の遊技台であって、
    前記露出部は、前記メダル通路の上流側から下流側にかけて、前記第二の通路壁形成部側に近づく形状を有する、
    ことを特徴とする遊技台。
  4. 請求項1記載の遊技台であって、
    前記メダル通路を通過するメダルを検出する検出手段を備える、
    ことを特徴とする遊技台。
  5. 請求項1記載の遊技台であって、
    前記可動部材の変位を検出するセンサを更に備える、
    ことを特徴とする遊技台。
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