JP5659664B2 - トロイダル型無段変速機 - Google Patents

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Description

この発明は、自動車用の変速装置として、或いは、ポンプ等の各種産業機械の運転速度を調節する為の変速装置として利用するトロイダル型無段変速機の改良に関する。具体的には、トラニオンに対してパワーローラを回転自在に支持する為のスラスト玉軸受の回転抵抗(動トルク)をより低く抑えられる構造を実現するものである。
図11は、自動車用自動変速装置として使用されるトロイダル型無段変速機の1例を示している。このトロイダル型無段変速機は、ダブルキャビティ型と呼ばれるもので、互いに対向する軸方向側面をトロイド曲面とした入力ディスク1、1と、同じく出力ディスク2、2との間に、複数個のパワーローラ3、3を挟持して成る。運転時には、前記入力ディスク1、1の回転が、これら各パワーローラ3、3を介して前記出力ディスク2、2に伝達される。これら各パワーローラ3、3は、それぞれトラニオン4、4に回転自在に支持されており、これら各トラニオン4、4は、それぞれ前記両ディスク1、2の中心軸に対し捩れの位置にある枢軸(図示省略)を中心とする揺動変位を自在に支持されている。前記両ディスク1、2同士の間の変速比を変える場合は、前記各パワーローラ3、3の周面と、前記両入力ディスク1、1及び前記両出力ディスク2、2の内側面との転がり接触部(トラクション部)の位置を変更する。
上述の様なトロイダル型無段変速機の運転時、前記各パワーローラ3、3は、前記両ディスク1、2から大きなスラスト荷重を受けつつ高速で回転する。この為に、前記各パワーローラ3、3と前記各トラニオン4、4との間に、それぞれスラスト玉軸受5、5を設け、これら各スラスト玉軸受5、5により、前記各パワーローラ3、3に加わる前記スラスト荷重を支承自在としている。従前のスラスト玉軸受5、5は、図12に示す様に、前記各パワーローラ3の外側面(図12の下面)に形成された内輪軌道6と、前記各トラニオン4の内側面に設置された外輪7の内側面(図12の上面)に形成された外輪軌道8と、これら内輪軌道6と外輪軌道8との間に転動自在に設けられた、それぞれが転動体である玉9、9と、これら各玉9、9を保持する保持器10とから成る。
又、この保持器10は、互いに同心に配置された内径側、外径側両リム部11、12同士の間に複数の柱部13を、円周方向に関して間欠的に、放射方向に設け、円周方向に隣り合う柱部13同士の間部分を、前記各玉9、9を転動自在に保持する為のポケット14、14としている。これら各ポケット14、14の形状を円形とする為に、前記保持器10の軸方向から見た状態での前記各柱部13の形状を、径方向中間部が括れた鼓状としている。前記保持器10の軸方向に関する、前記内径側、外径側両リム部11、12及び前記各柱部13の厚さは、ほぼ均一としている。この様な保持器10を含んで構成する、前記スラスト玉軸受5は、トロイダル型無段変速機の運転時に、前記各パワーローラ3に加わるスラスト荷重を支承しつつ、高速で回転する。この為、運転時に前記スラスト玉軸受5には、十分量の潤滑油を供給し、各部の潤滑及び冷却を行う必要がある。
ところが、上述の様な構造の保持器10を含んだ前記スラスト玉軸受5に、潤滑の為に十分量の潤滑油を送り込むと、トロイダル型無段変速機の運転時に、潤滑油の攪拌抵抗が大きくなる。そして、前記スラスト玉軸受5により支承された前記パワーローラ3の回転抵抗(動トルク)が大きくなって、トロイダル型無段変速機の伝達効率が悪化する。即ち、前記従前の保持器10は、その肉厚が直径方向に亙り一定である為、この保持器10の軸方向両側面と前記内輪軌道6及び外輪軌道8との間で、円周方向に隣り合う各玉9、9の転動面(のうち保持器10から露出した部分)により円周方向両側を仕切られる部分に、相当量の潤滑油が滞留する事が避けられない。そして、トロイダル型無段変速機の運転時に前記各玉9、9が、この滞留した潤滑油を掻き分けつつ公転運動する事になり、潤滑油の攪拌抵抗に基づいて、前記パワーローラ3の回転抵抗が大きくなる。
この様な原因で大きくなる攪拌抵抗の低減を図る為の構造として、特許文献1に、図13〜15に示した様な構造が記載されている。この改良されたトロイダル型無段変速機に組み込まれるスラスト玉軸受5aに組み込む保持器10aは、ポリアミド樹脂等の合成樹脂製で、図15に示す様に、互いに同心に配置された内径側、外径側両リム部11a、12a同士の間に複数の柱部13a、13aを、円周方向に関して間欠的に、放射方向に設け、円周方向に隣り合う柱部13a、13a同士の間部分を、前記各玉9、9を転動自在に保持する為のポケット14a、14aとしている。そして、前記保持器10aの軸方向に関して、前記各柱部13a、13aの両側面の一部で、パワーローラ3と外輪7との間部分への組み付け状態で、これら両部材3、7に設けた内輪軌道6及び外輪軌道8に対向する部分に、それぞれ凸部15、15を設けている。これら各凸部15、15の表面は、部分円筒状の凸面であり、それぞれの母線形状を比較すると、これら各凸部15、15の曲率半径は、前記内輪軌道6及び外輪軌道8の曲率半径よりも少しだけ小さい。従って、前記スラスト玉軸受5aを組み立てた状態で、前記各凸部15、15は、それぞれの大部分が、前記内輪軌道6及び外輪軌道8の内側に入り込む。又、前記各凸部15、15の一部が、前記内輪軌道6及び外輪軌道8の一部に強く押し付けられる事はない。
上述の様な、図13〜15に示した改良された構造の場合には、前記保持器10aの軸方向両側面と、前記内輪軌道6及び外輪軌道8との間に存在して潤滑油が滞留する原因となる空間の容積を、十分に小さくできる。この為、これら各空間内に滞留する潤滑油量を少なくすると共に、前記各ポケット15、15内に流入した潤滑油が、前記各空間内に流出する事も防止できる。この結果、前記スラスト玉軸受5aを組み込んだトロイダル型無段変速機の運転時に発生する潤滑油の攪拌抵抗を低減して、前記スラスト玉軸受5aの回転抵抗を低減し、このスラスト玉軸受5aを組み込んだトロイダル型無段変速機の伝達効率の向上を図れる。
上述の図13〜15に示した改良された構造を構成する前記保持器10aを、低コストで、且つ、軽量に造る為には、この保持器10aを、ポリアミド樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂等の合成樹脂を射出成形する事により造る事が好ましい。この場合、必要に応じてこの合成樹脂中に、炭素繊維等の補強材を混入する。何れにしても、合成樹脂を射出成型する事により得られた保持器10aによる潤滑油の攪拌抵抗をより小さく抑える為には、この保持器10aのうち、前記各柱部13a、13aの表面、特に、前記各凸部15、15の表面の形状を、円周方向に関して滑らかに(直線状に)する事が好ましい。
一方、前記各柱部13a、13aの径方向中間部に前記各凸部15、15が存在する結果、前記保持器10aの軸方向に関する、前記各柱部13a、13aの肉厚が、径方向に関して不同である構造は、前記各凸部15、15の表面の形状を円周方向に関して滑らかにする事が難しい。即ち、前記各柱部13a、13aの肉厚が、径方向中間部で他の部分に比べて極端に大きい為、合成樹脂により前記保持器10aを射出成形すると、射出成形後に合成樹脂が冷却されて体積が収縮する事に伴う、所謂引けと呼ばれる現象が、顕著に発生し易い。そして、この現象が発生すると、前記各凸部15、15の表面の凹みが形成され、前記保持器10aの回転に伴って、この凹み部分で潤滑油が渦巻く等、この保持器10aの回転抵抗の増大に結び付く現象が発生し易くなる。特に、前記各凸部15、15の表面と前記内輪軌道6及び外輪軌道8の表面とは近接対向している為、前記潤滑油が渦巻く事に伴う回転抵抗の増大が顕著になり易い。
特開2010−156399号公報
本発明は、上述の様な事情に鑑みて、パワーローラを回転自在に支持するスラスト転がり軸受に組み込む、柱部の両側の凸部を備えた保持器を、低コストで、且つ、軽量に得るべく、この保持器を合成樹脂を射出成形する事により造る場合でも、この保持器の表面に有害な凹部が形成されるのを抑えられる構造を実現すべく発明したものである。
本発明のトロイダル型無段変速機は何れも、一般に広く知られているハーフトロイダル型のトロイダル型無段変速機と同様に、入力ディスク及び出力ディスクと、複数個のトラニオンと、複数本の支持軸と、複数個のパワーローラと、複数組のスラスト転がり軸受とを備える。
このうちの入力ディスク及び出力ディスクは、相対回転を自在として互いに同心に支持されている。
又、前記各トラニオンは、前記両ディスクの軸方向に関してこれら両ディスクの間部分に設けられ、それぞれの両端部に互いに同心に、且つ、これら両ディスクの中心軸に対して捩れの位置に設けられた枢軸を中心とする揺動変位を自在とされている。
又、前記各支持軸は、前記各トラニオンの内側面から突出する状態で、これら各トラニオン毎に1本ずつ設けられている。
又、前記各パワーローラは、前記各支持軸の周囲に回転自在に支持された状態で、前記両ディスク同士の間に挟持されている。
更に、前記各スラスト転がり軸受は、前記各パワーローラの外側面と前記各トラニオンの内側面との間に設けられている。
そして、前記各スラスト転がり軸受は、前記各パワーローラの外側面に形成された内輪軌道と、前記各トラニオンの内側面に設置された外輪の内側面に形成された外輪軌道と、これら内輪軌道と外輪軌道との間に転動自在に設けられた複数個のと、これら各を保持する保持器とから成る。
又、この保持器は、合成樹脂を射出成形する事により一体に造られたもので、周方向に連続した円環状のリム部と、このリム部の円周方向複数個所に間欠的に形成された、それぞれが径方向に配置された複数の柱部と、円周方向に隣り合う柱部同士の間部分に設けられてそれぞれの内側に前記各を1個ずつ、転動自在に保持するポケットとを備えたものである。
更に、前記保持器の軸方向に関して前記各柱部の両側面の一部で、前記内輪軌道及び前記外輪軌道に対向する部分に、これら各柱部とこれら内輪軌道及び外輪軌道との間に存在する空間の一部を塞ぐ凸部が設けられている。
特に、請求項1に記載されたトロイダル型無段変速機に於いては、前記各ポケットの内面のうちの円周方向両側面の、前記保持器の直径方向に対し直交する仮想平面に関する断面形状が、前記各ポケットの内面側が凹んだ部分円弧状である。
又、前記各柱部に、前記保持器の外周面に開口し、この保持器の軸方向に関して前記凸部と重畳する部分にまで達する空洞を設けている。
そして、この空洞の前記仮想平面に関する断面形状を、前記保持器の軸方向中央部が括れた鼓状としている。
この様な請求項1に記載した発明を実施する場合に、例えば請求項2に記載した発明の様に、前記保持器の直径方向に対し直交する仮想平面に関する前記各空洞の断面積を、開口部からこの保持器の径方向内側に向かうに従って狭くする。
又、請求項3に記載されたトロイダル型無段変速機に於いては、請求項1に記載した発明と同様に、前記各ポケットの内面のうちの円周方向両側面の、前記保持器の直径方向に対し直交する仮想平面に関する断面形状が、前記各ポケットの内面側が凹んだ部分円弧状である。
又、前記各柱部に、前記保持器の外周面に開口し、この保持器の軸方向に関して前記凸部と重畳する部分にまで達する空洞が設けられている。
そして、この空洞を、前記保持器の直径方向に対し直交する仮想平面に関する断面積が、径方向内側に向かうに従って狭くなる径方向外側部分と、この径方向外側部分の径方向内端部に連続し、前記仮想平面に関する断面積が径方向に関して変化しない径方向内側部分とにより構成している。
上述の様に構成する本発明のトロイダル型無段変速機によれば、パワーローラを回転自在に支持するスラスト転がり軸受に組み込む、柱部の両側凸部を備えた保持器を、低コストで、且つ、軽量に得るべく、この保持器を合成樹脂を射出成形する事により造る場合でも、この保持器の表面に有害な凹部が形成されるのを抑えられる。
即ち、前記保持器を構成する各柱部の内部に、この保持器の軸方向に関して前記凸部と重畳する部分にまで達する空洞を設けているので、この軸方向に関する前記各柱部の厚さ寸法を小さく抑えられる。この為、前記保持器を合成樹脂の射出成型により造る際に、前記各柱部を構成する合成樹脂の熱収縮に伴って、これら各柱部の一部に引けと呼ばれる凹みが発生しても、この凹みの深さを小さく抑えられる。特に、この様な引けは、前記空洞の内面側でも生じる為、前記保持器を円滑に回転させる事に対して有害な渦の発生に結び付く、前記凸部の表面に発生する凹みを極く僅少に抑えられる。
尚、前記スラスト転がり軸受を潤滑する為の潤滑油は、前述の特許文献1に記載されている様に、前記パワーローラを支持する支持軸の内部に設けた潤滑油通路から前記スラスト転がり軸受の径方向内側部分に吐出され、前記保持器の設置部分を、径方向内側から外側に向けて流れる。従って、この保持器の外周面に開口した前記空洞部の内部には潤滑油は殆ど進入せず、この空洞部が、前記スラスト転がり軸受を潤滑する為の潤滑油に渦を発生させる等により、前記保持器の回転抵抗を増大させる原因になる事はない。
本発明の実施の形態の第1例を示す、保持器の斜視図。 この保持器を構成する各柱部の空洞部の形状を示す模式図。 この保持器を径方向から見た正投影図。 図3のイ−イ断面図。 本発明の実施の形態の第2例を示す、保持器の斜視図。 この保持器を構成する各柱部の空洞部の形状を示す模式図。 この保持器を径方向から見た正投影図。 同じく軸方向から見た正投影図。 図7のロ−ロ断面図。 図8の拡大ハ−ハ断面図。 本発明の対象となるトロイダル型無段変速機の1例を示す要部断面図。 一般的なスラスト玉軸受を組み込んだパワーローラ支持部分の断面図。 改良されたスラスト玉軸受を組み込んだパワーローラ支持部分の部分切断斜視図。 同じく断面図。 同じく保持器を取り出した状態で示す斜視図。
[実施の形態の第1例]
図1〜4は、請求項3に対応する、本発明の実施の形態の第1例を示している。尚、本例の特徴は、パワーローラを回転自在に支持する為のスラスト玉軸受5a(図13〜14参照)に組み込む保持器10bの形状を改良する点にある。その他の部分の構造及び作用に就いては、前述の図11〜14に記載した、従来から知られている構造と同様である。即ち、トロイダル型無段変速機の基本的な構造及び作用に就いては、前述の図11に示した従来構造と同様である。又、保持器10bの構造を工夫して、前記スラスト玉軸受5aを構成する玉9、9(図11〜14参照)が潤滑油を攪拌する事に伴う、このスラスト玉軸受5aの回転抵抗の増大を抑える点に関しては、前述の図13〜14に記載した、改良した従前の構造と同様である。本例の特徴は、この改良した従前の構造に更に改良を加え、前記保持器10bを合成樹脂の射出成型により造る場合でも、各柱部13b、13bの両側に形成した各凸部15a、15aの表面を含む、前記保持器10bの表面に、前記回転抵抗を低減する上で有害な凹部が形成されるのを抑える点にある。就いては、前述の特許文献1に記載される等により従来から知られており、先に説明した部分の構造及び作用に就いては、重複する説明を省略若しくは簡略にし、以下、本例の特徴部分を中心に説明する。
前記保持器10bは、合成樹脂を射出成形する事により一体に造られたもので、内径側端部に、周方向に連続した円環状の内径側リム部11bを設けている。そして、この内径側リム部11bの外周縁の円周方向等間隔の複数個所(図示の例では8箇所)に前記各柱部13b、13bを、それぞれ径方向外方に(放射状に)突出する状態で形成している。これら各柱部13b、13bの円周方向両側面は、部分球面状の凹面とし、これら各柱部13b、13bの円周方向両側面と前記内径側リム部11bの外周面とにより三方を囲まれる部分を、前記各玉9、9を転動自在に保持する為のポケット14b、14bとしている。前記保持器10bの円周方向に関する、これら各ポケット14b、14bの幅は、この保持器10bの軸方向中間部で最も広く、軸方向両端部に向かうに従って狭くなる。別の言い方をすれば、前記各ポケット14b、14bの円周方向両側面の、保持器10bの直径方向に対し直交する仮想平面に関する断面形状が、前記各ポケット14b、14bの内面側が凹んだ部分円弧状である。従って、前記各ポケット14b、14b内に前記各玉9、9を組み込んだ状態で、前記保持器10bの軸方向位置は、これら各ポケット14b、14bの内面と前記各玉9、9の転動面との係合(玉案内)により規制される。
この様な玉案内の構造を実現する為に、本例の場合には、前記各柱部13b、13bの先端部(前記保持器10bの径方向に関して外端部)は自由端として、この保持器10bの径方向に関して、前記各ポケット14b、14bの外径側端部を開放している。前述の図12〜14に示した従来構造の様な、外径側リム部12、12aは設けていない。又、前記各ポケット14b、14bの外径側端部開口の幅を、前記各玉9、9の直径よりも少しだけ小さくしている。そして、これら各玉9、9を前記各ポケット14b、14b内に、前記各柱部13b、13bを弾性変形させつつ、それぞれの外径側開口端部から挿入可能としている。
更に、前記各柱部13b、13bの両側面の一部で、前記保持器10bを前記スラスト玉軸受5aに組み込んだ状態で、パワーローラ3の軸方向内側面及び外輪7の軸方向外側面に設けた、それぞれが凹溝状の内輪軌道6及び外輪軌道8(図11〜14参照)に対向する部分に、それぞれ、表面が部分円筒面状である、前記各凸部15a、15aを形成している。これら各凸部15a、15aの表面の母線形状の曲率半径は、前記内輪軌道6及び外輪軌道8の母線形状の曲率半径よりも少しだけ小さくしている。従って、前記保持器10bを前記スラスト玉軸受5aに組み込んだ状態で前記各凸部15a、15aは、前記各柱部13b、13bの軸方向両側面と前記内輪軌道6及び外輪軌道8との間に存在する空間の過半部分を塞ぐ。
更に、前記各柱部13b、13bに、前記保持器10bの外周面の一部を構成する、これら各柱部13b、13bの先端面に開口する空洞16、16を設けている。これら各空洞16、16の深さ(前記保持器10bの径方向に関する長さ)は、この保持器10bの軸方向に関して前記凸部15a、15aと重畳する部分にまで達する大きさとしている。又、前記各空洞16、16の形状は、前記保持器10bを射出成形する際に型抜きが可能な範囲で、前記各柱部13b、13bの肉厚の偏り(厚さの差)ができるだけ少なくなる様に、工夫している。
具体的には、前記各空洞16、16の形状を図2に示す様なものとして、前記保持器10bの直径方向に対し直交する仮想平面に関する、前記各空洞16、16の断面積を、前記各柱部13b、13bの先端面に存在する開口部から、前記保持器10bの径方向内側に向かうに従って狭くしている。具体的には、前記各空洞16、16は、前記仮想平面に関する断面積が、径方向内側に向かうに従って狭くなる径方向外側部分18と、この径方向外側部分18の径方向内端部に連続し、前記仮想平面に関する断面積が径方向に関して変化しない径方向内側部分19とにより構成されている。この様な形状を採用する事により、前記各凸部15a、15aを形成した部分の、軸方向に関する肉厚を小さく抑え、引けに基づいてこれら各凸部15a、15aの表面の形状が悪化する事を抑えると共に、前記各ポケット14b、14bの内面形状が悪化する事を抑えられる様にしている。即ち、図4から明らかな通り、前記各空洞16、16の形状を上述の様にする事により、前記各柱部13b、13bのうちで、前記各ポケット14b、14bの円周方向両側を仕切る部分の厚さの偏りを少なくして、しかも、必要最小限近くまで薄くできる。この為、引けにより前記各柱部13b、13bの円周方向両側面の形状が悪化する事を抑えられる。
上述の様な形状を有する、前記保持器10bの場合には、合成樹脂を射出成形に伴ってこの保持器10bの表面に、有害な凹部が形成されるのを抑えられる。即ち、前記各凸部15a、15aを設けたり、或は、前記各ポケット14b、14bの円周方向両側面を仕切る、前記各柱部13b、13bの肉厚を、前記保持器10bの軸方向に関しても、周方向に関しても、小さく抑えているので、前記各柱部13b、13bを構成する合成樹脂の熱収縮に伴って、これら各柱部13b、13bの一部に引けと呼ばれる凹みが発生する場合でも、この凹みの深さを小さく抑えられる。しかも、この様な引けは、前記各空洞16、16の内面側でも生じ、その分だけ、前記各柱部13b、13bの表面側での凹みが小さくなる。この為、前記保持器10bを円滑に回転させる事に対して有害な渦の発生に結び付く、前記凸部15a、15aの表面に発生する凹みを極く僅少に抑えられる。この結果、前記保持器10bの軸方向両側面と、前記パワーローラ3の軸方向外側面及び前記外輪7の軸方向内側面との間に存在する潤滑油による、前記保持器10bの回転抵抗を低く抑えて、前記スラスト玉軸受5aの回転抵抗を低く抑えられる。
更に、上述した通り、前記各空洞16、16により、前記各柱部13b、13bの円周方向両側面の形状が悪化する事も抑えられる為、前記各ポケット14b、14bの内面と前記各玉9、9の転動面との係合状態も良好にできる。そして、これら各ポケット14b、14b内で前記各玉9、9が自転する事に対する抵抗を低く抑えつつ、前記玉案内による前記保持器10bの、軸方向に関する位置決めを適切に行える。これらにより、前記スラスト玉軸受5aの回転抵抗を、より低く抑えられる。
尚、前記各柱部13b、13bの先端面に存在する、前記各空洞16、16の開口部が、前記保持器10bの回転抵抗を増大させる原因にならない事は、前述の通りである。又、前記内径側リム部11bの軸方向両端面の一部で、円周方向に関し前記各柱部13b、13b同士の間部分に凹溝17、17を形成して、前記保持器10bの内径側から吐出される潤滑油を、前記各ポケット14b、14b内に効率良く送り込める様にしている。
[実施の形態の第2例]
図5〜10は、請求項1、2に対応する、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の場合も、上述した実施の形態の第1例の場合と同様に、転動体である玉9、9(図11〜14参照)を、各ポケット14c、14c内に転動自在に保持する様に構成している。従って、これら各ポケット14c、14cの内面に関しても、上述した実施の形態の第1例の場合と同様に、円周方向両側面の、保持器10cの直径方向に対し直交する仮想平面に関する断面形状を、前記各ポケット14c、14cの内面側が凹んだ部分円弧状としている。
この様なポケット14c、14cの円周方向両側を仕切る、各柱部13c、13cの肉厚の偏りを小さく抑える為に、本例の場合には、これら各柱部13c、13cの中心部に、図6に示す様な形状を有する空洞16a、16aを形成している。これら各空洞16a、16aに関しても、前記保持器10cの外周面の一部を構成する、前記各柱部13c、13cの先端面に開口している。特に、本例の構造の場合には、前記各空洞16a、16aの、前記仮想平面に関する断面形状を、前記保持器10cの軸方向中央部が括れた鼓状としている。
この様な形状を有する、前記各空洞16a、16aを、それぞれ前記各柱部13c、13cの中心部に設ける事により、前記保持器10cの軸方向に関する、これら各柱部13c、13cの肉厚の偏りを少なく抑えられる。
その他の部分の構成及び作用は、上述した実施の形態の第1例と同様であるから、同等部分には同一符号を付して、重複する説明を省略する。
本発明を実施する場合に、図1〜4に示した実施の形態の第1例に於ける空洞16、16の形状と、図5〜10に示した実施の形態の第2例に空洞16a、16aの形状とを組み合わせて、保持器を構成する各柱部の肉厚の偏りを、これら各柱部の各部で、より少なくする事もできる。即ち、前述の図2に示した空洞16の円周方向両側部分を、前述の図6に示した空洞16aの円周方向両側面の如く、部分円弧状に凹んだ形状にする事もできる。この様な組み合わせ形状を採用すれば、前記各柱部の肉厚の偏りを、前記保持器の径方向と軸方向との、何れの方向に関しても、より少なくできる。そして、前記各柱部の表面(各ポケットの内面を含む)に生じる凹部の深さをより小さくして、前記保持器を組み込んだスラスト玉軸受の回転抵抗を、より低く抑えられる。
1 入力ディスク
2 出力ディスク
3 パワーローラ
4 トラニオン
5、5a スラスト玉軸受
6 内輪軌道
7 外輪
8 外輪軌道
9 玉
10、10a、10b、10c 保持器
11、11a、11b 内径側リム部
12、12a 外径側リム部
13、13a、13b、13c 柱部
14、14a、14b、14c ポケット
15、15a 凸部
16、16a 空洞
17 凹溝
18 径方向外側部分
19 径方向内側部分

Claims (3)

  1. 相対回転を自在として互いに同心に支持された入力ディスク及び出力ディスクと、これら両ディスクの軸方向に関してこれら両ディスクの間部分に設けられ、それぞれの両端部に互いに同心に、且つ、これら両ディスクの中心軸に対して捩れの位置に設けられた枢軸を中心とする揺動変位を自在とされた複数個のトラニオンと、これら各トラニオンの内側面から突出する状態で、これら各トラニオン毎に1本ずつ設けられた支持軸と、これら各支持軸の周囲に回転自在に支持された状態で前記両ディスク同士の間に挟持された複数個のパワーローラと、これら各パワーローラの外側面と前記各トラニオンの内側面との間に設けられたスラスト転がり軸受とを備え、これら各スラスト転がり軸受は、前記各パワーローラの外側面に形成された内輪軌道と、前記各トラニオンの内側面に設置された外輪の内側面に形成された外輪軌道と、これら内輪軌道と外輪軌道との間に転動自在に設けられた複数個のと、これら各を保持する保持器とから成るものであり、この保持器は、合成樹脂を射出成形する事により一体に造られたもので、周方向に連続した円環状のリム部と、このリム部の円周方向複数個所に間欠的に形成された、それぞれが径方向に配置された複数の柱部と、円周方向に隣り合う柱部同士の間部分に設けられてそれぞれの内側に前記各を1個ずつ、転動自在に保持するポケットとを備えたものであり、前記保持器の軸方向に関して前記各柱部の両側面の一部で、前記内輪軌道及び前記外輪軌道に対向する部分に、これら各柱部とこれら内輪軌道及び外輪軌道との間に存在する空間の一部を塞ぐ凸部が設けられているトロイダル型無段変速機に於いて、
    前記各ポケットの内面のうちの円周方向両側面の、前記保持器の直径方向に対し直交する仮想平面に関する断面形状が、前記各ポケットの内面側が凹んだ部分円弧状であり、
    前記各柱部に、前記保持器の外周面に開口し、この保持器の軸方向に関して前記凸部と重畳する部分にまで達する空洞が設けられており、
    この空洞の前記仮想平面に関する断面形状が、前記保持器の軸方向中央部が括れた鼓状である事を特徴とするトロイダル型無段変速機。
  2. 前記保持器の直径方向に対し直交する仮想平面に関する前記各空洞の断面積が、開口部からこの保持器の径方向内側に向かうに従って狭くなる、請求項1に記載したトロイダル型無段変速機。
  3. 相対回転を自在として互いに同心に支持された入力ディスク及び出力ディスクと、これら両ディスクの軸方向に関してこれら両ディスクの間部分に設けられ、それぞれの両端部に互いに同心に、且つ、これら両ディスクの中心軸に対して捩れの位置に設けられた枢軸を中心とする揺動変位を自在とされた複数個のトラニオンと、これら各トラニオンの内側面から突出する状態で、これら各トラニオン毎に1本ずつ設けられた支持軸と、これら各支持軸の周囲に回転自在に支持された状態で前記両ディスク同士の間に挟持された複数個のパワーローラと、これら各パワーローラの外側面と前記各トラニオンの内側面との間に設けられたスラスト転がり軸受とを備え、これら各スラスト転がり軸受は、前記各パワーローラの外側面に形成された内輪軌道と、前記各トラニオンの内側面に設置された外輪の内側面に形成された外輪軌道と、これら内輪軌道と外輪軌道との間に転動自在に設けられた複数個の玉と、これら各玉を保持する保持器とから成るものであり、この保持器は、合成樹脂を射出成形する事により一体に造られたもので、周方向に連続した円環状のリム部と、このリム部の円周方向複数個所に間欠的に形成された、それぞれが径方向に配置された複数の柱部と、円周方向に隣り合う柱部同士の間部分に設けられてそれぞれの内側に前記各玉を1個ずつ、転動自在に保持するポケットとを備えたものであり、前記保持器の軸方向に関して前記各柱部の両側面の一部で、前記内輪軌道及び前記外輪軌道に対向する部分に、これら各柱部とこれら内輪軌道及び外輪軌道との間に存在する空間の一部を塞ぐ凸部が設けられているトロイダル型無段変速機に於いて、
    前記各ポケットの内面のうちの円周方向両側面の、前記保持器の直径方向に対し直交する仮想平面に関する断面形状が、前記各ポケットの内面側が凹んだ部分円弧状であり、
    前記各柱部に、前記保持器の外周面に開口し、この保持器の軸方向に関して前記凸部と重畳する部分にまで達する空洞が設けられており、
    この空洞は、前記保持器の直径方向に対し直交する仮想平面に関する断面積が、径方向内側に向かうに従って狭くなる径方向外側部分と、この径方向外側部分の径方向内端部に連続し、前記仮想平面に関する断面積が径方向に関して変化しない径方向内側部分とにより構成されている事を特徴とするトロイダル型無段変速機。
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