JP5659280B1 - 光学デバイス、光学デバイス製造方法、及び光アイソレータ - Google Patents

光学デバイス、光学デバイス製造方法、及び光アイソレータ Download PDF

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Abstract

【課題】複数の光学部品が基材に対して精度よく配置された光学デバイス及びその製造方法を提供する。【解決手段】本発明の光学デバイスは、第1方向に沿って配列される複数の光学部品と、複数の光学部品が一体的に保持される基材と、を備え、光学部品のそれぞれは、光学面と、光学面と交差する第1面と、光学面及び第1面と交差する第2面と、を備え、基材は、光学部品と第1面で当接したときに、光学部品を第1方向と交差する第2方向に位置決めして保持する第1保持面と、光学部品と接着剤を介して第2面を保持し、光学部品を第1方向及び第2方向と交差する第3方向に位置決めする第2保持面とを備えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、光学デバイス、光学デバイス製造方法、及び光アイソレータに関する。
複数の光学部品から構成される光学デバイスにおいて、複数の光学部品の接着方法を工夫することによって、各光学部品の適切な位置や角度からのずれを抑制する方法が提案されている(例えば、特許文献1,2)。
特許文献1には、基板上に設けられた凹部内に、接合材を溢れるように充填した後、接合材を介して光学部品を基板上に固定する方法が開示されている。
特許文献2では、固定部材上に設けられた溝の中に、接着剤を充填することによって、光学部品を固定部材上に固定する方法が開示されている。
特許第4683916号公報 実開平7−36109号公報
しかし、特許文献1,2に示すような光学部品の固定方法では、光学部品を基板上に接着する際に、光学部品の設置角度が所望の角度に対してずれてしまう場合があった。この場合、光学デバイスに求められる所定の光学特性が得られなくなる可能性がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みて成されたものであって、複数の光学部品が基材に対して精度よく配置された光学デバイス、その製造方法、及びその光学デバイスを用いた光アイソレータを提供することを目的の一つとする。
本発明の光学デバイスの一つの態様は、第1方向に沿って配列される複数の光学部品と、前記複数の光学部品が一体的に保持される基材と、を備え、前記光学部品のそれぞれは、光学面と、前記光学面と交差する第1面と、前記光学面及び前記第1面と交差する第2面と、を備え、前記基材は、前記光学部品と前記第1面で接着剤を介さずに当接したときに、前記光学部品を前記第1方向と交差する第2方向に位置決めして保持する第1保持面と、前記光学部品と接着剤を介して前記第2面を保持し、前記光学部品を前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に位置決めする第2保持面と、前記光学面の前記第1方向に関する位置決めの指標となる指標部と、前記第1保持面を有する第1壁部と、を備え、前記指標部は、前記光学面の前記第1方向の範囲で前記第1壁部を貫通する指標孔部を含むことを特徴とする。
本発明の光学デバイスの一つの態様は、第1方向に沿って配列される複数の光学部品と、前記複数の光学部品が一体的に保持される基材と、を備え、前記光学部品のそれぞれは、光学面と、前記光学面と交差する第1面と、前記光学面及び前記第1面と交差する第2面と、を備え、前記基材は、前記光学部品と前記第1面で接着剤を介さずに当接したときに、前記光学部品を前記第1方向と交差する第2方向に位置決めして保持する第1保持面と、前記光学部品と接着剤を介して前記第2面を保持し、前記光学部品を前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に位置決めする第2保持面と、前記第2保持面を有する第2壁部と、を備え、前記第2壁部は、前記第2保持面上で前記光学面と交差する領域の少なくとも一部を含む範囲で前記第2壁部を貫通する第1孔部を含むことを特徴とする。
本発明の光学デバイスの一つの態様は、第1方向に沿って配列される複数の光学部品と、前記複数の光学部品が一体的に保持される基材及び第2基材と、を備え、前記光学部品のそれぞれは、前記第1方向と交差する方向の断面が矩形状に形成され、光学面と、前記光学面と交差する第1面と、前記光学面及び前記第1面と交差する第2面と、前記第1面と対向する位置に配される第3面と、前記第2面と対向する位置に配される第4面と、を備え、前記基材は、前記光学部品と前記第1面で接着剤を介さずに当接したときに、前記光学部品を前記第1方向と交差する第2方向に位置決めして保持する第1保持面と、前記光学部品と接着剤を介して前記第2面を保持し、前記光学部品を前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に位置決めする第2保持面と、を備え、前記第2基材は、前記光学部品と前記第3面で接着材を介さずに当接して保持する第3保持面と、前記光学部品と接着剤を介して前記第4面を保持する第4保持面と、を備えることを特徴とする。
本発明の光学デバイスの一つの態様は、第1方向に沿って配列される複数の光学部品と、前記複数の光学部品が一体的に保持される基材及び第2基材と、を備え、前記光学部品のそれぞれは、前記第1方向と交差する方向の断面が矩形状に形成され、光学面と、前記光学面と交差する第1面と、前記光学面及び前記第1面と交差する第2面と、前記第1面と対向する位置に配される第3面と、前記第2面と対向する位置に配される第4面と、を備え、前記基材は、前記光学部品と前記第1面で接着剤を介さずに当接したときに、前記光学部品を前記第1方向と交差する第2方向に位置決めして保持する第1保持面と、前記光学部品と接着剤を介して前記第2面を保持し、前記光学部品を前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に位置決めする第2保持面と、前記光学部品と前記第3面で接着剤を介さずに当接して保持する第3保持面と、を備え、前記第2基材は、前記光学部品と接着剤を介して前記第4面を保持する第4保持面を有することを特徴とする。
本発明の光学デバイスは、第1方向に沿って配列される複数の光学部品と、前記複数の光学部品が一体的に保持される基材と、を備え、前記光学部品のそれぞれは、光学面と、前記光学面と交差する第1面と、前記光学面及び前記第1面と交差する第2面と、を備え、前記基材は、前記光学部品と前記第1面で当接したときに、前記光学部品を前記第1方向と交差する第2方向に位置決めして保持する第1保持面と、前記光学部品と接着剤を介して前記第2面を保持し、前記光学部品を前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に位置決めする第2保持面とを備えることを特徴とする。
この構成によれば、複数の光学部品の第1面が、基材の第1保持面によって第2方向に位置決めされる。また、複数の光学部品の第2面が、基材の第2保持面によって第3方向に位置決めされる。これにより、複数の光学部品における第1面と第2面とに交差する光学面が、第2方向及び第3方向に精度よく位置決めされた状態で、複数の光学部品が基材によって一体的に保持される。また、第2面と第2保持面との間には接着剤が介在しているため、第2面と第2保持面とは接着され、複数の光学部品は基材に対して固定される。その結果、複数の光学部品が基材に対して精度よく配置された光学デバイスが得られる。
前記基材は、前記光学面の前記第1方向に関する位置決めの指標となる指標部を備える構成としてもよい。
この構成によれば、複数の光学部品を基材によって保持する際に、指標部を指標として、複数の光学面の第1方向を位置決めする方法が採用できる。これより、複数の光学部品が第1方向に対して精度よく配置された光学デバイスが得られる。
前記基材は、前記第1保持面を有する第1壁部を備え、前記指標部は、前記光学面の前記第1方向の範囲で前記第1壁部を貫通する指標孔部を含む構成としてもよい。
この構成によれば、指標孔部は光学面の第1方向の範囲で第1壁部を貫通しているため、指標孔部を指標として、光学面を第1方向に位置決めする方法が採用できる。
前記基材は、前記第2保持面を有する第2壁部を備え、前記第2壁部は、前記第2保持面上で前記光学面と交差する領域の少なくとも一部を含む範囲で第2壁部を貫通する第1孔部を含む構成としてもよい。
この構成によれば、第2保持面を有する第2壁部には、第1孔部が設けられている。第1孔部は、第2保持面上で光学面と交差する領域の少なくとも一部を含んで、第2壁部を貫通している。言い換えると、光学面は第1孔部上に位置している。これにより、第1基材の第2保持面と複数の光学部品の第2面とを接着する際に、過剰な接着剤は第1孔部から外部へと排出されるため、接着剤が光学面へと回り込むことが抑制される。その結果、信頼性に優れた光学デバイスが得られる。
前記第2面の面積は、前記第1面の面積よりも広い構成としてもよい。
この構成によれば、接着剤を介して基材の第2保持面と接着される第2面の面積が、第1面よりも広いため、複数の光学部品の接着強度に優れた光学デバイスが得られる。
前記光学部品は、前記第1方向と交差する方向の断面が矩形状に形成され、前記第1面と対向する位置に配される第3面と、前記第2面と対向する位置に配される第4面とを備え、前記光学部品と前記第3面で接着剤を介さずに当接して保持する第3保持面と、前記光学部品と接着剤を介して前記第4面を保持する第4保持面と、を有する第2基材を備える構成としてもよい。
この構成によれば、基材と第2基材との両方によって、断面矩形状の光学部品を挟持して保持するため、複数の光学部品の接着強度に優れた光学デバイスが得られる。
前記光学部品は、前記第1方向と交差する方向の断面が矩形状に形成され、前記第1面と対向する位置に配される第3面と、前記第2面と対向する位置に配される第4面とを備え、前記基材は、前記光学部品と前記第3面で接着剤を介さずに当接して保持する第3保持面を備え、前記光学部品と接着剤を介して前記第4面を保持する第4保持面を有する第2基材を備える構成としてもよい。
この構成によれば、基材と第2基材との両方によって、断面矩形状の光学部品を挟持して保持するため、複数の光学部品の接着強度に優れた光デバイスが得られる。
前記第2基材は、前記第3保持面を有する第3壁部と、前記第4保持面を有する第4壁部と、を備え、前記第4壁部は、前記第4保持面上で前記光学面と交差する領域の少なくとも一部を含む範囲で第4壁部を貫通する第2孔部を含む構成としてもよい。
この構成によれば、第4保持面を有する第4壁部には、第2孔部が設けられている。第2孔部は、第4保持面上で光学面と交差する領域の少なくとも一部を含んで、第4壁部を貫通している。言い換えると、光学面は第2孔部上に位置している。これにより、第2基材の第4保持面と複数の光学部品の第4面とを接着する際に、過剰な接着剤は第2孔部から外部へと排出されるため、接着剤が光学面へと回り込むことが抑制される。その結果、信頼性に優れた光学デバイスが得られる。
前記接着剤は、弾性接着剤である構成としてもよい。
光学部品と基材とが熱膨張した際においては、光学部品と基材との熱膨張係数が異なることによって、光学部品と基材との間に応力が生じる場合がある。光学部品に応力が加えられると、光学部品が変質し、光学部品の光学特性が低下する場合がある。
これに対して、この構成によれば、光学部品と基材との間に生じる応力が、弾性接着剤によって吸収されるため、光学部品の光学特性が低下することを抑制できる。
本発明の光アイソレータは、本発明の光デバイスを備えることを特徴とする。
この構成によれば、信頼性に優れた光アイソレータが得られる。
本発明の光学デバイス製造方法の一つの態様は、第1保持面と、第2保持面と、を有する基材、及び、第3保持面を有する第3壁部と、第4保持面を有する第4壁部と、を有する第2基材を準備する工程と、光学面を有する複数の光学部品を第1方向に沿って前記基材に保持させる保持工程と、前記基材に保持された前記光学部品を、反転させて前記第2基材に保持させる第2保持工程と、を含み、前記保持工程は、前記光学部品の前記光学面と交差する第1面を前記基材の前記第1保持面に接着剤を介さずに当接させ、前記光学部品を前記第1方向と交差する第2方向に位置決めして保持する工程と、前記光学部品の前記光学面及び前記第1面と交差する第2面を、前記基材の前記第2保持面に接着剤を介して保持させ、前記光学部品を前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に位置決めする工程と、を含み、前記第2保持工程は、前記光学部品の前記第1面と対向する位置に配される第3面を前記第2基材の前記第3保持面に接着剤を介さずに当接させる工程と、前記光学部品の前記第2面と対向する位置に配される第4面を前記第2基材の前記第4保持面に接着剤を介して保持させる工程と、を含み、前記基材は、前記第1保持面を有する第1壁部と、前記第2保持面を有する第2壁部と、を有し、前記第2壁部は、前記第2保持面上で前記光学面と交差する領域の少なくとも一部を含む範囲で前記第2壁部を貫通する第1孔部を含み、前記第4壁部は、前記第4保持面上で前記光学面と交差する領域の少なくとも一部を含む範囲で前記第4壁部を貫通する第2孔部を含み、前記保持工程においては、前記複数の光学部品を鉛直方向上方側から、前記基材に保持させ、前記第2保持工程においては、前記基材に保持された前記複数の光学部品を鉛直方向上側から、前記第2基材に保持させることを特徴とする。
本発明の光学デバイス製造方法は、第1保持面と、第2保持面と、を有する基材を準備する工程と、光学面を有する複数の光学部品を第1方向に沿って前記基材に保持させる保持工程と、を含み、前記保持工程は、前記光学部品の前記光学面と交差する第1面を前記基材の前記第1保持面に当接させ、前記光学部品を前記第1方向と交差する第2方向に位置決めして保持する工程と、前記光学部品の前記光学面及び前記第1面と交差する第2面を、前記基材の前記第2保持面に接着剤を介して保持させ、前記光学部品を前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に位置決めする工程と、を含むことを特徴とする。
この方法によれば、複数の光学部品が第2方向及び第3方向に対して精度よく位置決めすることができる。
前記光学部品の第2面に前記接着剤を供給する工程と、前記基材の第2保持面に前記接着剤を供給する工程と、前記接着剤を供給した第2面と、前記接着剤を供給した前記第2保持面とを接合する工程と、を含む製造方法としてもよい。
この方法によれば、光学部品の第2面と基材の第2保持面との両方に接着剤が供給されるため、第2面と第2保持面とを接着させる際に、接着界面に空隙が発生することを抑制できる。これにより、光学部品の接着強度に優れた光学デバイスが得られる。
第3保持面を有する第3壁部と、第4保持面を有する第4壁部と、を有する第2基材を準備する工程と、前記基材に保持された前記光学部品を、反転させて前記第2基材に保持させる第2保持工程と、を含み、前記第2保持工程は、前記光学部品の前記第1面と対向する位置に配される第3面を前記第2基材の前記第3保持面に当接させる工程と、前記光学部品の前記第2面と対向する位置に配される第4面を前記第2基材の前記第4保持面に接着剤を介して保持させる工程と、を含み、前記基材は、前記第1保持面を有する第1壁部と、前記第2保持面を有する第2壁部と、を有し、前記第2壁部は、前記第2保持面上で前記光学面と交差する領域の少なくとも一部を含む範囲で第2壁部を貫通する第1孔部を含み、前記第4壁部は、前記第4保持面上で前記光学面と交差する領域の少なくとも一部を含む範囲で第4壁部を貫通する第2孔部を含み、前記保持工程においては、前記複数の光学部品を鉛直方向上方側から、前記基材に保持させ、前記第2保持工程においては、前記基材に保持された前記複数の光学部品を鉛直方向上側から、前記第2基材に保持させる製造方法としてもよい。
この方法によれば、保持工程においては、光学部品を鉛直方向上方側から基材に保持させる。言い換えると、基材の第2保持面と光学部品の第2面とでは、第2保持面の方が鉛直方向下方側となるようにして、光学部品が基材に保持される。これにより、過剰な接着剤は、第1孔部を介して、鉛直方向下方側へと排出される。
また、第2保持工程においては、基材に保持された光学部品を反転させ、光学部品を鉛直方向上方側から第2基材に保持させる。言い換えると、第2基材の第4保持面と光学部品の第4面とでは、第4保持面の方が鉛直方向下方側となるようにして、光学部品が第2基材に保持される。これにより、過剰な接着剤は、第2孔部を介して、鉛直方向下方側へと排出される。
以上により、複数の光学部品を基材と第2基材とで保持する際に、接着剤の量が多いような場合であっても、過剰な接着剤が、それぞれ第1孔部及び第2孔部を介して排出される。そのため、光学面への接着剤の回り込みが抑制され、信頼性に優れた光学デバイスが得られる。
本発明によれば、複数の光学部品が基材に対して精度よく配置された光学デバイス、その製造方法、及びその光学デバイスを用いた光アイソレータが提供される。
第1実施形態の光学結晶アセンブルを示す斜視図である。 第1実施形態の光学結晶アセンブルを示す図であって、(a)は、正面図、(b)は、平面図、(c)は、図2(b)におけるA−A断面図である。 第1実施形態の基材ユニットを示す斜視図。 第1実施形態の基材ユニットを示す図であって、(a)は、正面図、(b)は、平面図である。 第1実施形態の光学結晶アセンブルの光学特性を説明する説明図である。 第1実施形態の光学結晶アセンブルの製造方法を示すフローチャートである。 第1実施形態の光学結晶アセンブルの製造手順を示す断面図である。 第1実施形態の光学結晶アセンブルの効果を説明する説明図である。 第2実施形態の光学結晶アセンブルを示す図であって、(a)は、正面図、(b)は、平面図である。 第2実施形態の基材ユニットを示す斜視図である。 第2実施形態の基材ユニットを示す図であって、(a)は、正面図、(b)は、平面図である。 第1実施形態の実施例として製造した光アイソレータを示す分解斜視図である。
以下、図を参照しながら、本発明の実施形態に係る光学デバイスについて説明する。
なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせる場合がある。
本実施形態においては、光学デバイスとして偏光無依存型の光アイソレータに用いる光学結晶アセンブルを例示して説明する。
まず、第1実施形態について説明する。
図1(a),(b)及び図2(a)〜(c)は、本実施形態の光学結晶アセンブル(光学デバイス)2を示す図である。図1(a),(b)は、斜視図である。図2(a)は、正面図(YZ面図)である。図2(b)は、平面図(XY面図)である。図2(c)は、図2(b)におけるA−A断面図(ZX面図)である。図1(b)及び図2(b),(c)においては、第2基材1bの図示を省略している。
なお、以下の説明においてはXYZ座標系を設定し、このXYZ座標系を参照しつつ各部材の位置関係を説明する。この際、基材ユニット1(図1参照)が延在する方向をX軸方向(第1方向)、鉛直方向をZ軸方向(第3方向)、X軸方向とZ軸方向の両方と直交する方向をY軸方向(第2方向)とする。また、Z軸方向においては、鉛直方向上方の向きを+の向きとする。また、以下の説明において、延在方向とは、基材ユニット1の長手方向(X軸方向,第1方向)を意味するものとする。
本実施形態の光学結晶アセンブル2は、図1(a),(b)及び図2(a)〜(c)に示すように、複数の光学部品5と、基材ユニット1とを備えている。
本実施形態の光学結晶アセンブル2においては、複数の光学部品5の具体的な例として、図1(b)及び図2(b),(c)に示すように、第1偏光子20と、ファラデー回転子21と、波長板22と、第2偏光子23とが備えられている。光学部品5において、第1偏光子20、ファラデー回転子21、波長板22、第2偏光子23は、この順に直線状に一列に配置されている。光学部品5に対して、光は光学部品5の配列方向(X軸方向)に平行な方向で入射される。図に示す矢印は、光が順方向で光学部品5に入射する向きDを示している。
第1偏光子20及び第2偏光子23は、例えば、イットリウムバナデート(YVO)結晶を用いることができる。
波長板22としては、例えば、λ/2板を用いることができる。
ファラデー回転子21は、ファラデー効果を生じる結晶で構成される。ファラデー効果とは、印加磁界によって、光の偏光面が回転する現象のことである。ファラデー効果を生じる結晶としては、例えば、TbGa12(TGG:Terbium Gllium Garnet)単結晶や、YFe12(YIG:Yttrium Iron Garnet)単結晶が挙げられる。ファラデー回転子21は、磁気回路から印加される磁界によって、偏光面が回転する。
各光学部品5は、本実施形態においては、直方体状である。光学部品5は、図2(a)に示すように、第1面5aと、第2面5bと、第3面5cと、第4面5dと、光学面5eとを有している。第1面5aと第3面5cとは平行である。第2面5bと第4面5dとは平行である。第1面5a及び第3面5cは、第2面5b及び第4面5dとそれぞれ直交している。言い換えると、光学部品5の延在方向(X軸方向)に交差する方向の断面(YZ断面)は、矩形状である。光学部品5の第2面5bの面積は、第1面5aの面積よりも広い。光学部品5の第4面5dの面積は、第3面5cの面積よりも広い。
光学面5eは、第1面5a、第2面5b、第3面5c及び第4面5dと交差している。すなわち、各光学部品5は、図2(b),(c)に示すように、それぞれの光学面5eが光の入射される方向(X軸方向)と交差するように配置されている。
本実施形態においては、図2(b)に示すように、第1偏光子20及び第2偏光子23の平面視(XY面視)形状は、矩形状として図示しているが、実際には、例えば、平行四辺形状等、矩形状以外の形状であってもよい。
図3は、基材ユニット1を示す斜視図である。
図3に示すように、基材ユニット1は、第1基材1aと、第2基材1bとを備えている。第1基材1a及び第2基材1bは同一形状である。図2(a)に示すように、基材ユニット1は、第1基材1aと第2基材1bとで光学部品5を挟み込んで保持する。
図4(a)は、基材ユニット1の第1基材1a(第2基材1b)を示す正面図(YZ面図)である。図4(b)は、基材ユニット1の第1基材1a(第2基材1b)を示す平面図(XY面図)である。
第1基材1aは、図3及び図4(b)に示すように、長尺の板が縁部において互いに直交するように接続された形状を有する部材である。第1基材1aの正面視形状は、図4(a)に示すように、L字形状である。第1基材1aは、第1保持面10aを有する第1壁部15aと、第2保持面11aを有する第2壁部16aとを備える。
第1壁部15aと第2壁部16aとは、第1保持面10aと第2保持面11aとが垂直となるようにして、互いの長辺で接続されている。第2壁部16aにおける第2保持面11aの幅W2は、第1壁部15aにおける第1保持面10aの幅W1よりも大きい。これにより、第1保持面10aと第2保持面11aとの長さは同一であるため、第2保持面11aの面積は、第1保持面10aの面積よりも広い。
図4(b)に示すように、第2壁部16aの第2保持面11aには、延在方向(X軸方向)に沿って並ぶように、複数の第1孔部12aが形成されている。第1孔部12aは、第2壁部16aを第2保持面11aの厚さ方向(Z軸方向)に貫通している。第1孔部12aの位置は、複数の光学部品5を第1基材1a上に並べて配置した際の光学面5eの位置に応じて設定される。すなわち、第1孔部12aは、光学部品5を所定位置に配置した際に、光学面5eの一辺が第1孔部12aと平面視で重なるように設けられている。言い換えると、第1孔部12aは、光学面5eと第2保持面11aとが交差する領域の少なくとも一部を含むようにして形成されている。第1孔部12aの平面視(XY面視)形状は、後述する接着剤30を排出できる範囲内において、特に限定されない。例えば、本実施形態においては、第1孔部12aの平面視形状は、長円形状である。また、本実施形態においては、隣り合う光学部品5の対向する2つの光学面5eの一辺が、それぞれ1つの第1孔部12aと平面視で重なっている。
第1壁部15aには、図3及び図4(b)に示すように、複数の第1切欠部(指標部,指標孔部)13aが形成されている。第1切欠部13aは、光学部品5の光学面5eの位置決め標識として設けられている。第1切欠部13aは、延在方向に関して光学面5eの位置を含む範囲で第1壁部15aを貫通して形成されている。
第1切欠部13aの平面視(ZX面視)形状は、特に限定されない。例えば、本実施形態においては、図2(c)に示すように、第1切欠部13aの側方(Y軸方向)から見た形状は、鉛直方向上方側(+Z側)に開口する矩形状である。
第1基材1aの厚み及び材質は、光学部品5を固定できる範囲内で、特に限定されない。
第2基材1bは、第1基材1aと同一形状の部材である。
第2基材1bは、図4(a)に示すように、第3保持面10bを有する第3壁部15bと、第4保持面11bを有する第4壁部16bとを備える。
第4壁部16bには、第1基材1aの第1孔部12aと同様にして、第2孔部12bが形成されている。
第3壁部15bには、第1基材1aの第1切欠部13aと同様にして、第2切欠部13bが形成されている。
図2(a)に示すように、光学部品5の第1面5aは、第1基材1aの第1保持面10aと、接着剤30を介さずに当接している。光学部品5の第2面5bは、第1基材1aの第2保持面11aと、接着剤30で接着されている。光学部品5の第3面5cは、第2基材1bの第3保持面10bと、接着剤30を介さずに当接している。光学部品5の第4面5dは、第2基材1bの第4保持面11bと、接着剤30で接着されている。これにより、光学部品5は、基材ユニット1に保持されている。
基材ユニット1と光学部品5とを接着固定する接着剤30は、本実施形態においては、弾性接着剤である。弾性接着剤は、硬化状態において弾性変形が可能な接着剤である。弾性接着剤としては、例えば、ポリプロピレンオキシドを主成分とする変成シリコーン系接着剤が挙げられる。
次に、光学結晶アセンブル2の光学特性について説明する。
図5(a),(b)は、偏光無依存型光アイソレータ用の光学結晶アセンブル2の光学特性について説明する図である。図5(a)は、光学結晶アセンブル2に順方向から光Lを入射した場合を示した図である。図5(b)は、光学結晶アセンブル2に逆方向から光Lを入射した場合を示した図である。図5(a),(b)に示すように、光学結晶アセンブル2の長さ方向(X軸方向)両側には、入射側アパーチャ40と射出側アパーチャ41とが設置されている。なお、図5(a),(b)においては、基材ユニット1の図示は省略している。また、順方向とは、光Lが第1偏光子20から第2偏光子23へと向かう向き(+X向き,図1(b)及び図2(b),(c)に示す向きD)を意味する。逆方向とは、光Lが第2偏光子23から第1偏光子20へと向かう向き(−X向き)を意味する。
図5(a)に示すように、光学結晶アセンブル2に順方向で光Lを入射させた場合には、光Lは、入射側アパーチャ40の開口部から第1偏光子20に入射される。第1偏光子20に入射された光Lは、第1偏光子20によって常光と異常光とに分岐される。そして、第1偏光子20から射出された常光及び異常光は、ファラデー回転子21と、波長板22とを介して、第2偏光子23に入射される。そして、第2偏光子23において、分岐されていた常光と異常光は、再び1つの光Lに合波される。合波された光Lは、射出側アパーチャ41の開口部から射出される。
一方、図5(b)に示すように、光学結晶アセンブル2に逆方向で光Lを入射させた場合には、光Lは、射出側アパーチャ41の開口部から第2偏光子23に入射される。第2偏光子23に入射された光Lは、第2偏光子23によって常光と異常光とに分岐される。そして、第2偏光子23から射出された常光及び異常光は、波長板22と、ファラデー回転子21とを介して、第1偏光子20に入射される。ここで、逆方向から光Lが入射された場合においては、ファラデー回転子21によって偏光が回転される方向が逆になる。これにより、常光及び異常光が、第1偏光子20内で近付く方向には屈折されなくなるため1つの光にならない。その結果、第1偏光子20から射出された常光と異常光とは、それぞれ入射側アパーチャ40によって遮光される。したがって、光Lは入射側アパーチャ40の開口部から射出されない。
以上に説明したように、光アイソレータ用の光学結晶アセンブル2は、光学結晶アセンブル2に順方向から光Lを入射させた場合においては、光Lを透過させるという光学特性を有する。また、光学結晶アセンブル2は、光学結晶アセンブル2に逆方向から光Lを入射した場合においては、光Lを遮断するという光学特性を有する。言い換えると、光学結晶アセンブル2の複数の光学部品5は協働して、入射した光Lを射出させるとともに、射出した光の戻り光L(逆方向の光L)を遮光する。
本実施形態においては、各光学部品5の光学面5eの配置角度が光Lの入射方向(X軸方向)に対して精度よく適切に設定されているため、上記のような光学特性を有する。しかし、光学部品5の配置角度が、適切な角度に対してずれているような場合には、上記のような光学特性が得られないおそれがある。
図5(c)は、本実施形態とは異なり、光学部品5がずれて配置された光学結晶アセンブル80に順方向から光Lを入射した場合を示す図である。
光学結晶アセンブル80は、図5(c)に示すように、例えば、ファラデー回転子21の配置角度が適切な位置からずれて配置されている。このような場合においては、ファラデー回転子21に入射された光Lは、ファラデー回転子21が正しく配置されている場合と異なる方向に屈折される。その結果、第2偏光子23によって常光と異常光とが合波されて射出される光Lの位置が適切な位置からずれることで、射出される光Lの強度が低下したり、光Lが射出側アパーチャ41によって遮断されたりする。したがって、光アイソレータ用の光学結晶アセンブルにおいては、各光学部品5の配置精度が重要となる。
次に、本実施形態の光学結晶アセンブルの製造方法(光学デバイス製造方法)について、図6及び図7(a)〜(d)を用いて説明する。
図6は、本実施形態の光学結晶アセンブルの製造方法を示すフローチャートである。
図7(a)〜(d)は、本実施形態の光学結晶アセンブルの製造手順を示す断面図(YZ断面図)である。
本実施形態の光学結晶アセンブルの製造方法は、図6に示すように、第1塗布工程S1と、第2塗布工程S2と、第1保持工程(保持工程)S3と、第1硬化工程S4と、第3塗布工程S5と、第4塗布工程S6と、第2保持工程S7と、第2硬化工程S8とを有する。
まず、第1塗布工程S1では、図7(a)に示すように、光学部品5の第2面5b上に接着剤30を塗布する(供給する)。
次に、第2塗布工程S2では、第1基材1aにおける第2壁部16aの第2保持面11a上に接着剤30を塗布する(供給する)。
第1塗布工程S1及び第2塗布工程S2により、各光学部品5の第2面5bと、第1基材1aの第2保持面11aと、のそれぞれに接着剤30が塗布される。
次に、第1保持工程S3は、光学面5eを有する複数の光学部品5を第1基材1aの延在方向(X軸方向)に沿って第1基材1aに保持させる工程である。第1保持工程S3は、図6に示すように、第1当接工程S3aと、第1接合工程S3bとを有する。
まず、第1当接工程S3aでは、図7(a)に示すようにして、光学部品5の第1面5aを、第1壁部15aの第1保持面10aに押し付けて当接させる。この工程により、光学部品5は、第1保持面10aと垂直な方向(Y軸方向,第2方向)に位置決めされて保持される。
次に、第1接合工程S3bでは、接着剤30が供給された光学部品5の第2面5bと、接着剤30供給された第1基材1aの第2保持面11aとを接合する。図7(a)に示すように、光学部品5を鉛直方向上方側(+Z側)から、第1基材1aに接近させる。そして、第2面5bと第2保持面11aとを接着剤30によって接着する。この工程により、光学部品5は、第2保持面11aと垂直な方向(Z軸方向,第3方向)に位置決めされて保持される。
以上の工程により、第1保持工程S3が終了する。この工程により、図7(b)に示すように、各光学部品5は、第2保持面11aと第2面5bとの間に接着剤30を介して、第1基材1aに一体的に保持される。第1保持工程S3において、光学部品5の延在方向(X軸方向,第1方向)の位置決めは、第1切欠部13aを指標として行う。
次に、第1硬化工程S4では、第1基材1aの第2保持面11aと各光学部品5の第2面5bとの間に介在する接着剤30を硬化させる。硬化させる方法は、接着剤30の材質に応じて適宜選択できる。本実施形態のように、接着剤30として弾性接着剤を用いる場合には、例えば、所定時間放置することによって接着剤30を硬化させる方法を選択できる。
次に、第3塗布工程S5では、図7(b)に示すように、光学部品5の第4面5d上に接着剤30を塗布する(供給する)。
次に、第4塗布工程S6では、第2基材1bにおける第4壁部16bの第4保持面11b上に接着剤30を塗布する(供給する)。
第3塗布工程S5及び第4塗布工程S6により、図7(b)に示すように、各光学部品5の第4面5dと、第2基材1bの第4保持面11bと、のそれぞれに接着剤30が塗布される。
次に、第2保持工程S7は、第1基材1aに一体的に保持された各光学部品5を、上下反転させて、第2基材1bに保持させる工程である。第2保持工程S7は、図6に示すように、第2当接工程S7aと、第2接合工程S7bとを有する。
まず、第2当接工程S7aでは、第2基材1bを、接着剤30が塗布された第4保持面11bが鉛直方向上方側(+Z側)となるように設置する。そして、第1基材1aに保持された光学部品5を、図7(b)に示す矢印のようにして上下反転させる。より詳細には、図7(c)に示すように、光学部品5の第4面5dが、鉛直方向下方側(−Z側)となるようにする。そして、光学部品5の第3面5cを、第3壁部15bの第3保持面10bに押し付けて当接させる。この工程により、第1基材1aに保持された光学部品5が、第3保持面10bと垂直な方向(Y軸方向)に位置決めされて保持される。
次に、第2接合工程S7bでは、接着剤30が供給された光学部品5の第4面5dと、接着剤30が供給された第2基材1bの第4保持面11bとを接合する。図7(c)に示すように、第1基材1aに保持された光学部品5を鉛直方向上方側(+Z側)から、第2基材1bに接近させる。そして、第4面5dと第4保持面11bとを接着剤30によって接着する。この工程により、第1基材1aに保持された光学部品5は、第4保持面11bと垂直な方向(Z軸方向)に位置決めされて保持される。
以上の工程により、第2保持工程S7が終了する。この工程により、図7(d)に示すように、各光学部品5は、第4保持面11bと第4面5dとの間に接着剤30を介して、第2基材1bに保持される。第2保持工程S7において、光学部品5の延在方向(X軸方向,第1方向)の位置決めは、第2切欠部13bを指標として行う。
次に、第2硬化工程S8では、第2基材1bの第4保持面11bと各光学部品5の第4面5dとの間に介在する接着剤30を硬化させる。硬化させる方法は、第1硬化工程S4と同様にできる。
以上の工程により、図7(d)に示すように、第1基材1aと第2基材1bとによって、各光学部品5が一体的に保持された本実施形態の光学結晶アセンブル2が製造される。
なお、図7(d)では、光学結晶アセンブル2は、図1及び図2(a)〜(c)に示す状態に対して、上下反転した状態で示している。
本実施形態によれば、各光学部品5が精度よく配置された光学結晶アセンブルが得られる。以下、図を用いて説明する。
図8(a),(b)は、本実施形態の光学結晶アセンブル2の効果を説明する説明図である。
本実施形態によれば、図8(a)に示すように、光学部品5の第1面5aを第1基材1aの第1保持面10aに押し当てて当接させることにより、第1保持面10aに垂直な方向(Y軸方向)に精度よく位置決めされる。第1保持面10aと第1面5aとの間には、接着剤30が介在しない。そのため、第1面5aを第1保持面10aに当接させた状態で、光学部品5の第2面5bを第1基材1aの第2保持面11aに接近させることができる。そして、光学部品5の第2面5bが第2保持面11aと接着剤30を介して接合されることにより、光学部品5は、第2保持面11aに垂直な方向(Z軸方向)に精度よく位置決めされる。したがって、各光学部品5が基材ユニット1の延在方向(X軸方向)に沿って直線的に精度よく配置された光学結晶アセンブルが得られる。
また、本実施形態によれば、図8(a),(b)に示すように、第2壁部16aの第2保持面11aには、第1孔部12aが形成されている。第1孔部12aは光学部品5の光学面5eと交差する領域の少なくとも一部を含むようにして形成されている。そのため、光学部品5の第2面5bと第2保持面11aとを接着する接着剤30の量が多いような場合であっても、図8(b)の矢印に示すように、過剰な接着剤30は、第1孔部12aから鉛直方向下方側(−Z側)に排出される。したがって、余剰な接着剤30が光学部品5の光学面5eに回り込むことが抑制され、信頼性に優れた光学結晶アセンブルが得られる。
また、本実施形態によれば、第1壁部15aの第1保持面10aには、第1切欠部13aが形成されている。第1切欠部13aは、光学面5eの延在方向(X軸方向)の位置が含まれる範囲に形成されている。そのため、光学部品5を第1基材1aに保持させる際に、第1切欠部13aを指標として、光学部品5を延在方向に位置決めする方法を採用できる。
また、本実施形態においては、第1切欠部13aは、延在方向において第1孔部12aの範囲内となるように形成されている。すなわち、図4(b)に示すように、第1孔部12aの幅W3は、第1切欠部13aの幅W4以上となっている。そのため、延在方向における第1切欠部13aが形成されている範囲内であれば、光学面5eがどの位置となるように光学部品5を設置した場合であっても、光学面5eの延在方向の位置を第1孔部12aの延在方向の範囲内とすることができる。言い換えると、光学面5eが第1孔部12a上となるようにして、光学部品5を第1基材1aに保持させることができる。
また、第3壁部15bの第3保持面10bには、第2切欠部13bが形成されている。第2切欠部13bは、光学面5eの延在方向(X軸方向)の位置が含まれる範囲に形成されている。そのため、上述したのと同様にして、光学部品5の光学面5eの延在方向の位置が、第2孔部12bの延在方向の範囲内となるように、光学部品5を第2基材1bに容易に保持させることができる。
また、本実施形態によれば、各光学部品5を、第1基材1aと第2基材1bとで挟んで保持するため、光学部品5の接着強度に優れた光学結晶アセンブルが得られる。
また、本実施形態によれば、光学部品5の第2面5bの面積は、第1面5aの面積よりも広い。そのため、接着剤30を塗布して第1基材1aの第2保持面11aと接着させる面として第2面5bを選択することで、光学部品5が第1基材1aと接着剤30を介して接着される面積を大きくできる。その結果、光学部品5の接着強度を向上できる。
また、光学部品5の第4面5dの面積は、第3面5cの面積よりも広い。そのため、接着剤30を塗布して第2基材1bの第4保持面11bと接着させる面として第4面5dを選択することで、光学部品5が第2基材1bと接着剤30を介して接着される面積を大きくできる。その結果、光学部品5の接着強度を向上できる。
また、本実施形態によれば、接着剤30として弾性接着剤を用いていることにより、光学デバイスの光学特性の低下を抑制することができる。
光学部品5と基材ユニット1とが半田やエポキシ系接着剤によって固定されている場合においては、光学部品5と基材ユニット1とが熱によって膨張した際に、光学部品5と基材ユニット1と間に応力が生じる。これは、光学部品5と基材ユニット1との熱膨張係数が異なるためである。このような応力が光学部品5に加えられると、光学部品5の光学特性が変質し、光学結晶アセンブル全体としての光学特性を低下させてしまう場合がある。
これに対して、本実施形態では、複数の光学部品5と基材ユニット1とが弾性接着剤で接着されている。そのため、熱膨張によって生じる応力は、弾性接着剤によって吸収される。これにより、光学部品5の光学特性が低下することを抑制できる。
また、本実施形態によれば、第1塗布工程S1と第2塗布工程S2とにおいて、第1基材1aの第2保持面11aと光学部品5の第2面5bとの両方に接着剤30を塗布する。これにより、接着される面の両方に接着剤30が塗布されるため、第2保持面11aと光学部品5の第2面5bとを接着する際に、接着界面に空隙が生じることを抑制できる。
第3塗布工程S5と第4塗布工程S6とにおいても、同様である。
したがって、光学部品5と基材ユニット1との接着強度に優れた光学結晶アセンブルが得られる。
また、本実施形態によれば、第2保持工程S7において、第1基材1aに保持された光学部品5を、上下反転させて鉛直方向上方側から第2基材1bに保持させる。そのため、第2基材1bの第4保持面11bと光学部品5の第4面5dとの間に塗布された接着剤30のうち過剰な分の接着剤30は、第2孔部12bから鉛直方向下方側へと排出される。その結果、第2基材1bに光学部品5を保持させる際に、接着剤30が光学面5eに回り込むことを抑制できる。
また、本実施形態では、第1硬化工程S4において、第2保持面11aと光学部品5の第2面5bとの間の接着剤30を硬化させる。そのため、第2保持工程S7において、光学部品5を上下反転させた際に、第2保持面11aと第2面5bとの間に介在する接着剤30が鉛直方向下方側に流動することを抑制できる。その結果、光学面5eに接着剤30が回り込むことを抑制できる。
なお、本実施形態においては、下記の構成及び方法を採用することもできる。
1つの第1孔部12aに対して、1つの光学面5eのみが平面視で重なるように、第1孔部12aが設けられてもよい。この場合においては、第1孔部12aが第2壁部16aを貫通する面積を低減できるため、基材ユニット1の強度を向上できる。
また、第1切欠部13aの幅W4は、第1孔部12aの幅W3よりも大きくてもよい。
第1切欠部13a及び第2切欠部13bは、どちらか一方が形成されていなくてもよく、また両方形成されていなくてもよい。
また、第1切欠部13a及び第2切欠部13bの代わりに、光学部品5を配置する際に基材ユニット1の延在方向(X軸方向)の位置指標となるような指標部を設ける構成であってもよい。指標部の構成としては、特に限定されず、例えば、第1壁部15a及び第3壁部15bに凹部や凸部を形成する構成でもよく、第1壁部15a及び第3壁部15bにアライメントマークを付すような構成であってもよい。
第2基材1bは、第1基材1aと異なる形状であってもよい。
第2孔部12bは、形成されていなくてもよい。
基材ユニット1は、第2基材1bを備えなくてもよい。
接着剤30は、弾性接着剤でなくてもよい。
第1硬化工程S4においては、接着剤30の流動が抑制される範囲内において、接着剤30を半硬化させてもよい。この場合においては、別途本硬化工程を設けてもよい。
第1硬化工程S4及び第2硬化工程S8は、省略してもよい。
第1塗布工程S1及び第2塗布工程S2のうち、どちらか一方の工程を省略してもよい。すなわち、第2保持面11aと第2面5bとのうち、どちらか一方に接着剤30を塗布することで、第1基材1aと光学部品5とを接着してもよい。
また、第3塗布工程S5及び第4塗布工程S6のうち、どちらか一方の工程を省略してもよい。すなわち、第4保持面11bと第4面5dとのうち、どちらか一方に接着剤30を塗布することで、第2基材1bと光学部品5とを接着してもよい。
第2保持工程S7においては、第1基材1aに保持された光学部品5を上下反転させなくてもよい。この場合においては、第2基材1bを鉛直方向上方側(+Z側)から、第1基材1aに保持された光学部品5に接近させて、光学部品5を第2基材1bに保持させてもよい。
次に、第2実施形態について説明する。
第2実施形態は、第1実施形態に対して、第1基材に第3保持面を有する第3壁部が備えられている点において異なる。
なお、上記実施形態と同様の構成については、適宜同一の符号を付けることにより説明を省略する。
図9(a),(b)は、本実施形態の光学結晶アセンブル4を示す図である。図9(a)は、正面図であり、図9(b)は、平面図である。図9(b)においては、第2基材3bの図示を省略している。
本実施形態の光学結晶アセンブル4は、図9(a),(b)に示すように、光学部品5と、基材ユニット3とを備えている。
図10及び図11(a),(b)は、基材ユニット3を示す図である。図10は、斜視図である。図11(a)は、正面図(YZ面図)である。図11(b)は、平面図(XY面図)である。図11(b)においては、第2基材3bの図示を省略している。
基材ユニット3は、図10及び図11(a)に示すように、第1基材3aと、第2基材3bとを備えている。
第1基材3aは、第1保持面50aを有する第1壁部52aと、第2保持面51aを有する第2壁部53と、第3保持面50bを有する第3壁部52bとを備えている。第1壁部52aと、第2壁部53と、第3壁部52bとによって、溝部54が形成されている。
第2保持面51aには、図11(b)に示すように、第2壁部53を第2保持面51aに垂直な方向(Z軸方向)に貫通する孔部(第1孔部)12cが形成されている。
第1壁部52a及び第3壁部52bには、切欠部(指標孔部,指標部)13cが形成されている。切欠部13cは、それぞれ第1壁部52a及び第3壁部52bを厚さ方向に貫通する。
第2基材3bは、図10に示すように、平面視矩形状の板状部材である。第2基材3bは、図11(a)に示すように、第4保持面51bを有している。
各光学部品5は、図9(a)に示すように、第1基材3aの溝部54内に収容されている。そして、光学部品5は、溝部54の開口部が第2基材3bによって閉塞されることで、基材ユニット3に保持されている。光学部品5の第1面5aは、第1基材3aの第1保持面50aと、接着剤30を介さずに当接している。光学部品5の第2面5bは、第1基材3aの第2保持面51aと接着剤30によって接着されている。光学部品5の第3面5cは、第1基材3aの第3保持面50bと、接着剤30を介さずに当接している。光学部品5の第4面5dは、第2基材3bの、第4保持面51bと接着剤30によって接着されている。
また、第2基材3bは、第1基材3aの第1壁部52a及び第3壁部52bと接着剤30によって接着されている。
本実施形態によれば、第1基材3aに形成された溝部54に光学部品5を挿入することによって、光学部品5を、第1保持面50a及び第3保持面50bと垂直な方向(Y軸方向)に位置決めできる。そして、第1保持面50a及び第3保持面50bと、第1面5a及び第3面5cと、の間には接着剤30が介在していないため、光学部品5を第1保持面50a及び第3保持面50bと垂直な方向に位置決めした状態で、光学部品5の第2面5bを第2保持面51aに接近させることができる。そして、第2面5bと第2保持面51aとを接着することで、光学部品5を第2保持面51aと垂直な方向(Z軸方向)に位置決めできる。したがって、各光学部品5が基材ユニット1の延在方向(X軸方向)に沿って直線的に精度よく配置された光学結晶アセンブルが得られる。
なお、本実施形態においては、下記の構成を採用してもよい。
第2基材3bの第4保持面51bには、光学部品5の光学面5eと交差する領域の少なくとも一部を含むようにして、第2基材3bを第4保持面51bに垂直な方向(Z軸方向)に貫通する孔部が形成されていてもよい。これにより、第2基材3bを光学部品5の第4面5dに接着する際に、過剰な接着剤30は孔部を介して外部に排出される。この場合において、第2基材3bと光学部品5とを接着する際には、光学部品5を鉛直方向上方側から第2基材3bに接近させて接着する方法を採用してもよい。
第2基材3bは、設けられなくてもよい。
第1壁部52aと第3壁部52bとのうち、どちらか一方には切欠部13cが形成されていなくてもよい。
また、第1壁部52aと第3壁部52bとの両方に切欠部13cが形成されていなくてもよい。
次に、第1実施形態の実施例として、実際に製造した光学結晶アセンブル2Aについて説明する。
光学結晶アセンブル2Aは、第1偏光子と、第2偏光子と、ファラデー回転子と、波長板とを備える構成とした。第1偏光子及び第2偏光子としては、YVOを用いた。ファラデー回転子としては、TGG単結晶を用いた。波長板としては、水晶によって構成されたλ/2板を用いた。
各光学部品を保持する第1基材及び第2基材の延在方向の長さは、78.68mmとした。当接壁部(当接面)の幅は、2.3mmとした。接着壁部(接着面)の幅は、5.5mmとした。各基材の厚みは、0.4mmとした。
各接着壁部には、それぞれ4つずつ孔部を形成した。孔部は、各接着面上で、各光学部品の光学面と交差する領域の少なくとも一部を貫通するように形成した。孔部は、平面視長円形状の2×3長穴とした。
各当接壁部には、当接壁部を貫通する切欠部を形成した。切欠部は、各光学部品の光学面の延在方向の位置を含むように形成した。切欠部の平面視(ZX面視)形状は、矩形状とした。切欠部の延在方向(X軸方向)長さは、0.5mmとした。切欠部の高さ方向(Z軸方向)の長さは、1mmとした。
次に、上述した光学結晶アセンブル2Aを用いた光アイソレータの実施例として、実際に製造した偏光無依存型の光アイソレータ70について説明する。
図12は、製造した光アイソレータ70を示す分解斜視図である。
図12に示すように、まず、光学結晶アセンブル2Aを磁気回路65内に挿入した。そして、磁気回路65に挿入された光学結晶アセンブル2Aを覆うようにして、前面パネル60と、側面パネル61と、後面パネル62と、底面パネル63と、天面パネル64とを設置した。これにより、光学結晶アセンブル2Aを用いた光アイソレータ70を製造した。前面パネル60及び後面パネル62には、それぞれアパーチャが設けられている。これにより、光学結晶アセンブルに入射する光を透過・遮断することができる。
また、比較例1として、光学部品を固定する基材として1枚の平板状部材を用いた場合の光アイソレータを製造した。光学部品の構成は、上記実施例と同様である。
また、比較例2として、上記実施例の光アイソレータ70に対して、光学結晶アセンブルの基材に孔部が形成されていない点においてのみ異なる光アイソレータを製造した。
製造した本実施例の光アイソレータ70及び比較例1,2の光アイソレータのそれぞれに、ファイバレーザを入射した。その結果、比較例1の光アイソレータでは、所望の光学特性が得られなかった。これは、基材に光学部品を保持させる際に、各光学部品の配置がずれてしまったためと考えられる。
また、比較例2の光アイソレータでは、光学結晶アセンブルの光学部品に破損が見られた。比較例2においては、光学部品の光学面が、固定用の接着剤が回り込むことによって汚染されていたためと考えられる。
これに対して、本実施例の光アイソレータ70では、所望の光学特性が得られた。本実施例においては、第1基材及び第2基材の当接面と接着面とによって、基材に対して光学部品が精度よく位置決めされているためと考えられる。これにより、本実施例によれば、光学部品が精度よく配置された光学結晶アセンブル及び光アイソレータが得られることが確かめられた。
また、本実施例の光アイソレータ70では、光学部品に破損は見られなかった。本実施例においては、各基材に孔部が形成されていることにより、過剰な接着剤は孔部を介して排出され、光学面に接着剤が回り込むことが抑制されたためと考えられる。これにより、本実施例によれば、光学面への接着剤の回り込みを抑制でき、信頼性に優れた光学結晶アセンブル及び光アイソレータが得られることが確かめられた。
なお、上記実施例では、第1実施形態の光学結晶アセンブルを用いたが、第2実施形態の光学結晶アセンブルを用いてもよい。
また、上記実施形態においては、本発明を偏光無依存型の光アイソレータに用いる光学結晶アセンブルに適用した例を示したが、これに限られない。例えば、本発明は、偏光依存型の光アイソレータに用いる光学結晶アセンブルや、光サーキュレータに用いる光学結晶アセンブルに適用することもできる。
1,3…基材ユニット(基材)、1a,3a…第1基材(基材)、1b,3b…第2基材、2…光学結晶アセンブル(光学デバイス)、5…光学部品、5a…第1面、5b…第2面、5c…第3面、5d…第4面、5e…光学面、10a…第1保持面、10b…第3保持面、11a…第2保持面、11b…第4保持面、12a…第1孔部、12b…第2孔部、12c…孔部(第1孔部)、13a…第1切欠部(指標孔部,指標部)、15a…第1壁部、16a…第2壁部、15b…第3壁部、16b…第4壁部、30…接着剤、52a…第1壁部、53…第2壁部、52b…第3壁部、70…光アイソレータ、L…光、S3…第1保持工程(保持工程)、S7…第2保持工程

Claims (12)

  1. 第1方向に沿って配列される複数の光学部品と、
    前記複数の光学部品が一体的に保持される基材と、を備え、
    前記光学部品のそれぞれは、光学面と、前記光学面と交差する第1面と、前記光学面及び前記第1面と交差する第2面と、を備え、
    前記基材は、前記光学部品と前記第1面で接着剤を介さずに当接したときに、前記光学部品を前記第1方向と交差する第2方向に位置決めして保持する第1保持面と、前記光学部品と接着剤を介して前記第2面を保持し、前記光学部品を前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に位置決めする第2保持面と、前記光学面の前記第1方向に関する位置決めの指標となる指標部と、前記第1保持面を有する第1壁部と、を備え、
    前記指標部は、前記光学面の前記第1方向の範囲で前記第1壁部を貫通する指標孔部を含むことを特徴とする光学デバイス。
  2. 第1方向に沿って配列される複数の光学部品と、
    前記複数の光学部品が一体的に保持される基材と、を備え、
    前記光学部品のそれぞれは、光学面と、前記光学面と交差する第1面と、前記光学面及び前記第1面と交差する第2面と、を備え、
    前記基材は、前記光学部品と前記第1面で接着剤を介さずに当接したときに、前記光学部品を前記第1方向と交差する第2方向に位置決めして保持する第1保持面と、前記光学部品と接着剤を介して前記第2面を保持し、前記光学部品を前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に位置決めする第2保持面と、前記第2保持面を有する第2壁部と、を備え、
    前記第2壁部は、前記第2保持面上で前記光学面と交差する領域の少なくとも一部を含む範囲で前記第2壁部を貫通する第1孔部を含むことを特徴とする光学デバイス。
  3. 前記第2面の面積は、前記第1面の面積よりも広いことを特徴とする請求項1または2に記載の光学デバイス。
  4. 第1方向に沿って配列される複数の光学部品と、
    前記複数の光学部品が一体的に保持される基材及び第2基材と、を備え、
    前記光学部品のそれぞれは、
    前記第1方向と交差する方向の断面が矩形状に形成され、
    光学面と、前記光学面と交差する第1面と、前記光学面及び前記第1面と交差する第2面と、前記第1面と対向する位置に配される第3面と、前記第2面と対向する位置に配される第4面と、を備え、
    前記基材は、前記光学部品と前記第1面で接着剤を介さずに当接したときに、前記光学部品を前記第1方向と交差する第2方向に位置決めして保持する第1保持面と、前記光学部品と接着剤を介して前記第2面を保持し、前記光学部品を前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に位置決めする第2保持面と、を備え、
    前記第2基材は、前記光学部品と前記第3面で接着材を介さずに当接して保持する第3保持面と、前記光学部品と接着剤を介して前記第4面を保持する第4保持面と、を備えることを特徴とする光学デバイス。
  5. 前記光学部品は、前記第1方向と交差する方向の断面が矩形状に形成され、前記第1面と対向する位置に配される第3面と、前記第2面と対向する位置に配される第4面とを備え、
    前記光学部品と前記第3面で接着材を介さずに当接して保持する第3保持面と、前記光学部品と接着剤を介して前記第4面を保持する第4保持面と、を有する第2基材を備えることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の光学デバイス。
  6. 第1方向に沿って配列される複数の光学部品と、
    前記複数の光学部品が一体的に保持される基材及び第2基材と、を備え、
    前記光学部品のそれぞれは、
    前記第1方向と交差する方向の断面が矩形状に形成され、
    光学面と、前記光学面と交差する第1面と、前記光学面及び前記第1面と交差する第2面と、前記第1面と対向する位置に配される第3面と、前記第2面と対向する位置に配される第4面と、を備え、
    前記基材は、前記光学部品と前記第1面で接着剤を介さずに当接したときに、前記光学部品を前記第1方向と交差する第2方向に位置決めして保持する第1保持面と、前記光学部品と接着剤を介して前記第2面を保持し、前記光学部品を前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に位置決めする第2保持面と、前記光学部品と前記第3面で接着剤を介さずに当接して保持する第3保持面と、を備え、
    前記第2基材は、前記光学部品と接着剤を介して前記第4面を保持する第4保持面を有することを特徴とする光学デバイス。
  7. 前記光学部品は、前記第1方向と交差する方向の断面が矩形状に形成され、前記第1面と対向する位置に配される第3面と、前記第2面と対向する位置に配される第4面とを備え、
    前記基材は、前記光学部品と前記第3面で接着剤を介さずに当接して保持する第3保持面を備え、
    前記光学部品と接着剤を介して前記第4面を保持する第4保持面を有する第2基材を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の光学デバイス。
  8. 前記第2基材は、前記第3保持面を有する第3壁部と、前記第4保持面を有する第4壁部と、を備え、
    前記第4壁部は、前記第4保持面上で前記光学面と交差する領域の少なくとも一部を含む範囲で前記第4壁部を貫通する第2孔部を含むことを特徴とする請求項4または5に記載の光学デバイス。
  9. 前記接着剤は、弾性接着剤である、請求項1から8のいずれか一項に記載の光学デバイス。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載の光学デバイスを備えることを特徴とする光アイソレータ。
  11. 第1保持面と、第2保持面と、を有する基材、及び、第3保持面を有する第3壁部と、第4保持面を有する第4壁部と、を有する第2基材を準備する工程と、
    光学面を有する複数の光学部品を第1方向に沿って前記基材に保持させる保持工程と、
    前記基材に保持された前記光学部品を、反転させて前記第2基材に保持させる第2保持工程と、
    を含み、
    前記保持工程は、前記光学部品の前記光学面と交差する第1面を前記基材の前記第1保持面に接着剤を介さずに当接させ、前記光学部品を前記第1方向と交差する第2方向に位置決めして保持する工程と、前記光学部品の前記光学面及び前記第1面と交差する第2面を、前記基材の前記第2保持面に接着剤を介して保持させ、前記光学部品を前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に位置決めする工程と、
    を含み、
    前記第2保持工程は、前記光学部品の前記第1面と対向する位置に配される第3面を前記第2基材の前記第3保持面に接着剤を介さずに当接させる工程と、前記光学部品の前記第2面と対向する位置に配される第4面を前記第2基材の前記第4保持面に接着剤を介して保持させる工程と、を含み、
    前記基材は、前記第1保持面を有する第1壁部と、前記第2保持面を有する第2壁部と、を有し、
    前記第2壁部は、前記第2保持面上で前記光学面と交差する領域の少なくとも一部を含む範囲で前記第2壁部を貫通する第1孔部を含み、
    前記第4壁部は、前記第4保持面上で前記光学面と交差する領域の少なくとも一部を含む範囲で前記第4壁部を貫通する第2孔部を含み、
    前記保持工程においては、前記複数の光学部品を鉛直方向上方側から、前記基材に保持させ、
    前記第2保持工程においては、前記基材に保持された前記複数の光学部品を鉛直方向上側から、前記第2基材に保持させることを特徴とする光学デバイス製造方法。
  12. 前記光学部品の第2面に前記接着剤を供給する工程と、
    前記基材の第2保持面に前記接着剤を供給する工程と、
    前記接着剤を供給した第2面と、前記接着剤を供給した前記第2保持面とを接合する工程と、を含むことを特徴とする請求項11に記載の光学デバイス製造方法。
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