JP5660407B2 - バルブタイミング調整装置 - Google Patents

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Description

本発明は、バルブタイミング調整装置に関する。
エンジンの駆動軸と従動軸との回転位相を変化させることにより、従動軸が駆動するバルブの開閉タイミングを調整するバルブタイミング調整装置が知られている。例えば特許文献1に開示されたバルブタイミング調整装置は、ハウジング内の進角室および遅角室の作動油の圧力を変化させ、ベーンロータをハウジングに対し相対回転させることにより開閉タイミングを変更する。ハウジングに対するベーンロータの相対回転は、ベーンロータのベーン部がハウジングの仕切り部に当接することによって制限される。
特開2003−120231号公報
特許文献1に開示されたバルブタイミング調整装置では、例えばエンジンの始動直後など各油圧室の油圧が比較的低いとき、カムシャフトからベーンロータに伝わる変動トルクに起因してベーンロータがばたつくと、ベーンロータのベーン部がハウジングの仕切り部に激しく衝突することがある。このとき発生する衝撃力によりベーンロータおよびハウジングが破損する可能性がある。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ベーンロータおよびハウジングが破損することを抑制可能なバルブタイミング調整装置を提供することである。
本発明によるバルブタイミング調整装置は、ベーンロータのボス部からハウジングまで軸方向へ突き出すストッパピンを備えている。ストッパピンは、ハウジングの第1ストッパ面に当接することによってハウジングに対するベーンロータの相対回転位置を最進角位置で規制し、またハウジングの第2ストッパ面に当接することによってハウジングに対するベーンロータの相対回転位置を最遅角位置で規制する。
ベーンロータのボス部は、軸方向へ積層された複数の金属板を含む。複数の金属板のうち少なくとも一部の金属板は、ストッパピンが挿入されている孔、および、当該孔の内壁からストッパピンに向かって突き出して当該ストッパピンを保持している爪を有する。
このように構成されたバルブタイミング調整装置では、ストッパピンが各ストッパ面に衝突するとき生じる衝撃力は、金属板の爪がたわむことによって緩和される。つまり、爪は衝撃吸収手段として機能する。本発明によれば、ベーンロータおよびハウジングに作用する衝撃力を低減することができ、当該衝撃力によるベーンロータおよびハウジングの破損を抑制可能である。
本発明の第1実施形態によるバルブタイミング調整装置の横断面図である。 図1のバルブタイミング調整装置が適用されたバルブタイミング調整システムの概略構成を説明する図である。 図1のバルブタイミング調整装置のIII−III線断面図である。 図3のバルブタイミング調整装置を矢印IV方向から見た図である。 図3のバルブタイミング調整装置を矢印V方向から見た図である。 図1のストッパピンおよびその周辺を拡大して示す図である。 図6のVII−VII線断面図である。 本発明の第2実施形態によるバルブタイミング調整装置のうち、ストッパピンを通る周方向の断面を示す図であって、第1実施形態における図7に対応する図である。 本発明の第3実施形態によるバルブタイミング調整装置のうち、ストッパピンを通る周方向の断面を示す図であって、第1実施形態における図7に対応する図である。 本発明の第4実施形態によるバルブタイミング調整装置のうち、ストッパピンおよびその周辺を拡大して示す横断面図であって、第1実施形態における図6に対応する図である。 本発明の第5実施形態によるバルブタイミング調整装置のうち、ストッパピンおよびその周辺を拡大して示す横断面図であって、第1実施形態における図6に対応する図である。 本発明の第6実施形態によるバルブタイミング調整装置のうち、ストッパピンおよびその周辺を拡大して示す横断面図であって、第1実施形態における図6に対応する図である。 本発明の第7実施形態によるバルブタイミング調整装置のうち、ストッパピンおよびその周辺を拡大して示す横断面図であって、第1実施形態における図6に対応する図である。 本発明の第8実施形態によるバルブタイミング調整装置のうち、ストッパピンおよびその周辺を拡大して示す横断面図であって、第1実施形態における図6に対応する図である。 本発明の第9実施形態によるバルブタイミング調整装置のうち、ストッパピンおよびその周辺を拡大して示す横断面図であって、第1実施形態における図6に対応する図である。 本発明の第10実施形態によるバルブタイミング調整装置の縦断面図であって、第1実施形態における図3に対応する図である。 本発明の第11実施形態によるバルブタイミング調整装置のうち、ストッパピンを通る周方向の断面を示す図であって、第1実施形態における図7に対応する図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づき説明する。実施形態同士で実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態によるバルブタイミング調整装置を図1に示す。バルブタイミング調整装置10は、図2に示すエンジン90の吸気バルブ91の開閉タイミングを調整するためのものである。図2に示すように、エンジン90の駆動軸であるクランクシャフト93の回転は、スプロケット11、94、95に巻き掛けられているチェーン96を介してカムシャフト97、98に伝達される。カムシャフト97は吸気バルブ91を開閉駆動する従動軸であり、カムシャフト98は排気バルブ92を開閉駆動する従動軸である。
バルブタイミング調整装置10は、クランクシャフト93と一体に回転するスプロケット11に対しカムシャフト97を回転方向へ相対回転させることにより、吸気バルブ91の開閉タイミングを早くする。このように吸気バルブ91の開閉タイミングが早くなるようにカムシャフト97を相対回転させることを「進角させる」という。
また、バルブタイミング調整装置10は、スプロケット11に対しカムシャフト97を回転方向とは反対方向へ相対回転させることにより、吸気バルブ91の開閉タイミングを遅くする。このように吸気バルブ91の開閉タイミングが遅くなるようにカムシャフト97を相対回転させることを「遅角させる」という。
先ず、バルブタイミング調整装置10の概略構成を説明する。図1および図3に示すように、バルブタイミング調整装置10は、スプロケット11、カップ20、ベーンロータ30およびロックピン35を備えている。
カップ20は、カムシャフトと同軸上に設けられる筒部21、筒部21の一端部に位置する底部22、および、筒部21の内部を複数の圧力室に仕切るように当該筒部21から径方向内側に延びている複数の仕切り部23を有している。
スプロケット11は、カップ20の筒部21に対して底部22とは反対側に設けられ、ボルト26によりカップ20に固定されており、カムシャフトが挿通可能な通孔13を有している。スプロケット11およびカップ20は、クランクシャフトと一体に回転可能であり、特許請求の範囲に記載の「ハウジング」を構成している。
ベーンロータ30は、カップ20の各仕切り部23に対して径方向内側に設けられている筒状のボス部31、および、カップ20とボス部31とが区画形成する圧力室を進角室24と遅角室25とに仕切るようにボス部31から径方向外側に延びている複数のベーン部32を有している。ボス部31は、例えばボルト等によりカムシャフトに固定され、当該カムシャフトと一体に回転可能である。
ベーンロータ30は、進角室24に連通する図示しない進角油路、および、遅角室25に連通する図示しない遅角油路を有している。進角室24および遅角室25には、外部の油供給源から上記進角油路および遅角油路を経由して作動油が供給される。ベーンロータ30は、進角室24および遅角室25の作動油の圧力に応じてハウジング20に対し進角側または遅角側に相対回転する。
ロックピン35は、ベーンロータ30の所定のベーン部32が有する摺動孔33により軸方向へ移動可能に支持されている。ロックピン35は、カップ20の底部22に抜き差し可能であり、底部22に差し込まれるとカップ20に対するベーンロータ30の相対回転をロックする。
以上のように構成されたバルブタイミング調整装置10では、回転位相が目標値よりも遅角側である場合、作動油が進角室24に供給されるとともに、遅角室25の作動油が外部に排出される。これにより、ベーンロータ30は、ハウジング20に対し進角側に相対回転する。
また、回転位相が目標値よりも進角側である場合、作動油が遅角室25に供給されるとともに、進角室24の作動油が外部に排出される。これにより、ベーンロータ30は、ハウジング20に対し遅角側に相対回転する。
また、回転位相が目標値と一致する場合、進角室24および遅角室25が閉じられ、回転位相が保持される。
次に、バルブタイミング調整装置10の特徴構成を説明する。図1および図3に示すように、ベーンロータ30は、材質が異なる複数のロータ構成部材から構成されている。上記ロータ構成部材とは、軸方向へ積層された複数の金属板40、および、各金属板40の径方向外側を覆っている樹脂部材41のことである。複数の金属板40は、ベーンロータ30のボス部31の中心部分を構成している。樹脂部材41は、ベーンロータ30のボス部31の外周部分、および、ベーンロータ30のベーン部32を構成している。
ベーンロータ30のボス部31には、ストッパピン42が設けられている。ストッパピン42は、ベーンロータ30のボス部31を軸方向へ貫通し、一端部がスプロケット11側に突き出し、他端部がカップ20の底部22側に突き出している。本実施形態では、ストッパピン42は1本である。図4および図5に示すように、ストッパピン42は、第1ストッパ面43、44に当接することによってカップ20に対するベーンロータ30の相対回転位置を最進角位置で規制し、第2ストッパ面45、46に当接することによってカップ20に対するベーンロータ30の相対回転位置を最遅角位置で規制する。
図4に示すように、第1ストッパ面43および第2ストッパ面45は、ベーンロータ30の回転軸心55と同心の仮想円47に沿って延びるようにスプロケット11に形成された円弧溝48の周方向の端面である。第1ストッパ面43は、円弧溝48の進角側の端面であり、第2ストッパ面45は、円弧溝48の遅角側の端面である。第1ストッパ面43および第2ストッパ面45は、ストッパピン42の一端部と周方向に当接可能な凹曲面である。
図5に示すように、第1ストッパ面44および第2ストッパ面46は、ベーンロータ30の回転軸心55と同心の仮想円47に沿って延びるようにカップ20の底部22に形成された円弧溝49の周方向の端面である。第1ストッパ面44は、円弧溝49の進角側の端面であり、第2ストッパ面46は、円弧溝49の遅角側の端面である。第1ストッパ面44および第2ストッパ面46は、ストッパピン42の他端部と周方向に当接可能な凹曲面である。
ストッパピン41、スプロケット11およびカップ20は、金属製であり、例えば焼き入れ等の熱処理が施されることにより硬度が増大させられている。また、ストッパピン41の外面および円弧溝48、49の内面は、表面処理が施されることにより耐摩耗性が向上させられている。ストッパピン42および円弧溝48、49は、ベーンロータ30がスプロケット11およびカップ20に対して相対回転するときベーンロータ30を支持する軸受手段として機能する。
図6および図7に示すように、金属板40は、ストッパピン42が挿入されている孔50、および、孔50の内壁からストッパピン42に向かって突き出して当該ストッパピン42を保持している爪51、52を有している。金属板40は、特許請求の範囲に記載の「第1金属板」に相当する。本実施形態では、積層体を構成する全ての金属板40が爪51、52を有している。
ベーンロータ30の回転軸心55とストッパピン42の軸心53とを通る仮想的な直線を仮想直線54とすると、爪51は、仮想直線54に対して遅角側に位置しており、特許請求の範囲に記載の「遅角側爪」に相当する。一方、爪52は、仮想直線54に対して進角側に位置しており、特許請求の範囲に記載の「進角側爪」に相当する。
爪51と爪52とは、仮想直線54に対して非対称に形成されている。具体的には、爪51は、ベーンロータ30と同心であり且つストッパピン42の軸心53を通る仮想的な円である仮想円47上に設けられており、爪52は、仮想円47を挟んだ両側に一つずつ設けられている。仮想円47は、特許請求の範囲に記載の「仮想円」に相当する。各爪51、52は、周方向で等間隔に設けられている。ストッパピン42は、周方向の3箇所が爪51、52に保持されている。
ここで、例えばエンジンの始動直後など各油圧室の油圧が比較的低いとき、カムシャフトからベーンロータ30に伝わる変動トルクに起因してベーンロータ30がばたつくと、ストッパピン42と第2ストッパ面45、46とが激しく衝突することがある。このとき、爪51は、軸方向へたわみ、上記衝突時に生じる衝撃力を緩和する。そして爪52は、爪51がたわむことによって移動するストッパピン42に追従し、ストッパピン42の保持状態を維持する。
以上説明したように、第1実施形態によるバルブタイミング調整装置10は、ベーンロータ30のボス部31から軸方向へ突き出すストッパピン42を備えている。ストッパピン42は、スプロケット11の第1ストッパ面43およびカップ20の底部22の第1ストッパ面44に当接することによってベーンロータ30の相対回転位置を最進角位置で規制し、またスプロケット11の第2ストッパ面45およびカップ20の底部22の第2ストッパ面46に当接することによってベーンロータ30の相対回転位置を最遅角位置で規制する。
そしてベーンロータ30のボス部31は、軸方向へ積層された複数の金属板40を含む。金属板40は、ストッパピン42が挿入されている孔50、および、孔50の内壁からストッパピン42に向かって突き出して当該ストッパピン42を保持している爪51、52を有している。
このように構成されたバルブタイミング調整装置10では、ストッパピン42が各ストッパ面43、44、45、46に衝突するとき生じる衝撃力は、金属板40の爪51、52がたわむことによって緩和される。つまり、爪51、52は衝撃吸収手段として機能する。本実施形態によれば、ベーンロータ30、スプロケット11およびカップ20に作用する衝撃力を低減することができ、当該衝撃力によるベーンロータ30、スプロケット11およびカップ20の破損を抑制可能である。
また、遅角側にある爪51と進角側にある爪52とは、仮想直線54に対して非対称に形成されている。
したがって、ストッパピン42からベーンロータ30に作用する周方向の力が遅角側と進角側とで異なる場合、遅角側の力に応じて爪51を設計することができ、また進角側の力に応じて爪52を設計することができる。
また、爪51は仮想円47上に設けられている。
したがって、爪51は、ストッパピン42からベーンロータ30へ作用する遅角側の力を当該力の作用線上で受けることができる。
また、爪52は、仮想円47を挟んだ両側に一つずつ設けられている。
したがって、爪52は、爪51がたわむことによって移動するストッパピン42に追従しやすくなる。そのため、ストッパピン42が移動する場合であっても、爪52によるストッパピン42の保持状態が維持される。
また、積層体を構成する全ての金属板40が爪51、52を有している。
したがって、積層体を構成する複数の金属版のうち一部の金属板に爪が設けられる形態と比べると、爪51、52がストッパピン42から受ける力の許容値を高く設定することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態によるバルブタイミング調整装置を図8に基づき説明する。
第2実施形態では、ベーンロータ60のボス部61の中心部分は、複数の金属板40と複数の金属板62とから構成されている。金属板40は孔および爪51、52を有するのに対し、金属板62は孔50だけと有する。金属板62は、特許請求の範囲に記載の「第2金属板」に相当する。金属板62は、ベーンロータ60のボス部61のうち軸方向の中央部に設けられ、金属板40は、ベーンロータ60のボス部61のうち軸方向の一端部および他端部に設けられている。
第2実施形態では、第1実施形態と比べて、ストッパピン42からベーンロータ60に作用する力を受ける爪51、52が少ない。このように爪51、52の数を調節することによって、爪51、52による衝撃力の吸収度合いをエンジンの仕様に応じて容易に変更することができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態によるバルブタイミング調整装置を図9に基づき説明する。
第3実施形態では、ベーンロータ70のボス部71の中心部分は、複数の金属板40と複数の金属板62とから構成されている。金属板40および金属板62は軸方向へ交互に積層されている。
第3実施形態では、第1実施形態と比べて、ストッパピン42からベーンロータ60に作用する力を受ける爪51、52が少ない。このように爪51、52の数を調節することによって、爪51、52による衝撃力の吸収度合いをエンジンの仕様に応じて容易に変更することができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態によるバルブタイミング調整装置を図10に基づき説明する。
第4実施形態では、金属板80は、爪51、81、82を有している。金属板80は、特許請求の範囲に記載の「第1金属板」に相当する。
爪81は、仮想直線54に対して進角側に位置する「進角側爪」であり、仮想円47上に設けられている。爪51と爪81とは、仮想直線54に対して対称に形成されている。爪82は、仮想直線54上に2つ設けられている。ストッパピン42は、周方向の4箇所が爪51、81、82に保持されている。
第4実施形態では、爪81は、ストッパピン42からベーンロータ30へ作用する進角側の力を当該力の作用線上で受けることができる。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態によるバルブタイミング調整装置を図11に基づき説明する。
第5実施形態では、金属板90は、孔91および爪51、81を有している。金属板90は、特許請求の範囲に記載の「第1金属板」に相当する。
孔91は、仮想円47に沿う方向が比較的長い楕円形であり、内壁面のうち仮想直線54に一致する2箇所でストッパピン42を支持している。ストッパピン42は、周方向の2箇所が爪51、81により保持されている。
第5実施形態によれば、第4実施形態と比べて爪82が無いため、金属板90の形状を簡素化することができる。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態によるバルブタイミング調整装置を図12に基づき説明する。
第6実施形態では、金属板100は、孔101および爪51を有している。金属板100は、特許請求の範囲に記載の「第1金属板」に相当する。
孔101は、仮想円47に沿う方向が比較的長い楕円形であり、内壁面のうち仮想直線54よりも進角側の部分でストッパピン42を支持している。ストッパピン42は、周方向の1箇所が爪51により保持されている。
第6実施形態によれば、第4実施形態と比べて爪81、82が無いため、金属板100の形状を簡素化することができる。
(第7実施形態)
本発明の第7実施形態によるバルブタイミング調整装置を図13に基づき説明する。
第7実施形態では、金属板110は、爪111、112を有している。金属板110は、特許請求の範囲に記載の「第1金属板」に相当する。
爪111は、仮想直線54に対し遅角側に位置する「遅角側爪」であり、仮想円47を挟んだ両側に一つずつ設けられている。また、爪112は、仮想直線54に対し進角側に位置する「進角側爪」であり、仮想円47を挟んだ両側に一つずつ設けられている。
第7実施形態では、爪111は、ストッパピン42からベーンロータ30へ作用する遅角側の力を当該力の作用線から外れた位置で受けるため、比較的たわみやすくなる。このように爪111の位置を調節することによって、爪111による衝撃力の吸収度合いをエンジンの仕様に応じて容易に変更することができる。
(第8実施形態)
本発明の第8実施形態によるバルブタイミング調整装置を図14に基づき説明する。
第8実施形態では、金属板40の孔50内に弾性部材120が封入されている。
したがって、ストッパピン42からベーンロータ30へ作用する力を弾性部材120で受けることができる。このように弾性部材120を設けることによって、衝撃力の吸収度合いをエンジンの仕様に応じて容易に変更することができる。
(第9実施形態)
本発明の第9実施形態によるバルブタイミング調整装置を図15に基づき説明する。
第9実施形態では、金属板130の各爪51、52は、接続部131によって先端部が互いに接続されている。各接続部131は、ストッパピン42の外周面に沿って円弧状に延びており、爪51、52の先端部と共に、ストッパピン42の外周面に密着する円形の内壁面を形成している。
第9実施形態によれば、組み付け時にストッパピン42の位置決めを容易に行うことができる。
(第10実施形態)
本発明の第10実施形態によるバルブタイミング調整装置を図16に基づき説明する。
第10実施形態では、ストッパピン140は、スプロケット11側の一端部だけがベーンロータ30のボス部31から突き出している。つまり、ストッパピン140は、カップ20の底部22側の他端部がベーンロータ30のボス部31から突き出していない。ストッパピン140の一端部は、スプロケット11が有する第1ストッパ面43および第2ストッパ面45に当接可能である。
金属板40は、第1実施形態と同様に、ストッパピン140が各ストッパ面43、45に当接するとき、ストッパピン140を支持する図示しない爪がたわむことによって、ストッパピン140からベーンロータ30に伝わる衝撃力が緩和される。そのため、上記衝撃力による金属板40の破損を抑制可能である。
(第11実施形態)
本発明の第11実施形態によるバルブタイミング調整装置を図17に基づき説明する。
第11実施形態では、ストッパピン140の一端部、すなわちストッパピン140のうちベーンロータ150外に突き出している部分を突出部分152とすると、ベーンロータ150のボス部151を構成する複数の金属板40、153のうち突出部分152から比較的遠い金属板153は、突出部分152に比較的近い金属板40よりもヤング率が低い材料から構成されている。本実施形態では、例えば金属板40は鋼から構成され、金属板153はアルミニウム合金から構成されている。
ストッパピン140が第2ストッパ面に当接するとき、金属板153に作用する力は、金属板40に作用する力よりも小さい。そのため、全ての金属板の材料が同じ場合、突出部分152に近い位置と遠い位置とで金属板の爪のたわみ量が大きく異なってしまう。
これに対し、第11実施形態では、突出部分152から遠い金属板153の材料のヤング率は、突出部分152に近い金属板40の材料のヤング率よりも低い。そのため、各金属板40、153の爪51のたわみ量のばらつきを低減することができる。
(他の実施形態)
本発明の他の実施形態では、ベーンロータは、樹脂部材を有さず、複数の金属板のみから構成されてもよい。
本発明の他の実施形態では、金属板の爪は、5つ以上設けられてもよい。
本発明の他の実施形態では、金属板の爪が複数設けられる場合、各爪はストッパピンの軸心まわりに等角度間隔に配置されていなくてもよい。
本発明の他の実施形態では、ストッパピンは2本以上設けられてもよい。ストッパピンが複数設けられる場合、各ストッパピンは、周方向に等角度間隔で設けてもよいし、周方向に等角度間隔で設けられなくてもよい。
本発明の他の実施形態では、ストッパピンは、ベーンロータの軸方向の一端側と他端側とに1本ずつ設けられてもよい。
本発明の他の実施形態では、ストッパピンは、カップの底部側の端部だけがベーンロータのボス部から突き出すように構成してもよい。
本発明の他の実施形態では、ストッパピンとストッパ面との当接面は、凸曲面と凹曲面とから構成されなくてもよい。例えば、平面と平面とから構成されてもよい。
本発明の他の実施形態では、ストッパ面は、円弧溝の周方向の端面でなくてもよく、例えば凹部の内壁面または凸部の外壁面であってもよい。
本発明の他の実施形態では、ストッパピン、スプロケットおよびカップの一部または全部は、金属以外の材料、例えば樹脂などから構成されてもよい。
本発明の他の実施形態では、ストッパピンと円弧溝の内壁とには、表面処理が施されなくてもよい。
本発明の他の実施形態では、ストッパピン、スプロケットおよびカップの一部または全部は、熱処理が施されなくてもよい。
本発明の他の実施形態では、ベーンロータの軸受手段は、ストッパピンおよび円弧溝以外から構成されてもよい。
本発明の他の実施形態では、ベーンロータのベーン部の数は、4つ以上であってもよい。
本発明の他の実施形態では、バルブタイミング調整装置は、エンジンの排気バルブの開閉タイミングを調整するためのものであってもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
11・・・スプロケット(ハウジング)
20・・・カップ(ハウジング)
30、60、70、150・・・ベーンロータ
31、61、71、151・・・ボス部
32・・・ベーン部
43、44・・・第1ストッパ面
45、46・・・第2ストッパ面
42、140・・・ストッパピン
40、62、80、90、100、110、130、153・・・金属板
50、91、101・・・孔
51、52、81、82、111、112・・・爪

Claims (10)

  1. エンジン(90)の駆動軸(93)と従動軸(97)との回転位相を変化させることにより、前記従動軸が駆動するバルブ(91)の開閉タイミングを調整するバルブタイミング調整装置(10)であって、
    前記駆動軸および前記従動軸の一方と一体に回転可能なハウジング(11、20)と、
    前記ハウジング内で前記駆動軸および前記従動軸の他方と一体に回転可能なボス部(31、61、71、151)、および、前記ハウジングと前記ボス部とが区画形成する空間を進角室(24)と遅角室(25)とに仕切るベーン部(32)を有し、前記進角室および前記遅角室の作動油の圧力に応じて前記ハウジングに対し進角側または遅角側に相対回転するベーンロータ(30、60、70、150)と、
    前記ベーンロータの前記ボス部から前記ハウジングまで軸方向へ突き出し、前記ハウジングに形成された第1ストッパ面(43、44)に当接することによって前記ハウジングに対する前記ベーンロータの相対回転位置を最進角位置で規制し、前記ハウジングに形成された第2ストッパ面(45、46)に当接することによって前記ハウジングに対する前記ベーンロータの相対回転位置を最遅角位置で規制するストッパピン(42、140)と、
    を備え、
    前記ベーンロータの前記ボス部は、軸方向へ積層された複数の金属板(40、62、80、90、100、110、130、153)を含み、
    複数の前記金属板のうち少なくとも一部の金属板(40、80、90、100、110、130、153)は、前記ストッパピンが挿入されている孔(50、91、101)、および、前記孔の内壁から前記ストッパピンに向かって突き出して当該ストッパピンを保持している爪(51、52、81、82、111、112)を有することを特徴とするバルブタイミング調整装置。
  2. 前記金属板は、前記孔および前記爪の両方を有する第1金属板(40、80、90、100、110、130、153)と、前記孔だけを有する第2金属板(62)とに分けられることを特徴とする請求項1に記載のバルブタイミング調整装置。
  3. 前記第2金属板は、前記ベーンロータの前記ボス部のうち軸方向の中央部に設けられ、
    前記第1金属板は、前記ベーンロータの前記ボス部のうち軸方向の一端部および他端部に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のバルブタイミング調整装置。
  4. 前記第1金属板および前記第2金属板は軸方向へ交互に積層されていることを特徴とする請求項2に記載のバルブタイミング調整装置。
  5. 前記第1金属板は複数の前記爪を有し、
    前記ベーンロータの回転軸心(55)と前記ストッパピンの軸心(53)とを通る仮想的な直線を仮想直線(54)とし、
    前記仮想直線に対して進角側に位置する前記爪を進角側爪(52、81、112)とし、
    前記仮想直線に対して遅角側に位置する前記爪を遅角側爪(51、82、111)とすると、
    前記進角側爪と前記遅角側爪とは、前記仮想直線に対して非対称に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
  6. 前記ベーンロータと同心であり且つ前記ストッパピンの軸心を通る仮想的な円を仮想円(47)とすると、
    前記遅角側爪は前記仮想円上に設けられていることを特徴とする請求項5に記載のバルブタイミング調整装置。
  7. 前記進角側爪は、前記仮想円を挟んだ両側に一つずつ設けられていることを特徴とする請求項6に記載のバルブタイミング調整装置。
  8. 前記ストッパピン(140)のうち前記ベーンロータ外に突き出している部分を突出部分(152)とすると、
    複数の前記金属板のうち前記突出部分から比較的遠い金属板(153)は、前記突出部分に比較的近い金属板(40)よりもヤング率が低い材料から構成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
  9. 前記孔内に封入された弾性部材(120)をさらに備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
  10. 前記爪は複数設けられ、
    各前記爪の先端部は、接続部(131)によって互いに接続されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
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