JP2002196282A - 光アイソレータ - Google Patents
光アイソレータInfo
- Publication number
- JP2002196282A JP2002196282A JP2000397165A JP2000397165A JP2002196282A JP 2002196282 A JP2002196282 A JP 2002196282A JP 2000397165 A JP2000397165 A JP 2000397165A JP 2000397165 A JP2000397165 A JP 2000397165A JP 2002196282 A JP2002196282 A JP 2002196282A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical isolator
- permanent magnet
- square
- hole
- magnetic field
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
デー回転結晶と、前記ファラデー回転結晶に磁界を印加
する4角の貫通穴を有する永久磁石41とで構成される
光アイソレータにおいて、前記4角の貫通穴を有する永
久磁石41は、L字形の断面形状を有する2個の磁石素
片を組み合わせてなることを特徴とする光アイソレータ
とする。
Description
光計測器に用いられる光部品に係り、特に、光を一方向
には低損失で透過させ、逆方向には遮断する光アイソレ
ータに関する。
気信号に置き換えることなく、光信号のままで直接増幅
を行う光ファイバ増幅器や、1本の光ファイバで複数の
波長の光信号を伝送する波長多重光通信などの技術が実
用化されている。このような光通信システムを構成する
各種の光装置においては、順方向の光は透過させ、逆方
向の光は遮断する光アイソレータが数多く用いられてい
る。
転結晶などの光学素子と、ファラデー回転結晶に磁界を
印加する手段である永久磁石等から成る光デバイスであ
り、その従来例を図5に示す。
図であり、図5(a)は、光アイソレータの中心軸に垂
直な断面図であり、図5(b)は、光アイソレータの中
心軸を含む断面図である。
4角の断面形状を持つファラデー回転結晶52が配設さ
れ、その前後には、第1の偏光子53aと第2の偏光子
53bが備えられている。また、それらの素子を固定す
るホルダ54が用いられている。このような形状が、従
来例においては一般的であった。
アイソレータは、ファラデー回転結晶の周囲に永久磁石
を配設する構成となっている。これは、光アイソレータ
において一般的な形状であるが、この構成において光ア
イソレータの小型化および透過光領域の確保という2種
類の要求を共に満足させるためには、永久磁石の直径方
向の薄肉化が必要である。しかしながら、ファラデー回
転結晶による45°の偏光面回転を得るためには、一般
的に、かなり強い磁界を印加しなければならないため、
その永久磁石の薄肉化には限界がある。
置換希土類鉄ガーネットのように強磁性体である場合に
は、印加磁界としては、ファラデー回転結晶を磁気飽和
させるために必要な一定以上の磁界が必要である。
る場合には、ファラデー回転角は印加磁界強度に比例
し、例えば、CdMnHgTe系結晶においては、45度の
ファラデー回転角を得るためには、3000Oe以上の
磁界強度が必要になる。
いて、占有体積の小さい光アイソレータの形状が必要と
される。
アイソレータを提供することを課題とする。
光アイソレータをレーザ・ダイオードのチップと同じ基
板に実装して用いるものがある。この場合には、基板に
接する光アイソレータの底面は平坦である必要がある。
一方、ファラデー回転結晶素子を、ブールのファラデー
回転結晶から、歩留まり良く取得するためには、ファラ
デー回転結晶素子の形状は、直方体状であることが望ま
しい。
ソレータの外形面の間に、機能を成さない空間が存在す
ると、光アイソレータの占有体積が大きくなってしま
う。そこで、本発明の光アイソレータにおける磁界印加
手段は、外形が直方体状で、ファラデー回転結晶が入る
貫通穴の形状は4角穴であり、加工しやすい形状の永久
磁石の素片を組み合わせた永久磁石から成っている。
は、外形は直方体状で、4角の貫通穴を有する永久磁石
であって、L字形の断面形状を有する2個の磁石素片を
接着してなる永久磁石を、ファラデー回転結晶への磁界
印加手段として備えることができる。
は、外形は直方体状で、4角の貫通穴を有する永久磁石
であって、4角柱または5角柱の磁石素片を接着してな
る前記永久磁石を、ファラデー回転結晶への磁界印加手
段として備えることができる。
は、前記ファラデー回転結晶の形状は直方体状であり、
前記磁界印加手段の4角の貫通穴の内面に接着剤、低融
点ガラス、または金属半田で接着固定されていてもよ
い。
は、偏光子が前記磁界印加手段である永久磁石に接着固
定されていてもよい。
転結晶と、前記ファラデー回転結晶に磁界を印加する4
角の貫通穴を有す永久磁石とで構成される光アイソレー
タにおいて、前記4角の貫通穴を有す永久磁石は、L字
形の断面形状を有する2個の磁石素片を組み合わせてな
る光アイソレータである。
転結晶と、前記ファラデー回転結晶に磁界を印加する4
角の貫通穴を有す永久磁石とで構成される光アイソレー
タにおいて、前記4角の貫通穴を有す永久磁石は、4角
柱の磁石素片を組み合わせてなることを特徴とする光ア
イソレータである。
転結晶と、前記ファラデー回転結晶に磁界を印加する4
角の貫通穴を有す永久磁石とで構成される光アイソレー
タにおいて、前記4角の貫通穴を有す永久磁石は、5角
柱の磁石素片を組み合わせてなる光アイソレータであ
る。
永久磁石の外形形状は、直方体とする光アイソレータで
ある。
の形状は直方体であり、前記4角の貫通穴を有す永久磁
石の、4角の貫通穴の部分に接着剤、低融点ガラスまた
は金属はんだで接着固定されている光アイソレータであ
る。
加手段である永久磁石に接着固定されている光アイソレ
ータである。
ソレータについて、以下に説明する。
形態1の光アイソレータにおけるファラデー回転子部を
示す斜視図である。図1において、11aと11bは磁
石素片であり、12はファラデー回転結晶である。
系の単結晶から成り、0.8×0.8×2.5mmの直方
体状である。
B磁石またはSm-Co磁石を要求される外形寸法と温度
特性に応じて選択して用いる。磁石素片11aと11b
は、L字形の断面形状を持っている。そして、接着剤に
より接着固定されて、直方体の外形形状と4角柱の貫通
穴を有する組合せ型の永久磁石となっている。また、そ
の貫通穴の内面にファラデー回転結晶12が、接着剤、
低融点ガラス、または金属はんだにより固定されてい
る。
を用いた光アイソレータを示す斜視図である。図4の光
アイソレータにおいて、42aと42bは偏光ガラスで
あり、永久磁石41に接着剤、低融点ガラスまたは金属
ガラスを用いて固定されている。ここで、永久磁石41
の着磁は、前記永久磁石41が組み立てられた後に、光
アイソレータの中心軸方向に着磁されるものである。
を持っているので、平らな基板に接着して実装すること
ができる。また、角棒状の永久磁石に4角穴を開けた永
久磁石を用いるより、低コストで光アイソレータを作製
することができる。
形態2のファラデー回転子部を示す斜視図である。図2
において、21a,21b,21c,21dは、4角柱
状のNd-Fe-B磁石またはSm-Co磁石から成る磁石素
片である。また、22はファラデー回転結晶である。
態1の場合よりも、磁石素片の接着工数が増えるが、4
角柱状の磁石素片への加工の工数が減る。
形態3の光アイソレータによるファラデー回転子部を示
す斜視図である。図3において、31a,31b,31
c,31dは、5角柱状のNd-Fe-B磁石またはSm-C
o磁石から成る磁石素片である。また、32はファラデ
ー回転結晶である。
石素片を5角柱状に加工する工程が付加されるが、光学
断面内の磁界分布を改善することができる。
ても、実施の形態1と同様にして、2枚の偏光子を接着
固定して、光アイソレータを作製することができる。
形態3の光アイソレータの外観を示す斜視図である。
ソレータにおいては、永久磁石とファラデー回転結晶の
間に、従来例では存在した、機能をなさない空間を排除
している。その結果、磁石の外形が小型であるにもかか
わらず、磁石の断面積を増やし、磁界強度を確保した磁
界印加手段を有する小形の光アイソレータを提供するこ
とが可能となった。
り、基板平面への実装が可能で、光モジュール内での占
有体積の小さい光アイソレータを提供することが可能と
なった。
コストを削減することができる。
小型で実装しやすい光アイソレータを提供することがで
きる。
るファラデー回転子部を示す斜視図。
るファラデー回転子部を示す斜視図。
るファラデー回転子部を示す斜視図。
いずれかを用いた光アイソレータを示す斜視図。
(a)は、光アイソレータの中心軸に垂直な断面図であ
り、図5(b)は、光アイソレータの中心軸を含む断面
図。
1a,31b,31c,31d 磁石素片 12,22,32,52 ファラデー回転結晶 41,51 永久磁石 42a,42b 偏光ガラス 53a 第1の偏光子 53b 第2の偏光子 54 ホルダ
Claims (6)
- 【請求項1】 偏光子と、ファラデー回転結晶と、前記
ファラデー回転結晶に磁界を印加する4角の貫通穴を有
す永久磁石とで構成される光アイソレータにおいて、前
記4角の貫通穴を有す永久磁石は、L字形の断面形状を
有する2個の磁石素片を組み合わせてなることを特徴と
する光アイソレータ。 - 【請求項2】 偏光子と、ファラデー回転結晶と、前記
ファラデー回転結晶に磁界を印加する4角の貫通穴を有
す永久磁石とで構成される光アイソレータにおいて、前
記4角の貫通穴を有す永久磁石は、4角柱の磁石素片を
組み合わせてなることを特徴とする光アイソレータ。 - 【請求項3】 偏光子と、ファラデー回転結晶と、前記
ファラデー回転結晶に磁界を印加する4角の貫通穴を有
す永久磁石とで構成される光アイソレータにおいて、前
記4角の貫通穴を有す永久磁石は、5角柱の磁石素片を
組み合わせてなることを特徴とする光アイソレータ。 - 【請求項4】 前記4角の貫通穴を有す永久磁石の外形
形状は、直方体とすることを特徴とする請求項1ないし
3のいずれかに記載の光アイソレータ。 - 【請求項5】 前記ファラデー回転結晶の形状は直方体
であり、前記4角の貫通穴を有す永久磁石の、4角の貫
通穴の部分に接着剤、低融点ガラスまたは金属はんだで
接着固定されていることを特徴とする請求項1ないし4
のいずれかに記載の光アイソレータ。 - 【請求項6】 前記偏光子が前記磁界印加手段である永
久磁石に接着固定されていることを特徴とする請求項1
ないし5のいずれか記載の光アイソレータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000397165A JP2002196282A (ja) | 2000-12-27 | 2000-12-27 | 光アイソレータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000397165A JP2002196282A (ja) | 2000-12-27 | 2000-12-27 | 光アイソレータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002196282A true JP2002196282A (ja) | 2002-07-12 |
Family
ID=18862327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000397165A Pending JP2002196282A (ja) | 2000-12-27 | 2000-12-27 | 光アイソレータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002196282A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008158314A (ja) * | 2006-12-25 | 2008-07-10 | Namiki Precision Jewel Co Ltd | 短波長光用ファラデー回転子及びそのファラデー回転子を備えた光アイソレータ |
WO2010115393A1 (de) * | 2009-04-09 | 2010-10-14 | Jt Optical Engine Gmbh + Co. Kg | Anordnung mehrer magneten für einen faraday-rotator |
EP3051330A1 (en) * | 2013-09-24 | 2016-08-03 | Fujikura Ltd. | Optical device, optical device manufacturing method, and optical isolator |
US11409144B2 (en) * | 2016-04-26 | 2022-08-09 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Optical isolator |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61114421A (ja) * | 1984-09-14 | 1986-06-02 | プレ−・エレクトロフアインメカニツシエ・ウエルケ・ヤコブ・プレ−・ナツハフオ−ゲル・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニ− | 押しボタン |
JPH07159731A (ja) * | 1993-12-09 | 1995-06-23 | Fuji Elelctrochem Co Ltd | 光アイソレータ |
JPH11258549A (ja) * | 1998-03-12 | 1999-09-24 | Tokin Corp | 光サーキュレータ |
JP2000221448A (ja) * | 1999-02-04 | 2000-08-11 | Tokin Corp | 光アイソレータ |
-
2000
- 2000-12-27 JP JP2000397165A patent/JP2002196282A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61114421A (ja) * | 1984-09-14 | 1986-06-02 | プレ−・エレクトロフアインメカニツシエ・ウエルケ・ヤコブ・プレ−・ナツハフオ−ゲル・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニ− | 押しボタン |
JPH07159731A (ja) * | 1993-12-09 | 1995-06-23 | Fuji Elelctrochem Co Ltd | 光アイソレータ |
JPH11258549A (ja) * | 1998-03-12 | 1999-09-24 | Tokin Corp | 光サーキュレータ |
JP2000221448A (ja) * | 1999-02-04 | 2000-08-11 | Tokin Corp | 光アイソレータ |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008158314A (ja) * | 2006-12-25 | 2008-07-10 | Namiki Precision Jewel Co Ltd | 短波長光用ファラデー回転子及びそのファラデー回転子を備えた光アイソレータ |
WO2010115393A1 (de) * | 2009-04-09 | 2010-10-14 | Jt Optical Engine Gmbh + Co. Kg | Anordnung mehrer magneten für einen faraday-rotator |
EP3051330A1 (en) * | 2013-09-24 | 2016-08-03 | Fujikura Ltd. | Optical device, optical device manufacturing method, and optical isolator |
EP3051330A4 (en) * | 2013-09-24 | 2017-05-03 | Fujikura Ltd. | Optical device, optical device manufacturing method, and optical isolator |
US10073235B2 (en) | 2013-09-24 | 2018-09-11 | Fujikura Ltd. | Optical device, method of manufacturing optical device, and optical isolator |
US11409144B2 (en) * | 2016-04-26 | 2022-08-09 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Optical isolator |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100287596B1 (ko) | 광아이솔레이터 | |
JP2018205586A (ja) | 光アイソレータ及び半導体レーザモジュール | |
JP2002196282A (ja) | 光アイソレータ | |
EP0707230B1 (en) | Optical isolator | |
JPH09325299A (ja) | 光アイソレータ付き光ファイバ端子及びこれを用いた半導体レーザモジュール | |
JP4548988B2 (ja) | 光アイソレータ付きレセプタクルとその組立方法 | |
EP3422060A1 (en) | Optical isolator module | |
JP2000241765A (ja) | ファラデーローテータ及び光アイソレータ | |
JP4351339B2 (ja) | 光部品の製造方法 | |
JPH11167085A (ja) | 光アイソレータ及び光アイソレータ付き光ファイバ端子 | |
JP4540155B2 (ja) | 光アイソレータ | |
JP3997795B2 (ja) | 半導体モジュールの製造方法 | |
JP2002082309A (ja) | 光アイソレータ | |
JPH11258549A (ja) | 光サーキュレータ | |
JP2006126607A (ja) | 光アイソレータ | |
JP2005055554A (ja) | 可変光アッテネータモジュール | |
JPH04233510A (ja) | 光アイソレータ | |
JPH0387814A (ja) | 光アイソレータ | |
JP2004062006A (ja) | 光アイソレータ | |
JP2003329975A (ja) | 光デバイスとその製造方法 | |
JP2003315735A (ja) | 光アイソレータ | |
JPH03137615A (ja) | 光アイソレータの製造方法 | |
WO2003098324A1 (fr) | Isolateur optique du type maintenu par ferrule et son procede de fabrication | |
JP2003329973A (ja) | 光アイソレータ素子とその製造方法 | |
JP2000235167A (ja) | 光サーキュレータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20060822 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071102 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101110 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101116 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110315 |