JP5659914B2 - 駐車支援装置 - Google Patents

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Description

本発明は切返しを伴う駐車を支援する駐車支援装置に関する。
従来、縦列駐車時に、切返しを伴わない駐車のみならず切返しを伴う駐車を支援する駐車支援装置が知られている(例えば特許文献1を参照)。
特開2010−269707号公報
しかし、従来の切返しを伴う駐車を支援する駐車支援装置では、ソナーやセンサによる駐車スペースの情報を取得しなければ駐車支援をすることができないという問題があった。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、撮像映像とステアリング操作のみで切返しを伴う駐車と切返しを伴わない駐車とを支援する駐車支援装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、ターゲットマークが、切返さずに駐車可能な舵角を示す第1のターゲットマークと、切返しで駐車可能な舵角を示す第2のターゲットマークとを有し、画像重畳手段は、入力手段によって縦列駐車の駐車ガイドの開始が入力されたとき、切返さずに駐車可能な限界領域を示す第1の目安枠と、切返せば駐車可能な限界領域を示す第2の目安枠とを重畳し、その後、舵角検出手段が所定以上の舵角を検出したときに、第1、第2のターゲットマークと前記ガイドマークとをさらに重畳し、その後、ガイドマークが第1のターゲットマークに一致したときに移動検出手段が自車両の後退を検出すると切返しを伴わない駐車ガイドを重畳し、ガイドマークが第2のターゲットマークに一致したときに移動検出手段が自車両の後退を検出すると切返しを伴う駐車ガイドを重畳することを特徴とする。
本発明の駐車支援装置によれば、撮像映像とステアリング操作のみで切返しを伴う駐車と切返しを伴わない駐車とをガイドすることができるという効果を奏する。
本発明の実施形態における駐車支援装置の構成を示すブロック図 同図1の要部である駐車支援装置の誘導に従って、切返しを行わずに駐車する場合に、駐車開始位置から駐車終了位置に到達するまでに車両が通る軌跡をイメージで説明する図 同図1の要部である駐車支援装置の誘導に従って、一回の切返しで駐車する場合に、反転操舵位置を経由して切返し開始位置に到達するまでに車両が通る軌跡をイメージで説明する図 同図3の切返し開始位置から二回目の反転操舵位置に到達するまでに車両が通る軌跡をイメージで説明する図 同図4の二回目の反転操舵位置から駐車終了位置に到達するまでに車両が通る軌跡をイメージで説明する図 同図1の要部である駐車支援装置による駐車支援処理を説明するフローチャート図 同図6の駐車目安枠を重畳した状態をイメージで説明する図 同図7の別な状態をイメージで説明する図 同図6のガイドマークとターゲットマークを重畳した状態をイメージで説明する図 同図9の状態からガイドマークと第2のターゲットマークとが一致した状態をイメージで説明する図 同図9の状態からガイドマークと第1のターゲットマークとが一致した状態をイメージで説明する図 同図6の切返しを伴う駐車ガイドの処理を説明するフローチャート図 同図12の第1の反転操舵ガイドを重畳した状態をイメージで説明する図 同図12の駐車終了ガイドを重畳した状態をイメージで説明する図 同図14の状態から駐車終了位置に到達した状態をイメージで説明する図 同図6の切返しを伴わない駐車ガイドの処理を説明するフローチャート図 同図16の第2の反転操舵ガイドを重畳した状態をイメージで説明する図 同図16の切返し開始ガイドを重畳した状態をイメージで説明する図 同図18の状態から切返し開始位置まで到達した状態をイメージで説明する図 同図16の切返し終了ガイドを重畳した状態をイメージで説明する図 同図20の状態から切返し終了位置まで到達した状態をイメージで説明する図 同図9で重畳されるガイドマークとターゲットマークの変形例をイメージで説明する図 同図22の状態からガイドマークと第1のターゲットマークとが一致した状態をイメージで説明する図 同図22の状態からガイドマークと第2のターゲットマークとが一致した状態をイメージで説明する図
以下、本発明の実施形態の駐車支援装置について図面を参照しながら説明する。
本実施形態では、ガイドマークを移動目安線とし、ターゲットマークを舵角目安線とする。
図1は本発明の実施形態の駐車支援装置の構成を示すブロック図である。
図1において、駐車支援装置1は、撮像手段2、表示手段3、舵角センサ4、車速センサ5、ギアポジションセンサ6、入力手段7とそれぞれ接続する。駐車支援装置1は、映像取得手段9と、記憶手段10と、制御手段11とを有する。駐車支援装置1は、舵角センサ4と、車速センサ5と、ギアポジションセンサ6と、入力手段7からの入力信号に基づいて撮像手段2から入力された撮像映像に駐車支援ガイドを重畳して表示手段3に出力する。なお、撮像手段2、表示手段3、舵角センサ4、車速センサ5、ギアポジションセンサ6、入力手段7は駐車支援装置1に含まれてもよい。
撮像手段2は少なくとも1つ以上のカメラを有する。撮像手段2は、少なくとも自車両後方を含む周囲を撮像する。撮像手段2は、所定時間毎に撮像した撮像映像を駐車支援装置1に入力する。
表示手段3は例えばナビゲーション装置やリアシートのディスプレイで構成される。表示手段3は、駐車支援装置1から入力された重畳映像を表示する。
舵角センサ4と、車速センサ5と、ギアポジションセンサ6と、入力手段7は、それぞ
れステアリングの切れ角を示す舵角信号、自車両の車速を示す車速信号、シフトレバーの位置を示すギアポジション信号、ユーザの指示命令を示す入力信号、障害物までの距離を示す距離信号を駐車支援装置1に出力する。入力手段7は、例えばタッチパネルやリモコン、スイッチ、操作ボタンで構成される。入力手段7は、タッチパネルで構成される場合、表示手段3に設けられてもよい。
映像取得手段9は揮発性メモリで構成される。例えばビデオメモリやRAM(Random Access Memory)で構成される。映像取得手段9は、撮像手段2から入力された撮像映像によって得られる映像データを一時記憶する。映像取得手段9に記憶された映像データは、制御手段11によって読み出される。
記憶手段10は不揮発性メモリで構成される。例えばフラッシュメモリやROM(Read Only Memory)で構成される。記憶手段10は、自車両の画像データ、自車両の駐車目安枠の画像データ等の各種画像データや制御手段11の各種プログラム、車幅やタイヤの最大切れ角等の自車両に固有なデータを記憶する。例えば、記憶手段10は、切返さずに駐車するのに必要な駐車スペースと、切返して駐車するのに必要な駐車スペースとを示す駐車目安枠、自車両の予想進路を示すガイドマーク、目標舵角を示すターゲットマーク、反転操舵位置をガイドする反転操舵ガイド、切返しの開始位置や終了位置を示す切返し開始ガイドや切返し終了ガイド、等の駐車ガイドを記憶する。
制御手段11は画像変換部12と画像重畳部13と判定部14とを有する。
画像変換部12、画像重畳部13は、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)のような映像処理手段で構成されている。画像変換部12は、映像取得手段9から入力された撮像映像に画像処理を施して表示手段3に表示可能な映像信号に変換して画像重畳部13に出力する。画像重畳部13は、判定部14からの命令に応じて、記憶手段10から読み出した駐車ガイドを撮像映像に重畳する。画像重畳部13は、所定時間毎に作成したこの重畳映像を表示手段3に出力する。
判定部14は、例えばVLSI(Very Large Scale Integration)や、CPU(Central Processing Unit)で構成される。判定部14は、舵角センサ4、車速センサ5、ギアポジションセンサ6、入力手段7と接続し、それぞれからの入力信号に基づいて、各種判定を行う。
例えば、判定部14は、入力手段7から入力された縦列駐車ガイドの指示に応じて画像重畳部13に駐車ガイドの重畳を命じる。また、判定部14は、舵角センサ4から入力された舵角信号に基づいて反転操舵の有無や、ガイドマークとターゲットマークとの一致を判定する。また、判定部14は、車速センサ5から入力された車速信号がゼロまたはゼロ近傍の所定の閾値以下になったときに車両が停止したと判定する。また、判定部14は、ギアポジションセンサ6から入力されたギアポジション信号に基づいて、自車両が前進しているか後退しているかを判定する。また、判定部14は、入力手段7から入力された縦列駐車ガイドの指示に応じて、縦列駐車を支援する映像の作成や駐車ガイドの重畳を画像重畳部13に命令する。
次に、駐車支援装置1の駐車ガイドに従って、切返しを伴わずに駐車する場合と切返しを伴って駐車する場合の車両の動作について説明する。
まず、駐車支援装置1の駐車ガイドに従って、切返しを伴わずに駐車する場合の車両の動作について説明する。
図2は、駐車支援装置1の駐車ガイドに従って、切返しを行わずに駐車する場合に、駐車開始位置から駐車終了位置に到達するまでに車両が通る軌跡をイメージで説明する図である。
図2に示すように、自車両は、駐車開始位置201から所定の舵角で後退し、反転操舵位置211で反転操舵し、後方駐車車両291と前方駐車車両292との間の駐車終了位置221に向かって縦列駐車を行う。以下、左後方に縦列駐車する場合の自車両の左後輪202の移動について説明する。
まず、自車両が所定の舵角で後退するとき、自車両の左後輪202は、移動経路205を通る。この移動経路205は、後輪軸の延長線203上の回転中心204を中心として舵角によって一意に定められた半径で描かれた円弧で示される。左後輪202は、この移動軌跡205に従って反転操舵位置212に移動する。
反転操舵位置212で反転操舵が行われると、左後輪212が移動経路215を通る経路で移動する。この際、駐車に必要な間隔を示す駐車スペース281に後方駐車車両291と前方駐車車両292が干渉しないことが必要となる。駐車スペース281は自車両の左フロントコーナ216の移動経路225に基づいて規定される。
移動経路225は、左後輪212の後輪軸の延長線213上の回転中心214を中心として反転操舵の舵角に応じて一意に定められた半径で描かれる円弧で示される。ここで、移動経路225の半径が小さいほど駐車スペース281の必要な間隔は小さくて済む。このため、反転操舵位置211から駐車終了位置221への移動経路225上の移動における反転操舵角は予め最大舵角に設定されている。なお、ここでいう最大舵角は実際の最大舵角からマージンが減算されてもよい。以下の説明でも同様である。
そして、最大舵角に設定された反転操舵角によって、左後輪212は移動経路215上を、回転中心214を通り延長線203と平行な延長線223上の左後輪222の位置まで移動する。
このように、自車両が駐車開始位置201から所定の舵角で後退すれば、反転操舵位置211と駐車終了位置221は一意に設定される。このため、切返しを伴わない駐車ガイドでは、反転操舵位置211と駐車終了位置221とを自車両の運転者にガイドしている。
次に、駐車支援装置1の駐車ガイドに従って、切返しを伴って駐車する場合の車両の動作について説明する。駐車に必要な間隔を示す駐車スペースに後方駐車車両と前方駐車車両が干渉しないように、切返しを伴った駐車が行われる。
図3は、駐車支援装置の誘導に従って、一回の切返しで駐車する場合に、反転操舵位置を経由して切返し開始位置に到達するまでに車両が通る軌跡をイメージで説明する図である。図4は、図3の切返し開始位置から二回目の反転操舵位置に到達するまでに車両が通る軌跡をイメージで説明する図である。図5は、図4の二回目の反転操舵位置から駐車終了位置に到達するまでに車両が通る軌跡をイメージで説明する図である。
図3に示すように、車両は駐車開始位置201から第1の反転操舵位置231まで所定の舵角で移動する。この舵角は図2のときの舵角に比べて小さい。このため、回転中心206を中心とする円弧で示された左後輪202の移動経路207は、図2の移動経路205より半径が大きい。このため、左後輪202は前方駐車車両293に接触しない。
左後輪202は、第1の反転操舵位置231まで移動すると、最大舵角で反転操舵される。このとき、後輪軸の延長線233上の回転中心234から左後輪232までの距離は最小になり、車両の左フロントコーナの描く移動経路245も最小になる。このとき駐車スペース282の間隔は後方駐車車両291と前方駐車車両293とに干渉しない。
そして、左後輪232は、移動経路235を動いて切返し開始位置241で停止する。なおこの切返し開始位置241での後輪軸の延長線243と第1の反転操舵位置231での後輪軸の延長線233とがなす角度は、図2における駐車終了位置221での後輪軸の延長線223と反転操舵位置211での後輪軸の延長線213とがなす角度よりも小さい。
次に、図4に示すように、自車両は切返し開始位置241でさらに反転操舵を行って切返し終了位置251まで前進する。左後輪242、252をそれぞれ通る後輪軸の延長線243、253は回転中心247で交わる。移動経路248は、車両の右後輪が反転操舵角で一意に定められた半径で回転中心247を中心として描かれる円弧で示される。
駐車スペース282の間隔が後方駐車車両291と前方駐車車両293の間隔よりも狭い場合、切返し終了位置251で車両の左フロントコーナは前方駐車車両293に接触しない。したがって、図4では、車両は一度の切返しで駐車することができる。
次に、図5に示すように、自車両は切返し終了位置251でさらに反転操舵を行って駐車終了位置211まで後退する。このときの反転操舵角は、最大舵角に設定される。自車両の左フロントコーナ256、左後輪252は、この反転操舵角によって、延長線253、213上の同じ回転中心214を中心とする移動経路255、215を移動する。そして、自車両は、駐車スペース282内の駐車終了位置211まで移動して駐車を完了する。
以上の経路を通ることで、自車両は、駐車開始位置201から駐車終了位置211への移動を、切返しを行わない場合よりも狭い駐車スペース282で実現できる。
このように、図3〜図5に示すように、切返しを伴う駐車ガイドでは、反転操舵位置231、切返し開始位置241、切返し終了位置251、駐車終了位置211を自車両の運転者にガイドしている。
また、図2の駐車スペース281、図3〜図5の駐車スペース282は、駐車開始位置201での舵角によって車長方向、車幅方向の大きさは一意に定められる。
なお、同様のアルゴリズムに基づいて切返し回数を増やすことで、より狭い駐車スペースへの駐車も可能である。この場合、切返し開始位置と切返し終了位置のガイドがそれぞれ切返しの回数だけ増える。また、切返し回数が多いほど、第一の逆操舵位置に向かう際の舵角が浅くなるといった特性がある。この特性を用いて、駐車開始時に設定された舵角に応じて切返し回数を決定してもよい。
次に、本実施形態における駐車支援装置1による駐車支援処理について説明する。
図6は駐車支援装置による駐車支援処理を説明するフローチャート図である。
まず、ステップS101に示すように、判定部14は、入力手段7から縦列駐車ガイドの実行指示を検出する。
次に、ステップS102に示すように、画像重畳部13は、判定部14からの命令に基づいて、映像取得手段9、画像変換部12を介して取得した撮像手段2による撮像映像を取得する。
次に、ステップS103に示すように、画像重畳部13は、ステップS102で作成した撮像映像に駐車に必要なスペースを示す駐車目安枠を重畳する。図7は、この駐車目安枠を重畳した状態をイメージで説明する図である。図8は、図7の別な状態をイメージで説明する図である。表示手段3は図7や図8に示される重畳映像を表示する。
駐車目安枠は、切返さずに駐車可能な限界領域を示す第1の目安枠901と、切返せば駐車可能な限界領域を示す第2の目安枠902とを有する。第1の目安枠901、第2の目安枠902は図2の駐車スペース281、図3〜5の駐車スペース282にそれぞれ対応する。第1の目安枠901の車長方向の長さは、図2の駐車開始位置201での舵角が最大舵角のときの駐車スペース281の長さで示される。また、第2の目安枠902の車長方向の長さは、例えば車両の対角線の長さで示される。駐車目安枠は、撮像映像中の固定位置に重畳される。したがって自車両の移動によって表示映像中では後方駐車車両1000と前方駐車車両1001、駐車枠線1010とが動く。
運転者は、自車両を移動して第2の駐車目安枠902の後端を後方駐車車両1000に当接させる。このとき、前方駐車車両1001と駐車目安枠との位置関係から運転者は駐車可能か否かを判断できる。すなわち、図7に示すように、前方駐車車両1001の後端が第1の目安枠901の前端よりも前方にある場合には、切返さずに駐車可能であると判断することができる。一方、図8に示すように、前方駐車車両1001の後端が第1の目安枠901上にあるが、第2の目安枠902の前端よりも前方にある場合には、切返せば駐車可能であると判断することができる。なお、前方駐車車両1001の後端が第2の目安枠902上にあるとき、切返しても駐車できないと判断することができる。
次に、ステップS104に示すように、判定部14は、縦列駐車の開始を検出する。例えば、判定部14は、車両が停止してステアリングが操作されたときに縦列駐車の開始と判定する。すなわち、判定部14は、車速センサ5から入力された車速がゼロになり、舵角センサ4から入力された舵角が所定角度以上となったときに縦列駐車の開始と判定する。この判定をされたときの位置が縦列駐車の駐車開始位置を意味する。
次に、ステップS105に示すように、画像重畳部13は、自車両の予想進路を示すガイドマーク、目標舵角を示すターゲットマークを重畳表示する。図9は、このガイドマークとターゲットマークを重畳した状態をイメージで説明する図である。
図9に示すように、画像重畳部13は、ガイドマーク1100と、第1のターゲットマーク1110と、第2のターゲットマーク1120とをさらに重畳する。第1のターゲットマーク1110は、切返さずに駐車可能な舵角を示す。第2のターゲットマーク1120は、切返して駐車可能な舵角を示す。第1のターゲットマーク1110と第2のターゲットマーク1120は、撮像映像中の固定位置に重畳される。ガイドマーク1100は、自車両の予想進路を示すため、撮像画像中で舵角に応じた位置に重畳される。このように、ガイドマーク1100と、第1のターゲットマーク1110と、第2のターゲットマーク1120とが重畳されることによって、運転者は、切返さずに駐車する場合と切返して駐車する場合にどの程度の舵角にする必要があるかを判断することができる。
次に、ステップS106に示すように、判定部14は、ガイドマーク1100と第2のターゲットマーク1120とが一致しているかを判定する。すなわち、判定部14は、舵
角センサ4から入力された舵角と、第2のターゲットマーク1120に対して予め設定されている1回切返して駐車するのに必要な舵角とが一致するか否かを判定する。なお、両者の差分が所定の閾値以下になったときに一致すると判定してもよい。
ステップS106でYESの場合、ステップS107に示すように、画像重畳部13は、第1の目安枠901を重畳する。図10は、図9の状態からガイドマークと第2のターゲットマークとが一致した状態をイメージで説明する図である。図10に示すようにガイドマーク1100は第2のターゲットマーク1120と一致している。また、画像重畳部13によって、第2の目安枠902が重畳されており、第1の目安枠901は消されている。
次に、ステップS108に示すように、判定部14は、自車両が後退を開始したか否かを判定する。判定部14は、車速センサ5から入力された車速が一定の閾値以上であり、ギアポジションセンサ6から入力されたギアポジションがリバースであることで後退の開始を判定する。ステップS108でNOの場合、再度ステップS106の処理が行われる。一方、ステップS108でYESの場合、ステップS109に示すように、駐車支援装置1は、切返しを伴う駐車ガイドを行う。
ステップS106でNOの場合、ステップS111に示すように、判定部14は、ガイドマーク1100と第1のターゲットマーク1110とが一致しているかを判定する。すなわち、判定部14は、舵角センサ4から入力された舵角と、第1のターゲットマーク1110に対して予め設定されている1回切返して駐車するのに必要な舵角とが一致するか否かを判定する。第1のターゲットマーク1110に対して予め設定されている舵角は、第2のターゲットマーク1120に対して予め設定されている舵角よりも大きい。なお、両者の差分が所定の閾値以下になったときに一致すると判定してもよい。
ステップS111でYESの場合、ステップS112に示すように、画像重畳部13は、第2の目安枠902を重畳する。図11は、図9の状態からガイドマークと第1のターゲットマークとが一致した状態をイメージで説明する図である。図11に示すようにガイドマーク1100は第1のターゲットマーク1110と一致している。また、画像重畳部13によって、第1の目安枠901が重畳されており、第2の目安枠902は消されている。
次に、ステップS113に示すように、判定部14は、ステップS108と同様の処理によって自車両が後退を開始したか否かを判定する。ステップS113でNOの場合、再度ステップS106の処理が行われる。一方、ステップS113でYESの場合、ステップS114に示すように、駐車支援装置1は、切返しを伴わない駐車ガイドを行う。
ステップS111でNOの場合、ステップS115に示すように、画像重畳部13は、第1の目安枠901、第2の目安枠902を重畳する。ステップS111でNOの場合、運転者が現在位置からの駐車を望んでいないと推定されるため、第1の目安枠901、第2の目安枠902を重畳することによって、運転者は車両を移動させながら引き続き駐車可能なスペースを認識することができる。
次にステップS116に示すように、判定部14は、ステップS108と同様の処理によって自車両が後退を開始したか否かを判定する。ステップS116でNOの場合、再度ステップS106の処理が行われる。一方、ステップS116でYESの場合、ステップS117に示すように、駐車支援装置1は、駐車ガイドを終了する。
次に、ステップS114の切返しを伴わない駐車ガイドの処理について詳細に説明する
図12は図6の切返しを伴わない駐車ガイドの処理を説明するフローチャート図である。
まず、ステップS201に示すように、画像重畳部13は、第1の目安枠と第2のターゲットマークを消去する。
次に、ステップS202に示すように、画像重畳部13は、第1の反転操舵ガイドをさらに重畳する。この第1の反転操舵ガイドは、切返さずに駐車するときの反転操舵位置をガイドする。図13は、図12の第1の反転操舵ガイドを重畳した状態をイメージで説明する図である。図13に示すように、画像重畳部13は、ガイドマーク1100と第1のターゲットマーク1110と第1の反転操舵マーク1400とを撮像映像上に重畳している。一方、図13では、図11から第1の目安枠901と第2のターゲットマーク1120が消去されている。
運転者は、表示手段3に表示された重畳映像を見て、ガイドマーク1100と第1のターゲットマーク1110とが一致した状態となるように舵角を固定して車両を後退させることができる。運転者は、第1の反転操舵マーク1400が駐車枠線1010に一致するとき、その位置が反転操舵位置であることがわかる。
次に、ステップS203に示すように、判定部14は、反転操舵が行われたか否かを判定する。例えば、判定部14は、舵角センサ4から入力された舵角の符号が逆になり、かつ舵角の大きさが所定の閾値以上となったときに反転操舵が行われたと判定する。ここで、判定部14は、車速センサ5からの車速が所定値以下になって停止したことを反転操舵の判定条件に加えてもよい。ステップS203でNOの場合、再度ステップS203の処理が行われる。
一方、ステップS203でYESの場合、ステップS204に示すように、画像重畳部13は、第1の反転操舵マークと第1のターゲットマークを消去する。
次に、ステップS205に示すように、画像重畳部13は、第1の駐車終了ガイドをさらに重畳する。この第1の駐車終了ガイドは、第1の反転操舵ガイドの後に駐車終了位置をガイドする。図14は、図12の第1の駐車終了ガイドを重畳した状態をイメージで説明する図である。図14に示すように、画像重畳部13は、ガイドマーク1100と、駐車終了位置に向かう反転操舵角の目標を示す第3のターゲットマーク1500と、駐車終了位置を示す停止線1600とを重畳する。運転者は、第3のターゲットマーク1500にガイドマーク1100が重なるように舵角を調整して、自車両を後退させる。
次に、ステップS206に示すように、判定部14は、駐車が完了したか否かを判定する。判定部14は、車速センサ5から入力された車速から反転操舵後の移動距離を求め、所定の閾値以上になったときに駐車終了位置に到達して駐車が完了したと判定する。
ステップS206でNOの場合、再度ステップS206の処理が行われる。一方ステップS206でYESの場合、ステップS207に示すように、駐車支援装置1は切返しを伴わない駐車ガイドを終了する。図15は、図14の状態から駐車終了位置に到達した状態をイメージで説明する図である。重畳画像において、第3のターゲットマーク1500とガイドマーク1100とは重なっている。
図15に示すように、駐車終了位置を示す停止線1600が後方駐車車両1000の前
端近傍に到達している。このとき運転者は自車両が駐車終了位置に到達したことを認識して運転を終了する。
次に、ステップS109の切返しを伴う駐車ガイドの処理について詳細に説明する。
図16は図6の切返しを伴う駐車ガイドの処理を説明するフローチャート図である。
まず、ステップS301に示すように、画像重畳部13は、第2の目安枠902と第1のターゲットマーク1110を消去する。
次に、ステップS302に示すように、画像重畳部13は、第2の反転操舵ガイドをさらに重畳する。この第2の反転操舵ガイドは、切返し前の反転操舵位置をガイドする。図17は、図16の第2の反転操舵ガイドを重畳した状態をイメージで説明する図である。図17に示すように、画像重畳部13は、ガイドマーク1100と第2のターゲットマーク1120と第2の反転操舵マーク1700とを撮像映像上に重畳している。一方、図17では、図10から第2の目安枠902と第1のターゲットマーク1110が消去されている。
運転者は、表示手段3に表示された重畳映像を見て、ガイドマーク1100と第2のターゲットマーク1120とが一致した状態となるように舵角を固定して車両を後退させることができる。運転者は、第2の反転操舵マーク1700が駐車枠線1010に一致するとき、その位置が反転操舵位置であることがわかる。
ここで、切返しを伴わない駐車ガイドで用いられる第1の反転操舵ガイドと、切返しを伴う駐車ガイドで用いられる第2の反転操舵ガイドとは異なる形状に設定されている。図13に示すように、第1の反転操舵マーク1400は弧を描くように湾曲した形状に設定されている。一方、図17に示すように、第2の反転操舵マーク1700は直線形状に設定されている。
切返しを伴わない駐車ガイドでは、反転操舵開始後、切返しがされずにそのまま反転操舵状態で駐車される。すなわち、切返す場合に比べて駐車スペースには余裕があって車両が周囲と衝突する危険性は低い。そこで、第1の反転操舵マーク1400は、第3のターゲットマーク1500の一部の形状に設定される。これによって、第1の反転操舵マーク1400と第3のターゲットマーク1500との変化の度合いが小さくなる。そして、運転者は第1の反転操舵ガイドから駐車終了ガイドへの切り替わりに際して、駐車終了ガイドを画面上で探すことなく容易に把握することができる。
一方、切返しを伴う駐車ガイドでは、反転操舵開始後、切返しがなされる。すなわち、切返さない場合に比べて駐車スペースには余裕がなく車両が周囲と衝突する危険性がある。第2の反転操舵マーク1700は直線形状になっているため、駐車枠線1010に合致させる停止線であることが把握しやすい。また、第2の反転操舵マーク1700は、湾曲形状で無く直線形状であるため、反転操舵位置の決定の精度が高くなる。したがって、車両が駐車枠線1010側に近づき過ぎて障害物と衝突する可能性を低減することができる。
運転者は、図17のように第2の反転操舵マーク1700が駐車枠線1010に一致するまで車両を後退させ、一致したときに車両を停止して反転操舵を行う。
次に、ステップS303に示すように、判定部14は、ステップS203と同様の処理によって反転操舵を行ったか否かを判定する。ステップS303でNOの場合、再度ステ
ップS303の処理が行われる。
ステップS303でYESの場合、ステップS304に示すように、画像重畳部13は、第2のターゲットマーク1120と第2の反転操舵マーク1700を消去する。
次に、ステップS305に示すように、画像重畳部13は、切返し開始ガイドをさらに重畳する。この切返し開始ガイドは、切返しの開始位置をガイドする。図18は、図16の切返し開始ガイドを重畳した状態をイメージで説明する図である。図18に示すように、画像重畳部13は、ガイドマーク1100と切返し開始位置に向かう反転操舵角の目標を示す第4のターゲットマーク1800と切返し開始位置を示す切返し開始マーク1810とを撮像映像上に重畳している。一方、図18では、図17から第2のターゲットマーク1120と第2の反転操舵マーク1700が消去されている。
運転者は、第4のターゲットマーク1800にガイドマーク1100が重なるように舵角を調整し、切返し開始マーク1810が後方駐車車両1000の前端に一致するまで舵角を固定して自車両を後退させる。図19は、図18の状態から切返し開始位置まで到達した状態をイメージで説明する図である。このように、切返し開始マーク1810が後方駐車車両1000の前端に一致したとき、運転者は切返し開始位置に到達したことを認識することができる。このとき運転者は車両を停止して切返して前進するために反転操舵を行う。
次に、ステップS306に示すように、判定部14は、反転操舵を検知したか判定する。例えば、判定部14は、舵角センサ4から入力された舵角の符号が逆になり、かつ舵角の大きさが所定の閾値以上となったときに反転操舵が行われたと判定する。また、判定部14は、前進を開始したことを判定条件に加えてもよい。例えば、判定部14は、ギアポジションセンサ6から入力されたギアポジションがドライブになったときに反転操舵を検知したと判定してもよい。ステップS306でNOの場合、再度ステップS306の処理が行われる。
一方、ステップS306でYESの場合、ステップS307に示すように、画像重畳部13は、切返し開始マーク1810と第4のターゲットマーク1800とを消去する。
次に、ステップS308に示すように、画像重畳部13は、切返し終了ガイドをさらに重畳する。この切返し終了ガイドは、切返しの終了位置をガイドする。図20は、図16の切返し終了ガイドを重畳した状態をイメージで説明する図である。図20に示すように、画像重畳部13は、ガイドマーク1100と切返し終了位置に向かう反転操舵角の目標を示す第5のターゲットマーク1900と切返し終了位置を示す切返し終了マーク1910とを撮像映像上に重畳している。一方、図20では、図19から第4のターゲットマーク1800と切返し開始マーク1810が消去されている。
運転者は第5のターゲットマーク1900にガイドマーク1100が重なるように舵角を調整し、切返し終了マーク1910が駐車枠線1010に接触するまで舵角を固定して自車両を前進させる。図21は、図20の状態から切返し終了位置まで到達した状態をイメージで説明する図である。このように、切返し終了マーク1910が駐車枠線1010に一致したとき、運転者は切返し終了位置に到達したことを認識することができる。このとき運転者は、駐車終了位置に後退するために、車両を停止して反転操舵する。
ここで、第5のターゲットマーク1900と切返し終了マーク1910の形状は、それぞれ図13の第1のターゲットマーク1110と第1の反転操舵マーク1400の形状に設定される。これによって、切返し終了位置は、切返しを伴わない駐車ガイドの進行経路
上に位置することになる。したがって、切返し終了位置に車両が到達すると、その後は切返しを伴う駐車ガイドの駐車終了ガイドと処理を共通化できる。
次に、ステップS309に示すように、判定部14は、反転操舵を検知したか判定する。例えば、判定部14は、舵角センサ4から入力された舵角の符号が逆になり、かつ舵角の大きさが所定の閾値以上となったときに反転操舵が行われたと判定する。また、判定部14は、後退を開始したことを判定条件に加えてもよい。例えば、判定部14は、ギアポジションセンサ6から入力されたギアポジションがリバースになったときに反転操舵を検知したと判定してもよい。ステップS309でNOの場合、再度ステップS309の処理が行われる。
一方、ステップS309でYESの場合、ステップS310に示すように、画像重畳部13は、第5のターゲットマーク1900と切返し終了マーク1910とを消去する。
次に、ステップS311に示すように、画像重畳部13は、第2の駐車終了ガイドをさらに重畳する。この第2の駐車終了ガイドは、図14で示される第1の駐車終了ガイドと同様に駐車終了位置をガイドする。
運転者は第3のターゲットマーク1500にガイドマーク1100が重なるように舵角角を調整し、自車両を後退させる。
次に、ステップS312に示すように、判定部14は、駐車を完了したか否かを判定する。判定部14は、車速センサ5から入力された車速から切返し後の移動距離を求め、駐車位置付近に到達したかを判定する。ステップS312でNOの場合、再度ステップS312の処理が行われる。
一方、ステップS312でYESの場合、ステップS313に示すように、切返しを伴う駐車ガイドを終了する。
以上のように、本発明の駐車支援装置1によれば、撮像映像とステアリング操作のみで、切返しを伴う駐車と切返しを伴わない駐車とをガイドすることができる。
(変形例1)
以下、本発明の実施形態の変形例について説明する。本発明の実施形態と同様の構成については詳細な説明を省略する。図22は、図9で重畳されるガイドマークとターゲットマークの変形例をイメージで説明する図である。図23は、図22の状態からガイドマークと第1のターゲットマークとが一致した状態をイメージで説明する図である。
図22の舵角に連動して回転するステアリングアイコン2200は、図9のガイドマーク1100に対応する。第1のターゲットアイコン2201、第2のターゲットアイコン2202は、図9の第1のターゲットマーク1110、第2のターゲットマーク1120にそれぞれ対応する。第1の目安枠2211、第2の目安枠2212は、図9の第1の目安枠901、第2の目安枠902にそれぞれ対応する。
運転者は、ステアリングアイコン2200が第1のターゲットアイコン2201、第2のターゲットアイコン2202に重なるようにステアリング操作を行う。例えば図23に示すように、ステアリングアイコン2200が第2のターゲットアイコン2202に重なったとき、画像重畳部13は、第1の目安枠2211を消去して第2の目安枠2212のみを撮像映像上に重畳する。この図23は、図10の状態に対応する。
また、図24に示すように、第1の目安枠2211と第2の目安枠2212とによってガイドマーク1100と第1のターゲットマーク1110と第2のターゲットマーク1120を表してもよい。ここでは、第2の目安枠2212は固定に設定され、第1の目安枠2211が舵角に連動して車長方向に長さが可変するよう設定されている。図24では、画像重畳部13は、第1の目安枠2211、第2の目安枠2212、第1の目安枠2211の移動の上限を示す境界線2230とを重畳している。第1の目安枠2211の前端2220は図9のガイドマーク1100に対応する。境界線2230は第1のターゲットマーク1110に対応する。第1の目安枠2211と第2の目安枠2212との境界線2240は第2のターゲットマーク1120に対応する。
運転者は、ステアリング舵角に連動して大きさを変える第1の目安枠2211の前端2220と境界線2230、2240の位置関係を確認して切返しを伴う駐車ガイドが行われるか切返しを伴わないガイドが行われるかを確認することができる。
なお、境界線2230、2240の間にさらに別な境界線を設けることによって、複数回の切返しを伴う駐車ガイドを行ってもよい。
本発明の駐車支援装置は、縦列駐車時に運転者が駐車スペースに応じた駐車ガイドをするものとして有用である。
1 駐車支援装置
2 撮像手段
3 表示手段
9 映像取得手段
13 画像重畳部
1100 ガイドマーク
1110 第1のターゲットマーク
1120 第2のターゲットマーク

Claims (4)

  1. 少なくとも自車両後方の撮像手段が撮像した撮像映像を取得する映像取得手段と、
    この映像取得手段が取得した撮像映像に、舵角に応じて動くガイドマークと、このガイドマークの目標となるターゲットマークとを重畳した合成映像を表示手段に出力する画像重畳手段と
    縦列駐車の駐車ガイドの開始を入力する入力手段と、
    自車両の舵角を検出する舵角検出手段と、
    自車両の移動を検出する移動検出手段とを備え、
    前記ターゲットマークは、切返さずに駐車可能な舵角を示す第1のターゲットマークと、切返して駐車可能な舵角を示す第2のターゲットマークとを有し、
    前記画像重畳手段は、前記入力手段によって縦列駐車の駐車ガイドの開始が入力されたとき、切返さずに駐車可能な限界領域を示す第1の目安枠と、切返せば駐車可能な限界領域を示す第2の目安枠とを重畳し、その後、前記舵角検出手段が所定以上の舵角を検出したときに、前記第1、第2のターゲットマークと前記ガイドマークとをさらに重畳し、そ
    の後、前記ガイドマークが前記第1のターゲットマークに一致したときに前記移動検出手段が自車両の後退を検出すると切返しを伴わない駐車ガイドを重畳し、前記ガイドマークが前記第2のターゲットマークに一致したときに前記移動検出手段が自車両の後退を検出すると切返しを伴う駐車ガイドを重畳することを特徴とする駐車支援装置。
  2. 前記画像重畳手段は、
    前記切返しを伴わない駐車ガイドとして、切返さずに駐車するときの反転操舵位置をガイドする第1の反転操舵ガイドを、この第1の反転操舵ガイドの後に駐車終了位置をガイドする第1の駐車終了ガイドをそれぞれ重畳し、
    前記切返しを伴う駐車ガイドとして、切返し前の反転操舵位置をガイドする第2の反転操舵ガイドを、この第2の反転操舵ガイドの後に切返し開始位置をガイドする切返し開始ガイドを、この切返し開始ガイドの後に切返し終了位置をガイドする切返し終了ガイドを、この切返し終了ガイドの後に駐車終了位置をガイドする第2の駐車終了ガイドをそれぞれ重畳する請求項に記載の駐車支援装置。
  3. 前記画像重畳手段は、
    前記切返しを伴わない駐車ガイドにおいては、
    前記第1の反転操舵ガイドとして、切返さずに駐車するときの反転操舵位置を示す第1の反転操舵マークを前記第1のターゲットマークとガイドマークとともに重畳し、
    前記移動検出手段が自車両の停止を検出すると、前記第1の駐車終了ガイドとして、駐車終了位置に向かう反転操舵角の目標を示す第3のターゲットマークを前記ガイドマークとともに重畳し、
    前記切返しを伴う駐車ガイドにおいては、
    前記第2の反転操舵ガイドとして、切返し前の反転操舵位置を示す第2の反転操舵マークを前記第2のターゲットマークとガイドマークとともに重畳し、
    前記移動検出手段が自車両の停止を検出すると、前記切返し開始ガイドとして、切返し開始位置を示す切返し開始マークと切返し開始位置に向かう反転操舵角の目標を示す第4のターゲットマークを前記ガイドマークとともに重畳し、
    前記移動検出手段が前記自車両の後退の後に停止したことを検出すると、前記切返し終了ガイドとして、前記第1の反転操舵ガイドを重畳し、
    前記移動検出手段が自車両の前進の後に停止したことを検出すると、前記第2の駐車終了ガイドとして、前記第1の駐車終了ガイドを重畳することを特徴とする請求項に記載の駐車支援装置。
  4. 少なくとも自車両後方を撮像して前記映像取得手段に撮像映像を入力する撮像手段と、
    前記画像重畳手段が重畳した合成映像を表示する表示手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の駐車支援装置。

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