JP5659442B2 - 枝管内面ライニング工法および枝管内面ライニング装置 - Google Patents

枝管内面ライニング工法および枝管内面ライニング装置 Download PDF

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Description

本願発明は、枝管内面の樹脂被膜補修装置および補修方法に関するものである。より詳しくは、管路内面を樹脂含浸ライニング材の樹脂硬化で補修する枝管内面ライニング工法および枝管内面ライニング装置に関するものである。
この種の枝管内面ライニング工法および枝管内面ライニング装置に関して、特許第3227587号特許公報(特許文献1)「本管の枝管接続部内面と枝管内面の連続ラィニング構造およびその工法」には、一端が樹脂含浸シートの開口部周縁に接合された樹脂含浸チューブを、ライニング装置のスリーブ内に収容し、このライニング装置を本管の枝管接続部まで導入して樹脂含浸シートの開口部を枝管の接続端に位置合わせしたのち、ライニング装置のスリーブを流体圧で膨張拡径して樹脂含浸シートを本管の枝管接続部の内面に圧接するとともに、ライニング装置のスリーブ送出口から樹脂含浸チューブを流体圧で枝管内へ反転流入させて枝管内に樹脂含浸チューブを供給するとともに枝管内面全体に圧接させ、樹脂含浸チューブの硬化により、本管の枝管接続部内面と枝管内面とに対する樹脂含浸被覆補修する技術を開示している。前記の特許第3227587号特許公報(特許文献1)公知技術においては、熱硬化性樹脂含浸チューブを、枝管内へ反転流入させるとともに枝管内面全体に圧接させるための手段として、流体圧を適用しているので、高温の加圧流体供給源を必要として装置が大型化することの問題点がある。
特許第3227587号特許公報(特許文献1)の前記問題点を解消すべく、特開2007−55251号公開特許公報(特許文献2)「枝管内面ラィニング装置および枝管内面ラィニング工法」は、可視光線硬化樹脂含浸チューブの反転流入と、枝管内面全体に圧接させる手段として加圧流体供給源に接続された気体(空気)とすることで、装置を小型化している。
特許第3227587号特許公報 特開2007−55251号公開特許公報
本願発明は、流体圧に替えて体圧を適用しているところの、前記特開2007−55251号公開特許公報(特許文献2)「枝管内面ラィニング装置および枝管内面ラィニング工法」において、可視光線硬化樹脂含浸チューブを枝管内面に強力に圧接状態として、枝管内面全面を光硬化樹脂で確実強固に被膜補修することを課題とする。
本願第1発明はライニング材収納ホース内に、未硬化の光硬化型樹脂含浸ライニング材を収納する樹脂含浸チューブと、該樹脂含浸チューブの後端にその先端を接続させた光線照射装置を挿入し、ライニング材収納ホースに気体圧を供給することで、本管の枝管接続部内面にその基端が圧接させた樹脂含浸チューブを、本管の枝管接続部より枝管内へ反転流入させるとともに、樹脂含浸チューブの枝管内最大突出設定位置において、管内の気体を枝管内へ強制的に漏出させ、樹脂含浸チューブの設定最大容積以上のチューブ拡大を阻止するところの、本管の枝管接続部と枝管内面とを一体化した光硬化型樹脂含浸ライニング材で樹脂硬化ライニングする枝管内面ライニング工法において、
樹脂含浸チューブの枝管内最大突出設定位置で、リング形状の連結固定具で包囲されるところの、樹脂含浸チューブの円形先端部Maが上方へ突出することにより針孔107の有効径を拡大して、自動開口Hを形成し、管内の気体を枝管内へ強制的に漏出させ、自動開口Hの形成に際して、円形先端部Maの変形突出範囲をリング形状の連結固定具で包囲される範囲に限定されることを特徴とする。
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本願第2発明は、ライニング材収納ホース内に、未硬化の光硬化型樹脂含浸ライニング材を収納する樹脂含浸チューブと、該樹脂含浸チューブの後端にその先端を接続させた光線照射装置を挿入し、ライニング材収納ホースに気体圧を供給することで、本管の枝管接続部内面にその基端が圧接させた樹脂含浸チューブを、本管の枝管接続部より枝管内へ反転流入させて、本管の枝管接続部と枝管内面とを一体化した光硬化型樹脂含浸ライニング材で樹脂硬化ライニングする枝管内面ライニング装置において、
樹脂含浸チューブの円形先端部Maを包囲するリング形状の連結固定具を設け、円形先端部Maの中心部に針孔107を形成して自動介開口を構成したことを特徴とする枝管内面ライニング装置を提供する。
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本願発明の説明に先だって、先願の特開2007−55251号公開特許公報(特許文献2)「枝管内面ラィニング装置および枝管内面ラィニング工法」を説明する。
図11は、本発明による施工装置の大要を示し、本管内に挿入する枝管内面ライニング装置1と枝管内面ライニング装置1のライニング材収納ホース4内に挿入する可視光照射装置2とで構成する。
更に、作業に際しては、地上に、作業車(地上作業装置)6およびケーブルドラム60を配置する。作業車(地上作業装置)6には、空気圧縮機61、制御装置62、暗室63等を装備する(図16参照)。
枝管内面ライニング装置1は、図12および図13を参照して、4個の車輪11で支持される本体装置10に、前後位置決め装置12、アウトリガー装置13、反転管リフト装置14を装備して構成し、前後位置決め装置12はモータ15およびクラッチ16とにより本体装置10を前後進自在とし、アウトリガー装置13はエヤーシリンダー17と加圧ヘッド18で構成しエヤーシリンダー17の伸張で加圧ヘッド18を本管内面Aに圧接自在とする。
反転管リフト装置14は本体装置10内に装備した旋回装置20に支持される回転盤21のリニヤー軸22に沿って上下動するエヤーシリンダー19により加圧ヘッド23を上下動自在として、旋回装置20およびエヤーシリンダー19の作動で反転管リフト装置14の左右一対の支持板26の先端部に反転管30を連結装置5のロックレバー50により固定自在として、反転管30の旋回位置調整および上下位置調整を自在とする。
図2において、27はエヤーホース、28はケーブルである。
旋回装置20は、本体装置10内に先端に回転盤21を固定した中空旋回軸25と旋回用モータ24とを装備し、旋回用モータ24により中空旋回軸25を介して、回転盤21を回動自在とする。
反転管装置3は、L状に湾曲する反転管30と、該反転管30の先端に形成され本管の枝管接続部に接当自在とする反転管管口板31と、反転管30の後端に接続されたライニング材収納ホース4とで構成され、ライニング材収納ホース4の終端のホース端金具33に反転用圧縮空気供給ホース64が接続されている。
反転管装置3は、前記反転管30と、該反転管30の先端に形成され本管の枝管接続部に接当する自在とする管口板32と、反転管30 の後端に接続されたライニング材収納ホース4とで構成され、ライニング材収納ホース4の終端のホース端金具33に反転用圧縮空気供給ホースが接続されている。
先端に牽引金具70を設けて、枝管ライニング材5と連結ワイヤー6を介して接続し、後端のコネクター7を介してランプトレインケーブル8を接続する。
図14を参照して、可視光線照射装置(ランプトレイン)2を、可視光単位光源(ランプユニット)40を連珠状に複数個(即ち2個以上)を可撓連結体(引張ばね)44を介して連結して構成する。可視光線単位光源(ランプトユニット)40の両端に、放射方向に伸張する複数本の脚片46を有するゴム製走行支持体45を装備し、脚片46の先端に滑りのよい樹脂製の端末爪47を装備する。
先端に牽引金具60を設けて、連結ワイヤーを介して枝管ライニング材に接続し、後端のコネクターを介してランプトレインケーブル8を接続する。
図16を参照して、可視光単位光源(ランプユニット)40を、波長380ないし450nmで光強さ8000μw/平方cm以上を有するスパイラル式蛍光灯41を、ポリカーボネート透明管43内に、内装して構成する。
ゴム製走行支持体45は、中心部に中心孔49を有するボス48に可撓連結体(引張ばね)44を固定して、互いに接当する脚片46が湾曲することで、可撓連結体(引張ばね)44は大きく湾曲して最大曲げ角度を110度とする。
先端に牽引金具70を設けて、未硬化の光硬化型樹脂含浸ライニング材を収納する樹脂含浸チューブ)Mと連結ワイヤー6を介して接続し、後端のコネクター7を介してランプトレインケーブル8を接続する。
本願発明によるライニング工法を説明する。
○ライニング材の製作
ライニング材は予め工場で製作する。
鍔状繊維補強材に筒状繊維補強基材を縫合した繊維補強基材の鍔状繊維補強材だけ熱硬化樹脂を含浸しフランジ成形硬化金具で硬化させた硬化フランジ71の筒状繊維補強基材に、可視光線硬化性樹脂を含浸したライニング材をチューブ状とした(未硬化の光硬化型樹脂含浸ライニング材M0を、光透過性フイルム製の第1チューブN1と第2チューブN2との間に積層してなる、樹脂含浸チューブ(未硬化枝管ライニング材)Mを、ガス遮断性と遮光性フイルムでヒートパックされて保冷庫に保管する。
この際、樹脂含浸チューブ材Mの前後に導紐77を結び付けてあり、該導紐77の先端はランニング材収納ホース4の前後の閉塞部分に挟まれている。
○可視光線照射装置(ランプトレイン)セッティング
ランニング材収納ホース4の後端部の閉塞を解き、導紐77を引出し、未硬化枝管ライニング材を有する樹脂含浸チューブMの終端に、可視光線照射装置(ランプトレイン)2の先端に連結する。可視光線照射装置(ランプトレイン)2の後端部は予めホース端金具33をホースバンドで固定する。
かくして、図18に示す、反転管装置・ランニング材収納ホース・可視光線照射装置(ランプトレイン)の結合ユニット8が完成する。
○本管の枝管補修部用のフランジライニング材のセッティング
工事車内の暗室または自然光が入射せず遮光状態に近い状態の工事車内でつぎの作業を行う。
未硬化枝管ライニング材を有する樹脂含浸チューブMを保冷庫より取出し、工事車内に持込み、包装を解く、同時に反転管装置3も持込む。
ホース端金具33にランニング材収納ホース4を差込み、ホースバンド75で固定した状態で、ホース端金具33を経て可視光線照射装置(ランプトレイン)2の電源ケーブルをランニング材収納ホース4内を通し、端部までコネクタを取出し、コネクタを取出し、可視光線照射装置(ランプトレイン)2に差込みネジで固定する。
ランプトレイン2の先端位置がランニング材収納ホース4の先端にくるまで電源ケーブルを引戻し、可視光線照射装置(ランプトレイン)2をランニング材収納ホース4内に収納した状態で工事車内に持込む。
既に持込まれている反転管30に未硬化枝管ライニング材を有する樹脂含浸チューブMの反フランジ側端と可視光線照射装置(ランプトレイン)2の先端を強力な紐で固く繋ぎ、ランニング材収納ホース4の先端にホースバンド75を嵌め込んだ状態で反転管ホースニップル部に差込みホースバンド75で固定する。
未硬化の樹脂含浸チューブMの硬化フランジ部76が反転管管口板31に沿うまで電源ケーブルを引出し、樹脂含浸チューブMをランニング材収納ホース4に収納する。
ランニング材収納ホース4は、施工前に補修長を測定し可視光線照射装置(ランプトレイン)の長さ、各種連結部分の長さが収納可能な長さとする。
図18を参照して、工事車内に取付けられた樹脂含浸チューブMの硬化フランジ部71を本管Aの内壁と圧接する部分に経時硬化する接着剤、または吸水硬化性のウレタン接着コーティング剤等73を盛り付ける。74はゴムパッキンである。
反転管管口板31に沿った未硬化ライニングチューブMの開口部からの自然光の入射を遮光するため、人孔Cに装備するまで、離型容易な遮光フィルムで覆っておき、この遮光フィルムは人孔Cに取込んでから除去する。
○反転管装置の本管内への搬入
図17に示す、反転管装置・ランニング材収納ホース・可視光線照射装置(ランプトレイン)の結合ユニット8を、反転管装置3を下にして人孔Cに搬入する。
本管Aに挿入した本体装置10の後端の取付板26と反転管装置3と連結し、連結装置5のレバー50を下向きとして、ライニング装置の本体装置10と反転管装置・ランニング材収納ホース・可視光線照射装置(ランプトレイン)の結合ユニット8とを一体化する。
○反転管装置の本管内位置設定
ライニング装置の本管装置1は、あらかじめ本管内を通線したワイヤーでランニング対象の枝管口位置に引込む。
あらかじめ挿入された枝管カメラおよび本管カメラのTVモニターを見ながら操作盤の旋回位置位置レバーを操作し調整する。
枝管の管芯と反転管管口板31の管口管芯とを一致させた所定の補修位置で、操作盤のアウトリガースイッチを入れてライニング装置1を本管に固定する(図19参照)。
操作盤の反転管リフトスイッチを入れて、反転管管口板31を枝管口に圧着させる。
○樹脂含浸チューブの反転
ホース端金具33に反転用圧縮空気ホースを接続し、送気する。図20に示すごとく、樹脂含浸チューブA2の先端部は枝管内へ突入して、反転部Pが形成される。
○樹脂含浸チューブの光硬化型樹脂ライニング材の硬化
可視光線照射装置(ランプトレイン)の先端ガイドに設けたカメラのTVモニターを見ながら、可視光線照射装置(ランプトレイン)の先端が反転管を通過した可視光線単位光源(ランプユニット)40のカラースパイラル蛍光灯41を点灯させ、枝管の先端部より樹脂含浸チューブMの未硬化の光硬化型樹脂ライニング材の硬化を開始する。
図20、図21、図22に示すごとく、樹脂含浸チューブMの反転部Pは、可視光線照射装置(ランプトレイン)ケーブルドラム操作盤の巻出し速度設定と未硬化ライニング材Mの外面への圧縮空気の供給調整で枝管内の樹脂含浸チューブMの反転流入速度を制御する。
硬化速度は繊維補強基材の光透過性能、可視光線硬化剤の反応性能、可視光線照射装置(ランプトレイン)の光強度などの実証試験で定まる。実証試験では1個のカラースパイラル蛍光灯で約3分以内に硬化する。
このデータを基に可視光線照射装置(ランプトレイン)の連数と施工長の関係から反転流入速度を設定する。
反転完了は施工前に測定した施工長が可視光線照射装置ケーブルドラム操作盤に記録され巻戻しに応じてデジタル測定表示される。反転端末Pが桝Dに達したとき(図20参照)、硬化が完了し、警報装置で知らせる。可視光線照射装置(ランプトレイン)のカラースパイラル蛍光灯41を消灯させる。
また、反転流入に支障があれば、デジタル測定表示装置で判断が可能となる。
○ライニング硬化完了の処理
図22、図23、図24を参照して、インナーチューブ(N1)内の可視光線照射装置(ランプトレイン)が落下せず、保持しながら剥離除去できる空気圧と剥離によるインナーチューブ内圧上昇を自動排気調整装置で設定し、可視光線照射装置(ランプトレイン)ケーブルドラム操作盤の巻取り制御でインナーチューブを剥離除去する。
桝Dに突出したアウターチューブN2を切断し、硬化完了した光硬化型樹脂ライニング材MOをグラインダーで切断仕上げる。
可視光線照射装置(ランプトレイン)およびインナーチューブN1がライニング材収納ホース4内に戻された時、デジタル測定表示が0近くを示す。
操作盤の反転管リフト装置スイッチをOFFして、反転管を最初の位置まで下げる。
操作盤の旋回原点復帰ボタンスイッチを押して反転管を最初の位置に復帰させる。
アウトリガーボタンスイッチをOFFしてアウトリガーを降ろし、ライニング装置本体の固定を解除する。
ライニング装置を人孔まで引き出し、撤去する。
以下、図1ないし図10を参照して、前述の先願発明を参考にして説明する。
光線照射装置として、図14に示すところの先願発明の可視光線照射装置(ランプトレイン)2に変えて、図1に示す、光線照射装置を、単位光源ランプ101を連珠状に複数個(即ち2個以上)を可撓連結体(引張ばね)44を介して連結して構成して、連数珠状に複数個連結してなるランプトレイン100で構成する。
実施例では、6個の単位光源ランプ(緑色LEDランプ)101で構成し前方の3個の単位光源ランプ101に対してランプトレン前端部の前部インバータ102F、後方の3個の単位光源ランプ101に対してランプトレン後端部の後部インバータ102Rより電力を供給する。
それぞれの単位光源ランプ101の両端に固定した支持脚体103について、
3に示す側面視星型形状(ヒトデ状形状)の硬質成形品(硬質ゴム成形品、硬質
合成樹脂成形品)とする。即ち、筒状の基部103bより放射方向に複数個(実施
例では6個)の脚片103aを突出した形状である。
願発明においては、ゴム製走行支持体45は、その複数個の脚片をその先端が前後左右に弾性で湾曲変形して樹脂含浸チューブ(枝管ライニング材)に押圧力(走行抵抗)を生じない構造とし、更に、複数本の脚片46の先端には、滑りのよい樹脂製の端末爪47を装備して、枝管内のランプトレインの上下動に際して、ランプトレインに走行抵抗を生じない構成としている。
しかし、本願発明においては、逆に、枝管内のランプトレイン100の上下動に際して、ランプトレインに走行抵抗を生じるように構成して、脚片103bの先端は、樹脂含浸チューブに枝管内面に対する押圧力を作用させるものである。ランプトレイン100の上昇時には、図に示すごとく、走行抵抗により、脚片103aの先端下方向きに湾曲して、枝管内面方向に押圧力を作用しつつ上昇する。
ランプトレイン100の下降時には、図8に示すごとく、走行抵抗により、脚片103aの先端上方向きに湾曲して、枝管内面方向に押圧力を作用しつつ下降する。
先端に牽引金具60を設けて、連結固定具106および連結ワイヤー105を介して樹脂含浸チューブ(枝管ライニング材)に接続し、後端のコネクター109aを介してランプトレインケーブル8を接続する。
図4を参照して、樹脂含浸チューブ(枝管ライニング材)の先端部に連通するリリーフ弁機構108を連結固定具106に内装する。
図5および図6の実施例では、リーフ弁機構108に代えて、針孔を自動開口変
更することリーフ弁として機能するところの、自動開口機構とする。
図5に示す第1実施例は、樹脂含浸チューブの円形先端部Maの中心に1個または2個の針孔107を形成し、リリーフ作動時に1個または2個の自動開口Hを形成する。
6に示す実施例は、本願第1発明に対応し、 連結固定具106をリング形状として、リング形状の連結固定具で包囲される樹脂含浸チューブの円形先端部Maの中心に針孔107を形成する。
図8を参照して、樹脂含浸チューブの最大容積時(樹脂含浸チューブの枝管内最大突出設定位置)に、円形先端部Maが上方へ突出することで、針孔107の有効径が拡大することにより、自動開口Hが形成されるものである。円形先端部Maの変形突出範囲をリング形状の連結固定具で包囲される範囲に限定する効果がある。
上記のリーフ弁機構108または自動開口Hは、樹脂含浸チューブの最大容積時(樹脂含浸チューブの枝管内最大突出設定位置)において、管内の気体を枝管内へ強制的に漏出させ、樹脂含浸チューブの設定最大容積以上のチューブ拡大を阻止する
上述のリリーフ弁機構108によるリリーフ弁作動の気体圧・針孔107の自動開口Hの形成に関して,枝管の管内径の差異、樹脂含浸チューブの材質・肉厚、樹脂硬化補修材の材質・肉厚、等にもとづいて、種々の値が選択されるものであるが、実施例における参考値を示すと下記の通りである。
樹脂含浸チューブの最大容積時(樹脂含浸チューブの枝管内最大突出位置)における気体圧……0.04Mpa
自動開口H(図5の第1実施例)……1.2mmΦ × 2個
自動開口H(図6の第2実施例)……1.5ないし2.0mmΦ × 1個
図9を参照して、ランプトレイン100の後端に電源コードに加えてランプ牽引ワイヤー105を併設し、地上車にランプ牽引ワイヤー105用のワイヤー巻取装置109を装備する。
ランプトレイン100の引戻しにあたり、図10に示すごとく、電源コードに先行してランプ牽引ワイヤー105を牽引作用させることで、ランプトレイン100は、走行抵抗を受けるが、電源コードに負担をかけることなく、ランプトレイン100を回収することができる。
を下記のとおりに補正しました。
本願第1発明および本願第2発明自動開口を装備して、樹脂含浸チューブ内
の気体圧の最大値を所望値に規制することで、樹脂含浸チューブの先端部の突出膨
張拡大を阻止し、樹脂含浸チューブの破損を防止しつつ、気体圧を強力とするこが
できる効果を有する。
本願第2発明は、ランプトレインの脚片先端を枝管内の樹脂含浸チューブに接触押圧させて樹脂含浸チューブに押圧力を作用させることで、第1発明の気体圧による押圧力に、ランプトレインの脚片による押圧力を加算して、硬化中の樹脂含浸チューブを枝管内面方向への押圧をより強力にすることができる効果を有する。』
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実施例では、6個の単位光源ランプ(緑色LEDランプ)101によるランプトレンを光源照明装置を使用したので、緑色の可視光線で光硬化樹脂を補修材として使用するが、他の色彩の可視光を光源としてもよく、更に、紫外線照射装置を使用してもよく、光源に対応して補修材は、他の可視光線、紫外線等で光硬化する物質を含むものとしてもよい。光硬化に加えて、光線照射による補修材の加熱、補修材の光線受光による化学変化による自己加熱を利用して、光硬化に熱硬化の作用を相乗させてもよいものである。
本願発明は、下水道等の管路の管路内面補修に有効である。
本願発明におけるランプトレインの正面図。 同じく縦断面図。 本願第2発明のランプトレインの支持脚体を示し、a図は正面図、b図は側面図。 リリーフ弁機構の第1実施例を示す正面図。 自動開口機構の第1実施例を示す針孔および自動開口を示し、a図は針孔状態の平面図、b図は同じく縦断面図、c図は、開口状態の平面図、d図は同じく縦断面図。 本願第1発明における自動開口機構の実施例を示す、針孔および自動開口を示し、a図は針孔状態の平面図、b図は同じく縦断面図、c図は、開口状態の平面図、d図は同じく縦断面図。 ンプトレイン上昇時の動作説明図で、a図は平面図。b図は縦断面図。 同じくランプトレイン下降時の動作説明図で、a図は平面図。b図は縦断面図。 ランプトレイン巻取り機構の説明図。 ンプトレインの巻取り時の説明図。巻取り機構の説明図。 先願発明における枝管内面ライニング装置の正面図。 同じく枝管内面ライニング装置の平面図。 同じく縦断面図 ランプトレインの正面図。 可視光単位光源の縦断面図。 同じく縦断面図 樹脂含浸チューブ(枝管ライニング材)を示す拡大縦断面図。 同じく反転管への樹脂含浸チューブ(枝管ライニング材)のセット状態を示す部分断面した正面図。 同じく枝管ライニング材を作業位置にセットした状態を示す説明図。 同じく上昇開始時を示す説明図。 同じく上昇途中位置で示す説明図。 同じく上昇終了位置で示す説明図。 同じく回収開始(反転開始)状態を示す説明図。 同じく回収最終(本管内へ回収)状態を示す説明図。
100 ランプトレイン
101 単位光源ランプ
103 支持脚体103
103a 脚片
103b 基部
105 ランプ牽引ワイヤー
108 リリーフ弁機構
107 針孔
H 自動開口
M 樹脂含浸チューブ(枝管ライニング材)
Ma 樹脂含浸チューブの円形先端部Ma

Claims (2)

  1. ライニング材収納ホース内に、未硬化の光硬化型樹脂含浸ライニング材を収納する樹脂含浸チューブと、該樹脂含浸チューブの後端にその先端を接続させた光線照射装置を挿入し、ライニング材収納ホースに気体圧を供給することで、本管の枝管接続部内面にその基端が圧接させた樹脂含浸チューブを、本管の枝管接続部より枝管内へ反転流入させるとともに、樹脂含浸チューブの枝管内最大突出設定位置において、管内の気体を枝管内へ強制的に漏出させ、樹脂含浸チューブの設定最大容積以上のチューブ拡大を阻止するところの、本管の枝管接続部と枝管内面とを一体化した光硬化型樹脂含浸ライニング材で樹脂硬化ライニングする枝管内面ライニング工法において、
    樹脂含浸チューブの枝管内最大突出設定位置で、リング形状の連結固定具で包囲されるところの、樹脂含浸チューブの円形先端部(Ma)が上方へ突出することにより針孔の有効径を拡大して、自動開口Hを形成し、管内の気体を枝管内へ強制的に漏出させ、
    自動開口Hの形成に際して、円形先端部(Ma)の変形突出範囲をリング形状の連結固定具で包囲される範囲に限定されることを特徴とする枝管内面ライニング工法。
  2. ライニング材収納ホース内に、未硬化の光硬化型樹脂含浸ライニング材を収納する樹脂含浸チューブと、該樹脂含浸チューブの後端にその先端を接続させた光線照射装置を挿入し、ライニング材収納ホースに気体圧を供給することで、本管の枝管接続部内面にその基端が圧接させた樹脂含浸チューブを、本管の枝管接続部より枝管内へ反転流入させて、本管の枝管接続部と枝管内面とを一体化した光硬化型樹脂含浸ライニング材で樹脂硬化ライニングする枝管内面ライニング装置において、
    樹脂含浸チューブの円形先端部(Ma)を包囲するリング形状の連結固定具を設け、円形先端部(M)の中心部に針孔を形成して自動開口を構成したことを特徴とする枝管内面ライニング装置。
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