JP2000161028A - バルブタイミング調整装置 - Google Patents

バルブタイミング調整装置

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JP2000161028A
JP2000161028A JP33602198A JP33602198A JP2000161028A JP 2000161028 A JP2000161028 A JP 2000161028A JP 33602198 A JP33602198 A JP 33602198A JP 33602198 A JP33602198 A JP 33602198A JP 2000161028 A JP2000161028 A JP 2000161028A
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JP
Japan
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vane
vane rotor
valve timing
boss
housing
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JP33602198A
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English (en)
Inventor
Michio Adachi
美智雄 安達
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベーンロータの強度ならびにベーン収容室の
気密性を確保するとともに重量を低減して軽量化を達成
するバルブタイミング調整装置を提供する。 【解決手段】 鉄系の材料からなるボス部15は、アル
ミニウム系の材料からなるベーンロータ14に埋設され
ているので、シューハウジング11とベーン14a、1
4b、14cとの最適クリアランス、ならびに扇状空間
部55の気密性を確保するとともに、重量を低減して軽
量化を達成することができる。さらに、ボス部15とベ
ーンロータ14とは一体的に回転し、ベーンロータ14
の制御性および耐久性を向上させることができる。さら
にまた、遅角側ストッパ部80および進角側ストッパ部
81は、突出部15bに設けられており、ボス部15と
繋がっているので、遅角側ストッパ部80あるいは進角
側ストッパ部81がシュー11aあるいは11bをたた
くことによる衝撃にベーンロータ14は耐えることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関(以下、
「内燃機関」をエンジンという)の吸気弁および排気弁
の少なくともいずれか一方の開閉タイミング(以下、
「開閉タイミング」をバルブタイミングという)を運転
条件に応じて変更するためのバルブタイミング調整装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、エンジンのクランクシャフト
と同期回転するチェーンスプロケット等の駆動力伝達手
段によりカムシャフトを駆動し、駆動力伝達手段とカム
シャフトとの相対回動による位相差により吸気弁および
排気弁の少なくともいずれか一方のバルブタイミングを
制御するベーン式のバルブタイミング調整装置が知られ
ている。
【0003】ベーン式のバルブタイミング調整装置は、
駆動力伝達手段とともに回転するハウジング内に、カム
シャフトとともに回転するベーンを収容している。そし
て、ハウジングに対するベーンの相対回転位相差を油圧
により調整することにより、カムシャフトと駆動力伝達
手段とを相対的に回動させ、エンジンの運転条件に応じ
て吸気弁および排気弁の少なくともいずれか一方のバル
ブタイミングを調整している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば特開
平10−141022号公報に開示されるバルブタイミ
ング調整装置においては、ハウジングおよびベーンロー
タを同一の材料で構成し、両者の線熱膨張係数を同等に
することにより、エンジンの低温から高温まで両者の必
要クリアランスを確保している。
【0005】しかしながら、ハウジングおよびベーンロ
ータを鉄系の材料で構成すると、バルブタイミング調整
装置の重量が増大し、さらに加工工数および加工コスト
が増大するという問題があった。また、ハウジングおよ
びベーンロータをアルミニウム系の材料で構成すると、
ベーンロータの強度が不足するという問題があった。特
にベーンロータのセンタ部は、以下の理由により強度が
必要である。
【0006】 ベーンロータをカムシャフトに固定す
るため、センタボルトを締付けることによって発生する
軸方向の力によりセンタ部が座屈する恐れがある。さら
に、カムシャフトの受け面に面取り加工が施されている
場合、カムシャフトとセンタ部との接触面積が比較的小
さくなり、センタ部が曲げ変形を起こす恐れがある。
【0007】 バルブタイミング調整装置の軸方向の
長さを短縮するため、センタボルトが突出しないように
センタ部の軸方向の厚みを比較的小さくする必要があ
る。さらに、油圧ポンプが空気を吸込んだ場合、ベーン
ロータのストッパ部が収容室の周方向端面をたたくこと
による衝撃を受けるため、センタ部とストッパ部とが上
記の衝撃に耐え得る強度で繋がっている必要がある。
【0008】本発明はこのような問題を解決するために
なされたものであり、ベーンロータの強度ならびにベー
ン部材収容室の気密性を確保するとともに、重量を低減
して軽量化を達成するバルブタイミング調整装置を提供
することを目的とする。
【0009】本発明の他の目的は、体格を小型にしてエ
ンジンに搭載するための搭載スペースを容易に確保する
ことが可能なバルブタイミング調整装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
バルブタイミング調整装置によると、ハウジング部材内
に形成された収容室に所定角度範囲に限ってハウジング
部材に対して相対回動可能に収容され、前記収容室内を
進角室と遅角室とに区画するベーン部材を有するベーン
ロータはボス部を埋設している。このため、ハウジング
部材およびベーン部材を線膨張係数が同等であり重量が
比較的小さい材料で構成し、ボス部を高強度材料で構成
することにより、収容室の内壁とベーン部材との最適ク
リアランスならびに収容室の気密性を確保するととも
に、重量を低減して軽量化を達成することができる。さ
らに、ボス部をベーンロータに埋設することにより、ボ
ス部とベーン部材とは一体的に回転し、ベーンロータの
制御性、強度および耐久性を向上させることができる。
さらにまた、ボス部の軸方向の厚みを比較的小さくする
ことにより、体格を小型にし、エンジンに搭載するため
の搭載スペースを容易に確保することができる。
【0011】本発明の請求項2記載のバルブタイミング
調整装置によると、ボス部は径方向に延びる突出部を有
しているので、この突出部をベーン部材に埋設すること
によりベーンロータの強度が向上する。したがって、ベ
ーンロータの制御性および耐久性をさらに向上させると
ともに、体格をさらに小型にしてエンジンに搭載するた
めの搭載スペースをさらに容易に確保することができ
る。
【0012】本発明の請求項3記載のバルブタイミング
調整装置によると、ボス部に設けられるストッパ部は、
収容室の周方向端面と当接することによりベーン部材が
ハウジング部材に対して相対回動する所定角度範囲を規
制している。したがって、油圧ポンプが空気を吸込んだ
場合であっても、ストッパ部が収容室の周方向端面をた
たくことによる衝撃にベーンロータは耐えることができ
る。
【0013】本発明の請求項4記載のバルブタイミング
調整装置によると、ボス部に拘束部材の保持部を設けて
いるため、駆動軸と従動軸との相対回動を拘束する場合
にボス部によって十分な強度を確保することができる。
【0014】本発明の請求項5記載のバルブタイミング
調整装置によると、ボス部は拘束手段の当接部あるいは
被当接部を収容する収容部を有しているので、ベーンロ
ータの強度がさらに向上する。したがって、ベーンロー
タの制御性および耐久性をさらに向上させるとともに、
体格をさらに小型にしてエンジンに搭載するための搭載
スペースをさらに容易に確保することができる。
【0015】本発明の請求項6記載のバルブタイミング
調整装置によると、ボス部は鉄系の材料からなり、ベー
ン部材はアルミニウム系の材料からなるので、アルミダ
イカスト成形によりベーンロータを容易に成形すること
ができる。さらに、ハウジング部材をアルミニウム系の
材料で形成することにより、ハウジング部材およびベー
ン部材の線膨張係数を同等にすることができる。さらに
また、鉄系の材料からなるボス部をベーンロータに埋設
することにより、ベーンロータの強度がさらに向上す
る。
【0016】本発明の請求項7記載のバルブタイミング
調整装置によると、ボス部は鉄系の材料からなり、ベー
ン部材は樹脂材料からなるので、樹脂モールド成形によ
りベーンロータを容易に成形することができる。さら
に、ハウジング部材をアルミニウム系の材料で形成し、
ベーン部材をアルミニウムに近似した線膨張係数を有す
る樹脂材料で形成することにより、ハウジング部材およ
びベーン部材の線膨張係数を同等にすることができる。
さらにまた、鉄系の材料からなるボス部をベーンロータ
に埋設することにより、ベーンロータの強度がさらに向
上する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
複数の実施例を図面に基づいて説明する。 (第1実施例)本発明の第1実施例によるエンジン用バ
ルブタイミング調整装置を図1〜図3に示す。第1実施
例のバルブタイミング調整装置100は、吸気弁のバル
ブタイミングを制御する油圧制御式のバルブタイミング
調整装置である。
【0018】図2に示すハウジング部材の一方の側壁で
あるチェーンスプロケット10は、図示しないタイミン
グチェーンにより図示しないエンジンの駆動軸としての
クランクシャフトと結合して駆動力を伝達され、クラン
クシャフトと同期して回転する。従動軸としてのカムシ
ャフト2は、チェーンスプロケット10から駆動力を伝
達され、図示しない吸気弁を開閉駆動する。カムシャフ
ト2は、チェーンスプロケット10に対し所定の位相差
をおいて回動可能である。チェーンスプロケット10お
よびカムシャフト2は図2のX方向からみて時計方向に
回転する。以下この回転方向を進角方向とする。チェー
ンスプロケット10およびシューハウジング11は駆動
側回転体としてハウジング部材を構成し、ボルト41に
より同軸上に固定されている。
【0019】シューハウジング11は周壁12とハウジ
ング部材の他方の側壁であるフロント部13とからなり
一体に形成されている。図3に示すように、シューハウ
ジング11は周方向にほぼ等間隔に台形状に形成された
シュー11a、11b、11cを有している。シュー1
1a、11b、11cの周方向の三箇所の間隙にはそれ
ぞれベーン部材としてのベーン14a、14b、14c
を収容する収容室としての扇状空間部55が形成されて
いる。シュー11a、11b、11cの内周面は断面円
弧状に形成されている。
【0020】ベーンロータ14は周方向にほぼ等間隔に
ベーン14a、14b、14cを有し、このベーン14
a、14b、14cがシュー11a、11b、11cの
周方向の間隙に形成されている扇状空間部55に回動可
能に収容されている。図3に示す遅角方向、進角方向を
表す矢印は、シューハウジング11に対するベーンロー
タ14の遅角方向、進角方向を表している。図2に示す
ように、ベーンロータ14に別体に設けられるボス部1
5はセンタボルト40によりカムシャフト2に一体に固
定されており、ベーンロータ14およびボス部15は従
動側回転体を構成している。
【0021】ベーンロータ14およびベーン14a、1
4b、14cは、回転軸方向の両側でフロント部13お
よびチェーンスプロケット10と微小のクリアランスを
介して摺動している。
【0022】図1に示すように、ボス部15は、ベーン
ロータ14に埋設されており、径方向に延びる突出部1
5a、15b、15cを有している。突出部15a、1
5b、15cはそれぞれベーン14a、14b、14c
に埋設されているので、ベーンロータ14は強度が比較
的大きい構成となっている。
【0023】突出部15bは、ベーン14bの周方向端
面に露出して設けられるストッパ部としての遅角側スト
ッパ80および進角側ストッパ81を有している。遅角
側ストッパ80は、シューハウジング11に対してベー
ンロータ14が最遅角位置にあるときにシュー11aの
進角側の周方向端面と当接する。また進角側ストッパ8
1は、シューハウジング11に対してベーンロータ14
が最進角位置にあるときにシュー11bの遅角側の周方
向端面と当接する。遅角側ストッパ80あるいは進角側
ストッパ81がシュー11aあるいは11bの周方向端
面に当接することにより、シューハウジング11に対す
るベーンロータ14の相対回動角度範囲が規制される。
【0024】ベーンロータ14およびベーン14a、1
4b、14cはアルミニウム系の材料からなり、ボス部
15、突出部15a、15b、15c、遅角側ストッパ
80および進角側ストッパ81は鉄系の材料からなるの
で、アルミダイカスト成形によりベーンロータ14およ
びベーン14a、14b、14cを容易に形成すること
ができる。さらに、シューハウジング11はアルミニウ
ム系の材料で形成されているので、シューハウジング1
1およびベーンロータ14の線熱膨張係数を同等にする
ことができ、エンジンの低温から高温まで両者の必要ク
リアランスを確保することができる。
【0025】図2に示すように、カムシャフト2はチェ
ーンスプロケット10の内周壁10aに相対回動可能に
嵌合している。したがって、カムシャフト2、ベーンロ
ータ14およびボス部15はチェーンスプロケット10
およびシューハウジング11に対して同軸に相対回動可
能である。また、カムシャフト2のボス部15を受ける
受け面2aには面取り加工が施されている。
【0026】シール部材22はベーンロータ14の外周
壁に嵌合している。ベーンロータ14の外周壁と周壁1
2との間には微小クリアランスが設けられており、この
クリアランスを介して油圧室間に作動油が漏れることを
シール部材22により防止している。シール部材22は
それぞれ板ばね23の付勢力により周壁12に向けて押
されている。
【0027】ガイドリング33はボス部15の突出部1
5aに設けられた収容部90の内壁に圧入保持され、こ
のガイドリング33に当接部としてのストッパピストン
30が挿入されている。すなわち収容部90は、拘束部
材としてのストッパピストン30を収容しており、拘束
部材を保持する第1の保持部として設けられている。ス
トッパピストン30は有底の円筒部31と円筒部31の
開口端部に設けられたフランジ部32とからなる。スト
ッパピストン30はカムシャフト2の軸方向に摺動可能
にガイドリング33に収容され、付勢手段としてのスプ
リング35によりフロント部13側に付勢されている。
フロント部13に形成された嵌合穴92に被当接部とし
てのテーパ穴34aを有する嵌合リング34が圧入保持
されており、ストッパピストン30はテーパ穴34aに
嵌合可能である。ストッパピストン30がテーパ穴34
aに嵌合した状態ではシューハウジング11に対するベ
ーンロータ14の相対回動は拘束されている。ストッパ
ピストン30、テーパ穴34aおよびスプリング35は
拘束手段を構成している。そして、嵌合穴92および嵌
合リング34は拘束部材としてのストッパピストン30
を保持する第2の保持部として設けられている。
【0028】フランジ部32とガイドリング33との間
に形成される油圧室36は、図示しない油路を介して遅
角油圧室61と連通している。また、円筒部31の先端
部31a側に形成された油圧室37は、図示しない油路
を介して進角油圧室64と連通している。油圧室36お
よび油圧室37の作動油からストッパピストン30が受
ける力はテーパ穴34aからストッパピストン30を抜
け出させる方向に働く。遅角油圧室61または進角油圧
室64に所定圧以上の作動油が供給されると、これら作
動油の油圧によりスプリング35の付勢力に抗してスト
ッパピストン30はテーパ穴34aから抜け出す。
【0029】ストッパピストン30の位置とテーパ穴3
4aの位置とは、シューハウジング11に対してベーン
ロータ14が最遅角位置にあるとき、つまりクランクシ
ャフトに対してカムシャフト2が最遅角位置にあるとき
にスプリング35の付勢力によりストッパピストン30
がテーパ穴34aに嵌合可能なように設定されている。
【0030】図2に示すように、ストッパピストン30
の背圧室38はベーン14aに形成された連通路50と
連通している。チェーンスプロケット10に形成された
連通路51は、図示しないエンジンの油潤滑空間と連通
しており、シューハウジング11に対してベーンロータ
14が最遅角位置にあるとき、つまりストッパピストン
30がテーパ穴34aに嵌合可能な位置のときだけ連通
路50を経由して背圧室38と連通する。したがって、
ストッパピストン30がテーパ穴34aに嵌合可能な位
置にあるとき背圧室38は油潤滑空間と連通するので、
ストッパピストン30の移動が妨げられない。ベーンロ
ータ14が最遅角位置から進角側に移動すると、連通路
50と連通路51との連通は遮断される。
【0031】図1および 図3に示すように、シュー1
1aとベーン14aとの間に遅角油圧室61が形成さ
れ、シュー11bとベーン14bとの間に遅角油圧室6
2が形成され、シュー11cとベーン14cとの間に遅
角油圧室63が形成されている。また、シュー11cと
ベーン14aとの間に進角油圧室64が形成され、シュ
ー11aとベーン14bとの間に進角油圧室65が形成
され、シュー11bとベーン14cとの間に進角油圧室
66が形成されている。
【0032】図2に示す油路52は切換弁を介して駆動
手段としての油圧ポンプまたはドレインと連通してい
る。油圧ポンプはエンジン潤滑油の駆動源を兼ねてい
る。油路52は、図示しない油路を経由して遅角油圧室
61、62、63と連通しており、遅角油圧室61を経
由して油圧室36に連通している。
【0033】油路53は切換弁を介して油圧ポンプまた
はドレインと連通しており、図示しない油路を経由して
進角油圧室64、65、66と連通している。さらに油
路53は、進角油圧室64を経由して油圧室37と連通
している。
【0034】次に、上記構成をもつバルブタイミング調
整装置1の作動を説明する。 (1) エンジン始動時、油圧ポンプから作動油が油圧室3
6および37にまだ導入されていないとき、クランクシ
ャフトの回転に伴いベーンロータ14はシューハウジン
グ11に対して図1および図3に示す最遅角位置にあ
る。ストッパピストン30の先端部31aはスプリング
35の付勢力によりテーパ穴34aに嵌合しており、こ
の嵌合によりベーンロータ14とシューハウジング11
とは強固に拘束されている。したがって、吸気弁を駆動
する際にカムシャフト2が正あるいは負のトルク変動を
受けても、ベーンロータ14はシューハウジング11に
対して遅角側および進角側への動きを規制され、シュー
ハウジング11とベーンロータ14とが衝突して打音を
発生することを防止する。
【0035】(2) エンジン始動後、まず各遅角油圧室に
作動油が供給される。油圧ポンプから作動油が供給され
ると、油路52から図示しない油路を経由して遅角油圧
室61、62、63に作動油が導入される。さらに遅角
油圧室61から図示しない油路を経由して油圧室36に
作動油が導入される。遅角油圧室61に供給される作動
油の油圧が所定圧以上になると、油圧室36からストッ
パッピストン30が受ける力により、スプリング35の
付勢力に抗してストッパピストン30はテーパ穴34a
から抜け出し、ベーンロータ14はシューハウジング1
1との拘束を解除される。
【0036】このとき、作動油中の異物などがガイドリ
ング33とストッパピストン30との間に混入し、スト
ッパピストン30がテーパ穴34aから抜け出した状態
でロックされることがある。この場合、ベーンロータ1
4はシューハウジング11に対して遅角側および進角側
へ相対的に回転振動し、遅角側ストッパ80とシュー1
1aまたは進角側ストッパ81とシュー11bが衝突を
繰り返す。また、油圧ポンプが空気を吸込んだ場合、遅
角側ストッパ部80あるいは進角側ストッパ部81がシ
ュー11aあるいは11bをたたく恐れがある。しかし
ながら第1実施例においては、遅角側ストッパ部80お
よび進角側ストッパ部81はボス部15と繋がっている
ので、遅角側ストッパ部80あるいは進角側ストッパ部
81がシュー11aあるいは11bをたたくことによる
衝撃にベーンロータ14は耐えることができる。
【0037】(3) 次に、図1および図3に示す状態から
油圧を切換えて遅角油圧室61、62、63を大気開放
し、進角油圧室64、65、66に作動油を供給する
と、ストッパピストン30がテーパ穴34aから抜け出
た状態でシューハウジング11に対してベーンロータ1
4が図1および図3の右方向、つまり進角方向に移動す
る。このように各油圧室の油圧を調整することにより、
シューハウジング11に対するベーンロータ14の相対
位相差、つまりクランクシャフトに対するカムシャフト
2の相対位相差を制御することができる。
【0038】シューハウジング11に対してベーンロー
タ14が最遅角位置から進角側に回転するとストッパピ
ストン30とテーパ穴34aとの周方向位置がずれるこ
とにより、ストッパピストン30はテーパ穴34aに嵌
合しなくなる。
【0039】(4) エンジンが停止すると、遅角油圧室6
1、62、63、進角油圧室64、65、66に作動油
が供給されなくなるので、カムシャフト2が受ける正あ
るいは負のトルク変動によりベーンロータ14はシュー
ハウジング11に対し図1および図3に示す最遅角位置
で停止する。油圧室36、37にも作動油が供給されな
いので、ストッパピストン30はスプリング35の付勢
力によりテーパ穴34aに嵌合する。
【0040】以上説明した本発明の上記第1実施例にお
いては、ベーンロータ14はアルミニウム系の材料から
なり、ボス部15は鉄系の材料からなるので、シューハ
ウジング11とベーン14a、14b、14cとの最適
クリアランス、ならびに扇状空間部55の気密性を確保
するとともに、重量を低減して軽量化を達成することが
できる。さらに、ボス部15はベーンロータ14に埋設
されているので、ボス部15とベーンロータ14とは一
体的に回転し、ベーンロータ14の制御性、強度および
耐久性を向上させることができる。さらにまた、ボス部
15の軸方向の厚みを比較的小さくすることにより、体
格を小型にし、エンジンに搭載するための搭載スペース
を容易に確保することができる。
【0041】(第2実施例)次に、図1、図2および図
3に示す第1実施例のボス部15から突出部15a、1
5cおよび収容部90をなくす構成とした第2実施例に
ついて、図4、図5および図6を用いて説明する。その
他の構成は第1実施例と同様であり、同一構成部分に同
一符号を付す。
【0042】図4、図5および図6に示すように、ボス
部150は、ベーンロータ14に埋設されており、径方
向に延びる突出部151を有している。突出部151は
ベーン14bに埋設されているので、ベーンロータ14
は強度が比較的大きい構成となっている。また、ガイド
リング33はベーン14aの内壁に圧入保持されてい
る。
【0043】突出部151は、ベーン14bの周方向端
面に露出して設けられるストッパ部としての遅角側スト
ッパ180および進角側ストッパ181を有している。
遅角側ストッパ180は、シューハウジング11に対し
てベーンロータ14が最遅角位置にあるときにシュー1
1aの進角側の周方向端面と当接する。また進角側スト
ッパ181は、シューハウジング11に対してベーンロ
ータ14が最進角位置にあるときにシュー11bの遅角
側の周方向端面と当接する。遅角側ストッパ180ある
いは進角側ストッパ181がシュー11aあるいは11
bの周方向端面に当接することにより、シューハウジン
グ11に対するベーンロータ14の相対回動角度範囲が
規制される。
【0044】第2実施例においては、ボス部150、突
出部151、遅角側ストッパ180および進角側ストッ
パ181は鉄系の材料からなるので、シューハウジング
11とベーン14a、14b、14cとの最適クリアラ
ンス、ならびに扇状空間部55の気密性を確保するとと
もに、重量を低減して軽量化を達成することができる。
さらに、ボス部150はベーンロータ14に埋設されて
いるので、ボス部150とベーンロータ14とは一体的
に回転し、ベーンロータ14の制御性、強度および耐久
性を向上させることができる。さらにまた、ボス部15
0の軸方向の厚みを比較的小さくすることにより、体格
を小型にし、エンジンに搭載するための搭載スペースを
容易に確保することができる。
【0045】(第3実施例)次に、図4、図5および図
6に示す第2実施例のガイドリング33、ストッパピス
トン30およびスプリング35をチェーンスプロケット
10に収容する構成とした第3実施例について、図7、
図8および図9を用いて説明する。その他の構成は第2
実施例と同様であり、同一構成部分に同一符号を付す。
【0046】図7、図8および図9に示すように、ガイ
ドリング33はチェーンスプロケット10の内壁に圧入
保持されている。ストッパピストン30はカムシャフト
2の軸方向に摺動可能にガイドリング33に収容され、
スプリング35によりベーン14a側に付勢されてい
る。ベーン14aに形成された嵌合穴にテーパ穴34a
を有する嵌合リング34が圧入保持されており、ストッ
パピストン30はテーパ穴34aに嵌合可能である。ス
トッパピストン30がテーパ穴34aに嵌合した状態で
はシューハウジング11に対するベーンロータ14の相
対回動は拘束されている。
【0047】第3実施例においても、シューハウジング
11とベーン14a、14b、14cとの最適クリアラ
ンス、ならびに扇状空間部55の気密性を確保するとと
もに、重量を低減して軽量化を達成することができる。
【0048】第3実施例においては、ベーン14aに形
成された嵌合穴に嵌合リング34が圧入保持される構成
としたが、本発明においては、ボス部に径方向に延びる
2つの突出部を設け、一方の突出部に遅角側ストッパお
よび進角側ストッパを設け、他方の突出部に嵌合リング
が圧入保持される収容部を設ける構成としてもよい。
【0049】以上説明した本発明の複数の実施例では、
ベーンロータ14およびベーン14a、14b、14c
をアルミニウム系の材料で形成したが、本発明では、ベ
ーンロータおよびベーンをアルミニウムに近似した線熱
膨張係数を有する樹脂材料で形成してもよい。樹脂材料
からなるベーンロータおよびベーンを採用することによ
り、ベーンロータおよびベーンを樹脂モールド成形によ
り容易に形成することができる。
【0050】上記複数の実施例では、ベーンを三つ有す
るベーンロータ14について説明したが、本発明では、
ベーンの数は構成上可能であれば一つまたはそれ以上の
いくつでも構わない。
【0051】また複数の実施例では、ストッパピストン
30がベーンロータ14の軸方向に移動してテーパ穴3
4aに嵌合する構成としたが、本発明では、ストッパピ
ストンがベーンロータの径方向に移動してテーパ穴に嵌
合する構成としてもよいし、シューハウジングにストッ
パピストンを収容することも可能である。この場合、第
1の保持部がシューハウジングに設けられ、第2の保持
部がボス部に設けられる。
【0052】また複数の実施例では、チェーンスプロケ
ットによりクランクシャフトの回転駆動力をカムシャフ
トに伝達する構成を採用したが、タイミングプーリやタ
イミングギア等を用いる構成にすることも可能である。
また、駆動軸としてのクランクシャフトの駆動力をベー
ンロータで受け、従動軸としてのカムシャフトとハウジ
ング部とを一体に回転させることも可能である。
【0053】また複数の実施例では、吸気弁を駆動する
バルブタイミング調整装置に本発明を適用したが、排気
弁を駆動するバルブタイミング調整装置に本発明を適用
することは可能である。さらに、吸気弁および排気弁の
両方を駆動するバルブタイミング調整装置に本発明を適
用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるバルブタイミング調
整装置を示すものであって、図2のI−I線断面図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例によるバルブタイミング調
整装置を示す縦断面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】本発明の第2実施例によるバルブタイミング調
整装置を示すものであって、図2のIV−IV線断面図であ
る。
【図5】本発明の第2実施例によるバルブタイミング調
整装置を示す縦断面図である。
【図6】図5のVI−VI線断面図である。
【図7】本発明の第3実施例によるバルブタイミング調
整装置を示すものであって、図2のVII−VII線断面図で
ある。
【図8】本発明の第3実施例によるバルブタイミング調
整装置を示す縦断面図である。
【図9】図8のIX−IX線断面図である。
【符号の説明】
1 バルブタイミング調整装置 2 カムシャフト(従動軸) 10 チェーンスプロケット(ハウジング部材) 11 シューハウジング(ハウジング部材) 11a、11b、11c シュー 14 ベーンロータ 14a、14b、14c ベーン(ベーン部材) 15 ボス部 15a、15b、15c 突出部 30 ストッパピストン(当接部、拘束手段) 34a テーパ穴(被当接部、拘束手段) 35 スプリング(付勢手段、拘束手段) 80 遅角側ストッパ(ストッパ部) 81 進角側ストッパ(ストッパ部) 90 収容部 150 ボス部 151 突出部 180 遅角側ストッパ(ストッパ部) 181 進角側ストッパ(ストッパ部)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の駆動軸から内燃機関の吸気弁
    および排気弁の少なくともいずれか一方を開閉する従動
    軸に駆動力を伝達する駆動力伝達系に設けられ、前記駆
    動軸または前記従動軸のいずれか一方に連結されるハウ
    ジング部材と、 前記ハウジング部材内に形成された収容室に所定角度範
    囲に限って前記ハウジング部材に対して相対回動可能に
    収容され、前記収容室内を進角室と遅角室とに区画する
    ベーン部材を有するベーンロータと、 前記ベーンロータとは異なる材質で形成されて前記ベー
    ンロータに埋設され、前記駆動軸または前記従動軸の他
    方に連結されるボス部と、 を備えることを特徴とするバルブタイミング調整装置。
  2. 【請求項2】 前記ボス部は、径方向に延びる突出部を
    有することを特徴とする請求項1記載のバルブタイミン
    グ調整装置。
  3. 【請求項3】 前記ボス部は、前記収容室の周方向端面
    と当接することにより前記所定角度範囲を規制するスト
    ッパ部を有することを特徴とする請求項1または2記載
    のバルブタイミング調整装置。
  4. 【請求項4】 前記ボス部には、前記ハウジング部材と
    係合して両者の相対回動を拘束する拘束部材の保持部が
    設けられていることを特徴とする請求項1、2または3
    記載のバルブタイミング調整装置。
  5. 【請求項5】 前記ハウジング部材と前記ベーン部材と
    にそれぞれ設けられる当接部および被当接部であって、
    前記収容室の一方の周方向端部に前記ベーン部材が位置
    するときに互いに当接することにより前記ハウジング部
    材に対する前記ベーン部材の相対回動を拘束する当接部
    および被当接部、ならびに前記被当接部との当接方向へ
    前記当接部を付勢する付勢手段を有し、前記付勢手段の
    付勢力に抗し前記当接部を拘束解除方向に変位可能に構
    成される拘束手段を備え、 前記ボス部は、前記当接部あるいは前記被当接部を収容
    する収容部を有することを特徴とする請求項1、2また
    は3記載のバルブタイミング調整装置。
  6. 【請求項6】 前記ボス部は鉄系の材料からなり、前記
    ベーン部材はアルミニウム系の材料からなることを特徴
    とする請求項1〜5のいずれか一項記載のバルブタイミ
    ング調整装置。
  7. 【請求項7】 前記ボス部は鉄系の材料からなり、前記
    ベーン部材は樹脂材料からなることを特徴とする請求項
    1〜5のいずれか一項記載のバルブタイミング調整装
    置。
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