JP3826384B2 - 配管補修方法 - Google Patents

配管補修方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3826384B2
JP3826384B2 JP2003336164A JP2003336164A JP3826384B2 JP 3826384 B2 JP3826384 B2 JP 3826384B2 JP 2003336164 A JP2003336164 A JP 2003336164A JP 2003336164 A JP2003336164 A JP 2003336164A JP 3826384 B2 JP3826384 B2 JP 3826384B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
pipe
repair
length
repair material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003336164A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004332917A (ja
Inventor
史人 日沼
享司 長倉
Original Assignee
エスジーシー下水道センター株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エスジーシー下水道センター株式会社 filed Critical エスジーシー下水道センター株式会社
Priority to JP2003336164A priority Critical patent/JP3826384B2/ja
Publication of JP2004332917A publication Critical patent/JP2004332917A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3826384B2 publication Critical patent/JP3826384B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sewage (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)

Description

本発明は、桝を介して本管に接続される取付配管等の各種配管の補修に関し、特にインナーフィルムとアウターフィルムとの間に樹脂を配置し、反転させることなく取付配管内に可撓性挿入体により押し込み配置し、ついでUVランプ等の光(紫外線等)を照射させて樹脂を硬化させる配管の補修方法に関する。
図12は従来の取付配管の補修方法を示す説明図である。
この取付配管8は桝7と本管6との間に敷設されており、これらの内部に配置される補修材19は、夫々長尺で筒状の柔軟なインナーフィルム1とアウターフィルム2と、両フィルム間にその全長に渡って介装された未硬化の樹脂とを具備するものである。そして補修材19の先端を閉塞すると共に、後端部をライニング補修機13の機材エルボ12の開口に取付け、内部にエアーを供給しつつ反転させながら、それを取付配管8内に進入させ、その先端を本管6に突出させる。そしてこの補修材19内に紫外線ランプ等を挿入し、光硬化性の樹脂を硬化させる。次いで、本管6の先端から突出した部分と、桝7内に突出した部分と、を切断し、配管の補修を完成するものである。
このような従来の補修材19を用いた配管補修方法は、特に、本管6内に突出した硬化樹脂部分を切断するのが面倒である欠点があった。即ち、本管6内に作業者が入れない場合がしばしばあり、その本管6内に突出した部分を特別な機械により切断する必要が生じることがあった。さらには、インナーフィルム1とアウターフィルム2との間に介装される未硬化の樹脂の使用量が不必要に多くなり、補修材がその分だけ高価にならざるを得なかった。
そこで本発明は、係る課題を解決することを目的とする。
請求項1に記載の本発明は、夫々長尺で筒状の軟質なインナーフィルム(1) とアウターフィルム(2) と、両フィルム(1) (2) 間に介装された未硬化の樹脂と、を具備し、内部に気体を供給して樹脂を硬化させる配管の補修材(19)を用いた配管補修方法において、
前記樹脂は、その補修材(19)の長手方向の中間部のみに樹脂部(3) として存在し、その先端部と後端部には、そのフィルムの直径以上に渡り樹脂が存在しない前部樹脂無し部(4) 、後部樹脂無し部(5) となるようにし、
前記補修材(19)はその使用前の状態で、インナーフィルム(1) が内面側に位置し、アウターフィルム(2) が外面側に位置し、両フィルム間に未硬化の樹脂が介装され、
インナーフィルム(1) の先端の外面側に係止部材(24)を設け、
軸線方向の圧縮力に対しては剛性を有し、軸に交差する方向に対しては屈曲できる長尺な可撓性挿入体(25)の先端部に係合部材(26)を取付け、
その係合部材(26)を前記係止部材(24)に圧縮方向のみに係合すると共に、引張方向には離脱する係脱手段(27)をその係合部材(26)と係止部材(24)間に設け、
可撓性挿入体(25)の係合部材(26)をインナーフィルム(1) の係止部材(24)にその外面側から係合して、その可撓性挿入体(25)を被補修配管内に押し込むことにより補修材(19)をその配管内に導き、
次いで、可撓性挿入体(25)を引き戻すことにより、その係止部材(24)を係合部材(26)から離脱させつつ、その可撓性挿入体(25)を配管から引き抜き、
次いでインナーフィルム(1) 内に空気を供給して、それを膨張しつつ前記樹脂を硬化させることとした配管補修方法である。
請求項2に記載の本発明は、請求項1において、
前記後部樹脂無し部(5) の長さが、被補修用の取付配管(8) に連通する桝(7) の深さまたはそれ以上であり、樹脂部(3) の存在する長さが被補修用の取付配管(8) の補修長さに略一致する配管の補修材を用いた配管補修方法である。
請求項3に記載の本発明は、請求項1又は請求項2において、
前記前部樹脂無し部(4) の長さよりも、後部樹脂無し部(5) の長さが長く形成された配管の補修材を用いた配管補修方法である。
請求項4に記載の本発明は、請求項1〜請求項3のいずれかにおいて、
その前部樹脂無し部(4) の先端が、ボビン(10)により絞られた状態で閉塞され、その前部樹脂無し部(4) では、アウターフィルム(2) が存在しないか、その境でアウターフィルム(2) のみが切断された配管の補修材を用いた配管補修方法である。
請求項5に記載の本発明は、請求項1〜請求項4のいずれかの配管補修方法を用い、先端が本管(6) に接続され、後端が桝(7) に接続される取付配管(8) の内部を補修する配管補修方法において、
被補修用の取付配管(8) の補修長さを測長する工程と、
その長さに略一致する樹脂部(3) の長さを有する前記補修材(19)を用意する工程と、
前記桝(7) の側からその補修材(19)を前記取付配管(8) 内に挿入し、その前部樹脂無し部(4) を取付配管(8) の先端から突出させると共に、
その補修材(19)の後部樹脂無し部(5) を前記桝(7) 内に位置して、樹脂部(3) を硬化させたことを特徴とする配管補修方法である。
請求項6に記載の本発明は、請求項5において、
前記樹脂部(3) が取付配管(8) の桝(7) 側の開口縁まで存在するようにし、その樹脂の硬化後に桝(7) 側の開口縁から突出した硬化樹脂を切断することとした配管補修方法である。
本発明の補修方法は、使用する補修材において、その長手方向の中間部のみ樹脂部3が存在し、その両側は前部樹脂無し部4,後部樹脂無し部5となるようにし、
補修材が使用前の状態で、インナーフィルム1が内面側に位置し、アウターフィルム2が外面側に位置し、両フィルム間に未硬化の樹脂が介装されている。
また、可撓性挿入体25の係合部材26をインナーフィルム1の係止部材24にその外面側から係合して、その可撓性挿入体25を被補修配管内に押し込むことにより補修材19をその配管内に導き、
次いで、可撓性挿入体25を引き戻すことにより、その係止部材24を係合部材26から離脱させつつ、その可撓性挿入体25を配管から引き抜き、
次いでインナーフィルム1内に空気を供給して、それを膨張しつつ前記樹脂を硬化させることができる。
この補修方法によれば、樹脂部3を配管の被補修位置に配置して配管外部から後部樹脂無し部5を介して内部に気体を供給し、樹脂部3を硬化させることができることにより、必要以上の樹脂を使用することのない、経済的な補修材を使用することができ、ある程度の剛性および可撓性のある棒材等で、それを配管内に押し込み、迅速に補修材を適宜位置に配置できる。
上記補修方法において、後部樹脂無し部5の長さが被補修用の取付配管8に連通する桝7の深さまたはそれ以上であり、樹脂部3の存在する長さが被補修用の取付配管8の補修長さに一致するから、桝7の入り口から補修材を挿入し、その補修材に必要最小限の樹脂部3を用いて被補修用の取付配管8を効率良く、経済的に補修することができる。
上記補修方法において、前部樹脂無し部4の長さを後部樹脂無し部5のそれより短くすることができる。この場合、取付配管8から本管6への突出量を小とし、必要最小限の長さの補修材を用いて経済的に補修することができる。
また、前部樹脂無し部4の先端がボビン10によって絞られた状態で閉塞され、その前部樹脂無し部4ではアウターフィルム2が存在しないか、その境でアウターフィルム2のみが切断されたものにおいては、樹脂部3の硬化後、不必要なインナーフィルム1を容易にかつ完全に取り去り、その先端部においてアウターフィルム2が不必要に突出しないようにすることができる。それにより、配管先端部の後処理が不要となるので、効率良く、経済的に補修することができる。
上記補修方法において、被補修用の取付配管8の補修長さを側長し、その長さに一致する樹脂部3を用意し、桝7側からその補修材19を取付配管8内に挿入し、その前部樹脂無し部4を取付配管8の先端から突出させると共に、後部樹脂無し部5を桝7内に位置して樹脂部3を硬化させるものであるから、必要最小限の樹脂部3で取付配管8の補修部分を確実に且つ効率良く補修することができる。
上記補修方法において、取付配管8の桝7側の開口縁まで樹脂部3が存在するようにしてその樹脂の硬化後に、桝7の開口縁から突出した硬化樹脂を切断することができる。このようにすることにより、取付配管8の入口まで樹脂で補修することができる。それと共に、その切断作業は容易に行い得る。
次に、図面に基づいて本発明の実施の形態につき説明する。
図1は本発明の第1の補修材19であって、取付配管内に敷設前の非反転状態を示すものである。即ち、この状態では長尺で筒状の柔軟なインナーフィルム1が外側に配置され、同様のアウターフィルム2が内側に同軸に配置されている。そしてインナーフィルム1の長手方向中間部のみに、この例では光硬化性の未硬化の樹脂部3がアウターフィルム2とインナーフィルム1との間に配置されている。この樹脂部3が配置される位置には円筒状のガラス繊維よりなるガラスパイル11またはポリエステル繊維の円筒状織布が介装され、このガラスパイル11等に樹脂材が塗布される。
また、この例ではアウターフィルム2の先端は樹脂部3の先端までであり、そこから先には存在しない。これに対してインナーフィルム1は樹脂部3よりも先端に延長されている。
なお、インナーフィルム1とアウターフィルム2との長さを同一とし且つ、樹脂部3の先端の境においてアウターフィルム2を切断しておいてもよい。
樹脂部3の長さLは、被補修用の取付配管8の補修長さに略一致するように配置される。また、樹脂部3より後部に存在する後部樹脂無し部5の長さは、桝7の深さより少し長めのものとされる。さらに前部樹脂無し部4の長さは、インナーフィルム1の直径以上で且つ、その部分が本管6内に突出したことをカメラ等で十分確認できる長さとする。
(配管補修方法)
このような補修材19を用いて配管を補修する方法につき述べる。
先ず、被補修用の取付配管8の長さを図3の如く測長する。この例では、取付管延長測定器22を用いそのメジャー測長パイプ15を桝7から取付配管8内に挿入し、メジャー測長パイプ15の先端を本管6に突出させるまで延長する。このメジャー測長パイプ15は、柔軟な袋状に形成され、その外周に目盛り寸法が記入されている。そして、内部にエアーを供給して、補修材と同様に内外面を反転させつつ取付配管8に挿入される。そこで本管6内に配置したカメラ16により、メジャー測長パイプ15の先端が本管6に達したことを確認する。そしてメジャー測長パイプ15の外周に設けた目盛りから、取付配管8内の長さおよび桝7内の長さを側長する。
このような、メジャー測長パイプ15を用いるのは、次の理由による。即ち、取付配管8は通常、それ特有の曲がり部(30度、60度、90度)が数カ所存在する。そのため、通常のメジャーで測長すると、曲がり部分で大きな誤差が生じる。ところが、メジャー測長パイプ15は袋状に形成されているため、取付配管8に馴染んで延長され、測長誤差を極めて少なくできる。また、取付配管8に曲がり部が多いと、後に補修材19を取付配管内に挿入する際、その反転ができない場合が生じる。メジャー測長パイプ15はその予備確認ができる。
次に、アウターフィルム2の長さを取付配管8内の長さと桝7の長さより少し長めにし、アウターフィルム2の外周にガラスパイル11を配置する。
ガラスパイル11の長さは取付配管8の長さと同一とし、ガラスパイル11には耐蝕性に優れているエポキシアクリレート樹脂(ビニールエステル樹脂)に光硬化開始材を配合したものを配置する。一例として、光硬化開始材は波長300〜400nmの紫外線(UV)領域で強い吸光度をもつものである。
そして、このような光硬化性樹脂を含むガラスパイル11によって、補修材19の中間部に樹脂部3を形成する。そして樹脂部3の後部の後部樹脂無し部5の長さは、桝7の深さよりも少し深くしておく。また、樹脂部3の前方にはインナーフィルム1のみからなる前部樹脂無し部4を形成し、その先端を絞り、そこをボビン10によって閉塞する。そしてそのボビン10には、ワイヤや紐等の条材9の端部を締結固定しておく。
次いで、図4に示す如く補修材19をライニング補修機13の機材エルボ12の開口からライニング補修機13内部に挿入し、エアータンク14内のドラム14bに補修材19の先端に接続された条材9を取り付けて、ハンドル14aを回転することにより、その条材9および補修材19をドラム14bに巻き付ける。そして、補修材19の後端を機材エルボ12から僅か突出させ、その部分を折り返して締結バンド20により機材エルボ12に補修材19の後端部を締結固定する。
次いで、分岐部18の開口を閉塞すると共に、コンプレッサ17からのエアーをエアータンク14を介して供給し、補修材19を伸張させると共にインナーフィルム1とアウターフィルム2とを反転させつつ、桝7から取付配管8内に進入させる。このとき、ドラム14bに巻かれた補修材19が巻き戻される。そして、その補修材19の先端のインナーフィルム1のみが本管6内に突出したことを確認する。このとき、樹脂部3の先端は本管6の開口と同一または僅かに取付配管8側に位置される。そして内部には条材9が挿通され、その端部がエアータンク14のドラム14bに係止されている。
次いで、分岐部18の開口を開放し、そこから先端にTVカメラを有する光硬化装置23(UVランプを有する)をその分岐部18および機材エルボ12を介して、取付配管8の補修材19内に挿入し、樹脂部3を光により硬化させる。そしてその光硬化装置23を引き抜いた後に、ハンドル14aを回転して条材9をドラム14bに巻き取ると共に、補修材19のインナーフィルム1を巻き取る。次いで、桝7内に突出した樹脂部3の後端部をカッターで切断し、取付配管8の補修を完了する。
図6はその取付配管8の断面図であり、取付配管8の内面に樹脂部3が一例として厚さ3mm程被覆されている。なお、樹脂部3と取付配管8との間に存在するアウターフィルム2は防水性のフィルムであり、そのアウターフィルム2は樹脂部3と取付配管8との間に密着されている。
次に、図7は本発明の補修材19の他の例であって、この例が図1と異なる点は、内面側にインナーフィルム1が配置され、外面側にアウターフィルム2が配置され、両者間に樹脂部3が設けられたことである。また、インナーフィルム1の先端のボビン10の外面には、係止部材24が設けられている。そして、インナーフィルム1の内面側に条材9が設けられている。さらにこの例では、アウターフィルム2の長さが樹脂部3の長さに略整合する。
図8はこれらの配置状態を示す説明図である。
この例の補修材19は、図1の例と異なり、被補修配管内に反転されることなくそのまま挿入されるものである。そのために一例として、環状の係止部材24がボビン10の外面に設けられ、それに可撓性挿入体25の先端の係合部材26が係止されて、被補修配管内に押し込まれるものである。このとき図9の如く、補修材19は幅方向に2つ折りにされ、それらの間に可撓性挿入体25が挟持されるように位置する。この可撓性挿入体25は圧縮方向には剛性を有し、補修材19を配管内に押し込めることができる。
また、配管が曲折する場合にはそれに伴って可撓性挿入体25が曲折するように、半径方向にはある程度可撓性を有するものである。一例として、ある程度の可撓性を有する直径6〜8mm程度のガラスファイバーやプラスチック製丸棒材や金属製線材、針金、或いは線材を螺旋状に密巻したもの等が適当である。
可撓性挿入体25の先端には、二股状の係合部材26が設けられている。そして、この二股状の係合部材26と係止部材24とにより係脱手段27を形成する。この係脱手段27は、可撓性挿入体25を前進するときには係合部材26と係止部材24が係合し、可撓性挿入体25を後退させるときには係合部材26が係止部材24から分離する構造のものである。
次に、図9に示すように2つ折りされた補修材19は、図10の如く一例として取付配管8に挿入される。このとき、可撓性挿入体25によって補修材19は取付配管8内に押し込まれる。そしてインナーフィルム1の先端が本管6に達したとき、可撓性挿入体25を引き抜く。次いで、インナーフィルム1を図5と同様にして図11の如く取付用ライニング機材28の先端に接続し、次いで、コンプレッサ17によってインナーフィルム1内に圧縮空気を供給し、補修材19全体を膨張させる。次いで、コントローラ29を介し、紫外線ランプを有する光硬化装置23を補修材19内に挿入し、補修材19の樹脂部3を硬化させる。次いで、インナーフィルム1の中心に位置する条材9を引っ張ることにより、インナーフィルム1を補修材19から引抜き、補修作業を完了するものである。
なお、図7に示す樹脂部3の位置および長さは図1の場合同様に、図3の方法により決定する。
本発明の補修材19の説明図であって、反転前の状態を示す。 図1の樹脂部3における説明図。 本発明の補修方法の第1工程を示す説明図。 同補修方法の第2工程を示す説明図。 同補修方法の第3工程を示す説明図。 本補修方法によって補修された取付配管8の断面説明図。
本発明の補修材19の他の例の説明図であって、配管に挿入前の状態を示す。 図7の樹脂部3における説明図。 同補修材19を配管に挿通するための説明図。 同補修材19の挿通説明図。 補修材19の樹脂部3を硬化させる方法の他の説明図。 従来型補修方法の説明図。
符号の説明
1 インナーフィルム
2 アウターフィルム
3 樹脂部
4 前部樹脂無し部
5 後部樹脂無し部
6 本管
7 桝
8 取付配管
9 条材
10 ボビン
11 ガラスパイル
12 機材エルボ
13 ライニング補修機
14 エアータンク
14a ハンドル
14b ドラム
15 メジャー測長パイプ
16 カメラ
17 コンプレッサ
18 分岐部
19 補修材
20 締結バンド
21 エアーホース
22 取付管延長測定器
23 光硬化装置
24 係止部材
25 可撓性挿入体
26 係合部材
27 係脱手段
28 取付用ライニング機材
29 コントローラ

Claims (6)

  1. 夫々長尺で筒状の軟質なインナーフィルム(1) とアウターフィルム(2) と、両フィルム(1) (2) 間に介装された未硬化の樹脂と、を具備し、内部に気体を供給して樹脂を硬化させる配管の補修材(19)を用いた配管補修方法において、
    前記樹脂は、その補修材(19)の長手方向の中間部のみに樹脂部(3) として存在し、その先端部と後端部には、そのフィルムの直径以上に渡り樹脂が存在しない前部樹脂無し部(4) 、後部樹脂無し部(5) となるようにし、
    前記補修材(19)はその使用前の状態で、インナーフィルム(1) が内面側に位置し、アウターフィルム(2) が外面側に位置し、両フィルム間に未硬化の樹脂が介装され、
    インナーフィルム(1) の先端の外面側に係止部材(24)を設け、
    軸線方向の圧縮力に対しては剛性を有し、軸に交差する方向に対しては屈曲できる長尺な可撓性挿入体(25)の先端部に係合部材(26)を取付け、
    その係合部材(26)を前記係止部材(24)に圧縮方向のみに係合すると共に、引張方向には離脱する係脱手段(27)をその係合部材(26)と係止部材(24)間に設け、
    可撓性挿入体(25)の係合部材(26)をインナーフィルム(1) の係止部材(24)にその外面側から係合して、その可撓性挿入体(25)を被補修配管内に押し込むことにより補修材(19)をその配管内に導き、
    次いで、可撓性挿入体(25)を引き戻すことにより、その係止部材(24)を係合部材(26)から離脱させつつ、その可撓性挿入体(25)を配管から引き抜き、
    次いでインナーフィルム(1) 内に空気を供給して、それを膨張しつつ前記樹脂を硬化させることとした配管補修方法
  2. 請求項1において、
    前記後部樹脂無し部(5) の長さが、被補修用の取付配管(8) に連通する桝(7) の深さまたはそれ以上であり、樹脂部(3) の存在する長さが被補修用の取付配管(8) の補修長さに略一致する配管の補修材を用いた配管補修方法
  3. 請求項1又は請求項2において、
    前記前部樹脂無し部(4) の長さよりも、後部樹脂無し部(5) の長さが長く形成された配管の補修材を用いた配管補修方法
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかにおいて、
    その前部樹脂無し部(4) の先端が、ボビン(10)により絞られた状態で閉塞され、その前部樹脂無し部(4) では、アウターフィルム(2) が存在しないか、その境でアウターフィルム(2) のみが切断された配管の補修材を用いた配管補修方法
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかの配管補修方法を用い、先端が本管(6) に接続され、後端が桝(7) に接続される取付配管(8) の内部を補修する配管補修方法において、
    被補修用の取付配管(8) の補修長さを測長する工程と、
    その長さに略一致する樹脂部(3) の長さを有する前記補修材(19)を用意する工程と、
    前記桝(7) の側からその補修材(19)を前記取付配管(8) 内に挿入し、その前部樹脂無し部(4) を取付配管(8) の先端から突出させると共に、
    その補修材(19)の後部樹脂無し部(5) を前記桝(7) 内に位置して、樹脂部(3) を硬化させたことを特徴とする配管補修方法。
  6. 請求項5において、
    前記樹脂部(3) が取付配管(8) の桝(7) 側の開口縁まで存在するようにし、その樹脂の硬化後に桝(7) 側の開口縁から突出した硬化樹脂を切断することとした配管補修方法。
JP2003336164A 2003-04-18 2003-09-26 配管補修方法 Expired - Lifetime JP3826384B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003336164A JP3826384B2 (ja) 2003-04-18 2003-09-26 配管補修方法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003114511 2003-04-18
JP2003336164A JP3826384B2 (ja) 2003-04-18 2003-09-26 配管補修方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006128880A Division JP4464933B2 (ja) 2003-04-18 2006-05-08 取付配管の補修方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004332917A JP2004332917A (ja) 2004-11-25
JP3826384B2 true JP3826384B2 (ja) 2006-09-27

Family

ID=33513310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003336164A Expired - Lifetime JP3826384B2 (ja) 2003-04-18 2003-09-26 配管補修方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3826384B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6403408B2 (ja) * 2014-03-28 2018-10-10 吉佳エンジニアリング株式会社 既設管補修器材及びそれを用いた既設管補修方法
JP6603602B2 (ja) * 2016-03-18 2019-11-06 エスジーシー下水道センター株式会社 配管の内面補修用の樹脂保持基材およびその基材を用いた補修方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004332917A (ja) 2004-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9435479B2 (en) Device and method for repairing pipe
US8118063B2 (en) Method and apparatus for lining a pipe
EP0887584B1 (en) Apparatus for repairing a pipeline and method for using same
EP0241719B1 (en) Improvements relating to lining of pipelines in passageways
US7708033B2 (en) Lining material and pipeline lining method
JPH04355115A (ja) 枝管ライニング材及びその製造方法
JP2010260274A (ja) 管ライニング材及び管路ライニング工法
US20110197413A1 (en) Method and apparatus for lining a pipe
JPH06285985A (ja) 管ライニング材への樹脂注入方法及び管路補修工法
US20180306371A1 (en) Method and Apparatus for Lining a Pipe
WO2004104469A1 (en) A lining device for renovating the branch lines of pipelines by way of eversion
JP5689679B2 (ja) ライニング工法、更生管路、および更生用部材
JP3826384B2 (ja) 配管補修方法
US8025461B2 (en) Lining material and pipeline lining method
JP4464933B2 (ja) 取付配管の補修方法
AU646907B2 (en) Lining of pipeline or passageway
JP2007055251A (ja) 枝管内面ライニング装置および枝管内面ライニング工法
JP4573246B2 (ja) 地中埋設管補修方法
JP4318951B2 (ja) 取付管用の補修材及びそれを用いた補修方法、補修装置
JP4562038B2 (ja) ケーブル布設済み保護管補修方法
JP5607099B2 (ja) ライニング材及び管路ライニング工法
JP3883897B2 (ja) 下水管の可視光硬化性樹脂被覆式補修方法
JP5659442B2 (ja) 枝管内面ライニング工法および枝管内面ライニング装置
JPH0324941B2 (ja)
JPH07195519A (ja) 欠損部分を有する管内面のライニング方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060314

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060508

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060620

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060623

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3826384

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090714

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120714

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120714

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150714

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term