JP3223314B2 - 管内面補修装置 - Google Patents
管内面補修装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として埋設され
た硬質塩化ビニール管やヒューム管,鋼管等の下水道の
内周面を光硬化性樹脂液からなる水封剤により補修する
ための装置に係り、補修中に光エネルギー放出用のラン
プによって光硬化性樹脂液からなる水封剤が異常に過熱
されることを防止し、迅速且つ安全に補修することがで
きる装置に関する。
た硬質塩化ビニール管やヒューム管,鋼管等の下水道の
内周面を光硬化性樹脂液からなる水封剤により補修する
ための装置に係り、補修中に光エネルギー放出用のラン
プによって光硬化性樹脂液からなる水封剤が異常に過熱
されることを防止し、迅速且つ安全に補修することがで
きる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光エネルギー放出用のランプ(主として
紫外線放射ランプを用いる)を用いて、光硬化性樹脂液
からなる水封剤含有の筒状ライニング用積層体を被補修
管の内周面に接合する装置として、米国特許第4680
066号,特公平7−41670号その他が提案されて
いる。前者は、パイプラインをライニングするための方
法に関し、ホース型のフレキシブルなライニング用積層
体を通路内に挿入し、次いでその積層体を管内壁に圧接
するための圧力媒体として水を用い、光放射源であるラ
ンプから光エネルギーを放出することによりライニング
用積層体を硬化するものである。また、後者はホース型
のフレキシブルなライニング用積層体を通路内に導入
し、次いで圧縮空気を内部に送り管路内面に積層体を押
圧維持する。そして、ランプによる光エネルギーによっ
て、ライニング用積層体を硬化させるものである。この
とき、光放射源である複数のランプを連結して、ライニ
ング用積層体内を一定の速度で移動させる。さらに、積
層体内の空気をすこしづつ外部に流出させ、水封剤であ
る樹脂の硬化過程で発生する熱を運び出すものである。
紫外線放射ランプを用いる)を用いて、光硬化性樹脂液
からなる水封剤含有の筒状ライニング用積層体を被補修
管の内周面に接合する装置として、米国特許第4680
066号,特公平7−41670号その他が提案されて
いる。前者は、パイプラインをライニングするための方
法に関し、ホース型のフレキシブルなライニング用積層
体を通路内に挿入し、次いでその積層体を管内壁に圧接
するための圧力媒体として水を用い、光放射源であるラ
ンプから光エネルギーを放出することによりライニング
用積層体を硬化するものである。また、後者はホース型
のフレキシブルなライニング用積層体を通路内に導入
し、次いで圧縮空気を内部に送り管路内面に積層体を押
圧維持する。そして、ランプによる光エネルギーによっ
て、ライニング用積層体を硬化させるものである。この
とき、光放射源である複数のランプを連結して、ライニ
ング用積層体内を一定の速度で移動させる。さらに、積
層体内の空気をすこしづつ外部に流出させ、水封剤であ
る樹脂の硬化過程で発生する熱を運び出すものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】光エネルギーを利用し
た前者の米国特許は、水を圧力媒体としているので、そ
の水に光エネルギーが吸収され、良好な材料の完全硬化
が確保できない欠点がある。また、後者の特公平7−4
1670号のライニング装置は、フレキシブルなライニ
ング用積層体内に圧縮空気を供給して、ライニング用積
層体を通路内に押圧しつつその圧縮空気を外部に流出さ
せて、内部が異常に高温になるのを防止するものであ
る。ところが、ライニング用積層体内の圧縮空気を外部
に流出させて、ランプによる内部温度を低下させるに
は、その温度上昇に見合うだけの圧縮空気の放出が必要
である。そのため光エネルギーをより多く放出させて硬
化時間を短くする場合には、その分だけ外部への圧縮空
気の放出量が多くならざるを得ない。すると、ライニン
グ用積層体内部の圧力を安定して維持できない欠点があ
ると共に、その制御が面倒である。さらに下水道の本管
を補修中には、その上流側から下水や地下水が流れてく
ることが多い。従って、このような下水等の水が補修装
置内部に浸入することを防止しつつ、且つ補修装置内部
を所定の条件に維持する必要があった。そこで、本発明
はこれらの課題を解決することを目的とする。
た前者の米国特許は、水を圧力媒体としているので、そ
の水に光エネルギーが吸収され、良好な材料の完全硬化
が確保できない欠点がある。また、後者の特公平7−4
1670号のライニング装置は、フレキシブルなライニ
ング用積層体内に圧縮空気を供給して、ライニング用積
層体を通路内に押圧しつつその圧縮空気を外部に流出さ
せて、内部が異常に高温になるのを防止するものであ
る。ところが、ライニング用積層体内の圧縮空気を外部
に流出させて、ランプによる内部温度を低下させるに
は、その温度上昇に見合うだけの圧縮空気の放出が必要
である。そのため光エネルギーをより多く放出させて硬
化時間を短くする場合には、その分だけ外部への圧縮空
気の放出量が多くならざるを得ない。すると、ライニン
グ用積層体内部の圧力を安定して維持できない欠点があ
ると共に、その制御が面倒である。さらに下水道の本管
を補修中には、その上流側から下水や地下水が流れてく
ることが多い。従って、このような下水等の水が補修装
置内部に浸入することを防止しつつ、且つ補修装置内部
を所定の条件に維持する必要があった。そこで、本発明
はこれらの課題を解決することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】 請求項1に記載の本発明
は、 両側に互いに離間して配置された一対の本体側蓋
(7) (7a)に、両端が気密に固定され、半径方向に膨張収
縮可能な光透過性ゴム材よりなるフレキシブル筒状加圧
体(5) と、そのフレキシブル筒状加圧体(5) 内で、前記
本体側蓋(7) (7a)に支持され、光透過性および剛性を有
する気密容器(1) と、前記気密容器(1) 内に位置され、
一方のみの前記本体側蓋(7) に設けた電源ケーブルに導
通された光エネルギー放出用のランプ(2) と、前記一方
のみの本体側蓋(7) を貫通して、その気密容器(1) 内の
一端部に開口する給気通路(19)と、前記一方のみの本体
側蓋(7) を貫通して、その気密容器(1) の他端部に開口
する排気通路(19a) と、前記給気通路(19)および前記排
気通路(19a) を介して前記気密容器(1) に冷却用空気を
出入自在に送る容器内温度調節用給排気手段(3) と、前
記一方のみの本体側蓋(7) を介して、前記フレキシブル
筒状加圧体(5) に出入自在に加圧空気を封入する加圧手
段(6) と、を具備し、他方の前記本体側蓋(7a)には、給
気通路や排気通路が貫通されないように構成され、 前記
一方の本体側蓋(7) が、被補修管(12)内の流体流通方向
の下流側に配置できると共に、前記一方のみの本体側蓋
(7) に接続される電源ケーブル(1c)とエアーホース(18)
とがその下流側に導かれ、前記フレキシブル筒状加圧体
(5) に加圧気体を充満して被補修管(12)を閉塞した状態
で、前記容器内温度調節用給排気手段(3) および前記加
圧手段(6) を別個独立に制御できるように構成した管内
面補修装置である。
は、 両側に互いに離間して配置された一対の本体側蓋
(7) (7a)に、両端が気密に固定され、半径方向に膨張収
縮可能な光透過性ゴム材よりなるフレキシブル筒状加圧
体(5) と、そのフレキシブル筒状加圧体(5) 内で、前記
本体側蓋(7) (7a)に支持され、光透過性および剛性を有
する気密容器(1) と、前記気密容器(1) 内に位置され、
一方のみの前記本体側蓋(7) に設けた電源ケーブルに導
通された光エネルギー放出用のランプ(2) と、前記一方
のみの本体側蓋(7) を貫通して、その気密容器(1) 内の
一端部に開口する給気通路(19)と、前記一方のみの本体
側蓋(7) を貫通して、その気密容器(1) の他端部に開口
する排気通路(19a) と、前記給気通路(19)および前記排
気通路(19a) を介して前記気密容器(1) に冷却用空気を
出入自在に送る容器内温度調節用給排気手段(3) と、前
記一方のみの本体側蓋(7) を介して、前記フレキシブル
筒状加圧体(5) に出入自在に加圧空気を封入する加圧手
段(6) と、を具備し、他方の前記本体側蓋(7a)には、給
気通路や排気通路が貫通されないように構成され、 前記
一方の本体側蓋(7) が、被補修管(12)内の流体流通方向
の下流側に配置できると共に、前記一方のみの本体側蓋
(7) に接続される電源ケーブル(1c)とエアーホース(18)
とがその下流側に導かれ、前記フレキシブル筒状加圧体
(5) に加圧気体を充満して被補修管(12)を閉塞した状態
で、前記容器内温度調節用給排気手段(3) および前記加
圧手段(6) を別個独立に制御できるように構成した管内
面補修装置である。
【0005】また、請求項2に記載の本発明は、前記気
密容器(1) が透明管(1b)とその長手方向両端を閉塞する
一対の容器側蓋(1a)とを有し、一方のその容器側蓋(1a)
に前記給気通路(19)が開口し、他方の容器側蓋(1a)に前
記排気通路(19a) が開口した管内面補修装置である。
密容器(1) が透明管(1b)とその長手方向両端を閉塞する
一対の容器側蓋(1a)とを有し、一方のその容器側蓋(1a)
に前記給気通路(19)が開口し、他方の容器側蓋(1a)に前
記排気通路(19a) が開口した管内面補修装置である。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1は本装置の縦断面図であり、
図2はその右側面図、図3はその使用状態を示す縦断面
図であり、図4は他の本装置の使用状態を示す説明図で
ある。この管内面補修装置は、紫外線放出用のランプ2
が内装された細長い気密容器1の両端に連結管9を介し
て一対の本体側蓋7,7aが固定されている。そして、
本体側蓋7,7aの外周にフレキシブル筒状加圧体5の
両端部が気密に接合されている。気密容器1は、透明な
プラスチック製またはガラス製の透明管1bとその両端
を閉塞した容器側蓋1aとを有する。夫々の容器側蓋1
aには、ランプ2が支持されている。そして、そのラン
プ2のソケット部に電源ケーブル1cの一端が接続さ
れ、そのケーブル1cの他端にケーブルコネクタ17が接
続されている。
施の形態を説明する。図1は本装置の縦断面図であり、
図2はその右側面図、図3はその使用状態を示す縦断面
図であり、図4は他の本装置の使用状態を示す説明図で
ある。この管内面補修装置は、紫外線放出用のランプ2
が内装された細長い気密容器1の両端に連結管9を介し
て一対の本体側蓋7,7aが固定されている。そして、
本体側蓋7,7aの外周にフレキシブル筒状加圧体5の
両端部が気密に接合されている。気密容器1は、透明な
プラスチック製またはガラス製の透明管1bとその両端
を閉塞した容器側蓋1aとを有する。夫々の容器側蓋1
aには、ランプ2が支持されている。そして、そのラン
プ2のソケット部に電源ケーブル1cの一端が接続さ
れ、そのケーブル1cの他端にケーブルコネクタ17が接
続されている。
【0007】このケーブルコネクタ17には、図示しない
接続用電源ケーブルが接続され、それにより電力が供給
されてランプ2を点灯させるものである。また、連結管
9はその内部に給排気通路19,19aを有し、その給気通
路19の一端が図において右側の容器側蓋1aを貫通し、
気密容器1内に開口する。そして、左側の容器側蓋1a
の連結管9,本体側蓋7aを介し、気密容器1に平行な
排気通路19aの先端が右側の本体側蓋7を貫通して、図
示しない手動絞り弁等を介して外部に開放されている。
そして、右側の給気通路19の右端にはエアーコネクタ16
が設けられ、そこにエアーホース18の取付端が接続され
る。そのエアーホース18は、図示しない制御弁を介し、
コンプレッサー等の圧縮空気圧源に接続される。そし
て、それらにより容器内温度調節用給排気手段3を構成
する。
接続用電源ケーブルが接続され、それにより電力が供給
されてランプ2を点灯させるものである。また、連結管
9はその内部に給排気通路19,19aを有し、その給気通
路19の一端が図において右側の容器側蓋1aを貫通し、
気密容器1内に開口する。そして、左側の容器側蓋1a
の連結管9,本体側蓋7aを介し、気密容器1に平行な
排気通路19aの先端が右側の本体側蓋7を貫通して、図
示しない手動絞り弁等を介して外部に開放されている。
そして、右側の給気通路19の右端にはエアーコネクタ16
が設けられ、そこにエアーホース18の取付端が接続され
る。そのエアーホース18は、図示しない制御弁を介し、
コンプレッサー等の圧縮空気圧源に接続される。そし
て、それらにより容器内温度調節用給排気手段3を構成
する。
【0008】次に右側の本体側蓋7の周縁部には貫通孔
が設けられ、それに他のエアーコネクタ16が接続されて
いる。そして、そのエアーコネクタ16にエアーホース18
の一端が接続され、前記容器内温度調節用給排気手段3
とは別個の図示しない制御弁を介して、エアーホース18
の他端がコンプレッサー等の圧縮空気源に接続される。
それにより、加圧手段6を構成する。そして一対の本体
側蓋7,7a外周には、放射方向にブラケット10がこの
例では3つ突設され、そこに車輪8が夫々回動自在に軸
支されている。次にフレキシブル筒状加圧体5は、膨張
収縮可能な光透過性ゴム材よりなる。またブラケット10
にはワイヤ係止環20が突設され、本装置を被補修管の適
宜位置に移動する際に、ワイヤーにより引っ張ることが
できるものである。なお、ブラケット10にカメラ車等を
連結し、その駆動により本装置を被補修管の適宜位置に
移動する場合もある。
が設けられ、それに他のエアーコネクタ16が接続されて
いる。そして、そのエアーコネクタ16にエアーホース18
の一端が接続され、前記容器内温度調節用給排気手段3
とは別個の図示しない制御弁を介して、エアーホース18
の他端がコンプレッサー等の圧縮空気源に接続される。
それにより、加圧手段6を構成する。そして一対の本体
側蓋7,7a外周には、放射方向にブラケット10がこの
例では3つ突設され、そこに車輪8が夫々回動自在に軸
支されている。次にフレキシブル筒状加圧体5は、膨張
収縮可能な光透過性ゴム材よりなる。またブラケット10
にはワイヤ係止環20が突設され、本装置を被補修管の適
宜位置に移動する際に、ワイヤーにより引っ張ることが
できるものである。なお、ブラケット10にカメラ車等を
連結し、その駆動により本装置を被補修管の適宜位置に
移動する場合もある。
【0009】
【使用方法】各エアーコネクタ16にエアーホース18を接
続して加圧手段6および容器内温度調節用給排気手段3
を形成すると共に、ケーブルコネクタ17に電源ケーブル
を接続する。そして、フレキシブル筒状加圧体5の外周
に可撓性補修材4を巻きつける。この可撓性補修材4の
幅は、被補修管12の内周面よりも少し長いものとされ
る。そしてこの可撓性補修材4には、光硬化性樹脂から
なる水封剤が含有されている。そこで、この可撓性補修
材4をフレキシブル筒状加圧体5の外周に被着した状態
でゴム輪等によりその外周を止める。そして、本装置を
図3の如く被補修管12の補修位置に挿入し、加圧手段6
によってフレキシブル筒状加圧体5の内部に圧縮空気を
供給する。そして、フレキシブル筒状加圧体5を膨張さ
せ、その外周に被覆された可撓性補修材4を被補修管12
の内周面に圧接する。このとき左側の本体側蓋7aが上
流側に位置し、本装置の上流側に水22が存在している。
しかしながら、本装置の左端は本体側蓋7aにより閉塞
されているので、装置内に水が浸入し、故障を起こす虞
はない。
続して加圧手段6および容器内温度調節用給排気手段3
を形成すると共に、ケーブルコネクタ17に電源ケーブル
を接続する。そして、フレキシブル筒状加圧体5の外周
に可撓性補修材4を巻きつける。この可撓性補修材4の
幅は、被補修管12の内周面よりも少し長いものとされ
る。そしてこの可撓性補修材4には、光硬化性樹脂から
なる水封剤が含有されている。そこで、この可撓性補修
材4をフレキシブル筒状加圧体5の外周に被着した状態
でゴム輪等によりその外周を止める。そして、本装置を
図3の如く被補修管12の補修位置に挿入し、加圧手段6
によってフレキシブル筒状加圧体5の内部に圧縮空気を
供給する。そして、フレキシブル筒状加圧体5を膨張さ
せ、その外周に被覆された可撓性補修材4を被補修管12
の内周面に圧接する。このとき左側の本体側蓋7aが上
流側に位置し、本装置の上流側に水22が存在している。
しかしながら、本装置の左端は本体側蓋7aにより閉塞
されているので、装置内に水が浸入し、故障を起こす虞
はない。
【0010】次いでランプ2を点灯し、フレキシブル筒
状加圧体5を通して可撓性補修材4に光エネルギーを照
射する。このとき、気密容器1内部はランプ2の点灯に
より高温になる。そこで、容器内温度調節用給排気手段
3の制御弁を適宜開とし、気密容器1内に給気通路19を
介して空気を送り込み、気密容器1内の高温空気を排気
通路19aを介して右側の本体側蓋7から外部に放出す
る。この気密容器1内部には温度センサー21が設けら
れ、その出力信号により容器内温度調節用給排気手段3
が制御される。すなわち、容器内温度調節用給排気手段
3の図示しない制御弁がON,OFFされ、気密容器1
内が設定温度以下になるように制御される。なお、制御
弁のON,OFF制御の代わりに、絞り型制御弁の開度
調整をしてもよい。
状加圧体5を通して可撓性補修材4に光エネルギーを照
射する。このとき、気密容器1内部はランプ2の点灯に
より高温になる。そこで、容器内温度調節用給排気手段
3の制御弁を適宜開とし、気密容器1内に給気通路19を
介して空気を送り込み、気密容器1内の高温空気を排気
通路19aを介して右側の本体側蓋7から外部に放出す
る。この気密容器1内部には温度センサー21が設けら
れ、その出力信号により容器内温度調節用給排気手段3
が制御される。すなわち、容器内温度調節用給排気手段
3の図示しない制御弁がON,OFFされ、気密容器1
内が設定温度以下になるように制御される。なお、制御
弁のON,OFF制御の代わりに、絞り型制御弁の開度
調整をしてもよい。
【0011】なお、フレキシブル筒状加圧体5内の温度
が過度に上昇する虞が有る場合には、さらに図1におい
て右側の本体側蓋7にフレキシブル筒状加圧体内空気排
気用の図示しない貫通孔を設け、それに制御弁を設けて
もよい。次に、ランプ2の光照射に伴い可撓性補修材4
が硬化すると、ランプ2が消灯されると共に、フレキシ
ブル筒状加圧体5内の圧縮空気が外部に放出される。こ
れは、エアーホース18に連結された図示しない切り換え
弁をエアー放出側に切り換えることにより行われる。そ
して、本装置を被補修管12から引き抜き、補修作業を完
了する。
が過度に上昇する虞が有る場合には、さらに図1におい
て右側の本体側蓋7にフレキシブル筒状加圧体内空気排
気用の図示しない貫通孔を設け、それに制御弁を設けて
もよい。次に、ランプ2の光照射に伴い可撓性補修材4
が硬化すると、ランプ2が消灯されると共に、フレキシ
ブル筒状加圧体5内の圧縮空気が外部に放出される。こ
れは、エアーホース18に連結された図示しない切り換え
弁をエアー放出側に切り換えることにより行われる。そ
して、本装置を被補修管12から引き抜き、補修作業を完
了する。
【0012】
【他の発明の実施の形態】次に、図4は本装置の第2の
例であり、この装置は被補修管12の本管12aと支管12b
との連結部を補修するものである。そのために、フレキ
シブル筒状加圧体5の中央部外周にT字状またはト字状
に突設した異形筒部5aが一体的に形成されている。ま
た、この例では異形筒部5a内部に光エネルギーを反射
させる反射板23が、図において気密容器1の下面側およ
び両側に配置されているものである。
例であり、この装置は被補修管12の本管12aと支管12b
との連結部を補修するものである。そのために、フレキ
シブル筒状加圧体5の中央部外周にT字状またはト字状
に突設した異形筒部5aが一体的に形成されている。ま
た、この例では異形筒部5a内部に光エネルギーを反射
させる反射板23が、図において気密容器1の下面側およ
び両側に配置されているものである。
【0013】
【発明の作用・効果】本発明の管内面補修装置は、一方
のみの本体側蓋7を介して給気通路19,排気通路19aが
気密容器1の一端および他端に連通し、それらに容器内
温度調節用給排気手段3を設けたので、その一方側の本
体側蓋7を管の下流側に配置することにより、フレキシ
ブル筒状加圧体5に加圧気体を充満して被補修管12内を
閉塞したとき、その上流側に次第に排水等の水が溜まっ
ていっても、その上流側の本体側蓋7aには給気通路や排
気通路が貫通されないように構成したため、その上流側
の本体側蓋7aから水が浸入するおそれを防止し、故障の
おき難い管内面補修装置を提供できる。しかも、下流側
の本体側蓋7に電気ケーブル1c,エアーホース18を接続
することができ、操作性のよい管内面補修装置となる。
のみの本体側蓋7を介して給気通路19,排気通路19aが
気密容器1の一端および他端に連通し、それらに容器内
温度調節用給排気手段3を設けたので、その一方側の本
体側蓋7を管の下流側に配置することにより、フレキシ
ブル筒状加圧体5に加圧気体を充満して被補修管12内を
閉塞したとき、その上流側に次第に排水等の水が溜まっ
ていっても、その上流側の本体側蓋7aには給気通路や排
気通路が貫通されないように構成したため、その上流側
の本体側蓋7aから水が浸入するおそれを防止し、故障の
おき難い管内面補修装置を提供できる。しかも、下流側
の本体側蓋7に電気ケーブル1c,エアーホース18を接続
することができ、操作性のよい管内面補修装置となる。
【0014】また、容器内温度調節用給排気手段3と加
圧手段6を別個独立に制御できるように構成したため、
気密容器1内の空気の出入りを制御し、異常な温度上昇
を比較的わずかな空気の出入りにより制御できる。しか
もその空気の流通は、気密容器1内の一端から他端に向
けて軸方向に流通するようにしたため、気密容器1内の
各部の温度を均一に維持することができる。さらに、容
器内温度調節用給排気手段3の作動中にフレキシブル筒
状加圧体5の内部の空気圧が変化することがなく、安定
した管内補修を行うことができる。
圧手段6を別個独立に制御できるように構成したため、
気密容器1内の空気の出入りを制御し、異常な温度上昇
を比較的わずかな空気の出入りにより制御できる。しか
もその空気の流通は、気密容器1内の一端から他端に向
けて軸方向に流通するようにしたため、気密容器1内の
各部の温度を均一に維持することができる。さらに、容
器内温度調節用給排気手段3の作動中にフレキシブル筒
状加圧体5の内部の空気圧が変化することがなく、安定
した管内補修を行うことができる。
【図1】本発明の管内面補修装置の縦断面図。
【図2】同右側面図。
【図3】同使用状態を示す縦断面図。
【図4】他の本装置の使用状態を示す説明図。
1 気密容器 1a 容器側蓋 1b 透明管 1c 電源ケーブル 2 ランプ 3 容器内温度調節用給排気手段 4 可撓性補修材 5 フレキシブル筒状加圧体 5a 異形筒部 6 加圧手段 7,7a 本体側蓋 8 車輪 9 連結管 10 ブラケット 12 被補修管 12a 本管 12b 支管 16 エアーコネクタ 17 ケーブルコネクタ 18 エアーホース 19 給気通路 19a 排気通路 20 ワイヤ係止環 21 温度センサー 22 水 23 反射板 24 ブラケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大岡 伸吉 東京都杉並区堀ノ内1丁目15番23号 (56)参考文献 特開 平10−160086(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 63/00 - 63/48 F16L 55/16
Claims (2)
- 【請求項1】 両側に互いに離間して配置された一対の
本体側蓋(7) (7a)に、両端が気密に固定され、半径方向
に膨張収縮可能な光透過性ゴム材よりなるフレキシブル
筒状加圧体(5) と、 そのフレキシブル筒状加圧体(5) 内で、前記本体側蓋
(7) (7a)に支持され、光透過性および剛性を有する気密
容器(1) と、 前記気密容器(1) 内に位置され、一方のみの前記本体側
蓋(7) に設けた電源ケーブルに導通された光エネルギー
放出用のランプ(2) と、前記一方のみ の本体側蓋(7) を貫通して、その気密容器
(1) 内の一端部に開口する給気通路(19)と、前記一方のみ の本体側蓋(7) を貫通して、その気密容器
(1) の他端部に開口する排気通路(19a) と、 前記給気通路(19)および前記排気通路(19a) を介して前
記気密容器(1) に冷却用空気を出入自在に送る容器内温
度調節用給排気手段(3) と、前記一方のみの 本体側蓋(7) を介して、前記フレキシブ
ル筒状加圧体(5) に出入自在に加圧空気を封入する加圧
手段(6) と、 を具備し、他方の前記本体側蓋(7a)には、給気通路や排気通路が貫
通されないように構成され、 前記一方の本体側蓋(7) が、被補修管(12)内の流体流通
方向の下流側に配置できると共に、前記一方のみの本体
側蓋(7) に接続される電源ケーブル(1c)とエアーホース
(18)とがその下流側に導かれ、前記フレキシブル筒状加
圧体(5) に加圧気体を充満して被補修管(12)を閉塞した
状態で、 前記容器内温度調節用給排気手段(3) および前
記加圧手段(6) を別個独立に制御できるように構成した
管内面補修装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記気密容器(1) は
透明管(1b)とその長手方向両端を閉塞する一対の容器側
蓋(1a)とを有し、一方のその容器側蓋(1a)に前記給気通
路(19)が開口し、他方の容器側蓋(1a)に前記排気通路(1
9a) が開口した管内面補修装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11516097A JP3223314B2 (ja) | 1997-04-17 | 1997-04-17 | 管内面補修装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11516097A JP3223314B2 (ja) | 1997-04-17 | 1997-04-17 | 管内面補修装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10286882A JPH10286882A (ja) | 1998-10-27 |
JP3223314B2 true JP3223314B2 (ja) | 2001-10-29 |
Family
ID=14655826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11516097A Expired - Lifetime JP3223314B2 (ja) | 1997-04-17 | 1997-04-17 | 管内面補修装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3223314B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102350524B1 (ko) * | 2021-02-05 | 2022-01-12 | 주식회사 힘센기술 | 방수형 광경화 패커와 이를 포함하는 부분 보수 장치 및 이를 이용한 비굴착 부분보수 광경화 공법 |
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KR101964721B1 (ko) * | 2018-07-26 | 2019-04-02 | 효림이엔아이(주) | 광경화 및 열경화를 이용한 가지관 보수·보강 장치 및 공법 |
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-
1997
- 1997-04-17 JP JP11516097A patent/JP3223314B2/ja not_active Expired - Lifetime
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KR102350524B1 (ko) * | 2021-02-05 | 2022-01-12 | 주식회사 힘센기술 | 방수형 광경화 패커와 이를 포함하는 부분 보수 장치 및 이를 이용한 비굴착 부분보수 광경화 공법 |
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Publication number | Publication date |
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JPH10286882A (ja) | 1998-10-27 |
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