JP5663370B2 - 車両用無段変速機 - Google Patents
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この構成によれば、現在のロー限界位置を検出することができ、部品精度のばらつきや部品摩耗があっても、レシオ幅を有効に使ったロー位置にすることができる。また、ワンウェイクラッチが接続してエンジンブレーキが作動し、ドライブ側とドリブン側とが連結されている時に変速比を判断する判断処理を行う事態を回避でき、判断処理の時間を短くでき、制御部の処理負担を軽減できる。
また、上記構成において、前記制御部(111)は、前記変速比検出部(102)が検出する変速比の変化がローレシオ方向とハイレシオ方向との間で切り替わるタイミングを検出するようにしてもよい。この構成によれば、現在のロー限界位置を簡易かつ高精度で検出することができる。
また、ドライブフェースとドリブンフェースとの回転数の比に基づいて変速比を検出する変速比検出部の検出結果に基づいて、ドライブ側とドリブン側との回転数の乖離を検出するようにすれば、変速比検出部を用いて現在のロー限界位置を検出することができる。
また、ドライブフェースの回転数の変化量に基づいて、ドライブ側とドリブン側との回転数の乖離を検出するようにすれば、ドライブフェースの回転数に基づいて現在のロー限界位置を検出することができる。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る車両用無段変速機が適用されるエンジンの断面図である。
このエンジン10は、自動二輪車に搭載されるエンジンであり、このエンジン10のクランクケース11内には、エンジン駆動軸であるクランク軸12が収容されるクランク室13、及び、無段変速機(車両用無段変速機)50が収容される変速機室14が画成されている。無段変速機50は、クランク軸12の回転を変速して最終出力軸27に伝達し、この最終出力軸27にドライブスプロケット28及び駆動チェーン29を介して連結された不図示の駆動輪(後輪)を様々な変速比で駆動させる。
クランク軸12は、クランク室13の左右の側壁23A,23Bにそれぞれ設けられたベアリング15に回転自在に支持され、車幅方向に延びている。クランク軸12の一端には発電機16が設けられ、クランク軸12の他端には発進クラッチ17が設けられている。また、クランク軸12の中央部にはクランクウェブ18が設けられ、クランクウェブ18には、クランクピン19を介してコンロッド20が連結されている。
クラッチアウタ17Bには、クランク軸12上で相対回転自在に支持される出力歯車17Dが一体に設けられ、この出力歯車17Dは、無段変速機50の入力軸である変速機軸51に固定された入力歯車25と噛み合う。
つまり、この発進クラッチ17は、クランク軸12と無段変速機50の変速機軸51との間に設けられ、クラッチインナ17Aと一体に回転するクランク軸12が発進回転数(アイドリング回転数以上の回転数であり、例えば、2500rpm〜3000rpm内の回転数)以上になると、クランク軸12と変速機軸51との間を接続し、発進回転数を下回ると、クランク軸12と変速機軸51との間を切断する。
この場合、出力歯車17Dの回転数がクランク軸12の回転数より低くなる場合、例えば、アイドリング回転数(例えば、1500〜2000rpm)未満となる場合には、ワンウェイクラッチ91が切断状態となり、出力歯車17Dをクランク軸12に対して空回りさせ、クランク軸12の回転数をアイドリング回転数以上に維持することができる。
なお、発進クラッチ17が接続されている場合には、駆動輪からの減速トルクが発進クラッチ17を介してクランク軸12に伝達され、これによってエンジンブレーキが発生する。発進クラッチ17の側方はクラッチカバー21で覆われ、発電機16の側方は発電機カバー22で覆われる。
変速機軸51は、左右の側壁23A,23Bに設けられたボールベアリング24A,24Bを介して回転自在に支持され、変速機軸51における発進クラッチ17側の端はケーシング23の外側まで延び、この端には、発進クラッチ17の出力歯車17Dに常時噛み合う入力歯車25が固定されている。
図1〜図3に示すように、無段変速機50は、変速機軸51上で変速部52が作動することによって、ロー変速比とトップ変速比との間で無段階に変速比を可変させる。
変速機軸51は、軸芯に中空部42を有し、中空部42には、オイルポンプ(不図示)から潤滑オイルが供給される。変速機軸51は、中空部42を外周面に連通させる油孔43を複数有し、油孔43を通った潤滑オイルは、無段変速機50の各部に供給される。
ドライブ側伝達部材53は、単一の軸である変速機軸51に一体に設けられ、ドリブン側伝達部材54は、変速機軸51に軸支されてドライブ側伝達部材53に対して回転自在に設けられる。
このため、入力歯車25を介して変速機軸51に入力されたエンジン駆動力は、入力側トルクカム63を介して駆動回転部材61に伝達され、この駆動回転部材61と摩擦接触する遊星回転部材55に伝達される。
より具体的には、従動回転部材64は、ニードルベアリング66に支持される円筒状の基部69と、基部69から径方向に拡径する円板部70と、円板部70からドライブ側伝達部材53側へ行くに従って拡径する円錐台状の筒部71とを有しており、この筒部71の内周面が、遊星回転部材55に接触するテーパー状の摩擦接触面71Aとなっている。
このため、遊星回転部材55に伝達されたエンジン駆動力は、遊星回転部材55と摩擦接触する従動回転部材64に伝達され、出力側トルクカム68を介して出力歯車部65に伝達された後に、減速軸26に伝達される。つまり、ドリブン側伝達部材54の基部69及び出力歯車部65が、無段変速機50下流に配置された減速軸26に動力を出力する、無段変速機50の出力軸として機能する。
出力歯車部65は、従動回転部材64の基部69の外周面に沿うように基部69の外側を延びる押圧片73を有している。押圧片73の先端と円板部70との間には、従動回転部材64をドライブ側伝達部材53側に付勢する弾性部材(本構成では皿ばね)74が介挿され、この弾性部材74の弾性力によって従動回転部材64はドライブ側伝達部材53側に付勢されている。
また、第2キャリア半体78の後面には、変速機軸51の軸方向に延びる被動ねじ部78Aが設けられている。
第1キャリア半体77及び遊星支持軸57は、遊星支持軸57が隙間嵌合することで、遊星支持軸57が移動可能な調整機構を構成している。
支持孔55Cの両端部には、一対のニードルベアリング82,82が設けられ、駆動回転部材61はニードルベアリング82,82を介して遊星支持軸57に相対回転可能かつ軸方向に摺動可能に設けられている。
ここで、遊星回転部材55が変速機軸51の軸方向に移動したとしても距離A,Kは一定であり変化しない。従って、変速比R=B/Cで表すことができる。
また、図3に示すように、遊星キャリアー56が従動回転部材64から離れる方向に移動すると、距離Bが小さくなるとともに距離Cが大きくなり、変速比Rが小さくなる。すなわち、距離Bが最小かつ距離Cが最大となる図3の状態がトップ変速比の位置(トップ位置)PTとなる。
遊星回転部材55がドライブ領域(D)にある場合には、変速機軸51がクランク軸12からの動力で回転すると、変速機軸51と一体に回転するドライブ側伝達部材53が各遊星回転部材55を回転させ、変速比Rに応じて変速された回転が各遊星回転部材55を介してドリブン側伝達部材54に伝達され、出力歯車部65を介して減速軸26,最終出力軸27に順に伝達される。
この遊星回転部材55とドライブ側伝達部材53との動力伝達が遮断される範囲が、ドライブ側伝達部材53とドリブン側伝達部材54との間を動力伝達不能にするニュートラル領域(N)(図2参照)となっている。
制御装置100は、自動二輪車の各部を電子制御する車両制御装置の一部を構成し、変速制御モーター101と、回転数から変速比を検出するための変速比検出部102と、制御部111とを備えている。
変速制御モーター101は、制御部111によってデューティー制御(PWM制御)されるDCモーターであり、遊星回転部材55を軸方向に移動するアクチュエーターとして機能する。
変速比検出部102は、ドライブ側伝達部材53とドリブン側伝達部材54との各々の回転数を検出し、これらの回転数の比を求めることによって変速比を検出する。なお、変速比を検出する演算処理は、制御部111が行ってもよい。
このため、制御部111は、上記条件を満たす場合には、変速比検出部102によって変速比を検出し、この変速比が、エンジン回転数,車速及び運転者のスロットル操作等に基づいて設定した目標変速比になるように、変速制御モーター101をフィードバック制御する。これにより、遊星回転部材55を目標の変速比に対応する位置に精度良く制御することができる。
また、この制御部111は、ロー位置に対応する位置情報をメモリー112に記録し、メモリー112に記録された位置情報に基づいて変速制御モーター101を駆動することにより、遊星回転部材55を該位置情報に対応する位置に停止させる。この位置情報は、例えば、所定の基準位置(例えば、変速比検出部102で検出された所定の変速位置)からの駆動デューティー及び駆動時間の情報、或いは、モーター101の回転量を検出する回転センサーによって検出される回転情報等を適用すればよい。
そこで、本構成では、変速制御モーター101を作動させて遊星回転部材55をドライブ領域(D)とニュートラル領域(N)との間で移動させ、ドライブ領域(D)とニュートラル領域(N)との境目で生じるドライブ側とドリブン側の回転数の乖離を、変速比検出部102の検出結果に基づいて検出し、上記境目に対応する位置情報を検出する検出処理を実行する。この境目は、ロー変速比の限界位置(ロー限界位置PL)に対応するので、メモリー112に記録されるロー位置の位置情報を、この境目に対応する位置情報に更新することによって、ロー限界位置PLに対応するロー位置に補正することができる。以下、この場合の制御を説明する。
そして、ステップS11Aで車両が減速中であると判断すると、制御部111は、変速比検出部102によって変速比を所定周期で繰り返し算出し、各変速比の差分である変速比の変化量を算出してメモリー112に記録する記録処理を行う(ステップS12A)。なお、車両が減速中でなければ、ステップS12Aの処理は実行しない。すなわち、制御部111は、車両が減速中の間、変速比の変化量の計算と記録を行う。
図6は、ロー位置補正制御を示すフローチャートである。
制御部111は、無段変速機50を搭載する車両が減速中か否かを判断し(ステップS21A)、減速中であると、クランク軸12上で相対回転自在に支持される出力歯車17Dとクランク軸12との間を断接するワンウェイクラッチ91が切断状態か否かを判断する(ステップS22A)。ここで、ワンウェイクラッチ91が切断状態とは、出力歯車17Dとクランク軸12とが一体に回転していない状態であるため、例えば、出力歯車17Dと一体に回転する部分(出力歯車17D、変速機軸51、ドリブン側伝達部材54、遊星回転部材55等)の回転数と、クランク軸12と一体に回転する部分(クランク軸12、ドライブ側伝達部材53等)の回転数とを比較することによってワンウェイクラッチ91が切断状態か否かを判定することができる。なお、この方法に限らず、公知の他の方法を適用してワンウェイクラッチ91が切断状態か否かを判定してもよい。
ここで、図7は、減速中の変速比の時間変化を模式的に示す図である。この図7に示すように、車両が減速している場合、ドライブ領域(D)では徐々に変速比がロー(Low)側、つまり、変速比大(正方向)へと変化する。一方、ドライブ領域(D)からニュートラル領域(N)へ移行し、ワンウェイクラッチ91が切断状態であれば、クランク軸12を含むドライブ側と、出力歯車17Dを含むドリブン側とが切り離されるので、ドライブ側の回転が、ドリブン側(車速やドリブン側伝達部材54)と非同期で回転が下がり、ドライブ側とドリブン側との回転数が乖離する。
ステップS23Aでは、このハイレシオ方向への変化があったか否かを判断しており、この変化があると、制御部111は、その時点の位置(ロー限界位置PL)に対応する位置情報を取得し、ロー限界位置PLの位置情報としてメモリー112に記録する(ステップS24A)。この場合、メモリー112にロー位置が記録されていれば、そのロー位置を、取得したロー限界位置PLの位置情報に更新し、メモリー112に未記録であった場合には、取得したロー限界位置PLの位置情報に設定する。これにより、現在のロー限界位置PLをロー位置に設定でき、レシオ幅を有効に使ったロー位置に制御することが可能になる。
この場合、変速比検出部102が検出する変速比の変化がローレシオ方向とハイレシオ方向との間で切り替わる位置を、上記境目に対応するロー限界位置PLとして検出するので、ドライブ領域(D)において変速比の制御に使用する変速比検出部102を用いてロー限界位置PLを簡易かつ高精度で検出することができ、部品点数の増大を回避することができる。
また、ワンウェイクラッチ91が切断状態の場合に、ステップS23Aの判断処理を行うので、ワンウェイクラッチ91が接続してエンジンブレーキが作動している時、つまり、ドライブ側とドリブン側とが連結されている時に上記判断処理を行う事態を回避でき、判断処理の時間を短くでき、制御部111の処理負担を軽減できる。
図8及び図9は第2実施形態の制御を示すフローチャートである。第2実施形態では、ドライブ側の回転部材であるドライブ側伝達部材53の回転数(ドライブ側回転数)を検出する回転センサーを備えている。なお、第1実施形態と同じ処理は同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図8に示すように、制御部111は、無段変速機50を搭載する車両が減速中か否かを判断し(ステップS11A)、車両が減速中であると判断すると、回転センサーによってドライブ側伝達部材53の回転数を所定周期で繰り返し算出し、各回転数の差分である回転数の変化量を算出してメモリー112に記録する記録処理を行う(ステップS12B)。つまり、制御部111は、車両が減速中の間、ドライブ側回転数の変化量の計算と記録を行う。
この図10に示すように、減速中、ドライブ領域(D)ではドライブ側伝達部材53の回転数N1と車速V1が同じ変化量で減速し、アイドルに至ると発進クラッチ17が切断状態となり、かつ、ワンウェイクラッチ91が離れる。そして、アイドル以下で、ドライブ領域(D)とニュートラル領域(N)との境目に対応するロー限界位置PLを超えて、後輪によってドライブ側伝達部材53が回転駆動されなくなると、ドライブ側とドリブン側とが切り離され、ドライブ側伝達部材53の回転数N1が急激に減速する。
ステップS23Bでは、この回転数N1の急激な減速があったか否かを、回転数N1の変化量が大か否かによって判断しており、変化量大であると、制御部111は、その時点の位置(ロー限界位置PL)に対応する位置情報を取得し、ロー限界位置PLの位置情報としてメモリー112に記録する(ステップS24A)。これにより、現在のロー限界位置PLをロー位置に設定でき、レシオ幅を有効に使ったロー位置に制御することが可能になる。
また、本実施形態では、ドライブ側回転数であるドライブ側伝達部材(ドライブフェース)53の回転数の変化量に基づいて、車両用無段変速機を搭載する車両が減速中であって、発進クラッチ17とワンウェイクラッチ91との両方が切断状態になった場合に生じるドライブ側とドリブン側との回転数の乖離に伴うドライブ側の回転数変化を検出するようにしたので、ドリブン側の回転数を検出する処理及び構成を必要とせず、処理及び構成を簡素化できる。
例えば、上記実施形態では、遊星回転部材55を軸方向に移動するアクチュエーターとして、変速制御モーター101を使用する場合を説明したが、モーター以外のアクチュエーターを用いてもよい。
また、上記第2実施形態では、ドライブ側とドリブン側との回転数の乖離に対応する情報として、ドライブ側伝達部材53の回転数の変化量を検出する場合を説明したが、これに限らず、クランク軸12等のドライブ側の他の部材の回転数の変化量を検出するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、自動二輪車用の動力伝達装置に本発明を適用する場合を説明したが、これに限らず、鞍乗り型車両等の車両の動力伝達装置に本発明を広く適用することができる。なお、鞍乗り型車両とは、車体に跨って乗車する車両全般を含み、自動二輪車(原動機付き自転車も含む)のみならず、ATV(不整地走行車両)に分類される三輪車両や四輪車両を含む車両である。
50 無段変速機(車両用無段変速機)
51 変速機軸(入力軸)
53 ドライブ側伝達部材(ドライブフェース)
54 ドリブン側伝達部材(ドリブンフェース)
55 遊星回転部材
64 従動回転部材(出力軸)
65 出力歯車部(出力軸)
91 ワンウェイクラッチ
100 制御装置
101 変速制御モーター(アクチュエーター)
102 変速比検出部
103 センサー(変速比検出センサー)
111 制御部
P0 計測点
PA 演算開始用の計測点(演算処理開始位置)
Claims (5)
- 駆動力が伝達されるドライブフェース(53)と、このドライブフェース(53)と間隔を空けて配置されるドリブンフェース(54)と、両フェース間にて軸方向に移動自在に設けられ、軸方向に移動することにより前記両フェースに接触した状態を保持しながら両フェース間の変速比を可変可能、かつ、いずれかのフェースから離間可能な遊星回転部材(55)と、前記遊星回転部材(55)を軸方向に移動するアクチュエーター(101)とを備える車両用無段変速機において、
前記車両用無段変速機の入力軸(51)と前記入力軸(51)を駆動する駆動軸(12)との間に、前記駆動軸(12)の回転を前記入力軸(51)に伝達する遠心式の発進クラッチ(17)と、前記発進クラッチ(17)が切断状態のときに、前記車両用無段変速機の出力軸(65)に作用する減速トルクを前記駆動軸(12)に伝達すると共に、前記出力軸(65)から作用する前記減速トルクによる前記駆動軸(12)への回転力が、前記駆動軸(12)の回転数より下回る状態で切断状態となるワンウェイクラッチ(91)とが設けられ、
前記アクチュエーター(101)を制御する制御部(111)を有し、
前記制御部(111)は、前記車両用無段変速機を搭載する車両が減速中であって、前記ワンウェイクラッチ(91)が切断状態と判断している場合に、前記アクチュエーター(101)を作動させて前記遊星回転部材(55)を動力伝達不能なニュートラル領域と動力伝達可能なドライブ領域との間で移動させ、前記ニュートラル領域と前記ドライブ領域との境目から生じるドライブ側とドリブン側との回転数の乖離に対応する情報を検出することにより、該境目に対応するロー限界位置を検出する検出処理を実行し、前記ロー限界位置に基づいてロー位置を設定又は更新することを特徴とする車両用無段変速機。 - 前記ドライブフェース(53)と前記ドリブンフェース(54)との回転数の比に基づいて変速比を検出する変速比検出部(102)を有し、
前記制御部(111)は、前記変速比検出部(102)の検出結果に基づいて、ドライブ側とドリブン側との回転数の乖離を検出することを特徴とする請求項1に記載の車両用無段変速機。 - 前記制御部(111)は、前記変速比検出部(102)が検出する変速比の変化がローレシオ方向とハイレシオ方向との間で切り替わるタイミングを検出することを特徴とする請求項2に記載の車両用無段変速機。
- 前記制御部(111)は、前記ドライブフェース(53)の回転数の変化量に基づいて、ドライブ側とドリブン側との回転数の乖離を検出することを特徴とする請求項1に記載の車両用無段変速機。
- 前記制御部(111)は、前記ドライブフェース(53)の回転数の変化量に基づいて、前記車両用無段変速機を搭載する車両が減速中であって、前記発進クラッチ(17)と前記ワンウェイクラッチ(91)との両方が切断状態になった場合に生じるドライブ側とドリブン側との回転数の乖離に伴うドライブ側の回転数変化を検出することを特徴とする請求項4に記載の車両用無段変速機。
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