JP4536447B2 - 移動式免震書架 - Google Patents

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Description

本発明はレールに沿って移動することが出来る書架であって、ある大きさの地震が発生した際にはロック装置が解除され、転倒することのない移動式免震書架に関するものである。
一口に書架と言ってもその形態は色々あるが、本発明が対象とする書架はレールに沿って出し入れ可能な移動式書架である。書庫には多数の書架が配列して必要に応じて出し入れ出来る構造と成っているが、各書架には書籍が満載されていて、その重量は極めて大きい。従って、人が押圧したり、引っ張ったりしても簡単に移動できるものではない。
そして書架は多くの書籍を満載する関係上その高さは高く、その為に地震が発生した際には移動したり、時には転倒すると言った事態が発生する。その為に、地震に際して書架と床面とが相対動するように、コロやキャスターを使用した免震装置を設けた書架も存在する(特開平11−243633号)。
特開2001−186941号に係る「書架等のラックの移動装置」は、地震でズレ動いた書架を元の位置へ戻す為の装置であり、移動装置で書架を持ち上げて移動させる。移動装置は、本体と書架の脚が載る受け部材を支持する爪片と、車輪を着脱自在とする車軸と、本体を昇降させるジャッキボルト又はテコ部材とから成っている。
特開平9−47328号に係る「書棚収納物の転倒防止システム」は、書棚などに収納した収納物を常に整然と収納すると共に、地震時や書棚移動時でも収納物が書棚等から転倒落下する危険性のないシステムであり、書棚等に左右方向に且つ着脱自在に設置される係止棒と、該係止棒に係脱自在に且つ左右方向に摺動自在に係合する鉤状部を有し、バインダー類に貼着される係止片とから構成されている。係止棒と鉤状部との係合が、バインダー類の左右方向への横倒れ及び前後方向への移動を拘束する。従って、バインダー類は書棚等に常に整然と収納去れ、地震時や書棚等の移動時でも書棚等から転倒落下することはない。
このように、地震対策が施された書架は色々知られているが、ある大きさの揺れに対しては安定して静止するが、大きな地震で揺れが所定の大きさを越えたならばロック装置が解除されると共に、書架が転倒しないように免震機能が働く装置は知られていない。
特開2001−186941号に係る「書架等のラックの移動装置」 特開平9−47328号に係る「書棚収納物の転倒防止システム」
このように、従来の免震機能を備えた書架には上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこの問題点であって、大きな地震で床が揺れた際にはロック装置が解除されることで転倒しないように免震機能が働くようにした移動式免震書架を提供する。
本発明の書架はその底に車輪を有し、床面に敷設したレールに沿って移動することが出来る。車輪は書架に取付けてハンドルを回転することで回るように該ハンドル軸と連動している。ここで、連動手段の具体的な構造は限定しないことにする。そして、所定の位置にて静止し、動かないようにロック装置が備わっている。
ハンドル軸にはスプロケットが取着され、このスプロケット歯の間に形成される歯溝にはローラが嵌入し、該ローラは歯溝から外れないように拘束されている。すなわち、ローラがスプロケット溝に嵌合することでスプロケットの回転は阻止され、該スプロケットと同軸を成しているハンドル回転がロックされることで、底部に設けている車輪がロックされて移動することなく静止する。ここで、スプロケットはハンドル軸に設ける必要はなく、ハンドル軸と連動する軸に設ければよい。
ところで、地震が発生する場合、この揺れが小さい時にはスプロケットに嵌入しているローラは外れない。勿論、完全にロックされていない為に外れる手前まではスプロケットの回転は許容され、免震効果は得られる。しかも、揺れが大きくなればスプロケットからローラが外れ、書架は床の揺れから切り離され、転倒することはない。
本発明に係る書架は底部に車輪が備わっていて、ハンドルを回すことで車輪が回転して移動することが出来るように構成されている為に、書架の出し入れは便利であり、しかも簡単に出来る。そして、ロック装置が備わっている為に、所定の位置で動かないように静止することが出来る。しかし、このロック装置は車輪を完全固定する機構ではなく、地震の揺れに際してこの揺れをある程度吸収する免震効果を発揮する為に、該書架が地震の揺れにて転倒することはない。
図1は本発明に係る移動式免震書架の外観を示す実施例である。書架は同図に示すように、底部1から各コーナー及び適当な位置には支柱2,2・・が垂直に起立し、支柱上端には天板3が設けられ、そして該支柱2,2・・には複数の棚板4,4・・が一定間隔をおいて水平に取付けられている。そして、床面には2本のレール5,5が平行に敷設され、書架はこのレール5,5に沿って移動することが出来る。
上記書架の底部1の底面には車輪が取付けられ、該車輪はレール5,5に沿って転動することで、書架はレールに沿って移動して出し入れすることが可能と成る。書架の正面にはフロントパネル6が取付けられ、フロントパネル6に備わっているハンドル7を回転することで該書架が移動するように構成している。書架の正面には連結盤8が設けられ、該連結盤8は上記ハンドル7と連結して回転することが出来る。
図2はハンドルの回転操作にて書架が移動する駆動機構を表しているが、上記連結盤8と同軸を成してスプロケット9が設けられ、底部1にも別のスプロケット10を有している。そして、両スプロケット9,10にはチェーン11が巻き掛けられ、該チェーン11が弛まないようにテンション用スプロケット12が取付けられている。
底部1に設けている上記スプロケット10の軸13の他端には別のスプロケット14が取付けられ、軸15に設けているスプロケット16とチェーン17を介して連結している。そして該軸15の両端部には車輪18,18が取着され、軸15と対向して設けている別の軸にも車輪18,18が設けられている。従って、4個の車輪18,18・・が底部に取付けられて、書架は車輪18,18・・の回転にて移動することが出来る。
図3は車輪駆動機構の詳細図であり、ハンドル7が回転するならば連結盤8を介してスプロケット9が回り、そして巻き掛けられているチェーン11を介してスプロケット10が回転する。また、該スプロケット10と車輪軸15に取付けられているスプロケット16にはチェーン17が巻き掛けられている為に、ハンドル7の回転は車輪18,18・・を回転することになり、書架はレール5,5に沿って移動する。
図4は書架に取付けられるロック装置を表している。書架にはロック装置が備わっていて、所定の位置で静止することが出来、しかし地震が発生して床面が揺れた際にはこの揺れを吸収する免震効果も発揮する。スプロケット9と同心を成した別のスプロケット19が設けられ、このスプロケット19の歯溝20,20にはローラ21,21が嵌合している。
このローラ21,21が歯溝20,20に嵌合することで該スプロケット19の回転は阻止される。このローラ21,21はロックプレート22の下端に取着され、該ロックプレート22は両ガイド23,23に沿って昇降動可能に取付けられている。そして、中間部位にはボール24,24を有し、両ボール24,24間にはコイルスプリング25が介在して該ボール24,24を外方向へ押出すバネ力を付勢している。
ガイド23,23には凹溝26,26が形成されて、ボール24,24の一部は凹溝26,26に嵌合している。ロックプレート22の上端部には持ち手28が取付けられて手前側へ延び、この持ち手28を握ってロックプレート22を昇降動することが出来る。ロックを解除する際には持ち手28を握って持ち上げるならば、ボール24,24はガイド23,23に形成している凹溝27,27に嵌合することが出来、ロックプレート22は落下しないで保持される。
従って、書架を移動する際にはロックプレート22を持ち上げて、ロック解除状態でハンドル7を回転する。そして、所定の位置にてロックプレート22を降下してロックする。すなわち、ロックプレート下端のローラ21,21をスプロケット19の歯溝20,20に嵌合する。
図5はスプロケット19の歯溝20,20にローラ21,21が嵌合している場合を示している。ここで、ローラ21,21間距離Lはスプロケット19の歯溝20,20間ピッチPより僅かに大きくて、L>Pの関係にある。従って、各ローラ21,21は外側の歯側面29,29に接し、又は近接状態にあり、両ローラ21,21は該歯側面29,29に当ってスプロケット19の回転を防止することが出来る。
ところで、地震が発生して床が揺れた場合、車輪18,18・・は回転するが、この回転はスプロケット16、チェーン17、スプロケット14、軸13、スプロケット10、チェーン11を介して、該スプロケット19を回転させる。スプロケット19が何れの方向へ回転しても歯側面29にてローラ21,21を押上げることになる。
揺れが小さい場合であれば、ローラ21,21の押上げ量も小さくて、ロックプレート22に取付けているボール24,24がガイド23,23に形成した凹溝26,26から外れることはない。しかし、ボール24,24が凹溝26,26から外れようとしてロックプレート22が押上げられる為に、書架の揺れは吸収されて免震効果を発揮することが出来る。
一方、大きな地震が発生した際には床面の揺れも大きく成って、スプロケット19の回転によってローラ21,21は押上げられ、ロックプレート22のボール24,24は凹溝26,26から外れてしまう。従って、床面の揺れに伴って車輪18,18・・が回転するだけで、書架が大きく揺れることなく静止することが可能と成る。
実施例ではロックプレートの両側にバネ力を付勢したボール24,24を備えているが、該ボールに限るものではない。すなわち、スプロケット19の回転によって歯溝20,20に嵌っているローラ21,21が何ら抵抗なく簡単に押上げられないように拘束する手段であればよい。
書架の外観図。 書架を移動するための駆動機構。 駆動機構の詳細図。 書架の免震機能付きロック装置。 スプロケットの歯溝に嵌合したローラ。
符号の説明
1 底部
2 支柱
3 天板
4 棚板
5 レール
6 フロントパネル
7 ハンドル
8 連結盤
9 スプロケット
10 スプロケット
11 チェーン
12 テンション用スプロケット
13 軸
14 スプロケット
15 軸
16 スプロケット
17 チェーン
18 車輪
19 スプロケット
20 歯溝
21 ローラ
22 ロックプレート
23 ガイド
24 ボール
25 コイルスプリング
26 凹溝
27 凹溝
28 持ち手
29 歯側面






















Claims (2)

  1. 床面に敷設したレールに沿って出し入れ可能な書架において、底部にはレールに載って転動する車輪を備え、正面にはハンドルを取付け、該ハンドルの回転と上記車輪を連動した駆動機構を有し、そしてハンドルと連動して回転するスプロケットを取付け、該スプロケットの歯溝には昇降動するロックプレートの下端に取付けたローラを嵌合し、上記ロックプレートには外方向へ押出されるバネ力が付勢されたボールを両側に取付け、該ボールの一部はロックプレートのガイドに形成した凹溝に嵌合したことを特徴とする移動式免震書架。
  2. 上記ハンドル軸にはスプロケットを取着して底部に設けたスプロケットとの間にチェーンを巻き掛けし、底部のスプロケットと車輪軸に設けたスプロケットとの間にはチェーンを巻き掛け、そして上記ハンドル軸には別のスプロケットを取着してロックプレート下端に設けたローラを歯溝に嵌合した請求項1記載の移動式免震書架。
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