JP5660981B2 - 遊技機構成物の収納装置 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機構成物を取出し可能に収納する収納装置に関するものである。
パチンコ機に用いられる遊技盤は、ベニヤ等の板材の表面にパチンコ機のモチーフに合わせた図柄等が描かれたセルシートが貼付されると共に、該遊技盤に遊技釘や、案内レール等が配設されている。このような遊技釘を植設した段階の遊技盤では、製造過程において相互に積み重ねることで、少ないスペースにより多くの遊技盤を保管し得るようになっている。例えば、特許文献1では、一部の重要位置に配設される障害釘の遊技盤からの突出寸法を他の障害釘の突出寸法より小さく設定して突出寸法の小さな障害釘に負荷が掛からないよう構成することで、遊技盤を横置きした状態で積み重ねている。特許文献2では、遊技盤に打ち込まれた障害釘の突出寸法より長く形成された支持脚を遊技盤の裏面の四隅に可倒自在に設け、起立させた支持脚で遊技盤を支持するよう構成することで、上段の遊技盤の裏面に障害釘が当接しないように横置きした状態の遊技盤を積み重ねている。
また、図柄表示装置や各種制御装置等の遊技部品が裏面に取付けられた遊技盤を保管する際には、そのまま遊技盤を積み重ねると、遊技釘に配線が引っ掛かったり、遊技釘が遊技部品に接触して損傷する原因になることから、横置きした遊技盤を一定の間隔をあけて収納する台車が利用されている。このような台車は、遊技盤の両側部を支持する一対のガイドレールを備えており、裏面より平滑で支持し易い盤面を下向きにした遊技盤を下方から支持するようになっている。
特開2002−191777号公報 特開2008−215号公報
しかし、一対のガイドレール間に遊技盤を支持した台車では、台車を動かした際の振動等により、遊技盤がガイドレール上を横滑りすると、場合によっては遊技盤が台車から脱落する虞がある。そこで、ガイドレールに、支持した遊技盤の横滑りを規制する突起を設けることが考えられるが、この場合にはガイドレールに遊技盤を支持する際および取出す際に突起が邪魔となり、作業性が低下する問題を招く。
また、盤面が下向きとなるよう遊技盤を横置きして収納する台車では、台車を動かした際の振動等により、遊技盤がガイドレール上を横滑りすると、ガイドレールと盤面との摺れに起因して遊技盤が傷付く虞がある。しかも、ガイドレールが当接する盤面に荷重が掛かるため、盤面に圧痕等の傷が付き易い。更に、盤面を下向きにして遊技盤が収納されるため、収納されている遊技盤の種類(機種)を確認する際には、その都度遊技盤を台車から取出さなくてはならず手間が掛かる。
すなわち本発明は、従来の技術に内在する前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、遊技機構成物の脱落を防止し得ると共に収納および取出し作業が容易な収納装置を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願請求項1に係る発明は、
収納口(34)を介して遊技機構成物(10)を収納位置に取出し可能に収納し得るよう構成された遊技機構成物の収納装置であって、
前記遊技機構成物(10)の収納および取出しに際して該遊技機構成物(10)の上端部または下端部を案内するガイド部(30,32)を備えると共に、前記収納位置にある前記遊技機構成物(10)の取出しを規制する取出し規制位置および該遊技機構成物(10)の取出しを許容する取出し許容位置に変位可能に構成された規制部材(46)が、該取出し規制位置へ向けて付勢された状態で前記収納口(34)に設けられ、
前記規制部材(46)には、
前記取出し規制位置にある状態で、収納時に前記遊技機構成物(10)が移動する移動領域内側へ突出するように前記収納口(34)から前記収納位置へ向かうにつれて傾斜すると共に、収納口(34)を介して収納される前記遊技機構成物(10)が当接する作動面(52)と、
前記ガイド部(30,32)に対して遊技機構成物(10)の移動方向に交差する方向へ突出し、前記取出し規制位置から取出し許容位置へ強制的に変位させる操作部(56)とが設けられ、
前記遊技機構成物(10)を収納する際に該遊技機構成物(10)が前記規制部材(46)の作動面(52)を押圧することで、該規制部材(46)が取出し規制位置から取出し許容位置へ変位されて、遊技機構成物(10)が前記収納位置に収納されるのに伴い規制部材(46)が取出し規制位置に復帰し、前記操作部(56)の操作により規制部材(46)を取出し許容位置に強制的に変位させることで、遊技機構成物(10)を収納位置から取出し得るよう構成され
前記ガイド部(30,32)に規制溝(38c)が形成されて、前記取出し許容位置に変位した前記規制部材(46)の操作部(56)が規制溝(38c)に当接することで、当該規制部材(46)が取出し許容位置に位置規制されるよう構成されたことを要旨とする。
このように、遊技機構成物を収納する際に、遊技機構成物が規制部材の作動面を押圧することで、規制部材が取出し規制位置から取出し許容位置へ変位するから、遊技機構成物を収納口から収納位置へ移動させるだけで、遊技機構成物を収納することができる。また、規制部材が取出し規制位置へ向けて付勢されているため、遊技機構成物が収納位置に収納されるのに伴って規制部材が取出し規制位置に復帰するから、遊技機構成物を収納位置に収納するだけで遊技機構成物を収納位置に保持することができる。そして、取出し規制位置から取出し許容位置へ強制的に変位させる操作部を規制部材に設けたから、操作部を操作するだけで遊技機構成物を収納位置から取出すことが可能となる。
請求項2に係る発明は、前記規制部材(46)は、遊技機構成物(10)の移動方向に直交する方向に延在する回転軸(48)を介して回動可能に軸支されて、前記取出し規制位置から取出し許容位置に変位する際に、前記作動面(52)が水平に延在するよう回転して、該作動面(52)上を遊技機構成物(10)が摺動するよう構成されると共に、該取出し許容位置において重心が回転軸(48)から偏倚することで規制部材(46)が前記取出し規制位置へ付勢されるよう構成され、側端面において回転軸(48)から偏倚した位置に前記操作部(56)が設けられたことを要旨とする。
このように、規制部材が取出し許容位置に変位した際に、水平に延在する作動面上を遊技機構成物が摺動するよう構成したから、取出し規制位置において遊技機構成物に押圧された作動面が、取出し許容位置に変位した際には移動する遊技機構成物を摺動させる面として機能させることができる。すなわち、遊技機構成物に押圧された作動面を、そのまま遊技機構成物の摺動する面としたから、遊技機構成物をスムーズに移動させることができる。また、規制部材が遊技機構成物の移動方向に直交する方向に延在する回転軸を介して回動可能に軸支されると共に、取出し許容位置において重心が該回転軸から偏倚して位置することで規制部材が取出し規制位置へ付勢されるよう構成したため、規制部材が自重によって取出し規制位置に復帰するから、複雑な機構を備えることなく規制部材を簡単な構成とすることができる。
請求項3に係る発明は、前記ガイド部(30,32)は、前記遊技機構成物(10)の下端部を案内する下ガイド部(30)と、該遊技機構成物(10)の上端部を案内する上ガイド部(32)とを備え、
前記上ガイド部(32)または下ガイド部(30)の何れかに、複数の案内ローラ(42)が前記遊技機構成物(10)の移動方向に並設され、
前記規制部材(46)を取出し許容位置に変位させた状態で、前記複数の案内ローラ(42)で構成される前記遊技機構成物(10)の案内面(44)と、該規制部材(46)の作動面(52)とが略同一面に位置するよう構成されたことを要旨とする。
このように、遊技機構成物の下端部を案内する下ガイド部と、遊技機構成物の上端部を案内する上ガイド部とを備えているから、遊技機構成物を下ガイド部および上ガイド部に沿って移動させることで、遊技機構成物を収納位置へ確実に収納することができる。また、遊技機構成物を収納または取出す際に上ガイド部または下ガイド部の何れかに並設された複数の案内ローラが転動して案内することで、遊技機構成物をスムーズに移動させることができ、遊技機構成物の傷つきをより確実に防止できる。更に、複数の案内ローラで構成される遊技機構成物の案内面と、取出し許容位置における規制部材の作動面とが略同一面に位置するため、遊技機構成物を収納または取出す際に、規制部材の作動面と案内ローラとの間で遊技機構成物を円滑に移動させることができる。更にまた、遊技機構成物の上下をガイド部で案内して収納位置に収納するよう構成したので、遊技機構成物が遊技盤の場合では収納状態において盤面の確認を簡単に行ない得る。
請求項4に係る発明は、前記ガイド部(30,32)は、表面からの遊技部品(16)の突出寸法より裏面からの遊技部品(18)の突出寸法が大きくなるよう構成された遊技機構成物(10)の上端部または下端部を、当該端部の延在方向に案内するよう形成され、
前記遊技機構成物(10)の移動方向に直交する方向に離間して前記収納口(34)が位置するよう複数のガイド部(30,32)が並列に設けられると共に、収納位置において遊技機構成物(10)を裏面同士が対向する向きで収納し得るようガイド部(30,32)が配置され、
前記各ガイド部(30,32)において遊技機構成物(10)の表面が向く方向に前記操作部(56)が突出するよう構成されたことを要旨とする
請求項5に係る発明は、前記規制部材(46)の側方には、前記取出し許容位置に変位させた状態で前記作動面(52)より上方へ延出する誘導部(58)が設けられ、該誘導部(58)に沿って前記遊技機構成物(10)が誘導されることを要旨とする。
このように、取出し許容位置に変位させた状態で作動面より上方へ延出する誘導部が規制部材の側方に設けられているため、遊技機構成物を収納する際に遊技機構成物を誘導部に当接させて案内することができ、収納作業性が良い。また、遊技機構成物を取出す際にも、遊技機構成物を誘導部に当接させて案内することができるから、遊技機構成物を安定した状態で取出すことができる。
本発明に係る遊技機構成物の収納装置によれば、遊技機構成物を収納位置に簡単に収納することができる。また、収納位置に収納した遊技機構成物が脱落するのを規制部材で確実に防止し得る。しかも、規制部材による規制を解除するだけで、収納位置から遊技機構成物を容易に取出すことができる。
本発明の好適な実施例に係る遊技機構成物の収納装置を示す概略斜視図である。 実施例に係る収納装置を示す要部正面図である。 実施例に係る収納装置の下ガイド部および取出し規制位置の規制部材を示す要部概略斜視図である。 実施例に係る収納装置の下ガイド部および取出し規制位置の規制部材を示す要部平面図である。 実施例に係る収納装置の下ガイド部および取出し規制位置の規制部材を示す要部正面図である。 実施例に係る収納装置の上ガイド部を上下反転して示す要部概略斜視図である。 実施例に係る収納装置に遊技盤を収納する状態を示す工程図であって、(a)は遊技盤が取出し規制位置の規制部材の作動面に当接した状態を示し、(b)は取出し許容位置に変位した規制部材の作動面上を遊技盤が摺動する状態を示す。 実施例に係る収納装置に遊技盤を収納する際の規制部材の動作を示すものであって、(a)は遊技盤が取出し規制位置の規制部材の作動面に当接した状態を示し、(b)は遊技盤で押圧されることで規制部材が取出し許容位置に変位した状態を示し、(c)は遊技盤が規制部材から離間することで規制部材が取出し規制位置に復帰した状態を示す。
次に、本発明に係る遊技機構成物の収納装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、実施例では、遊技機構成物として、パチンコ球を用いて遊技を行なうパチンコ機(遊技機)を構成する遊技盤10を例に挙げて説明する。
図1は、実施例に係る収納装置12を示すものであって、該収納装置12の説明に先立ち、収納装置12に収納される遊技盤10の構成を簡単に説明する。遊技盤10は、図1、図2、図7に示す如く、アクリルやポリカーボネート等の光透過性の合成樹脂材、あるいは木製合板等からなる平板状の板部材14を基本として、該板部材14の表側に、案内レール、枠状装飾体(所謂センター役物)、遊技釘、その他各種の表遊技部品16が配設される。また、板部材14の裏側に、設置部材、可動演出装置、発光装置、図柄表示装置、制御基板、その他各種の裏遊技部品18が配設されている。実施例の遊技盤10は、板部材14の表裏に遊技部品16,18が配設された状態を指している。また遊技盤10における上端部および下端部の厚み寸法とは、板部材14の裏面から該板部材14の表面に配設された表遊技部品16の表面までの寸法を意味する。具体的には、板部材14の表面における上端部および下端部には、板部材14の表面に画成される遊技領域の外側に位置するように表遊技部品16としての盤面飾り部材が配設されており、該盤面飾り部材の表面から板部材14の裏面までの寸法を、遊技盤10の上端部および下端部の厚み寸法としている。なお、遊技盤10において板部材14の表面からの表遊技部品16の突出寸法より、板部材14の裏面から裏遊技部品18の突出寸法が大きくなっている。また遊技盤10について、板部材14の表面および裏面が上下方向に延在する立った姿勢を起立姿勢という。
実施例に係る収納装置12は、図1に示すように、複数の縦材20および横材22を相互に組付けて箱枠状の本体24が形成されて、収納装置12は、本体24の下面に配設した複数のキャスター26によって移動自在に構成される。本体24の前側に位置して左右方向に離間する2本の縦材20,20間および本体24の後側に位置して左右方向に離間する2本の縦材20,20間の夫々に、4本の横材22が上下方向に離間して平行に架設され、これにより本体24内に、上下3段で前後に開口する収納空間Sが画成される。また、本体24の左右側部を構成する前後に離間する縦材20,20間には、前後に配設した各横材22と略同一水平位置に横材22が夫々架設されている。なお、本体24の左右側部に配設された所要位置の横材22に、収納装置12を移動する際に作業者が把持して取り扱い易くする取手28が配設される。また、本体24における最上段の収納空間Sに対応する左右側部に、当該収納装置12に収納される遊技盤10の機種名や型式等の種類を表示した表示標識(図示せず)を貼付可能な表示板29が夫々配設されている。
図2に示す如く、前記本体24における各収納空間Sの下側を画成する前後に対向する一対の横材22,22の上面に、左右方向に離間して複数の下ガイド部30が架設されると共に、該収納空間Sの上側を画成する前後に対向する一対の横材22,22の下面に、各下ガイド部30と上下で対向して上ガイド部32が夫々が架設されている。そして、上下で対向する上ガイド部32と下ガイド部30との間には、本体24の前面および後面において前後方向に開口する収納口34が夫々画成され、該収納口34を介して起立姿勢の遊技盤10を収納空間S内の収納位置(後述)に対して本体24の前後何れの側からも出し入れし得るよう構成される。そして、遊技盤10の収納位置への収納および収納位置からの取出しに際し、該遊技盤10の上端部および下端部を対応する上ガイド部32および下ガイド部30で夫々案内するようになっている。実施例では、上下で対をなす上ガイド部32と下ガイド部30とで、遊技盤10を案内および保持するための収納組36が構成され、該収納組36が各収納空間Sにおいて5組ずつ配設される。なお、収納組36の基本的な構成は同一である。
実施例の収納装置12では、各収納組36の左右方向の離間間隔は、各収納組36に遊技盤10を、その表裏が本体24の左右方向を向く起立姿勢で収納した状態で、左右方向で対向する遊技盤10,10の遊技部品16,18が相互に接触干渉しない寸法に設定される。また実施例では、図2に示す如く、左側から2つ目の収納組36と3つ目の収納組36との離間間隔を、両収納組36,36に対して遊技盤10,10を裏面を対向する向きで収納した際に裏遊技部品同士が接触干渉しない寸法に設定してあるのに対し、その他の収納組36,36間の離間間隔は、遊技盤10の異なる面が対向する向きで収納した際に対向する表遊技部品16と裏遊技部品18とが接触干渉しない寸法に設定してある。すなわち、左側の2つの収納組36に対しては、遊技盤10を、裏面が右方(本体24の内側)に向けた姿勢で収納すると共に、右側の3つの収納組36に対しては、遊技盤10を、裏面を左方(本体24の内側)に向けた姿勢で収納するように、各収納組36の離間間隔が設定されている。
前記下ガイド部30は、図3〜図5に示す如く、前後の横材22,22間に左右方向に離間して平行に配設された一対の下レール38,38から構成される。下レール38は、長尺板材をL字状に折曲形成したものであって、一対の下レール38,38は、垂直辺38a,38aを前後の横材22,22から上方(収納空間側)に向けて延在させると共に左右方向に対向した姿勢で、相互に離間する方向に延在する水平辺38b,38bが前後の横材22,22にネジ止め固定されている。そして、下ガイド部30を前後の横材22,22間に架設した状態で、一対の垂直辺38a,38a間は、上方および前後方向に開口している。また、前記上ガイド部32は、図6に示す如く、前後の横材22,22間に左右方向に離間して平行に配設された一対の上レール40,40から構成される。上レール40は、長尺板材をL字状に折曲形成したものであって、一対の上レール40,40は、前後方向に延在する案内板としての垂直辺40a,40aを前後の横材22,22から下方(収納空間側)に向けて延出させると共に左右方向に対向した姿勢で、相互に離間する方向に延在する水平辺40b,40bが前後の横材22,22にネジ止め固定されている。そして、上ガイド部32を前後の横材22,22間に架設した状態で、一対の垂直辺40a,40a間は、下方および前後方向に開口している。すなわち、上下で対向する4つの垂直辺38a,38a,40a,40aによって、本体24の前後面に、前後に開口する前記収納口34が夫々画成されると共に、前後の収納口間に、該収納口34から挿入された遊技盤10を収納保持する収納位置が設けられる。実施例では、各収納組36の前後寸法は、収納位置に複数の遊技盤10を前後方向に並列に収納可能な長さに設定される。
図6に示す如く、両上レール40,40の対向する垂直辺40a,40aにおける前後両端部に、外方へ向けて拡開するよう傾斜案内部40c,40cが形成され、前後の各収納口34の間口を外方に向けて広げることで、遊技盤10における上端部の収納口34への導入を容易になし得るよう構成される。また、上ガイド部32における対向する垂直辺40a,40aの平行部分の離間間隔は、遊技盤10の上端部の厚み寸法より僅かに大きく設定され、収納位置に対する遊技盤10の出し入れに際し、両垂直辺40a,40aの間に臨む遊技盤10の上端部を、左右方向に大きく傾くことなく摺動案内し得るようになっている。
前記下ガイド部30には、図1および図7に示す如く、複数の案内ローラ42が前後方向(遊技盤10の移動方向)に並設されている。案内ローラ42は、図3および図4に示す如く、等径円柱状の胴部42aと、該胴部42aの軸方向両端に形成されて径方向の外側に延出するフランジ42b,42bとからなるフランジ付きローラであって、前記下レール38,38における対向する垂直辺38a,38a間に回転自在に軸支されている。案内ローラ42における胴部42aの軸方向の寸法(左右方向の幅寸法)は、前記遊技盤10の下端部の厚み寸法と略同一か僅かに大きく設定されて、該胴部42aに下端部が載置された遊技盤10の左右方向への変位をフランジ42b,42bで規制し得るよう構成される。なお、フランジ42bにおける胴部側を向く内面は、胴部42aから離間するにつれて径方向外方に変位するように傾斜し、遊技盤10の下端部がフランジ42bの内面に乗り上げても該内面の傾斜によって遊技盤10の下端部を胴部42aに向けて移動させ得るようになっている。また、複数の案内ローラ42における胴部42aの上端は、略同一水平面に位置して、これら複数の案内ローラ42で略水平な案内面44を形成している(図7,図8参照)。案内面44の位置は、該案内面44に起立姿勢の遊技盤10の下端部を載置した状態で、該遊技盤10の上端部が、前記上ガイド部32における対向する垂直辺40a,40aの間に臨んで該垂直辺40a,40aで支持されるように設定される。
前記下ガイド部30における前後端部(前後の収納口34)に、遊技盤10の収納位置への収納および収納位置からの遊技盤10の取出しを許容する取出し許容位置と、収納位置からの遊技盤10の取出しを規制する取出し規制位置との間を変位可能な規制部材46が、前後対称の関係で配設されている。各規制部材46は、図3〜図5に示す如く、左右方向(遊技盤10の移動方向に直交する方向)に延在する回転軸48を介して前記垂直辺38a,38a間に回動可能に軸支される。規制部材46に対する回転軸48の軸支位置は、該規制部材46の重心位置から偏倚するよう設定され、実施例では規制部材46の取出し許容位置において重心は、該規制部材46が自重によって取出し規制位置へ付勢されるよう設定される。すなわち、取出し許容位置の規制部材46に対して取出し許容位置に保持する力を解除することで、規制部材46は自重によって取出し規制位置に自動で変位するよう構成される(図8(b),(c)参照)。
前記規制部材46は、前記回転軸48が軸支されるブロック状の本体部50と、該本体部50の表面に設けられて上方を向く平滑な作動面52とを備え、本体部50における軸支位置から偏倚した位置に錘54を埋め込むことによって、重心位置を前述した関係に設定してある。規制部材46の取出し規制位置では、図3および図8(a)に示す如く、本体部50における収納位置から離間する外側の端部(以後、第1規制端部50aという)が前記横材22の上面に当接して、該本体部50および作動面52における収納位置側の端部(以後、本体部50の収納位置側の端部を第2規制端部50bという)が複数の案内ローラ42で形成される案内面44より上方(収納時に遊技盤10が移動する移動領域内側)へ突出する状態に保持される。また、取出し規制位置において作動面52は、図8(a)に示す如く、前記収納口34から収納位置へ向かうにつれて上方傾斜し、遊技盤10を収納する際に該遊技盤10が作動面52を押圧することで、規制部材46が取出し規制位置から取出し許容位置へ変位されるよう構成される。この取出し許容位置において、図8(b)に示す如く、作動面52は略水平に延在すると共に前記案内面44と略同一面に位置するよう構成され、該作動面52上を遊技盤10の下端部が摺動して収納位置への遊技盤10の収納を許容するよう構成される。また、作動面52の左右方向の幅寸法は、遊技盤10における前記板部材14の厚み寸法より大きく、実施例では遊技盤10の下端部の厚み寸法と略同一に設定される。なお、取出し規制位置において本体部50の第2規制端部50bにおける収納位置を向く面は略垂直に延在し、収納位置から収納口側に移動する遊技盤10が該第2規制端部50bに当接した際の力は、規制部材46の第1規制端部50aを横材22に押付ける方向に作用し、該規制部材46が取出し許容位置に変位しないよう構成される。
前記規制部材46には、図3および図5に示す如く、取出し規制位置において本体部50における案内面44から突出する部分に、側方に突出する操作部56が設けられる。そして、該操作部56を下側に移動することで、規制部材46を取出し規制位置から取出し許容位置に強制的に変位させることができるようになっている。また、前記下ガイド部30における操作部56の突出側に対応する下レール38の垂直辺38aに、上方に開口する規制溝38cが形成され、取出し規制位置から取出し許容位置に向けて規制部材46が回動する際に、該規制溝38cに操作部56が挿入され、該操作部56が規制溝38cの底部に当接することで、規制部材46は、前記作動面52が略水平となる取出し許容位置に位置規制されるよう構成される。なお、実施例では、操作部56および規制溝38cは、当該収納組36に収納される遊技盤10における表面が向く側に設けてある(図2参照)。
前記規制部材46の操作部56が突出する側とは反対側の側方で、対応する側の前記下レール38の垂直辺38aと本体部50との間に、図8(b)に示す如く、前記取出し許容位置に変位させた状態の前記作動面52より上方へ延出する板状の誘導部58が設けられ、該誘導部58に沿って遊技盤10の一側面を誘導し得るよう構成される。この誘導部58における規制部材46を向く誘導面58aは、図4に示す如く、前記案内ローラ42の胴部42aと一方のフランジ42bとの接続部に前後方向(遊技盤10の移動方向)で略整列するようにして位置している。また、誘導部58は、図8(a)に示す如く、取出し規制位置の規制部材46の作動面52より外方へ延出しており、作動面52に対して遊技盤10の下端部を当接する際に、該遊技盤10の対応する面(表面または裏面)を誘導部58で支持して左右方向の位置を規制し得るようになっている。更に、誘導部58は、規制部材46が取出し規制位置と取出し許容位置との間を変位する間に亘って作動面52より外方に延出した状態を維持し、遊技盤10の対応する面を位置規制し続け得るよう構成される。なお、誘導部58は、前記回転軸48に自由回転自在に支持されると共に、底面を前記横材22の上面に対して平行にした姿勢で該上面との間に隙間が画成されるよう構成され、誘導部58は、誘導部58における底面の一部(遊技盤10の収納方向の前端または後端)が横材22に当接する範囲で回転軸48に対して回動し得るよう構成されている。また誘導部58は、回転軸48の枢支位置より前側(収納口34側)に重心が位置するよう設定されて、常には前端が横材22に当接した状態となっている。そして、後述する遊技盤10の収納作業に際して、該遊技盤10が誘導部58に接触した際には、後端が横材22に当たる範囲で誘導部58が僅かに回動することで衝撃を緩和し、遊技盤10の損傷を防止し得るよう構成されている。また誘導部58の材質としては、摩擦抵抗の小さな合成樹脂、例えば自己潤滑性を有するポリアセタール(POM)等が好適に用いられる。
〔実施例の作用〕
次に、前述した実施例に係る遊技機構成物の収納装置の作用につき説明する。
前記収納装置12では、図7(a)および図8(a)に示す如く、前記収納口34に配設された規制部材46は、作動面52が外方を向いた傾斜姿勢となる取出し規制位置に位置している。遊技盤10を収納位置に収納する際には、起立姿勢の遊技盤10の下端部を作動面52に当てた状態で収納位置側へ押圧することで、図7(b)および図8(b)に示す如く、規制部材46が回転軸48を中心として回動して取出し規制位置から取出し許容位置へ変位し、遊技盤10の収納位置への収納が許容される。すなわち、規制部材46を遊技盤10で押圧するだけで、該遊技盤10の収納位置への収納が許容されるので、収納作業は容易となる。また、前記上ガイド部32では、上レール40,40における垂直辺40a,40aの収納口側端部に、外方へ拡開する傾斜案内部40c,40cを設けているので、遊技盤10の上端部を両垂直辺38a,38a間に容易に導入することができ、収納時の作業性が向上する。更に、前記下ガイド部30では、取出し許容位置の作動面52より上方へ突出する誘導部58が設けられると共に、該誘導部58における規制部材側の誘導面58aは、案内ローラ42の胴部42aと一方のフランジ42bとの接続部に略整列するよう位置している。従って、遊技盤10における誘導部58と対向する面(表面または裏面)を誘導面58aに当接した状態で該遊技盤10を収納位置に向けて移動することで、遊技盤10を、下端部が前記案内ローラ42の胴部42aに確実に乗る位置に案内することができ、収納作業が容易となる。また、前記遊技盤10を規制部材46の作動面52に載置する際に、該遊技盤10が誘導部58に接触した場合は、該誘導部58が変位(回動)することで衝撃を緩和して遊技盤10の損傷を防止することができる。
ここで、収納装置12における最上段の収納空間Sにおける収納組36に遊技盤10を収納する作業に際しては、作業者が持ち上げた遊技盤10における収納位置側の下端面を、取出し規制位置で傾斜している作動面52に一旦載置する。このとき、遊技盤10は作業者側(手前側)が下がった傾斜姿勢となっており、該遊技盤10の手前側を押し上げるのに伴って規制部材46が取出し規制位置から取出し許容位置に変位し、前述したと同様に遊技盤10の収納位置への収納が許容される。すなわち、作業者にとって比較的高い位置の収納空間Sの収納組36への遊技盤10の収納作業においては、取出し規制位置の作動面52に一旦載置した遊技盤10の手前側を押し上げるだけで収納が許容されるようになるので、作業者は、遊技盤10を持ったままの状態で規制部材46を別途操作する必要はなく、作業者の作業負担を軽減し得る。また前記誘導部58は、取出し規制位置の作動面52より外方に突出しているから、該作動面52に一旦載置した遊技盤10における誘導部58に対向する面(表面または裏面)を誘導面58aに当てた状態で該遊技盤10の手前側を押し上げれば、遊技盤10の上端部は前記上ガイド部32における垂直辺40a,40aの間に入り込むので、収納作業は容易となる。
前記遊技盤10の押圧によって取出し許容位置に変位した規制部材46の作動面52は略水平に延在し、遊技盤10は該作動面上を摺動して収納位置に向けてスムーズに移動される。また、取出し許容位置の作動面52は、図7(b)および図8(b)に示す如く、前記複数の案内ローラ42で形成される案内面44と略同一面に位置し、遊技盤10の作動面52から案内ローラ42への移動は円滑になされる。なお、取出し規制位置から取出し許容位置に変位する規制部材46の変位は、前記操作部56が規制溝38cの底部に当接することで位置規制され、作動面52が略水平に延在する取出し許容位置に保持されるから、該規制部材46が取出し許容位置を越えて変位することで案内面44との間に段差が生ずることはなく、案内ローラ42への移動に支障を来すことはない。収納位置に向けて移動する遊技盤10は、複数の案内ローラ42が転動して案内するので、摩擦力を軽減して該遊技盤10のスムーズな移動を図り得ると共に、遊技盤10の傷つきを防止できる。また、遊技盤10の上端部は上ガイド部32の垂直部40a,40aで左右方向の移動が規制された状態で案内されると共に、遊技盤10の下端部は下ガイド部30に配設した案内ローラ42のフランジ42b,42bで左右方向の移動が規制されるので、遊技盤10は収納位置に起立姿勢のまま確実に収納される。
前記遊技盤10が取出し許容位置の規制部材46の作動面52から離間すると、図8(c)に示す如く、該規制部材46は自重によって取出し規制位置に自動で変位する。このように、規制部材46は、作動面52に対する遊技盤10の押圧力から解放されると自重によって取出し規制位置に復帰するから、複雑な機構を備えることなく規制部材46を簡単な構成とすることができる。また、規制部材46を別途取出し規制位置に復帰させる操作を必要としないから、遊技盤10の収納作業性が向上する。
前記取出し規制位置に変位した規制部材46は、自重によって該取出し規制位置に保持されるから、収納装置12を移動等するに際し、振動等が規制部材46に作用したとしても、該規制部材46が取出し許容位置に簡単には変位しないので、遊技盤10の収納装置12からの脱落は防止される。また、収納装置12の移動等に際して収納位置の遊技盤10が移動して取出し規制位置の規制部材46における第2規制端部50bに当接したとしても、該当接した際の力は、規制部材46の第1規制端部50aを横材22に押付ける方向に作用し、該規制部材46を取出し許容位置に変位させるようには作用しないから、遊技盤10の収納装置12からの脱落を確実に防止し得る。
前記収納装置12から遊技盤10を取出す場合は、作業者が前記操作部56を押し下げるように操作することで、規制部材46は取出し規制位置から取出し許容位置へ強制的に変位され、遊技盤10の収納位置からの取出しが可能となる。そして、収納位置から移動した遊技盤10の下端部が規制部材46の作動面52に乗った以降に操作部56を離せば、該遊技盤10が収納装置12から取出されて規制部材46から離間したときに、該規制部材46は自重によって取出し規制位置に自動で変位する。すなわち、作業者が規制部材46を強制的に取出し規制位置に復帰させる必要はなく、遊技盤10の取出し作業も容易となる。また、操作部56の操作により規制部材46を取出し規制位置から取出し許容位置に変位させた際に、操作部56を規制溝38cの底部に当接した位置に保持しておけば、規制部材46は作動面52が略水平に延在する取出し許容位置に保持されるから、作業者は、作動面52が水平になっているか否かを確認しつつ遊技盤10を取出す作業を行なう必要はなく、取出し作業性がよい。また、前記誘導部58は、取出し許容位置の作動面52から上方に突出しているから、該誘導部58の誘導面58aに遊技盤10の対向する面(表面または裏面)を当接させて案内することができ、遊技盤10のスムーズな取出しを行ない得る。
実施例の収納装置12では、前記収納組36に起立姿勢で遊技盤10を収納するよう構成したので、遊技盤10の収納および取出しに際して該遊技盤10の表面(盤面)に傷が付くのを抑制し得る。また、各収納組36における前後に、収納口34および規制部材46を夫々設けているので、収納装置12の前後何れの側からも遊技盤10の出し入れを行なうことができ、利便性がよい。更に実施例では、収納装置12における左端部に設けた収納組36には左方に表面(盤面)を向けた姿勢で遊技盤10を収納し、該収納装置12における右端部に設けた収納組36には右方に表面(盤面)を向けた姿勢で遊技盤10を収納するよう構成してある。従って、収納装置12に遊技盤10を収納した状態で、該収納装置12における左右側部で上下に離間する横材22,22の間から露出する遊技盤10の盤面を視認することができ、当該遊技盤10の種類の確認が容易である。また、収納装置12の左右側部に設けた表示板29に、遊技盤10の種類を記載した表示標識を貼付可能であるので、該表示標識の記載事項と収納されている遊技盤10の種類との照合を簡単に行ない得る。
(変更例)
本願は前述した実施例の構成に限定されるものではなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
(1) 実施例では、遊技機構成物として遊技盤を挙げたが、中枠や前枠等、その他の各種構成物を対象とし得ると共に、遊技機(パチンコ機)全体であってもよい。
(2) 実施例では、規制部材を回転軸を介して軸支し、該回転軸から規制部材の重心を偏倚するように設定することで、規制部材を常には自重によって取出し規制位置に付勢する構成としたが、バネやゴム等の付勢手段により規制部材を取出し規制位置に付勢する構成を採用し得る。なお、付勢手段を用いる場合は、左右方向に対向する一方の垂直辺に、他方の垂直辺に向けて出没自在に規制部材を軸支する構成を採用することができる。
(3) 実施例では、規制部材を回動するよう構成したが、収納時に遊技機構成物が移動する移動領域に対して規制部材を直線的に出没する構成を採用し得る。
(4) 実施例では、下ガイド部に規制部材を配設したが、規制部材を上ガイド部に配設する構成を採用し得る。すなわち、この場合は、取出し規制位置にある状態で作動面が収納口から収納位置へ向かうにつれて下方傾斜するように規制部材を配設し、該規制部材を取出し規制位置から取出し許容位置に変位する際には操作部を持ち上げるようにして作動面が下向きで略水平となるよう構成すればよい。規制部材を上ガイド部に設ける場合においても、前記(2)で述べたように規制部材を取出し規制位置に向けて付勢する手段として、自重、バネやゴム等の付勢手段を採用し得る。
(5) 実施例では、下ガイド部にのみ案内ローラを配設したが、上ガイド部にも案内ローラを配設してもよい。また、下ガイド部を摩擦係数の小さな材料で形成すると共に、上ガイド部にのみ案内ローラを配設する構成を採用し得る。なお、案内ローラを配設しないガイド部における遊技機構成物との摺動面に、フェルト等の滑り性を有する摺動補助部材を貼付しておけば、遊技機構成物の傷つきをより防止することができる。
(6) 上下のガイド部自体を、滑り性のよい、例えば自己潤滑性を有するポリアセタール(POM)等の合成樹脂材で形成したり、または遊技機構成物との摺動面にフェルト等の滑り性を有する摺動補助部材を貼付することで、案内ローラを省略することも可能である。
(7) 実施例では、上下のガイド部の夫々を、一対の案内板で構成したが、例えばコ字状に形成した単一の部材で構成することもできる。
(8) 実施例では、収納装置に上下3段で収納空間を画成すると共に、各収納空間に5組の収納組を配設したが、収納空間の段数や収納組の配設数は、任意に設定することができる。また、1つの収納組に収納する遊技機構成物の数については、複数に限らず1つであってもよい。
(9) 1つの収納組に複数の遊技機構成物を収納する場合においては、各遊技機構成物の収納位置での移動方向の前後に、取出し規制位置で第2規制端部が前後に対向する状態(実施例での本体前側の規制部材と後側の規制部材との関係)となる規制部材を夫々配設し、一対の規制部材間に位置する遊技機構成物の前後移動を規制した状態で収納位置に保持する構成を採用し得る。この構成によれば、収納装置の移動時に前後に隣り合う遊技機構成物同士の衝突を防止することができる。
10 遊技盤(遊技機構成物)
16 表遊技部品(遊技部品)
18 裏遊技部品(遊技部品)
30 下ガイド部
32 上ガイド部
34 収納口
38c 規制溝
42 案内ローラ
44 案内面
46 規制部材
48 回転軸
52 作動面
56 操作部
58 誘導部

Claims (5)

  1. 収納口を介して遊技機構成物を収納位置に取出し可能に収納し得るよう構成された遊技機構成物の収納装置であって、
    前記遊技機構成物の収納および取出しに際して該遊技機構成物の上端部または下端部を案内するガイド部を備えると共に、前記収納位置にある前記遊技機構成物の取出しを規制する取出し規制位置および該遊技機構成物の取出しを許容する取出し許容位置に変位可能に構成された規制部材が、該取出し規制位置へ向けて付勢された状態で前記収納口に設けられ、
    前記規制部材には、
    前記取出し規制位置にある状態で、収納時に前記遊技機構成物が移動する移動領域内側へ突出するように前記収納口から前記収納位置へ向かうにつれて傾斜すると共に、収納口を介して収納される前記遊技機構成物が当接する作動面と、
    前記ガイド部に対して遊技機構成物の移動方向に交差する方向へ突出し、前記取出し規制位置から取出し許容位置へ強制的に変位させる操作部とが設けられ、
    前記遊技機構成物を収納する際に該遊技機構成物が前記規制部材の作動面を押圧することで、該規制部材が取出し規制位置から取出し許容位置へ変位されて、遊技機構成物が前記収納位置に収納されるのに伴い規制部材が取出し規制位置に復帰し、前記操作部の操作により規制部材を取出し許容位置に強制的に変位させることで、遊技機構成物を収納位置から取出し得るよう構成され
    前記ガイド部に規制溝が形成されて、前記取出し許容位置に変位した前記規制部材の操作部が規制溝に当接することで、当該規制部材が取出し許容位置に位置規制されるよう構成され
    ことを特徴とする遊技機構成物の収納装置。
  2. 前記規制部材は、遊技機構成物の移動方向に直交する方向に延在する回転軸を介して回動可能に軸支されて、前記取出し規制位置から取出し許容位置に変位する際に、前記作動面が水平に延在するよう回転して、該作動面上を遊技機構成物が摺動するよう構成されると共に、該取出し許容位置において重心が回転軸から偏倚することで規制部材が前記取出し規制位置へ付勢されるよう構成され、側端面において回転軸から偏倚した位置に前記操作部が設けられた請求項1記載の遊技機構成物の収納装置。
  3. 前記ガイド部は、前記遊技機構成物の下端部を案内する下ガイド部と、該遊技機構成物の上端部を案内する上ガイド部とを備え、
    前記上ガイド部または下ガイド部の何れかに、複数の案内ローラが前記遊技機構成物の移動方向に並設され、
    前記規制部材を取出し許容位置に変位させた状態で、前記複数の案内ローラで構成される前記遊技機構成物の案内面と、該規制部材の作動面とが略同一面に位置するよう構成された請求項2記載の遊技機構成物の収納装置。
  4. 前記ガイド部は、表面からの遊技部品の突出寸法より裏面からの遊技部品の突出寸法が大きくなるよう構成された遊技機構成物の上端部または下端部を、当該端部の延在方向に案内するよう形成され、
    前記遊技機構成物の移動方向に直交する方向に離間して前記収納口が位置するよう前記ガイド部が並列に設けられると共に、収納位置において遊技機構成物を裏面同士が対向する向きで収納し得るようガイド部が配置され、
    前記各ガイド部において遊技機構成物の表面が向く方向に前記操作部が突出するよう構成された請求項1または2記載の遊技機構成物の収納装置。
  5. 前記規制部材の側方には、前記取出し許容位置に変位させた状態で前記作動面より上方へ延出する誘導部が設けられ、該誘導部に沿って前記遊技機構成物が誘導される請求項1〜4の何れか一項に記載の遊技機構成物の収納装置。
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