JPH11230476A - 可視光硬化式管路内面補修方法および装置 - Google Patents

可視光硬化式管路内面補修方法および装置

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JPH11230476A
JPH11230476A JP10048693A JP4869398A JPH11230476A JP H11230476 A JPH11230476 A JP H11230476A JP 10048693 A JP10048693 A JP 10048693A JP 4869398 A JP4869398 A JP 4869398A JP H11230476 A JPH11230476 A JP H11230476A
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visible light
repair
wall
pipe
pipe inner
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JP10048693A
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Susumu Tanaka
進 田中
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SUMIYOSHI SEISAKUSHO KK
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
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Abstract

(57)【要約】 補修材を、光透過性のある材質を使用し、可視光硬化樹
脂を含浸した繊維で構成した可視光硬化補修材とし、前
記管路内壁補修具のゴム管体を、光透過性のある材質し
て可視光線を透過を可能とする。前記可視光硬化補修材
を可視光硬化する範囲の波長の可視光を照射させ、破損
箇所の管路内壁に圧接させ所望の補修箇所の管路内壁に
圧接させた可視光硬化補修材に、前記管路内壁補修具内
の可視光照射装置よりゴム管体を透過した可視光を照射
することで、補修箇所の管路内壁に圧接させた可視光硬
化補修材を可視光硬化させることを特徴とする可視光硬
化式管路内面補修方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、外面からの点検修理
が困難な小口径の下水道管やその他の地中管路につい
て、管路内面の補修を、光硬化樹脂を含浸した補修材を
使用して樹脂被覆修理する技術に関するものである。
【0002】
【従来技術】この種の光硬化樹脂の補修材を使用した管
路内面樹脂被覆技術に関し、特開平6−15736号
「管路を補修する方法、装置および補修材」が公知であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の公知技術は、補
修材として紫外線硬化性樹脂液を含浸させたシート材を
使用するものである。したがって、紫外線照射装置を必
要とし、紫外線照射灯を管路走行補修装置に内装してい
る。紫外線照射灯は高出力が要求され、紫外線照射灯に
よる紫外線照射により高温となるので補修材の管内壁へ
の圧着にゴムが使用できず、拡張チューブとしてセロハ
ン袋体を使用されるが引火燃焼が発生しやすい、又この
セロハン袋体は一施工毎に使捨て交換され、ゴムのよう
に繰返し使用ができない問題点がある。また、紫外線照
射装置としての高出力の紫外線照射灯が管路走行補修装
置の内部中心部に内装されることで、管路走行補修装置
に通水用の軸方向貫通路を形成することは不可能であ
る。よって、管路内面樹脂被覆作業にあたり、通水遮断
を必要とする問題点がある。さらに、紫外線は補修材に
ついての光透過性が悪いため、管路内面と対向する補修
材外面側の光硬化が不十分で、所望の厚さの補修材を管
路内面に張付けるにあたっては補修材の管路内面側(補
修材外面側)の硬化不良となり、補修材強度が低下する
問題点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願第1項発明は、管路
内壁補修具の可視光照射装置を内装し、前記管路内壁補
修具のゴム管体を、光透過性のある材質して可視光線を
透過可能とし、補修材を可視光硬化樹脂を含浸した繊維
で構成した可視光硬化補修材とし、ゴム管体に加圧空気
を供給してゴム管体を膨張させてゴム管体の外周面を破
損箇所の管路内壁に圧接させ所望の補修箇所の管路内壁
に圧接させた可視光硬化補修材に、前記管路内壁補修具
に内の可視光照射装置よりゴム管体を透過した可視光を
照射することで、補修箇所の管路内壁に圧接させた可視
光硬化補修材を可視光硬化して樹脂被覆式管内面補修作
業を完了する可視光硬化式管路内面補修方法を提供す
る。本願第2項発明は、第1項発明における可視光硬化
補修材について、その波長を、400nmより長く50
0nmより短い波長とする可視光で可視光硬化する可視
光硬化樹脂を含浸した繊維で構成し、可視光照射装置に
より照射する可視光について、その波長領域を、400
nmより長く500nmより短い波長として、前記可視
光硬化補修材を可視光硬化することを特徴とする可視光
硬化式管路内面補修方法を提供する。本願第3項発明
は、第1項発明の可視光照射装置よりの可視光の照射に
よる可視光硬化補修材を可視光硬化で管路内面補修すめ
にあたり、管路内壁補修具を長手方向に貫通する通水路
により管路内壁補修具の前後を通水状態で樹脂被覆式管
内面補修を行うことを特徴とする可視光硬化式管路内面
補修方法を提供する。
【0005】本願第4項発明は、前記管路内壁補修具の
ゴム管体を、光透過性のある材質を使用して可視光線を
透過可能とし、 前記管路内壁補修具のゴム管体の内方
に可視光照射装置を内装し、ゴム管体の外周面に取付け
る管路内壁補修材について、光透過性のある材質を使用
し、その波長を、400nmより長く500nmより短
い波長領域とする可視光で可視光硬化する可視光硬化補
修材とし、前記管路内壁補修具のゴム管体の内方に、前
記可視光硬化補修材を可視光硬化する波長範囲の可視光
を照射する可視光照射装置を設け、所望の補修箇所の管
路内壁に圧接させた可視光硬化補修材に、前記管路内壁
補修具に内の可視光照射装置よりゴム管体を透過した可
視光を照射して、補修箇所の管路内壁に圧接させた可視
光硬化補修材を可視光硬化させてることを特徴とする可
視光硬化式管路内壁補修装置を提供する。本願第5項発
明は、管路内壁補修具のゴム管体を、光透過性のある材
質して可視光線を透過可能とし、前記管路内壁補修具の
ゴム管体の断面中心部に長手方向の筒体を設けて、管路
内壁補修具の両側間を貫通する通水路を管路内壁補修具
の断面中心部に形成し、前記管路内壁補修具の断面視で
ゴム管体と筒体との間に位置して同芯配置の複数個の可
視光蛍光灯により可視光照射装置を構成して、前記可視
光蛍光灯よりその波長を、400nmより長く500n
mよりも短い波長領域の可視光をゴム管体を介して可視
光硬化補修材に照射し、前記可視光硬化補修材を、光透
過性のある材質を使用し、可視光照射装置を構成する可
視光蛍光灯により発生する前記波長範囲の可視光により
可視光硬化する材質を使用して構成し、所望の補修箇所
の管路内壁に圧接させた可視光硬化補修材に、前記管路
内壁補修具に内の可視光照射装置よりゴム管体を透過し
た可視光を照射して、補修箇所の管路内壁に圧接させた
可視光硬化補修材を可視光硬化させてるとともに、管路
内壁補修具の断面中心部の通水路により管路を通水状態
で管路内壁補修を可能としたことを特徴とする可視光硬
化式管路内壁補修装置を提供する。
【0006】
【実施例】本願発明の説明に先立って公知の管路内壁補
修具Aを説明する。図10ないし図14は、公知の管路
内壁補修具Aを示し、内円筒2と外円筒3との二重円筒
構造の円筒体1のの両端に円板4、4を溶接等により一
体化し、前記円筒体1の円板4、4にゴム管体5をバン
ド6による緊締取付け等の固定手段により密封状態でゴ
ム管体5を円筒体1と一体化してゴム管体5を円筒体1
の外円筒3との間に加圧室Eを形成し、外円筒3の外周
面に加熱用ヒーター7を巻回して加圧室Dを加熱自在と
し、環状室Cに温度センサー8を内装する。ゴム管体5
の表面に補修材Mを取付ける。
【0007】円筒体1の円板4、4を軸受21を介して
支軸22で軸支して支軸22を中心として円筒体1、ゴ
ム管体5および補修材Mを回動自在とし、支軸22を走
行輪23で支持される脚24に固定し、環状室Cに内装
したモータ25の出力軸に固定したギヤー26と支軸2
2に固定したギヤー27とを噛合わせて、モータ25の
起動で円筒体1、ゴム管体5および補修材Mを走行輪2
3で支持される脚24に対し任意の相対角度に変更自在
とする。28はリミットスイッチである。
【0008】円板4に牽引金具を固定し、牽引金具に一
端に接続したワイヤーをウインチ等による牽引で管路内
を移動自在とする。また、円板4には加圧空気供給口1
1が設けらており、前記加圧空気供給口11に接続した
エヤーホースより加圧空気を供給することで、ゴム管体
5を膨らませ加圧室Dを拡大させ、ゴム管体5を管路1
3の内面に圧接自在とする。
【0009】つぎに、管路内壁の補修に使用する補修材
Mは、ガラス繊維やカーボン繊維を芯材に、不飽和ポリ
エステル樹脂、エポキシ樹脂、リポキシ樹脂等のバイン
ダーを均等に含浸してマット状として供給可能な合成樹
脂製品である。補修対象管路の強度は、補修材Mの枚数
や厚さ、含浸する樹脂の量により調整する。
【0010】管路内壁の分岐管接続部の補修作業にあた
っては、上記のマット状の補修材Mをゴム管体5の外周
に巻付けるが、ゴム管体5への補修材Mの巻付けにあた
り、ゴム管体5の表面には補修材Mの付着を防ぐための
にグリース(油脂類)、付着防止シート等をゴム管体5
と補修材Mとの間に介在させる。図10を参照して、ゴ
ム管体5の外周に補修材Mを巻付けたのち、管路内壁補
修具Aを管路13内に引込み、ワイヤーをウインチ等1
9により牽引して不良箇所まで管路13内を移動させ
る。この際、管路内壁を監視するTVカメラ16からの
映像信号にもとづき地上の作業監視車14内のモニター
テレビ15で管路内壁の補修箇所を検知して地上の内面
作業車18のウインチ等17による牽引を指示すること
で、管路内壁補修具Aが所定の管路内壁不良箇所(補修
箇所)まで牽引される。
【0011】所定の補修箇所の補修作業の完了ののち、
加熱用ヒーター7に対する通電を停止するとともに、加
圧室Eの加圧空気を抜きゴム管体5を収縮させゴム管体
5の表面を管路13の内面より離脱させ、管路内壁補修
具Aの移動を自在とする。ワイヤーをウインチ等により
牽引して次の管路内壁の不良箇所まで管路内壁補修具A
の移動させて、管路内壁補修作業を継続するか、管路内
壁補修具Aを地上に引上げて補修作業を完了する。な
お、上記の管路内壁補修具は、牽引ワイヤー方式で移動
する構造であるが、遠隔制御の自走式(ロボット式)と
する場合もあるものである。
【0012】以下、図1ないし図9を参照して、本発明
の実施例を説明する。本願第4項発明は、管路内壁補修
具100のゴム管体105を、光透過性のある材質とす
ることで、可視光線を透過可能とする。可視光硬化補修
材について、光透過性のある材質とすし、400nmよ
り長く500nmより短い波長領域の可視光(例えば、
波長436nmの青色、該青色の隣接色)で、可視光硬
化する可視光硬化補修材Maとする。前記管路内壁補修
具のゴム管体105の内方に、前記可視光硬化補修材M
aを可視光硬化する上記の波長範囲の可視光を照射する
可視光照射装置101を設けることで、前記管路内壁補
修具Aにおける熱硬化樹脂を含浸した補修材Mの熱硬化
に代えて、可視光硬化補修材Maを可視光硬化するもの
である。
【0013】本願第5項発明は、本願第4項発明におい
て、前記管路内壁補修具のゴム管体105の断面中心部
に長手方向の筒体110を設けて、管路内壁補修具の両
側間を貫通する通水路Fを管路内壁補修具の断面中心部
に形成するとともに、前記管路内壁補修具の断面視でゴ
ム管体105と筒体110との間に位置して放射方向配
置の複数個の可視光蛍光灯102により可視光照射装置
を構成する。前記可視光硬化補修材Maを、可視光照射
装置を構成する可視光蛍光灯102により発生する可視
光により可視光硬化する材質で構成する。なお、実施例
では、可視光蛍光灯102を、レジヤー施設、シヨーウ
インドー等の人目を引く光源として使用されるところの
演出照明(波長436nmのブルー蛍光灯)を、400
nmより長く500nmより短い波長領域の可視光照射
装置の構成部品として使用することで、汎用製品を使用
することができて、本発明の実施のために特定波長を照
射する可視光蛍光灯を別注製作する必要がなく、可視光
照射装置の製造コストを低減することができる。
【0014】本願第1項発明ないし第3項発明は、所望
の補修箇所の管路内壁に圧接させた可視光硬化補修材M
aに、前記管路内壁補修具に内の可視光照射装置101
よりゴム管体105を透過した可視光を照射して、補修
箇所の管路内壁に圧接させた可視光硬化補修材Maを可
視光硬化させることを特徴とする。
【0015】図1ないし図4に示す第1実施例は、一般
的な管路内壁補修具に適用した場合を示し一般的な管路
の内壁補修用であり、図5ないし図9に示す第2実施例
は、管路分岐部の管路内壁補修具100aに適用した場
合を示し管路分岐部の管路内壁補修用である。図1ない
し図4の第1実施例には、上記の樹脂被覆式管内面補修
作業に際しては、管路断面中心部の通水路Fを通して管
路走行補修具の前後を通水状態とするが、図5ないし図
9の第2実施例には、管路断面中心部に通水路が存在し
ないので、通水遮断状態で作業を行うか、管路走行補修
具下面と管路底面との間の空間を通水路として通水状態
で作業を行う。
【0016】第1実施例の管路内壁補修具100は、図
1ないし図4を参照して、左右両側端の円板104に筒
体110の両端を溶接その他の固定手段により固定して
一体化し、円板104の表面に筒状のゴム管体105の
端部をバンド106により固定することにで、筒体11
0とゴム管体105とし間で加圧室Eを構成し、筒体1
10の内部の貫通空間で通水路Fを構成する。なお、筒
体110の中央出にリング107を固定しリング107
の周辺部および円板104の内面側の周辺部に棒体10
8を点溶接または接着剤により固定して補強している。
筒体110の一端部寄りにソケット支持円板111を、
他端部寄りに支持円板112を固定し、ソケット支持円
板111の内側に4個の蛍光燈ソケット115を同芯状
に固定しソケット支持円板111の外側に4個のグロー
ソケット116を固定し、各蛍光燈ソケット115に可
視光蛍光灯102を取付け、各グローソケット116に
グロー117を取付け、他端部寄りの支持円板112の
外側側に安定器118を取付けて、可視光照明装置10
1を構成する。図1において、11は加圧空気供給口、
119は可視光蛍光灯102に対する電力供給用の電源
ソケットである。
【0017】前記可視光照明装置101の可視光蛍光灯
102は、U状に折曲げて2本を平行かつ筒体110と
平行状態に配置して加圧室Eに筒体110を中心とする
同芯配置とする。可視光蛍光灯(波長436nmのブル
ー蛍光灯)102は、波長を436nmとする青色の光
線を発生する。なお、可視光照明装置101の可視光蛍
光灯102として、その波長を、400nmより長く5
00nmよりも短い波長領域とするとする可視光を発生
する可視光蛍光灯を使用することで、本発明を実施する
ことができる。
【0018】可視光硬化補修材Maとして、可視光蛍光
灯102の発生する可視光の波長領域の可視光で、可視
光硬化する可視光硬化補修材を適用できる。即ち、40
0nmより長く500nmよりも短い波長領域とする可
視光で、可視光硬化する可視光硬化補修材を適用でき
る。可視光蛍光灯102として波長436nmのブルー
蛍光灯を使用する場合は、可視光硬化補修材Maとし
て、波長436nmの波長領域の可視光で、可視光硬化
する可視光硬化補修材を適用する。
【0019】可視光硬化補修材を可視光硬化する可視光
の選択は、特開平2−97503号「可視光線硬化剤組
成物及び組成物を使用したガラス繊維を使用したガラス
繊維強化樹脂の製造方法」を適用できる。例えば、主剤
樹脂は、熱硬化で使用するエポキシアクリレート樹脂、
補強材としてガラス繊維、不織布を使用できる。主剤樹
脂に可視光硬化剤を添加することによって容易に適用す
ることができる。
【0020】図5ないし図9に示す第2実施例は、管路
分岐部の管路内壁補修用の管路内壁補修具100aを示
し、ゴム管体105aを、図5および図8に示すごと
く、分岐管側への突出と、加圧室Eの内部への収納位置
とに変形自在とする。また、図11と同様のゴム管体1
05aの円周方向回動機構120を装備して、遠隔操作
でゴム管体105aの帽子状突出部Gを管路分岐部方向
とする構成とする。補修材Maもゴム管体105aの帽
子状突出部Gと同様の突出部を形成可能とする形状とす
る。円周方向回動機構120は、円筒体1の円板4、4
を軸受121を介して支軸122で軸支して支軸122
を中心として円筒体1、ゴム管体105Aおよび補修材
Maを回動自在とし、支軸122を走行輪23で支持さ
れる脚24に固定し、円筒体1に内装したモータ125
の出力軸に固定したギヤー126と支軸122に固定し
たギヤー127とを噛合わせて、モータ125の起動で
円筒体1、ゴム管体105aおよび補修材Maを走行輪
23で支持される脚24に対し任意の相対角度に変更自
在とする。なお、支軸122は中実とし、外部と遮断し
て、通水路Fは存在しない構成とする。
【0021】加圧室Eへの加圧空気の供給で、ゴム管体
105、ゴム管体105aを膨張させてゴム管体の外周
面を破損箇所の管路内壁に圧接させることで所望の補修
箇所の管路内壁に補修材を圧接させることは、公知の管
路内壁補修具Aと同様であるが、補修材を可視光硬化補
修材Maとすることで、公知の管路内壁補修具Aにおけ
る加熱ヒーターによる熱硬化補修材の熱硬化に代えて、
ゴム管体を透過した可視光照射装置よりの可視光を照射
することで、補修箇所の管路内壁に圧接させた可視光硬
化補修材を可視光硬化させて、樹脂被覆式管内面補修作
業を完了する。
【0022】補修材として紫外線硬化性樹脂液を含浸さ
せたシート材を使用し紫外線照射装置を内装して補修材
に紫外線照射した場合には、高出力の紫外線照射灯を必
要とすることで、補修材およびゴム管体が高温となる問
題点があるが、本発明においては、可視光硬化補修材M
aを可視光硬化させるものであるから、上記の紫外線照
射装置に比して低出力の可視光照射装置とすることがで
きる。使用する可視光硬化剤は、AとBの2種類を主剤
に所定パーセントの割合で混合使用するが、AとBの比
率を変更することで可視光硬化時間を調節できる。ま
た、可視光硬化を基本ベースとしながら熱硬化の要素も
あるので、施工後の不完全硬化の不安がない.
【0023】
【効果】本願発明は、400nmより長く500nmよ
りも短い波長領域の可視光による可視光硬化により管路
内壁樹脂補修するものであるから、紫外線硬化による管
路内壁樹脂補修と比較して、可視光は紫外線に比して光
線透過性が良いことで管内壁側も充分な硬化が得られ
て、所望の厚さの樹脂補修を迅速かつ確実に行うことが
できる。また可視光照射装置は紫外線照射装置に比して
低出力の可視光照射装置とすることができて、管路内壁
補修具の製作コストを低減できる効果を有する。紫外線
硬化硬化方式におけるオゾン発生、作業者の健康阻害等
を生じることがない利点を有する。更に、400nmよ
り長く500nmよりも短い波長領域の特定の可視光と
することで、移動中、作業中の他の光源にもとづき光硬
化を生じるおそれがなく、可視光硬化補修材の表面を光
遮断シートで覆う必要がなくて、光遮断シートの脱着が
不用で作業性が良くて補修コストを低減することができ
る。既存の熱硬化による管路内壁樹脂補修と比較して、
補修箇所の破壊強度、引張強度が10パーセント以上向
上する。熱硬化方式では、気温差により硬化剤配合の調
整が必要で現場で補修材のガラス繊維等に樹脂含浸を行
っているため施工時間が長い(1箇所45分)、可視光
硬化方式では、工場でパックされた補修材を使用するこ
とで品質が安定するとともに作業性が良い(1箇所20
分)。即ち温度管理を不用とするとともに現場含浸作業
を不用とすることで、補修作業性を向上するとともに補
修品質が向上する等の効果を有する。本願第5項発明
は、同芯配置の複数個の可視光蛍光灯により可視光照射
装置を構成して、管路内壁補修具の断面中心部には可視
光照射装置が存在しない構造とし、断面中心部に装備し
た筒体により貫通空間を形成することで、該貫通空間を
通水路とすることにより管路内壁補修具の前後を通水状
態で管路内壁補修を可能とする効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の管路内壁補修具の縦断面
図。
【図2】同じく側面図。
【図3】図1のS1−S1による縦断面図。
【図4】図1のS2−S2による縦断面図。
【図5】本発明の第2実施例の管路内壁補修具の縦断面
図。
【図6】図1のS3−S3による縦断面図。
【図7】図1のS4−S4による縦断面図。
【図8】図1のS5−S5による縦断面図。
【図9】図1のS6−S6による縦断面図。
【図10】管路内壁補修作業の説明図
【図11】公知の本発明の管路内壁補修具の縦断面図
で、左半図はゴム管体を加圧しない状態、右半図はゴム
管体を加圧する状態を示す。
【図12】同じくエヤー供給構造を示す部分縦断面図。
【図13】同じく正面図
【図14】同じく側面図 符号の説明 Ma 補修材 100 管路内壁補修具 101 可視光照明装置 102 可視光蛍光灯 105 ゴム管体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】管路内の破損箇所の樹脂被覆を行う樹脂被
    覆式管内面補修作業に際し、加圧空気の供給により拡大
    してその周面が管路内面に圧着させ得るゴム管体を装備
    し管路内を移動自在である管路内壁補修具を使用し、前
    記管路内壁補修具のゴム管体の外周面に補修材を取付け
    たのち、管路内を自走・牽引により管路内の破損箇所へ
    前記管路内壁補修具を移動させ、ゴム管体に加圧空気を
    供給してゴム管体を膨張させて、補修材の外周面を破損
    箇所の管路内壁に圧接させて、補修材を所望の補修箇所
    の管路内壁に圧接させたのち、補修材を所望の補修箇所
    の管路内壁に圧接させた状態で硬化させて、樹脂被覆式
    管内面補修作業を完了する樹脂被覆式管内面補修方法に
    おいて、 補修材を、光透過性のある材質を使用し、可視光硬化樹
    脂を含浸した繊維で構成した可視光硬化補修材とし、 前記管路内壁補修具のゴム管体を、光透過性のある材質
    して可視光線を透過を可能とし、 前記管路内壁補修具の内部に装備した可視光照射装置よ
    り、前記可視光硬化補修材を可視光硬化する範囲の波長
    の可視光を照射させ、 ゴム管体に加圧空気を供給してゴム管体を膨張させてゴ
    ム管体の外周面を破損箇所の管路内壁に圧接させ所望の
    補修箇所の管路内壁に圧接させた可視光硬化補修材に、
    前記管路内壁補修具内の可視光照射装置よりゴム管体を
    透過した可視光を照射することで、補修箇所の管路内壁
    に圧接させた可視光硬化補修材を可視光硬化して、樹脂
    被覆式管内面補修作業を完了する可視光硬化式管路内面
    補修方法
  2. 【請求項2】可視光硬化補修材について、その波長を、
    400nmより長く500nmより短い波長領域とする
    可視光で可視光硬化する可視光硬化樹脂を含浸した繊維
    で構成し、 可視光照射装置により照射する可視光につ
    いて、その波長領域を、400nmより長く500nm
    より短い波長として、 前記可視光硬化補修材を可視光硬化することを特徴とす
    る請求項1に記載の可視光硬化式管路内面補修方法。
  3. 【請求項3】可視光照射装置より可視光を照射すること
    により補修材を可視光硬化するとともに、 管路内壁補修具を長手方向に貫通する通水路により管路
    内壁補修具の前後を通水状態で樹脂被覆式管内面補修を
    行うことを特徴とする請求項1に記載の可視光硬化式管
    路内面補修方法。
  4. 【請求項4】管路内の破損箇所の樹脂被覆を行う樹脂被
    覆式管内面補修作業に際し、加圧空気の供給により拡大
    してその周面が管路内面に圧着し得るゴム管体を装備し
    管路内を移動自在である管路内壁補修具において、 前記管路内壁補修具のゴム管体を、光透過性のある材質
    を使用して可視光線を透過可能とし、 ゴム管体の外周面に取付ける管路内壁補修材について、
    光透過性のある材質を使用し、その波長を、400nm
    より長く500nmより短い波長領域とする範囲とする
    可視光で可視光硬化する可視光硬化補修材とし、 前記管路内壁補修具のゴム管体の内方に、前記可視光硬
    化補修材を可視光硬化する波長範囲の可視光を照射する
    可視光照射装置を設け、 所望の補修箇所の管路内壁に圧接させた可視光硬化補修
    材に、前記管路内壁補修具に内の可視光照射装置よりゴ
    ム管体を透過した可視光を照射して、補修箇所の管路内
    壁に圧接させた可視光硬化補修材を可視光硬化させてる
    ことを特徴とする可視光硬化式管路内壁補修装置。
  5. 【請求項5】管路内の破損箇所の樹脂被覆を行う樹脂被
    覆式管内面補修作業に際し、加圧空気の供給により拡大
    してその周面が管路内面に圧着し得るゴム管体を装備し
    管路内を移動自在である管路内壁補修具において、 前記管路内壁補修具のゴム管体を、光透過性のある材質
    を使用して可視光線を透過可能とし、 前記管路内壁補修具の断面中心部に長手方向の筒体を設
    けて、管路内壁補修具の両側間を貫通する通水路を管路
    内壁補修具の断面中心部に形成し、 前記管路内壁補修具の断面視でゴム管体と筒体との間に
    位置して同芯配置の複数個の可視光蛍光灯により可視光
    照射装置を構成して、前記可視光蛍光灯よりその波長
    を、400nmより長く500nmよりも短い波長とす
    る波長領域の可視光をゴム管体を介して可視光硬化補修
    材に照射し、 前記可視光硬化補修材を、光透過性のある材質を使用
    し、可視光照射装置を構成する可視光蛍光灯により発生
    する前記波長範囲の可視光により可視光硬化する材質で
    構成し、 所望の補修箇所の管路内壁に圧接させた可視光硬化補修
    材に、前記管路内壁補修具に内の可視光照射装置よりゴ
    ム管体を透過した可視光を照射して、補修箇所の管路内
    壁に圧接させた可視光硬化補修材を可視光硬化させてる
    とともに、管路内壁補修具の断面中心部の通水路により
    管路を通水状態で管路内壁補修を可能としたことを特徴
    とする可視光硬化式管路内壁補修装置。
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