JPH11294684A - 光硬化式管路内面補修方法および装置 - Google Patents

光硬化式管路内面補修方法および装置

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JPH11294684A
JPH11294684A JP10110219A JP11021998A JPH11294684A JP H11294684 A JPH11294684 A JP H11294684A JP 10110219 A JP10110219 A JP 10110219A JP 11021998 A JP11021998 A JP 11021998A JP H11294684 A JPH11294684 A JP H11294684A
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pipe
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wall
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Tadashi Wakabayashi
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SUMIYOSHI SEISAKUSHO KK
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    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】管路内面の部分補修のため管路内照明手段の存
在する場合において、可視光および近赤外光の波長領域
内の光線照射で硬化樹脂被覆式管内面補修を可能とす
る。 【解決手段】管路内照明用光線の波長と異なる波長領域
とする、近赤外光および可視光のうちの特定波長の光硬
化開始用光線を照射する硬化開始用光線照射装置101
を装備して、管路内壁補修具100の周面のゴム管体1
05を通して光硬化開始用光線を照射し、前記管路内壁
補修具100のゴム管体105を、光透過性のある材質
として近赤外光および可視光線のうちの少なくとも光硬
化開始用光線を透過を可能とし、ゴム管体105の外周
面に取付ける補修材を、近赤外光および可視光のうちの
特定波長の前記光硬化開始用光線に作用する光開始剤を
含む光硬化樹脂を含浸した繊維で構成した光硬化補修材
Maとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、外面からの点検修理
が困難な小口径の下水道管やその他の地中管路につい
て、管路内面の補修を、光硬化樹脂を含浸した補修材を
使用して樹脂被覆修理する技術に関するものである。
【0002】
【従来技術】この種の光硬化樹脂の補修材を使用した管
路内面樹脂被覆技術に関し、特開平6−15736号
「管路を補修する方法、装置および補修材」および特開
平8−323860号「管状成形体の内面の被覆または
その補修方法」が公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の公知技術につ
き、前者は、補修材として紫外線硬化性樹脂液を含浸さ
せたシート材を使用するものである。したがって、紫外
線照射装置を必要とし、紫外線照射灯を管路走行補修装
置に内装している。紫外線照射灯は高出力が要求され、
紫外線照射灯による紫外線照射により高温となるので補
修材の管内壁への圧着にゴムが使用できず、拡張チュー
ブとしてセロハン袋体を使用されるが引火燃焼が発生し
やすい、又このセロハン袋体は一施工毎に使捨て交換さ
れ、ゴムのように繰返し使用ができない問題点がある。
また、紫外線照射装置としての高出力の紫外線照射灯が
管路走行補修装置の内部中心部に内装されることで、管
路走行補修装置に通水用の軸方向貫通路を形成すること
は不可能である。よって、管路内面樹脂被覆作業にあた
り、通水遮断を必要とする問題点がある。 さらに、紫
外線は補修材についての光透過性が悪いため、管路内面
と対向する補修材外面側の光硬化が不十分で、所望の厚
さの補修材を管路内面に張付けるにあたっては補修材の
管路内面側(補修材外面側)の硬化不良となり、補修材
強度が低下する問題点がある。後者の公知技術は、39
0nmないし1200nmの波長領域の光(即ち可視光
および近赤外光)で活性な光重合開始剤を含む光硬化性
複合材料組成物による管状成形体の内面の被覆補修方法
を開示している。光重合開始剤を含む光硬化性複合材料
組成物よりなる筒状体を管状形成体(管路)内面に圧接
したのち、内側のフイルムを通して光照射して硬化させ
るものである。筒状体を管状形成体(管路)内面に圧接
させる手段として、端部を閉鎖した筒状体の光硬化性複
合材料組成物に空気を吹き込みふくらませることを開示
している。紫外線に代えて可視光および近赤外光を照射
することで、紫外線照射における前者の公知技術の問題
点を解決するものである。しかし、補修作業に際して管
路内を補修箇所への移動中において、一般照明、作業照
明等の光源より照明光線や自然光による可視光線が光硬
化補修材に照射されることで、目的の補修箇所での光硬
化補修作業の開始前に、光硬化補修材が光硬化して補修
材としての使用が不可能となる問題点がある。即ち、特
開平8−323860号「管状成形体の内面の被覆また
はその補修方法」においては、その請求項2の記載にも
とづいて、端部を閉鎖した筒状体の光硬化性複合材料組
成物に空気を吹き込むことで、筒状体を管状形成体(管
路)内面に圧接させるものであって、管路を全面的に樹
脂被覆補修するものである。したがって、管状形成体
(管路)内の補修箇所の検出、の補修状態の確認のため
の管路内の照明手段は不用であり、管路内照明手段は存
在しないものである。本願発明は、加圧空気の供給によ
り拡大してその周面が管路内面に圧着させ得るゴム管体
を装備し管路内を移動自在である管路内壁補修具を使用
し、前記管路内壁補修具のゴム管体の外周面に補修材を
取付けたのち、管路内を自走・牽引により管路内の破損
箇所へ前記管路内壁補修具を移動させ、ゴム管体に加圧
空気を供給してゴム管体を膨張させて、補修材の外周面
を破損箇所の管路内壁に圧接させるものであり、補修材
を所望の補修箇所の管路内壁に圧接させた状態で樹脂硬
化させて、樹脂被覆式管内面補修作業を完了する。即
ち、管路内面を全面的に補修するのてはなく、管路内の
破損箇所を部分的に樹脂被覆補修するものであるから、
管路(管状形成体)内の補修箇所の検出、の補修状態の
確認のための管路内の照明手段を必要とし、管路内には
照明手段(例えば、TVカメラ)が存在するものであ
る。よって、本願発明は、管路(管状形成体)内面の部
分補修のため管路内照明手段の存在する場合において、
可視光および近赤外光の波長領域内の光線照射で光硬化
樹脂被覆式管内面補修を可能とすることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願第1発明は、前記管
路内壁補修具の内部に、樹脂被覆式管内面補修作業に際
してのテレビカメラの照明用光線その他の照明用光線の
波長と異なる波長領域とする、近赤外光および可視光の
うちの特定波長の光硬化開始用光線を照射する硬化開始
用光線照射装置を装備して、管路内壁補修具の周面のゴ
ム管体を通して光硬化開始用光線を照射し、ゴム管体に
加圧空気を供給してゴム管体を膨張させてゴム管体の外
周面を破損箇所の管路内壁に圧接させ所望の補修箇所の
管路内壁に圧接させた光硬化補修材に、前記管路内壁補
修具内の硬化開始用光線照射装置よりゴム管体を透過し
た近赤外光および可視光線のうちの前記特定波長の光硬
化開始用光線を照射する。本願第2発明は、第1発明に
加えて、前記光硬化補修材を光遮断シートで包み込むこ
とで光硬化補修材を密封状態で保管、搬送し、地上作業
で、密封状態の光硬化補修材を開封したのち、管路内走
行補修具の周面に光硬化補修材を装備し、地上作業の照
明は、硬化開始用光線照射装置より照射される光硬化開
始用光線の波長領域と異なる波長の光源とする。本願第
3発明は、第2発明に加えて、地上作業で、管路内走行
補修具の周面に装備した光硬化補修材の外周面を光遮断
シートで密封状態とし、光硬化補修材の外周面を密封状
態で、管路内走行補修具を、地上作業車より、補修作業
すべき管路に通じるマンホールに搬入し、該マンホール
内で、管路内走行補修具を管路に搬入するにあたり、光
硬化補修材の外周面より光遮断シートを除去して開封状
態とし光硬化補修材の外周面を露出させる。本願第4発
明は、前記管路内壁補修具の内部に、樹脂被覆式管内面
補修作業に際してのテレビカメラの照明用光線その他の
照明用光線の波長と異なる波長領域とする、近赤外光お
よび可視光のうちの特定波長の光硬化開始用光線を照射
する硬化開始用光線照射装置を装備し、前記管路内壁補
修具のゴム管体を、光透過性のある材質として近赤外光
および可視光線のうちの少なくとも光硬化開始用光線を
透過を可能とし、ゴム管体の外周面に取付ける補修材
を、近赤外光および可視光のうちの特定波長の前記光硬
化開始用光線に作用する光開始剤を含む光硬化樹脂を含
浸した繊維で構成した光硬化補修材としたことを特徴と
し、本願第1発明を実施するための光硬化式管路内面補
修装置を提供する。
【0005】
【発明の作用】本願第1発明および第4発明は、管路内
走行補修具のゴム管体を膨張させてゴム管体の外周面を
破損箇所の管路内壁に圧接させた光硬化補修材に、硬化
開始用光線照射装置よりゴム管体を透過した光硬化開始
用光線を照射することで、光硬化させて、樹脂被覆式管
内面補修作業を完了する。この際、テレビカメラの照明
用光線その他の照明用光線では、光硬化補修材の光開始
剤が作用しないことで、光硬化補修材は光硬化を開始し
ない。本願第2発明は、第1発明に加えて、光硬化補修
材を密封状態で保管、搬送することで、光硬化補修材の
保管、搬送時の光硬化を阻止する。管路内走行補修具の
周面に光硬化補修材を装備するにあたっては、地上作業
の照明が光硬化開始用光線の波長領域と異なる光源であ
ることで、光硬化補修材の光硬化は阻止される。本願第
3発明は、第2発明に加えて、光硬化補修材の外周面を
光遮断シートで密封状態として補修作業すべき管路に通
じるマンホールに搬入することで、管路内走行補修具光
硬化補修材の外周面を地上では確実に密封状態とする。
【0006】
【実施の態様】本願発明の説明に先立って公知の管路内
壁補修具Aを説明する。図10ないし図14は、公知の
管路内壁補修具Aを示し、内円筒2と外円筒3との二重
円筒構造の円筒体1のの両端に円板4、4を溶接等によ
り一体化し、前記円筒体1の円板4、4にゴム管体5を
バンド6による緊締取付け等の固定手段により密封状態
でゴム管体5を円筒体1と一体化してゴム管体5を円筒
体1の外円筒3との間に加圧室Eを形成し、外円筒3の
外周面に加熱用ヒーター7を巻回して加圧室Dを加熱自
在とし、環状室Cに温度センサー8を内装する。ゴム管
体5の表面に補修材Mを取付ける。
【0007】円筒体1の円板4、4を軸受21を介して
支軸22で軸支して支軸22を中心として円筒体1、ゴ
ム管体5および補修材Mを回動自在とし、支軸22を走
行輪23で支持される外側板24に固定し、環状室Cに
内装したモータ25の出力軸に固定したギヤー26と支
軸22に固定したギヤー27とを噛合わせて、モータ2
5の起動で円筒体1、ゴム管体5および補修材Mを走行
輪23で支持される外側板24に対し任意の相対角度に
変更自在とする。28はリミットスイッチである。
【0008】円板4に牽引金具を固定し、牽引金具に一
端に接続したワイヤーをウインチ等による牽引で管路内
を移動自在とする。また、円板4には加圧空気供給口1
1が設けらており、前記加圧空気供給口11に接続した
エヤーホースより加圧空気を供給することで、ゴム管体
5を膨らませ加圧室Dを拡大させ、ゴム管体5を管路1
3の内面に圧接自在とする。
【0009】つぎに、管路内壁の補修に使用する補修材
Mは、ガラス繊維やカーボン繊維を芯材に、不飽和ポリ
エステル樹脂、エポキシ樹脂、リポキシ樹脂等のバイン
ダーを均等に含浸してマット状として供給可能な合成樹
脂製品である。補修対象管路の強度は、補修材Mの枚数
や厚さ、含浸する樹脂の量により調整する。
【0010】管路内壁の分岐管接続部の補修作業にあた
っては、上記のマット状の補修材Mをゴム管体5の外周
に巻付けるが、ゴム管体5への補修材Mの巻付けにあた
り、ゴム管体5の表面には補修材Mの付着を防ぐための
にグリース(油脂類)、付着防止シート等をゴム管体5
と補修材Mとの間に介在させる。図10を参照して、ゴ
ム管体5の外周に補修材Mを巻付けたのち、管路内壁補
修具Aを管路13内に引込み、ワイヤーをウインチ等1
9により牽引して不良箇所まで管路13内を移動させ
る。この際、管路内壁を監視するTVカメラ16からの
映像信号にもとづき地上の作業監視車14内のモニター
テレビ15で管路内壁の補修箇所を検知して地上の作業
車18のウインチ等17による牽引を指示することで、
管路内壁補修具Aが所定の管路内壁不良箇所(補修箇
所)まで牽引される。
【0011】所定の補修箇所の補修作業の完了ののち、
加熱用ヒーター7に対する通電を停止するとともに、加
圧室Eの加圧空気を抜きゴム管体5を収縮させゴム管体
5の表面を管路13の内面より離脱させ、管路内壁補修
具Aの移動を自在とする。ワイヤーをウインチ等により
牽引して次の管路内壁の不良箇所まで管路内壁補修具A
の移動させて、管路内壁補修作業を継続するか、管路内
壁補修具Aを地上に引上げて補修作業を完了する。な
お、上記の管路内壁補修具は、牽引ワイヤー方式で移動
する構造であるが、遠隔制御の自走式(ロボット式)と
する場合もあるものである。
【0012】本願発明の実施にあたり、前記管路内壁補
修具100について、加熱用ヒーター7により熱硬化す
る補修材Mの熱硬化に代えて、照射装置よりの光硬化開
始用光線により光硬化する補修材Maを使用する。ま
た、管路内壁補修具の内部に、樹脂被覆式管内面補修作
業に際してのテレビカメラの照明用光線その他の照明用
光線の波長と異なる波長領域とするところの、近赤外光
および可視光のうちの特定波長の光硬化開始用光線を照
射する硬化開始用光線照射装置101を装備する。ゴム
管体105を、光透過性のある材質とし、硬化開始用光
線照射装置101よりの光硬化開始用光線を透過可能と
する。光硬化補修材Maを、硬化開始用光線照射装置1
01よりの光硬化開始用光線で光硬化開始反応する光硬
化開始剤を含む光硬化材をガラス繊維やカーボン繊維を
芯材に含浸した光硬化樹脂で構成する。
【0013】可視光線の標準比視感度(明所視)は、図
9に示す、標準比視感度曲線で示されるものであり、波
長555nmの黄緑系の光が人間にとって最も明るく感
じるものでありテレビカメラの照明用光線としても最適
である。よって、本発明の実施にあたり、テレビカメラ
の照明用光線等の管路内照明用として、波長555nm
を中心とし、500nmないし600nmの波長範囲と
する。硬化開始用光線照射装置101よりの光硬化開始
用光線を、400nmより長く500nmより短い波長
領域の可視光線(例えば、波長436nmの青色、該青
色の隣接色)とする。光硬化開始用光線を、600nm
より長く780nmより短い波長領域の可視光線(例え
ば、波長700nmの赤色)とする。さらに、光硬化開
始用光線を、近赤外線、遠赤外線としても、500nm
ないし600nmの波長範囲とする管路内照明の光線と
区別することができるので、本発明の目的を達成するこ
とができる。管路内照明、地上作業用照明を近赤外線、
遠赤外線とし、光硬化開始用光線を380nmないし7
80の可視光(好ましくは、380nmないし600の
可視光で、近赤外線に隣接する赤色光線を除く可視光と
することが望ましい)とすることでも、管路内照明、地
上作業用照明の光線と、光硬化開始用光線とを区別する
ことができる。
【0014】前記管路内壁補修具のゴム管体105の断
面中心部に長手方向の筒体110を設けて、管路内壁補
修具の両側間を貫通する通水路Fを管路内壁補修具の断
面中心部に形成するとともに、前記管路内壁補修具の断
面視でゴム管体105と筒体110との間に位置して放
射方向配置の複数個の光硬化開始用光線照射蛍光灯10
2により硬化開始用光線照射装置101を構成する。前
記光硬化補修材Maを、硬化開始用光線照射装置101
を構成する光硬化開始用光線照射蛍光灯102により発
生する光硬化開始用光線により光硬化する材質で構成す
る。なお、選択した光硬化開始用光線を光硬化開始剤と
する光硬化補修材Maは、前記した特開平8−3238
60号および特開平2−97503号「可視光線硬化剤
組成物及び組成物を使用したガラス繊維を使用したガラ
ス繊維強化樹脂の製造方法」の公知技術を適用すること
により、任意の波長を選択して製造できる。例えば、主
剤樹脂は、熱硬化で使用するエポキシアクリレート樹
脂、補強材としてガラス繊維、不織布を使用できる。主
剤樹脂に光硬化剤を添加することによって容易に適用す
ることができる。かくして、本願第1発明は、所望の補
修箇所の管路内壁に圧接させた前記光硬化補修材Ma
に、前記管路内壁補修具に内の硬化開始用光線照射装置
101よりゴム管体105を透過した光硬化開始用光線
を照射して、補修箇所の管路内壁に圧接させた光硬化補
修材Maを光硬化させることで実施される。
【0015】図1ないし図4に示す本願第4発明即ち本
願第1、第2、第3発明を実施するための光硬化式管路
内面補修装置における管路内壁補修具の第1実施例は、
一般的な管路内壁補修具に適用した場合を示して一般的
な管路の内壁補修用であり、図5ないし図8に示す第2
実施例は、管路分岐部の管路内壁補修具100aに適用
した場合を示して管路分岐部の管路内壁補修用である。
図1ないし図4の第1実施例には、上記の樹脂被覆式管
内面補修作業に際しては、管路断面中心部の通水路Fを
通して管路走行補修具の前後を通水状態とするが、図5
ないし図8の第2実施例には、管路断面中心部に通水路
が存在しないので、通水遮断状態で作業を行うか、管路
走行補修具下面と管路底面との間の空間を通水路として
通水状態で作業を可能とする。
【0016】第1実施例の管路内壁補修具100は、図
1ないし図4を参照して、左右両側端の円板104に筒
体110の両端を溶接その他の固定手段により固定して
一体化し、円板104の表面に筒状のゴム管体105の
端部をバンド106により固定することにで、筒体11
0とゴム管体105とし間で加圧室Eを構成し、筒体1
10の内部の貫通空間で通水路Fを構成する。なお、筒
体110の中央出にリング107を固定しリング107
の周辺部および円板104の内面側の周辺部に棒体10
8を点溶接または接着剤により固定して補強している。
即ち、図11および図12における外筒11に代えてリ
ング107と棒体108とよりなる籠体とする。筒体1
10の一端部寄りにソケット支持円板111を、他端部
寄りに支持円板112を固定し、ソケット支持円板11
1の内側に4個の蛍光燈ソケット115を同芯状に固定
しソケット支持円板111の外側に4個のグローソケッ
ト116を固定し、各蛍光燈ソケット115に光硬化開
始用光線照射蛍光灯102を取付け、各グローソケット
116にグロー117を取付け、他端部寄りの支持円板
112の外側側に安定器118を取付けて、硬化開始用
光線照射装置101を構成する。図1において、11は
加圧空気供給口、119は光硬化開始用光線照射蛍光灯
102に対する電力供給用の電源ソケットである。前記
管路内壁補修具のゴム管体105の断面中心部に長手方
向の筒体110を設けて、管路内壁補修具の両側間を貫
通する通水路Fを管路内壁補修具の断面中心部に形成す
るとともに、前記管路内壁補修具の断面視でゴム管体1
05と筒体110との間に位置して放射方向配置の複数
個の光硬化開始用光線照射蛍光灯102により硬化開始
用光線照射装置101を構成する。
【0017】前記硬化開始用光線照射装置101の光硬
化開始用光線照射蛍光灯02は、U状に折曲げて2本を
平行かつ筒体110と平行状態に配置して加圧室Eに筒
体110を中心とする同芯配置とする。光硬化開始用光
線照射蛍光灯(例えば、波長436nmのブルー蛍光
灯)102は、光硬化開始用光線(例えば、波長を43
6nmとする青色の光線)を発生する。
【0018】図5ないし図9に示す第2実施例は、管路
分岐部の管路内壁補修用の管路内壁補修具100aを示
し、ゴム管体105aを、図5および図8に示すごと
く、分岐管側への突出と、加圧室Eの内部への収納位置
とに変形自在とする。また、図11と同様のゴム管体1
05aの円周方向回動機構120を装備して、遠隔操作
でゴム管体105aの帽子状突出部Gを管路分岐部方向
とする構成とする。補修材Maもゴム管体105aの帽
子状突出部Gと同様の突出部を形成可能とする形状とす
る。円周方向回動機構120は、円筒体1の円板4、4
を軸受121を介して支軸122で軸支して支軸122
を中心として円筒体1、ゴム管体105Aおよび補修材
Maを回動自在とし、支軸122を走行輪23で支持さ
れる脚24に固定し、円筒体1に内装したモータ125
の出力軸に固定したギヤー126と支軸122に固定し
たギヤー127とを噛合わせて、モータ125の起動で
円筒体1、ゴム管体105aおよび補修材Maを走行輪
23で支持される脚24に対し任意の相対角度に変更自
在とする。なお、支軸122は中実とし外部と遮断し
て、通水路Fは存在しない構成とする。
【0019】加圧室Eへの加圧空気の供給で、ゴム管体
105、ゴム管体105aを膨張させてゴム管体の外周
面を破損箇所の管路内壁に圧接させることで所望の補修
箇所の管路内壁に補修材を圧接させることは、公知の管
路内壁補修具Aと同様であるが、補修材を光硬化補修材
Maとすることで、公知の管路内壁補修具Aにおける加
熱ヒーターによる熱硬化補修材の熱硬化に代えて、ゴム
管体を透過した硬化開始用光線照射装置101の光硬化
開始用光線照射蛍光灯102よりの光硬化開始用光線を
照射することで、補修箇所の管路内壁に圧接させた光硬
化補修材Maを光硬化させて(光硬化開始用光線を照射
で光硬化開始剤の作用開始で光硬化剤は光硬化反応を開
始し光硬化反応により発生する反応熱で補修材Maを加
熱硬化させる、光硬化開始用光線を照射は補修材Maの
外側へ進むことで光硬化開始剤の作用開始も順次補修材
Maの外側へ進み、補修材Maの内部まで光硬化させ
る)、樹脂被覆式管内面補修作業を完了する。
【0020】本願第2発明は、第1発明に加えて、前記
光硬化補修材を光遮断シートで包み込むことで光硬化補
修材を密封状態で保管、搬送する。地上作業(倉庫、作
業場)で、密封状態の光硬化補修材を開封したのち、管
路内走行補修具の周面に光硬化補修材Maを装備する。
図15に示す実施例では、光遮断シート130を合成樹
脂フイルム132を内張りしたアルミ箔シート131を
二折りして袋状とすることで、光硬化補修材Maの差込
みのの、内張りした合成樹脂フイルム132の端縁部1
33を熱接着することで、光硬化補修材Maを包み込み
密封する構成とした。また、内装する光硬化補修材Ma
は幅を40cmとし長さを補修すべき管路内面の直径の
3,14倍に近似する値とした。また図10の実施例で
は、作業車18内で光遮断シート130の開封作業を行
うことができる。倉庫保管中、搬送中、地上作業中の光
硬化補修材は、アルミ箔シート131で遮光されて封状
態が維持されることにより、光硬化を開始しない。
【0021】本願第3発明は、第2発明に加えて、地上
作業で、管路内走行補修具の周面に装備した光硬化補修
材の外周面を光遮断シートで密封状態とし、光硬化補修
材の外周面を密封状態で、管路内走行補修具を、地上作
業車より、補修作業すべき管路に通じるマンホールに搬
入し、 該マンホール内で、管路内走行補修具を管路に
搬入するにあたり、光硬化補修材の外周面より光遮断シ
ートを除去して開封状態とする。図16に示す実施例で
は、地上作業(倉庫、作業場、作業車18)で、光遮断
シート130を開封し管路内走行補修具のゴム管体に光
硬化補修材Maを巻き付けたのち、その外側に開封によ
り光遮断シート130と分離したものを再度利用して光
硬化補修材Maの外側に巻き付け、マンホール内で、光
遮断シート130を除去する。光硬化補修材の保管搬送
中、地上作業、管路内への挿入前の作業中には、光硬化
補修材には密封状態が維持されることで、光硬化補修材
Maは、光硬化を開始しない。
【0022】なお、第2発明および第3発明の実施にあ
たっても、第1発明を適用して、地上作業照明、管路内
の照明は、硬化開始用光線照射装置101の照射光線の
波長領域と異なる波長の光源とする。例えば、硬化開始
用光線照射装置101よりの光硬化開始用光線を、40
0nmより長く500nmより短い波長領域の可視光線
(例えば、波長436nmの青色、該青色の隣接色)と
し、地上作業用照明を500nmないし600nmの波
長範囲の普通光照明、近赤外線、遠赤外線とする。した
がって、地上作業照明用光線、管路内の照明用光線で
は、光硬化補修材の光開始剤が作用しないものである
が、倉庫保管中、搬送中、地上作業中の光硬化補修材を
より確実に光硬化を阻止するものである。
【0023】
【効果】本願発明は、テレビカメラの照明用光線その他
の照明用光線の波長と異なる波長領域とする、特定波長
の光硬化開始用光線で光硬化補修材が光硬化することが
なく、移動中、作業中の他の光源にもとづき光硬化を生
じるおそれがない。既存の熱硬化による管路内壁樹脂補
修と比較して、補修箇所の破壊強度、引張強度が10パ
ーセント以上向上する。熱硬化方式では、気温差により
硬化剤配合の調整が必要で現場で補修材のガラス繊維等
に樹脂含浸を行っているため施工時間が長い(1箇所4
5分)、近赤外光または/および可視光による光硬化方
式では、工場でパックされた補修材を使用することで品
質が安定するとともに作業性が良い(1箇所20分)。
即ち温度管理を不用とするとともに現場含浸作業を不用
とすることで、補修作業性を向上するとともに補修品質
が向上する等の効果を有する。紫外線硬化による管路内
壁樹脂補修と比較して、近赤外光および可視光は紫外線
に比して光線透過性が良いことで管内壁側も充分な硬化
が得られて、所望の厚さの樹脂補修を迅速かつ確実に行
うことができる。また紫外線照射装置に比して低出力の
硬化開始用光線照射装置とすることができて、管路内壁
補修具の製作コストを低減できる効果を有する。紫外線
硬化硬化方式におけるオゾン発生、作業者の健康阻害等
を生じることがない利点を有する。本願第2発明は、第
1発明に加えて、前記光硬化補修材を光遮断シートで包
み込むことで光硬化補修材を密封状態で保管、搬送する
ことで、光硬化補修材の保管搬送中、地上作業中におけ
る光硬化をより確実に阻止する。本願第3発明は、第2
発明に加えて、補修作業すべき管路に通じるマンホール
への搬入に際しても光硬化補修材を密封状態に維持する
ことで、管路樹脂被覆作業前における光硬化補修材の光
硬化をより確実に阻止する。本願第2発明および第3発
明は、第1発明において光硬化開始用光線を特定波長と
することで特定波長以外の光線による光硬化開始を阻止
できるものであるが採用する光硬化開始剤によっては多
少の光硬化反応を生じること、また太陽光は可視光の全
波長を含むことで、長期保管中には光硬化のおそれがあ
り、その対策として有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の管路内壁補修具の縦断面
図。
【図2】同じく側面図。
【図3】図1のS1−S1による縦断面図。
【図4】図1のS2−S2による縦断面図。
【図5】本発明の第2実施例の管路内壁補修具の縦断面
図。
【図6】図1のS3−S3による縦断面図。
【図7】図1のS4−S4による縦断面図。
【図8】図1のS5−S5による縦断面図。
【図9】標準比視感度曲線のグラフ。
【図10】管路内壁補修作業の説明図
【図11】公知の本発明の管路内壁補修具の縦断面図
で、左半図はゴム管体を加圧しない状態、右半図はゴム
管体を加圧する状態を示す。
【図12】同じくエヤー供給構造を示す部分縦断面図。
【図13】同じく正面図
【図14】同じく側面図
【図15】光遮断シートによる光硬化補修材の密封状態
の実施例を示し、a図は平面図、b図は断面図。
【図16】管路内壁補修具に装着した光硬化補修材の光
遮断シートによる密封状態の実施例を示し、a図は縦方
向の断面図、b図は横方向の断面図。
【符号の説明】
Ma 光硬化補修材 100 管路内壁補修具 101 硬化開始用光線照射装置 102 光硬化開始用光線照射蛍光灯 105 ゴム管体 130 光遮断シート

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】管路内の破損箇所の樹脂被覆を行う樹脂被
    覆式管内面補修作業に際し、加圧空気の供給により拡大
    してその周面が管路内面に圧着させ得るゴム管体を装備
    し管路内を移動自在である管路内壁補修具を使用し、前
    記管路内壁補修具のゴム管体の外周面に補修材を取付け
    たのち、管路内を自走・牽引により管路内の破損箇所へ
    前記管路内壁補修具を移動させ、ゴム管体に加圧空気を
    供給してゴム管体を膨張させて、補修材の外周面を破損
    箇所の管路内壁に圧接させて、補修材を所望の補修箇所
    の管路内壁に圧接させたのち、補修材を所望の補修箇所
    の管路内壁に圧接させた状態で硬化させて、樹脂被覆式
    管内面補修作業を完了する樹脂被覆式管内面補修方法に
    おいて、 前記管路内壁補修具の内部に、樹脂被覆式管内面補修作
    業に際してのテレビカメラの照明用光線その他の照明用
    光線の波長と異なる波長領域とする、近赤外光および可
    視光のうちの特定波長の光硬化開始用光線を照射する硬
    化開始用光線照射装置を装備して、管路内壁補修具の周
    面のゴム管体を通して光硬化開始用光線を照射し、 前記管路内壁補修具のゴム管体を、光透過性のある材質
    して近赤外光および可視光線のうちの少なくとも光硬化
    開始用光線を透過を可能とし、 ゴム管体の外周面に取付ける補修材を、近赤外光および
    可視光のうちの特定波長の前記光硬化開始用光線に作用
    する光開始剤を含む光硬化樹脂を含浸した繊維で構成し
    た光硬化補修材とし、 ゴム管体に加圧空気を供給してゴム管体を膨張させてゴ
    ム管体の外周面を破損箇所の管路内壁に圧接させ所望の
    補修箇所の管路内壁に圧接させた光硬化補修材に、前記
    管路内壁補修具内の光硬化開始用光線照射装置よりゴム
    管体を透過した近赤外光および可視光線のうちの前記特
    定波長の光硬化開始用光線を照射することで、 補修箇所の管路内壁に圧接させた光硬化補修材を光硬化
    させて、樹脂被覆式管内面補修作業を完了するととも
    に、テレビカメラの照明用光線その他の照明用光線で
    は、光硬化補修材が光硬化作用を生じないことで、管路
    内に挿入した管路内壁補修具に装備した光硬化補修材は
    管路内照明では光硬化を開始しないことを特徴とする光
    硬化式管路内面補修方法。
  2. 【請求項2】請求項1の光硬化式管路内面補修方法にお
    いて、 特定波長の光硬化開始用光線を近赤外線としたことを特
    徴とする光硬化式管路内面補修方法。
  3. 【請求項3】請求項1の光硬化式管路内面補修方法にお
    いて、 特定波長の光硬化開始用光線をその波長を、700nmを
    中心とする波長領域とする可視光線としたことを特徴と
    する光硬化式管路内面補修方法。
  4. 【請求項4】請求項1の光硬化式管路内面補修方法にお
    いて、 地上作業照明および管路内照明を近赤外線照明としたこ
    とを特徴とする光硬化式管路内面補修方法。
  5. 【請求項5】管路内の破損箇所の樹脂被覆を行う樹脂被
    覆式管内面補修作業に際し、加圧空気の供給により拡大
    してその周面が管路内面に圧着させ得るゴム管体を装備
    し管路内を移動自在である管路内壁補修具を使用し、前
    記管路内壁補修具のゴム管体の外周面に補修材を取付け
    たのち、管路内を自走・牽引により管路内の破損箇所へ
    前記管路内壁補修具を移動させ、ゴム管体に加圧空気を
    供給してゴム管体を膨張させて、補修材の外周面を破損
    箇所の管路内壁に圧接させて、補修材を所望の補修箇所
    の管路内壁に圧接させたのち、補修材を所望の補修箇所
    の管路内壁に圧接させた状態で硬化させて、樹脂被覆式
    管内面補修作業を完了する樹脂被覆式管内面補修方法に
    おいて、 前記管路内壁補修具の内部に、樹脂被覆式管内面補修作
    業に際してのテレビカメラの照明用光線その他の照明用
    光線の波長と異なる波長領域とする、近赤外光および可
    視光のうちの特定波長の光硬化開始用光線を照射する硬
    化開始用光線照射装置を装備して、管路内壁補修具の周
    面のゴム管体を通して光硬化開始用光線を照射し、 前記管路内壁補修具のゴム管体を、光透過性のある材質
    して近赤外光および可視光線のうちの少なくとも光硬化
    開始用光線を透過を可能とし、 ゴム管体の外周面に取付ける補修材を、近赤外光および
    可視光のうちの特定波長の前記硬化開始用光線に作用す
    る光開始剤を含む光硬化樹脂を含浸した繊維で構成した
    光硬化補修材とし、 ゴム管体に加圧空気を供給してゴム管体を膨張させてゴ
    ム管体の外周面を破損箇所の管路内壁に圧接させ所望の
    補修箇所の管路内壁に圧接させた光硬化補修材に、前記
    管路内壁補修具内の硬化開始用光線照射装置よりゴム管
    体を透過した近赤外光および可視光線のうちの前記特定
    波長の光硬化開始用光線を照射し、 前記光硬化補修材を光遮断シートで包み込むことで光硬
    化補修材を密封状態で保管、搬送し、 地上作業で、密封状態の光硬化補修材を開封したのち、
    管路内走行補修具の周面に光硬化補修材を装備し、 地上作業の照明は、硬化開始用光線照射装置の照射光線
    の波長領域と異なる波長の光源とすることで、 補修箇所の管路内壁に圧接させた光硬化補修材を光硬化
    させて、樹脂被覆式管内面補修作業を完了するととも
    に、地上作業照明用光線、管路内の照明用光線では光硬
    化補修材の光開始剤が作用しないことで、管路内壁補修
    具に装備した光硬化補修材は、光硬化を開始しないこと
    を特徴とする光硬化式管路内面補修方法。
  6. 【請求項6】管路内の破損箇所の樹脂被覆を行う樹脂被
    覆式管内面補修作業に際し、加圧空気の供給により拡大
    してその周面が管路内面に圧着させ得るゴム管体を装備
    し管路内を移動自在である管路内壁補修具を使用し、前
    記管路内壁補修具のゴム管体の外周面に補修材を取付け
    たのち、管路内を自走・牽引により管路内の破損箇所へ
    前記管路内壁補修具を移動させ、ゴム管体に加圧空気を
    供給してゴム管体を膨張させて、補修材の外周面を破損
    箇所の管路内壁に圧接させて、補修材を所望の補修箇所
    の管路内壁に圧接させたのち、補修材を所望の補修箇所
    の管路内壁に圧接させた状態で硬化させて、樹脂被覆式
    管内面補修作業を完了する樹脂被覆式管内面補修方法に
    おいて、 前記管路内壁補修具の内部に、樹脂被覆式管内面補修作
    業に際してのテレビカメラの照明用光線その他の照明用
    光線の波長と異なる波長領域とする、近赤外光および可
    視光のうちの特定波長の光硬化開始用光線を照射する硬
    化開始用光線照射装置を装備して、管路内壁補修具の周
    面のゴム管体を通して光硬化開始用光線を照射し、 前記管路内壁補修具のゴム管体を、光透過性のある材質
    して近赤外光および可視光線のうちの少なくとも光硬化
    開始用光線を透過を可能とし、 ゴム管体の外周面に取付ける補修材を、近赤外光および
    可視光のうちの特定波長の前記光硬化開始用光線に作用
    する光開始剤を含む光硬化樹脂を含浸した繊維で構成し
    た光硬化補修材とし、 ゴム管体に加圧空気を供給してゴム管体を膨張させてゴ
    ム管体の外周面を破損箇所の管路内壁に圧接させ所望の
    補修箇所の管路内壁に圧接させた光硬化補修材に、前記
    管路内壁補修具内の硬化開始用光線照射装置よりゴム管
    体を透過した近赤外光および可視光線のうちの前記特定
    波長の光硬化開始用光線を照射し、 前記光硬化補修材を光遮断シートで包み込むことで光硬
    化補修材を密封状態で保管、搬送し、 地上作業で、密封状態の光硬化補修材を開封したのち、
    管路内走行補修具の周面に光硬化補修材を装備し、地上
    作業の照明は、硬化開始用光線照射装置の照射光線の波
    長領域と異なる波長の光源とし、 地上作業で、管路内走行補修具の周面に装備した光硬化
    補修材の外周面を光遮断シートで密封状態とし、光硬化
    補修材の外周面を密封状態で、管路内走行補修具を、地
    上作業車より、補修作業すべき管路に通じるマンホール
    に搬入し、 該マンホール内で、管路内走行補修具を管路に搬入する
    にあたり、光硬化補修材の外周面より光遮断シートを除
    去して開封状態とし、 補修箇所の管路内壁に圧接させた光硬化補修材を光硬化
    させて、樹脂被覆式管内面補修作業を完了するととも
    に、光硬化補修材の保管搬送中、地上作業、管路内の挿
    入前には、光硬化補修材には光硬化開始用光線が作用し
    ないことで、管路内壁補修具に装備した光硬化補修材
    は、光硬化を開始しないことを特徴とする光硬化式管路
    内面補修方法。
  7. 【請求項7】加圧空気の供給により拡大してその周面が
    管路内面に圧着させ得るゴム管体を装備し管路内を移動
    自在であり、前記ゴム管体の外周面に補修材を取付けた
    のち、管路内を自走・牽引により管路内の破損箇所へ移
    動させ、ゴム管体に加圧空気を供給してゴム管体を膨張
    させて、補修材の外周面を破損箇所の管路内壁に圧接さ
    せて、補修材を所望の補修箇所の管路内壁に圧接させた
    のち、補修材を所望の補修箇所の管路内壁に圧接させた
    状態で光硬化させて管内面を樹脂被覆補修する管路内壁
    補修具を含む光硬化式管路内面補修装置において、 前記管路内壁補修具の内部に、樹脂被覆式管内面補修作
    業に際してのテレビカメラの照明用光線その他の照明用
    光線の波長と異なる波長領域とする、近赤外光および可
    視光のうちの特定波長の光硬化開始用光線を照射する硬
    化開始用光線照射装置を装備し、 前記管路内壁補修具のゴム管体を、光透過性のある材質
    して近赤外光および可視光線のうちの少なくとも光硬化
    開始用光線を透過を可能とし、 ゴム管体の外周面に取付ける補修材を、近赤外光および
    可視光のうちの特定波長の前記光硬化開始用光線に作用
    する光開始剤を含む光硬化樹脂を含浸した繊維で構成し
    た光硬化補修材とし、 ゴム管体に加圧空気を供給してゴム管体を膨張させてゴ
    ム管体の外周面を破損箇所の管路内壁に圧接させ所望の
    補修箇所の管路内壁に圧接させた光硬化補修材に、前記
    管路内壁補修具内の硬化開始用光線照射装置よりゴム管
    体を透過した前記特定波長の光硬化開始用光線を照射す
    ることで補修箇所の管路内壁に圧接させた光硬化補修材
    を光硬化させて、樹脂被覆式管内面補修作業を完了する
    ことを特徴とする光硬化式管路内面補修装置。
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